JPH09322908A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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- JPH09322908A JPH09322908A JP8141874A JP14187496A JPH09322908A JP H09322908 A JPH09322908 A JP H09322908A JP 8141874 A JP8141874 A JP 8141874A JP 14187496 A JP14187496 A JP 14187496A JP H09322908 A JPH09322908 A JP H09322908A
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Abstract
作に係わらず液漏れを確実に防止できる吸収性物品を提
供すること。 【解決手段】 液透過性の表面層10、液不透過性の裏
面層20、及び該表面層10と該裏面層20との間に介
在された液保持性の吸収部30を有する吸収性物品1で
あって、上記吸収部30の表面層10側表面に及び/又
は上記吸収部30の内部であって上記表面の近傍に、液
体を吸収することにより弾性的に収縮する吸水収縮部材
50,50が、上記吸収部30を所定長に亘って弾性的
に収縮させるように備えられている。
Description
失禁パッド、母乳パッド等の、液透過性の表面層、液不
透過性の裏面層、及び該表面層と該裏面層との間に介在
された液保持性の吸収部を有する吸収性物品に関し、更
に詳しくは、体液の量や装着者の動作にかかわらず液漏
れを確実に防止できる吸収性物品に関する。
に、生理用ナプキンや失禁パッド、母乳パッド等の吸収
性物品として、液透過性の表面層、液不透過性の裏面
層、及び該表面層と該裏面層との間に介在された液保持
性の吸収部を有する吸収性物品はよく知られている。こ
の様な吸収性物品は、血液、尿等の体液を速やかに吸収
部へ移行させ、漏れさせることなく吸収・保持させるこ
とが要求される。
収性物品としては、従来より、液体を吸収することによ
り弾性的に収縮する吸水収縮部材を用いたものがある。
この様な吸収性物品は、吸水収縮部材が弾性を有してい
ない状態で容易に製造できる利点がある。この様な、吸
水収縮部材を用いた吸収性物品としては、吸収部内の厚
さ方向ほぼ中央全体に、複数の吸水収縮部材を吸収性物
品の長さ方向に平行に備え、体液が浸入すると、吸水収
縮部材の収縮により吸収部がシャーリングされるように
なしたものや、吸収部の両側外方に、吸水収縮部材を吸
収性物品の長さ方向を横切るように備え、体液が浸入す
ると吸水収縮部材の収縮により吸収部の両側外方が起立
されるようになしたもの、吸収部の両側外方に、吸水収
縮部材を吸収性物品の長さ方向に沿うように備え、体液
が浸入すると吸水収縮部材の収縮により吸収性物品が長
さ方向に湾曲した形状になるものがある。
物品では、吸水収縮部材が吸収体内部の厚さ方向ほぼ中
央全域に亘って存在し、吸収性物品全体として小さな凹
凸が形成されるため、装着者の動作によっては漏れを生
じやすい問題点がある。また、吸収部の側外方を起立さ
せる吸収性物品では、起立する側外方は体液吸収能を備
えていないので、装着者の動作によっては体液が側外方
を越えて漏れを生じ得る問題点がある。更に、吸収性物
品を長さ方向に湾曲させるものでは、吸水収縮部材が吸
収体の側外方に配設されているので、吸収体が吸水収縮
部材の収縮と一体には収縮せず、効果的に湾曲が形成さ
れなかったり、フィット性が悪くなるおそれがあり、ま
た、最も生じやすい吸収性物品の側縁における液漏れが
解消されない問題点がある。加えて、上記いずれの従来
の吸収性物品も、吸収性物品の体液の吸収容量そのもの
は向上されていないので、多量の体液に対しては対応で
きずに漏れを生じる場合がある。
き、且つ体液の量や装着者の動作に拘わらず身体とのフ
ィット性が高く液漏れを確実に防止できる吸収性物品を
提供することにある。
面層、液不透過性の裏面層、及び該表面層と該裏面層と
の間に介在された液保持性の吸収部を有する吸収性物品
において、上記吸収部の表面層側表面に及び/又は上記
吸収部の内部であって上記表面の近傍に、液体を吸収す
ることにより弾性的に収縮する吸水収縮部材が、上記吸
収部を所定長に亘って弾性的に収縮させるように備えら
れていることを特徴とする吸収性物品を提供することに
より、上記目的を達成したものである。
施形態を図面を参照しながら具体的に説明する。尚、本
実施形態において、表面層として液透過性の表面シート
が、裏面層として液不透過性の裏面シートが、それぞれ
用いられている。
しての生理用ナプキンを示す斜視図、図2は図1の生理
用ナプキンにおけるI−I線矢視断面図、図3は図1の
生理用ナプキンの体液吸収後の状態を示す斜視図、図4
は図1の生理用ナプキンの体液吸収後の状態におけるI
−I線矢視断面図である。
は図2に示すように、液透過性の表面層10、液不透過
性の裏面層20、及び該表面層10と該裏面層20との
間に介在された液保持性の吸収部30を有する。これら
の各構成については従来の公知技術と同じである。而し
て、本実施形態の生理用ナプキン1では、上記吸収部3
0の内部であって表面層10側表面の近傍に、液体を吸
収することにより弾性的に収縮する吸水収縮部材50,
50が、上記吸収部30を所定長に亘って弾性的に収縮
させるように備えられている。
部30は、厚さ0.3〜5mmの吸収シート31のみか
らなっており、該吸収シート31は、生理用ナプキン1
の長さ方向に折曲部が位置するように折り畳まれ積層さ
れて上記突堤40を形成しており、上記吸水収縮部材5
0,50は上記吸収シート31に固定されている。この
吸収シート31の厚さは、好ましくは0.3〜5mmで
あり、より好ましくは0.3〜3mm、最も好ましくは
0.3〜1.5mmである。0.3mm未満では、フィ
ット性の向上や体液吸収容量の増加等の充分な効果を得
ることのできる突堤40を形成し難く、また折り畳み時
に剛性が少な過ぎてヨレてしまう場合があり、5mm超
では吸収シート31の剛性が過大となってフィット性を
損なって所望の効果を得られず、また、装着者に違和感
を与えてしまうからである。
吸収シート31は、中央帯状部31aと該中央帯状部3
1aの左右両側縁に連設する2つの側片部31b,31
bとからなっている。この2つの側片部31b,31b
は中央帯状部31aの左右両側縁から内側に折り込ま
れ、中央帯状部31aの裏面層20側に重ねられた後幅
方向外方に向かって折り返されている。上述のように折
り畳まれた吸収シート31の折曲部はそれぞれ生理用ナ
プキン1の長さ方向に配置されており、吸収シート31
の幅方向中央部が帯状に積層された折り畳み形態となっ
ている。吸収シート31の上記2つの側片部31b,3
1bそれぞれの自由端部は、上記裏面層20の側縁近傍
に延在されている。
吸収シート31の中央帯状部31aと側片部31b,3
1bとの2つの連設部のそれぞれの全長に亘って該連設
部の内側から固定されており、体液を吸収することによ
り突堤40を長さ方向全長に亘って弾性的に収縮させギ
ャザーを形成させるようになっている。
10と積層されており、該表面層10は、該吸収シート
31と一体に吸収シート31と同様の折り畳み形態で折
曲されている。吸収シート31と表面層10との積層
は、吸収シート31に表面層10を単に重ね合わせる
他、接着剤やヒートシールにより貼り合わせることによ
っても行うことができる。表面層10は、吸収シート3
1の周囲まで延在されており、吸収シート31の周囲に
おいて裏面層20と固着されている。
を塗布することにより長さ方向に2本の粘着部25,2
5が形成され、この粘着部25,25は剥離紙60によ
り被覆されており、生理用ナプキン1装着直前に剥離紙
60を剥離して粘着部25,25を露出し、粘着部2
5,25を衣類に粘着させて生理用ナプキン1のずれを
防止できるようになっている。
織布、繊維をバインダー等でシート化したパルプシー
ト、及び繊維に高吸収性ポリマーを混合してシート状に
形成したもの等のシートを用いることができ、過度に吸
水収縮繊維が収縮しないよう液体吸収能の高いものが好
ましく、繊維に高吸収性ポリマーを混合してシート状に
形成したものが好ましい。尚、繊維に高吸収性ポリマー
を混合してシート状に形成したものとしては、高吸収性
ポリマーが層状に分散されているもの、三次元状に分散
されているもののいずれも用いることができる。上記繊
維又は親水性繊維としては、木材パルプ等のセルロース
繊維、レーヨン、キュプラ等の再生セルロース繊維、ポ
リビニルアルコール繊維やポリアクリロニトリル繊維等
の親水性合成繊維、若しくは、界面活性剤等で繊維表面
を親水化したポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン/ポリプロピレン複
合繊維、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート複
合繊維が好ましく、セルロース繊維がより好ましい。
1を形成する場合の該バインダーとしては、熱溶融性接
着繊維又は/及び紙力補強剤を用いることが、湿潤時の
強度の点からは好ましい。上記熱溶融性接着繊維として
は、加熱により溶融し相互に接着する繊維を用いること
ができ、具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン及びポリビニルアルコール等のポリオレフィン系
繊維、ポリエステル系繊維、ポリエチレン−ポリプロピ
レン複合繊維、ポリエチレン−ポリエステル複合繊維、
低融点ポリエステル−ポリエステル複合繊維、繊維表面
が親水性であるポリビニルアルコール−ポリプロピレン
複合繊維、並びにポリビニルアルコール−ポリエステル
複合繊維等を挙げることができる。複合繊維を用いる場
合には、芯鞘型複合繊維及びサイド・バイ・サイド型複
合繊維の何れをも用いることができる。これらの熱溶融
性接着繊維は、各々単独で用いることもでき、又は2種
以上を混合して用いることもできる。本発明において好
ましく用いられる熱溶融性接着繊維としては、熱水で溶
解するポリビニルアルコール繊維、芯鞘型のポリエステ
ル繊維等を挙げることができる。またこれらの熱溶融性
接着繊維は、一般にその繊維長が2〜60mmであるこ
とが好ましく、繊維径は0.1〜3デニール(特に0.
5〜3デニール)であることが好ましい。上記紙力補強
剤としてはポリアミン・エピクロルヒドリン樹脂、ジア
ルデヒドデンプン、カイメン、カルボキシメチルセルロ
ース等を挙げることができる。
水性繊維及び熱溶融性接着繊維または紙力補強剤並びに
高吸収性ポリマーとから構成され、上記高吸収性ポリマ
ーは、上記吸収シートが液体を吸収する吸収表面には存
在せず、該吸収シートの内部に分散配置されており、且
つ該吸収シートを構成する親水性繊維に接着し固定化さ
れており、上記高吸収性ポリマーの散布坪量は5〜30
0g/m2 であり、上記吸収シートの厚みが0.3〜
1.5mmである高吸収シートが挙げられる。また、更
に好ましい上記吸収シートとしては、嵩高性の親水性繊
維及び熱溶融性接着繊維または紙力補強剤から形成され
た繊維構造体と高吸収性ポリマー粒子とから構成され、
上記高吸収性ポリマー粒子は上記吸収シートが液体を吸
収する吸収表面には存在せず、上記繊維構造体中に分散
固定されており、上記高吸収性ポリマーの散布坪量が2
0〜70g/m2 であり、上記吸収シートの厚みが0.
3〜1.5mmである高吸収シートが挙げられる。
に高吸収性ポリマーが3次元的に分散・固定されている
為に、該高吸収性ポリマーの吸収能が効果的に発揮さ
れ、また、ポリマーのゲルブロッキングも少ない為、体
液がスムースに吸収シート中を伝達し易く、体液の排出
量に応じて適度な吸水収縮繊維の収縮とより高い吸収能
を得る為好ましく使用できる。
感なく且つ確実に当接され、且つ吸収シート31が突堤
40において良好な体液吸収量を呈するためには、幅W
が10〜50mmであり且つ厚さTが1〜10mmであ
ることが好ましく、幅Wが20〜40mmであり且つ厚
さTが1〜5mmであることがより好ましい。また、上
記吸収シート31の折り込み幅(中央帯状部31aの左
右両側縁から中央帯状部31aの裏面層20側において
折り返されるまでの幅方向の距離)は、左右両側部を合
わせて、中央帯状部31aの幅の2分の1以上であれば
よい。
ム、繊維、繊維から作られる糸、発泡体等を特に制限す
ることなく用いることができるが、体液を含浸させると
10%以上収縮するものが好ましく、20%以上収縮す
るものがより好ましい。またこの吸水収縮部材50,5
0の材料としては、綿、レーヨン等のセルロース繊維の
変成物、例えばカルボキシメチル化綿、メチル化綿、エ
チル化綿、ヒドロキシエチル化綿、硫酸化綿、スルホン
化綿、リン酸化綿、カチオン化綿、両性イオン化綿、ア
クリル酸ソーダ、アクリル酸、アクリロニトリル、アク
リルアミドをセルロース繊維にグラフト化したもの等及
びそれらの架橋物、更に羊毛、絹等の上記の如き変成
物、又合成繊維の変成物、例えばアクリロニトリル系繊
維の部分ケン化物、ビニロンの部分マレイン酸エステル
化物等の繊維及び繊維から作られる糸等が挙げられる。
また、上記吸水収縮繊維の吸水した時の強度を向上させ
る為、非収縮繊維若しくは糸と混合して混撚糸したもの
も好ましく使用される。
を装着者の当接部位に良好に適応する形状に湾曲させる
ためには、突堤40の少なくとも長さ方向略中央部を長
さ方向に収縮させるものであることが好ましい。上記粘
着部25,25を形成する粘着剤及び剥離紙60として
は、従来より用いられているものを特に制限なく用いる
ことができる。
40が装着者に当接され、体液は突堤40に浸入し、ま
ず吸収シート31の中央帯状部31aにおいて吸収され
る。そして、中央帯状部31aにおいて吸収されなかっ
た体液は側片部31b,31bの折り畳み形態に沿って
又は裏面層20側の層へ直接移行する。この時、吸水収
縮部材50,50が体液により弾性的に収縮し、図3又
は図4に示すように、吸収部30が装着者の当接部位に
適応して長さ方向に湾曲され、且つ突堤40が起立され
る。
によれば、吸水収縮部材50,50が、上記吸収部30
の内部であって表面層10側表面の近傍に備えられてい
るので、吸収部30が装着者の当接部位に適応して効果
的に長さ方向に湾曲され、装着者の動きに係わらず、フ
ィット性が向上し、漏れが良好に防止される。本実施形
態の生理用ナプキン1によれば、吸水収縮部材50,5
0が弾性を有さず吸収部30が収縮されていない状態
で、容易に製造することができる。
突堤40が装着者に当接され、体液が突堤40から浸入
し且つ突堤40において多量に吸収・保持されるので、
体液が左右両側部まで移行し難く、液漏れが良好に防止
される。
吸水収縮部材50,50の収縮により突堤40が装着者
の肌側に起立した状態に保持され、確実に装着者に当接
され、フィット性が向上すると共に、下層と離間し、体
液が主に中央部で吸収されるので、体液が大量である場
合にも、装着者の動きが激しい場合にも、確実に液漏れ
を防止することができる。本実施形態の生理用ナプキン
1によれば、突堤40が吸収シート31により形成され
ているので、吸水収縮部材50,50を吸収シート31
に固定し若しくは吸収シート31に介在させ生理用ナプ
キン1の両端部において固定することによって、突堤4
0に容易に吸水収縮部材50,50を配設することがで
きる。そして吸水収縮部材50,50を吸収シート31
に固定又は介在させると、吸水収縮部材50,50の収
縮により吸収部30に形成されるギャザー状の凹凸が比
較的小さく形成されるので、表面層10の肌触りがほと
んど悪化されずに良好な装着感が維持される。
突堤40における多層構造が一枚の吸収シート31を折
り畳むことにより形成されているので、体液が吸収シー
ト31に沿って滞留することなく速やかに突堤40内を
移行し突堤40全体に吸収され、液漏れが良好に防止さ
れる。本実施形態の生理用ナプキン1によれば、表面層
10が吸収シート31と共に折曲・積層されているの
で、表面層10においても体液が左右両側部まで移行し
難く、液漏れが一層良好に防止される。
のではなく、各部材の具体的な形状や寸法等は、本発明
の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更可能である。
例えば、吸収シート31に代えて吸収パッドのみで形成
したり、図5に示すように、吸収部30を吸収シート3
1に加えて吸収パッド33とともに形成してもよい。ま
た、図6に示すように、吸収シート31はその全面が表
面層10と積層されておらず、吸収シート31の、折り
込まれず露出されている面のみが表面層10と積層され
ていてもよい。図7に示すように、吸収シート31と裏
面層20との間に、吸収シート31と同様のシートより
なる補助シート32を配設して吸収部30を吸収シート
31と補助シート32とにより形成し、裏面層20近く
における体液吸収容量を増加させてもよい。吸収シート
31の側片部31b,31bの自由端部は、裏面層20
の側縁近傍に延在されていなくてもよく、図8に示すよ
うに、吸収シート31を裏面層20の側縁近傍から再び
折り込み積層され、上記補助シートと同様の効果が発揮
されるようにしてもよい。
く折曲させ、より多層に形成させてもよい。突堤40に
おける多層構造を複数の吸収シートによって形成させて
もよい。吸水収縮部材50,50は、吸収シート31の
表面層10側に固定してもよい。また、吸収シート31
には固定せずに単に吸収シート31の折り畳み部に介在
させて、生理用ナプキン1の長さ方向両端部においての
み固定してもよい。吸収シート31と表面層10とは、
一枚のシート化したものを用いることもできる。
で示す如く裏面層20の側縁部を延長して防漏壁2
0’,20’を形成させて、又は図7に示すように液不
透過性の防漏材70,70を配置させて、一層確実に液
漏れを防止してもよい。この防漏壁20’,20’や防
漏材70,70は吸収部30と表面層10との間に介在
させても、表面層10の外方に配置させてもよい。ま
た、防漏壁20’,20’や防漏材70,70を配置す
る場合、吸収シート31の周囲において表面層10、及
び防漏壁20’,20’又は防漏材70,70を熱溶着
により裏面層20と固着することにより、防漏壁2
0’,20’又は防漏材70,70を若干起立させると
より良好な効果を得ることができる。吸収性物品は、失
禁者用パッドや母乳パッド、外科用パッド等の、生理用
ナプキン以外のものでもよい。
明によれば、吸収部が装着者の当接部位に適応して効果
的に長さ方向に湾曲されるので、装着者に良好にフィッ
トし、且つ装着者の動きに係わらず、漏れが良好に防止
される。また、吸水収縮部材が弾性を有さず吸収部が収
縮されていない状態で、容易な製造が可能である。
項1の効果に加えて、突堤が、吸水収縮部材の収縮によ
り装着者の当接部位に適応して長さ方向に湾曲され、且
つ、吸水収縮部材の収縮に伴い突堤が身体の方へ隆起す
るため、より身体にフィットして確実に装着者に当接さ
れ、体液はこの突堤から浸入し突堤において多量に吸収
・保持されるので、装着者の動きや体液の量に係わら
ず、液漏れが良好に防止される。
の発明によれば、上記請求項1及び請求項2の効果に加
えて、吸水収縮部材を容易に突堤に配設することがで
き、且つ良好な装着感が維持される。
す斜視図である。
ある。
を吸収した状態を示す斜視図である。
を吸収した状態を示すI−I線矢視断面図である。
す縦断面図であって、上記第1の実施形態における図2
に相当する図である。
す縦断面図であって、上記第1の実施形態における図2
に相当する図である。
す縦断面図であって、上記第1の実施形態における図2
に相当する図である。
す縦断面図であって、上記第1の実施形態における図2
に相当する図である。
す縦断面図であって、上記第1の実施形態における図2
に相当する図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 液透過性の表面層、液不透過性の裏面
層、及び該表面層と該裏面層との間に介在された液保持
性の吸収部を有する吸収性物品において、 上記吸収部の表面層側表面に及び/又は上記吸収部の内
部であって上記表面の近傍に、液体を吸収することによ
り弾性的に収縮する吸水収縮部材が、上記吸収部を所定
長に亘って弾性的に収縮させるように備えられているこ
とを特徴とする吸収性物品。 - 【請求項2】 上記吸収部は、上記表面層の幅方向中央
部に所定幅の突堤が形成されるように配設されており、
該突堤に上記吸水収縮部材が備えられていることを特徴
とする請求項1に記載の吸収性物品。 - 【請求項3】 上記吸収部は、厚さ0.3〜5mmの吸
収シートを備え、該吸収シートは、吸収性物品の長さ方
向に折曲部を位置させて折り畳まれ積層されて上記突堤
を形成しており、 上記吸水収縮部材は上記吸収シートに固定されている
か、又は吸収シートの折り畳み部に介在されかつ吸収性
物品の長さ方向両端部において固定されていることを特
徴とする請求項2に記載の吸収性物品。 - 【請求項4】 上記吸収シートは、中央帯状部と該中央
帯状部に連設された1対の側片部とからなり、1対の上
記側片部は、上記中央帯状部の左右両側縁から内側に折
り込まれて上記中央帯状部の上記裏面層側において折り
返されていることを特徴とする請求項3に記載の吸収性
物品。 - 【請求項5】 上記吸収シートは、紙又は不織布間に吸
水性ポリマーを層状に介在させたシート、若しくは、親
水性繊維と吸水性ポリマー及びバインダーを混合してシ
ート状に形成したものであることを特徴とする請求項3
又は請求項4に記載の吸収性物品。
Priority Applications (9)
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---|---|---|---|
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TW086107250A TW338718B (en) | 1996-05-28 | 1997-05-28 | Absorbent article |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3791967B2 (ja) |
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