JPH0932317A - 採光・通風ユニット - Google Patents

採光・通風ユニット

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Publication number
JPH0932317A
JPH0932317A JP18399695A JP18399695A JPH0932317A JP H0932317 A JPH0932317 A JP H0932317A JP 18399695 A JP18399695 A JP 18399695A JP 18399695 A JP18399695 A JP 18399695A JP H0932317 A JPH0932317 A JP H0932317A
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JP
Japan
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daylighting
ventilation unit
ventilation
opening
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP18399695A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Endo
明夫 遠藤
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の周囲に十分な空間がない場合でも、
室内に採光・通風を効果的に行うことができると共に、
インテリア上の観点からも優れた外観を与えることがで
きる採光・通風ユニットを提供すること。 【解決手段】 建築物0の一階床から屋根まで貫通して
配される採光・通風ユニット1であって、最上端に外気
に対して開放された開放部11を有する筒状に形成さ
れ、内部空間aと周囲空間bとが透光性の素材で隔絶さ
れ、その一部に開口部12又は開閉自在な窓部13が形
成されて該内部空間aと該周囲空間bとの間の通風が行
われるようになしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採光・通風ユニッ
ト、詳しくは、建築物の周囲に十分な空間がない場合で
も、室内に採光・通風を効果的に行うことができると共
に、インテリア上の観点からも優れた外観を与えること
のできる採光・通風ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】都心部
における住宅は狭小敷地に建てられることが多く、その
結果、隣地の建物との間の距離が近接する傾向があり、
建物側面に設けられた窓によっては十分な採光・通風を
行うことができないという問題があった。また、建物側
面に設けられた窓を採光・通風のために開放すると、隣
地の建物から内部が見えてしまうというプライバシー上
の問題もあった。
【0003】従って、本発明の第1の目的は、建築物の
周囲に十分な空間がない場合でも、室内に採光・通風を
効果的に行うことができると共に、インテリア上の観点
からも優れた外観を与えることのできる採光・通風ユニ
ットを提供することにある。
【0004】また、本発明の第2の目的は、上記第1の
目的に加えて、占有面積を少なくでき、耐震上の補強親
柱としても機能し得る採光・通風ユニットを提供するこ
とにある。
【0005】更に、本発明の第3の目的は、上記第1又
は第2の目的に加えて、採光・通気量を調節できると共
に、大雨時の雨水や雪の侵入を防止することができる採
光・通風ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、建築物の一階床から屋根まで貫通して配される採光
・通風ユニットであって、最上端に外気に対して開放さ
れた開放部を有する筒状に形成され、内部空間と周囲空
間とが透光性の素材で隔絶され、その一部に開口部又は
開閉自在な窓部が形成されて該内部空間と該周囲空間と
の間の通風が行われるようになしてあることを特徴とす
る採光・通風ユニットを提供することにより、上記第1
の目的を達成したものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、円筒状に形成され、アルミ製の枠材に
曲面強化ガラスがはめ込まれてなる採光・通風ユニット
を提供することにより、上記第2の目的を達成したもの
である。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、上記開放部近傍に、該開放部を
開閉するシャッターが取り付けられている採光・通風ユ
ニットを提供することにより、上記第3の目的を達成し
たものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
何れかに記載の上記採光・通風ユニットが、建築物内に
1本又は2本以上設置され、該採光・通風ユニットが柱
又は構造補強装置となっていることを特徴とする採光・
通風ユニット構造を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の採光・通風ユニッ
トの一実施形態について図面を参照して説明する。図1
は本実施形態を用いた住宅を示しており、(a) は平面
図、(b) は縦断面図であり、図2は本実施形態の外観を
示す斜視図であり、図3は本実施形態の横断面図であ
り、図4は本実施形態を用いた住宅内部の斜視図であ
る。
【0011】本実施形態の採光・通風ユニット1は、図
1〜3に示されるように、建築物0の一階床から屋根ま
で貫通して配される採光・通風ユニット1であって、最
上端に外気に対して開放された開放部11を有する筒状
に形成され、内部空間aと周囲空間bとが透光性の素材
で隔絶され、その一部に開口部12又は開閉自在な窓部
13が形成されて該内部空間aと該周囲空間bとの間の
通風が行われるようになしてある。
【0012】また、本実施形態の採光・通風ユニット1
は、円筒状に形成され、アルミ製の枠材14に曲面強化
ガラス15がはめ込まれてなり、上記開放部11近傍
に、該開放部11を開閉するシャッター16が取り付け
られている。
【0013】本実施形態の採光・通風ユニット1を更に
詳しく説明する。本実施形態の採光・通風ユニット1
は、図1(a) に示されるように、上記建築物0の採光・
通風を行いたい場所に任意に配置される。そして、本実
施形態の場合、上記採光・通風ユニット1は、図1(b)
に示されるように、二階建ての上記建築物0の一階床か
ら屋根まで貫通するように配されている。
【0014】上記採光・通風ユニット1は、図2に示さ
れるように、アルミ製の上記枠材14,14・・間に、
上記曲面強化ガラス15,15・・をはめ込んで、円筒
形状に形成されている。上記採光・通風ユニット1の下
端部には、スチール製の台座部17が形成されており、
コンクリート製のベース18にアンカーボルト19,1
9・・を介して固定されている。上記枠材14,14・
・は、その強度を向上させるために内側にそれぞれリブ
が形成されている。
【0015】上記採光・通風ユニット1は、その最上部
が上記建築物0の屋根より上方に突出されて設置され、
その最上端は、外気に対して開放されており、上記開放
部11とされている。そして、上記開放部11近傍に
は、上記シャッター16(図1中には簡略化して示して
ある)が設けられており、該内部空間aを外気に対して
開放したり閉鎖したり、また、その開放量を調節し得る
ようになしてある。
【0016】本実施形態の上記採光・通風ユニット1に
おいては、その二階部分に部分開口ガラスが用いられて
上記開口部12,12・・が形成され、その一階部分に
開閉自在な上記窓部13が形成されている。上記窓部1
3は、図3に示されるように、観音開き状に開き、該窓
部13から上記内部空間a内に出入りすることも可能で
ある。
【0017】上記採光・通風ユニット1は、その下方部
分の上記枠材14,14・・の太さが太くされ、且つ上
記曲面強化ガラス15,15・・のガラス厚が厚くされ
るなどして高強度に形成され、その上方部分は、軽量化
のために該強化ガラス15,15・・のガラス厚が薄く
されるなどして形成されており、上記採光・通風ユニッ
ト1自体に荷重を受け持たせている。
【0018】上記採光・通風ユニット1の上記内部空間
aの最下端には、植物が植設されており、インテリアと
して室内に植物のある空間を提供することができるよう
になしてある。植物へ与えられた水分や降り注いだ雨水
は、植物が植設されている部分の下方から排水されるよ
うになしてある。植物の手入れは、上記窓部13から行
うことができる。
【0019】本実施形態の採光・通風ユニット1は上述
のように構成されており、半径1000mm〜1500mm程度、長
さが3m〜9m程度で数種類のものが予めユニットとし
て形成されており、これを単体あるいは連結されて上述
したように設置される。
【0020】本実施形態の上記採光・通風ユニット1に
よれば、都心部における狭小面積一杯に建てられた住宅
においても、その屋根部は隣地の建物と接するようなこ
とがないため、上記開放部11からは建物外の光が良く
差し込む。上記開放部11から差し込んだ光は、上記内
部空間aを通って上記曲面強化ガラス15を透過して室
内に差し込む。このようにして、上記採光・通風ユニッ
ト1により、効果的に室内に採光することができる。
【0021】また、本実施形態の上記採光・通風ユニッ
ト1によれば、隣地の建物と接しないために外気を導入
し易い上記開放部11から上記内部空間a内に外気を取
り込み、上記開口部12,12及び上記窓部13を介し
て上記建築物0室内における上記周囲空間bに効果的に
通気することができる。
【0022】更に、本実施形態の上記採光・通風ユニッ
ト1は、室内に採光・通風を効果的に行い得るばかりで
はなく、図4に示されるように、インテリア上のオブジ
ェとしても利用可能であり、優れた外観を与えることが
できる。また、この際には上述したように上記内部空間
aを利用して植裁する事も可能である。
【0023】また更に、本実施形態の上記採光・通風ユ
ニット1は、円筒状に形成されているため、設置面積を
最小とすることができると共に、応力が一点に集中し難
く、更にアルミ製の上記枠材14,14・・と上記曲面
強化ガラス15,15・・とを組み合わせることによ
り、該採光・通風ユニット1自体で荷重を受けることが
できるようになり、耐震上の補強親柱としても機能する
ことができる。
【0024】更にまた、本実施形態の上記採光・通風ユ
ニット1は、上記開放部11近傍に上記シェード16を
有しているため、採光・通風量を調節することができる
と共に、大雨時の雨水や雪の侵入を防止することができ
る。
【0025】また、上記採光・通風ユニット1は、図1
(a) に示されるように、上記建築物0内に2本設置され
ており、上記建築物0において柱又は構造補強装置とな
るような採光・通風ユニット構造を構築しており、該採
光・通風ユニット構造は、耐震構造上から有利であると
いう効果を有している。
【0026】本発明の採光・通風ユニットは上記実施形
態に制限されることなく、例えば、上記実施形態におい
て、上記窓部13は、観音開き式としたがスライド式と
しても良い。また、上記採光・通風ユニット1は、イン
テリア上の照明やオブジェとして利用することができ、
この際には上記内部空間a内にライト(防水ライトであ
ることが好ましい)が設置されても良い。更に、上記内
部空間a内に、該内部空間aを昇降できるようなタラッ
プが設けられても良い。その他の点に関しても、本発明
の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、建築物
の周囲に十分な空間がない場合でも、室内に採光・通風
を効果的に行うことができると共に、インテリア上の観
点からも優れた外観を与えることができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明による上記効果に加えて、占有面積を少な
くでき、耐震上の補強親柱としても機能することができ
る。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明による上記効果に加えて、採光・通
気量を調節できると共に、大雨時の雨水や雪の侵入を防
止することができる。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3の何れかに記載の発明による上記効果に加えて、耐
震構造上有利であるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の採光・通風ユニットの一実施形態を用
いた住宅を示しており、(a) は平面図、(b) は縦断面図
である。
【図2】本発明の採光・通風ユニットの一実施形態の外
観を示す斜視図である。
【図3】本発明の採光・通風ユニットの一実施形態の横
断面図である。
【図4】本発明の採光・通風ユニットの一実施形態を用
いた住宅内部の斜視図である。
【符号の説明】
1 採光・通風ユニット 11 開放部 12 開口部 13 窓部 14 枠材 15 曲面強化ガラス 16 シャッター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の一階床から屋根まで貫通して配
    される採光・通風ユニットであって、最上端に外気に対
    して開放された開放部を有する筒状に形成され、内部空
    間と周囲空間とが透光性の素材で隔絶され、その一部に
    開口部又は開閉自在な窓部が形成されて該内部空間と該
    周囲空間との間の通風が行われるようになしてあること
    を特徴とする採光・通風ユニット。
  2. 【請求項2】 円筒状に形成され、アルミ製の枠材に曲
    面強化ガラスがはめ込まれてなる、請求項1に記載の採
    光・通風ユニット。
  3. 【請求項3】 上記開放部近傍に、該開放部を開閉する
    シャッターが取り付けられている、請求項1又は2に記
    載の採光・通風ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の上記採光
    ・通風ユニットが、建築物内に1本又は2本以上設置さ
    れ、該採光・通風ユニットが柱又は構造補強装置となっ
    ていることを特徴とする採光・通風ユニット構造。
JP18399695A 1995-07-20 1995-07-20 採光・通風ユニット Pending JPH0932317A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012052367A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Fujita Corp 建物耐震補強構造
CN111535626A (zh) * 2020-05-22 2020-08-14 吴光明 一种解决磨房降噪采光通风的方法

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