JPH09323843A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH09323843A
JPH09323843A JP8146043A JP14604396A JPH09323843A JP H09323843 A JPH09323843 A JP H09323843A JP 8146043 A JP8146043 A JP 8146043A JP 14604396 A JP14604396 A JP 14604396A JP H09323843 A JPH09323843 A JP H09323843A
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roller
rotation
paper
gear
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JP8146043A
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Inventor
Taketo Yanagisawa
武人 柳澤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、搬送ローラを回転させるための電動
機の負担が小さく、且つローラ軸の材料コストが安価な
用紙搬送装置を提供することを課題とする。 【解決手段】用紙を連続して搬送する装置において、支
持部材51a、51aと、前記用紙が移動する用紙搬送
路の領域に用紙搬送方向に間隔を存する位置で前記用紙
搬送方向に対して直交する方向に配置されて前記支持部
材に支持され前記用紙の幅より短い長さの複数のローラ
軸53、53と、これら各ローラ軸に夫々設けられこの
ローラ軸を介して前記支持部材に回転自在に支持された
複数の搬送ローラ54、55と、これら各搬送ローラの
端面に一体に設けられた最終回転伝達体57、58と、
前記用紙搬送路の領域に設けられた電動機27と、この
電動機の回転を前記最終回転伝達体に伝達する回転伝達
手段とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばファクシミリ
装置における原稿読取り部に用いられる用紙搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置における原稿読
取り部について図8ないし図12を参照して説明する。
図8はファクシミリ装置を示している。
【0003】図8において1はファクシミリ装置の装置
ケース、2は操作キーなどを備えて装置ケース1の上面
部に上下回動可能に設けられた操作パネル、3は装置ケ
ース1と操作パネル2との組み合わせた部分に設けられ
た送信用原稿を読取る原稿読取り部、4は装置ケース1
に設けられ受信した情報を記録紙Tに記録する受信記録
部である。
【0004】原稿読取り部3について説明する。図8に
示すように装置ケース1の上面部には原稿Pを積層して
セットする原稿台5が設けられ、且つこの装置ケース1
の上面部には原稿台5から原稿PをC方向へ搬送して装
置ケース1の上面部と操作パネル2との間を通して外側
へ排出する原稿搬送路Rが設定されている。なお、図1
1に示すように装置ケース1の上面部は上面板1aとし
て形成され、操作パネル2の下面部は下面板2aとして
形成されている。
【0005】図9ないし図11は原稿読取り部3におい
て自給ローラおよび搬送ローラを設ける構成を示す正面
図、平面図および断面図である。図11の断面図は図9
のB−B線に沿って破断したものである。
【0006】原稿搬送路Rにおいて操作パネル2の下面
板2aと装置ケース1の上面板1aとの間には次に述べ
る構成の部品が設けられている。
【0007】操作パネル2に面した装置ケース1の上面
板1aには原稿搬送方向に沿い間隔を存する位置に2本
のローラ軸11、12が原稿搬送方向に対して直角な方
向に沿って配置してある。この2本のローラ軸11、1
2の搬送する原稿Pの幅より長い長さを有しており、図
12(a)に示すように中央部にローラ軸11、12の
長さより短い長さの搬送ローラ13、14が取付けてあ
る。搬送ローラ13、14をローラ軸11、12より短
くするのは、材料コストを低減するためである。装置ケ
ース1の上面板1aにおける原稿搬送路Rの両側部には
原稿搬送方向に沿う一対の支持部材15a、15bが取
付けられている。各ローラ軸11、12の両端はこの支
持部材15a、15bに装着した軸受16に回転自在に
支持されている。
【0008】ローラ軸11に対して原稿搬送方向上流側
にローラ軸17が原稿搬送方向に対して直角な方向に沿
って配置してあり、このローラ軸17の両端は一対の支
持部材15a、15bに装着した軸受16に回転自在に
支持されている。このローラ軸17は原稿Pの幅より長
い長さを有しており、中央部にローラ軸17の長さより
短い長さの給紙ローラ18が取付けてある。ローラ軸1
1、12の間には原稿Pの幅より長い長さを有する読取
りセンサ19が原稿搬送方向に対して直角な方向に沿っ
て配置してあり、この読取りセンサ19の両端は一対の
支持部材15a、15bに固定されている。なお、これ
ら各ローラ13、14、18は上面板1aに形成した開
口から外側(原稿搬送通路R)に露出している。
【0009】操作パネル2にはローラ軸11、12に対
向してローラ軸20、21が設けられ、このローラ軸2
0、21には搬送ローラ13、14に接触する従動ロー
ラ22、23が取付けてある。
【0010】ここで、給紙ローラ18および搬送ローラ
13、14を回転駆動する機構について述べる。搬送ロ
ーラ13、14を取付けたローラ軸11、12の一端に
は歯車24、25が取付けられており、給紙ローラ18
を取付けたローラ軸17の一端には歯車26が取付けら
れている。一方の支持部材15aには電動機27が装着
してあり、この電動機27の出力軸27aには歯車26
に噛合する歯車28および歯車24に噛合する歯車29
が取付けてある。
【0011】なお、各ローラ軸11、12に歯車24、
25を取付けるためには、例えば図12(b)に示すよ
うに各ローラ軸11、12の端部を切欠して断面D形に
形成するとともに、各歯車24、25におけるローラ軸
を通す孔をD形に形成して、ローラ軸11、12の端部
をD形孔に通して固定することにより、歯車24、25
の回転をローラ軸11、12へ伝達する。
【0012】また、一方の支持部材15aにおいてロー
ラ軸11とローラ軸12とのとの間に設けた軸30、3
1、32には相互に噛合する歯車33、34、35が取
付けてあり、歯車33は歯車24に噛合するとともに歯
車35は歯車25に噛合している。
【0013】そして、電動機27を回転駆動すると、そ
の回転は歯車29、24を介してローラ軸11へ伝達さ
れて搬送ローラ13が回転され、さらに歯車33、3
4、35を介してローラ軸12へ伝達されて搬送ローラ
14が回転される。また、電動機27の回転は歯車2
8、26を介してローラ軸17に伝達されて給紙ローラ
18が回転される。なお、搬送ローラ13、14の回転
により従動ローラ22、23も回転する。
【0014】このように構成した原稿読取り部4の作動
は次の通りである。装置ケース1の上面板1aおよび原
稿台5に原稿Pを積層して載置して、原稿Pの先端を給
紙ローラ18に当接する。給紙ローラ18の回転により
原稿Pを一枚づつ繰り出して、搬送ローラ13と従動ロ
ーラ22との間に通す。回転する搬送ローラ13と従動
ローラ22は原稿Pをセンサ19上を通過させて搬送ロ
ーラ13と従動ローラ23までC方向に搬送する。この
時、センサ19は原稿Pに記載してある上方を読み取
る。さらに、搬送ローラ14と従動ローラ23は回転し
てその間に原稿Pを通して装置ケース1の外側へ搬送す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように構成したフ
ァクシミリ装置における原稿読取り部4には次に述べる
問題がある。
【0016】原稿読取り部4に搬送ローラ13、14を
設ける構成は、搬送する原稿Pの幅より長いローラ軸1
1、12を用意し、このローラ軸11、12の中央部に
原稿Pの幅より大幅に短い搬送ローラ13、14を取付
け、且つ各ローラ軸11、12の端部に歯車24、25
を取付けて、電動機27の回転を歯車24、25に伝達
してローラ軸11、12を回転するようにしている。す
なわち、搬送ローラ13、14より長いローラ軸11、
12の端で回転力を受けてローラ軸11、12を回転し
て、ローラ軸11、12の中央部に位置する搬送ローラ
13、14を回転する。
【0017】この構成では、電動機27の回転を伝達す
る回転伝達手段である歯車群における最終回転伝達体で
ある歯車24、25(ローラ軸11、12の端部)と、
回転対象である搬送ローラ13、14(ローラ軸11、
12の中央部)との間にローラ軸11、12が介在して
いる。歯車24、25の回転をローラ軸11、12を介
して搬送ローラ13、14に伝達することになる。この
ため、搬送ローラ13、14を回転させるためには歯車
24、25の回転をローラ軸11、12を回転させて搬
送ローラ13、14を回転させなければならないため
に、その分ローラ軸11、12には大きな回転力を加え
る必要がある。このため、搬送ローラ13、14のロー
ラ軸11、12に回転力を加える電動機27の負担が大
きくなり、その回転力を得るように電動機27を運転す
るために電動機27の電力消費量が増大する。
【0018】また、ローラ軸11、12は搬送ローラ1
3、14の長さに比較して遥かに長い長さを有している
ために材料コストが高くなる。
【0019】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、搬送ローラを回転させるための電動機の負担が小さ
く、且つローラ軸の材料コストが安価な用紙搬送装置を
提供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の用紙搬
送装置は、用紙を連続して搬送する装置において、支持
部材と、前記用紙が移動する用紙搬送路の領域に用紙搬
送方向に間隔を存する位置で前記用紙搬送方向に対して
直交する方向に配置されて前記支持部材に支持され前記
用紙の幅より短い長さの複数のローラ軸と、これら各ロ
ーラ軸に夫々設けられこのローラ軸を介して前記支持部
材に回転自在に支持された複数の搬送ローラと、これら
各搬送ローラの端面に一体に設けられた最終回転伝達体
と、前記用紙搬送路の領域に設けられた電動機と、この
電動機の回転を前記最終回転伝達体に伝達する回転伝達
手段とを具備することを特徴とする。
【0021】この請求項1の発明の構成によれば、電動
機の回転を伝達する回転伝達手段における最終回転伝達
体が回転対象である搬送ローラに直接一体にして設けて
あるために、最終回転伝達体で受けた回転力を直接搬送
ローラに伝達して搬送ローラを回転させることができ
る。すなわち、この構成は回転伝達手段における最終回
転伝達体と回転対象である搬送ローラとの間に搬送ロー
ラを回転させるための長いローラ軸が介在しない。従っ
て、搬送ローラを回転させる上で、最終回転伝達体と搬
送ローラとの間に長いローラ軸が介在する場合に比較し
て長いローラ軸を回転するための回転力が不要となるの
で、搬送ローラに回転力を加える電動機の負担が軽減さ
れ、これに伴い電動機を運転するための電力消費量が減
少する。
【0022】また、搬送ローラを支持するローラ軸が原
稿の幅寸法より大幅に短いため、従来に比較してローラ
軸の材料費を低減できる。
【0023】請求項2の発明は、請求項1に記載の用紙
搬送装置において、前記回転伝達手段は歯車群であり、
前記最終回転伝達体は歯車であることを特徴とする。
【0024】この請求項2の発明の構成によれば、請求
項1に記載の用紙搬送装置を効果的な構成で実現するこ
とができる。
【0025】請求項3の発明は、請求項1に記載の用紙
搬送装置において、前記回転伝達手段はベルトおよびこ
のベルトを巻き掛けるプーリを有するものであり、前記
最終回転伝達体はこの回転伝達手段の前記ベルトを巻き
掛けるプーリであることを特徴とする。
【0026】この請求項3の発明の構成によれば、請求
項1に記載の用紙搬送装置を効果的な構成で実現するこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図1ないし図6を参照して説明する。この実施の形態
は、図8に示すファクシミリ装置における原稿読取り部
に適用したものである。図1はファクシミリ装置を示す
断面図、図2ないし図4はファクシミリ装置における原
稿読取り部に給紙ローラおよび搬送ローラを設ける構成
を示す正面図、平面図および断面図である。図4の断面
図は図2のA−A線に沿い破断したものである。
【0028】図1ないし図4において図8ないし図11
と同じ部分は同じ符号を付して示している。例えば、図
中1は装置ケース、2は操作パネル、3は原稿読取り
部、4は受信記録部、5は原稿台、Pは原稿、Rは原稿
搬送路、19は原稿読み取りセンサである。
【0029】原稿搬送路Rにおいて操作パネル2の下面
板2aと装置ケース1の上面板1aとの間には本発明の
特徴である次に述べる構成の部品が設けられている。
【0030】操作パネル2に面した装置ケース1の上面
板1aの内側には原稿搬送路Rの中央部には図3に示す
ように原稿搬送方向に沿う一対の支持部材51a,51
bが原稿搬送方向に対して直角な方向に所定の間隔を存
して配設されている。すなわち、一対の支持部材51
a,51bは後述する給紙ローラを配置する位置から一
方の搬送ローラ55、読み取りセンサ19を経て他方の
搬送ローラ56を配置する位置に延びるものであり、一
対の支持部材51a,51bの間隔は後述する搬送ロー
ラおよび歯車を配置できる大きさである。
【0031】読み取りセンサ19は原稿Pの幅より大き
な長さを有するもので、原稿搬送方向に対して直角な方
向に配置されて装置ケース1に設けた図示しない部材に
支持される。
【0032】一対の支持部材51a,51bの間には、
読み取りセンサ19を挟んで原稿搬送方向上流側と下流
側に夫々ローラ軸52、53が原稿搬送方向に対して直
角な方向に沿って配置されており、これらローラ軸5
2、53の両端は一対の支持部材51a,51bに取付
けた軸受54に回転自在に支持されている。このローラ
軸52、53は金属、合成樹脂などにより形成され、一
対の支持部材51a,51bの間隔よりやや長い程度の
長さである。
【0033】各ローラ軸52、53には一対の支持部材
51a,51bの間において夫々搬送ローラ55、56
が回転自在に支持してある。搬送ローラ55、56は図
5および図6に示すように合成樹脂からなる円柱の芯体
59の外周部にゴムチューブ60を被せて原稿Pを搬送
する摩擦力を得るようにしたものである。各搬送ローラ
55、56の芯体59の一方の端面にはこれと同一の軸
線上に位置して歯車57、58が芯体59と一体に形成
してある。これにより歯車57、58は搬送ローラ5
5、56に直接に組合されて一体に構成されている。芯
体59と歯車57、58には中心軸線上に位置した孔6
1が貫通して形成してある。そして、各搬送ローラ5
5、56は孔61にローラ軸55、56を通して回転自
在に支持されている。
【0034】ここで、搬送ローラ55、56は芯体59
にゴムチューブ60を被せる構成に限定されず、芯体5
9のみで形成しても良い。歯車57、58の直径は、搬
送する原稿Pを損傷させないために搬送ローラ55、5
6の直径と同じ大きさか、それより小さい大きさとす
る。搬送ローラ55、56は回転伝達手段の最終回転伝
達体であるに歯車57、58により直接回転されるため
に、ローラ軸52、53に回転自在に支持する構成、あ
るいはローラ軸52、53に回転しないように固定し、
ローラ軸52、53を一対の支持部材51a,51bに
回転自在に支持する構成のいずれでも良い。この実施の
形態では前者の構成を採用している。
【0035】また、一対の支持部材51a,51bの間
には、ローラ軸52に対して原稿搬送方向上流側に位置
してローラ軸63が原稿搬送方向に対して直角な方向に
沿って配置されており、このローラ軸63の両端は一対
の支持部材51a,51bに取付けた軸受54に回転自
在に支持されている。ローラ軸63には一対の支持部材
51a,51bの間において給紙ローラ64が固定して
あり、また歯車65が設けてある。なお、給紙ローラ6
4および歯車65には夫々クラッチが装備されており、
歯車65の回転が歯車用クラッチを介してローラ軸63
に伝達され、さらにローラ軸63の回転がローラ用クラ
ッチを介して給紙ローラ64へ伝達される。
【0036】給紙ローラ64および搬送ローラ55、5
6を回転駆動する手段について述べる。図2に示すよう
に一対の支持部材51aの外側には搬送ローラ55と搬
送ローラ56との間に相当する部分に電動機66が装着
されている。
【0037】この電動機76の出力軸66aには支持部
材51aの内側(一対の支持部材51a,51bの間)
に位置して歯車67が取付けられている。また、一対の
支持部材51aの内側において歯車67と搬送ローラ5
5の歯車57との間には相互に噛合する歯車68Aが配
置され、歯車67と搬送ローラ56の歯車58との間に
は相互に噛合する歯車69が配置されており、これら各
歯車68A、69は夫々軸70、71により支持部材5
1aに回転自在に設けられている。
【0038】支持部材51aの内側には,軸70に取付
けられた歯車68B、この歯車68に噛合する歯車72
A、この歯車72Aおよび歯車65に噛合する歯車72
Bが配置され、これら歯車72Aおよび歯車72Bは軸
73Aおよび軸73Bにより支持部材51aに回転自在
に支持れている。
【0039】すなわち、これら歯車67、68A、5
7、69、58は電動機66の回転を搬送ローラ55、
56に伝達する回転伝達手段となり、搬送ローラ55の
歯車57および搬送ローラ56の歯車58は最終段の回
転伝達体となる。
【0040】そして、電動機76を回転駆動すると、そ
の回転は歯車67、68Aを介して搬送ローラ15に一
体に形成された最終回転伝達体である歯車57に伝達さ
れ、歯車57の回転により搬送ローラ55が直接が回転
される。また、電動機66の回転は歯車67、69を介
して搬送ローラ15に一体に形成された最終回転伝達体
である歯車57に伝達され、歯車58の回転により搬送
ローラ56が直接が回転される。さらに、歯車57から
は回転が歯車72A、72Bを経て歯車65へ伝達され
て給紙ローラ64が回転される。電動機66を図示矢印
方向に回転駆動することにより各ローラ55、56、6
4を原稿を搬送する方向に回転する。なお、搬送ローラ
55、56の回転により従動ローラ22、23も回転す
る。
【0041】このように構成した原稿読取り部3では、
各搬送ローラ55、56と電動機66を含む回転伝達手
段が現行搬送路Rの領域に設けられる。
【0042】そして、原稿読取り部3では、前述した場
合と同様な動作により原稿Pを搬送してその情報を読み
取る。
【0043】この実施の形態における用紙搬送装置、す
なわち原稿読取り部3では、電動機66の回転を伝達す
る回転伝達手段における最終回転伝達体である歯車5
7、58が、回転対象である搬送ローラ55、56の端
面に搬送ローラ55、56に直接一体にして設けてあ
る。このため、最終回転伝達体である歯車57、58は
電動機66からの回転力を受けて直接搬送ローラ55、
56に伝達して搬送ローラ55、56を回転させること
ができる。
【0044】すなわち、この構成は回転伝達手段におけ
る最終回転伝達体である歯車57、58と回転対象であ
る搬送ローラ55、56との間に搬送ローラ55、56
を回転させるための長いローラ軸が介在しない。
【0045】従って、搬送ローラ55、56を回転させ
る上で、最終回転伝達体である歯車57、58と搬送ロ
ーラ55、56との間に長いローラ軸が介在する場合に
比較して長いローラ軸を回転するための回転力が不要と
なるので、搬送ローラ55、56に回転力を加える電動
機66の負担が軽減され、これに伴い電動機66を運転
するための電力消費量が減少する。
【0046】また、搬送ローラ55、56を支持するロ
ーラ軸52、53が原稿Pの幅寸法より大幅に短いた
め、従来に比較してローラ軸の材料費を低減できる。
【0047】また、この実施の形態では、回転伝達手段
を歯車群で構成し、最終回転伝達体を歯車で構成するこ
とにより、用紙搬送装置である原稿読取り部3を効果的
な構成で実現することができる。さらに、この実施の形
態では、前述した用紙搬送装置における優れた特徴を発
揮するファクシミリ装置における原稿読み取り装置を得
ることができる。
【0048】そして、この実施の形態のファクシミリ装
置における原稿読み取り装置は、本発明の用紙搬送装置
の優れた効果を最も効果的に発揮することができる。
【0049】図7は本発明の第2の実施の形態を示して
いる。この実施の形態は、電動機の回転を供給ローラに
伝達する回転伝達手段としてベルトおよびプーリを組合
せて構成したものである。図7において図2と同じ部分
は同じ符号を付して示している。
【0050】すなわち、図7において81は電動機66
の出力軸66aに取付けたプーリ、82は搬送ローラ5
5に一体に形成したプーリ、83は搬送ローラ56に一
体に形成したプーリ、84はプーリ81とプーリ82と
プーリ83に巻き掛けた無端帯であるベルト、85はロ
ーラ軸63に取付けたプーリ、87は搬送ローラ55に
プーリ82と並んで一体に形成したプーリ、86はプー
リ87とプーリ85とに巻き掛けた無端帯であるベルト
である。
【0051】そして、電動機66の回転はプーリ81、
ベルト84、プーリ82(最終回転伝達体)およびプー
リ83(最終回転伝達体)を介して伝達されて搬送ロー
ラ55、搬送ローラ56が回転する。また、プーリ82
の回転がプーリ87、ベルト86およびプーリ85を介
して伝達され給紙ローラ64が回転する。
【0052】この実施の形態では、回転伝達手段をベル
トおよびこのベルトを巻き掛けるプーリで構成し、最終
回転伝達体をプーリで構成することにより、優れた用紙
搬送装置である原稿読取り部を効果的な構成で実現する
ことができる。
【0053】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されずに種々変形して実施することができる。本発明の
用紙搬送装置はファクシミリ装置の原稿読取り部に大変
効果的に適用することができるが、この用途に限定され
ずに、ファクシミリ装置の記録紙搬送装置など種々の用
紙搬送装置の分野に広く適用できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電動機の回転
を伝達する回転伝達手段における最終回転伝達体が回転
対象である搬送ローラに直接一体にして設けてあるため
に、最終回転伝達体で受けた回転力を直接搬送ローラに
伝達して搬送ローラを回転させることができる。すなわ
ち、この構成は回転伝達手段における最終回転伝達体と
回転対象である搬送ローラとの間に搬送ローラを回転さ
せるための長いローラ軸が介在しない。従って、搬送ロ
ーラを回転させる上で、最終回転伝達体と搬送ローラと
の間に長いローラ軸が介在する場合に比較して長いロー
ラ軸を回転するための回転力が不要となるので、搬送ロ
ーラに回転力を加える電動機の負担が軽減され、電動機
を運転するための電力消費量が減少する。
【0055】また、搬送ローラを支持するローラ軸が原
稿の幅寸法より大幅に短いため、従来に比較してローラ
軸の材料費を低減できる。
【0056】請求項2の発明によれば、回転伝達手段を
歯車群で構成し、最終回転伝達体を歯車で構成すること
により、請求項1記載の用紙搬送装置を効果的な構成で
実現することができる。
【0057】請求項3の発明によれば、回転伝達手段を
ベルトおよびこのベルトを巻き掛けるプーリで構成し、
最終回転伝達体をプーリで構成することにより、請求項
1記載の用紙搬送装置を効果的な構成で実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる第1の実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置を示す断面図。
【図2】同実施の形態におけるファクシミリ装置に設け
た原稿読取り部を示す正面図。
【図3】同実施の形態におけるファクシミリ装置に設け
た原稿読取り部を示す平面図。
【図4】同実施の形態におけるファクシミリ装置に設け
た原稿読取り部を示す断面図。
【図5】同原稿読取り部における搬送ローラを示す斜視
図。
【図6】同原稿読取り部における搬送ローラを示す分解
斜視図。
【図7】本発明にかかわる第2の実施の形態におけるフ
ァクシミリ装置に設けた原稿読取り部を示す正面図。
【図8】従来の一形態であるファクシミリ装置を示す断
面図。
【図9】同形態のファクシミリ装置に設けた原稿読取り
部を示す正面図。
【図10】同形態のファクシミリ装置に設けた原稿読取
り部を示す平面図。
【図11】同形態のファクシミリ装置に設けた原稿読取
り部を示す断面図。
【図12】同形態のファクシミリ装置に設けた原稿読取
り部に用いる搬送ローラと歯車を示す斜視図。
【符号の説明】
1…装置ケース、 2…操作パネル、 3…原稿読取り部、 19…センサ、 27…電動機、 51a…支持部材、 51b…支持部材、 52…ローラ軸、 53…ローラ軸、 55…搬送ローラ、 56…搬送ローラ、 57…歯車、 58…歯車、 63…ローラ軸、 64…供給ローラ、 65…歯車、 66…電動機、 67…歯車、 68A…歯車、 68B…歯車 69…歯車、 72A…歯車。 72B…歯車。 81…プーリ、 82…プーリ、 83…プーリ、 84…ベルト、 85…プーリ、 86…ベルト、 87…プーリ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を連続して搬送する装置において、
    支持部材と、前記用紙が移動する用紙搬送路の領域に用
    紙搬送方向に間隔を存する位置で前記用紙搬送方向に対
    して直交する方向に配置されて前記支持部材に支持され
    た前記用紙の幅より短い長さの複数のローラ軸と、これ
    ら各ローラ軸に夫々設けられこのローラ軸を介して前記
    支持部材に回転自在に支持された複数の搬送ローラと、
    これら各搬送ローラの端面に一体に設けられた最終回転
    伝達体と、前記用紙搬送路の領域に設けられた電動機
    と、この電動機の回転を前記最終回転伝達体に伝達する
    回転伝達手段とを具備することを特徴とする用紙搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達手段は歯車群であり、前記
    最終回転伝達体は歯車であることを特徴とする請求項1
    に記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記回転伝達手段はベルトおよびこのベ
    ルトを巻き掛けるプーリを有し、前記最終回転伝達体は
    この回転伝達手段の前記ベルトを巻き掛けるプーリであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
JP8146043A 1996-06-07 1996-06-07 用紙搬送装置 Pending JPH09323843A (ja)

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