JPH09322516A - ステップモータ - Google Patents
ステップモータInfo
- Publication number
- JPH09322516A JPH09322516A JP13545996A JP13545996A JPH09322516A JP H09322516 A JPH09322516 A JP H09322516A JP 13545996 A JP13545996 A JP 13545996A JP 13545996 A JP13545996 A JP 13545996A JP H09322516 A JPH09322516 A JP H09322516A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- bobbin
- magnetic pole
- step motor
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Stepping Motors (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ステップモータにおいて、ステータの形成後
に各磁極歯の周方向ピッチ間隔にずれを生じないように
する。 【解決手段】 両ヨーク80a、80bの各ヨーク部の
内周縁からは、各複数の台形状磁極歯82、85が、こ
れらに対応してボビン80dの中空部内周壁H1に形成
された複数の台形状凹所82A、85A内にそれぞれL
字状に延出して嵌合されている。両ヨーク90a、90
bの各ヨーク部の内周縁からは、各複数の台形状磁極歯
92、95が、これらに対応してボビン90cの中空部
内周壁H2に形成した複数の台形状の凹所92A、95
A内にそれぞれL字状に延出し嵌合している。
に各磁極歯の周方向ピッチ間隔にずれを生じないように
する。 【解決手段】 両ヨーク80a、80bの各ヨーク部の
内周縁からは、各複数の台形状磁極歯82、85が、こ
れらに対応してボビン80dの中空部内周壁H1に形成
された複数の台形状凹所82A、85A内にそれぞれL
字状に延出して嵌合されている。両ヨーク90a、90
bの各ヨーク部の内周縁からは、各複数の台形状磁極歯
92、95が、これらに対応してボビン90cの中空部
内周壁H2に形成した複数の台形状の凹所92A、95
A内にそれぞれL字状に延出し嵌合している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステップモータに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両用スピードメータで採用さ
れるステップモータは、環状コイルが収容されてなるボ
ビンを環板状の両ヨークの間に同軸的に介装すること
で、環状ステータ部を形成し、このステータ部を二つ同
軸的に重ね合わせてステータとし、かつ両ステータ部の
各中空部内に亘りマグネットロータを同軸的に回動可能
に軸支して構成されている。
れるステップモータは、環状コイルが収容されてなるボ
ビンを環板状の両ヨークの間に同軸的に介装すること
で、環状ステータ部を形成し、このステータ部を二つ同
軸的に重ね合わせてステータとし、かつ両ステータ部の
各中空部内に亘りマグネットロータを同軸的に回動可能
に軸支して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ステ
ップモータを非常に小さなステップ角にて制御し、か
つ、この制御角度精度を向上させたいという要請があ
る。このため、ステータ部の両ヨークの各内周縁に複数
の磁極歯をそれぞれL字状に延出形成するとともに、両
ステータ部の組み付け精度を向上させる目的で、ステー
タの軸方向両端側にそれぞれ位置する両ヨークの各外周
縁を、二本の長手状壁との溶接により、180°間隔に
て連結するようにしている。
ップモータを非常に小さなステップ角にて制御し、か
つ、この制御角度精度を向上させたいという要請があ
る。このため、ステータ部の両ヨークの各内周縁に複数
の磁極歯をそれぞれL字状に延出形成するとともに、両
ステータ部の組み付け精度を向上させる目的で、ステー
タの軸方向両端側にそれぞれ位置する両ヨークの各外周
縁を、二本の長手状壁との溶接により、180°間隔に
て連結するようにしている。
【0004】しかし、この連結は、重ね合わせた両ステ
ータ部を一対の治具の間に挟持した状態で、両ヨークの
各外周縁に各長手状壁を溶接することにより行う。ここ
で、両長手状壁の間隔が180°と広いため、上記溶接
後、一対の治具を両ステータ部から除去すると、各ボビ
ンの弾力が、ステータの軸方向両端に位置する各ヨーク
の外周縁のうち溶接部以外の部位を外方に向け広げるよ
うに作用する。
ータ部を一対の治具の間に挟持した状態で、両ヨークの
各外周縁に各長手状壁を溶接することにより行う。ここ
で、両長手状壁の間隔が180°と広いため、上記溶接
後、一対の治具を両ステータ部から除去すると、各ボビ
ンの弾力が、ステータの軸方向両端に位置する各ヨーク
の外周縁のうち溶接部以外の部位を外方に向け広げるよ
うに作用する。
【0005】このため、上記両ヨークがその溶接部以外
の部位にて外方に向けそりを生じ、その結果、両ステー
タ部の各磁極歯の周方向ピッチ間隔にずれが生じ、制御
角度精度を低下させるという不具合がある。そこで、本
発明は、このようなことに対処するため、ステップモー
タにおいて、ステータの形成後に各磁極歯の周方向ピッ
チ間隔にずれを生じないようにすることを目的とする。
の部位にて外方に向けそりを生じ、その結果、両ステー
タ部の各磁極歯の周方向ピッチ間隔にずれが生じ、制御
角度精度を低下させるという不具合がある。そこで、本
発明は、このようなことに対処するため、ステップモー
タにおいて、ステータの形成後に各磁極歯の周方向ピッ
チ間隔にずれを生じないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至4に記載の発明によれば、複数の磁極
歯が、これらに対応してボビンの中空部内周壁に形成し
た複数の凹所にそれぞれ嵌合されているから、各磁極歯
の周方向ピッチ間隔に対するずれを確実に防止できる。
その結果、ステップモータの制御角度精度を高く保持で
きる。
め、請求項1乃至4に記載の発明によれば、複数の磁極
歯が、これらに対応してボビンの中空部内周壁に形成し
た複数の凹所にそれぞれ嵌合されているから、各磁極歯
の周方向ピッチ間隔に対するずれを確実に防止できる。
その結果、ステップモータの制御角度精度を高く保持で
きる。
【0007】また、請求項2及び4に記載の発明によれ
ば、ステータの軸方向両端側に位置する両ヨークが、そ
の各外周縁に沿い間隔をおいて位置するとともに互いに
対向する少なくとも三つの両対向外周縁部にて、各長手
状壁によりそれぞれ連結されている。これにより、上記
両ヨークの外周縁の間隔がその全体に亘り各長手状壁に
より一様に保持される。従って、ボビンの弾力が上記両
ヨークの外周縁のうち長手状壁との非連結部位を外方に
開くように作用しても、上記両ヨークの外周縁の非連結
部位が外方にそりを生ずることがない。
ば、ステータの軸方向両端側に位置する両ヨークが、そ
の各外周縁に沿い間隔をおいて位置するとともに互いに
対向する少なくとも三つの両対向外周縁部にて、各長手
状壁によりそれぞれ連結されている。これにより、上記
両ヨークの外周縁の間隔がその全体に亘り各長手状壁に
より一様に保持される。従って、ボビンの弾力が上記両
ヨークの外周縁のうち長手状壁との非連結部位を外方に
開くように作用しても、上記両ヨークの外周縁の非連結
部位が外方にそりを生ずることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図1乃至図5に基づいて説明する。図1及び図2は、本
発明に係るステップモータMが、車両用スピードメータ
に適用された例を示している。このスピードメータは、
ステップモータMを収容する下側ケーシング10を備え
ており、このケーシング10の開口部には、目盛り板2
0が取り付けられている。また、目盛り板20の上面に
は、フロントカバー30が、環状の見返し壁40を介し
取り付けられている。
図1乃至図5に基づいて説明する。図1及び図2は、本
発明に係るステップモータMが、車両用スピードメータ
に適用された例を示している。このスピードメータは、
ステップモータMを収容する下側ケーシング10を備え
ており、このケーシング10の開口部には、目盛り板2
0が取り付けられている。また、目盛り板20の上面に
は、フロントカバー30が、環状の見返し壁40を介し
取り付けられている。
【0009】ステップモータMは、回動軸50を有して
おり、この回動軸50は、目盛り板20の中央部を通り
上方に延出している。なお、指針60は、その基部に
て、回動軸50の上端に軸支されている。ステップモー
タMは、非磁性材料又は磁性材料からなる円筒状ハウジ
ング70(図1参照)と、このハウジング70内に同心
的に組み付けたステータS(図3参照)と、このステー
タS内に同軸的に回転自在に軸支したマグネットロータ
R(図1参照)とを備えている。
おり、この回動軸50は、目盛り板20の中央部を通り
上方に延出している。なお、指針60は、その基部に
て、回動軸50の上端に軸支されている。ステップモー
タMは、非磁性材料又は磁性材料からなる円筒状ハウジ
ング70(図1参照)と、このハウジング70内に同心
的に組み付けたステータS(図3参照)と、このステー
タS内に同軸的に回転自在に軸支したマグネットロータ
R(図1参照)とを備えている。
【0010】ステータSは、図3及び図4で示すごと
く、両ステータ部80、90を備えており、これら両ス
テータ部80、90は互いに同軸的に重ね合わされてい
る。ステータ部80は、上下一対のヨーク80a、80
bを有しており、これら一対のヨーク80a、80bの
間には、環状コイル80dを巻装した断面コ字状のボビ
ン80cが同軸的に介装されている。
く、両ステータ部80、90を備えており、これら両ス
テータ部80、90は互いに同軸的に重ね合わされてい
る。ステータ部80は、上下一対のヨーク80a、80
bを有しており、これら一対のヨーク80a、80bの
間には、環状コイル80dを巻装した断面コ字状のボビ
ン80cが同軸的に介装されている。
【0011】ヨーク80aは、環板状ヨーク部81を有
しており、このヨーク部81の内周縁からは、複数の台
形状磁極歯82が、これらに対応してボビン80dの中
空部内周壁H1に形成された複数の台形状凹所82A内
にそれぞれL字状に下方に向けて延出して嵌合されてい
る。ここで、これら各磁極歯82は、ヨーク80aの周
方向に沿い等ピッチ間隔にて位置している。
しており、このヨーク部81の内周縁からは、複数の台
形状磁極歯82が、これらに対応してボビン80dの中
空部内周壁H1に形成された複数の台形状凹所82A内
にそれぞれL字状に下方に向けて延出して嵌合されてい
る。ここで、これら各磁極歯82は、ヨーク80aの周
方向に沿い等ピッチ間隔にて位置している。
【0012】また、ヨーク部81の外周縁からは、二本
の長手状壁83がL字状に下方に向けてそれぞれ一体に
延出しており、これら各長手状壁83は、ヨーク80a
の周方向に沿い120°間隔にて位置している。また、
ヨーク部81の外周縁には、後述するヨーク90bの長
手状壁94の上端部が嵌装されるコ字状凹所81aが、
ヨーク80aの周方向に沿い両長手状壁83と共に等ピ
ッチ間隔となる位置にて形成されている。
の長手状壁83がL字状に下方に向けてそれぞれ一体に
延出しており、これら各長手状壁83は、ヨーク80a
の周方向に沿い120°間隔にて位置している。また、
ヨーク部81の外周縁には、後述するヨーク90bの長
手状壁94の上端部が嵌装されるコ字状凹所81aが、
ヨーク80aの周方向に沿い両長手状壁83と共に等ピ
ッチ間隔となる位置にて形成されている。
【0013】一方、ヨーク80bは、環板状ヨーク部8
4を有しており、このヨーク部84の内周縁からは、複
数の台形状磁極歯85が、これらに対応してボビン80
dの中空部内周壁H1に形成した複数の台形状凹所85
A内にL字状に上方に向けて延出し嵌合している。ここ
で、これら各磁極歯85は、ヨーク80bの周方向に沿
い各磁極歯82に対し1/2ピッチずれた状態で等ピッ
チ間隔にて位置している。
4を有しており、このヨーク部84の内周縁からは、複
数の台形状磁極歯85が、これらに対応してボビン80
dの中空部内周壁H1に形成した複数の台形状凹所85
A内にL字状に上方に向けて延出し嵌合している。ここ
で、これら各磁極歯85は、ヨーク80bの周方向に沿
い各磁極歯82に対し1/2ピッチずれた状態で等ピッ
チ間隔にて位置している。
【0014】また、ヨーク部84の外周縁には、各長手
状壁83及びヨーク90bの長手状壁94の各中間部位
が嵌装されるコ字状凹所84aが形成されている。ステ
ータ部90は、上下一対のヨーク90a、90bを有し
ており、これら一対のヨーク90a、90bの間には、
環状コイル90dを巻装した断面コ字状のボビン90c
が同軸的に介装されている。
状壁83及びヨーク90bの長手状壁94の各中間部位
が嵌装されるコ字状凹所84aが形成されている。ステ
ータ部90は、上下一対のヨーク90a、90bを有し
ており、これら一対のヨーク90a、90bの間には、
環状コイル90dを巻装した断面コ字状のボビン90c
が同軸的に介装されている。
【0015】ヨーク90aは、環板状ヨーク部91を有
しており、このヨーク部91の内周縁からは、複数の台
形状磁極歯92が、これらに対応してボビン90cの中
空部内周壁H2に形成した複数の台形状の凹所92A内
にそれぞれL字状に下方に向けて延出し嵌合している。
ここで、これら各磁極歯92は、各磁極歯82とは1/
4ピッチずれた状態でヨーク90aの周方向に沿い等ピ
ッチ間隔にて位置している。
しており、このヨーク部91の内周縁からは、複数の台
形状磁極歯92が、これらに対応してボビン90cの中
空部内周壁H2に形成した複数の台形状の凹所92A内
にそれぞれL字状に下方に向けて延出し嵌合している。
ここで、これら各磁極歯92は、各磁極歯82とは1/
4ピッチずれた状態でヨーク90aの周方向に沿い等ピ
ッチ間隔にて位置している。
【0016】また、ヨーク部91の外周縁には、各長手
状壁83及びヨーク90bの長手状壁94の各中間部位
が嵌装されるコ字状凹所91aが形成されている。一
方、ヨーク90bは、環板状ヨーク部93を有してお
り、このヨーク部93の内周縁からは、複数の台形状磁
極歯94が、これらに対応してボビン90cの中空部内
周壁H2に形成した複数の台形状の凹所95A内にそれ
ぞれL字状に上方に向けて延出して嵌合している。ここ
で、これら各磁極歯94は、各磁極歯82とは1/4ピ
ッチずれた状態でヨーク90bの周方向に沿い等ピッチ
間隔にて位置している。
状壁83及びヨーク90bの長手状壁94の各中間部位
が嵌装されるコ字状凹所91aが形成されている。一
方、ヨーク90bは、環板状ヨーク部93を有してお
り、このヨーク部93の内周縁からは、複数の台形状磁
極歯94が、これらに対応してボビン90cの中空部内
周壁H2に形成した複数の台形状の凹所95A内にそれ
ぞれL字状に上方に向けて延出して嵌合している。ここ
で、これら各磁極歯94は、各磁極歯82とは1/4ピ
ッチずれた状態でヨーク90bの周方向に沿い等ピッチ
間隔にて位置している。
【0017】また、ヨーク部93の外周縁からは、一本
の長手状壁94がL字状に上方に向けて一体に延出して
いる。また、ヨーク部93の外周縁には、両長手状壁8
3の各先端部が嵌装される各コ字状凹所93aが形成さ
れている。ここで、ステータSの形成方法について説明
する。両ステータ部80、90を上述のように形成して
図3にて示すごとく同軸的に重ね合わせて組み付ける。
の長手状壁94がL字状に上方に向けて一体に延出して
いる。また、ヨーク部93の外周縁には、両長手状壁8
3の各先端部が嵌装される各コ字状凹所93aが形成さ
れている。ここで、ステータSの形成方法について説明
する。両ステータ部80、90を上述のように形成して
図3にて示すごとく同軸的に重ね合わせて組み付ける。
【0018】このとき、両長手状壁83は、その各中間
部位にて、これらに対応するヨーク部84の各凹所84
a及びヨーク部91の各凹所91aにそれぞれ嵌装され
るとともに、その各先端部にて、これらに対応するヨー
ク部93の各凹所93aに嵌装される。また、長手状壁
94は、その中間部位にて、これに対応するヨーク部9
1の凹所91a及びヨーク部84の凹所84aに嵌装さ
れるとともに、その先端部にて、これに対応するヨーク
部81の凹所81aに嵌装される。
部位にて、これらに対応するヨーク部84の各凹所84
a及びヨーク部91の各凹所91aにそれぞれ嵌装され
るとともに、その各先端部にて、これらに対応するヨー
ク部93の各凹所93aに嵌装される。また、長手状壁
94は、その中間部位にて、これに対応するヨーク部9
1の凹所91a及びヨーク部84の凹所84aに嵌装さ
れるとともに、その先端部にて、これに対応するヨーク
部81の凹所81aに嵌装される。
【0019】このようにして組み付けた両ステータ部8
0、90を一対の治具(図示しない)の間に挟持加圧し
た状態に維持する。このとき、両ステータ部80、90
の各ヨーク部は平板状に保持される。ついで、上述のよ
うな各ヨーク部の凹所に対する各長手状壁の中間部位及
び先端部の各嵌装部に順次溶接を施す。この場合、この
溶接は、各長手状壁の先端部のみとし、各長手状壁の中
間部位では省略してもよい。その後、両ステータ部8
0、90から各治具を除去する。
0、90を一対の治具(図示しない)の間に挟持加圧し
た状態に維持する。このとき、両ステータ部80、90
の各ヨーク部は平板状に保持される。ついで、上述のよ
うな各ヨーク部の凹所に対する各長手状壁の中間部位及
び先端部の各嵌装部に順次溶接を施す。この場合、この
溶接は、各長手状壁の先端部のみとし、各長手状壁の中
間部位では省略してもよい。その後、両ステータ部8
0、90から各治具を除去する。
【0020】これにより、両ステータ部80、90の同
軸的な重ね合わせ構造が完成する。この場合、互いに等
角度間隔にて位置する三本の長手状壁83、83、94
が採用されているので、両ヨーク部81、93の各外周
縁の間隔は、その全体に亘り、各長手状壁83、83、
94により一様に保持されている。従って、両ステータ
部80、90から各治具を除去したときボビン80c、
90cの弾力が両ヨーク部81、93の各外周縁のうち
非溶接部位を外方に広げるる方向に作用しても、両ヨー
ク部81、93がその外周縁の非溶接部位にて外方に向
けそりを生ずることがない。
軸的な重ね合わせ構造が完成する。この場合、互いに等
角度間隔にて位置する三本の長手状壁83、83、94
が採用されているので、両ヨーク部81、93の各外周
縁の間隔は、その全体に亘り、各長手状壁83、83、
94により一様に保持されている。従って、両ステータ
部80、90から各治具を除去したときボビン80c、
90cの弾力が両ヨーク部81、93の各外周縁のうち
非溶接部位を外方に広げるる方向に作用しても、両ヨー
ク部81、93がその外周縁の非溶接部位にて外方に向
けそりを生ずることがない。
【0021】また、上述のごとく、各ヨーク80a、8
0b、90a及び90bの各複数の磁極歯が、これらに
対応する各ボビン80、90の複数の凹所82A、85
A、92A、95A内にそれぞれ嵌合している。このた
め、各磁極歯の各ボビンに対する周方向への位置ずれが
確実に防止され得る。その結果、両ステータ部80、9
0から各治具を除去しても、両ステータ部80、90の
各磁極歯のピッチ間隔にずれを生ずることがなく正常に
保持され得る。このような作用効果は、両ヨーク部8
1、93の板厚が薄い程、著しい。
0b、90a及び90bの各複数の磁極歯が、これらに
対応する各ボビン80、90の複数の凹所82A、85
A、92A、95A内にそれぞれ嵌合している。このた
め、各磁極歯の各ボビンに対する周方向への位置ずれが
確実に防止され得る。その結果、両ステータ部80、9
0から各治具を除去しても、両ステータ部80、90の
各磁極歯のピッチ間隔にずれを生ずることがなく正常に
保持され得る。このような作用効果は、両ヨーク部8
1、93の板厚が薄い程、著しい。
【0022】また、上述のように両ステータ部80、9
0を重ね合わせ構造を完成した後、コネクタ100を図
3にて示すように両ステータ部80、90の周壁に取り
付ける。これにより、ステータSが完成する。然る後、
このステータSをハウジング70内に収容する。なお、
図5は、ステップモータMを制御する電気回路構成を示
している。マイクロコンピュータ120は、バッテリB
aからイグニッションスイッチIGを通し給電されて、
車速センサ110の車速検出出力に基づき、駆動回路1
30を介し両コイル80d、90dを励磁する。これに
伴い、ステップモータMがそのマグネットロータRの回
転により指針60により車速表示する。
0を重ね合わせ構造を完成した後、コネクタ100を図
3にて示すように両ステータ部80、90の周壁に取り
付ける。これにより、ステータSが完成する。然る後、
このステータSをハウジング70内に収容する。なお、
図5は、ステップモータMを制御する電気回路構成を示
している。マイクロコンピュータ120は、バッテリB
aからイグニッションスイッチIGを通し給電されて、
車速センサ110の車速検出出力に基づき、駆動回路1
30を介し両コイル80d、90dを励磁する。これに
伴い、ステップモータMがそのマグネットロータRの回
転により指針60により車速表示する。
【0023】また、上記実施の形態では、ステータSが
両ステータ部80、90を有する例について説明した
が、これに限らず、ステータSが、単一のステータ部で
あってもよく、また、三つ以上のステータ部の重ね合わ
せであってもよい。また、本発明の実施にあたっては、
上記長手状壁の数は3本に限らず、4本以上としてもよ
い。
両ステータ部80、90を有する例について説明した
が、これに限らず、ステータSが、単一のステータ部で
あってもよく、また、三つ以上のステータ部の重ね合わ
せであってもよい。また、本発明の実施にあたっては、
上記長手状壁の数は3本に限らず、4本以上としてもよ
い。
【0024】また、本発明の実施にあたり、ヨーク部8
1の両長手状壁83に代えて、このヨーク部81の外周
縁からヨーク部93に向けて円筒状壁を延出させるとと
もに、この円筒状壁にヨーク部93の長手状壁94の外
形形状に相当する長手状切り欠き部を形成し、この切り
欠き部内に長手状壁94を軸方向に嵌装するようにし
て、上記実施の形態と同様に両ステータ部80、90を
組み付けた後、当該切り欠き部と長手状壁94との間に
複数箇所の溶接を施して実施してもよい。
1の両長手状壁83に代えて、このヨーク部81の外周
縁からヨーク部93に向けて円筒状壁を延出させるとと
もに、この円筒状壁にヨーク部93の長手状壁94の外
形形状に相当する長手状切り欠き部を形成し、この切り
欠き部内に長手状壁94を軸方向に嵌装するようにし
て、上記実施の形態と同様に両ステータ部80、90を
組み付けた後、当該切り欠き部と長手状壁94との間に
複数箇所の溶接を施して実施してもよい。
【0025】また、本発明の実施にあたっては、マグネ
ットロータを有するステップモータに限ることなく、ハ
イブリッド型ステップモータに本発明を適用して実施し
てもよい。また、本発明の実施にあたっては、車両用ス
ピードメータに限らず、車両その他産業機器用各種計器
等の駆動源として採用されるステップモータに本発明を
適用して実施してもよい。
ットロータを有するステップモータに限ることなく、ハ
イブリッド型ステップモータに本発明を適用して実施し
てもよい。また、本発明の実施にあたっては、車両用ス
ピードメータに限らず、車両その他産業機器用各種計器
等の駆動源として採用されるステップモータに本発明を
適用して実施してもよい。
【図1】車両用スピードメータの部分破断図である。
【図2】図1のスピードメータの部分破断平面図であ
る。
る。
【図3】図1のステップモータのステータの拡大斜視図
である。
である。
【図4】当該ステータの分解斜視図である。
【図5】ステップモータを制御するための電気回路図で
ある。
ある。
M…ステップモータ、S…ステータ、80、90…ステ
ータ部、81、84、91、93…ヨーク部、81a、
84a、91a、93a、82A、85A、92A、9
5A…凹所、82、85、92、95…磁極歯、83、
94…長手状壁。
ータ部、81、84、91、93…ヨーク部、81a、
84a、91a、93a、82A、85A、92A、9
5A…凹所、82、85、92、95…磁極歯、83、
94…長手状壁。
Claims (4)
- 【請求項1】 環状コイル(80d、90d)を、これ
を収容するボビン(80c、90c)と共に、環板状両
ヨーク(81、84、91、93)の間に同軸的に介装
するように、それぞれ構成されて互いに同軸的に重ね合
わされた二つのステータ部(80、90)を有するステ
ータ(S)と、 前記両ステータ部の各中空部内に亘り同軸的に回動可能
に軸支してなるロータ(R)とを備え、 前記各ヨークは、その内周縁側にて、これに対応するボ
ビンの中空部内周壁(H1、H2)に沿い延出する複数
の磁極歯(82、85、92、95)を有しているステ
ップモータにおいて、 前記複数の磁極歯が、これらに対応して前記ボビンの中
空部内周壁に形成した複数の凹所(82A、85A、9
2A、95A)にそれぞれ嵌合されていることを特徴と
するステップモータ。 - 【請求項2】 前記ステータの軸方向両端側に位置する
両ヨークが、その各外周縁に沿い間隔をおいて位置する
とともに互いに対向する少なくとも三つの両対向外周縁
部(81a、84a、91a、93a)にて、各長手状
壁(83、94)によりそれぞれ連結されていることを
特徴とする請求項1に記載のステップモータ。 - 【請求項3】 環状コイル(80d、90d)を、これ
を収容するボビン(80c、90c)と共に、環板状両
ヨーク(81、84、91、93)の間に同軸的に介装
して構成された環状ステータ(S)と、 前記このステータの中空部内に同軸的に回動可能に軸支
してなるロータ(R)とを備え、 前記各ヨークは、その内周縁側にて、前記ボビンの中空
部内周壁(H1、H2)に沿い延出する複数の磁極歯
(82、85、92、95)を有しているステップモー
タにおいて、 前記複数の磁極歯が、これらに対応して前記ボビンの中
空部内周壁に形成した複数の凹所(82A、85A、9
2A、95A)にそれぞれ嵌合されていることを特徴と
するステップモータ。 - 【請求項4】 前記両ヨークが、その各外周縁に沿い間
隔をおいて位置するとともに互いに対向する少なくとも
三つの両対向外周縁部にて、各長手状壁(83、94)
によりそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項
3に記載のステップモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13545996A JPH09322516A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | ステップモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13545996A JPH09322516A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | ステップモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09322516A true JPH09322516A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15152215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13545996A Pending JPH09322516A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | ステップモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09322516A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1267470A1 (en) * | 2001-06-13 | 2002-12-18 | Minebea Co., Ltd. | Stator structure of claw-pole type stepping motor |
JP2007060741A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Canon Inc | 駆動装置 |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP13545996A patent/JPH09322516A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1267470A1 (en) * | 2001-06-13 | 2002-12-18 | Minebea Co., Ltd. | Stator structure of claw-pole type stepping motor |
US6710503B2 (en) | 2001-06-13 | 2004-03-23 | Minebea Co., Ltd. | Stator structure for claw-pole type stepping motor |
JP2007060741A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Canon Inc | 駆動装置 |
JP4533278B2 (ja) * | 2005-08-22 | 2010-09-01 | キヤノン株式会社 | 駆動装置 |
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