JPH09322144A - テレビジョン信号の音声秘話伝送方式及びその装置 - Google Patents

テレビジョン信号の音声秘話伝送方式及びその装置

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JPH09322144A
JPH09322144A JP8156199A JP15619996A JPH09322144A JP H09322144 A JPH09322144 A JP H09322144A JP 8156199 A JP8156199 A JP 8156199A JP 15619996 A JP15619996 A JP 15619996A JP H09322144 A JPH09322144 A JP H09322144A
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television signal
television
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CATVシステムの簡易で低コストな音声スクラン
ブルを実現すること。 【解決手段】CATVシステムのヘッドエンド(図略)では
音声秘話信号に多重制御信号を重畳せずに出力する。ま
た音声信号は副チャンネル信号として送信され、主チャ
ンネル信号として無意音が送信される。ホームターミナ
ル200 ではチューナ21により受信信号を選局し、FSK デ
ータ復調器29にて制御データを復調する。CPU30 では制
御データを解読し、復調が許可されていることを確認す
ると、多重制御信号発生器31から多重制御信号を発生さ
せる。この多重制御信号を用いて多重復調器32では受信
信号を二音声信号に復調する。多重復調器32にて復調さ
れた信号は、低周波増幅器28、33にて増幅され、スピー
カ35、36より出力される。復調が許可されていない場合
には、主チャンネル信号が復調されて無意音が出力され
るため、音声にスクランブルがかけられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
の送受信システム、例えば、CATVシステムにおいて
契約者のみが秘話音声を聴くことができ、非契約者が秘
話音声を聴くことをできなくするテレビジョン信号の音
声秘話伝送方式及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CATVシステムにおいて、非契
約者に対する映像のスクランブルは実施されてはいた
が、音声スクランブルについては未実施であった。その
ため、非契約者は映像を見ることができないが、音声を
明瞭に聴き取ることができるために、不特定者に音声が
聴き取られるという問題があった。この問題の解決に
は、幾種類かの方法が考えられる。例えば、音声信号の
スペクトラムにおいて低周波と高周波とを反転させる方
式、或いは音声スペクトラムを入れ替えたり、シフトし
たり、音声信号の振幅を入れ替えるなどいくつか音声に
スクランブルをかける方法が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法のうち音声信号のスペクトラムを反転させる方法は、
反転方法が複雑であると共に、再度反転して音声を復調
する際の方法も複雑となるという問題があり、キーがず
れると正確に復調できず、モゴモゴとした音となってし
まう。また、音声スペクトラムを入れ替えたり、シフト
する方法や、音声信号の振幅を入れ替える方法などで
は、デジタル処理が必要であるため、スペクトラムを反
転させる方法よりさらにコスト高になってしまう。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、テレビジョン信号の送受信システム、例えばCAT
Vシステムにおいて簡易で、かつ、低コストで音声に秘
話機能を持たせ、非契約者が秘話音声を聴くことを防止
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の構成を採用することができる。
このシステムによれば、テレビジョン放送が二音声方式
で送信されていることを示す所定周波数の多重制御信号
を送出することなく、秘話対象のテレビジョン信号の音
声信号を音声副チャネルに出力し、音声主チャネルに無
信号又は無意音を出力する。そして、テレビジョン信号
の受信においては、受信したテレビジョン信号の復調の
許可が与えられた場合に、受信したテレビジョン信号の
音声信号を二音声方式で復調して、音声副チャネルの音
声信号を出力可能としている。よって、このシステムに
より多重制御信号が重畳されていなくとも、二音声方式
で復調できる契約端末のみ音声の秘話を解除でき、非契
約者は多重制御信号がテレビジョン信号に含まれていな
いため、秘話を解除することができない。
【0006】請求項2に記載の手段によれば、テレビジ
ョン受像機に選局したテレビジョン信号を出力する端末
装置において、復調許可指令手段により、受信したテレ
ビジョン信号の復調の許可を与えるための復調許可信号
を出力する。音声復調手段により、受信したテレビジョ
ン信号の音声信号を二音声方式で復調して、音声副チャ
ネルの音声信号が出力可能とされる。これにより、許可
された端末装置のみの受信信号の復調が可能となる。許
可されていない端末装置では、受信したテレビジョン信
号に多重制御信号が含まれていないため、二音声信号の
復調ができない。
【0007】請求項3に記載の手段によれば、端末装置
側で多重制御信号を発生して音声信号に重畳すること
で、本端末装置の出力を入力する二音声方式の音声を復
調可能な受像機でも秘話が解除できる。
【0008】請求項4に記載の手段によれば、復調許可
指令手段により、送信局から送信された復調許可データ
を受信し、自己の端末装置に対して復調許可が付与され
たと判定される場合に、復調許可信号を出力する。これ
により、受信したテレビジョン信号の復調の許可を送信
局の側から指令することができる。
【0009】請求項5に記載の手段によれば、多重制御
検出手段により、受信したテレビジョン信号に含まれる
多重制御信号を検出し、音声副搬送波検出手段によりテ
レビジョン信号に含まれる音声副搬送波を検出する。そ
して、出力手段により、多重制御信号が検出されず、音
声副搬送波が検出された場合にのみ、復調許可信号を出
力する。これにより、本端末装置を有する場合にのみ秘
話を解除することができる。
【0010】請求項6に記載の手段によれば、テレビジ
ョン信号を送信する送信装置において、第一音声制御手
段により秘話対象のテレビジョン信号の音声信号を音声
副チャネルに出力し、第二音声制御手段により音声主チ
ャネルに無信号又は無意音を出力し、多重制御信号を音
声帯域に重畳させない。これにより、テレビジョン信号
に多重制御信号が重畳されていないので、許可されてい
ない端末装置では主チャネルの音声信号を復調するた
め、無信号又は無意音が出力され、音声に秘話機能を持
たせることができる。
【0011】請求項7に記載の手段によれば、復調許可
データ送信手段により、テレビジョン信号の復調の許可
を与える端末装置を指定して、復調許可データを送信す
る。これにより、指定された端末装置側では、復調許可
データを解読し、その解読結果に基づいて受信信号を容
易に復調することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第一実施例)以下、本発明を具体的な実施例に基づい
て説明する。図1は、本発明に係わる第一実施例におい
てCATVシステムのヘッドエンド101(送信装置に
相当)及び制御装置100の構成を示したブロック図で
ある。通常、ヘッドエンド101において、二音声信号
の場合は日本語から成る主音声信号が主チャネル増幅器
5に入力され、外国語から成る副音声信号が副チャネル
増幅器11に入力される。また、音声信号がステレオ信
号の場合には、左側信号と右側信号とがマトリックス回
路10を通ることにより、(左側信号+右側信号)が主
チャネル増幅器5に入力され、(左側信号−右側信号)
が副チャネル増幅器11に入力される。そして、二音声
信号とステレオ信号との識別のために、多重制御信号が
音声信号に重畳される。本実施例では、音声秘話以外の
通常の音声信号の場合には、上記のように送信している
が、音声秘話を送信する場合には、音声信号に多重制御
信号を重畳せず、また主チャネル信号として無信号又は
無意音を送信し、副チャネル信号として音声信号を送信
する構成としている点が特徴である。
【0013】VTRや放送電波などからの映像信号によ
り、映像増幅器1で増幅された後に、映像振幅変調器2
により映像搬送波が振幅変調される。この振幅変調され
た信号は、同期圧縮回路3により水平同期信号の振幅が
圧縮され、混合器6bに出力される。また、同期圧縮回
路3の出力信号に基づいて変調回路9にて同期信号検出
のためのKEY信号が出力され、混合器6bに出力され
る。主チャネル増幅器5に入力された音声信号は増幅さ
れ、混合器6aに出力される。副チャネル増幅器11に
入力された音声信号は増幅され、副搬送波FM変調器1
2で2fH (fH は水平走査周波数)の副搬送波をFM変調
するために用いられる。副搬送波FM変調器12にてF
M変調された副搬送波は、16〜47kHz の通過帯域のバン
ドパスフィルタ(BPF)13を通り、混合器6aに出
力される。主チャネル側の音声信号と副チャネル側の音
声信号は混合器6aで混合され、この混合器6aの出力
を用いて音声FM変調器7が主搬送波をFM変調する。
FM変調された主搬送波は混合器6bに出力される。
尚、音声信号が音声秘話でない場合には、混合器6aに
て多重制御信号が混合される。
【0014】音声信号は、音声秘話の場合には、CPU
14の制御によりスイッチ4bが無意音発生器4a側に
切り換えられ、無意音発生器4aから発生したダミー音
などの無意音が、主チャネル信号として主チャネル増幅
器5に入力される。この無意音を発生する処理が、第一
音声制御手段に相当する。また、音声秘話の場合、副チ
ャネル信号としては、音声信号が出力される。この処理
が第二音声制御手段に相当する。同期圧縮回路3からの
映像信号と、音声FM変調器7からの音声信号は、他の
信号と共に混合器6bにて混合された後、周波数変換器
8により伝送路の下チャネルの所定帯域の信号に変換さ
れる。そして混合器6cにより他の周波数変換器からの
出力信号と共に混合され、同軸ケーブルを介して各ホー
ムターミナルに伝送される。
【0015】制御装置100は、ROM17、RAM1
8に記憶されたデータに基づいて、制御データ(復調許
可データに相当)の出力や、多重制御信号の発生の制御
などを行う。制御データは、受信信号の復調の許可を制
御する指令データであり、そのフォーマットの一例を図
4(a)に示す。図4(a)に示されるように、制御デ
ータには、対象となるホームターミナルのアドレス、対
象となるチャネルのコード、及び受信信号の復調の許可
又は不許可を指令する復調指令データなどから構成され
ている。各ホームターミナル毎に契約チャネルが対応し
て配列されたデータテーブルは、図4(b)に示される
ような構成を成し、RAM18に記憶されている。
【0016】CPU14からの制御データは、変調器2
0によりFSK(Frequency Shift Keying)変調された後
に混合器6cにて音声及び映像信号などと混合されて各
ホームターミナルへ伝送される。多重制御信号は、音声
信号が音声秘話でない場合に、多重制御信号発生器19
から発生され、混合器6aに出力される。この制御装置
100には、キーボード16やモニタ15などが設けら
れており、データの入力や、通信制御、システムの監視
などを行っている。
【0017】ここで、図5のフローチャートを用いてC
PU14における制御データの送信処理について説明す
る。尚、図5のプログラムは、所定時間間隔で繰り返し
て実行されている。まず、データテーブルを検索し(ス
テップ502 )、1つのアドレスの制御データを選択する
(ステップ504 )。この選択した制御データを送信し
(ステップ506 )、データテーブルが一巡したか否かを
判定する(ステップ508 )。まだ、データテーブルを一
巡していない場合には、次の制御データに移り(ステッ
プ512)、制御データが一巡した場合には先頭のアドレ
スの制御データに戻る(ステップ510 )。このように制
御データは継続して送信される。尚、図5に示される処
理が復調許可データ送信手段に相当する。
【0018】図2は、CATVシステムのホームターミ
ナル200(端末装置に相当)の構成を示したブロック
図であり、映像受信回路200aと音声受信回路200
bとから構成されている。同軸ケーブルを介して受信さ
れた信号は、チューナ21により選局される。選局され
た信号のうち映像信号は、映像中間周波増幅器22によ
りIF増幅される。増幅器22の出力信号に基づいてK
EY信号検出器37では、KEY信号を検出する。ディ
スクランブル回路38では、KEY信号を入力して映像
スクランブルを解除のための信号を出力する。このディ
スクランブル回路38の出力を用いて、映像検波器23
により映像信号が検波され、映像増幅器24で増幅さ
れ、受像管34に出力される。このようにしてホームタ
ーミナル200にて映像信号が取り出される。ホームタ
ーミナル200での復調が許可されていない場合には、
テレビジョン受像機は同期信号を検波できないので、映
像にスクランブルがかけられる。尚、KEY信号検出器
37、ディスクランブル回路38、チューナ21、映像
中間周波増幅器22、及び映像検波器23が映像受信回
路200aを構成している。
【0019】また、チューナ21により選局された信号
のうち音声信号は、音声中間周波検波器25によりIF
検波されると、音声中間周波増幅器26によりIF増幅
される。この増幅された信号は、音声FM検波器27に
よりFM検波される。受信信号の所定のデータチャネル
の制御データは、FSKデータ復調器29により復調さ
れる。CPU30ではFSKデータ復調器29からの出
力信号を解読し、多重制御信号発生器31(多重制御信
号発生手段に相当)からの多重制御信号の出力を制御す
る。この処理内容を図6のフローチャートを用いて説明
する。尚、図6に示されるプログラムは、所定時間間隔
で繰り返して実行される。
【0020】まず、復調された制御データをFSKデー
タ復調器29から受信し(ステップ602 )、その制御デ
ータが指定するホームターミナルアドレスが自己のアド
レスか否かを判定する(ステップ604 )。制御データが
指定するホームターミナルアドレスが自己のアドレスで
ある場合は、制御データを解読して音声秘話解除の対象
となるチャネルを記憶し、解除指定から外れた場合に
は、記憶してある許可チャネル番号を消去し(ステップ
606)、選局チャネルが解除対象チャネルであるか否か
を判定する(ステップ608 )。選局チャネルが解除対象
チャネルである場合は、多重制御信号発生器31に発生
指令を付与して多重制御信号を発生させると共にKEY
信号検出器37に音声信号からKEY信号を検出する指
令を与えディスクランブル回路38での圧縮された同期
信号の復調を可能とし(ステップ610)、選局チャネルが
解除対象チャネルでない場合には多重制御信号発生器3
1に停止指令を付与して多重制御信号の出力を停止させ
ると共にKEY信号検出器37に音声信号からKEY信
号を検出することを禁止する指令を与えディスクランブ
ル回路38での圧縮された同期信号の復調を禁止する
(ステップ612 )。ステップ604 にて指定されたホーム
ターミナルアドレスが自己のアドレスと異なる場合に
は、エンドとする。このようにして復調が許可されたホ
ームターミナル200にて多重制御信号が音声信号に重
畳される。尚、ステップ604 からステップ612 に至るフ
ローが復調許可指令手段に相当する。
【0021】ここで、音声信号における周波数スペクト
ラムと周波数偏移との関係を図9に示す。二音声信号の
場合では、音声信号に対して922.5Hz の正弦波で3.5fH
( 約55. 125kHz) の制御信号副搬送波を変調した多重制
御信号を重畳している。また、ステレオ信号の場合に
は、音声信号に対して982.5Hz の正弦波で3.5fH の制御
信号副搬送波を変調した多重制御信号を重畳している。
通常は、受信信号中に含まれた多重制御信号をホームタ
ーミナルで解読することで、二音声信号とステレオ信号
とを切り換えているが、本実施例ではホームターミナル
200で多重制御信号を発生させ、その信号を用いて受
信信号を復調する構成としている。
【0022】図2に示される構成において多重復調器3
2では、多重制御信号発生器31から出力された多重制
御信号を用いて、受信した音声信号を二音声信号に復調
する。この復調された信号は、低周波増幅器28、33
により増幅され、スピーカ35、36より音声として出
力される。このようにしてホームターミナル200にて
音声信号が取り出される。尚、図2中の点線で囲まれた
部分が音声受信回路200bを構成している。
【0023】上述したように、ヘッドエンド101から
出力される音声信号が音声秘話の場合には、多重制御信
号が含まれていないので、復調が許可されていないホー
ムターミナル側では主チャネル信号のみを復調すること
になる。この主チャネル信号は無意音から成るために、
主チャネル信号を復調しても、意味のある音声として聴
くことができない。このように本実施例では、復調が許
可されていないホームターミナルに対して音声の聴き取
りを防止することができる。一方、復調が許可されたホ
ームターミナル200では、受信信号に含まれた制御デ
ータを解読することで、ホームターミナル200の多重
制御信号発生器31から多重制御信号を発生させ、この
多重制御信号を用いて副チャネルから音声を復調するこ
とができるので、秘話音声を聴き取ることができる。
【0024】次に、本発明に係わるホームターミナルの
具体例を図3を用いて説明する。図3はホームターミナ
ル201の構成を示したブロック図である。受信信号は
入力端子41よりホームターミナル201内に入力さ
れ、CATVチューナ42にて選局される。この選局さ
れた信号に含まれている音声信号と映像信号は、SAW
(Surface Acoustic Wave: 表面弾性波フィルタ) 46、
47により映像信号と音声信号とにそれぞれ分離され、
映像・音声復調回路48に入力される。映像・音声復調
回路48にて復調された各信号のうち映像信号は、端子
VIDEOOUT より出力され、映像化される。尚、KEY信
号検波回路55によりチューナ42の出力する音声信号
から映像スクランブル解除のためのKEY信号が検出さ
れ、その信号に同期させてディスクランブルコントロー
ル回路56により同期信号を圧縮した期間だけ減衰器4
4の減衰量を減少させて、圧縮された同期信号を復元さ
せる。
【0025】一方、音声信号は、多重制御信号発生回路
57から発生される多重制御信号を用いて復調される。
即ち、FSKデータ復調回路51により制御データが復
調され、CPU53により制御データを解読し、復調指
令を確認すると、CPU53の端子AUDIO-SCR よりスイ
ッチ58に信号を出力し、スイッチ58がオンされる。
このスイッチ58のオンにより、多重制御信号発生回路
57から出力される多重制御信号が映像・音声復調回路
48の出力する音声信号に重畳される。この多重制御信
号を用いて音声多重復調回路49では、映像・音声復調
回路48にて復調された音声信号を二音声出力に復調す
る。そして、図略のスピーカより復調された音声が出力
される。ヘッドエンド101から復調が許可されていな
いホームターミナルは、多重制御信号が音声信号に重畳
されないので、副チャネルの音声を復調することができ
ず、主チャネルの無意音のみしか復調できない。このよ
うにして受信信号が秘話音声のとき、契約者側での秘話
音声の復調を許可し、非契約者側での秘話音声の復調を
不許可とすることができる。また、装置構成が簡易であ
るので、低コスト化を実現できる。
【0026】尚、本実施例では、音声秘話時に主チャネ
ル信号として、無意音発生器4aからダミー音などの無
意音を発生する構成としたが、無信号としてもよい。ま
た、上記実施例において、送信側から制御データを出力
し、受信側でその信号を解読して、その解読結果に基づ
いて受信した音声信号を復調する構成としたが、受信側
のメモリに復調許可のチャネルを指定したデータを記憶
させ、その記憶データに基づいて音声信号を復調する構
成としてもよい。
【0027】(第二実施例)上記の第一実施例では、ヘ
ッドエンド101から出力された制御データに基づいて
多重制御信号を出力する構成であった。本実施例では、
ヘッドエンド101から出力される信号に多重制御信号
がないことを検出して、ホームターミナル側で多重制御
信号を出力し、秘話音声を聴き取れる構成とした点が特
徴であり、図7及び図8を用いて以下に説明する。図7
は、ホームターミナル202の構成を示したブロック図
である。図3の構成と異なる点は、映像・音声復調回路
48の端子MPX-OUT からの出力信号に対して、BPF6
1、62と平滑化回路63、64とをそれぞれ直列に設
け、平滑回路63、64からの出力信号をCPU53に
入力している点であり、他の装置構成は図3と同じであ
る。ここで、BPF61は、音声副搬送波2fH (約31.5
kHz )を通過させるだけの帯域を有しており、BPF6
2は、多重制御信号の副搬送波3.5fH (約55.126kHz )
を通過させるだけの帯域を有している。また、多重制御
信号発生回路57の出力は、音声多重復調回路49の内
部で映像・音声復調回路48の出力する音声信号に重畳
されている。
【0028】次に、図8に示すフローチャートを用い
て、CPU53における多重制御信号の発生制御の処理
手順を説明する。まず、平滑回路63、64のそれぞれ
の出力を端子C1、C2より入力し(ステップ802 )、55.1
26kHz の信号があるか否かを判定する(ステップ804
)。この周波数の信号がある場合には、受信信号に多
重制御信号が含まれており、受信した音声信号が秘話音
声ではない、即ち二音声方式又はステレオ方式の信号で
あると見なして、多重制御信号発生回路57からの多重
制御信号の発生を停止する指令を出力し、スイッチ58
をオフにする(ステップ810 )。これで通常のように受
信信号を復調し、二音声又はステレオにて出力する。
尚、ステップ804 における処理が多重制御信号検出手段
に相当する。
【0029】ステップ804 にて3.5fH の多重制御信号副
搬送波がない場合には、受信信号に多重制御信号が含ま
れてなく、受信した音声信号が秘話音声である、或いは
モノラル信号と見なし、次のステップに進む。ステップ
806 では、2fH の音声副搬送波があるか否かを判定し、
この周波数の搬送波がない場合には副チャネル信号がな
く、受信信号が秘話でないモノラル信号であると判定
し、ステップ810 に進み、多重制御信号の発生停止指令
を出力し、スイッチ58をオフにする。ステップ806 に
て、2fH の音声副搬送波がある場合には、副チャネル信
号が存在すると判定し、秘話方式であるので、二音声出
力を行うために、二音声方式の多重制御信号を発生する
指令を出力し、スイッチ58をオンにする(ステップ80
8 )。尚、ステップ806 における処理が音声副搬送波検
出手段に相当し、ステップ808 における処理が出力手段
に相当する。
【0030】このように、受信信号に多重制御信号が含
まれず、かつ、副チャネル信号が存在するときに、多重
制御信号発生回路57から多重制御信号を出力して秘話
を解除することができる。そして、利用者は、二音声の
うち副チャネルを選択して秘話音声を聴くことができ
る。この秘話音声時において、副チャネルのみから音声
出力される構成としてもよいし、リモコン操作で選択し
て副チャネルから出力する構成としてもよい。一方、非
契約者は、この場合受信信号に多重制御信号が含まれて
いないのでモノラル方式と見なされるので、受像管で副
チャネルの音声を聴くことができず、主チャネルの無意
音しか聴くことができない。
【0031】上記に示されるように、本発明によれば、
音声秘話時において主チャネル信号を無意音又は無信号
とし、副チャネル信号を音声信号として、多重制御信号
を含まない信号をヘッドエンドから出力することで、復
調が許可されていないホームターミナルでの音声の聴き
取りを防止することができる。また、復調が許可されて
いるホームターミナルでは、受信信号に含まれる制御デ
ータを検出し、又は、多重制御信号が含まれていないこ
とを検出して多重制御信号を発生し、この信号を用いて
音声信号を復調することで、秘話音声を復調させること
ができる。さらに、装置構成が簡易であるので、システ
ムの低コスト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一実施例におけるセンタの構
成を示したブロック図。
【図2】本発明に係わる第一実施例におけるホームター
ミナルの構成を示したブロック図。
【図3】本発明に係わる第一実施例におけるホームター
ミナルの具体的構成を示したブロック図。
【図4】本発明に係わる第一実施例における制御データ
のフォーマットの構成を示した模式図。
【図5】本発明に係わる第一実施例におけるセンタの処
理内容の示したフローチャート。
【図6】本発明に係わる第一実施例におけるホームター
ミナルの処理内容を示したフローチャート。
【図7】本発明に係わる第二実施例におけるホームター
ミナルの具体的構成を示したブロック図。
【図8】本発明に係わる第二実施例におけるホームター
ミナルの処理内容を示したフローチャート。
【図9】音声信号の周波数スペクトルと周波数偏移との
関係を示した模式図。
【符号の説明】
1 映像増幅器 2 映像振幅変調器 3 同期圧縮回路 4a 無意音発生器 6a〜6c 混合器 5 主チャネル増幅器 7 音声FM変調器 8 周波数変調器 10 マトリックス回路 11 副チャネル増幅器 12 副搬送波FM変調器 13 バンドパスフィルタ 14、30 CPU 19、31 多重制御信号発生器 21 チューナ 29 FSKデータ復調器 32 多重復調器 100 制御装置 101 ヘッドエンド 200、201 ホームターミナル 200a 映像受信回路 200b 音声受信回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局が映像信号と音声信号とから成る
    テレビジョン信号の映像信号をスクランブルして送信
    し、許可された所定の受信端末装置のみテレビジョン信
    号の復調を可能とした伝送方式において、 前記テレビジョン信号の送信において、 テレビジョン放送が二音声方式で送信されていることを
    示す所定周波数の多重制御信号を送出することなく、秘
    話対象のテレビジョン信号の音声信号を音声副チャネル
    に出力し、音声主チャネルに無信号又は無意音を出力
    し、 前記テレビジョン信号の受信において、 受信したテレビジョン信号の復調の許可が与えれらた場
    合に、受信したテレビジョン信号の音声信号を二音声方
    式で復調して、音声副チャネルの音声信号を出力可能と
    したことを特徴とするテレビジョン信号の音声秘話伝送
    方式。
  2. 【請求項2】 請求項1のテレビジョン信号の音声秘話
    伝送方式において使用される端末装置において、 受信した前記テレビジョン信号の復調の許可を与える復
    調許可信号を出力する復調許可指令手段と、 前記復調許可指令手段から前記復調許可信号を入力した
    場合には、受信したテレビジョン信号の音声信号を二音
    声方式で復調して、音声副チャネルの音声信号を出力可
    能とした音声復調手段とを有することを特徴とするテレ
    ビジョン信号の音声秘話伝送方式における端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のテレビジョン信号の音声秘話
    伝送方式において使用される端末装置において、 受信した前記テレビジョン信号の復調の許可を与える復
    調許可信号を出力する復調許可指令手段と、 前記復調許可指令手段から前記復調許可信号を入力した
    場合には、テレビジョン放送が二音声方式で送信されて
    いることを示す所定周波数の多重制御信号を生成して、
    受信した音声信号帯域に重畳する多重制御信号発生手段
    とを有することを特徴とするテレビジョン信号の音声秘
    話伝送方式における端末装置。
  4. 【請求項4】 前記復調許可指令手段は、前記送信局か
    ら送信された復調許可データを受信して、自己の端末装
    置に対して復調許可が付与されたと判定される場合に、
    前記復調許可信号を出力する手段であることを特徴とす
    る請求項2又は請求項3に記載のテレビジョン信号の音
    声秘話伝送方式における端末装置。
  5. 【請求項5】 前記復調許可指令手段は、 受信したテレビジョン信号に含まれる多重制御信号を検
    出する多重制御信号検出手段と、 受信したテレビジョン信号に含まれる音声副搬送波を検
    出する音声副搬送波検出手段と、 前記多重制御信号検出手段により前記多重制御信号が検
    出されず、前記音声副搬送波検出手段により音声副搬送
    波が検出された場合にのみ、前記復調許可信号を出力す
    る出力手段とを有することを特徴とする請求項2又は請
    求項3に記載のテレビジョン信号の音声秘話伝送方式に
    おける端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1のテレビジョン信号の音声秘話
    伝送方式において使用される送信装置において、 秘話対象のテレビジョン信号の音声信号を音声副チャネ
    ルに出力する第一音声制御手段と、 音声主チャネルに無信号又は無意音を出力する第二音声
    制御手段とを有して、テレビジョン放送が二音声方式で
    送信されていることを示す所定周波数の多重制御信号を
    音声帯域に重畳させないことを特徴とするテレビジョン
    信号の音声秘話伝送方式における送信装置。
  7. 【請求項7】 前記テレビジョン信号の復調の許可を与
    える端末装置を指定して、復調許可データを送信する復
    調許可データ送信手段を有することを特徴とする請求項
    6に記載のテレビジョン信号の音声秘話伝送方式におけ
    る送信装置。
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