JPH09323897A - 作業用アーム - Google Patents
作業用アームInfo
- Publication number
- JPH09323897A JPH09323897A JP14245996A JP14245996A JPH09323897A JP H09323897 A JPH09323897 A JP H09323897A JP 14245996 A JP14245996 A JP 14245996A JP 14245996 A JP14245996 A JP 14245996A JP H09323897 A JPH09323897 A JP H09323897A
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- JP
- Japan
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- arm
- bracket
- work
- holding
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高所における取付作業等を一人の作業者で行
うことができるとともに、作業者の労力の軽減を図るこ
とができる作業用アームを得る。 【解決手段】 作業台24の開口縁部にアーム支持部材
14を配設し、このアーム支持部材14に、第一アーム
11、第二アーム12および第三アーム13からなる水
平旋回アームを取り付けている。このため、作業台24
への作業用アーム10の取り付けを容易に行うことがで
きるとともに、作業台24に搭乗した作業者が各アーム
11〜13を簡単に旋回させることができ、第三アーム
13の先端に配設されたPHSアンテナ取付ブラケット
30等の保持部材を所望の位置へ容易に移動させること
ができる。
うことができるとともに、作業者の労力の軽減を図るこ
とができる作業用アームを得る。 【解決手段】 作業台24の開口縁部にアーム支持部材
14を配設し、このアーム支持部材14に、第一アーム
11、第二アーム12および第三アーム13からなる水
平旋回アームを取り付けている。このため、作業台24
への作業用アーム10の取り付けを容易に行うことがで
きるとともに、作業台24に搭乗した作業者が各アーム
11〜13を簡単に旋回させることができ、第三アーム
13の先端に配設されたPHSアンテナ取付ブラケット
30等の保持部材を所望の位置へ容易に移動させること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車の作業
台に取り付けられ、先端部の保持部材により保持対象物
を保持して作業台に搭乗した作業者の作業を補助し、高
所における作業を効率よく行うための作業用アームに関
する。
台に取り付けられ、先端部の保持部材により保持対象物
を保持して作業台に搭乗した作業者の作業を補助し、高
所における作業を効率よく行うための作業用アームに関
する。
【0002】
【従来の技術】電柱の上部において配線工事等を行う場
合、車体上に起伏・伸縮作動等が自在なブームを設ける
とともに、このブームの先端部に作業者が搭乗可能な作
業台が設けられた高所作業車が用いられる。
合、車体上に起伏・伸縮作動等が自在なブームを設ける
とともに、このブームの先端部に作業者が搭乗可能な作
業台が設けられた高所作業車が用いられる。
【0003】例えば、PHSアンテナの電柱への取付工
事を行う場合、PHSアンテナは電柱から水平方向に張
り出すように取り付けられる。このため、アンテナの基
端部を電柱にボルト締めすることによって取り付けるわ
けであるが、ボルトをしっかりと締め付けるまでは、他
の作業者がアンテナを支えておく必要がある。
事を行う場合、PHSアンテナは電柱から水平方向に張
り出すように取り付けられる。このため、アンテナの基
端部を電柱にボルト締めすることによって取り付けるわ
けであるが、ボルトをしっかりと締め付けるまでは、他
の作業者がアンテナを支えておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、PHSアン
テナの取付作業においては、電柱から若干離して作業台
を位置させ、この作業台に搭乗した一人の作業者が作業
台内でアンテナを手で持って支え、もう一人が電柱に登
ってアンテナを電柱に取り付けるためのボルト締め付け
作業を行っていた。このため、二人の作業者が必要とな
り作業コストの上昇に繋がるとともに、作業者の労力が
増大するという問題があった。
テナの取付作業においては、電柱から若干離して作業台
を位置させ、この作業台に搭乗した一人の作業者が作業
台内でアンテナを手で持って支え、もう一人が電柱に登
ってアンテナを電柱に取り付けるためのボルト締め付け
作業を行っていた。このため、二人の作業者が必要とな
り作業コストの上昇に繋がるとともに、作業者の労力が
増大するという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、高所における取付作業等を一人の作業者
で行うことができるとともに、作業者の労力の軽減を図
ることができる作業用アームを提供することを目的とし
ている。
たものであり、高所における取付作業等を一人の作業者
で行うことができるとともに、作業者の労力の軽減を図
ることができる作業用アームを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の作業用アームは、上方が開口した有
底箱状に形成された作業台の開口縁部にアーム支持部材
を配設している。アーム支持部材には水平旋回アームが
水平旋回自在に取り付けられ、さらにこの水平旋回アー
ムには保持対象物の保持を行う保持部材が設けられてい
る。
るために、本発明の作業用アームは、上方が開口した有
底箱状に形成された作業台の開口縁部にアーム支持部材
を配設している。アーム支持部材には水平旋回アームが
水平旋回自在に取り付けられ、さらにこの水平旋回アー
ムには保持対象物の保持を行う保持部材が設けられてい
る。
【0007】このように構成された作業用アームにおい
ては、アーム支持部材が作業台の開口縁部に取り付けら
れるようになっているため、作業用アームの作業台への
取り付けを簡単に行うことができる。そして、作業台に
作業用アームを取り付けた後は、水平旋回アームの水平
旋回を行うことにより保持部材を所望の位置に容易に移
動させることができる。
ては、アーム支持部材が作業台の開口縁部に取り付けら
れるようになっているため、作業用アームの作業台への
取り付けを簡単に行うことができる。そして、作業台に
作業用アームを取り付けた後は、水平旋回アームの水平
旋回を行うことにより保持部材を所望の位置に容易に移
動させることができる。
【0008】なお、水平旋回アームは、複数のアーム部
材を水平旋回自在な構成とすることが好ましく、このよ
うな構成とすることにより、保持部材によって保持させ
る保持対象物の保持位置の微調整を行うことができる。
材を水平旋回自在な構成とすることが好ましく、このよ
うな構成とすることにより、保持部材によって保持させ
る保持対象物の保持位置の微調整を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。まず、本発明
に係る作業用アームにおける保持部材としてPHSアン
テナ取付ブラケットを備えた高所作業車について、図1
を用いて説明する。この高所作業車20の車体21の後
部には、複数のブーム部材からテレスコピックに(入れ
子式に)構成された伸縮自在なブーム23が、車体21
に対して旋回自在な旋回台22に起伏自在に取り付けら
れている。このブーム23の先端には、図示しないレベ
リング機構によって常時水平状態を維持して、作業台2
4が水平方向に首振自在に配設されている。この作業台
24は上方が開口した有底箱状に形成され、作業台24
に搭乗した作業者は、旋回台22およびブーム23の各
作動を通じて任意の高所に移動することができる。
態について図面を参照しながら説明する。まず、本発明
に係る作業用アームにおける保持部材としてPHSアン
テナ取付ブラケットを備えた高所作業車について、図1
を用いて説明する。この高所作業車20の車体21の後
部には、複数のブーム部材からテレスコピックに(入れ
子式に)構成された伸縮自在なブーム23が、車体21
に対して旋回自在な旋回台22に起伏自在に取り付けら
れている。このブーム23の先端には、図示しないレベ
リング機構によって常時水平状態を維持して、作業台2
4が水平方向に首振自在に配設されている。この作業台
24は上方が開口した有底箱状に形成され、作業台24
に搭乗した作業者は、旋回台22およびブーム23の各
作動を通じて任意の高所に移動することができる。
【0010】作業台24の上端面には、作業用アーム1
0が取り付けられている。この作業用アーム10は、ア
ーム支持部材14の上面にアーム支持部材14に対して
水平旋回自在に取り付けられた第一アーム11と、この
第一アーム11に対して水平旋回自在に構成されて水平
方向に延びた第二アーム12と、この第二アーム12に
対して水平旋回自在に構成されて水平方向に延びた第三
アーム13と、この第三アーム13の先端部において上
方に伸びて配設されたPHSアンテナ取付ブラケット3
0とから構成されている。
0が取り付けられている。この作業用アーム10は、ア
ーム支持部材14の上面にアーム支持部材14に対して
水平旋回自在に取り付けられた第一アーム11と、この
第一アーム11に対して水平旋回自在に構成されて水平
方向に延びた第二アーム12と、この第二アーム12に
対して水平旋回自在に構成されて水平方向に延びた第三
アーム13と、この第三アーム13の先端部において上
方に伸びて配設されたPHSアンテナ取付ブラケット3
0とから構成されている。
【0011】アーム支持部材14は、図2から図4に示
すように複数の角パイプ14a〜14fによって矩形の
枠状に形成されたフレーム部と、このフレーム部の底面
に固着された底板14gとから構成されている。フレー
ム部は、作業台24の前後方向の長さと等しい長さで形
成され、作業台24の前後方向に伸びて配設される2本
の第一および第二角パイプ14a,14bと、この2本
の角パイプ14a,14bを横方向で繋いで固着された
4本の第三、第四、第五および第六角パイプ14c,1
4d,14e,14fとからなる。ここで、各角パイプ
14a〜14fで仕切られるとともに、底板14gによ
って塞がれた3箇所の凹部14h,14h,14hは、
工具入れとして用いられる。
すように複数の角パイプ14a〜14fによって矩形の
枠状に形成されたフレーム部と、このフレーム部の底面
に固着された底板14gとから構成されている。フレー
ム部は、作業台24の前後方向の長さと等しい長さで形
成され、作業台24の前後方向に伸びて配設される2本
の第一および第二角パイプ14a,14bと、この2本
の角パイプ14a,14bを横方向で繋いで固着された
4本の第三、第四、第五および第六角パイプ14c,1
4d,14e,14fとからなる。ここで、各角パイプ
14a〜14fで仕切られるとともに、底板14gによ
って塞がれた3箇所の凹部14h,14h,14hは、
工具入れとして用いられる。
【0012】フレーム部の前後端部を構成する第三およ
び第六角パイプ14c,14fの左右方向のほぼ中間部
には、それぞれ第一アーム取付用ボス15,15が取り
付けられている。この第一アーム取付用ボス15,15
は、詳細を後述する第一アーム11の下面に設けられた
枢支軸11bの回転保持が可能な内径を有する保持孔1
5aが上方に開口して形成されている。
び第六角パイプ14c,14fの左右方向のほぼ中間部
には、それぞれ第一アーム取付用ボス15,15が取り
付けられている。この第一アーム取付用ボス15,15
は、詳細を後述する第一アーム11の下面に設けられた
枢支軸11bの回転保持が可能な内径を有する保持孔1
5aが上方に開口して形成されている。
【0013】アーム支持部材14は、作業台24の上端
面(開口縁部)24aに載置された状態で固定金具によ
って作業台24に固定されるが、この固定金具は、側面
側固定金具16と、底面側固定金具17とからなる。側
面側固定金具16は、断面形状がL字状に形成され、第
一角パイプ14aの外側面(作業台24の外側に面する
側面)における前後と、第三角パイプ14cおよび第六
角パイプ14fの外側面に着脱自在に配設される。
面(開口縁部)24aに載置された状態で固定金具によ
って作業台24に固定されるが、この固定金具は、側面
側固定金具16と、底面側固定金具17とからなる。側
面側固定金具16は、断面形状がL字状に形成され、第
一角パイプ14aの外側面(作業台24の外側に面する
側面)における前後と、第三角パイプ14cおよび第六
角パイプ14fの外側面に着脱自在に配設される。
【0014】各角パイプ14a等における側面側固定金
具16の取付位置には、タップ14iが形成され、側面
側固定金具16にはこのタップ14iに対応した位置に
貫通孔が形成されている。そして、作業台24の上端部
に形成されたフランジ部24bの底面に下部16aを引
っかけた状態で、丸頭ローレットボルトRを用いて側面
側固定金具16を各角パイプ14a等に固定可能に構成
されている。
具16の取付位置には、タップ14iが形成され、側面
側固定金具16にはこのタップ14iに対応した位置に
貫通孔が形成されている。そして、作業台24の上端部
に形成されたフランジ部24bの底面に下部16aを引
っかけた状態で、丸頭ローレットボルトRを用いて側面
側固定金具16を各角パイプ14a等に固定可能に構成
されている。
【0015】底面側固定金具17は、これもL字状に形
成されており、水平面17aが底板14gの下面に当接
し、垂直面17bが作業台24の内周面24cに面する
ようになっている。水平面17aには内周面24cの方
向に伸びて長穴17cが形成されており、この長穴17
cを貫通して底板14gに螺合される取付用ネジNによ
って、底面側固定金具17が底板14gに取り付けられ
る。ここで、底面側固定金具17は、各角パイプ14a
等を挟んで側面側固定金具16に相対した位置に計4個
配設されている。
成されており、水平面17aが底板14gの下面に当接
し、垂直面17bが作業台24の内周面24cに面する
ようになっている。水平面17aには内周面24cの方
向に伸びて長穴17cが形成されており、この長穴17
cを貫通して底板14gに螺合される取付用ネジNによ
って、底面側固定金具17が底板14gに取り付けられ
る。ここで、底面側固定金具17は、各角パイプ14a
等を挟んで側面側固定金具16に相対した位置に計4個
配設されている。
【0016】このように構成された固定金具16,17
によれば、アーム支持部材14を作業台24の上端面2
4a上に載置した状態で各底面側固定金具17の垂直面
17bが内周面24cに当接するように、底板14gに
対して各底面側固定金具17をスライドさせた後、取付
用ネジNを用いて固定する。そして、側面側固定金具1
6を取り外した状態で作業台24の上端面24aにアー
ム支持部材14を載置し、フランジ部24bの底面に下
部16aを引っかけるようにして丸頭ローレットボルト
Rを用いて側面側固定金具16を各角パイプ14a等に
取り付ける。
によれば、アーム支持部材14を作業台24の上端面2
4a上に載置した状態で各底面側固定金具17の垂直面
17bが内周面24cに当接するように、底板14gに
対して各底面側固定金具17をスライドさせた後、取付
用ネジNを用いて固定する。そして、側面側固定金具1
6を取り外した状態で作業台24の上端面24aにアー
ム支持部材14を載置し、フランジ部24bの底面に下
部16aを引っかけるようにして丸頭ローレットボルト
Rを用いて側面側固定金具16を各角パイプ14a等に
取り付ける。
【0017】これにより、作業台24のフランジ部24
aを両固定金具16,17で挟むようにして配設される
ため、アーム支持部材14は作業台24に対して前後、
左右および上下方向に動くことなくしっかりと保持され
る。
aを両固定金具16,17で挟むようにして配設される
ため、アーム支持部材14は作業台24に対して前後、
左右および上下方向に動くことなくしっかりと保持され
る。
【0018】このようにして作業台24に取り付けられ
たアーム支持部材14には、図5に示すように、第一ア
ーム11が水平旋回自在に配設される。第一アーム11
は、角パイプによって形成された第一アーム本体11a
と、この第一アーム本体11aの基端部において下方に
伸びて配設された枢支軸11bと、第一アーム本体11
aの先端部において後述する第二アーム12に設けられ
た枢支軸12bの回転保持が可能な内径を有する保持孔
11dが上方に開孔して形成された第二アーム取付用ボ
ス11cが配設されている。
たアーム支持部材14には、図5に示すように、第一ア
ーム11が水平旋回自在に配設される。第一アーム11
は、角パイプによって形成された第一アーム本体11a
と、この第一アーム本体11aの基端部において下方に
伸びて配設された枢支軸11bと、第一アーム本体11
aの先端部において後述する第二アーム12に設けられ
た枢支軸12bの回転保持が可能な内径を有する保持孔
11dが上方に開孔して形成された第二アーム取付用ボ
ス11cが配設されている。
【0019】このように構成された第一アーム11は、
枢支軸11bを第一アーム取付用ボス15の保持孔15
a内に挿入することによって、アーム支持部材14に対
して水平旋回自在に保持される。なお、第一アーム取付
用ボス15にはその外周面から保持孔15aを貫通する
雌ネジが形成されており、この雌ネジには第一アームロ
ックネジ18aが螺合可能に構成されている。このた
め、第一アームロックネジ18aをねじ込んでいくと、
第一アームロックネジ18aの先端部が枢支軸11bに
当接して第一アーム11を所望の水平旋回角度でロック
させることができる。
枢支軸11bを第一アーム取付用ボス15の保持孔15
a内に挿入することによって、アーム支持部材14に対
して水平旋回自在に保持される。なお、第一アーム取付
用ボス15にはその外周面から保持孔15aを貫通する
雌ネジが形成されており、この雌ネジには第一アームロ
ックネジ18aが螺合可能に構成されている。このた
め、第一アームロックネジ18aをねじ込んでいくと、
第一アームロックネジ18aの先端部が枢支軸11bに
当接して第一アーム11を所望の水平旋回角度でロック
させることができる。
【0020】なお、第一アーム取付用ボス15,15
は、アーム支持部材14の前後に設けられているため、
作業位置に応じていずれかの第一アーム取付用ボス15
へ第一アーム11の取付を行うようにすればよい。ま
た、第一アーム取付用ボス15に挿入保持させた後であ
っても、第一アームロックネジ18aを緩めることによ
り、簡単に第一アーム11の取外しを行うことができ
る。
は、アーム支持部材14の前後に設けられているため、
作業位置に応じていずれかの第一アーム取付用ボス15
へ第一アーム11の取付を行うようにすればよい。ま
た、第一アーム取付用ボス15に挿入保持させた後であ
っても、第一アームロックネジ18aを緩めることによ
り、簡単に第一アーム11の取外しを行うことができ
る。
【0021】第一アーム11の先端部には、第二アーム
12が水平旋回自在に配設されている。第二アーム12
は、第一アーム11と同様に角パイプによって形成され
た第二アーム本体12aと、基端部において下方に伸び
る枢支軸12bと、先端部に設けられた第三アーム取付
用ボス12cとからなる。
12が水平旋回自在に配設されている。第二アーム12
は、第一アーム11と同様に角パイプによって形成され
た第二アーム本体12aと、基端部において下方に伸び
る枢支軸12bと、先端部に設けられた第三アーム取付
用ボス12cとからなる。
【0022】そして、枢支軸12bを第二アーム取付用
ボス11cの保持孔11d内に挿入することによって、
第一アーム11に対して水平旋回自在に保持される。な
お、第二アーム取付用ボス11cには前記ボス15と同
様に第二アームロックネジ18bが螺合可能に構成され
ており、この第二アームロックネジ18bのねじ込みを
行うことにより第二アーム12を第一アーム11に対し
て所望の水平旋回角度でロックさせることができる。
ボス11cの保持孔11d内に挿入することによって、
第一アーム11に対して水平旋回自在に保持される。な
お、第二アーム取付用ボス11cには前記ボス15と同
様に第二アームロックネジ18bが螺合可能に構成され
ており、この第二アームロックネジ18bのねじ込みを
行うことにより第二アーム12を第一アーム11に対し
て所望の水平旋回角度でロックさせることができる。
【0023】第二アーム12の先端部には、第三アーム
13が水平旋回自在に配設されている。第三アーム13
も、第一アーム11、第二アーム12と同様に角パイプ
によって形成された第三アーム本体13aを有して構成
されているが、基端部の枢支軸13bは上方に伸びて配
設されている。そして、先端部にはブラケット支持軸1
3cが設けられている。
13が水平旋回自在に配設されている。第三アーム13
も、第一アーム11、第二アーム12と同様に角パイプ
によって形成された第三アーム本体13aを有して構成
されているが、基端部の枢支軸13bは上方に伸びて配
設されている。そして、先端部にはブラケット支持軸1
3cが設けられている。
【0024】そして、枢支軸13bを第三アーム取付用
ボス12cの保持孔12d内に下方から挿入し、保持孔
13dの内径よりも大きい外径を有して円板状に形成さ
れた保持プレート13eを支持軸13bの上端面にネジ
止めすることにより、第二アーム12に対して水平旋回
自在に保持される。そして、第三アームロックネジ18
cのねじ込みを行うことにより第三アーム13を第二ア
ーム12に対して所望の水平旋回角度でロックさせるこ
とができる。
ボス12cの保持孔12d内に下方から挿入し、保持孔
13dの内径よりも大きい外径を有して円板状に形成さ
れた保持プレート13eを支持軸13bの上端面にネジ
止めすることにより、第二アーム12に対して水平旋回
自在に保持される。そして、第三アームロックネジ18
cのねじ込みを行うことにより第三アーム13を第二ア
ーム12に対して所望の水平旋回角度でロックさせるこ
とができる。
【0025】なお、上記の作業用アーム10において
は、第二アーム12の下面に第三アーム13を配設した
場合について説明したが、第三アーム13を第二アーム
12の上面に配設するようにしてももちろんよい。な
お、第二アーム12の枢支軸12bの下端面にも前記保
持プレート13eと同様に形成された保持プレート12
eがネジ止めされており、ロックネジ18bおよび18
cを緩めただけでは各アーム11〜13が外れることは
ない。
は、第二アーム12の下面に第三アーム13を配設した
場合について説明したが、第三アーム13を第二アーム
12の上面に配設するようにしてももちろんよい。な
お、第二アーム12の枢支軸12bの下端面にも前記保
持プレート13eと同様に形成された保持プレート12
eがネジ止めされており、ロックネジ18bおよび18
cを緩めただけでは各アーム11〜13が外れることは
ない。
【0026】さらに、後述するブラッケト取付用ボス3
1を含め、各ボス15等に形成された保持孔15a等に
は、潤滑油を浸含させたブッシュ(いわゆるドライベア
リング)Dが配設されており、各アーム11等の水平旋
回を滑らかに行わせることができるようになっている。
1を含め、各ボス15等に形成された保持孔15a等に
は、潤滑油を浸含させたブッシュ(いわゆるドライベア
リング)Dが配設されており、各アーム11等の水平旋
回を滑らかに行わせることができるようになっている。
【0027】このように構成された第三アーム13の先
端部には、PHSアンテナ取付ブラケット30が水平旋
回自在に保持される。PHSアンテナ取付ブラケット3
0は、図6にも示すようにブラケット支持軸13cに挿
入保持されるブラケット取付用ボス31と、このブラケ
ット取付用ボス31の上端面から上方に伸びて配設され
た下部ブラケット部材32と、この下部ブラケット部材
32の内側に位置する上部ブラケット部材33と、この
上部ブラケット部材33の上端面に取り付けられるアン
テナ保持部材34とからなる。
端部には、PHSアンテナ取付ブラケット30が水平旋
回自在に保持される。PHSアンテナ取付ブラケット3
0は、図6にも示すようにブラケット支持軸13cに挿
入保持されるブラケット取付用ボス31と、このブラケ
ット取付用ボス31の上端面から上方に伸びて配設され
た下部ブラケット部材32と、この下部ブラケット部材
32の内側に位置する上部ブラケット部材33と、この
上部ブラケット部材33の上端面に取り付けられるアン
テナ保持部材34とからなる。
【0028】下部ブラケット部材32は、上方および前
後方向が開放したコの字形に形成され、側面に保持孔3
2aおよび上下方向に伸びる長穴32bが形成されてい
る。上部ブラケット部材33は、下方および前後方向が
開放したコの字形に形成され、下部ブラケット部材32
内側空間内を上下に移動可能に構成されている。このよ
うに構成された下部および上部ブラケット部材32,3
3は、図6および図7(A)に示すように上部ブラケッ
ト部材33が下部ブラケット部材32に対して上動した
位置で保持される。
後方向が開放したコの字形に形成され、側面に保持孔3
2aおよび上下方向に伸びる長穴32bが形成されてい
る。上部ブラケット部材33は、下方および前後方向が
開放したコの字形に形成され、下部ブラケット部材32
内側空間内を上下に移動可能に構成されている。このよ
うに構成された下部および上部ブラケット部材32,3
3は、図6および図7(A)に示すように上部ブラケッ
ト部材33が下部ブラケット部材32に対して上動した
位置で保持される。
【0029】上部ブラケット33の保持は、下部ブラケ
ット32の上部に形成された保持孔32aおよび上部ブ
ラケット33の下部に形成された保持孔33aに保持ピ
ン36を挿入することによってなされる。ここで、一本
の保持ピン36によって保持させることとすると、下部
ブラケット32に対して上部ブラケット33が回転して
しまう。このため、上部ブラケット33において長穴3
2bの上端部に対応する位置に長穴32bを貫通して上
部ブラケット33に固着されるガイドピン33aを設け
るとともに、下部ブラケット32の上部における前面を
覆うストッパプレート32aを取り付けている。
ット32の上部に形成された保持孔32aおよび上部ブ
ラケット33の下部に形成された保持孔33aに保持ピ
ン36を挿入することによってなされる。ここで、一本
の保持ピン36によって保持させることとすると、下部
ブラケット32に対して上部ブラケット33が回転して
しまう。このため、上部ブラケット33において長穴3
2bの上端部に対応する位置に長穴32bを貫通して上
部ブラケット33に固着されるガイドピン33aを設け
るとともに、下部ブラケット32の上部における前面を
覆うストッパプレート32aを取り付けている。
【0030】このように構成された下部および上部ブラ
ケット32,33によれば、両ブラケット32,33の
後部の保持孔32a,33aに保持ピンを挿入すれば、
上部ブラケット33の前端面が33bがストッパプレー
ト32aの内側面32cに当接するため、回転すること
なく下部ブラケット32の上方において上部ブラケット
33が上方に伸びて保持される。
ケット32,33によれば、両ブラケット32,33の
後部の保持孔32a,33aに保持ピンを挿入すれば、
上部ブラケット33の前端面が33bがストッパプレー
ト32aの内側面32cに当接するため、回転すること
なく下部ブラケット32の上方において上部ブラケット
33が上方に伸びて保持される。
【0031】上部ブラケット33の上端面には、アンテ
ナ支持部材34が前後方向に伸びて取り付けられてい
る。アンテナ支持部材34は、上部ブラケット33に取
り付けられて前後方向および上方が開口したコの字形に
形成された下部支持部材34aと、下部支持部材34a
の上方の開口を覆うようにして前後方向および下方が開
口して形成された上部支持部材34bとからなり、両支
持部材34a,34bの各辺が合わさった状態で、両支
持部材34a,34bを繋いで側面に取り付けられた蝶
番37および蝶番37が取り付けられた面と相対する側
面に取り付けられたパチン錠38によって係止される。
ナ支持部材34が前後方向に伸びて取り付けられてい
る。アンテナ支持部材34は、上部ブラケット33に取
り付けられて前後方向および上方が開口したコの字形に
形成された下部支持部材34aと、下部支持部材34a
の上方の開口を覆うようにして前後方向および下方が開
口して形成された上部支持部材34bとからなり、両支
持部材34a,34bの各辺が合わさった状態で、両支
持部材34a,34bを繋いで側面に取り付けられた蝶
番37および蝶番37が取り付けられた面と相対する側
面に取り付けられたパチン錠38によって係止される。
【0032】このようにして係止された状態において
は、アンテナ保持部材34は中空の角パイプ状に形成さ
れることとなる。そして、このアンテナ保持部材34に
おける中空空間内においてアンテナAの保持を行う。ア
ンテナAの保持を行うには、まずパチン錠38を解除し
て上部支持部材34bを開き、下部支持部材34aの内
周空間内にアンテナAを載置した後、上部支持部材34
bを閉じてパチン錠38を係止させることにより、下部
および上部支持部材34a,34bによってアンテナA
を挟持するようにして保持する。なお、各支持部材34
a,34bの内周には当てゴム(クッション)35が取
り付けられており、アンテナAを傷つけないようにして
しっかりと保持する。
は、アンテナ保持部材34は中空の角パイプ状に形成さ
れることとなる。そして、このアンテナ保持部材34に
おける中空空間内においてアンテナAの保持を行う。ア
ンテナAの保持を行うには、まずパチン錠38を解除し
て上部支持部材34bを開き、下部支持部材34aの内
周空間内にアンテナAを載置した後、上部支持部材34
bを閉じてパチン錠38を係止させることにより、下部
および上部支持部材34a,34bによってアンテナA
を挟持するようにして保持する。なお、各支持部材34
a,34bの内周には当てゴム(クッション)35が取
り付けられており、アンテナAを傷つけないようにして
しっかりと保持する。
【0033】このようにして、PHSアンテナ取付ブラ
ケット30にアンテナAを保持させた後は、ブーム23
の起伏・伸縮作動を行うとともに、各アーム11〜13
の旋回作動を行ってアンテナAを電柱Dにおけるアンテ
ナ取付位置に移動し、その位置で保持させる。そして、
作業台24に搭乗した作業者が取付金具の取付用ボルト
Bの締め付けを行うことにより、一人の作業者で確実に
アンテナAの取り付けを行うことができる。
ケット30にアンテナAを保持させた後は、ブーム23
の起伏・伸縮作動を行うとともに、各アーム11〜13
の旋回作動を行ってアンテナAを電柱Dにおけるアンテ
ナ取付位置に移動し、その位置で保持させる。そして、
作業台24に搭乗した作業者が取付金具の取付用ボルト
Bの締め付けを行うことにより、一人の作業者で確実に
アンテナAの取り付けを行うことができる。
【0034】次に、電柱DにアンテナAを取り付けた後
に、アンテナAからPHSアンテナ取付ブラケット30
の取外しを行う場合について図7(B)を参照して説明
する。アンテナ取付ブラケット30を取り外す場合に
は、まず保持ピン36を抜き、その後パチン錠を解除し
て上部支持部材34bを開く。これにより、アンテナA
からアンテナ取付ブラケット30が外れ、ガイドピン3
3aが長穴32b内を下降することにより上部ブラケッ
ト33が下部ブラケット32の内側を下降する。
に、アンテナAからPHSアンテナ取付ブラケット30
の取外しを行う場合について図7(B)を参照して説明
する。アンテナ取付ブラケット30を取り外す場合に
は、まず保持ピン36を抜き、その後パチン錠を解除し
て上部支持部材34bを開く。これにより、アンテナA
からアンテナ取付ブラケット30が外れ、ガイドピン3
3aが長穴32b内を下降することにより上部ブラケッ
ト33が下部ブラケット32の内側を下降する。
【0035】このようにして上部ブラケット33が落し
込まれた状態においては、長穴32bの下端部でガイド
ピン33aの下降が停止するが、上部ブラケット33の
後側は、下部ブラケット32の底板に当接するまで下降
しようとする。このため、上部ブラケット33は前上が
りに斜めになった状態となり、アンテナAからの取外し
をより容易に行わせることができる。
込まれた状態においては、長穴32bの下端部でガイド
ピン33aの下降が停止するが、上部ブラケット33の
後側は、下部ブラケット32の底板に当接するまで下降
しようとする。このため、上部ブラケット33は前上が
りに斜めになった状態となり、アンテナAからの取外し
をより容易に行わせることができる。
【0036】なお、アーム支持部材14における第一お
よび第二角パイプ14a,14bの外側側面には計4個
の取手19,19が取り付けられており、この取手19
にはナイロンベルトNBが取り付けられている。このナ
イロンベルトNBは、図2には表されてはいないが、第
二角パイプ14bの外側側面に取り付けられた取手(取
手19と同様に構成されている)に係止可能に構成され
ている。これにより、アーム支持部材14の上方に作業
用アーム10を位置させた状態において、作業用アーム
10の上にナイロンベルトNBを掛け渡して反対側の取
手に係止させることにより、アーム支持部材14に対し
て作業用アーム10を固定させることができる。
よび第二角パイプ14a,14bの外側側面には計4個
の取手19,19が取り付けられており、この取手19
にはナイロンベルトNBが取り付けられている。このナ
イロンベルトNBは、図2には表されてはいないが、第
二角パイプ14bの外側側面に取り付けられた取手(取
手19と同様に構成されている)に係止可能に構成され
ている。これにより、アーム支持部材14の上方に作業
用アーム10を位置させた状態において、作業用アーム
10の上にナイロンベルトNBを掛け渡して反対側の取
手に係止させることにより、アーム支持部材14に対し
て作業用アーム10を固定させることができる。
【0037】次に、図8を参照して本発明に係る作業用
アームにおける保持部材として電話線接続作業用ブラケ
ット40を設けた作業用アーム110について説明す
る。この作業用アーム110においては、アーム支持部
材14、第一アーム11および第二アーム12は、前記
作業用アーム10におけるアーム支持部材14等と同一
の構成であるため詳細な説明は省略する。
アームにおける保持部材として電話線接続作業用ブラケ
ット40を設けた作業用アーム110について説明す
る。この作業用アーム110においては、アーム支持部
材14、第一アーム11および第二アーム12は、前記
作業用アーム10におけるアーム支持部材14等と同一
の構成であるため詳細な説明は省略する。
【0038】作業用アーム110は、第三アーム13に
代えて電話線接続作業用ブラケット40が、第二アーム
12先端部上面に水平旋回自在に配設されている。電話
線接続作業用ブラケット40は、工具箱Pの保持を行う
ものであり、第二アーム12の先端部に設けられた第三
アーム取付用ボス12cの保持孔12d内に挿入するこ
とにより回転保持が可能なブラケット枢支軸41と、こ
のブラケット枢支軸41の上端面に水平方向に広がって
設けられたトレー42と、このトレー42の上面に配設
された工具箱保持金具43とからなる。
代えて電話線接続作業用ブラケット40が、第二アーム
12先端部上面に水平旋回自在に配設されている。電話
線接続作業用ブラケット40は、工具箱Pの保持を行う
ものであり、第二アーム12の先端部に設けられた第三
アーム取付用ボス12cの保持孔12d内に挿入するこ
とにより回転保持が可能なブラケット枢支軸41と、こ
のブラケット枢支軸41の上端面に水平方向に広がって
設けられたトレー42と、このトレー42の上面に配設
された工具箱保持金具43とからなる。
【0039】このように構成された電話線接続作業用ブ
ラケット40によれば、トレー42の上面に、作業用の
部品および作業用の工具等を入れた工具箱Pを載せた状
態で電話線の接続部のケースの下方に移動することによ
り、作業位置近傍に部品および工具を位置させることが
できるため、効率よく電話線の接続作業を行うことがで
きる。
ラケット40によれば、トレー42の上面に、作業用の
部品および作業用の工具等を入れた工具箱Pを載せた状
態で電話線の接続部のケースの下方に移動することによ
り、作業位置近傍に部品および工具を位置させることが
できるため、効率よく電話線の接続作業を行うことがで
きる。
【0040】なお、工具箱保持金具43は、L字状に形
成されて載置した工具箱Pの4隅を囲むように配設され
ているため、作業中に工具箱Pがずれることがない。ま
た、トレー42は、工具箱Pの外形寸法よりも大きく形
成されているため、工具箱の周囲のスペースに工具や部
品を載せておくことができるとともに、接続作業に伴っ
て発生したゴミ等を地上に落下させないようにすること
ができる。
成されて載置した工具箱Pの4隅を囲むように配設され
ているため、作業中に工具箱Pがずれることがない。ま
た、トレー42は、工具箱Pの外形寸法よりも大きく形
成されているため、工具箱の周囲のスペースに工具や部
品を載せておくことができるとともに、接続作業に伴っ
て発生したゴミ等を地上に落下させないようにすること
ができる。
【0041】次に、図9を参照して本発明に係る作業用
アームにおける保持部材として10対パット接続作業用
ブラケット50を設けた作業用アーム210について説
明する。この作業用アーム210においても、アーム支
持部材14、第一アーム11および第二アーム12は、
前記作業用アーム10におけるアーム支持部材14等と
同一の構成であるため詳細な説明は省略する。
アームにおける保持部材として10対パット接続作業用
ブラケット50を設けた作業用アーム210について説
明する。この作業用アーム210においても、アーム支
持部材14、第一アーム11および第二アーム12は、
前記作業用アーム10におけるアーム支持部材14等と
同一の構成であるため詳細な説明は省略する。
【0042】作業用アーム210は、電話線接続作業用
ブラケット40に代えて、10対パット接続作業用ブラ
ケット50が、第二アーム12先端部上面に水平旋回自
在に配設されている。10対パット接続作業用ブラケッ
ト50は、コネクタCの保持を行うとともに電話線Eの
接続を行うものである。そして、第二アーム12の先端
部に設けられた第三アーム取付用ボス12cの保持孔1
2d内に挿入することにより回転保持が可能なブラケッ
ト枢支軸51と、このブラケット枢支軸51の上端面に
水平方向に伸びて配設され、昇降軸53が昇降自在な貫
通孔52aが先端部において上下方向に貫通して形成さ
れた水平アーム52とを有している。
ブラケット40に代えて、10対パット接続作業用ブラ
ケット50が、第二アーム12先端部上面に水平旋回自
在に配設されている。10対パット接続作業用ブラケッ
ト50は、コネクタCの保持を行うとともに電話線Eの
接続を行うものである。そして、第二アーム12の先端
部に設けられた第三アーム取付用ボス12cの保持孔1
2d内に挿入することにより回転保持が可能なブラケッ
ト枢支軸51と、このブラケット枢支軸51の上端面に
水平方向に伸びて配設され、昇降軸53が昇降自在な貫
通孔52aが先端部において上下方向に貫通して形成さ
れた水平アーム52とを有している。
【0043】水平アーム52の前方側面には、貫通孔5
2aに繋がるブレーキ配設孔52bが形成されており、
このブレーキ配設孔52bにはブレーキパッド54が配
設されている。水平アーム52の前方外周には、ブレー
キ配設孔52bを覆ってエンドキャップ56が螺合され
ており、このエンドキャップ56には、ブレーキパッド
54を昇降軸53に押し付けるためのロックネジ55が
螺合される雌ネジが形成されている。
2aに繋がるブレーキ配設孔52bが形成されており、
このブレーキ配設孔52bにはブレーキパッド54が配
設されている。水平アーム52の前方外周には、ブレー
キ配設孔52bを覆ってエンドキャップ56が螺合され
ており、このエンドキャップ56には、ブレーキパッド
54を昇降軸53に押し付けるためのロックネジ55が
螺合される雌ネジが形成されている。
【0044】昇降軸53の上端には、10対パット接続
作業台57が配設されている。10対パット接続作業と
は、10芯の電話線等の通信線をコネクタに接続するた
めの作業であり、10対パット接続作業台57には、こ
のコネクタを保持するためのコネクタ保持孔57aが形
成されている。また、10対パット接続作業台57の側
面には圧着操作用のハンドル58が設けられている。
作業台57が配設されている。10対パット接続作業と
は、10芯の電話線等の通信線をコネクタに接続するた
めの作業であり、10対パット接続作業台57には、こ
のコネクタを保持するためのコネクタ保持孔57aが形
成されている。また、10対パット接続作業台57の側
面には圧着操作用のハンドル58が設けられている。
【0045】このように構成された作業用アーム210
においては、各アーム11,12を水平旋回させるとと
もに、昇降軸53の昇降作動を行って、電柱間に配設さ
れた電話線Eの近傍に10対パット接続作業台57を移
動させる。そして、ロックネジ55を締め付けることに
より、水平アーム52に対して昇降軸53をしっかりと
固定させる。ここで、昇降軸53の外周にはローレット
加工が施されているため、ブレーキパッド54を押し付
ければ、10対パット接続作業台57の自重によって昇
降軸53が下降してしまうことがない。
においては、各アーム11,12を水平旋回させるとと
もに、昇降軸53の昇降作動を行って、電柱間に配設さ
れた電話線Eの近傍に10対パット接続作業台57を移
動させる。そして、ロックネジ55を締め付けることに
より、水平アーム52に対して昇降軸53をしっかりと
固定させる。ここで、昇降軸53の外周にはローレット
加工が施されているため、ブレーキパッド54を押し付
ければ、10対パット接続作業台57の自重によって昇
降軸53が下降してしまうことがない。
【0046】このようにして作業位置で保持された作業
用アーム210における10対パット接続作業台57の
コネクタ保持孔57a内にコネクタCを挿入して保持さ
せ、圧着操作用のハンドル58の倒伏作動を行うことに
より、電話線EのコネクタCへの圧着を行うことができ
るため、作業台24に搭乗した作業者が10対パット接
続作業を容易に行うことができる。
用アーム210における10対パット接続作業台57の
コネクタ保持孔57a内にコネクタCを挿入して保持さ
せ、圧着操作用のハンドル58の倒伏作動を行うことに
より、電話線EのコネクタCへの圧着を行うことができ
るため、作業台24に搭乗した作業者が10対パット接
続作業を容易に行うことができる。
【0047】次に、図10を参照して本発明に係る作業
用アームにおける保持部材として塗装作業用ブラケット
60を設けた作業用アーム310について説明する。こ
の作業用アーム310においても、アーム支持部材1
4、第一アーム11および第二アーム12は、前記作業
用アーム10におけるアーム支持部材14等と同一の構
成であるため詳細な説明は省略する。
用アームにおける保持部材として塗装作業用ブラケット
60を設けた作業用アーム310について説明する。こ
の作業用アーム310においても、アーム支持部材1
4、第一アーム11および第二アーム12は、前記作業
用アーム10におけるアーム支持部材14等と同一の構
成であるため詳細な説明は省略する。
【0048】作業用アーム310は、10対パット接続
作業用ブラケット50に代えて、塗装作業用ブラケット
60が、第二アーム12先端部上面に水平旋回自在に配
設されている。塗装作業用ブラケット60は塗料缶Kの
保持を行うものであり、第二アーム12の先端部に設け
られた第三アーム取付用ボス12cの保持孔12d内に
挿入することにより回転保持が可能なブラケット枢支軸
61と、このブラケット枢支軸61の上端面に水平方向
に広がって設けられたトレー62と、このトレー62に
形成された塗料缶挿入孔62a,62aと、この塗料缶
挿入孔62a,62aから下方に伸びて配設された塗料
缶受け63,63とからなる。
作業用ブラケット50に代えて、塗装作業用ブラケット
60が、第二アーム12先端部上面に水平旋回自在に配
設されている。塗装作業用ブラケット60は塗料缶Kの
保持を行うものであり、第二アーム12の先端部に設け
られた第三アーム取付用ボス12cの保持孔12d内に
挿入することにより回転保持が可能なブラケット枢支軸
61と、このブラケット枢支軸61の上端面に水平方向
に広がって設けられたトレー62と、このトレー62に
形成された塗料缶挿入孔62a,62aと、この塗料缶
挿入孔62a,62aから下方に伸びて配設された塗料
缶受け63,63とからなる。
【0049】このように構成された作業用アーム310
においては、塗料缶挿入孔62aから塗料缶受け63に
塗料缶Kを載置することにより、作業用アーム310の
先端部において塗料缶Kを簡単に且つ、確実に保持させ
ることができる。さらに、塗料缶Kの外周にはトレー6
2が位置することとなるため、塗料缶T内の塗料を刷毛
に取るとき等に、塗料缶Kの外に塗料がこぼれてもこの
トレー62で受けることができるため下に落ちることが
ない。そして、各アーム11,12を水平旋回させるこ
とにより塗料缶Kを所望の位置に容易に移動させること
ができるため、高所における塗装作業を効率よく行うこ
とができる。
においては、塗料缶挿入孔62aから塗料缶受け63に
塗料缶Kを載置することにより、作業用アーム310の
先端部において塗料缶Kを簡単に且つ、確実に保持させ
ることができる。さらに、塗料缶Kの外周にはトレー6
2が位置することとなるため、塗料缶T内の塗料を刷毛
に取るとき等に、塗料缶Kの外に塗料がこぼれてもこの
トレー62で受けることができるため下に落ちることが
ない。そして、各アーム11,12を水平旋回させるこ
とにより塗料缶Kを所望の位置に容易に移動させること
ができるため、高所における塗装作業を効率よく行うこ
とができる。
【0050】なお、上記の作業用アーム10において
は、水平旋回アームを3本のアーム11,12,13に
よって構成し、作業用アーム110〜310において
は、水平旋回アームを2本のアーム11,12によって
構成した場合について説明したが、水平旋回アームを構
成するアームの本数は2本もしくは3本に限られるもの
ではなく、一本あるいは4本以上の複数本に構成するよ
うにしてもよい。
は、水平旋回アームを3本のアーム11,12,13に
よって構成し、作業用アーム110〜310において
は、水平旋回アームを2本のアーム11,12によって
構成した場合について説明したが、水平旋回アームを構
成するアームの本数は2本もしくは3本に限られるもの
ではなく、一本あるいは4本以上の複数本に構成するよ
うにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の作業用アームによ
れば、作業台の開口縁部にアーム支持部材を配設し、こ
のアーム支持部材に水平旋回アームを取り付けているた
め、作業台への作業用アームの取り付けを容易に行うこ
とができるとともに、作業台に搭乗した作業者が水平旋
回アームを簡単に旋回させることができる。このため、
水平旋回アームの先端に配設された保持部材を、保持対
象物の保持位置へ容易に移動させることができる。
れば、作業台の開口縁部にアーム支持部材を配設し、こ
のアーム支持部材に水平旋回アームを取り付けているた
め、作業台への作業用アームの取り付けを容易に行うこ
とができるとともに、作業台に搭乗した作業者が水平旋
回アームを簡単に旋回させることができる。このため、
水平旋回アームの先端に配設された保持部材を、保持対
象物の保持位置へ容易に移動させることができる。
【0052】また、水平旋回アームは、複数のアーム部
材を水平旋回自在に連結して構成することが好ましく、
このような構成とすることにより保持部材の移動位置の
微調整を容易に行うことができる。
材を水平旋回自在に連結して構成することが好ましく、
このような構成とすることにより保持部材の移動位置の
微調整を容易に行うことができる。
【図1】本発明に係る作業用アームを備えた高所作業車
の側面図である。
の側面図である。
【図2】上記作業用アームにおけるアーム支持部材の斜
視図である。
視図である。
【図3】上記アーム支持部材の図2におけるIII矢視
の部分拡大図である。
の部分拡大図である。
【図4】上記アーム支持部材の図3におけるIV−IV
断面図である。
断面図である。
【図5】上記作業用アームの水平旋回アームおよびPH
Sアンテナ取付ブラケットの側面図である。
Sアンテナ取付ブラケットの側面図である。
【図6】上記PHSアンテナ取付ブラケットの斜視図で
ある。
ある。
【図7】上記PHSアンテナ取付ブラケットでPHSア
ンテナを保持している状態を(A)に示し、保持を解除
した状態を(B)に示す。
ンテナを保持している状態を(A)に示し、保持を解除
した状態を(B)に示す。
【図8】本発明に係る作業用アームにおける保持部材の
一例である電話線接続作業用ブラケットの斜視図であ
る。
一例である電話線接続作業用ブラケットの斜視図であ
る。
【図9】本発明に係る作業用アームにおける保持部材の
一例である10対パット接続作業用ブラケットの斜視図
である。
一例である10対パット接続作業用ブラケットの斜視図
である。
【図10】本発明に係る作業用アームにおける保持部材
の一例である塗装作業用ブラケットの斜視図である。
の一例である塗装作業用ブラケットの斜視図である。
10 作業用アーム 11 第一アーム 12 第二アーム 13 第三アーム 14 アーム支持部材 20 高所作業車 24 作業台 30 PHSアンテナ取付ブラケット 40 電話線接続作業用ブラケット 50 10対パット接続作業用ブラケット 60 塗装作業用ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 広幸 北海道札幌市西区発寒十四条4−2−70 株式会社北海道アイチ内 (72)発明者 本間 寿樹 北海道積丹郡積丹町大字美国町字船潤318 番地 長内通信株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 車体上に配設された昇降装置により前記
車体に対して昇降自在に設けられて上方が開口した有底
箱状に形成された作業台に配設され、前記作業台に搭乗
した作業者が行う作業を補助するための作業用アームで
あって、 前記作業台の開口縁部に取り付けられたアーム支持部材
と、 このアーム支持部材に対して水平旋回自在に取り付けら
れた水平旋回アームと、 この水平旋回アームの先端部に取り付けられ、保持対象
物の保持を行う保持部材とからなることを特徴とする作
業用アーム。 - 【請求項2】 前記水平旋回アームが、水平旋回自在に
連結して構成された複数のアーム部材からなることを特
徴とする請求項1に記載の作業用アーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14245996A JPH09323897A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 作業用アーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14245996A JPH09323897A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 作業用アーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09323897A true JPH09323897A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15315817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14245996A Pending JPH09323897A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 作業用アーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09323897A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114589709A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-06-07 | 国网河北省电力有限公司雄安新区供电公司 | 一种高空作业机械手 |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP14245996A patent/JPH09323897A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114589709A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-06-07 | 国网河北省电力有限公司雄安新区供电公司 | 一种高空作业机械手 |
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