JPH09323711A - 紙巻たばこ包装機への紙巻たばこ供給方法及び供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 たばこ２を包装機へ供給するこの方法及
び装置によれば、複数のたばこ２は一群のピックアップ
ローラ１６により一群の溝路８の出口端１２から各溝路
８につき１つずつ連続的に取出される。それらピックア
ップローラ１６はたばこ２に平行に配置され、各々に、
各たばこ２の吸着式ピックアップシート２０を形成する
リブ１９を備える。各ピックアップローラ１６は、それ
ぞれの軸線１７の周りを多様に回転し、それにより各リ
ブ１９が、各溝路８の出口端１２を比較的遅い角速度で
掠めて通るとともに、各たばこ２が、複数の層６を形成
するための装置５に比較的速い角速度で移送されるよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、紙巻たばこ包装機
へ紙巻たばこ（以下、単にたばこと称する）を供給する
方法に関する。より詳しくは本発明は、連続たばこ包装
機へたばこを供給する方法に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】連続包
装機では、例えば欧州特許出願第６６７，２８６号に開
示されるように、たばこは供給装置によって、幾層かに
積重ねて配置される一群のたばこにより各グループを構
成するグループ形成装置に供給される。供給装置は、少
なくとも１つの出口を有した送給箱を備え、この出口
は、並置された一群の実質的鉛直の溝路を備える。使用
時には、各溝路はそれぞれの縦列のたばこ群に係合し、
それらたばこは、重力によりそれらの長手軸線に交差し
て溝路の開放下端に向けて送られる。

【０００３】さらに欧州特許出願第６６７，２８６号に
よれば、各溝路の出口に、ピックアップローラによって
構成される回転式ピックアップ装置が設けられる。ピッ
クアップローラは、各縦列のたばこの軸線に平行なその
軸線の周りを一定速度で回転し、各溝路の開放端の下方
に配置される。各ピックアップローラは少なくとも１つ
の長手方向リブを備え、このリブが、ピックアップロー
ラの外周面の外側に、各たばこを受容保持するそれぞれ
の吸着式ピックアップシートを形成する。各溝路の側面
は、少なくともたばこの直径に等しい高さまで開放さ
れ、ピックアップローラを溝路の開放端に接して配置で
きるようになっている。それにより各ピックアップシー
トは、溝路の端部を掠めて通り、溝路及びたばこ長手軸
線の双方に交差する方向へたばこを１つずつ取出すとと
もに、それらたばこをコンベヤに連続的に送給する。こ
のコンベヤは、層状のたばこ群を運搬するためのもので
あり、ピックアップローラに実質的に接して配置され
る。

【０００４】上記した供給装置のピックアップシートの
実質的一定の速度は、包装機の出力性能に直接的に依存
するものであり、昨今の包装機に要求される速度で、た
ばこを各溝路の下端から取出す際にたばこを容易に損傷
するようなものである。他方、欧州特許出願第５１２，
４９３号に記載された供給装置では、上記欠点が回避さ
れている。この装置ではピックアップローラは、各溝路
の開放端から取出されるたばこが許容範囲を超える応力
を受けないように比較的低速で回転し、たばこの層を形
成するためのコンベヤにたばこを連続的に送給する。コ
ンベヤは、その軸線の周りに多様に回転するドラムによ
って構成される。ドラムは、たばこをピックアップロー
ラから、１グループのたばこ群の所与の層におけるたば
こを受取るべくドラム上に並列配置されたそれぞれのシ
ートへ移送するときに、ピックアップローラと同一の表
面速度で回転でき、また複数のたばこ層をたばこグルー
プ形成用のコンベヤに移送するときには、より高速度で
回転できる。

【０００５】しかし上記した公知装置の供給方法は、層
形成ドラムが必然的に比較的大径になるとともに速度の
連続的変動を受けて振動を生じ、この振動により比較的
高レベルの騒音が生じるとともに包装機の信頼性の程度
が比較的低下する、というそれ自体の欠点を有するもの
である。本発明の目的は、上記した欠点を解消すべく構
成された、複数のたばこグループの連続的形成方法を提
供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
たばこの少なくとも１つの縦列を、それらたばこに交差
する第１移動方向へ、出口端を有したそれぞれの溝路に
沿って送給するステップと、該溝路の該出口端にて前記
縦列内の複数のたばこを、該溝路の該出口端からたばこ
を受取る少なくとも１つのピックアップシートを備えて
該溝路の該出口端に対向したピックアップ要素に連続的
に係合させるステップと、該ピックアップ要素を所定経
路に沿って移動して、該溝路から複数のたばこを前記第
１方向とそれらたばことの双方に実質的に交差する第２
方向へ連続的に取出すとともに、複数のたばこの複数の
グループを形成するグループ形成手段にそれらたばこを
移送するステップとを有し、該グループの各々が複数の
たばこの一群の層の積重なりからなり、前記グループ形
成手段が前記経路に実質的に接して配置される、たばこ
包装機にたばこを供給する方法であって、前記ピックア
ップ要素を前記経路に沿って可変速度で移動し、それに
より前記ピックアップシートが前記溝路の前記出口端を
比較的遅い第１の速度で通過するとともに、各たばこが
比較的速い第２の速度で前記ピックアップシートから前
記グループ形成手段に移送されることを特徴とする方法
が提供される。

【０００７】本発明はさらに、たばこ包装機にたばこを
供給するための装置に関する。本発明によれば、各々に
出口端を有しかつ各々に複数のたばこのそれぞれの縦列
を収容して、それぞれの該縦列の該複数のたばこをそれ
ぞれの該出口端に第１移動方向に沿って横断方向へ送給
する一群の溝路と、該溝路の各々の該出口端に対向する
ピックアップ要素と、該ピックアップ要素の各々を前記
第１移動方向及びそれぞれの該溝路に交差する第２方向
へ延びる所定経路に沿って移動する第１駆動手段と、複
数のたばこの複数のグループを形成するグループ形成手
段にして、該グループの各々が複数のたばこの一群の層
の積重なりからなり、前記経路に実質的に接して配置さ
れる該グループ形成手段と、前記ピックアップ要素の各
々に形成され、それぞれの前記溝路の前記出口端からた
ばこを受取るとともに、該たばこを前記グループ形成手
段に送給する少なくとも１つの長手方向外周ピックアッ
プシートとを具備した、たばこの包装機にたばこを供給
する装置であって、前記第１駆動手段が、前記ピックア
ップ要素を可変速度で移動し、それにより前記ピックア
ップシートがそれぞれの前記溝路の前記出口端を比較的
遅い第１の速度で通過するとともに、前記グループ形成
手段を比較的速い第２の速度で通過するように構成され
たことを特徴とする装置が提供される。

【０００８】

【発明の実施の形態】添付の図面で番号１は、たばこ２
を連続包装機へ供給するための装置を示す。装置１は、
たばこ２を貯蔵する送給箱３と、送給箱３の下方に配置
され、送給箱３から複数のたばこ２を連続的に取出すピ
ックアップ装置４と、装置４の下方に配置され、装置４
から複数のたばこ２を連続的に受取って、まず並置され
た所与の数のたばこ２により各々構成される一連の層６
を形成し、次いで２つ以上の層６を積重ねることにより
一連のグループ７を形成するグループ形成装置５とを備
える。

【０００９】送給箱３は、各層６におけるたばこ２の個
数に等しい数の並置された実質的鉛直の出口溝路８を備
える。各溝路８は、実質的鉛直の長手軸線９を備え、た
ばこ２の直径に略等しいがそれより小さくはない距離だ
け離隔された２つの側壁１０、１１によって画成され
る。各溝路８はさらに下部開口１２を備え、各壁１１は
下端に、後述する寸法の隙間１３を有する。

【００１０】使用時に、各溝路８内の複数のたばこ２
は、それらたばこ２を実質的水平に互いに重畳して配置
してなる縦列１４を構成し、それら自体の長手軸線に交
差しかつ軸線９に平行な方向１５へ重力により送られ
て、ピックアップ装置４を配置したそれぞれの開口１２
に到る。各溝路８に対し、装置４は各溝路８の下方に配
置されたそれぞれのピックアップローラ１６を備え、各
ピックアップローラ１６は、壁１０、１１に平行で軸線
９及び方向１５に直交する水平軸線１７の周りを回転す
る。各ローラ１６は、その外周面１８が各溝路８の開口
１２に対向かつ近接するように配置され、外周面１８の
外方へ延びる少なくとも１つの長手方向リブ１９（１つ
のみ図示）を備える。長手方向リブ１９は、それぞれの
たばこ２に対する吸着式のピックアップシートを形成す
る。さらに特定すれば、各ローラ１６の外周面１８と各
溝路８の出口端との間の距離は、リブ１９が溝路８に非
接触に溝路８の下方を移動できるとともに、各壁１１の
隙間１３にて少なくともたばこ２の直径に等しい幅の通
路２１を画成できるような距離である。

【００１１】各ローラ１６はそれぞれの駆動装置２２に
より、それぞれの軸線１７の周りを（図１で時計方向
へ）可変角速度で回転して、複数のたばこ２を各溝路８
の開口１２からそれぞれの軸線９及び方向１５に交差す
る方向へ連続的に取出すとともに、それらたばこをそれ
ぞれの通路２１を介して装置５へ移送する。図１では、
複数のローラ１６は独立した２つの供給組体２３に好ま
しくは（しかし必須ではなく）分割され、グループ形成
装置５は、給送箱３の下方に配置された層６形成用の主
コンベヤローラ２４と、さらに２つの中間コンベヤロー
ラ２５とを備える。それら中間コンベヤローラ２５の各
々は、主ローラ２４に比べて比較的小さくかつローラ１
６よりかなり大きい直径を有し、主ローラ２４とそれぞ
れの組体２３との間に配置されて、組体２３から複数の
たばこ２を受取るとともにそれらたばこを主ローラ２４
に送給する。

【００１２】各中間ローラ２５は、軸線１７に平行なそ
れぞれの軸線２６の周りを回転するように装着され、主
ローラ２４とそれぞれの組体２３の一部を構成するロー
ラ１６の各々とに実質的に接し、軸線２６の周りに等し
く離間された複数のグループ２８に配置される外周上の
一群の長手方向吸着シート２７を備える。それら長手方
向吸着シート２７は、層６を形成するたばこ２の個数と
同数のシート２７からなる。１つの中間ローラ２５にお
ける各グループ２８は、他の中間ローラ２５におけるグ
ループ２８に対応する。各中間ローラ２５の各グループ
２８内には、関連のローラ１６からたばこ２を連続的に
受取るシート２７（以下、シート２７ａと称する）が、
関連のローラ１６の個数と同数で、デッドシート２７ｂ
すなわち吸着作用を有しないシート２７ｂと交互的に配
置される。それらデッドシート２７ｂの各々は、他の中
間ローラ２５における対応のグループ２８のデッドシー
ト２７ｂに対応する。

【００１３】各ローラ２５はそれぞれの駆動装置２９に
連結され、駆動装置２９によりそれぞれの軸線２６の周
りを、後述するように好ましくは一定であるが所与の方
法により変化可能な角速度で（図１で反時計方向へ）回
転する。主ローラ２４は、軸線１７に平行なそれぞれの
軸線３０の周りを回転するように装着され、それぞれの
移送ステーション３１にて中間ローラ２５に実質的に接
し、グループ２８と同一で軸線３０の周りに等しく離間
された複数のグループ３３に形成される外周上の多数の
長手方向吸着シート３２を備える。

【００１４】主ローラ２４はそれぞれの駆動装置３４に
連結され、駆動装置３４により軸線３０の周りに一定の
角速度で回転し、各グループ３３のシート３２に２つの
ステーション３１を介して対応の２つのグループ２８を
同調して送給する。装置５はさらに、少なくとも３つの
主ローラ２４（１つのみ図示）上に形成された層６から
グループ７を形成するための公知のホイール３５を備え
る。このホイール３５は、移送ステーション３６で主ロ
ーラ２４に接して主ローラ２４の下方に配置される。ホ
イール３５は、軸線１７に平行な軸線（図示せず）の周
りを主ローラ２４と同一の表面速度で（図１で反時計方
向へ）回転するように装着される。ホイール３５は、グ
ループ３２と同一の間隔でホイール３５の外周に沿って
等間隔に配置された一群の公知のポケット３７を備え
る。それらポケット３７は、それぞれのグループ７を受
容するために設けられ、ホイール３５によりステーショ
ン３６を介してグループ３２を同調して受取る。各ポケ
ット３７は、ステーション３６にて主ローラ２４からた
ばこ２のそれぞれの層６を受取る。各ポケット３７は公
知の押出装置３８を備え、この押出装置３８は、径方向
へ移動可能であって、複数の層６を連続的に受取るとと
もに降ろしステーション（図示せず）で複数のたばこ２
のグループ７を排出する。そして各ポケット３７は、グ
ループ７を形成する間にグループ７の中間層６を保持す
るための公知の一対の可動側方挿入子３９を備える。

【００１５】実際の使用時に各たばこ２は、それぞれの
溝路８に沿った方向１５へのそれ自体の移動の端部に
て、それぞれの開口部１２で止まって、近接する溝路８
に対して備えられたそれぞれのピックアップローラ１６
の外周面１８上に載り、関連するリブ１９及び対応のピ
ックアップシート２０の到着を待機する。ローラ１６の
駆動装置２２は、公知の中央制御装置（図示せず）によ
り制御され、シート２０が開口１２に接近するに従って
ローラ１６の角速度が徐々に低下するとともに、可能な
最低速度でシート２０がたばこ２に接触してたばこ２が
溝路８の出口端から方向１５に交差する方向へ取出され
るようになっている。たばこ２がピックアップシート２
０の内部に強固に係合すると、ローラ１６の角速度は徐
々に上昇して、関連する中間ローラ２５のそれぞれのシ
ート２７ａにたばこ２を移送する移送ステーションで実
質的に最大となる。

【００１６】このように、たばこ２をそれぞれの溝路８
の開口１２から取出すときに、いかなる苛烈な応力もた
ばこ２に加わることはない。関連する組体２３の複数の
ローラ１６から各シート２７ａにたばこ２が送給される
と、各中間ローラ２５はたばこ２をそれぞれの移送ステ
ーション３１へ供給する。各シート２０が各溝路８の開
口１２の下方を移動する際の最低値と、各シート２０が
関連の中間ローラ２５上のシート２７の関連グループ２
８を通過する際の最高値との間での、ローラ１６の角速
度の変化が、ホイール３５の十分に高い表面速度での回
転を可能にするものである場合、ローラ２５をそれぞれ
の駆動装置２９により、関連のローラ１６の最高表面速
度並びにローラ２４及びホイール３５の表面速度に等し
い一定の表面速度で回転することができる。逆に、ロー
ラ２４及びホイール３５にさらに速い表面速度が要求さ
れる場合、ローラ２５の速度はやはり、関連のローラ１
６からたばこ２を取上げる際の最低値とグループ２８が
ステーション３１を通過する際の最高値との間で変化す
る。

【００１７】上記に関連して指摘すべきは、複数の溝路
８とそれぞれのローラ１６とを２つの組体２３に分割す
る（したがって２個のローラ２５を使用する）ことが、
公知の類似包装機の対応のローラに比べて相当に小さい
直径のローラ２５を使用すること、及び必要とあらばロ
ーラ２５の速度を容易に変更することだけでなく、公知
の類似包装機のピックアップローラより僅かに大きな直
径のローラ１６を使用することをもたらし、それにより
角速度の必要な変更を一層円滑に行うことが可能にな
る。

【００１８】複数の層６をローラ２４上のシート３２の
複数のグループ３３内に形成してホイール３５に移送す
る方法は、添付図面から明確に理解できるので、さらな
る説明を要しない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好適な実施形態によるたばこ供給装置
を第１作動位置で示す概略側面図で、ある部分を断面
で、ある部分をブロックで、かつある部分を明瞭化のた
めに省略して示す図である。

【図２】図１の細部を異なる作動位置で示す図である。

【符号の説明】

２…たばこ ５…グループ形成装置 ６…層 ７…グループ ８…溝路 １２…開口 １６…ピックアップローラ ２０…ピックアップシート ２２、２９、３４…駆動装置 ２４…主ローラ ２５…中間ローラ ２７、３２…シート

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のたばこ（２）の少なくとも１つの
   縦列（１４）を、それらたばこ（２）に交差する第１移
   動方向（１５）へ、出口端（１２）を有したそれぞれの
   溝路（８）に沿って送給するステップと、該溝路（８）
   の該出口端（１２）にて前記縦列（１４）内の複数のた
   ばこ（２）を、該溝路（８）の該出口端（１２）からた
   ばこ（２）を受取る少なくとも１つのピックアップシー
   ト（２０）を備えて該溝路（８）の該出口端（１２）に
   対向したピックアップ要素（１６）に連続的に係合させ
   るステップと、該ピックアップ要素（１６）を所定経路
   に沿って移動して、該溝路（８）から複数のたばこ
   （２）を前記第１方向（１５）とそれらたばこ（２）と
   の双方に実質的に交差する第２方向へ連続的に取出すと
   ともに、複数のたばこ（２）の複数のグループ（７）を
   形成するグループ形成手段（５）にそれらたばこ（２）
   を移送するステップとを有し、該グループ（７）の各々
   が複数のたばこ（２）の一群の層（６）の積重なりから
   なり、前記グループ形成手段（５）が前記経路に実質的
   に接して配置される、たばこ（２）の包装機にたばこ
   （２）を供給する方法であって、 前記ピックアップ要素（６）を前記経路に沿って可変速
   度で移動し、それにより前記ピックアップシート（２
   ０）が前記溝路（８）の前記出口端（１２）を比較的遅
   い第１の速度で通過するとともに、各たばこ（２）が比
   較的速い第２の速度で前記ピックアップシート（２０）
   から前記グループ形成手段（５）に移送されることを特
   徴とする方法。
2. 【請求項２】 前記複数のたばこ（２）が前記層（６）
   の各々におけるたばこの本数に等しい数の前記溝路
   （８）から取出され、該溝路（８）の各々がそれぞれに
   前記ピックアップ要素（１６）を備えることを特徴とす
   る請求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】 前記ピックアップ要素（１６）の各々
   が、前記第１方向（１５）及び前記第２方向に交差する
   長手軸線（１７）を有してそれぞれの駆動手段（２２）
   によりそれぞれの該長手軸線（１７）の周りを可変速度
   で回転させられるピックアップローラ（１６）によって
   構成され、該ピックアップローラ（１６）の各々が、そ
   れぞれの前記溝路（８）の前記出口端（１２）と前記グ
   ループ形成手段（５）との双方に実質的に接する外周面
   （１８）を備え、前記ピックアップシート（２０）の各
   々が、それぞれの該ピックアップローラ（１６）の該外
   周面（１８）上に形成されることを特徴とする請求項１
   又は２に記載の方法。
4. 【請求項４】 複数のたばこ（２）の前記一群の層
   （６）が主ローラ（２４）の外周上に形成され、該主ロ
   ーラは、前記層（６）のそれぞれのたばこ（２）を各々
   に受取る複数の外周シート（３２）の少なくとも１つの
   グループ（３３）を備えるとともに、実質的一定の第３
   の表面速度でそれぞれの軸線（３０）の周りを回転し、
   関連の前記ピックアップローラ（１６）によって取上げ
   られたたばこ（２）の各々が、該ピックアップローラ
   （１６）と該主ローラ（２４）との双方に実質的に接す
   る中間ローラ（２５）を介して、該主ローラ（２４）上
   のそれぞれの該シート（３２）に移送されることを特徴
   とする請求項３に記載の方法。
5. 【請求項５】 前記層（６）の各々の前記複数のたばこ
   （２）の、第１の個数分が関連の複数の前記ピックアッ
   プローラ（１６）により第１の前記中間ローラ（２５）
   に送給され、かつ第２の個数分が第２の前記中間ローラ
   （２５）に送給され、それら中間ローラの双方がそれぞ
   れの移送ステーション（３１）にて前記主ローラ（２
   ４）に接し、前記第１及び第２の個数分が、該主ローラ
   （２４）上の外周シート（３２）の同一の前記グループ
   （３３）のそれぞれの位置に連続的に送給されることを
   特徴とする請求項４に記載の方法。
6. 【請求項６】 前記第３の速度が前記第２の速度に等し
   く、前記中間ローラ（２５）の双方が該第２及び第３の
   速度に等しい一定表面速度で回転することを特徴とする
   請求項５に記載の方法。
7. 【請求項７】 前記中間ローラ（２５）の双方が前記主
   ローラ（２４）の直径より小さな直径を有し、前記第３
   の速度が前記第２の速度より速く、それら中間ローラ
   （２５）が可変表面速度で回転して、各々が該第２の速
   度で関連の前記ピックアップローラ（１６）からたばこ
   （２）のそれぞれの前記個数分を受取るとともに、該第
   ３の速度で前記主ローラ（２４）にたばこ（２）のそれ
   ぞれの前記個数分を移送することを特徴とする請求項５
   に記載の方法。
8. 【請求項８】 各々に出口端（１２）を有しかつ各々に
   複数のたばこ（２）のそれぞれの縦列（１４）を収容し
   て、それぞれの該縦列（１４）の該複数のたばこ（２）
   をそれぞれの該出口端（１２）に第１移動方向（１５）
   に沿って横断方向へ送給する一群の溝路（８）と、該溝
   路（８）の各々の該出口端（１２）に対向するピックア
   ップ要素（１６）と、該ピックアップ要素（１６）の各
   々を前記第１移動方向（１５）及びそれぞれの該溝路
   （８）に交差する第２方向へ延びる所定経路に沿って移
   動する第１駆動手段（２２）と、複数のたばこ（２）の
   複数のグループ（７）を形成するグループ形成手段
   （５）にして、該グループ（７）の各々が複数のたばこ
   （２）の一群の層（６）の積重なりからなり、前記経路
   に実質的に接して配置される該グループ形成手段（５）
   と、前記ピックアップ要素の各々に形成され、それぞれ
   の前記溝路（８）の前記出口端（１２）からたばこ
   （２）を受取るとともに、該たばこ（２）を前記グルー
   プ形成手段（５）に送給する少なくとも１つの長手方向
   外周ピックアップシート（２０）とを具備した、たばこ
   （２）の包装機にたばこ（２）を供給する装置であっ
   て、 前記第１駆動手段（２２）が、前記ピックアップ要素
   （６）を可変速度で移動し、それにより前記ピックアッ
   プシート（２０）がそれぞれの前記溝路（８）の前記出
   口端（１２）を比較的遅い第１の速度で通過するととも
   に、前記グループ形成手段（５）を比較的速い第２の速
   度で通過するように構成されたことを特徴とする装置。
9. 【請求項９】 前記一群の溝路（８）が、前記層（６）
   を形成する複数のたばこ（２）と同数あることを特徴と
   する請求項８に記載の装置。
10. 【請求項１０】 前記ピックアップ要素（１６）の各々
    が、前記第１方向（１５）及び前記第２方向に交差する
    長手軸線（１７）を有するとともにそれぞれの前記第１
    駆動手段（２２）に連結されてそれぞれの該長手軸線
    （１７）の周りを可変角速度で回転させられるピックア
    ップローラ（１６）からなり、該ピックアップローラ
    （１６）の各々が、それぞれの前記溝路（８）の前記出
    口端（１２）と前記グループ形成手段（５）との双方に
    実質的に接する外周面（１８）を備え、前記ピックアッ
    プシート（２０）の各々が、それぞれの該ピックアップ
    ローラ（１６）の該外周面（１８）上に形成されること
    を特徴とする請求項８又は９に記載の装置。
11. 【請求項１１】 前記グループ形成手段（５）が、前記
    層（６）のそれぞれのたばこ（２）を各々に受取る複数
    の外周シート（３２）の少なくとも１つのグループ（３
    ３）を備える主ローラ（２４）と、該主ローラ（２４）
    を実質的一定の第３の表面速度でそれぞれの軸線（３
    ０）の周りに回転させる第２駆動手段（３４）と、幾つ
    かの前記ピックアップローラ（１６）によって取上げら
    れた複数のたばこ（２）を該主ローラ（２４）上のそれ
    ぞれの該シート（３２）に移送する少なくとも１つの中
    間ローラ（２５）とを具備し、該中間ローラ（２５）が
    関連の該ピックアップローラ（１６）と該主ローラ（２
    ４）とに実質的に接することを特徴とする請求項１０に
    記載の装置。
12. 【請求項１２】 前記層（６）の各々の前記たばこ
    （２）の第１及び第２の個数分を、前記主ローラ（２
    ４）上の外周シート（３２）の同一の前記グループ（３
    ３）のそれぞれの位置にそれぞれ送給する第１及び第２
    の前記中間ローラ（２５）を具備し、該第１及び第２の
    中間ローラ（２５）が、それぞれの移送ステーション
    （３１）にて前記主ローラ（２４）に接することを特徴
    とする請求項１１に記載の装置。
13. 【請求項１３】 前記第３の速度が前記第２の速度に等
    しく、第３駆動手段（２９）が設けられて前記中間ロー
    ラ（２５）の双方を該第２及び第３の速度に等しい一定
    表面速度で回転することを特徴とする請求項１２に記載
    の装置。
14. 【請求項１４】 前記中間ローラ（２５）の双方が前記
    主ローラ（２４）の直径より小さな直径を有し、前記第
    ３の速度が前記第２の速度より速く、前記第３駆動手段
    （２９）は、それぞれの該中間ローラ（２５）に可変表
    面速度を付与して、各中間ローラ（２５）が、該第２の
    速度で関連の前記ピックアップローラ（１６）からたば
    こ（２）のそれぞれの前記個数分を受取るとともに、該
    第３の速度で前記主ローラ（２４）にたばこ（２）のそ
    れぞれの前記個数分を移送できるようにしたことを特徴
    とする請求項１２に記載の装置。
15. 【請求項１５】 前記グループ形成手段（５）がさら
    に、第３移送ステーション（３６）にて前記主ローラ
    （２４）に実質的に接するとともに、複数のたばこ
    （２）のそれぞれのグループ（７）を各々に受取る一連
    の運搬ポケット（３７）を備えるコンベヤ（３５）を具
    備し、該ポケット（３７）の各々が該第３移送ステーシ
    ョン（３６）にて該主ローラ（２４）から複数のたばこ
    （２）のそれぞれの層（６）を受取ることを特徴とする
    請求項１１〜１４のいずれか１項に記載の装置。