JPH09322134A - データ受信装置 - Google Patents

データ受信装置

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JPH09322134A
JPH09322134A JP8138502A JP13850296A JPH09322134A JP H09322134 A JPH09322134 A JP H09322134A JP 8138502 A JP8138502 A JP 8138502A JP 13850296 A JP13850296 A JP 13850296A JP H09322134 A JPH09322134 A JP H09322134A
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純一 平位
Kazuo Okamura
和男 岡村
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英和 谷川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ送信装置から循環的に送信される複数
のページからなる一群の送信データを、1ページずつ選
択することなく、一群の送信データ全てを一通り表示さ
せることができるデータ受信装置を提供すること。 【解決手段】 複数のページからなる一群の送信データ
が送信データ読出部114から循環的に読み出され、多
重化部115を経て、送信部116より送信される。デ
ータ受信装置の制御部2355は、1ページ分の受信デ
ータが所定の時間表示されている間に、表示されている
ページよりも表示回数の少ないページを選択し、前記所
定の時間経過後、それまで表示されていた受信データに
代えて選択したページの受信データを表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ放送システ
ムなどにおいて、放送局から循環的に送信される複数の
ページからなる送信データを受信して表示させるデータ
受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、複数のページからなるデータを循
環的に送信するデータ送信装置は文字放送に使用されて
いる。文字放送に用いられる従来のデータ送信装置は、
内容の異なる複数のページからなる一群の情報を、地上
波の未使用領域を利用して、1ページずつ順送りに繰り
返して送信する。そして、データ受信装置では、利用者
によって見たいページが選択されると、順送りに送信さ
れる複数のページの中から指定されたページを捕らえて
表示する(改訂 文字放送技術ハンドブック、放送技術
開発協議会編、兼六館出版株式会社、昭和63年6月1
日発行)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ受信装置では、見たいページは利用者がその
都度選択しなければならないため、一群の情報を全て見
ようとする場合には、そのページ数回分の選択操作をし
なければならず、非常に煩わしいといったことがある。
【0004】本発明は、上記課題に鑑み、その都度選択
操作することなく、一群の情報全てを見ることができる
データ受信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るデータ受信装置は、複数のページから
なる一群の送信データを循環的に送信し、受信装置で受
信したデータの内、1ページ分の受信データを選択して
受信装置の表示画面に表示させるテレビ放送システムに
おけるデータ受信装置であって、自動モードの選択操作
手段と、自動モードの選択操作があると、1ページ分の
受信データを選択して表示画面に表示させる第1の表示
制御手段と、表示画面に新たな受信データが表示される
度に、所定の時間内に、一群の受信データの内、未だ表
示されていないページから次に表示させるページを決定
する次ページ決定手段と、前記所定の時間が経過する
と、次ページ決定手段が決定したページの受信データを
選択し、そのとき表示されている受信データに代えて選
択した受信データを表示画面に表示させる第2の表示制
御手段とを備える。
【0006】また、本発明に係るデータ受信装置は、複
数のページからなる一群の送信データを循環的に送信
し、受信装置で受信した受信データの内、1ページ分の
受信データを選択して受信装置の表示画面に表示させる
テレビ放送システムにおけるデータ受信装置であって、
受信データの各ページ毎に、表示画面に表示された回数
を記憶する表示回数記憶手段と、自動モードの選択操作
手段と、自動モードの選択操作があると、1ページ分の
受信データを選択して表示画面に表示させる第1の表示
制御手段と、表示画面に新たな受信データが表示される
度に、所定の時間内に、表示回数記憶手段を参照し、そ
のとき表示されているページの表示回数よりも少ない表
示回数のページを次に表示させるページとして決定する
次ページ決定手段と、前記所定の時間が経過すると、次
ページ決定手段が決定したページの受信データを選択
し、そのとき表示されている受信データに代えて選択し
た受信データを表示画面に表示させる第2の表示制御手
段とを備える。
【0007】また、本発明に係るデータ受信装置は、ペ
ージ相互間が1方向または双方向に関連付けられた参照
関係を有する複数のページからなる一群の送信データを
循環的に送信し、受信装置で受信した受信データの内、
1ページ分の受信データを選択して受信装置の表示画面
に表示させるテレビ放送システムにおけるデータ受信装
置であって、自動モードの選択操作手段と、自動モード
の選択操作があると、1ページ分の受信データを選択し
て表示画面に表示させる第1の表示制御手段と、表示画
面に新たな受信データが表示される度に、所定の時間内
に、そのとき表示されているページが参照しているペー
ジを次に表示させるページとして決定する次ページ決定
手段と、前記所定の時間が経過すると、次ページ決定手
段が決定したページの受信データを選択し、そのとき表
示されている送信データに代えて選択した送信データを
表示画面に表示させる第2の表示制御手段とを備える。
【0008】さらに、受信データの各ページ毎に、表示
画面に表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、
前記次ページ決定手段が次ページを決定できないときに
は、前記表示回数記憶手段を参照し、そのとき表示され
ているページの表示回数よりも少ない表示回数のページ
を次に表示させるページとして決定する代替ページ決定
手段とを備えることとすることもできる。
【0009】さらに、受信データの各ページ毎に、表示
画面に表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、
自動モードの選択操作があると、時間の測定を開始する
時間測定手段と、前記時間測定手段の測定した時間が所
定時間となる度に、前記次ページ決定手段の制御を停止
し、前記表示回数記憶手段を参照し、そのとき表示され
ているページの表示回数よりも少ない表示回数のページ
を次に表示させるページとして決定する代替ページ決定
手段とを備えることとすることもできる。
【0010】さらに、受信データの各ページ毎に、表示
画面に表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、
自動モードの選択操作があると、受信データが表示画面
に表示された回数の記録を開始する表示回数記録手段
と、前記表示回数記録手段が記録した回数が所定回数と
なる度に、前記次ページ決定手段の制御を停止し、前記
表示回数記憶手段を参照し、そのとき表示されているペ
ージの表示回数よりも少ない表示回数のページを次に表
示させるページとして決定する代替ページ決定手段とを
備えることとすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態であるデータ通信システム100の構成を示すブロッ
ク図である。データ通信システム100は、データ送信
装置110と複数のデータ受信装置150とを備える。
【0012】データ送信装置110は、情報取得部11
1、送信データ生成部112、送信データ保持部11
3、送信データ読み出し部114、多重化部115およ
び送信部116を備える。データ受信装置150は、受
信分離部151、受信データ保持部152、再生部15
3、表示部154、制御部155および信号受信部15
6を備える。 (データ送信装置110の構成の説明)以下、図1から
図11を用いて、データ送信装置110の各構成につい
て説明する。 (情報取得部111の構成の説明)情報取得部111
は、取得リスト記憶部121と、WWWサーバなどの外
部データベースから取得した情報を保持する図示しない
バッファとを備える。
【0013】取得リスト記憶部121には、取得順を示
す取得順番号に対応づけて、情報取得部111が取得す
べき情報の取得先と、取得すべき情報のファイル名とを
示す取得リストが予め格納されている。図2は、取得リ
スト記憶部121に格納されている取得リスト200の
一例を示す説明図である。なお、ファイル名の拡張
子『.html』は、そのファイル内にHTML文書が
格納されていることを表し、拡張子『.gif』は、そ
のファイルに、GIF形式で圧縮された画像情報が格納
されていることを表している。また、拡張子『.au』
は、そのファイル内にAU形式の音声情報が格納されて
いることを表している。
【0014】取得リスト記憶部121には、例えば、情
報取得部111がインターネットに接続されており、W
WWサーバから情報を取得するよう設定されている場合
には、図2に示すような取得リスト200が格納されて
いる。取得リスト200には、取得順番号201に対応
づけて、取得先名202として、ディレクトリ部までを
含んだそのWWWサーバのURLが格納されている。ま
た、各WWWサーバが提供するホームページは、各ペー
ジが、1つのHTML文書と、そのHTML文書にファ
イル名が指定された画像情報ファイルおよび音声情報フ
ァイルとで表されるので、取得リスト200には、取得
すべきファイル名203として、当該ページを記述した
HTML文書のファイル名と画像情報のファイル名と音
声情報ファイル名とが、ページ単位に格納されている。
【0015】なお、上記取得リスト記憶部121におい
て、前記取得先と前記ファイル名とは、必ずしも別々に
記述される必要はなく、1つのURLで表されていても
よい。また、情報取得部111の取得先がWWWサーバ
でない場合には、取得先は当該外部データベースの装置
アドレスで、取得すべきファイルはファイルアドレスで
表される。
【0016】情報取得部111は、取得リスト記憶部1
21から、取得先のURLと取得すべき情報のファイル
名とを取得順番号201の順に読み出して、そのURL
で示されるWWWサーバにアクセスし、当該ファイル名
のファイルを取得する。情報取得部111は、取得した
ファイルにファイル名を付し、前記バッファに格納す
る。 (取得ファイルの例示説明)以下、情報取得部111が
取得するファイルの内容について、図3、図4、図5お
よび図6を用いて具体的に説明する。
【0017】図3は、WWWホームページの第1ページ
の一例を記述するHTML文書301『Report.
html』を示す説明図である。なお、HTML文書3
01『Report.html』という表記は、ファイ
ル名が『Report.html』というファイルに格
納されているHTML文書301を示すものとする。ま
た、各HTML文書において、〈(文字列)〉で表され
る制御コードは、タグと呼ばれ、原則として、〈(文字
列)〉と〈/(文字列)〉との組で用いられる。〈〉内
の文字列は、そのタグの制御内容を表している。
【0018】行320の〈HTML〉と、行322の
〈/HTML〉とは、〈HTML〉と〈/HTML〉と
の間に挟まれている文字列が、1つのHTML文書30
1であることを示している。行321の〈H1〉と〈/
H1〉とは、これらの間の文字列『天気予報』が、この
文書の見出しであることを示している。
【0019】行313の〈CENTER〉と、行315
の〈/CENTER〉とは、これらの間に挟まれた文字
列によって表現される文書の表示要素を、中よせで表示
することを示している。行314の〈IMG SRC
=”Weather.gif”〉は、後述の図4に示す
画像情報401『Weather.gif』が、この位
置に文書の表示要素として含まれていることを表す。な
お、タグ〈IMG〉の属性である『SRC=』は、画像
情報ファイルの指定を示し、その属性値である『”We
ather.gif”』は、指定されたファイルのファ
イル名を示している。
【0020】図4は、WWWホームページの第1ページ
に表示される画像の一例である画像情報401『Wea
ther.gif』を示す説明図である。図4に示すよ
うに、画像情報ファイル『Weather.gif』に
格納されている画像情報401は、日本の各地の天気を
示す概略日本地図の画像を表している。
【0021】HTML文書301の行316と、行31
7とは、〈P〉と〈/P〉とで囲まれた文字列『明日は
全国的に春めいた陽気になるでしょう』が、この文書の
本文の1つのパラグラフ(段落)であることを表す。行
318の〈UL〉と、行321の〈/UL〉とは、これ
らの間の文字列によって表現される文書の表示要素を、
番号無しの見出しによる箇条書きの形式で表示すること
を示している。
【0022】行319と行320の〈LI〉は、これ以
降次の〈LI〉もしくは〈/UL〉までの文字列が、箇
条書きの1つの項目となることを示している。行319
の〈A HREF=“Tokyo.html“〉東京
〈/A〉は、文字列『東京』から、後述の図5に示すH
TML文書501『Tokyo.html』にリンクが
張られていることを表している。この文字列『東京』の
ように、他のファイルへのリンクが張られている文字列
または画像は、ホットスポットまたはアンカーポイント
と呼ばれる。例えば、ブラウザによってパソコンのモニ
ターに表示されたホットスポット『東京』がユーザのマ
ウス操作などにより選択された場合には、文字列『東
京』にリンクされたHTML文書501『Tokyo.
html』がブラウザによって読み込まれ、その表示画
像が表示される。また、タグ〈A〉の属性である『HR
EF=』は、タグ〈A〉のリンク先の指定を示し、その
属性値である『”Tokyo.html”』は、そのリ
ンク先のファイル名を示している。
【0023】行320の〈A HREF=“Osak
a.html“〉大阪〈/A〉は、文字列『大阪』か
ら、後述の図6に示すHTML文書601『Osak
a.html』にリンクが張られていることを表す。行
320の文字列『大阪』も、行319の文字列『東京』
と同様のホットスポットであり、当該文字列『大阪』が
選択された場合には、文字列『大阪』にリンクされたH
TML文書601『Osaka.html』の表示画像
がモニターに表示される。
【0024】行321の〈A HREF=“Weath
er.au“〉音声解説〈/A〉は、文字列『音声解
説』から、音声情報『Weather.au』にリンク
が張られていることを表す。文字列『音声解説』は、ホ
ットスポットであり、当該文字列『音声解説』が選択さ
れた場合には、リンクされた音声情報『Weathe
r.au』が再生される。
【0025】図5は、前記WWWホームページの第2ペ
ージの一例を記述するHTML文書501『Toky
o.html』を示す説明図である。HTML文書50
1に記述されているタグについては、すでに説明してい
るので、他のページへのリンクに関する説明を除き、説
明を省略する。行411の〈A HREF=“Repo
rt.html“〉戻る〈/A〉は、文字列『戻る』か
ら、図3に示したHTML文書301『Report.
html』にリンクが張られていることを表す。
【0026】図6は、前記WWWホームページの第3ペ
ージの一例を記述するHTML文書601『Osak
a.html』を示す説明図である。HTML文書60
1に記述されているタグについては、すでに説明してい
るので、他のページへのリンクに関する説明を除き、説
明を省略する。行511の〈A HREF=“Repo
rt.html“〉戻る〈/A〉は、文字列『戻る』か
ら、図3に示すHTML文書301『Report.h
tml』にリンクが張られていることを表す。
【0027】なお、上記情報取得部111は、取得リス
ト記憶部121に示されている全ファイルを連続的に取
得し、取得した全ファイルを前記バッファに格納すると
してもよいし、前記ページ単位にファイルを取得して前
記バッファに格納し、後述の送信データ生成部112の
当該ページに対する処理が完了する都度、次のファイル
を取得するとしてもよい。 (送信データ生成部112の構成の説明)送信データ生
成部112は、データ変換テーブル記憶部122と、送
信データ生成用の作業領域となる図示しない記憶領域と
を備える。データ変換テーブル記憶部122は、各HT
MLタグの制御内容とそれに対応するフラグとを示すタ
グテーブルと、TV表示用の文字フォントを用途別に収
録したフォントファイルと、ホットスポットを記述する
リンク情報のデータ通信システム100用フォーマット
を示したリンク情報テーブルとを記憶している。前記作
業領域は、1ファイルのHTML文書を保持するための
ファイル記憶領域と、タグ内の〈〉で挟まれた文字列を
確保するためのタグ記憶領域と、タグ以外の文字列を確
保するための文字列記憶領域と、表示画像情報の生成を
制御するためのフラグを立てる領域となるフラグ記憶領
域とからなる。前記タグ記憶領域に書き込まれた文字列
と、前記文字列記憶領域に書き込まれた文字列とは、そ
のタグ(フラグ)に対応した処理が完了する都度、消去
される。前記フラグ記憶領域には、フラグが複数あれ
ば、上位から順にセットされ、下位から順にリセットさ
れる。
【0028】図7は、データ変換テーブル記憶部122
に格納されているリンク情報テーブル700の一例を示
す説明図である。なお、リンク情報テーブル700に示
す『9』は、10進数一桁の数字を表す。リンク情報テ
ーブル700に示されるように、リンク情報は、インデ
ックス情報701とホットスポット情報702とからな
り、インデックス情報701とホットスポット情報70
2とは、それぞれ〈〉で挟まれた文字列で表される。
【0029】インデックス情報701は、インデックス
情報であることを示す情報識別部『INDEX =』
と、4桁の10進数で表されるファイル識別値とからな
る。ファイル識別値は、このインデックス情報が属する
送信データのファイルの識別番号を示す。ホットスポッ
ト情報702は、ホットスポット情報であることを示す
情報識別部『HOTSPOT 』と、対応する表示画像
情報によって表される表示画像中のカーソル表示位置を
示すX−Y座標『X=999、Y=999、』と、当該
X−Y座標に表示されるカーソルに対応付けられている
命令『GO_TO_PAGE』と、4桁の10進数で表
されるその命令の変数値とからなる。前記命令の変数値
は、当該カーソルにリンクされている他の送信データの
ファイルの識別番号を示す。
【0030】また、送信データ生成部112は、1つの
HTML文書に基づいて生成される一組の表示画像情報
と音声情報とリンク情報とを1つの送信データファイル
として取り扱う。送信データ生成部112は、後述の送
信データ保持部113内に設けられている表示画像情報
記憶部123と音声情報記憶部124とリンク情報記憶
部125とのそれぞれに、送信データの1ファイルに格
納される表示画像情報と音声情報とリンク情報とを対応
づけて格納するための記憶領域を設定する。以下、表示
画像情報記憶部123内の記憶領域を表示画像情報記憶
領域、音声情報記憶部124内の記憶領域を音声情報記
憶領域、リンク情報記憶部125内の記憶領域をリンク
情報記憶領域という。
【0031】さらに、送信データ生成部112は、同一
送信データファイルの表示画像情報と音声情報とリンク
情報とを格納するために設定した表示画像情報記憶領域
と音声情報記憶領域とリンク情報記憶領域とのそれぞれ
に、送信データ読み出し用の同一識別番号を付す。ま
た、送信データ生成部112は、同一送信データファイ
ルに属する音声情報とリンク情報とを、それぞれ1つの
ファイルとして管理し、それらに同一識別番号を付す。
前記識別番号は、例えば、取得したファイルのファイル
名203に対応する、取得リスト200内の取得順番号
201で与えられる。
【0032】送信データ生成部112は、情報取得部1
11によって取得された未処理のHTML文書ファイル
を、取得リスト200の取得順番号201に従って情報
取得部111内のバッファから取り出し、前記作業領域
のファイル記憶領域に書き込むとともに、リンク情報テ
ーブル700のインデックス情報701のフォーマット
に従って、インデックス情報を生成する。さらに、生成
したインデックス情報を、送信データ保持部113のリ
ンク情報記憶領域の先頭に格納する。
【0033】さらに、送信データ生成部112は、HT
ML文書の先頭から順に、タグを読み込んでは読み込ん
だタグとタグテーブルとを照合し、そのタグの制御内容
を解釈する。制御内容の解釈は、タグ開始文字『〈』に
続く文字列を1文字ずつタグ終了文字『〉』が現れるま
で作業領域のタグ記憶領域に書き込んでいき、原則とし
て、タグ終了文字が現れた時点で作業領域に書き込まれ
ている文字列、すなわち、『〈』と『〉』とに挟まれた
文字列を、タグテーブルと照合することにより解釈を行
う。
【0034】送信データ生成部112は、読み込んだタ
グが〈(『A』、『IMG』または『/で始まる文字
列』以外の文字列)〉であれば、先ず、前記解釈結果を
表すフラグを作業領域のフラグ記憶領域に立て、そのフ
ラグに対応づけて、当該タグ〈〉とそれに対応するタグ
〈/〉とに挟まれた文字列を、作業領域の文字列記憶領
域に確保する。相対応するタグに挟まれた文字列を、文
字列記憶領域に確保する方法は、タグ内の文字列と同様
である。次いで、確保した文字列をフォントファイル中
の文字フォントを用いて文字の画像に変換し、当該文字
画像がフラグに従って配置された表示画像情報を生成す
る。次いで、生成した表示画像情報を、送信データ保持
部113に設定しておいた表示画像情報記憶領域に追加
する。また、前記タグ〈〉に続くものが文字列でなく、
別のタグ〈(別の文字列)〉である場合には、前のタグ
〈〉に対応するフラグだけをフラグ記憶領域に立ててお
き、次のタグ〈(別の文字列)〉に応じた処理を行う。
【0035】送信データ生成部112は、読み込んだタ
グが〈IMG〉であれば、その属性である『SRC=』
によって指定される『”ファイル名”』の画像情報ファ
イルを情報取得部111のバッファから取り出して、そ
のファイル名の拡張子に応じた形式で伸長し、ビットマ
ップデータあるいはグラフィックデータなどの一定の形
式で表される画像情報に変換する。例えば、指定された
画像情報ファイルのファイル名の拡張子が『.gif』
であれば、当該画像情報をGIF形式に従って伸長し、
所定の形式の画像情報に変換する。変換後の画像情報に
対する制御内容を示した上位のフラグがあればその制御
内容に従い、なければ初期設定による表示位置にその画
像が配置されるよう表示画像情報を生成する。次いで、
生成した表示画像情報を、前記表示画像情報記憶領域に
追加する。
【0036】送信データ生成部112は、読み込んだタ
グがタグ〈A〉であれば、タグ〈A〉の属性である『H
REF=』によって指定された『”リンク先ファイ
ル”』が、拡張子『.au』などの音声情報であるか否
かをチェックする。音声情報であれば、当該音声情報を
取得リスト記憶部121から取り出して予め定めた一定
形式の音声情報に変換し、変換後の音声情報を前記音声
情報記憶領域に格納する。
【0037】音声情報でなければ、タグ〈A〉とタグ
〈/A〉とで挟まれた文字列から文字画像を生成し、生
成した文字画像が、上位のフラグによって配置される表
示位置もしくは、初期設定による表示位置からカーソル
を表示するための領域を空けて表示されるよう表示画像
情報を生成する。生成した表示画像情報は、送信データ
保持部113の表示画像情報記憶領域に追加して格納す
る。次いで、空き領域としたカーソル表示位置のX−Y
座標を計算する。さらに、リンク情報テーブル700の
ホットスポット情報702を参照し、計算したカーソル
表示位置のX−Y座標と、タグ〈A〉の属性『HREF
=』で指定された『”リンク先ファイル名”』とから、
ホットスポット情報を生成する。この際に、取得リスト
200を参照し、タグ〈A〉の『”リンク先ファイル
名”』から、そのファイル名203に対応する取得順番
号201を調べ、当該取得順番号201をそのファイル
の識別番号としてホットスポット情報内に記述する。も
し、リンク先ファイル名が取得リストに存在しない場合
には、自ファイルのファイル名をリンク先ファイル名と
しておく。次いで、生成したホットスポット情報を、送
信データ保持部113のリンク情報記憶領域に追加して
格納する。
【0038】送信データ生成部112は、上記処理によ
り、1つのHTML文書に記述されている内容につい
て、すべての処理を終了すると、表示画像情報領域に格
納されている表示画像情報中の実際には表示されない領
域の一定位置に、当該表示画像情報領域に付した識別番
号を画像化して書き込む。なお、ここでは、上記識別番
号を、10進数4桁の数字で表しているが、識別番号
は、何桁であってもよく、2進数であってもよいし、文
字混じりの数字や記号であってもよい。図形やバーコー
ドなどで表されていてもよい。また、ファイル名であっ
てもよい。さらに、音声情報記憶領域に格納されている
音声情報と、リンク情報記憶領域に格納されているリン
ク情報とには、一般のデジタルデータファイルに付すの
と同様にして、対応する記憶領域に付されている識別番
号を付す。
【0039】このような処理により、送信データ生成部
112は、取得されたHTML文書301、図示しない
音声情報、画像情報401、HTML文書501および
HTML文書601から、前記WWWホームページの第
1ページの送信データ800、第2ページの送信データ
900および第3ページの送信データ1000を生成す
る。 (送信データ生成部112によって生成される送信デー
タの例示)図8は、HTML文書301と音声情報『W
eather.au』と画像情報401とから生成され
たWWWホームページの第1ページの送信データ800
を示す説明図である。図9は、HTML文書501から
生成されたWWWホームページの第2ページの送信デー
タ900を示す説明図である。図10は、HTML文書
601から生成されたWWWホームページの第3ページ
の送信データ1000を示す説明図である。
【0040】図8に示す送信データ800は、WWWホ
ームページの第1ページを表し、表示画像情報801お
よび音声情報802と、表示画像情報801に関連付け
られたとリンク情報803とからなる。図8(a)は、
表示画像情報801に基づいて表示される表示画像を用
いて、表示画像情報801の内容を表す説明図である。
図8(b)は、音声情報802を示す説明図である。図
8(c)は、リンク情報803の内容を示す説明図であ
る。
【0041】表示画像情報801の上部に破線で示す領
域は、いずれの表示画像情報にも共通の非表示領域を示
している。前記非表示領域は、表示部154の表示画面
には表示されない。このような当該非表示領域の右上隅
の位置には、送信データ生成部112によって画像とし
て表された識別番号『0001』が書き込まれている。
また、表示される領域では、もとのファイルでは文字コ
ードで表されていた文字列が画像化されて表され、画像
情報として表されていた画像とともに、全体で一つの画
像として1画面の表示画像を表している。
【0042】音声情報802は、HTML文書301中
のホットスポットである文字列『音声解説』にリンクさ
れていた音声情報である。図8(b)に示すように、音
声情報802を格納しているファイルには、識別番号
『0001』が付されている。音声情報802と同様、
図8(c)に示すように、リンク情報803を格納して
いるファイルには、識別番号『0001』が付されてい
る。リンク情報803は、制御用の情報であるので表示
されない。リンク情報803中の行811は、すでに説
明したインデックス情報で、送信データ800のファイ
ルの識別番号が『0001』であることを表す。
【0043】行812は、表示画像情報801上の、座
標値(100、600)で表される位置に、命令『GO
_TO_PAGE(0002)』が関連付けられてお
り、この位置にデータ受信装置150側で保持している
カーソルの画像が表示されるべきことを示している。命
令『GO_TO_PAGE(0002)』は、『000
2』という識別番号の送信データ900で表されるペー
ジを表示せよ、という命令を表す。
【0044】行813は、表示画像情報801上の、座
標値(100、700)で表される位置に、命令『GO
_TO_PAGE(0003)』が関連付けられてお
り、この位置にカーソルの画像が表示されるべきことを
示している。命令『GO_TO_PAGE(000
3)』は、『0003』という識別番号の送信データ1
000で表されるページを表示せよ、という命令を表
す。
【0045】図9に示す送信データ900は、WWWホ
ームページの第2ページを表し、表示画像情報901
と、表示画像情報901に関連付けられたリンク情報9
02とからなる。図9(a)は、表示画像情報901に
基づいて表示される表示画像を用いて、表示画像情報9
01の内容を表す説明図である。図9(b)は、リンク
情報902の内容を示す説明図である。
【0046】表示画像情報901は、表示画像情報80
1と同様、破線で示す非表示領域の右上隅にその識別番
号『0002』が書き込まれている。また、図9(b)
に示すように、リンク情報902を格納しているファイ
ルには、識別番号『0002』が付されている。リンク
情報902中の行911は、送信データ900のファイ
ルの識別番号が『0002』であることを表す。
【0047】行912は、表示画像情報901上の、座
標値(050、400)で表される位置に、命令『GO
_TO_PAGE(0001)』が関連付けられてお
り、この位置にカーソルが表示されるべきことを表す。
命令『GO_TO_PAGE(0001)』は、『00
01』という識別番号の送信データ800によって表さ
れるページを表示せよ、という命令を表す。
【0048】図10に示す送信データ1000は、WW
Wホームページの第3ページを表し、表示画像情報10
01と、表示画像情報1001に関連付けられたリンク
情報1002とからなる。図10(a)は、表示画像情
報1001に基づいて表示される表示画像を用いて、表
示画像情報1001の内容を表す説明図である。図10
(b)は、リンク情報1002の内容を示す説明図であ
る。
【0049】表示画像情報1001の非表示領域の右上
隅には、その識別番号である『0003』が画像として
書き込まれている。また、図10(b)に示すように、
リンク情報1002を格納しているファイルには、識別
番号『0003』が付されている。リンク情報1002
中の行1011は、送信データ1000の識別番号が
『0003』であることを表す。
【0050】行1012は、表示画像情報1001上
の、座標値(050、400)で表される位置に、命令
『GO_TO_PAGE(0001)』が関連付けられ
ており、この位置にカーソルが表示されるべきことを表
す。命令『GO_TO_PAGE(0001)』は、
『0001』という識別番号の送信データ800によっ
て表されるページを表示せよ、という命令を表す。 (情報取得部111、送信データ生成部112の処理の
例示説明)以下、図3、図4、図5および図6に例示し
たファイルを取得し、それを用いて、図8、図9および
図10の送信データを生成するまでの情報取得部111
および送信データ生成部112の処理について具体的に
説明する。 (情報取得部111の処理)情報取得部111は、取得
リスト記憶部121に示されるインターネット上のWW
Wサーバに接続を要求し、当該WWWサーバから、取得
すべきHTML文書301『Report.html』
を取得する。次いで、取得したHTML文書301にフ
ァイル名『Report.html』を付し、バッファ
に格納する。同様にして、WWWサーバから、圧縮画像
情報401、HTML文書501およびHTML文書6
01を取得する。 (送信データ生成部112の処理)送信データ生成部1
12は、送信データ保持部113内に、表示画像情報8
01用記憶領域と、音声情報802用記憶領域と、リン
ク情報803用記憶領域とからなる送信データ800格
納用の記憶領域を設定し、設定した記憶領域に、送信デ
ータ800読み出し用の識別番号『0001』を付与す
る。情報取得部111の前記バッファから未処理のHT
ML文書301を取り出し、取り出したHTML文書3
01を作業領域のファイル記憶領域に書き込む。
【0051】送信データ生成部112は、HTML文書
301に付されたファイル名『Report.htm
l』から、WWWホームページの第1ページを表す送信
データ800の行811に示したインデックス情報
『〈INDEX =0001〉』を生成し、送信データ
保持部113内のリンク情報803用記憶領域の先頭に
格納する。
【0052】送信データ生成部112は、HTML文書
301から行311のタグ〈HTML〉を読み込む。読
み込んだタグ〈HTML〉内の文字列『HTML』を、
作業領域内のタグ記憶領域に確保し、データ変換テーブ
ル記憶部122内のタグテーブルを参照して解釈し、H
TML文書301の開始行であることを識別する。この
後、タグ記憶領域の文字列『HTML』を消去する。
【0053】次いで、送信データ生成部112は、行3
12のタグ〈H1〉を読み込み、タグ〈H1〉をタグテ
ーブルを参照して解釈し、作業領域内のフラグ記憶領域
に見出しフラグを立てる。見出しフラグは、タグ〈H
1〉に続く文字列が見出しであり、見出し用フォントを
用いて表示されるべきことを示している。続いて、タグ
〈/H1〉が現れるまで、タグ〈H1〉に続く文字列を
1文字ずつ前記文字列記憶領域に書き込みながら、結果
として文字列『天気予報』を読み込み、タグ〈/H1〉
が現れると、文字列記憶領域内の文字列『天気予報』
を、あらかじめ定められた見出し用のフォントで表示画
像情報化する。生成した表示画像情報を、送信データ保
持部113に設定してある表示画像記憶領域に追加す
る。前記作業領域に立てた見出しフラグをリセットし、
文字列記憶領域に確保した文字列『天気予報』とタグ記
憶領域に確保した文字列『H1』を消去する。
【0054】送信データ生成部112は、行313のタ
グ〈CENTER〉を読み込み、作業領域に中よせフラ
グを立てる。中よせフラグは、当該フラグに続いて読み
込まれる文字列を中よせで表示すべきことを示してい
る。次に、タグ〈CENTER〉に続く文字列を読み込
もうとすると文字列がないので、行314の読み込みに
移る。
【0055】送信データ生成部112は、行314のタ
グ〈IMG SRC=“Weather.gif“〉を
読み込み、読み込んだタグ〈IMG SRC=“Wea
ther.gif“〉を、タグテーブルを参照して解釈
する。送信データ生成部112は、ファイル名“Wea
ther.gif“で表される画像情報401のファイ
ルが情報取得部111のバッファに存在するか否かを調
べ、存在するので、これを読み出す。次いで、読み出し
たファイルに圧縮されて格納されている画像情報401
を、GIF伸長方式に従って例えばビットマップデータ
に変換する。
【0056】送信データ生成部112は、行315のタ
グ〈/CENTER〉を読み込み、ビットマップデータ
に変換された画像情報401を、作業領域に立てた中よ
せフラグに従って配置する。このように生成された表示
画像情報を、送信データ保持部113内の表示画像記憶
領域に追加する。次いで、作業領域の中よせフラグをリ
セットする。
【0057】送信データ生成部112は、行316のタ
グ〈P〉を読み込み、段落フラグを立てる。段落フラグ
は、当該フラグに続くタグ〈/P〉までの文字列を、そ
の直後に空白行が挿入される一つの段落として表示すべ
きことを示している。行312の『天気予報』と同様に
して、文字列『明日は全国的に春めいた陽気になるでし
ょう』を読み込み、作業領域の文字列記憶領域に確保す
る。続いて、タグ〈/P〉を読み込むと、保持している
文字列『明日は全国的に春めいた陽気になるでしょう』
を、フォントファイルに記憶している段落用フォントで
画像化し、表示画像情報として送信データ保持部113
内の表示画像情報801用記憶領域に追加する。さら
に、作業領域をリセットする。
【0058】同様に、送信データ生成部112は、行3
18のタグ〈UL〉を読み込み、解釈して、作業領域に
箇条書きフラグを立てる。箇条書きフラグは、当該フラ
グの後、1項目の文字列と解釈される文字列を、番号な
しの項目として箇条書き表示すべきことを示している。
送信データ生成部112は、行319のタグ〈LI〉を
読み込み、タグテーブルを参照して、1項目の先頭であ
ることを解釈し、フラグ記憶領域に項目フラグを立て
る。項目フラグは、タグ〈LI〉またはタグ〈/UL〉
を読み込んだときに、表示画像の表示位置を改行するべ
きことを示している。
【0059】送信データ生成部112は、タグ〈LI〉
に続いて、タグ〈A HREF=“Tokyo.htm
l“〉を読み込み、タグ記憶領域に書き込む。送信デー
タ生成部112は、タグテーブルに従ってタグ〈A H
REF=“Tokyo.html“〉を解釈し、前記フ
ラグ記憶領域にさらに、リンクフラグを立てる。リンク
フラグは、タグ〈A〉内の属性値の拡張子から、リンク
先ファイルが音声情報か否かを調べ、音声情報であれば
その音声情報を所定の形式に変換し、変換後の音声情報
を音声情報記憶領域に格納して、当該タグ〈A〉に関す
る処理を終了するべきことを示している。また、リンク
フラグは、リンク先ファイルが音声情報でなければ、タ
グ〈A〉とタグ〈/A〉とに挟まれた、タグ〈A〉によ
ってリンクが張られている文字列の直前に、カーソル表
示用領域として2文字分の空白部分を設けて文字列を画
像化し、当該文字列の表示画像情報を生成するととも
に、さらに、ホットスポット情報702のフォーマット
に従って、ホットスポット情報を生成すべきことを示し
ている。
【0060】送信データ生成部112は、タグ〈A H
REF=“Tokyo.html“〉に続く文字列『東
京』をタグ〈/A〉が現れるまで読み込み、作業領域の
文字列記憶領域に書きこむ。送信データ生成部112
は、タグ〈/A〉を読み込むと、文字列『東京』の直前
に、2文字分の空白部分を設けて文字列『東京』を画像
化し、箇条書きフラグとに従って文字列『東京』を配置
し、表示画像情報を生成して送信データ保持部113の
表示画像情報801用記憶領域に追加する。次いで、送
信データ生成部112は、カーソルの表示位置の座標を
計算する。さらに、計算した座標値(100、600)
と、作業領域のタグ記憶領域に記憶している属性値『T
okyo.html』とから、図8の行812に示した
ホットスポット情報を生成する。次いで、生成したホッ
トスポット情報を、送信データ保持部113内のリンク
情報803用記憶領域に追加する。その後、作業領域の
タグ記憶領域に書き込まれているタグ内文字列『A H
REF=“Tokyo.html“』と、文字列記憶領
域に書き込まれている文字列『東京』とを消去し、リン
クフラグをリセットする。
【0061】送信データ生成部112は、行320のタ
グ〈LI〉を読み込んだ後、項目フラグがあるので表示
画像の表示位置を改行し、行319の処理と同様にし
て、文字列『大阪』の表示画像情報を生成するととも
に、図8の行813に示したホットスポット情報を生成
する。生成した表示画像情報は送信データ保持部113
内の表示画像情報801用記憶領域に追加し、ホットス
ポット情報は送信データ保持部113内のリンク情報8
03用記憶領域に追加する。この後、タグ内文字列『A
HREF=“Osaka.html“』と文字列『大
阪』とを消去し、リンクフラグをリセットする。
【0062】次いで、送信データ生成部112は、行3
21のタグ〈LI〉を読み込んだ後、項目フラグがある
ので表示画像の表示位置を改行し、タグ〈A HREF
=“Weather.au“〉に従って、リンクフラグ
を立てる。リンクフラグに従って属性値の拡張子を調べ
ると、リンク先ファイルがAU形式の音声情報であるの
で、AU形式を予め定められた一定の形式に変換して、
変換後の音声情報を音声情報802用記憶領域に格納す
る。
【0063】次いで、行322のタグ〈/UL〉を読み
込み、箇条書きの終了を解釈すると、箇条書きフラグと
項目フラグとをリセットする。さらに、行323のタグ
〈/HTML〉を読み込み、HTML文書301の終了
であることを解釈すると、送信データ800の生成処理
を完了する。この後、送信データ生成部112は、未処
理のHTML文書501があることを調べ、送信データ
保持部113内に、表示画像情報901用記憶領域と、
リンク情報902用記憶領域とからなる送信データ90
0格納用の記憶領域を設定し、設定した両記憶領域に、
送信データ900読み出し用の識別番号『0002』を
付与する。情報取得部111の前記バッファから未処理
のHTML文書501を取り出し、取り出したHTML
文書501を作業領域に書き込む。
【0064】送信データ生成部112は、HTML文書
501に付されたファイル名『Tokyo.html』
から、WWWホームページの第2ページを表す送信デー
タ900の行911に示したインデックス情報『〈IN
DEX =0002〉』を生成し、送信データ保持部1
13のリンク情報902用記憶領域の先頭に格納する。
以下、HTML文書301と画像情報401とから送信
データ800を生成したのと同様にして、HTML文書
501から送信データ900を、HTML文書601か
ら送信データ1000を生成することができるので、以
降の説明を省略する。 (送信データ保持部113、送信データ読み出し部11
4、多重化部115、送信部116の構成の説明)送信
データ保持部113は、同時読み出しが可能な、表示画
像情報記憶部123と音声情報記憶部124とリンク情
報記憶部125とを備える。
【0065】表示画像情報記憶部123は、例えば、R
AMやハードディスク装置などによって実現され、送信
データ生成部112によって設定された各表示画像情報
記憶領域に、送信データ生成部112によって生成され
た表示画像情報の1ファイル分を保持する。音声情報記
憶部124は、RAMやハードディスク装置などによっ
て実現され、送信データ生成部112によって設定され
た各音声情報記憶領域に、送信データ生成部112によ
って格納された1ファイル分の音声情報を保持する。
【0066】リンク情報記憶部125は、RAMやハー
ドディスク装置などによって実現され、送信データ生成
部112によって設定された各リンク情報記憶領域に、
送信データ生成部112によって生成されたリンク情報
の1ファイル分を保持する。送信データ読み出し部11
4は、送信データ保持部113内に設定された各記憶領
域から、送信データのファイルを識別番号の順に、同一
送信データファイル内の表示画像情報と音声情報とリン
ク情報とを同時に読み出し、それぞれを多重化部115
に出力する。また、末尾の識別番号に対応する送信デー
タのファイルを読み出した後、当該識別番号が『000
1』の送信データに戻って、識別番号順に送信データを
読み出す。すなわち、送信データ読み出し部114は、
送信データ保持部113内に格納されている送信データ
を、識別番号の順に巡回して読み出し、多重化部115
に出力する。
【0067】多重化部115は、送信データ読み出し部
114によって読み出された表示画像情報(音声情報を
含む)とリンク情報とを多重化し、送信部116に出力
する。多重化の方法は、例えば、従来のTV放送用文字
多重化技術を用いる。この場合、表示画像情報と音声情
報とは、画像と音声とからなる従来の放送番組と同様
に、また、リンク情報は、放送番組に多重化される一般
の文字情報と同様に多重化する。
【0068】送信部116は、多重化部115によって
多重化された送信データを順次、TV放送用地上波で送
信する。 (送信データの送信方法の説明)図11は、送信部11
6による送信データの送信方法を示す説明図である。な
お、図11では、第1ページから第n(nは自然数)ペ
ージまでの送信データが送信データ生成部112によっ
て生成された場合について示している。また、図11
は、同一識別番号を有する表示画像情報と音声情報との
組を、TVの通常の放送番組に対応づけた1送信単位と
して表し、1つの識別番号を有するリンク情報を、前記
放送番組に多重化される一般の文字情報に対応づけた1
送信単位として表している。
【0069】図11に示すように、同一送信データファ
イルに格納されている表示画像情報、音声情報、リンク
情報には同一の識別番号が付されて対応付けられている
上に、ここではさらに、時間的にも対応付けられて送信
される。そして、送信データ保持部113に保持されて
いる第1ページから第nページまでの送信データは、識
別番号の順に繰り返し送信される。
【0070】なお、ここでは、送信データ読み出し部1
14が、同一送信データファイルに格納される表示画像
情報と音声情報とリンク情報とを、表示画像情報記憶部
123と音声情報記憶部124とリンク情報記憶部12
5とから同時に読み出し、それによって、表示画像情報
と音声情報とリンク情報とを、識別番号と送信タイミン
グとの両方で対応付けて送信するとしたが、表示画像情
報(音声情報を含む)とリンク情報とは、必ずしも送信
タイミングまで合わせて送信される必要はない。例え
ば、送信データ読み出し部114を、第1読み出し部と
第2読み出し部との2つの構成要素から構成し、第1読
み出し部は表示画像情報記憶部123内と音声情報記憶
部124とに生成されている表示画像情報と音声情報と
の組を連続的に読み出して多重化部115に出力し、第
2読み出し部はリンク情報記憶部125内に生成されて
いるリンク情報だけを連続的に読み出して多重化部11
5に出力する、としてもよい。このようにすると、同一
送信データファイルに格納されている表示画像情報とリ
ンク情報とであっても、それらが送信部116から送信
されるタイミングは、必ずしも一致するとは限らない
が、表示画像情報とリンク情報とにはそれぞれ識別番号
が付されているので、その識別番号によってデータ受信
装置150側で対応する表示画像情報とリンク情報とを
取り込むことができる。
【0071】また、多重化部115が、送信データ生成
部112によって生成された表示画像情報(音声情報を
含む)とリンク情報とを多重化し、送信部116が、多
重化された送信データをTV放送用地上波で送信すると
したが、表示画像情報とリンク情報とは、必ずしも多重
化されて送信される必要はなく、例えば、表示画像情報
と音声情報とをTV放送用地上波あるいは衛星デジタル
放送などで送信し、リンク情報は電話回線とモデムなど
を利用して送信するようにしてもよい。また、複数チャ
ネルを用いて送信するようにしてもよい。
【0072】さらに、データ送信方法として衛星デジタ
ル放送を利用する場合には、例えば、MPEG2ビデオ
規格、システム規格に基づく圧縮符号化技術および多重
化技術を用い、表示画像情報をIピクチャとし、音声情
報およびリンク情報をプライベート情報として送信する
ようにしてもよい。このように、表示画像情報および音
声情報とリンク情報とを、デジタルデータとして送信す
ることができる場合には、上記のように表示画像情報中
の非表示領域に画像化された識別番号を書き込んでおく
必要はなく、表示画像情報や音声情報も、リンク情報と
同様に、単に識別番号を付して送信することができる。
なお、MPEG2規格については、『最新MPEG教科
書』(株式会社アスキー出版局発売)に詳しく記述され
ている。 (データ送信装置110全体の概略的処理手順)以下、
図12から図14を用いて、データ送信装置110の処
理手順について具体的に説明する。
【0073】図12は、データ送信装置110全体の概
略的処理手順を示すフローチャートである。情報取得部
111は、外部データベースから所定の情報を取得し、
内部のバッファに格納する(ステップS1101)。送
信データ生成部112は、情報取得部111が取得した
情報を解釈して、表示画像情報と、音声情報と、リンク
情報とを生成し、送信データ保持部113に格納する
(ステップS1102)。
【0074】送信データ読み出し部114が、送信デー
タ保持部113内の送信データを、識別番号順に巡回し
て読み出す(ステップS1103)。多重化部115
が、読み出された表示画像情報(音声情報を含む)とリ
ンク情報とを多重化し、送信部116が、多重化された
送信データをTV放送用地上波を用いて送信する(ステ
ップS1104)。 (情報取得部111の処理手順)図13は、情報取得部
111による情報取得処理の手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【0075】情報取得部111は、取得リスト記憶部1
21内の取得情報リストを参照し、まだ取得されていな
い情報が有るか否かをチェックする(ステップS120
1)。存在しなければ情報取得処理を終了する。存在す
れば、まだ取得していない情報の取得先アドレス(UR
L)を1つ取り出す(ステップS1202)。取り出し
たアドレスをもとに外部データベースに接続を要求し
(ステップS1203)、接続が成功したかどうかを確
認する(ステップS1204)。失敗の場合、ステップ
S1203へ戻る(ステップS1204)。
【0076】接続が成功したら、取得情報リストからま
だ取得していない情報のファイル名を読み出し、当該外
部データベースから目的のファイルを取得して内部のバ
ッファに記憶する(ステップS1205)。ステップS
1201へ戻る。 (送信データ生成部112の処理手順)図14は、送信
データ生成部112による送信データ生成処理の手順の
一例を示すフローチャートである。
【0077】送信データ生成部112は、情報取得部1
11内のバッファを参照し、未処理のHTML文書があ
るか否かをチェックする(ステップS1301)。なけ
れば表示画像生成処理を終了する。あれば、送信データ
格納用の記憶領域を送信データ保持部113内に設定
し、設定した記憶領域に識別番号を付すとともに、未処
理のHTML文書を前記バッファから1つ取り出す(ス
テップS1302)。
【0078】取り出したHTML文書のファイル名か
ら、送信データのファイル名を示すインデックス情報を
作成し、送信データ保持部113に設定したリンク情報
記憶領域に追加する(ステップS1303)。取り出し
たHTML文書から1文字読み込み、文字列記憶領域に
書きこむ(ステップS1304)。
【0079】読み込んだ文字がタグ開始文字『〈』か否
かをチェックする(ステップS1305)。タグ開始文
字の場合、ステップS1307へ移る。タグ開始文字で
ない場合、読み込んだ文字を作業領域内の文字列記憶領
域に追加して書き込み、ステップS1304へ戻る(ス
テップS1306)。次の文字を1文字読み込む(ステ
ップS1307)。タグ終了文字『〉』か否かをチェッ
クする(ステップS1308)。タグ終了文字の場合、
ステップS1310へ移る。タグ終了文字でない場合、
読み込んだ文字を作業領域内のタグ記憶領域に追加して
書き込み、ステップS1307に戻る(ステップS13
09)。
【0080】タグ記憶領域内の文字列をタグテーブルと
照合し、『/』で始まる文字列か否かをチェックする
(ステップS1310)。『/』で始まる文字列の場
合、読み込んだタグが〈/HTML〉タグか否かをチェ
ックする(ステップS1311)。〈/HTML〉タグ
の場合、作業領域をすべてリセットしてステップS13
01に戻る。〈/HTML〉タグでない場合、そのタグ
に対応してフラグ記憶領域にセットされている最下位フ
ラグに応じた処理を行い、作業領域内の対応する記憶領
域をリセットして(ステップS1312)、ステップS
1304に戻る。
【0081】ステップS1310において、『/』で始
まる文字列でない場合、読み込んだタグが〈IMG〉タ
グか否かをチェックする(ステップS1313)。〈I
MG〉タグの場合は、〈IMG〉タグの属性値で指定さ
れているファイル名の画像情報ファイルを、情報取得部
111のバッファから取り出す(ステップS131
4)。取り出した画像情報を、GIF伸長方式に従っ
て、ビットマップデータで表される画像情報に変換し、
ステップS1304に戻る(ステップS1315)。
【0082】読み込んだタグが〈IMG〉タグでない場
合、タグ記憶領域内の文字列をタグテーブルと照合し、
そのタグに対応したフラグをフラグ記憶領域に立て、あ
るいはそのタグに対応した処理を行い(ステップS13
16)、ステップS1304に戻る。なお、HTML文
書では、多種のタグが用いられており、それらのタグに
対応する処理は既存のブラウザと同様にして処理するこ
とができる。従って、以下では、データ通信システム1
00専用のフォーマットで生成されるリンク情報の生成
に関係した、〈/A〉タグに対する処理についてのみ、
ステップS1312における処理の一例として説明す
る。
【0083】図15は、図14のステップS1312に
おける処理手順の一部具体例を示すフローチャートであ
る。〈/A〉タグか否かをチェックする(ステップS1
401)。〈/A〉タグでない場合、ステップS140
8に移る。〈/A〉タグの場合、属性値で示されるリン
ク先ファイルが音声情報ファイルか否かをチェックする
(ステップS1402)。音声情報ファイルの場合、ス
テップS1407に移る。
【0084】音声情報ファイルでなければ、カーソル図
形の表示領域をあけて文字列記憶領域に確保された文字
列の表示画像情報を生成し、送信データ保持部113内
の表示画像情報記憶領域に追加する(ステップS140
3)。カーソル図形の表示位置を示すX−Y座標を計算
する(ステップS1404)。
【0085】計算したX−Y座標と、タグ記憶領域に確
保した属性値とから、ホットスポット情報を生成し、送
信データ保持部113のリンク情報記憶領域に追加して
格納する(ステップS1405)。作業領域内のリンク
フラグをリセットし、タグ記憶領域と文字列記憶領域内
の文字列を消去する(ステップS1406)。
【0086】音声情報ファイルを取り出し、ファイル内
の音声情報を予め定められた一定の形式に変換して音声
情報記憶領域に格納する(ステップS1407)。読み
込んだタグに対応した処理を行う(ステップS140
8)。 (データ受信装置150の構成の説明)以下、図16か
ら図20を用いて、データ受信装置150の各構成につ
いて説明する。 (受信分離部151の構成)受信分離部151は、送信
データに付されている識別番号を読み取るための読み取
りバッファ161を備える。読み取りバッファ161
は、1ファイル分の表示画像情報(音声情報を含む)
と、1ファイル分のリンク情報とを、それぞれに一時保
持するための記憶領域を有する。
【0087】受信分離部151は、受信した送信データ
から表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを
分離し、分離した1ファイル分の表示画像情報(音声情
報を含む)と、1ファイル分のリンク情報とを、それぞ
れに対応する読み取りバッファ161内の記憶領域に格
納する。前記記憶領域に格納されている表示画像情報に
ついては、その表示画像情報の非表示領域内の一定位置
に書き込まれている画像を文字認識することによりその
識別番号を読み取る。前記記憶領域に格納されているリ
ンク情報については、一般的なデジタルデータのファイ
ルに付されている識別番号を読み取るのと同様にして読
み取る。読み取った識別番号が、制御部155に指示さ
れた識別番号であれば、読み取りバッファ161に保持
しているその表示画像情報(音声情報を含む)またはそ
のリンク情報を、受信データ保持部152内の対応する
記憶領域に格納する。読み取った識別番号が、制御部1
55に指示された識別番号でなければ、読み取りバッフ
ァ161に保持しているその表示画像情報(音声情報を
含む)またはそのリンク情報を廃棄し、制御部155に
指示された識別番号を読み取るまで、新たな表示画像情
報(音声情報を含む)とリンク情報とを読み取りバッフ
ァ161に取り込み、上記処理を繰り返す。 (受信データ保持部152、再生部153、表示部15
4の構成)受信データ保持部152は、受信分離部15
1によって分離された表示画像情報(音声情報を含む)
とリンク情報とを識別番号により対応づけて格納する。
表示画像情報を記憶するための領域は、例えば、1画面
の静止画像を格納するためのRAMやハードディスク装
置などにより実現される。
【0088】再生部153は、制御部155の指示に従
って、受信データ保持部152内に格納されている表示
画像情報と、制御部155から入力される後述の図形情
報とを再生し、表示部154に出力する。また、表示画
像情報の再生と同期して、表示画像情報とともに格納さ
れている音声情報を再生し、音声出力部157に出力す
る。
【0089】表示部154は、NTSC方式などに従っ
て画像を表示するTVモニタなどで実現され、再生部1
53からの入力に従って、表示画像とカーソル図形とを
画面に表示する。 (制御部155の構成)制御部155は、まず、変数値
を記憶するレジスタに初期値を設定し、その初期値で示
されるページに対応した、例えば識別番号『0001』
の表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを取
り込むよう受信分離部151に指示する。
【0090】制御部155は、受信データ保持部152
に新たな表示画像情報(音声情報を含む)が格納される
都度、その表示画像情報(音声情報を含む)の再生を再
生部153に指示し、受信データ保持部152に新たな
リンク情報が格納される都度、そのリンク情報を解釈し
て、各カーソル表示位置に後述のカーソル図形を対応づ
けたカーソル図形対応表を作成する。なお、前記カーソ
ル図形は、制御部155が内部に保持している図形情報
によって表される。さらに、制御部155は、カーソル
図形を表す図形情報と、その表示位置とを再生部153
に出力して、その図形情報の再生を指示する。
【0091】図16は、制御部155が、カーソル図形
の表示位置を制御するために作成するカーソル図形対応
表の一例を示す説明図である。カーソル図形対応表は、
受信データ保持部152に保持されているリンク情報の
ホットスポット情報で示される各カーソル表示位置と、
その表示位置に表示されるべきカーソル図形のカーソル
番号との対応を示す。制御部155は、例えば、リンク
情報中の各カーソル表示位置に対し、Y座標が小さい順
に、次いでX座標が小さい順に、カーソル番号を付し、
カーソル図形対応表の当該カーソル番号に対応する項目
にその表示位置を書き込む。
【0092】図17は、制御部155が保持している図
形情報の一例を示す説明図である。制御部155は、図
17に示すように、各カーソル番号に対応づけて、その
カーソルが選択されたときのカーソル図形と、選択され
ていないときのカーソル図形とを表した図形情報を保持
している。さらに、制御部155は、信号受信部156
からの割込みに応じ、信号受信部156の保持する入力
信号の種別を解釈して、対応するカーソル図形の図形情
報を選び、再生部153に出力する。次いで、選択が確
定されたカーソルに従って、受信分離部151の送信デ
ータの取り込みを制御する。 (受信データの表示制御処理)なお、以下では、受信分
離部151によって受信データ保持部152内の対応す
る記憶領域に格納された、同一識別番号を有する表示画
像情報(音声情報を含む)とリンク情報との組を受信デ
ータということにし、制御部155による受信データの
表示制御処理について、さらに具体的に説明する。
【0093】制御部155は、表示すべき受信データの
識別番号を表す変数P−Indexをあらかじめ定めら
れた値、例えば『1』に設定する。次に、選択状態のカ
ーソル番号を表す変数Cur−Posを、あらかじめ定
められた値、例えば『1』に設定する。制御部155
は、変数P−Indexの示す送信データの取り込みを
受信分離部151に指示する。さらに、その指示に従っ
て取り込まれ、受信データ保持部152に格納された受
信データのリンク情報を解釈して、変数Cur−Pos
の示すカーソルを選択状態とした各カーソルの図形情報
を、対応する表示位置とともに再生部153に出力す
る。次いで、信号受信部156からの割込みが発生する
と、信号受信部156に保持されている入力信号を解釈
する。まず、入力が『上』か否かをチェックし、『上』
であれば変数Cur−Posの値を1増やす。入力が
『下』か否かをチェックし、『下』であれば変数Cur
−Posの値を1減らす。入力が『確定』か否かをチェ
ックし、『確定』であれば変数Cur−Posで示され
るカーソル番号からその表示位置の座標を求め、その座
標からホットスポット情報に記述されたリンク先のファ
イルの識別番号を得る。さらに、その識別番号を変数P
−Indexの値に設定し、変数P−Indexの示す
送信データの取り込みを受信分離部151に指示する。 (信号受信部156、音声出力部157の構成)信号受
信部156は、外部の図示しないリモコン等からの入力
信号を受信すると、入力信号受信による制御部155へ
の割込みを発生し、受信した入力信号を保持する。
【0094】音声出力部157は、スピーカなどによっ
て実現され、再生された音声情報を音声として出力す
る。 (表示画像の例示)図18は、図8の送信データ800
に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画
像1800を示す説明図である。
【0095】図18に示すように、表示画像1800に
は、リンク情報803の行812に示したホットスポッ
ト情報に従い、表示画像情報801によって表される表
示画像中の表示位置(100、600)に、カーソル番
号『1』に対応したカーソル図形1801が表示されて
いる。なお、制御部155の変数Cur−Posの初期
値により、カーソル図形1801として、選択状態を示
す図形情報が選ばれている。
【0096】同様に、リンク情報803の行813に示
したホットスポット情報に従い、表示位置(100、7
00)に、カーソル番号『2』に対応したカーソル図形
1802が表示されている。なお、カーソル番号『2』
は、変数Cur−Posの初期値ではないので、カーソ
ル図形1802として非選択状態を示す図形情報が選ば
れている。
【0097】なお、送信データ800には、表示画像情
報801とともに音声情報802が含まれているので、
表示部154に表示画像1800が表示されるととも
に、音声による『音声解説』が音声出力部157から出
力される。図19は、図9の送信データ900に基づい
て表示部154に表示される初期画面の表示画像190
0を示す説明図である。
【0098】図18に示した表示画像1800と同様、
表示画像1900には、リンク情報902の行912に
示したホットスポット情報に従い、表示画像情報901
によって表される表示画像中の表示位置(050、40
0)に、カーソル番号『1』に対応したカーソル図形1
901が表示される。また、カーソル図形1901とし
て、選択状態を示す図形情報が選ばれる。
【0099】図20は、図10の送信データ1000に
基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像
2000を示す説明図である。同様に、表示画像200
0には、リンク情報1002の行1012に示したホッ
トスポット情報に従い、表示画像情報1001によって
表される表示画像中の表示位置(050、400)に、
カーソル番号『1』に対応し、選択状態を示すカーソル
図形2001が表示される。 (制御部155の処理の具体例)以下では、送信データ
800に基づいて表示画像1800を表示部154に表
示させる場合の制御部155の処理手順について具体的
に説明する。
【0100】制御部155は、先ず、変数P−Inde
xの初期値を『0001』に、変数Cur−Posの初
期値を『1』に設定する。次いで、変数P−Index
が表す識別番号『0001』の表示画像情報801(音
声情報802を含む)とリンク情報803とを取り込む
よう受信分離部151に指示する。制御部155は、受
信データ保持部152に格納されている表示画像情報8
01(音声情報802を含む)の再生を、再生部153
に指示する。再生部153は、第1ページの表示画像情
報801を再生し、表示部154に出力するとともに、
音声情報802を再生して音声出力部157に出力す
る。制御部155は、受信データ保持部152に格納さ
れているリンク情報803を解釈し、カーソル図形対応
表を作成して、各カーソルの図形情報とその表示位置と
を再生部153に出力する。このとき、変数Cur−P
osが示すカーソル、すなわち1番目のカーソルを選択
状態の画像にする。
【0101】制御部155は、信号受信部156からの
入力を待つ。外部のリモコン等から信号受信部156
に、『上』信号が入力されたとする。入力信号が『上』
であれば、制御部155は変数Cur−Posの値を1
増やす。すなわち変数Cur−Posの値を『2』に設
定する。次いで、新たな変数Cur−Posで示される
カーソル番号『2』の図形を選択状態の図形情報とし、
元の変数Cur−Posで示されるカーソル番号『1』
の図形を非選択状態の図形情報として、それぞれを再生
部153に出力する。
【0102】制御部155は、信号受信部156からの
割り込みを待ち、割り込み発生後に信号受信部156
に、『確定』を示す入力信号が保持されていたとする。
入力信号が『確定』であれば、制御部155は、変数C
ur−Posが示すカーソル番号『2』に対応付けられ
たX−Y座標(100、700)を、カーソル図形対応
表から読み出す。次いで、読み出したX−Y座標(10
0、700)をもとに、行813のホットスポット情報
のリンク先ファイルの識別番号『0003』を読み出
し、読み出したリンク先ファイルの識別番号『000
3』を得る。得られた識別番号『0003』を変数P−
Indexの値として設定する。次いで、変数P−In
dexで示される識別番号を有した表示画像情報100
1とリンク情報1002との取り込みを受信分離部15
1に指示する。制御部155は、変数Cur−Posの
値を『1』に初期化する。
【0103】以下、上記と同様の処理を行うことによ
り、図20に示す表示画像2000を表示部154に表
示させることができる。また、変数Cur−Posの値
が『1』のとき割り込みが発生し、割込みにより制御部
155が信号受信部156を参照したときに、信号受信
部156が『確定』を示す入力信号を保持していた場合
には、制御部155は、上記と同様にして、図19に示
す表示画像1900を表示部154に表示させることが
できる。 (表示制御処理の手順)図21は、制御部155の表示
制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0104】制御部155は、取り込むべき送信データ
の識別番号を示す変数P−Indexを初期値に設定す
る(ステップS2101)。制御部155は、各表示画
像の初期画面における選択状態のカーソル番号を示す変
数Cur−Posを初期値に設定する(ステップS21
02)。制御部155は、変数P−Indexの識別番
号を有する送信データの取り込みを受信分離部151に
指示する。受信分離部151は、制御部155の指示に
従って、受信した送信データから表示画像情報とリンク
情報とを分離し、該当する表示画像情報とリンク情報と
を、識別番号により対応づけて受信データ保持部152
に格納する(ステップS2103)。
【0105】再生部153は、制御部155の指示によ
り、受信データ保持部152内の表示画像情報を再生
し、表示部154に出力する。表示画像情報に対応付け
られた音声情報があれば、当該音声情報を再生し、音声
出力部157に出力する(ステップS2104)。制御
部155は、受信データ保持部152内のリンク情報を
解釈し、カーソル図形を表す図形情報を、その表示位置
を示すX−Y座標とともに再生部153に出力し、その
図形情報の再生を指示する。再生部153は、制御部1
55から入力された図形情報を再生して、表示部154
に出力する(ステップS2105)。これにより、表示
部154は、1画面の表示画像を表示する。
【0106】制御部155は、信号受信部156からの
割込みを待ち(ステップS2106)、割込みが発生す
ると、信号受信部156に保持されている入力信号が
『上』であるか否かをチェックする(ステップS210
7)。『上』であれば、変数Cur−Posの値から
『1』を減算し(ステップS2108)、『上』でなけ
れば、『下』であるか否かをチェックする(ステップS
2109)。
【0107】『下』であれば、変数Cur−Posの値
に『1』を加算し(ステップS2110)、『下』でな
ければ、さらに、『確定』であるか否かをチェックする
(ステップS2111)。『確定』であれば、そのとき
の変数Cur−Posの値に従って、カーソル番号→カ
ーソル図形対応表のカーソル表示位置(X、Y)→ホッ
トスポット情報内のリンク先ファイルの識別番号の順に
各値を求め、求められた識別番号を変数P−Index
の値に設定する。この後、ステップS2102に戻る。
【0108】『確定』でなければ、ステップS2106
に戻る。以上のように、本実施の形態によれば、本来で
あれば、データ受信装置150側において、制御情報を
解釈しながら生成されるべき表示画像情報を、予めデー
タ送信装置110側で生成して送信するので、データ受
信装置150の負荷を軽減することができる。また、制
御情報に記述されている、表示用文字列の表示制御処理
の種類の多さや、処理数の多さに比べれば、リンク情報
による制御処理は処理の種類が限定されいるので、比較
的処理数も少ない。従って、データ受信装置150は、
このようなリンク情報を用いて、容易にデータ送信装置
110との擬似的双方向通信を行うことができる。
【0109】また、本実施例によれば、データ通信シス
テム100は、インターネット上のWWWホームページ
を表示する場合、1対多のTV放送を用いて擬似的双方
向通信を行うので、パソコンのブラウザを用いて表示す
る場合に比べて、伝送路の状態による影響を受けずに、
速やかに所望のページを表示部154に表示させること
ができる。また、予めTVフォーマットで表された表示
画像情報を用いるので、容易にフルカラー、高解像度の
表示画像を、表示部154に表示させることができる。
また、ブラウザによって生成された表示画像をTVに表
示する場合では、表示画像の再生処理など、TVに本来
備えられている構成が十分に利用されなかったが、本実
施例では、TVに本来備えられているメモリや、デコー
ダなどを有効に利用して上記擬似的双方向通信を行うこ
とができる。
【0110】なお、本実施の形態では、取得する情報の
例として、WWWで用いられるHTML文書およびそれ
に関連付けられたGIF形式の圧縮画像情報とAU形式
の音声情報とを示したが、ハイパーカード等の他の形式
や言語で記述された情報でもよい。この場合、〈A〉タ
グに関する処理を、当該形式および当該言語に対応する
方法で変更すればよい。また、本実施の形態では、限ら
れたタグのみの含まれるHTML文書の変換の例を示し
たが、他のタグが含まれていてもよい。
【0111】なお、本実施の形態では、リンク情報によ
る擬似的双方向通信の制御の例として、別の画面を表示
する処理を説明したが、前記擬似的双方向通信に加え
て、画面を点滅させたり、画面をスクロールさせる処理
や、データ受信装置に接続されているFAX、電話ある
いはビデオなどの装置を起動、操作する処理などを記述
してもよい。
【0112】なお、上記データ通信システム100で
は、送信データ生成部112がリンク情報中のファイル
を識別番号で記述したが、必ずしも識別番号で記述しな
くてもよい。例えば、リンク情報中のファイルの識別番
号を、もとのファイル名で記述しておいてもよい。この
場合、送信時には各送信データの表示画像情報(音声情
報を含む)とリンク情報とに識別番号を付して送信し、
これを受信するデータ受信装置150側では、起動時
に、予め一巡のリンク情報を順次取り込んで、ファイル
名と識別番号との対応を調べるようにすればよい。
【0113】また、データ受信装置150は、受信デー
タ保持部152内に、データ送信装置110からくり返
し送信されてくる一巡すべての表示画像情報とリンク情
報とを格納するようにしてもよい。 (第2の実施の形態)第1の実施の形態では、データ受
信装置において、送信されてくる一群の送信データを全
て見ようとした場合、起動後に表示される送信データ以
外は、リモコンを用いて、一つずつ選択操作する必要が
ある。
【0114】これに対して、第2の実施の形態では、一
つずつ選択操作することなく、一群のデータを一通り見
ることができるように工夫されている。図22は、第2
の実施の形態であるデータ通信システム2300の構成
を示すブロック図である。このデータ通信システムは、
第1の実施の形態のデータ通信システムの受信分離部1
51に代えて受信分離部2351を、制御部155に代
えて制御部2355を備えている。その他の構成は、第
1の実施の形態のものと基本的に同様なので、第1の実
施の形態と同符号を付し、その説明については、省略す
る。
【0115】なお、本実施の形態以降、同一の識別番号
が付された表示用画像情報(音声情報を含む)とリンク
情報の1組を送信データまたは受信データの1ページと
し、当該ページを識別するページ番号には前記識別番号
と同じ番号を用いることとする。受信分離部2351
は、第1の実施の形態の受信分離部151の機能に加え
て、順次受信する送信データから読み取った識別番号を
制御部2355へ出力するといった機能を有する。送信
データからの識別番号の読み取りに関しては、既に、第
1の実施の形態で述べたので省略する。
【0116】制御部2355は、図23に示すような、
表示回数格納表2400及び図示しないタイマーAを有
する。図に示すように、表示回数格納表2400は、ペ
ージ番号毎にそのページ番号の表示画像が表示部154
に表示された回数をカウントする表示回数カウンター2
430と次の表示候補のページ番号に対応した位置のも
のがオンされる次表示候補フラグ2410とからなる。
【0117】制御部2355は、第1の実施の形態の制
御部155の機能に加え、以下に記す機能を有する。制
御部2355は、信号受信部156からの入力待ち状態
のときに、外部のリモコン等から信号受信部156に、
「おまかせモード選択」信号が入力されると、以下の処
理を行う。なお、「おまかせモード」とは、データ送信
装置から送信される複数のページからなる送信データの
全てのページを一通り自動的に表示させたいときに選択
されるモードをいう。これに対し、第1の実施の形態の
ように、カーソルの移動、確定指示によって、見たいペ
ージを選択して表示させるモードを「通常モード」と定
義する。
【0118】制御部2355は、表示回数格納表240
0の表示回数カウンターをリセットし、オンされている
表示候補フラグをオフし、変数値を記憶するレジスタに
初期値を設定し、その初期値で示されるページに対応し
た、例えば識別番号(ページ番号)『0001』の表示
画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを取り込む
よう受信分離部2351に指示し、ページ番号1の表示
回数カウンターを1にカウントアップさせ、ページ番号
1の表示候補フラグをオンさせる。
【0119】さらに、制御部2355は、第1の実施の
形態と同様の処理により他の構成要素を制御して、ペー
ジ番号1の表示画像情報等の再生を行い、タイマーAを
リセット後、スタートさせる。制御部2355は、受信
分離部2351から出力される識別番号(ページ番号)
を入力し、表示回数格納表2400を参照して、入力し
たページ番号の表示回数と表示候補フラグがオンされて
いるページ番号の表示回数とを比較する。比較の結果、
入力したページ番号の表示回数の方が表示候補フラグが
オンされているページ番号の表示回数よりも少ない場合
は、それまでオンされていた表示候補フラグをオフし、
入力したページ番号の表示候補フラグをオンする。そう
でない場合は、受信分離部2351から出力される識別
番号(ページ番号)を新たに入力し、同様の処理を行
う。制御部2355は、タイマーAを参照しながら、所
定の時間、例えば20秒経過するまでの間、上記の処理
を繰り返す。所定時間を経過すると、受信分離部235
1に対し、経過時に表示候補フラグがオンされているペ
ージ番号(識別番号)の送信データの取り込み指示をお
こなう。そして、指示したページ番号の表示画像情報等
の再生が行われると、タイマーAをリセット後、スター
トさせ、以降上記の処理を繰り返す。また、所定時間の
間に、「おまかせモード解除」信号が入力されると通常
モードに戻る。
【0120】上記構成からなるデータ受信装置の表示制
御処理手順ついて、図24、26に示すフローチャート
を用いて説明する。なお、本実施の形態における表示制
御処理手順は、図24に示すように、図21に示す第1
の実施の形態の処理手順において、ステップS2106
とステップS2107との間に、リモコンからの入力信
号が「おまかせモード選択」信号か否かを判断するステ
ップS2502が挿入される他は、第1の実施の形態と
同様である。よって、第1の実施の形態と同じステップ
番号を付し、それらの説明については省略し、おまかせ
モードが選択された以降の処理について、図25に示す
フローチャートを用いて説明する。
【0121】おまかせモードが選択されると、制御部2
355は、表示回数カウンターをリセットし、オンされ
ている表示候補フラグをオフさせ(ステップS260
2)、取り込むべき送信データの識別番号(ページ番
号)を示す変数P─Indexを初期値に設定し(ステ
ップS2101)、設定したページ番号の表示候補フラ
グをオンさせ(ステップS2604)、設定したページ
番号の表示回数カウンターをカウントアップさせる(ス
テップS2606)。
【0122】つづく、ステップS2102〜S2105
の処理は、図21に示す第1の実施の形態の同ステップ
番号が付された処理と同様なので、その説明については
省略する。要は、この間の処理によって、初期設定され
たページの画像情報等が表示部等に再生されるのであ
る。初期設定されたページの画像情報等が表示部等に再
生されると、制御部2355は、タイマーAをリセット
後スタートさせ(ステップS2608)、受信分離部か
ら出力される識別番号(ページ番号)を入力し(ステッ
プS2610)、表示回数格納表2400を参照して、
入力したページ番号の表示回数と表示候補フラグがオン
されているページ番号の表示回数とを比較する(ステッ
プS2612)。
【0123】比較の結果、入力したページ番号の表示回
数の方が表示候補フラグがオンされているページ番号の
表示回数よりも少ない場合は、それまでオンされていた
表示候補フラグをオフし、入力したページ番号の表示候
補フラグをオンした後(ステップS2614)、ステッ
プS2616に進み、そうでない場合は、ステップS2
614をスキップして、ステップS2616に進む。
【0124】ステップS2616で、制御部2355
は、タイマーAを参照し、所定時間Taを経過している
か否かを判断する。経過していないと判断したときは、
ステップS2602に進み、リモコンからおまかせモー
ド解除指示がなされたか否かを判断し、解除指示がなさ
れている場合は、図24のステップS2106に進み、
解除指示がなされていない場合は、受信分離部2351
から出力される識別番号(ページ番号)を新たに入力す
る(ステップS2610)。
【0125】一方、ステップS2616で、経過してい
ると判断したときは、ステップS2618に進み、受信
分離部2351に対し、経過時に表示候補フラグがオン
されているページ番号(識別番号)の送信データの取り
込み指示をおこない(ステップS2618)、ステップ
S2606に戻る。以上のように、本実施の形態によれ
ば、データ受信装置において、おまかせモードが選択さ
れると、データ送信装置から循環的に送信される複数の
ページからなる送信データの1ページを所定時間Ta表
示させている間に、表示中のページの表示回数よりもす
くない表示回数のページを選択し、選択したページを所
定時間Ta経過後表示させるので、いちいち選択するこ
となく送信データを一通り表示させることができる。
【0126】なお、本実施の形態では、おまかせモード
が選択されると、最初に、識別番号1(ページ番号1)
の送信データを表示させることとしたが、これに限ら
ず、どのページを表示させてもよい。 (第3の実施の形態)第3の実施の形態では、「おまか
せモード」が選択されると、一群の送信データを一通り
表示させる際、できるだけ、送信データの各ページ間に
張られたリンクをたどりながら表示させるように工夫さ
れている。
【0127】第3の実施の形態の構成は、図22に示す
第2の実施の形態の構成において、制御部2355の処
理内容に新たな処理内容が追加されている他は、第2の
実施の形態の構成と同様なので、その構成図については
省略する。ここで、本実施の形態において、送信データ
保持部113には、例えば、各ページ間が図26に示す
ような関係を有する送信データが保持されているとす
る。本図において、方形2711〜2719はページを
表し、矢印2751〜2762は、ページ間に張られた
リンクを表すものである。また、ページ番号Qのページ
を起点とし、ページ番号Rのページを終点として張られ
ているリンクにリンク名(Q→R)を付けて特定するこ
ととする。例えば、第1ページを起点とし、第2ページ
を終点として張られているリンク2751のリンク名は
(1→2)である。
【0128】第3の実施の形態において、制御部235
5は、さらに、図27に示すような、リンク選択回数格
納表2800及び図示しないタイマーBを有する。図に
示すように、リンク名とその選択回数とを対応付けて格
納する。リンクについて選択回数とは、次の表示の為に
選択された回数をいう。制御部2355の、「おまかせ
モード選択」信号が入力されてから最初にタイマーAを
リセット・スタートさせるまでの処理は、第2の実施の
形態の場合とほぼ同様である。異なるのは、この間に、
タイマーBをリセット・スタートさせる処理が加わるこ
とだけである。
【0129】制御部2355は、タイマーAをリセット
・スタートさせると、受信データ保持部152に保持さ
れているリンク情報を参照し、表示中のページから他の
ページに張られているリンクの有無を判断し、有れば、
次に、タイマーBを参照して所定の時間Tb、例えば1
00秒経過しているか否かを判断し、経過していなけれ
ば、以下の処理を行う。なお、表示中のページから他の
ページに張られているリンクがなかった場合、また、タ
イマーBが所定の時間を経過していた場合の処理につい
ては、後述する。
【0130】制御部2355は、受信データ保持部15
2のリンク情報とリンク選択回数格納表2800とを参
照し、表示中のページから張られているリンクのそれぞ
れについて、過去の選択回数を求め(リンク選択回数格
納表2800に格納されていないリンクの選択回数は0
回)、選択回数の最も少ないリンクを選択し(複数ある
ときは、その内の先頭に保持されているリンク)、選択
したリンクの選択回数を更新する(回数を1回増や
す)。このとき、初めて選択するリンクの場合は、その
リンク名をリンク選択回数格納表2800に登録した
後、そのリンクの選択回数を1に設定する。
【0131】リンクの選択が終了すると、タイマーAが
示す経過時間が、所定の時間Ta、例えば20秒経過す
るのを待って、受信分離部2351に対し、選択したリ
ンクの終点のページ番号(識別番号)の送信データの取
り込み指示をおこなう。そして、指示したページ番号の
表示画像情報等の再生が行われると、タイマーAをリセ
ット・スタートさせ、以降上記の処理を繰り返す。
【0132】即ち、本実施の形態では、基本的には、現
在表示中のページから張られているリンクのリンク先の
ページをその次に表示させるといった具合に、各ページ
間に張られているリンクをたどりながら、次々に表示さ
せていくこととしている。ところが、図26に示す第6
ページ2716のように、それ自身から張られているリ
ンクを有しないページが存在し、行き止まりとなること
がある。また、第5ページ2715が一旦表示される
と、以降、第8ページ2718と第5ページ2715の
みが繰り返して表示されることとなる。即ち、送信デー
タの内の一部分の数枚のページのみが繰り返して表示さ
れる(以下「ループ表示」という)といった事態が生じ
る。
【0133】そこで、本実施の形態の制御部2355
は、表示中のページから他のページに張られているリン
クがないと判断した場合、また、たとえ、ループ表示が
生じていなかったとしても、タイマーBが所定の時間
(Tb)を経過したと判断した場合には、第2の実施の
形態と同様の処理を行う。即ち、リンク情報とは無関係
に、表示回数の少ないページを次に表示させる様な処理
を行うことにより、上記した事態を回避する。ここで、
所定の時間(Tb)とは、送信データ保持部に保持され
ているページ数(データの規模)にもよるが、余り短か
すぎると、リンクをたどらずに、脈絡のないページが表
示される回数が増え、表示される内容が散漫となるの
で、散漫とならない程度以上の時間であって、かつ、ル
ープ表示を十分に回避できるような時間である。
【0134】上記構成からなるデータ受信装置の表示制
御処理手順であるが、第2の実施の形態の処理手順と
は、図24に示すフローチャートにおいて、おまかせモ
ードが選択された(ステップS2502)以降の処理が
異なる他は、第2の実施の形態と同様なので、おまかせ
モードが選択された(ステップS2502)以降の処理
について、図28に示すフローチャートに基づいて説明
する。
【0135】また、おまかせモードが選択された直後に
行われる一連の処理(ステップS2602〜S260
8)であるが、ステップS2604とステップS260
6との間に、タイマーBをリセット後スタートさせる処
理ステップS2902が挿入される他は、図25に示す
第2の実施の形態のステップS2602〜S2608と
同様の処理なので、これらに関してもその説明を省略す
る。要は、この間に、タイマーBとタイマーAとがリセ
ット・スタートされ、初期設定されたページが、表示部
等に表示され、表示されたページのページ番号の表示候
補フラグがオンされ、表示されたページのページ番号の
表示回数がカウントアップされているのである。
【0136】ステップS2608までの処理が終了する
と、ステップS2904に進み、制御部2355は、受
信データ保持部152に保持されているリンク情報を参
照し、表示中のページから他のページに張られているリ
ンクの有無を判断し、無ければ、ステップS2610に
進み、有れば、次に、タイマーBを参照して所定の時間
Tbを経過しているか否かを判断し、経過していれば、
ステップS2610に進む。ステップS2610〜S2
620の処理は、図25に示す第2の実施の形態のステ
ップS2610〜S2620と同様の処理なので、その
説明は省略する。要は、この間に、表示回数の少ないペ
ージから次に表示されるページを選択するのである。そ
して、選択されたページのページ番号(識別番号)の送
信データの取り込み指示をおこない(ステップS261
8)、タイマーBをリセット・スタートさせた後(ステ
ップS2920)、ステップS2606に戻る。
【0137】制御部2355は、表示中のページから他
のページに張られているリンクが有り(ステップS29
04)、所定の時間Tbを経過していなかった場合(ス
テップS2906)、受信データ保持部152のリンク
情報とリンク選択回数格納表2800とを参照し、表示
中のページから張られているリンクのそれぞれについ
て、過去の選択回数を求め(ステップS2908)、選
択回数の最も少ないリンクを選択し(ステップS291
0)、選択したリンクの選択回数を更新する(ステップ
S2912)。
【0138】リンクの選択が終了すると、タイマーAが
示す経過時間が、所定の時間Taを経過するのを待つ
(ステップS2914)。待っている間に、おまかせモ
ード解除指示があれば(ステップS2916)、図24
に示すステップS2105に戻り、無ければ、Ta経過
後、受信分離部2351に対し、選択したリンクの終点
のページ番号(識別番号)の送信データの取り込み指示
をおこない(ステップS2918)、ステップS260
6に戻る。
【0139】以上のように、本実施の形態によれば、デ
ータ受信装置において、おまかせモードが選択される
と、データ送信装置から循環的に送信される複数のペー
ジからなる送信データの1ページを所定時間Ta表示さ
せている間に、表示中のページから張られているリンク
のリンク先のページを選択し、選択したページを所定時
間Ta経過後表示させるので、いちいち選択することな
く送信データを一通り表示させることができる。また、
各ページ間に張られているリンクをたどりながら、次々
に表示する関係上、現在表示中の送信データと関連のあ
る送信データがその次に表示されることとなるので、表
示内容の理解がし易くなる。
【0140】なお、本実施の形態では、ループ表示の問
題を解消するために、所定時間経過する度に、回避処
理、即ち、次に表示させるページを、リンクをたどって
決定するのではなく、それまでに表示回数のすくないペ
ージから決定するといった処理をするようにしたが、こ
れに限らず以下のようにしてもよい。即ち、回避処理
を、所定時間経過する度ではなく、送信データが所定回
数表示される度に行うようにしてもよい。そのために
は、タイマーBに代えてカウンターを設け、新たな送信
データを表示する度にカウントアップさせ、カウンター
の値が予め設定しておいた所定の値(所定の回数)を越
えたときに回避処理を行い、回避処理をおこなった後に
当該カウンターをリセットするようにする。ここで、所
定の回数とは、送信データ保持部に保持されているペー
ジ数(データの規模)にもよるが、余り少なすぎると、
リンクをたどらずに、脈絡のないページが表示される回
数が増え、表示される内容が散漫となるので、散漫とな
らない程度以上の回数であって、かつ、ループ表示を十
分に回避できるような回数である。
【0141】また、複数のホットスポットが他の同一の
ページに関連づけられている、即ち、一つのページから
他の一つのページに対して複数のリンクが張られている
といったページ(即ち、その複数のリンク名は全て同じ
になる)を有するようなときには、以下のようにしても
よい。リンク選択回数格納表2800に更に、ホットス
ポット情報の中のカーソル表示位置を格納するカーソル
表示位置記憶領域を設け、カーソル表示位置とリンク名
と表示回数とを対応付けて格納するようにし、リンク名
だけでは識別できない部分をカーソル識別情報で識別す
るようにする。
【0142】なお、第2、3の実施の形態では、自動モ
ードが選択されると、P─INDEXの初期値として、
識別番号「0001」を設定したが、これに限らず、受
信データ保持部152に保持されているリンク情報を参
照し、そのときに表示されているページの識別番号を設
定してもよい。
【0143】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るデータ受信
装置は、複数のページからなる一群の送信データを循環
的に送信し、受信装置で受信したデータの内、1ページ
分の受信データを選択して受信装置の表示画面に表示さ
せるテレビ放送システムにおけるデータ受信装置であっ
て、自動モードの選択操作手段と、自動モードの選択操
作があると、1ページ分の受信データを選択して表示画
面に表示させる第1の表示制御手段と、表示画面に新た
な受信データが表示される度に、所定の時間内に、一群
の受信データの内、未だ表示されていないページから次
に表示させるページを決定する次ページ決定手段と、前
記所定の時間が経過すると、次ページ決定手段が決定し
たページの受信データを選択し、そのとき表示されてい
る受信データに代えて選択した受信データを表示画面に
表示させる第2の表示制御手段とを備え、これによっ
て、。
【0144】また、本発明に係るデータ受信装置は、複
数のページからなる一群の送信データを循環的に送信
し、受信装置で受信した受信データの内、1ページ分の
受信データを選択して受信装置の表示画面に表示させる
テレビ放送システムにおけるデータ受信装置であって、
受信データの各ページ毎に、表示画面に表示された回数
を記憶する表示回数記憶手段と、自動モードの選択操作
手段と、自動モードの選択操作があると、1ページ分の
受信データを選択して表示画面に表示させる第1の表示
制御手段と、表示画面に新たな受信データが表示される
度に、所定の時間内に、表示回数記憶手段を参照し、そ
のとき表示されているページの表示回数よりも少ない表
示回数のページを次に表示させるページとして決定する
次ページ決定手段と、前記所定の時間が経過すると、次
ページ決定手段が決定したページの受信データを選択
し、そのとき表示されている受信データに代えて選択し
た受信データを表示画面に表示させる第2の表示制御手
段とを備え、これによって、自動モードが選択される
と、循環的に送信される複数のページからなる一群の送
信データの1ページを所定の時間表示させている間に、
そのとき表示されているページの表示回数よりも少ない
表示回数のページを選択し、選択したページを所定の時
間経過後に表示させるので、いちいち選択することなく
送信データを一通り表示させることができる。
【0145】また、本発明に係るデータ受信装置は、ペ
ージ相互間が1方向または双方向に関連付けられた参照
関係を有する複数のページからなる一群の送信データを
循環的に送信し、受信装置で受信した受信データの内、
1ページ分の受信データを選択して受信装置の表示画面
に表示させるテレビ放送システムにおけるデータ受信装
置であって、自動モードの選択操作手段と、自動モード
の選択操作があると、1ページ分の受信データを選択し
て表示画面に表示させる第1の表示制御手段と、表示画
面に新たな受信データが表示される度に、所定の時間内
に、そのとき表示されているページが参照しているペー
ジを次に表示させるページとして決定する次ページ決定
手段と、前記所定の時間が経過すると、次ページ決定手
段が決定したページの受信データを選択し、そのとき表
示されている送信データに代えて選択した送信データを
表示画面に表示させる第2の表示制御手段とを備え、こ
れによって、自動モードが選択されると、循環的に送信
される複数のページからなる一群の送信データの1ペー
ジを所定の時間表示させている間に、そのとき表示され
ているページが参照しているページをページを選択し、
選択したページを所定の時間経過後に表示させるので、
いちいち選択することなく送信データを一通り表示させ
ることができる。また、表示中のページが参照している
ページ次々に表示することとなる関係上、表示中のペー
ジと関連のあるページがその次に表示されることとなる
ので、表示内容の理解がし易くなる。
【0146】さらに、受信データの各ページ毎に、表示
画面に表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、
前記次ページ決定手段が次ページを決定できないときに
は、前記表示回数記憶手段を参照し、そのとき表示され
ているページの表示回数よりも少ない表示回数のページ
を次に表示させるページとして決定する代替ページ決定
手段とを備えることにより、次ページ決定手段が次ペー
ジを決定できないときには、そのとき表示されているペ
ージの表示回数よりも少ない表示回数のページを次に表
示させるページとして決定されるので、例えば、そのと
き表示されているページが参照している他のページがな
い場合であっても、次ページが決定される。
【0147】さらに、受信データの各ページ毎に、表示
画面に表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、
自動モードの選択操作があると、時間の測定を開始する
時間測定手段と、前記時間測定手段の測定した時間が所
定時間となる度に、前記次ページ決定手段の制御を停止
し、前記表示回数記憶手段を参照し、そのとき表示され
ているページの表示回数よりも少ない表示回数のページ
を次に表示させるページとして決定する代替ページ決定
手段とを備えることにより、自動モードが選択されてい
る場合、所定時間が経過する度に、次ページ決定手段の
制御が停止され、そのとき表示されているページの表示
回数よりも少ない表示回数のページが次に表示させるペ
ージとして決定されるので、ループ表示があった場合で
も、そのループから脱出することができる。
【0148】さらに、受信データの各ページ毎に、表示
画面に表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、
自動モードの選択操作があると、受信データが表示画面
に表示された回数の記録を開始する表示回数記録手段
と、前記表示回数記録手段が記録した回数が所定回数と
なる度に、前記次ページ決定手段の制御を停止し、前記
表示回数記憶手段を参照し、そのとき表示されているペ
ージの表示回数よりも少ない表示回数のページを次に表
示させるページとして決定する代替ページ決定手段とを
備えることにより、自動モードが選択されている場合、
表示画面に表示される受信データの表示回数が所定回数
となる度に、次ページ決定手段の制御が停止され、その
とき表示されているページの表示回数よりも少ない表示
回数のページが次に表示させるページとして決定される
ので、ループ表示があった場合でも、そのループから脱
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるデータ通信シ
ステム100の構成を示すブロック図である。
【図2】取得リスト記憶部121に格納されている取得
リスト200の一例を示す説明図である。
【図3】WWWホームページの第1ページの一例を記述
するHTML文書301『Report.html』を
示す説明図である。
【図4】WWWホームページの第1ページに表示される
画像の一例である画像情報401『Weather.g
if』を示す説明図である。
【図5】前記WWWホームページの第2ページの一例を
記述するHTML文書501『Tokyo.html』
を示す説明図である。
【図6】前記WWWホームページの第3ページの一例を
記述するHTML文書601『Osaka.html』
を示す説明図である。
【図7】データ変換テーブル記憶部122に格納されて
いるリンク情報テーブル700の一例を示す説明図であ
る。
【図8】HTML文書301と音声情報『Weathe
r.au』と画像情報401とから生成されたWWWホ
ームページの第1ページの送信データ800を示す説明
図である。
【図9】HTML文書501から生成されたWWWホー
ムページの第2ページの送信データ900を示す説明図
である。
【図10】HTML文書601から生成されたWWWホ
ームページの第3ページの送信データ1000を示す説
明図である。
【図11】送信部116による送信データの送信方法を
示す説明図である。
【図12】データ送信装置110全体の概略的処理手順
を示すフローチャートである。
【図13】情報取得部111による情報取得処理の手順
の一例を示すフローチャートである。
【図14】送信データ生成部112による送信データ生
成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】図14のステップS1312における処理手
順の一部具体例を示すフローチャートである。
【図16】制御部155が、カーソル図形の表示位置を
制御するために作成するカーソル図形対応表の一例を示
す説明図である。
【図17】制御部155が保持している図形情報の一例
を示す説明図である。
【図18】図8の送信データ800に基づいて表示部1
54に表示される初期画面の表示画像1800を示す説
明図である。
【図19】図9の送信データ900に基づいて表示部1
54に表示される初期画面の表示画像1900を示す説
明図である。
【図20】図10の送信データ1000に基づいて表示
部154に表示される初期画面の表示画像2000を示
す説明図である。
【図21】制御部155の表示制御処理の手順の一例を
示すフローチャートである。
【図22】本発明の第2の実施の形態であるデータ通信
システム2300の構成を示すブロック図である。
【図23】表示回数格納表2400の一例を示す説明図
である。
【図24】制御部2355の表示制御処理手順の一例の
一部を示すフローチャートである。
【図25】制御部2355の表示制御処理手順の一例の
一部を示すフローチャートである。
【図26】第3の実施の形態において、送信データ保持
部113に保持されている送信データの参照関係の一例
を示す説明図である。
【図27】リンク選択回数格納表2800の一例を示す
説明図である。
【図28】制御部2355の表示制御処理手順の一例の
一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 データ通信システム 110 データ送信装置 111 情報取得部 112 送信データ生成部 113 送信データ保持部 114 送信データ読み出し部 115 多重化部 116 送信部 121 取得リスト記憶部 122 データ変換テーブル記憶部 123 表示画像情報記憶部 124 音声情報記憶部 125 リンク情報記憶部 150 データ受信装置 151 受信分離部 152 受信データ保持部 153 再生部 154 表示部 155 制御部 156 信号受信部 157 音声出力部 700 リンク情報テーブル 701 インデックス情報 702 ホットスポット情報 2355 制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のページからなる一群の送信データ
    を循環的に送信し、受信装置で受信したデータの内、1
    ページ分の受信データを選択して受信装置の表示画面に
    表示させるテレビ放送システムにおけるデータ受信装置
    であって、 自動モードの選択操作手段と、 自動モードの選択操作があると、1ページ分の受信デー
    タを選択して表示画面に表示させる第1の表示制御手段
    と、 表示画面に新たな受信データが表示される度に、所定の
    時間内に、一群の受信データの内、未だ表示されていな
    いページから次に表示させるページを決定する次ページ
    決定手段と、 前記所定の時間が経過すると、次ページ決定手段が決定
    したページの受信データを選択し、そのとき表示されて
    いる受信データに代えて選択した受信データを表示画面
    に表示させる第2の表示制御手段とを備えたことを特徴
    とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 複数のページからなる一群の送信データ
    を循環的に送信し、受信装置で受信した受信データの
    内、1ページ分の受信データを選択して受信装置の表示
    画面に表示させるテレビ放送システムにおけるデータ受
    信装置であって、 受信データの各ページ毎に、表示画面に表示された回数
    を記憶する表示回数記憶手段と、 自動モードの選択操作手段と、 自動モードの選択操作があると、1ページ分の受信デー
    タを選択して表示画面に表示させる第1の表示制御手段
    と、 表示画面に新たな受信データが表示される度に、所定の
    時間内に、表示回数記憶手段を参照し、そのとき表示さ
    れているページの表示回数よりも少ない表示回数のペー
    ジを次に表示させるページとして決定する次ページ決定
    手段と、 前記所定の時間が経過すると、次ページ決定手段が決定
    したページの受信データを選択し、そのとき表示されて
    いる受信データに代えて選択した受信データを表示画面
    に表示させる第2の表示制御手段とを備えたことを特徴
    とするデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 ページ相互間が1方向または双方向に関
    連付けられた参照関係を有する複数のページからなる一
    群の送信データを循環的に送信し、受信装置で受信した
    受信データの内、1ページ分の受信データを選択して受
    信装置の表示画面に表示させるテレビ放送システムにお
    けるデータ受信装置であって、 自動モードの選択操作手段と、 自動モードの選択操作があると、1ページ分の受信デー
    タを選択して表示画面に表示させる第1の表示制御手段
    と、 表示画面に新たな受信データが表示される度に、所定の
    時間内に、そのとき表示されているページが参照してい
    るページを次に表示させるページとして決定する次ペー
    ジ決定手段と、 前記所定の時間が経過すると、次ページ決定手段が決定
    したページの受信データを選択し、そのとき表示されて
    いる送信データに代えて選択した送信データを表示画面
    に表示させる第2の表示制御手段とを備えたことを特徴
    とするデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 受信データの各ページ毎に、表示画面に
    表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、 前記次ページ決定手段が次ページを決定できないときに
    は、前記表示回数記憶手段を参照し、そのとき表示され
    ているページの表示回数よりも少ない表示回数のページ
    を次に表示させるページとして決定する代替ページ決定
    手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載のデータ
    受信装置。
  5. 【請求項5】 受信データの各ページ毎に、表示画面に
    表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、 自動モードの選択操作があると、時間の測定を開始する
    時間測定手段と、 前記時間測定手段の測定した時間が所定時間となる度
    に、前記次ページ決定手段の制御を停止し、前記表示回
    数記憶手段を参照し、そのとき表示されているページの
    表示回数よりも少ない表示回数のページを次に表示させ
    るページとして決定する代替ページ決定手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 受信データの各ページ毎に、表示画面に
    表示された回数を記憶する表示回数記憶手段と、 自動モードの選択操作があると、受信データが表示画面
    に表示された回数の記録を開始する表示回数記録手段
    と、 前記表示回数記録手段が記録した回数が所定回数となる
    度に、前記次ページ決定手段の制御を停止し、前記表示
    回数記憶手段を参照し、そのとき表示されているページ
    の表示回数よりも少ない表示回数のページを次に表示さ
    せるページとして決定する代替ページ決定手段とを備え
    たことを特徴とする請求項3記載のデータ受信装置。
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