JPH09323141A - 円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置 - Google Patents
円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置Info
- Publication number
- JPH09323141A JPH09323141A JP14203796A JP14203796A JPH09323141A JP H09323141 A JPH09323141 A JP H09323141A JP 14203796 A JP14203796 A JP 14203796A JP 14203796 A JP14203796 A JP 14203796A JP H09323141 A JPH09323141 A JP H09323141A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- crucible
- single roll
- molten metal
- solidified foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 管同士を接合する際、接合面に挿入される円
錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置で
あって、溶融金属を噴出させるノズルの製造を容易にす
る。 【解決手段】 るつぼ内の溶融金属を、該るつぼの底部
に形成されたノズルから、テーパ付き単ロールのテーパ
面に噴出させて急冷凝固する方法において、該ノズルの
開口を前記るつぼの底面に設け、かつ該底面を前記単ロ
ールのテーパ面と平行かつ水平に配置して、前記単ロー
ルを回転させつつ前記溶融金属を噴出させる。 【効果】 ノズルの開口がるつぼの底面にあるので形状
が単純化し、ノズル製造の歩留まりおよび作業性が向上
する。
錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置で
あって、溶融金属を噴出させるノズルの製造を容易にす
る。 【解決手段】 るつぼ内の溶融金属を、該るつぼの底部
に形成されたノズルから、テーパ付き単ロールのテーパ
面に噴出させて急冷凝固する方法において、該ノズルの
開口を前記るつぼの底面に設け、かつ該底面を前記単ロ
ールのテーパ面と平行かつ水平に配置して、前記単ロー
ルを回転させつつ前記溶融金属を噴出させる。 【効果】 ノズルの開口がるつぼの底面にあるので形状
が単純化し、ノズル製造の歩留まりおよび作業性が向上
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管等の管同士を
接合する際、接合面に挿入される円錐台リング接合材用
急冷凝固箔の製造方法および装置に関するものである。
接合する際、接合面に挿入される円錐台リング接合材用
急冷凝固箔の製造方法および装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鋼管等の管同士の接合手段として、図３
に示すような方法がある。すなわち、接合しようとする
管１３および管１４の端面を加工し、一方の管１３には
凹テーパ１５を、他方の管１４には凸テーパ１６を形成
し、両テーパ１５，１６の間に円錐台リング接合材１２
を挿入して管１３と管１４を嵌合させ、加熱して接合す
る方法である。この方法は、ＭＩＧ溶接やＴＩＧ溶接に
比べて安価かつ簡易な方法であり、油井鋼管の現地施工
等に採用されている。
に示すような方法がある。すなわち、接合しようとする
管１３および管１４の端面を加工し、一方の管１３には
凹テーパ１５を、他方の管１４には凸テーパ１６を形成
し、両テーパ１５，１６の間に円錐台リング接合材１２
を挿入して管１３と管１４を嵌合させ、加熱して接合す
る方法である。この方法は、ＭＩＧ溶接やＴＩＧ溶接に
比べて安価かつ簡易な方法であり、油井鋼管の現地施工
等に採用されている。
【０００３】円錐台リング接合材１２は、接合対象材中
への拡散成分を有する合金の急冷凝固箔からなる。従来
の円錐台リング接合材は、シート状の箔材から切り出し
て製造されるため、切り捨て部分が多く発生し、製造歩
留まりが低いとともに、切り出し作業に時間がかかると
いう問題があった。
への拡散成分を有する合金の急冷凝固箔からなる。従来
の円錐台リング接合材は、シート状の箔材から切り出し
て製造されるため、切り捨て部分が多く発生し、製造歩
留まりが低いとともに、切り出し作業に時間がかかると
いう問題があった。
【０００４】この問題の対策として本発明者らは、特開
平５−１２３８９０号公報により、図４に示すような方
法を提案している。すなわち、単ロール１の表面をテー
パ状に形成し、該テーパ面２に近接し、かつこれとほぼ
平行にるつぼ４のノズル面６を位置せしめ、高速回転す
る単ロール１のテーパ面２に、るつぼ４内の溶融金属９
を噴出させて急冷凝固する方法である。この方法により
得られた帯状の箔を、単ロール１の１周分の長さに切断
し、切断部を突き合わせることで円錐台リング接合材を
製造することができ、製造歩留まりおよび作業性が著し
く向上する。
平５−１２３８９０号公報により、図４に示すような方
法を提案している。すなわち、単ロール１の表面をテー
パ状に形成し、該テーパ面２に近接し、かつこれとほぼ
平行にるつぼ４のノズル面６を位置せしめ、高速回転す
る単ロール１のテーパ面２に、るつぼ４内の溶融金属９
を噴出させて急冷凝固する方法である。この方法により
得られた帯状の箔を、単ロール１の１周分の長さに切断
し、切断部を突き合わせることで円錐台リング接合材を
製造することができ、製造歩留まりおよび作業性が著し
く向上する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平５−１２３
８９０号公報に提案した方法において、具体的に開示し
ているのは、図４のように、単ロール１の回転軸３を水
平とした例である。この例では、単ロール１のテーパ面
２が水平面から傾斜しているので、鉛直に立てたるつぼ
４のノズル面６を該傾斜に合わせて傾斜させて設けてい
る。るつぼ４は、耐熱性の要求から、石英などの難加工
性材料で製造するので、底部を絞ってノズル５とし、か
つ傾斜したノズル面６に開口８を設けるための加工が困
難な場合があり、その改善が求められていた。
８９０号公報に提案した方法において、具体的に開示し
ているのは、図４のように、単ロール１の回転軸３を水
平とした例である。この例では、単ロール１のテーパ面
２が水平面から傾斜しているので、鉛直に立てたるつぼ
４のノズル面６を該傾斜に合わせて傾斜させて設けてい
る。るつぼ４は、耐熱性の要求から、石英などの難加工
性材料で製造するので、底部を絞ってノズル５とし、か
つ傾斜したノズル面６に開口８を設けるための加工が困
難な場合があり、その改善が求められていた。
【０００６】本発明は、鋼管等の管同士を接合する際、
接合面に挿入される円錐台リング接合材となる急冷凝固
箔の製造方法および装置であって、溶融金属を噴出させ
るノズルの製造を容易にすることを目的とする。
接合面に挿入される円錐台リング接合材となる急冷凝固
箔の製造方法および装置であって、溶融金属を噴出させ
るノズルの製造を容易にすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明法は、るつぼ内の溶融金属を、該るつぼの底部
に形成されたノズルから、テーパ付き単ロールのテーパ
面に噴出させて急冷凝固する方法において、該ノズルの
開口を前記るつぼの底面に設け、かつ該底面を前記単ロ
ールのテーパ面と平行かつ水平に配置して、前記単ロー
ルを回転させつつ前記溶融金属を噴出させることを特徴
とする円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法であ
る。
の本発明法は、るつぼ内の溶融金属を、該るつぼの底部
に形成されたノズルから、テーパ付き単ロールのテーパ
面に噴出させて急冷凝固する方法において、該ノズルの
開口を前記るつぼの底面に設け、かつ該底面を前記単ロ
ールのテーパ面と平行かつ水平に配置して、前記単ロー
ルを回転させつつ前記溶融金属を噴出させることを特徴
とする円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法であ
る。
【０００８】また、上記目的を達成するための本発明装
置は、底部にノズルが形成されたるつぼと、該ノズルの
開口から噴出される溶融金属を急冷凝固するテーパ付き
単ロールからなり、前記ノズルの開口が前記るつぼの底
面に設けられ、かつ該底面が前記単ロールのテーパ面と
平行かつ水平に配置されていることを特徴とする円錐台
リング接合材用急冷凝固箔の製造装置である。
置は、底部にノズルが形成されたるつぼと、該ノズルの
開口から噴出される溶融金属を急冷凝固するテーパ付き
単ロールからなり、前記ノズルの開口が前記るつぼの底
面に設けられ、かつ該底面が前記単ロールのテーパ面と
平行かつ水平に配置されていることを特徴とする円錐台
リング接合材用急冷凝固箔の製造装置である。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明を図１および図２の例によ
り説明する。図１はるつぼ４の断面図と単ロール１の側
面図を組み合わせたもの、図２はるつぼ４の底面図で、
図１のＡ−Ａ矢視図である。本発明装置は、図１に例示
するように、底部にノズル５が形成されたるつぼ４と、
テーパ付き単ロール１からなり、ノズル５の開口８がる
つぼ４の底面７に設けられ、かつ底面７が単ロール１の
テーパ面２と平行かつ水平に配置されている。単ロール
１は回転軸３を軸として高速回転可能であり、また冷却
手段を有している。
り説明する。図１はるつぼ４の断面図と単ロール１の側
面図を組み合わせたもの、図２はるつぼ４の底面図で、
図１のＡ−Ａ矢視図である。本発明装置は、図１に例示
するように、底部にノズル５が形成されたるつぼ４と、
テーパ付き単ロール１からなり、ノズル５の開口８がる
つぼ４の底面７に設けられ、かつ底面７が単ロール１の
テーパ面２と平行かつ水平に配置されている。単ロール
１は回転軸３を軸として高速回転可能であり、また冷却
手段を有している。
【００１０】本発明法は、このような装置により、単ロ
ール１を冷却し、回転させつつ、るつぼ４内の溶融金属
９をノズル５の開口８から噴出させる。すると、開口８
とテーパ面２の間に、溶融金属が湯溜りを形成し、高速
回転しているテーパ面２上で急冷凝固箔１０となる。そ
して、急冷凝固箔１０は、剥離用ノズル１１から吹き付
けられるガスにより剥離され、図示しないテーパ付きロ
ールに巻取られる。
ール１を冷却し、回転させつつ、るつぼ４内の溶融金属
９をノズル５の開口８から噴出させる。すると、開口８
とテーパ面２の間に、溶融金属が湯溜りを形成し、高速
回転しているテーパ面２上で急冷凝固箔１０となる。そ
して、急冷凝固箔１０は、剥離用ノズル１１から吹き付
けられるガスにより剥離され、図示しないテーパ付きロ
ールに巻取られる。
【００１１】本発明において、るつぼ４は石英などの耐
熱性材料で製造でき、ノズル５はるつぼ４と一体で、る
つぼ４の底部を絞った形状に加工して得られる。ノズル
５の開口８はるつぼ４の底面７に設けるので、ノズル５
の形状は単純化し、ノズル５の加工および開口８の穿設
加工が容易となり、所望の形状寸法のものを製造する歩
留まりおよび作業性が向上する。ノズル５の開口８は、
図２に示すようなスリット状とし、スリットの長辺の長
さが急冷凝固箔１０の幅とほぼ一致する。また単ロール
１は、少なくともテーパ面２を銅などの熱伝導性のよい
材料で構成し、テーパ面の周速が１０ｍ／秒以上の高速
で回転するような機構とするのが好ましい。
熱性材料で製造でき、ノズル５はるつぼ４と一体で、る
つぼ４の底部を絞った形状に加工して得られる。ノズル
５の開口８はるつぼ４の底面７に設けるので、ノズル５
の形状は単純化し、ノズル５の加工および開口８の穿設
加工が容易となり、所望の形状寸法のものを製造する歩
留まりおよび作業性が向上する。ノズル５の開口８は、
図２に示すようなスリット状とし、スリットの長辺の長
さが急冷凝固箔１０の幅とほぼ一致する。また単ロール
１は、少なくともテーパ面２を銅などの熱伝導性のよい
材料で構成し、テーパ面の周速が１０ｍ／秒以上の高速
で回転するような機構とするのが好ましい。
【００１２】本発明により製造された急冷凝固箔１０
は、単ロール１の１周分の長さに切断して突合わせるこ
とで、円錐台リング接合材となる。図３に示すように、
円錐台リング接合材１２は、接合すべき管５および管６
のテーパ１５および１６の間に挿入されるので、これら
テーパ１５，１６と同一の寸法で同一の傾斜角αとす
る。したがって、本発明において、単ロール１のテーパ
面２の傾斜角βは、対象となる管における傾斜角αと一
致させる。また、ノズル５の開口８の長辺長さは、対象
となる管のテーパの長さと一致させ、単ロール１のテー
パ面２上への溶融金属９の噴射位置を調整することで円
錐台リング接合材１２の径を調整する。
は、単ロール１の１周分の長さに切断して突合わせるこ
とで、円錐台リング接合材となる。図３に示すように、
円錐台リング接合材１２は、接合すべき管５および管６
のテーパ１５および１６の間に挿入されるので、これら
テーパ１５，１６と同一の寸法で同一の傾斜角αとす
る。したがって、本発明において、単ロール１のテーパ
面２の傾斜角βは、対象となる管における傾斜角αと一
致させる。また、ノズル５の開口８の長辺長さは、対象
となる管のテーパの長さと一致させ、単ロール１のテー
パ面２上への溶融金属９の噴射位置を調整することで円
錐台リング接合材１２の径を調整する。
【００１３】図１の例は、単ロール１のテーパ面２を水
平面とほぼ一致させている。このとき、回転軸３と鉛直
線とのなす角はテーパ面の傾斜角βと等しい。また、る
つぼ４は底面７を水平にしてほぼ鉛直に立設されるの
で、溶融金属が鉛直方向下向きに噴出される。
平面とほぼ一致させている。このとき、回転軸３と鉛直
線とのなす角はテーパ面の傾斜角βと等しい。また、る
つぼ４は底面７を水平にしてほぼ鉛直に立設されるの
で、溶融金属が鉛直方向下向きに噴出される。
【００１４】
【実施例】図１および図２に示すような本発明装置を使
用し、本発明法により急冷凝固箔を製造し、該箔から円
錐台リング接合材を製造して、外径２６４．４mm、内径
２２８．６mm、肉厚１７．８mmの鋼管同士を図３のよう
にして接合した。凹テーパ１５および凸テーパ１６の傾
斜角αは４５°であり、両テーパ１５および１６の軸方
向長さは２５．２mmである。
用し、本発明法により急冷凝固箔を製造し、該箔から円
錐台リング接合材を製造して、外径２６４．４mm、内径
２２８．６mm、肉厚１７．８mmの鋼管同士を図３のよう
にして接合した。凹テーパ１５および凸テーパ１６の傾
斜角αは４５°であり、両テーパ１５および１６の軸方
向長さは２５．２mmである。
【００１５】図１において、単ロール１の長径ａは２８
０mm、短径ｂは１８０mm、幅ｃは５０mm、テーパ面２の
傾斜角βは４５°とした。回転軸３を鉛直線に対して、
βすなわち４５°傾斜させ、テーパ面２を水平にした。
テーパ面２の材質は銅である。また、石英製のるつぼ４
の底部を加工してノズル５を形成し、るつぼ４の底面７
を図２に示すように長方形とし、幅０．６mm、長さ２５
mmの開口８を穿設した。そして、底面７とテーパ面２と
のギャップを０．２mmとした。
０mm、短径ｂは１８０mm、幅ｃは５０mm、テーパ面２の
傾斜角βは４５°とした。回転軸３を鉛直線に対して、
βすなわち４５°傾斜させ、テーパ面２を水平にした。
テーパ面２の材質は銅である。また、石英製のるつぼ４
の底部を加工してノズル５を形成し、るつぼ４の底面７
を図２に示すように長方形とし、幅０．６mm、長さ２５
mmの開口８を穿設した。そして、底面７とテーパ面２と
のギャップを０．２mmとした。
【００１６】るつぼ４内には、Ｆｅ−９wt％Ｓｉ−１．
５wt％Ｂからなる組成の溶融金属９を重量２００ｇ収容
し、単ロール１を１８００rpm の高速で回転させつつ、
ノズル５の開口８から噴出圧０．２kg／cm2 で単ロール
１のテーパ面に噴出させた。開口８の位置は、図１の左
側端部が、単ロール１の長径側のテーパ起点より１０mm
だけ短径側となる位置とした。
５wt％Ｂからなる組成の溶融金属９を重量２００ｇ収容
し、単ロール１を１８００rpm の高速で回転させつつ、
ノズル５の開口８から噴出圧０．２kg／cm2 で単ロール
１のテーパ面に噴出させた。開口８の位置は、図１の左
側端部が、単ロール１の長径側のテーパ起点より１０mm
だけ短径側となる位置とした。
【００１７】その結果、幅が約２５mm、厚さが約２５μ
ｍの急冷凝固箔１０が得られ、これをテーパ付きロール
に巻き取った。その後、単ロール１の１周分の長さに切
断し、端面を突合せたところ、長径２６４mm、短径２２
９mmの円錐台リング接合材となり、形状および寸法とも
良好であった。そして、図３のような上記鋼管同士のテ
ーパ間に挿入し加熱して接合した結果は良好であった。
ｍの急冷凝固箔１０が得られ、これをテーパ付きロール
に巻き取った。その後、単ロール１の１周分の長さに切
断し、端面を突合せたところ、長径２６４mm、短径２２
９mmの円錐台リング接合材となり、形状および寸法とも
良好であった。そして、図３のような上記鋼管同士のテ
ーパ間に挿入し加熱して接合した結果は良好であった。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、ノズルの開口がるつぼ
の底面にあるので、ノズル形状が単純化し、ノズルの加
工および開口の穿孔が容易となり、所望の形状寸法のも
のを製造する際の歩留まりおよび作業性が向上する。そ
して、本発明により得られた急冷凝固箔からは、形状お
よび寸法とも良好な円錐台リング接合材が得られ、その
製造歩留まりおよび作業性とも良好である。
の底面にあるので、ノズル形状が単純化し、ノズルの加
工および開口の穿孔が容易となり、所望の形状寸法のも
のを製造する際の歩留まりおよび作業性が向上する。そ
して、本発明により得られた急冷凝固箔からは、形状お
よび寸法とも良好な円錐台リング接合材が得られ、その
製造歩留まりおよび作業性とも良好である。
【図１】本発明法および装置の例を示す説明図である。
【図２】本発明におけるノズルの例を示す底面図であ
り、図１のＡ−Ａ矢視図である。
り、図１のＡ−Ａ矢視図である。
【図３】本発明により得られる円錐台リング接合材の適
用例を示す斜視図である。
用例を示す斜視図である。
【図４】従来法の説明図である。
１…単ロール ２…テーパ面 ３…回転軸 ４…るつぼ ５…ノズル ６…ノズル面 ７…底面 ８…開口 ９…溶融金属 １０…急冷凝固箔 １１…剥離用ノズル １２…円錐台リング接合材 １３，１４…管 １５…凹テーパ １６…凸テーパ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年１０月１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】本発明により製造された急冷凝固箔１０
は、単ロール１の１周分の長さに切断して突合わせるこ
とで、円錐台リング接合材となる。図３に示すように、
円錐台リング接合材１２は、接合すべき管１３および管
１４のテーパ１５および１６の間に挿入されるので、こ
れらテーパ１５，１６と同一の寸法で同一の傾斜角αと
する。したがって、本発明において、単ロール１のテー
パ面２の傾斜角βは、対象となる管における傾斜角αに
応じて９０°−αとする。また、ノズル５の開口８の長
辺長さは、対象となる管のテーパの長さと一致させ、単
ロール１のテーパ面２上への溶融金属９の噴射位置を調
整することで円錐台リング接合材１２の径を調整する。
は、単ロール１の１周分の長さに切断して突合わせるこ
とで、円錐台リング接合材となる。図３に示すように、
円錐台リング接合材１２は、接合すべき管１３および管
１４のテーパ１５および１６の間に挿入されるので、こ
れらテーパ１５，１６と同一の寸法で同一の傾斜角αと
する。したがって、本発明において、単ロール１のテー
パ面２の傾斜角βは、対象となる管における傾斜角αに
応じて９０°−αとする。また、ノズル５の開口８の長
辺長さは、対象となる管のテーパの長さと一致させ、単
ロール１のテーパ面２上への溶融金属９の噴射位置を調
整することで円錐台リング接合材１２の径を調整する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津留 英司 千葉県富津市新富20−１ 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (2)
- 【請求項１】 るつぼ内の溶融金属を、該るつぼの底部
に形成されたノズルから、テーパ付き単ロールのテーパ
面に噴出させて急冷凝固する方法において、該ノズルの
開口を前記るつぼの底面に設け、かつ該底面を前記単ロ
ールのテーパ面と平行かつ水平に配置して、前記単ロー
ルを回転させつつ前記溶融金属を噴出させることを特徴
とする円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法。 - 【請求項２】 底部にノズルが形成されたるつぼと、該
ノズルの開口から噴出される溶融金属を急冷凝固するテ
ーパ付き単ロールからなり、前記ノズルの開口が前記る
つぼの底面に設けられ、かつ該底面が前記単ロールのテ
ーパ面と平行かつ水平に配置されていることを特徴とす
る円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14203796A JPH09323141A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14203796A JPH09323141A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323141A true JPH09323141A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15305916
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14203796A Withdrawn JPH09323141A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323141A (ja) |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP14203796A patent/JPH09323141A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3056723B1 (ja) | レ―ザ加工装置 | |
| JPH09323141A (ja) | 円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置 | |
| JP2675930B2 (ja) | 急冷凝固箔よりなる円錐台リング用ろう材及びその製造法 | |
| US4481399A (en) | Welding of tubes to tube plates | |
| JP3369116B2 (ja) | パウダ切断装置 | |
| JP2600323B2 (ja) | レーザ加工方法 | |
| JP3331538B2 (ja) | リング状接合材用急冷凝固箔並びにその製造方法、製造装置及び製造用ノズル | |
| JPS57103783A (en) | Method for continuous gouging of stainless steel clad steel in water | |
| JP3456838B2 (ja) | 円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および装置ならびに製造用ノズル | |
| JP3902326B2 (ja) | 円錐台リング状接合材用急冷凝固箔の製造方法 | |
| JP3456842B2 (ja) | 円錐台リング接合材用急冷凝固箔の製造方法および製造用ロール | |
| JPH11218277A (ja) | フランジ継手のフランジ | |
| JPS62166074A (ja) | 肉盛製スリ−ブの製造方法 | |
| JPS63268585A (ja) | レーザビームによる切断方法 | |
| JPH09314376A (ja) | 急冷凝固薄帯よりなる円錐台リング接合材並びに円錐台リング接合材用急冷凝固薄帯の製造方法、製造用ノズルおよび製造用装置 | |
| SU712215A1 (ru) | Способ дуговой сварки в защитных газах | |
| JP3232941B2 (ja) | シリンダヘッドにおけるバルブシートの肉盛り方法 | |
| JPH09267157A (ja) | 円錐台リング接合材用急冷凝固薄帯の製造方法および製造用ノズル | |
| JPS61189897A (ja) | レ−ザ加工方法 | |
| JPH0819870A (ja) | プラズマキーホール溶接方法 | |
| US2784487A (en) | Method of building weld layers by fusing a plurality of weld rods | |
| JPH0191982A (ja) | エレクトロスラグ溶接方法 | |
| JPH08155636A (ja) | 固定管の片面突合せ溶接方法 | |
| JPS586783A (ja) | 薄肉パイプ中への金網の接合方法 | |
| JP4119522B2 (ja) | 円錐台リング接合材用急冷凝固箔の巻取り方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |