JPH09322047A - ビデオカメラ制御方法、ビデオカメラ制御システム、ビデオカメラ制御装置、およびビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ制御方法、ビデオカメラ制御システム、ビデオカメラ制御装置、およびビデオカメラ

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JPH09322047A
JPH09322047A JP8136153A JP13615396A JPH09322047A JP H09322047 A JPH09322047 A JP H09322047A JP 8136153 A JP8136153 A JP 8136153A JP 13615396 A JP13615396 A JP 13615396A JP H09322047 A JPH09322047 A JP H09322047A
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JP
Japan
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video camera
subject
image
signal
pan
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JP8136153A
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English (en)
Inventor
Masakazu Koyanagi
正和 小柳
Tadafusa Tomitaka
忠房 富高
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の移動速度が早い場合においても、確
実に追尾できるようにする。 【解決手段】 固定カメラ1と固定カメラ2を、同一の
画角θall_1とし、被写体を含む広い範囲を撮像
し、パンチルタカメラ3で、被写体(自動車)を含む狭
い範囲を撮像する。パンチルタカメラ3で自動追尾する
ことができなくなったとき、固定カメラ1の画像中に含
まれる被写体の位置を認識し、その認識結果に対応し
て、パンチルタカメラ3をパンチルトさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ制御
方法、ビデオカメラ制御システム、ビデオカメラ制御装
置、およびビデオカメラに関し、特に、被写体を確実に
追尾することができるようにした、ビデオカメラ制御方
法、ビデオカメラ制御システム、ビデオカメラ制御装
置、およびビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラを移動する所定の被
写体に対して自動的に追尾させる場合、ビデオカメラで
撮像した被写体を含む所定の画像を、メモリに一旦記憶
させるようにする。そして、メモリに記憶された画像の
中から被写体を検出し、その被写体がメモリのほぼ中心
に来るように、ビデオカメラのパンチルタ装置を駆動す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなビデオカメラにおいては、ビデオカメラの画角に対
する被写体の画角が大きく(被写体の画像が画面一杯の
大きさであり)、且つ被写体の速度が比較的早いと、移
動後の被写体の位置を認識している最中に、被写体がさ
らに他の位置に移動してしまい、結局、被写体が画面の
外に飛び出してしまい、被写体を追尾することができな
くなってしまう課題があった。
【0004】そこで、被写体の画面中における画角が比
較的小さくなる(画面中における被写体の大きさが小さ
くなる)ようにして、追尾を行うことが考えられるが、
このようにすると、被写体が見難くなってしまう課題が
あった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、被写体の移動速度が比較的早い場合におい
ても、被写体を大きな画像で確実に追尾することができ
るようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のビデオ
カメラ制御方法は、第1のビデオカメラの撮像により得
られる信号から被写体の画像を認識し、認識結果に対応
して被写体を追尾するように第2のビデオカメラを制御
することを特徴とする。
【0007】請求項11に記載のビデオカメラ制御シス
テムは、第1のビデオカメラの撮像により得られる信号
から被写体の画像を認識する第1の認識手段と、第1の
認識手段の出力に対応して被写体を追尾するように第2
のビデオカメラを制御する制御手段とを備えることを特
徴とする。
【0008】請求項12に記載のビデオカメラ制御装置
は、第1のビデオカメラの撮像する画像データを記憶す
る第1の記憶部の座標、第1のビデオカメラの画角、お
よび、第2のビデオカメラのパンチルタのギア比の少な
くとも1つを記憶する記憶手段と、第1のビデオカメラ
の撮像する被写体の第1の記憶部における座標から、記
憶手段の記憶を用いて、第2のビデオカメラをパンチル
トさせるための制御データを演算する演算手段とを備え
ることを特徴とする。
【0009】請求項13に記載のビデオカメラ制御方法
は、第1のビデオカメラの撮像する画像データを記憶す
る第1の記憶部の座標、第1のビデオカメラの画角、お
よび、第2のビデオカメラのパンチルタのギア比の少な
くとも1つを他の記憶部に記憶し、第1のビデオカメラ
の撮像する被写体の第1の記憶部における座標から、他
の記憶部の記憶を用いて、第2のビデオカメラをパンチ
ルトさせるための制御データを演算することを特徴とす
る。
【0010】請求項14に記載のビデオカメラは、被写
体を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像した画像
を記憶する記憶手段と、記憶した画像の中から被写体を
認識する認識手段と、認識手段により認識された被写体
の記憶手段における位置を検出する検出手段と、検出手
段による検出結果を外部に出力する出力手段とを備える
ことを特徴とする。
【0011】請求項17に記載のビデオカメラ制御方法
は、撮像した画像を記憶部に記憶し、記憶した画像の中
から被写体を認識し、認識された被写体の記憶部におけ
る位置を検出し、検出結果を外部に出力することを特徴
とする。
【0012】請求項1に記載のビデオカメラ制御方法お
よび請求項11に記載のビデオカメラ制御システムにお
いては、第1のビデオカメラの撮像により得られる信号
から被写体の画像が認識され、その認識結果に対応して
被写体を追尾するように第2のビデオカメラが制御され
る。
【0013】請求項12に記載のビデオカメラ制御装置
および請求項13に記載のビデオカメラ制御方法におい
ては、第1のビデオカメラの撮像する画像データを記憶
する第1の記憶部の座標、第1のビデオカメラの画角、
および、第2のビデオカメラのパンチルタのギア比の少
なくとも1つが他の記憶部に記憶される。また、第1の
ビデオカメラが撮像する被写体の第1の記憶部における
座標から、他の記憶部の記憶を用いて、第2のビデオカ
メラをパンチルトさせるための制御データが演算され
る。
【0014】請求項14に記載のビデオカメラおよび請
求項17に記載のビデオカメラ制御方法においては、撮
像した画像の中から設定した被写体が認識され、認識さ
れた被写体の記憶部における位置が検出され、検出結果
が外部に出力される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のビデオカメラ制
御システムの構成例を示すブロック図である。同図に示
すように、このシステムにおいては、2台のビデオカメ
ラが、固定カメラ1と固定カメラ2として配置され、そ
の間に他の1台のビデオカメラがパンチルタカメラ3と
して配置されている。これらの固定カメラ1,2とパン
チルタカメラ3は、ビデオカメラ制御装置4により制御
されるようになされている。ビデオカメラ制御装置4
は、パーソナルコンピュータ5と接続されている。パー
ソナルコンピュータ5は、キーボード、マウスなどより
なる入力部6からの指令に対応して所定の動作を行い、
ビデオカメラ制御装置4を制御するとともに、CRT,
LCDなどよりなるディスプレイ7に、固定カメラ1,
2またはパンチルタカメラ3の取り込んだ画像を表示す
るようになされている。
【0016】図2は、パンチルタカメラ3の構成例を表
している。同図に示すように、移動する被写体(図1に
おける自動車)からの光LAは、レンズ11と絞り12
を介して、CCD13に結像するようになされている。
このレンズ11、絞り12およびCCD13を有する撮
像部10は、パンモータ33とチルトモータ34によ
り、パン方向(水平方向)とチルト方向(垂直方向)に
駆動されるようになされている。
【0017】CCD13が出力する画像信号は、サンプ
ルホールド(S/H)およびAGC回路14に入力さ
れ、サンプルホールドされるとともに、図示せぬ装置か
ら供給されるオートアイリス制御信号に対応して、その
利得が制御されるようになされている。A/D変換器1
5は、サンプルホールドおよびAGC回路14の出力を
A/D変換した後、輝度色差信号生成装置16に出力し
ている。輝度色差信号生成装置16は、A/D変換器1
5より入力された信号から、輝度信号(Y信号)、色差
信号(R−Y信号およびB−Y信号)を生成するととも
に、例えばNTSC方式の映像信号としてのY信号とク
ロマ信号(C信号)とを生成するようになされている。
【0018】輝度色差信号生成装置16により生成され
たY信号、R−Y信号、およびB−Y信号は、画像一次
記憶装置17の前処理部18に入力され、例えば48×
32個の画素のデータに間引かれる。そして、Y信号、
R−Y信号、およびB−Y信号は、それぞれ画像メモリ
19,20,21に、書き込まれる。
【0019】画像メモリ19乃至21に記憶されたY信
号、R−Y信号、およびB−Y信号は、それぞれ被写体
認識装置22の検出被写体設定装置23と、被写体存在
検出装置24に供給されるようになされている。検出被
写体設定装置23は、初期枠発生装置27が発生する初
期枠で指定される画像メモリ19乃至21上の画像を検
出すべき被写体の画像として取り込み、被写体の特徴量
を検出して、テーブルに記憶する。その処理の詳細につ
いては、図5と図6を参照して後述する。
【0020】一方、被写体存在検出装置24は、画像メ
モリ19乃至21に記憶されている画像データと、検出
被写体設定装置23のテーブルに記憶されている、設定
された被写体のデータ(特徴量)とを比較し、被写体の
画像データを検出するようになされている。被写体存在
検出装置24は、画像メモリ19乃至21に記憶されて
いる画像データ中に、被写体が存在するか否かを表すフ
ラグを被写体有無情報として、出力装置37に出力する
とともに、被写体の座標データを被写体位置検出装置2
5に出力する。
【0021】被写体位置検出装置25は、被写体存在検
出装置24から供給された被写体の座標データから被写
体の中心と大きさを求め、被写体の全体を囲む大きさの
枠の座標を生成する。被写体位置検出装置25により検
出された枠の座標は、被写体の座標として追尾駆動量演
算装置29に供給されるとともに、被写体認識装置22
の枠描画装置および原画枠ミックス装置26に供給され
る。枠描画装置および原画枠ミックス装置26は、被写
体を設定(登録)するモード時においては、初期枠発生
装置27より供給される初期枠データに対応する枠を描
画し、輝度色差信号生成装置16より供給される映像信
号とミックスして、ビデオカメラ制御装置4に出力する
ようになされている。
【0022】内部モード設定装置28は、ビデオカメラ
制御装置4から供給される入力情報を取り込み、取り込
んだ情報を各回路に出力している。また、この内部モー
ド設定装置28は、パンモータ33とチルトモータ34
を駆動する、駆動命令のモードを、パーソナルコンピュ
ータ5からの制御に対応して、3つのモードのいずれか
に設定するようになされている。3つのモードとは、駆
動方向と駆動速度を直接指定する方向駆動モード、駆動
する絶対位置と最高速度を指定する絶対位置駆動モー
ド、および駆動する相対位置と最高速度を指定する相対
位置駆動モードである。内部モード設定装置28は、こ
れらの駆動命令モードのうち、設定された駆動命令モー
ドの駆動命令を受け取ると、それに対応する駆動データ
を生成し、手動駆動量設定装置30に出力する。手動駆
動量設定装置30は、駆動データから、速度データと方
向データを演算し、駆動方式選択スイッチ31を介し
て、パンチルタ駆動装置32に出力する。
【0023】また、内部モード設定装置28は、ビデオ
カメラ制御装置4から検出開始制御信号または検出停止
制御命令が入力されたとき、これを受け取り、被写体認
識装置22に対応する制御命令を出力する。ビデオカメ
ラ制御装置4から、枠を上下左右方向に移動させる制御
信号、あるいは枠の表示をオンまたはオフする制御命令
が入力されたとき、同様に、これに対応する制御信号が
内部モード設定装置28から被写体認識装置22に出力
される。更に、ビデオカメラ制御装置4より被写体駆動
量設定装置30の出力を選択するのか、追尾駆動量演算
装置29の出力を選択するのかの制御信号が入力された
とき、内部モード設定装置28は、その制御命令に対応
して、駆動方式選択スイッチ31を切り換えるようにな
されている。
【0024】追尾駆動量演算装置29は、被写体位置検
出装置25の出力する被写体(被写体を囲む枠(以下、
被写体枠と称する))の座標と、初期枠発生装置27に
より設定されている基準座標(例えば画像メモリ19乃
至21の中心の座標)とを比較し、その差に対応して、
被写体を追尾する方向と速度を演算するようになされて
いる。また、この演算を行うにあたって、追尾駆動量演
算装置29は、ズーム倍率検出装置35が、レンズ11
のうちのズームレンズのズーム倍率を検出し、出力する
ので、このズーム倍率を利用して速度を演算する。追尾
駆動量演算装置29により演算された速度と方向のデー
タは、駆動方式選択スイッチ31を介してパンチルタ駆
動装置32に供給されている。
【0025】被写体認識装置22の枠描画装置および原
画枠ミックス装置26は、追尾動作を実行中(検出動作
実行中)においては、被写体位置検出装置25が出力す
る被写体枠座標に対応して被写体枠を描画し、輝度色差
信号生成装置16から供給される映像信号にミックスし
て出力するようになされている。
【0026】パンチルタ位置検出装置36は、パンチル
タ駆動装置32によるパンモータ33と、チルトモータ
34による駆動状態(パンチルタ位置)を検出し、その
検出結果をパンチルタ位置として、出力装置37に出力
している。出力装置37にはまた、初期枠発生装置27
が出力する初期枠の枠座標データと、被写体位置検出装
置25が出力する被写体枠座標も供給されている。出力
装置37は、入力された被写体有無情報、パンチルタ位
置情報、被写体枠位置情報、初期枠位置情報をビデオカ
メラ制御装置4に出力するようになされている。
【0027】図3は、固定カメラ1の構成例を表してい
る。なお、固定カメラ2も固定カメラ1と同様の構成と
されている。
【0028】図3に示すように、固定カメラ1は、パン
チルタカメラ3の一部を省略した構成とされている。す
なわち、パンチルタカメラ3のパンチルトのために必要
なパンモータ33、チルトモータ34、パンチルタ駆動
装置32、手動駆動量設定装置30、追尾駆動量演算装
置29、駆動方式選択スイッチ31、ズーム倍率検出装
置35、およびパンチルタ位置検出装置36が省略され
た構成とされている。従って、内部モード設定装置28
は、手動駆動量設定装置30に供給する駆動モードは取
り込まないようになされている。その他の構成は、図2
におけるパンチルタカメラ3と同様である。
【0029】換言すれば、固定カメラ1(固定カメラ
2)は、パンチルトさせる必要がなく、常に所定の方向
に固定されて配置されているため、パンチルトの為の構
成は不要とされている。しかしながら、勿論、図2に示
したパンチルタカメラ3のパンチルト機構を使用しない
ようにして、固定カメラ1(固定カメラ2)として用い
ることも可能である。
【0030】図4は、ビデオカメラ制御装置4の構成例
を表している。同図に示すように、ビデオカメラ制御装
置4は、座標変換処理部51とメモリ52を有してい
る。座標変換処理部51は、メモリ52に記憶されてい
る固定情報を利用して、固定カメラ1より供給される被
写体位置座標(被写体枠座標)をパンチルタカメラ3を
駆動するための座標(パンチルタ座標)に変換して、出
力するようになされている。メモリ52には、固定カメ
ラ1と2の画角(θall_1)、パンチルタカメラ3
の画角(θall_3)、固定カメラ1と2およびパン
チルタカメラ3の画像メモリ19乃至21の画像を記憶
する枠の左端座標(ml)、右端座標(mr)、上端座
標(mu)、下端座標(md)、およびパンチルタカメ
ラ3のパンチルタのギア比(G)が記憶されている。
【0031】なお、図1に示すように、固定カメラ1の
画角は、点Aから点Bの範囲の角度θall_1とさ
れ、固定カメラ2の画角は、点Cから点Dの角度θal
l_1とされている。これに対して、パンチルタカメラ
3の画角は、画角θall_1に較べて充分小さい角度
(被写体の自動車を充分大きい画像として撮像すること
ができる角度)とされている。換言すれば、パンチルタ
カメラ3は、固定カメラ1と2に対して、望遠で使用さ
れる。
【0032】次に、その動作について説明する。最初に
使用者は、入力部6を操作して、パーソナルコンピュー
タ5に対して被写体の設定(登録)モードを指令する。
このとき、パーソナルコンピュータ5は、固定カメラ
1,2とパンチルタカメラ3のうち、設定モードの対象
とされたビデオカメラに対する制御命令をビデオカメラ
制御装置4を介して出力する。例えば、固定カメラ1に
対して、被写体検出処理を停止状態とする(設定モード
とする)制御命令を出力するとともに、初期枠を発生さ
せるための制御命令が発生される。固定カメラ1の内部
モード設定装置28は、この制御命令を取り込み、この
制御命令に対応する制御信号を被写体認識装置22に出
力する。この制御に対応して、初期枠発生装置27は、
デフォルトとして予め設定されている所定の位置(例え
ば画面の中央)に位置するように、初期枠データを発生
させる。枠描画装置および原画枠ミックス装置26は、
この初期枠データに対応して、画面の中央に枠を描画す
る。
【0033】一方、レンズ11を介して入射された光
は、絞り12により所定の径に調整された後、CCD1
3に入射され、電気信号に変換される。サンプルホール
ドおよびAGC回路14は、入力された信号をサンプル
ホールドするとともに、オートアイリス信号に対応し
て、その利得を制御する。A/D変換器15は、サンプ
ルホールドおよびAGC回路14より出力された信号を
A/D変換し、輝度色差信号生成装置16に出力する。
輝度色差信号生成装置16は、入力された信号からY信
号、R−Y信号、およびB−Y信号を生成し、画像一次
記憶装置17の前処理部18に出力する。前処理部18
は、入力された信号を48×32画素のデータに間引く
処理を実行し、画像メモリ19乃至21に書き込ませ
る。
【0034】枠描画装置および原画枠ミックス装置26
は、輝度色差信号生成装置16で生成された映像信号と
上述したようにして発生した枠をミックスし、ビデオカ
メラ制御装置4に出力する。ビデオカメラ制御装置4
は、この映像信号をパーソナルコンピュータ5に出力す
る。パーソナルコンピュータ5は、この映像信号をディ
スプレイ7に出力し、表示させる。これにより、ディス
プレイ7には、例えば図5(A)に示すような、画面の
中央に初期枠が表示された画像が表示される。
【0035】次に、使用者は、初期枠を被写体として設
定(登録)すべき画像の上に移動する操作を行う。すな
わち、入力部6のカーソルキーなどを操作して、パーソ
ナルコンピュータ5に対して初期枠の移動を指令する。
初期枠発生装置27は、内部モード設定装置28を介し
て、この初期枠を移動させる制御信号の入力を受けたと
き、この制御信号に対応して、初期枠を移動させる。
【0036】このようにして、初期枠が、所望の被写体
上に移動したとき、使用者は、入力部6を操作して、被
写体設定を指令する。検出被写体設定装置23は、内部
モード設定装置28を介して、この指令の入力を受けた
とき、画像メモリ19乃至21に記憶されているY信
号、R−Y信号、およびB−Y信号から、初期枠内の画
像を被写体として、その画像の特徴量を抽出する。すな
わち、図6に示すような座標系において、初期枠内の画
素データのR−Y信号とY信号、およびB−Y信号とY
信号により規定される点をプロットする。そして、最小
自乗法により、その座標系における中心の曲線を求め、
その曲線から所定の幅の範囲(図6においてハッチング
を施して示す範囲)を被写体の特徴量として、テーブル
に登録する。
【0037】なお、この被写体の特徴量の抽出の方法の
詳細は、本出願人が、例えば特願平8−11655号と
して開示している。
【0038】以上の処理は、固定カメラ1だけでなく固
定カメラ2においても行われ、更に、パンチルタカメラ
3においても行われる。
【0039】以上のようにして、被写体の設定処理が完
了したとき、使用者は、入力部6を操作して、被写体の
追尾処理開始(検出処理開始)を指令する。このとき、
パーソナルコンピュータ5は、固定カメラ1と2および
パンチルタカメラ3に対して、検出処理開始を指令す
る。
【0040】パンチルタカメラ3の被写体存在検出装置
24は、内部モード設定装置28を介して、この検出開
始の指令の入力を受けたとき、画像メモリ19乃至21
に記憶されているY信号、R−Y信号、およびB−Y信
号を取り込み、その画素のY信号とR−Y信号の座標系
における位置が、検出被写体設定装置23のテーブルに
記憶されている図6に示したハッチングを施して示す範
囲内、すなわち検出被写体設定装置23のテーブルに記
憶されている特徴量を有しているか否かを判定し、その
特徴量を有している(ハッチングを施した範囲内に入っ
ている)場合においては、その画素を被写体の画素と判
定し、有していなければ、その画素を被写体以外の画素
と判定する。そして、被写体の画素と判定された画素に
より、予め設定されている所定の大きさ以上の大きさの
面積が形成される場合、その範囲を被写体として検出す
る。被写体の画素として検出された画像メモリ19乃至
21上の座標データは、被写体位置検出装置25に供給
される。被写体位置検出装置25は、入力された座標デ
ータから被写体の中心座標と大きさを検出する。
【0041】被写体位置検出装置25で検出された被写
体の中心座標と大きさのデータは、枠描画装置および原
画枠ミックス装置26に供給される。枠描画装置および
原画枠ミックス装置26は、入力された被写体の中心座
標を中心として、被写体を全て囲む大きさの被写体枠を
発生させ、輝度色差信号生成装置16より供給される映
像信号に重畳させる。そして、この映像信号が、ビデオ
カメラ制御装置4、パーソナルコンピュータ5を介して
ディスプレイ7に出力され、例えば図5(B)に示すよ
うに、表示される。
【0042】被写体設定モードにおいては、被写体を設
定する処理を行うビデオカメラ、すなわち固定カメラ
1、固定カメラ2、またはパンチルタカメラ3のいずれ
か1つの出力が、ビデオカメラ制御装置4により選択さ
れ、パーソナルコンピュータ5を介してディスプレイ7
に出力され、表示される。使用者は、その表示を見て、
初期枠を移動させ、被写体を設定するのであるが、追尾
モード(検出モード)においては、ビデオカメラ制御装
置4は、パンチルタカメラ3の出力を選択し、パーソナ
ルコンピュータ5を介してディスプレイ7に出力し、表
示させる。
【0043】被写体が被写体枠で囲まれているので、使
用者は、どれが被写体であるかを容易に認識することが
できる。
【0044】使用者は、この被写体枠が目障りであり、
この被写体枠を消去したいと思ったときは、入力部6を
操作して、被写体枠の消去を指令する。パーソナルコン
ピュータ5とビデオカメラ制御装置4を介して、この被
写体枠の消去の指令が入力されたとき、パンチルタカメ
ラ3の枠描画装置および原画枠ミックス装置26は、こ
の指令に対応して、被写体枠の描画を中止する。これに
より、被写体枠は、ディスプレイ7から消去される。
【0045】一方、パンチルタカメラ3の追尾駆動量演
算装置29は、被写体位置検出装置25より供給される
被写体枠座標(中心座標)と、設定されている画像メモ
リ19乃至21上の基準座標(この実施例の場合、中心
座標)との差を求め、この差から撮像部10をパンチル
トさせるための速度と方向のデータを演算する。
【0046】すなわち、パン用の駆動速度をVap、チ
ルト用の駆動速度をVatとするとき、追尾駆動量演算
装置29は次式を演算する。 Vap=a×b×f(x−x0) ・・・(1) Vat=a×c×f(y−y0) ・・・(2)
【0047】ここで、aは、ズーム倍率検出装置35で
検出したズーム倍率の逆数であり、bは、ワイド端で最
適な駆動速度が得られるようにするためのパン用の補正
係数であり、cは、ワイド端で最適な駆動速度が得られ
るようにするためのチルト用の補正係数である。また、
fは、エラー成分を算出するための関数であり、xとy
は、被写体の現在位置の画像メモリ19乃至21上にお
ける水平方向(x方向)の座標と垂直方向(y方向)の
座標を表し、x0とy0は、被写体の画像を表示させた
い画像メモリ19乃至21上の位置座標(この実施例の
場合、中心座標)である。
【0048】なお、速度データVap,Vatとして
は、演算結果の絶対値が用いられ、パン方向の方向デー
タDapとチルト方向のデータDatとしては、速度デ
ータVap,Vatの極性が用いられる。Vapの極性
が正の場合、右方向、負の場合、左方向とされる。ま
た、チルトの方向データDatは、Vatの極性が正の
場合、上方向、負の場合、下方向とされる。
【0049】被写体存在検出装置24は、被写体を検出
しているとき、被写体が検出されていることを表す被写
体有無情報を出力装置37に出力している。出力装置3
7は、この情報をビデオカメラ制御装置4を介してパー
ソナルコンピュータ5に出力する。パーソナルコンピュ
ータ5は、パンチルタカメラ3が被写体を検出している
状態の時、内部モード設定装置28を介して、駆動方式
選択スイッチ31を制御して、追尾駆動量演算装置29
の出力を選択させる。これにより、パンチルタ駆動装置
32には、追尾駆動量演算装置29の出力する速度デー
タと方向データが供給される。パンチルタ駆動装置32
は、このデータをパンモータ33とチルトモータ34を
駆動する駆動信号に変換し、これらを駆動する。これに
より、撮像部10がパン方向とチルト方向に駆動され、
被写体が画像メモリ19乃至21(ディスプレイ7)の
中央に位置するように、自動追尾が行われる。
【0050】ところで、上述したように、固定カメラ1
と固定カメラ2の画角は、広く設定されているのに対し
て、パンチルタカメラ3の画角は、狭く設定されている
(望遠の状態に設定されている)。従って、パンチルタ
カメラ3の出力する画像は、例えば図5(B)に示すよ
うに、画面に被写体が大きく表示された状態となってい
る。しかしながら、このように被写体が、画面に大きく
表示されている場合、使用者は、被写体を充分観察する
ことができるが、被写体が高速で移動するとき、自動追
尾動作が間に合わず、被写体が、ディスプレイ7の表示
画面の外にでてしまうことがある。
【0051】被写体存在検出装置24は、被写体が画像
メモリ19乃至21内に実質的に存在しなくなったとき
(存在したとしても、その画像が小さくなったとき)、
被写体が検出されなくなったものとして、被写体が存在
しないことを表す被写体有無情報を出力する。この被写
体有無情報は、出力装置37、ビデオカメラ制御装置4
を介して、パーソナルコンピュータ5に供給される。パ
ーソナルコンピュータ5は、パンチルタカメラ3から被
写体が検出されなくなったことを表す被写体有無情報が
入力されたとき、固定カメラ1で検出された被写体の位
置情報をパンチルタカメラ3に供給させる。
【0052】すなわち、固定カメラ1と固定カメラ2の
被写体認識装置22(図3)は、パンチルタカメラ3の
被写体認識装置22(図2)と、実質的に同様の処理を
行い、被写体を認識する処理を実行している。そして、
固定カメラ1と固定カメラ2の被写体認識装置22は、
被写体位置検出装置25で検出した被写体座標を、出力
装置37を介して、ビデオカメラ制御装置4に出力す
る。ビデオカメラ制御装置4は、固定カメラ1と固定カ
メラ2より入力された被写体座標のデータから、最初に
固定カメラ1(固定カメラ2およびパンチルタカメラ
3)から被写体の走行路までの距離dを演算する。
【0053】すなわち、図7に示すように、固定カメラ
1の画像メモリ19乃至21上における被写体の中心の
座標を(mx1,my1)とするとき、固定カメラ1が
被写体の走行方向と垂直に指向されているとすると、固
定カメラ1の指向方向と固定カメラ1と被写体とを結ん
だ直線との角度θ1は、次式で表される。 θ1=(mx1/(mr−ml))×θall_1 ・・・(3)
【0054】ここで、図7に示すように、mrは、画像
メモリ19(20または21)の右端の座標を表し、m
lは、左端の座標を表している。そして、0は、画像メ
モリ19乃至21の中心とされている。従って、ml
は、−の符号を含む値となる。
【0055】同様に、muは、画像メモリ19の上端の
座標を表し、mdは、下端の座標を表し、その中間に0
の座標軸が設定されている。従って、mdは、−の符号
を含む値となる。
【0056】同様に、固定カメラ2における被写体の座
標を(mx2,my2)とし、固定カメラ2の指向方向
と、固定カメラ2と被写体を結ぶ直線の角度をθ2とす
ると、角度θ2は、次式で表される。 θ2=(mx2/(mr−ml))×θall_1 ・・・(4)
【0057】ビデオカメラ制御装置4のメモリ52に
は、固定カメラ1と2の画角θall_1および画像メ
モリ19乃至21の座標mr,mlが記憶されている。
座標変換処理部51は、固定カメラ1から被写体の座標
(mx1,my1)が入力され、固定カメラ2から被写
体座標(mx2,my2)が入力されたとき、上式に従
って、角度θ1,θ2を演算する。
【0058】また、図7より明らかなように、固定カメ
ラ1と固定カメラ2の視差に対応する距離をEとすると
き、次式が成立する。 E=d×(tanθ1−tanθ2) ・・・(5)
【0059】上記式に、すでに求めた角度θ1,θ2を
代入すると、次式が得られる。 d=E/(tan((mx1/(mr−ml))×(θall_1) −tan((mx2/(mr−ml))(×θall_1)) ・・・(6)
【0060】座標変換処理部51は、上式を演算して、
距離dを求める。
【0061】次に、ビデオカメラ制御装置4の座標変換
処理部51は、以上のようにして求めた距離dを用い
て、パンチルタカメラ3をパンチルトさせるための座標
(パンチルタ座標)を次のようにして演算する。
【0062】すなわち、図8に示すように、固定カメラ
1とパンチルタカメラ3の視差に対応する距離をeとす
るとき、距離eは次式で表される。 e=d×(tanθ1−tanθ3) ・・・(7)
【0063】ここで、角度θ3は、パンチルタカメラ3
の指向する方向とパンチルタカメラ3と被写体を結ぶ直
線とのなす角度を表している。
【0064】また、パンチルタカメラ3のパンチルタギ
ア比をGとするとき、パンチルタ座標pxは、次式より
求めることができる。 px=G×θ3 ・・・(8)
【0065】この式に、上記したeとdの関係を表す式
を代入して整理すると、次式が得られる。 px=G×tan-1(tan((mx1/(mr−ml))×θall_1) −e/d) ・・・(9)
【0066】上記式のdには、先に(6)式で求めた値
を用いることができるので、上記式から座標変換処理部
51は、パンチルタ座標pxを演算する。
【0067】なお、距離dが、距離eに較べて充分大き
い場合、上記式は次式で表すことができる。 px=G×((mx1/(mr−ml))×θall_1) ・・・(10)
【0068】すなわち、距離dが、距離eに較べて充分
大きい場合においては、固定カメラは1台でもパンチル
タ座標を求めることが可能となる。
【0069】以上においては、x座標方向の演算につい
てだけ説明したが、y座標方向においても、同様の演算
が行われる。
【0070】座標変換処理部51で演算されたパンチル
タ座標は、パーソナルコンピュータ5に供給される。パ
ーソナルコンピュータ5は、ビデオカメラ制御装置4よ
りパンチルト座標のデータの入力を受けたとき、これを
ビデオカメラ制御装置4を介してパンチルタカメラ3に
供給する。勿論、このデータを、パーソナルコンピュー
タ5を介さずに、パンチルタカメラ3に直接供給するよ
うにしてもよい。
【0071】パンチルタカメラ3は、内部モード設定装
置28において、このパンチルタ座標のデータを受け取
り、そのデータを手動駆動量設定装置30に供給する。
このデータは、方向駆動モード、絶対位置駆動モード、
相対位置駆動モードのいずれか、予め指定されたモード
のデータとして供給される。手動駆動量設定装置30
は、このパンチルタ座標よりなる駆動データを速度デー
タと方向データに変換する。
【0072】また、パーソナルコンピュータ5は、パン
チルタカメラ3が、被写体が検出されなくなったことを
表す被写体有無情報を出力したとき、パンチルタカメラ
3に対して駆動方式選択スイッチ31を、手動駆動量設
定装置30側に切り換えるための制御信号を出力してい
る。その結果、手動駆動量設定装置30が出力した速度
データと方向データは、駆動方式選択スイッチ31を介
してパンチルタ駆動装置32に入力される。パンチルタ
駆動装置32は、入力された速度データと方向データを
駆動信号に変換して、パンモータ33とチルトモータ3
4に供給する。これにより、撮像部10が、パン方向と
チルト方向に駆動される。
【0073】その結果、撮像部10により、再び被写体
の画像が撮像されることになり、被写体の画像が取り込
まれると、パンチルタカメラ3の被写体存在検出装置2
4は、再び被写体が検出されていることを表す被写体有
無情報を出力する。パーソナルコンピュータ5は、ビデ
オカメラ制御装置4を介して、この被写体有無情報の入
力を受けたとき、パンチルタカメラ3に対して、駆動方
式選択スイッチ31に追尾駆動量演算装置29の出力を
選択させる制御信号を出力する。これにより、上述した
場合と同様にして、パンチルタカメラ3により、再び自
動追尾動作が実行される。
【0074】撮像部10が所定のパンチルト方向に指向
されると、パンチルタ位置検出装置36が、そのパンチ
ルタ位置に対応するパンチルタ位置座標(px3,py
3)を出力装置37に出力する。出力装置37は、この
パンチルタ位置情報をビデオカメラ制御装置4を介して
パーソナルコンピュータ5に出力する。パーソナルコン
ピュータ5は、このパンチルタ位置座標からパンチルタ
カメラ3におけるパンチルタ位置を確認することができ
る。
【0075】図9は、第2の実施例を表している。その
基本的構成は、図1における場合と同様であるが、この
実施例においては、固定カメラ1と固定カメラ2が、例
えば図10に示すように構成され、パンチルタカメラ3
が、例えば図11に示すように構成され、ビデオカメラ
制御装置4が、例えば図12に示すように構成される。
【0076】固定カメラ1(または固定カメラ2)は、
図10に示すように構成されており、この図10の撮像
部70、レンズ71、絞り72、CCD73、サンプル
ホールドおよびAGC回路74、A/D変換器75、お
よび輝度色差信号生成装置76は、図2または図3にお
ける撮像部10、レンズ11、絞り12、CCD13、
サンプルホールドおよびAGC回路14、A/D変換器
15、および輝度色差信号生成装置16と、基本的に同
様の構成とされる。
【0077】画像一次記憶装置77は、その前処理部7
8において、輝度色差信号生成装置76より出力された
Y信号、R−Y信号、およびB−Y信号を48×32画
素に間引いた後、Y信号をYd信号として、現画面メモ
リ領域80に供給し、記憶させるとともに、R−Y信号
およびB−Y信号を、色相/飽和度変換および無彩色判
定部79に出力する。色相/飽和度変換および無彩色判
定部79は、入力されたR−Y信号およびB−Y信号か
ら、色相信号(HUE信号)を生成する。例えば、0乃
至255の値のうち、色相を1乃至255の値で表現
し、無彩色のデータを値0で表したHUEd信号を生成
する。このHUEd信号は、現画面メモリ領域80に供
給され、記憶される。
【0078】更新回路81は、現画面メモリ領域80に
記憶されている、現在の輝度信号(Yd信号)(Y_n
ow)と色相信号(HUEd信号)(HUE_now)
とを更新のタイミングで読み出し、基準画面メモリ領域
82に供給し、それぞれオリジナルのY信号(Y_or
g)と色相信号(HUE_org)として記憶させる。
【0079】現画面メモリ領域80と基準画面メモリ領
域82に記憶されたデータのうち、Yd信号成分(Y_
orgとY_now)は、動き検出装置83の検出領域
設定部88に、またHUEd信号成分(HUE_org
とHUE_now)は、検出領域設定部84に、それぞ
れ供給される。
【0080】検出領域設定部88により取り込まれたY
d信号成分は、比較器89で比較され、その差のある部
分が、動きがあった部分として検出されるようになされ
ている。単独点評価部90は、比較器89で得られた比
較結果のうち、単独点(孤立点)を抽出し、この単独点
をノイズとして除去する処理を実行する。
【0081】一方、同様に、検出領域設定部84で取り
込まれたHUEd信号成分は、比較器85で比較され、
その差の値が基準値以上の部分が、動きのあった部分と
して検出される。単独点評価部86は、動きのあった部
分として検出された画素のうち、単独点はノイズとして
これを除去する処理を実行する。
【0082】評価結果メモリ87は、単独点評価部90
と単独点評価部86で、それぞれノイズが除去されたY
dの信号成分とHUEd信号成分の論理和(または論理
積)を、動きのあった部分として記憶する。検出面積判
定部91は、評価結果メモリ87に記憶された、動きの
あった部分の面積を、予め設定してある所定の基準値と
比較し、動きのあった部分として検出された画素の面積
が基準値より大きい場合、被写体が検出されたものとし
て、検出信号を出力する。
【0083】検出不感帯処理部92は、検出面積判定部
91より検出信号が入力された回数を計数し、その回数
が、予め設定してある所定の基準値以上であるとき、最
終的に被写体が検出された、またはされなかったものと
して、被写体有無情報を出力するとともに、被写体の位
置を表す被写体位置情報を出力する。枠描画装置および
原画枠ミックス装置93は、検出不感帯処理部92よ
り、被写体の位置情報が入力されたとき、その位置に対
応する被写体枠を描画し、輝度色差信号生成装置76よ
り供給される映像信号に重畳し、ビデオカメラ制御装置
4に出力する。
【0084】また、検出不感帯処理部92より出力され
た被写体有無情報と被写体位置情報は、出力装置95か
らビデオカメラ制御装置4に出力されるようになされて
いる。
【0085】内部モード設定装置94は、ビデオカメラ
制御装置4より入力された制御データを取り込み、対応
する制御信号を動き検出装置83または画像一次記憶装
置77に出力するようになされている。
【0086】図11に示すパンチルタカメラ3は、図2
に示すパンチルタカメラ3と比較して明らかなように、
図2における被写体認識装置22と、それに対応して設
けられている画像一次記憶装置17、追尾駆動量演算装
置29、ズーム倍率検出装置35、および駆動方式選択
スイッチ31が省略された構成とされている。その他の
構成は、図2における場合と同様である。従って、パン
チルタカメラ3としては、図2に示すパンチルタカメラ
3を、被写体認識装置22の動作を禁止するようにして
用いることも可能である。
【0087】また、この実施例におけるビデオカメラ制
御装置4は、図12に示すように、図4における場合と
同様に、座標変換処理部51とメモリ52により構成さ
れている。メモリ52には、固定カメラ1と2の画角θ
all_1、ビデオカメラ1と2の現画像メモリ領域8
0の左端座標(ml)、右端座標(mr)、上端座標
(mu)、下端座標(md)、およびパンチルタカメラ
3のギア比(G)が記憶されている。
【0088】この実施例においては、パンチルタカメラ
3が、自分自身で被写体を検出する機能を有しておら
ず、固定カメラ1(または固定カメラ2)が検出した被
写体を追尾するように、パンチルタカメラ3が制御され
るようになされている。また、固定カメラ1(または固
定カメラ2)においては、被写体が予め設定されるので
はなく、動きのある物体が被写体として認識されるよう
になされている。従って、この実施例は、例えば、室内
を防犯のために監視するようなシステムに用いるのに適
している。
【0089】次に、その動作について説明する。被写体
の検出処理を開始するとき、入力部6を操作して、その
旨をパーソナルコンピュータ5に入力する。パーソナル
コンピュータ5は、この入力に対応して、ビデオカメラ
制御装置4を介して、固定カメラ1と固定カメラ2に検
出開始制御信号を出力する。固定カメラ1と固定カメラ
2の内部モード設定装置94は、この制御信号の入力を
受けたとき、更新回路81を制御し、現画像メモリ領域
80に、最初に記憶されたYd信号(Y_now)と、
HUEd信号(HUE_now)とを、基準画像メモリ
領域82に転送し、記憶させる。すなわち、これによ
り、例えば無人の状態の所定の室内の画像が、基準画像
メモリ領域82に記憶される。そして、以後、現画面メ
モリ領域80には、撮像部70で取り込まれた画像がリ
アルタイムで書き込まれる。動き検出装置83は、この
ようにして、基準画面メモリ領域82に記憶された基準
画面と現画面メモリ領域80に記憶された現画面のデー
タから、動きのある部分を被写体として検出する処理を
実行する。
【0090】次に、図13のフローチャートを参照し
て、この動き検出装置83における動き検出処理(被写
体の検出処理)について説明する。
【0091】最初にステップS1において、検出領域設
定部84は、基準画面メモリ領域82と現画面メモリ領
域80の最初の画素(またはブロック)(例えば左上の
画素(またはブロック))の座標を取得し、そこに記憶
されている基準画面の色相信号(HUE_org)と、
現画面の色相信号(HUE_now)を取り込む。同様
に、検出領域設定部88も基準画面メモリ領域82のY
信号成分(Y_org)が記憶されている領域の最初の
画素(例えば左上の画素)の座標データと、現画面メモ
リ領域80のY信号(Y_now)が記憶されている最
初の画素(例えば左上の画素)の座標を取得し、その画
素データを読み取る。
【0092】次にステップS2に進み、比較器85は、
基準画面の色相データHUE_orgと現画面の色相デ
ータHUE_nowとを比較し、その差が、予め設定し
てある所定の基準値以上であるか否かを判定する。所定
の基準値以上である場合、その画素(またはブロック)
が、動きのある部分として検出される。次にステップS
3に進み、単独点評価部86において、ステップS2で
動きのある部分として検出された画素が単独点であるか
否かを判定し、単独点である場合においては、これをノ
イズとして処理する。すなわち、動きのない部分と評価
する。
【0093】同様に、ステップS4において、比較器8
9は、基準画像メモリ領域82の画素データY_org
と、現画面メモリ領域80に記憶されている輝度データ
Y_nowとを比較し、その差が、予め設定してある所
定の基準値以上であるか否かを判定する。基準値以上の
差がある画素は、動きのある画素として検出される。
【0094】次にステップS5に進み、単独点評価部9
0において動きがあると判定された画素が、単独点であ
るか否かが判定される。単独点である場合、その動きは
ノイズであるとして、その画素は動きのない画素として
評価される。
【0095】ステップS6では、評価結果メモリ87に
おいて、単独点評価部90より供給された動きのある画
素として検出された画素と、単独点評価部86より動き
のある画素として供給された画素の論理和(または論理
積)を演算し、その演算結果の数(画素数)をSnow
に積算する。
【0096】次にステップS7において、基準画像メモ
リ領域82と現画面メモリ領域80に記憶されている全
ての画素について、同様の処理を行ったか否かを判定
し、同様の処理を行っていない画素がまだ残っている場
合においては、ステップS2に戻り、同様の処理を実行
する。全ての画素について同様の処理を実行したと判定
された場合、ステップS7からステップS8に進む。ス
テップS8においては、検出面積判定部91で、ステッ
プS6で求めた積算値Snowと、予め設定されている
所定の閾値Sthrとを比較する。
【0097】積算値Snowが、閾値Sthrより大き
いと判定された場合、ステップS9に進み、検出不感帯
処理部92において、更に2回連続して、積算値Sno
wが閾値Sthrよりより大きいと判定されたか否かを
判定する。すなわち、例えば、2フレーム連続して基準
画面の画素データと現画面の画素データの差が所定の基
準値以上である画素が、所定の基準値以上の個数存在す
ると判定されたか否かが判定される。ステップS9にお
いて、2回連続して検出されていないと判定された場
合、すなわち、動きがあると1回だけ検出された場合に
おいては、ステップS10に進み、検出不感帯処理部9
2は、被写体が検出されていないことを表す被写体有無
情報を出力する。
【0098】これに対してステップS9において、2回
連続して動きがあったことが検出されたと判定された場
合、ステップS11に進み、検出不感帯処理部92は、
被写体が検出されたことを表す被写体有無情報を出力す
るとともに、今回検出した位置を被写体検出位置とする
被写体位置情報を出力装置95に出力する。
【0099】一方、ステップS8において、積算値Sn
owが、閾値Sthrと等しいか、それより小さいと判
定された場合、ステップS12に進み、2回連続して動
きが検出されなかったか否かが判定される。2回連続し
て動きが検出されなかった場合においては、ステップS
13に進み、検出不感帯処理部92は、被写体が検出さ
れていないことを表す被写体有無情報を出力する。
【0100】ステップS12において、2回連続して動
きが検出されていないと判定された場合(1回だけ動き
がないことが検出された場合)、ステップS14に進
み、検出不感帯処理部92は、被写体が検出されている
ことを表す被写体有無情報を出力するとともに、最後に
検出した位置を被写体の検出位置とする被写体位置情報
を出力装置95に出力する。
【0101】出力装置95は、このような被写体有無情
報と被写体位置情報をビデオカメラ制御装置4に出力す
る。ビデオカメラ制御装置4の座標変換処理部51は、
固定カメラ1と固定カメラ2より、このような被写体有
無情報と被写体位置座標が入力されたとき、その座標か
ら、上述した場合と同様の演算を行って、パンチルタ座
標を求め、これをパーソナルコンピュータ5に出力す
る。パーソナルコンピュータ5は、このパンチルタ座標
を受け取ると、これをビデオカメラ制御装置4を介して
パンチルタカメラ3に出力する。
【0102】パンチルタカメラ3は、内部モード設定装
置28において、パンチルタ座標を取り込むと、そのデ
ータを手動駆動量設定装置30に出力する。手動駆動量
設定装置30は、このパンチルタ座標を元に速度データ
と方向データを生成し、パンチルタ駆動装置32に出力
する。パンチルタ駆動装置32は、この方向データと速
度データに対応する駆動信号を生成し、パンモータ33
とチルトモータ34を駆動する。これにより、パンチル
タカメラ3の撮像部10が、被写体(動きのある画像)
が、画面の中央に来るように駆動される。
【0103】なお、図10における動き検出装置83の
代わりに、図2における被写体認識装置22を用いた
り、図2の被写体認識装置22の代わりに、図10の動
き検出装置83を用いることで、被写体を検出するよう
にすることも可能である。
【0104】ところで、図14(A)に示すように、距
離dが比較的長い場合、図14(B)に示すように、基
本的には被写体の位置に拘らず、被写体の画像の大きさ
は一定となる。
【0105】これに対して、距離dが短い場合、図15
(A)に示すように、被写体が蛇行して移動すると、被
写体の画像の大きさは、図15(B)に示すように、そ
の位置に応じて変化する。距離dが小さければ、このこ
とは、被写体が図14(A)に示すように走行したとし
ても同様である。
【0106】しかしながら、距離dが、距離eに較べて
充分大きい場合においては、式(10)を参照して説明
したように、パンチルタ座標を求めるのに、距離dとe
を無視することができる。そこで、この場合、固定カメ
ラは1台とすることができる。
【0107】図16は、この場合の実施例を表してい
る。この実施例においては、固定カメラ1とパンチルタ
カメラ3が、ビデオカメラ制御装置4に接続されてい
る。固定カメラ1は、例えば、図3または図10に示す
ような構成とすることができる。また、パンチルタカメ
ラ3は、例えば図11に示すような構成とすることがで
きる。この場合、ビデオカメラ制御装置4は、図17に
示すように構成される。ビデオカメラ制御装置4のメモ
リ52には、固定カメラ1の画角θ1_all、ビデオ
カメラ3のパンチルタのギア比(G)、および固定カメ
ラ1の画像メモリの左端座標(ml)、右端座標(m
r)、上端座標(mu)、下端座標(md)が記憶され
ている。
【0108】この実施例の場合、固定カメラ1の被写体
認識装置22または動き検出装置83で被写体が検出さ
れると、被写体の座標データがビデオカメラ制御装置4
に供給され、パンチルタ座標に変換される。このパンチ
ルタ座標は、パーソナルコンピュータ5に供給されると
ともに、パーソナルコンピュータ5から、再びビデオカ
メラ制御装置4を介してパンチルタカメラ3に供給され
る。
【0109】パンチルタカメラ3は、入力されたパンチ
ルタ座標に対応するパンチルト制御信号を生成し、パン
モータ33とチルトモータ34を駆動する。このように
して、パンチルタカメラ3により撮像された画像の中心
に、常に被写体が位置するようになる。
【0110】図18は、さらに他の実施例を表してい
る。この実施例においては、図16の実施例における場
合と同様に、固定カメラが1台とされ、固定カメラ1と
パンチルタカメラ3が配置されている。固定カメラ1
は、例えば図3または図10に示すような構成とされる
が、パンチルタカメラ3は、例えば図2に示すような構
成とされる。ビデオカメラ制御装置4は、例えば図19
に示すように、図17に示す場合と基本的に同様の構成
とされるが、授受するデータが異なっている。
【0111】この実施例においては、パンチルタカメラ
3が、自分自身で被写体を自動追尾する機能を有してい
る。そこで、通常、パンチルタカメラ3で被写体を自動
追尾するようにし、パンチルタカメラ3で被写体を追尾
することができなくなったとき、その旨を表す被写体有
無情報を出力する。パーソナルコンピュータ5は、ビデ
オカメラ制御装置4を介して、この被写体有無情報の入
力を受けたとき、図3に示す固定カメラ1の被写体認識
装置22、または図10に示す固定カメラ1の動き検出
装置83が出力する被写体座標を、ビデオカメラ制御装
置4で、パンチルタ座標に変換させ、このパンチルタ座
標をパンチルタカメラ3に供給する。パンチルタカメラ
3は、このパンチルタ座標に対応するパンチルタ駆動信
号を生成し、撮像部10を駆動する。従って、この場合
においては、図1に示した場合と実質的に同様の動作を
実行することができる。
【0112】なお、上記実施例においては、パンチルタ
カメラ3を1台としたが、複数台設けるようにすること
も可能である。また、固定カメラ1と2を2台以上設け
ることも可能である。
【0113】上記実施例においては、ビデオカメラ制御
装置4を固定カメラ1,2、パンチルタカメラ3、およ
びパーソナルコンピュータ5とは別個の構成としたが、
固定カメラ1,2、またはパンチルタカメラ3に内蔵さ
せるようにすることも可能である。あるいはまた、ビデ
オカメラ制御装置4と実質的に同様の動作を行うアプリ
ケーションプログラムをパーソナルコンピュータ5に設
けるようにすることも可能である。このようにすれば、
固定カメラ1,2とパンチルタカメラ3は、パーソナル
コンピュータ5により、直接制御されることになる。
【0114】さらに、上記実施例においては、固定カメ
ラ1,2とパンチルタカメラ3をビデオカメラ制御装置
4を介してパーソナルコンピュータ5で制御するように
したが、ビデオカメラ制御装置4で直接制御するように
構成することも可能である。
【0115】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載のビデオカメ
ラ制御方法および請求項11に記載のビデオカメラ制御
システムによれば、第1のビデオカメラの出力から被写
体の画像を認識し、その結果に対応して被写体を追尾す
るように第2のビデオカメラを制御するようにしたの
で、被写体の動きが早いような場合においても、被写体
を確実に追尾することが可能となる。
【0116】請求項12に記載のビデオカメラ制御装置
および請求項13に記載のビデオカメラ制御方法によれ
ば、第1のビデオカメラが撮像する被写体の第1の記憶
部における座標から、他の記憶部の記憶を用いて、第2
のビデオカメラをパンチルトさせるための制御データを
演算するようにしたので、第2のビデオカメラを確実に
パンチルトすることが可能となる。
【0117】請求項14に記載のビデオカメラおよび請
求項17に記載のビデオカメラ制御方法によれば、撮像
した画像の中から被写体を認識し、認識された被写体の
記憶部における位置を検出して、外部に出力するように
したので、他のビデオカメラに対して被写体を追尾させ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカメラ制御システムの構成例を
示すブロック図である。
【図2】図1の実施例におけるパンチルタカメラ3の構
成例を示すブロック図である。
【図3】図1の実施例における固定カメラ1の構成例を
示すブロック図である。
【図4】図1の実施例におけるビデオカメラ制御装置4
の構成例を示すブロック図である。
【図5】図2の実施例における被写体設定処理を説明す
る図である。
【図6】図2の実施例における被写体の特徴量設定処理
を説明する図である。
【図7】被写体との距離を測定する原理を説明する図で
ある。
【図8】パンチルタ座標の生成を説明する図である。
【図9】ビデオカメラ制御システムの他の実施例の構成
を示すブロック図である。
【図10】図9の固定カメラ1の実施例を示すブロック
図である。
【図11】図9の実施例のパンチルタカメラ3の構成例
を示すブロック図である。
【図12】図9の実施例のビデオカメラ制御装置4の構
成例を示すブロック図である。
【図13】図10の動き検出装置83の動作を説明する
フローチャートである。
【図14】被写体の走行状態とビデオカメラとの関係を
説明する図である。
【図15】被写体の走行状態とビデオカメラとの関係を
説明する図である。
【図16】ビデオカメラ制御システムの他の構成例を示
すブロック図である。
【図17】図16の実施例のビデオカメラ制御装置4の
構成例を示すブロック図である。
【図18】ビデオカメラ制御システムのさらに他の構成
例を示すブロック図である。
【図19】図18の実施例のビデオカメラ制御装置4の
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 固定カメラ, 3 パンチルタカメラ, 4
ビデオカメラ制御装置, 5 パーソナルコンピュー
タ, 6 入力部, 7 ディスプレイ, 14サンプ
ルホールドおよびAGC回路, 16 輝度色差信号生
成装置, 17画像一次記憶装置, 19乃至21 画
像メモリ, 22 被写体認識装置,23 検出被写体
設定装置, 24 被写体存在検出装置, 25 被写
体位置検出装置, 26 枠描画装置および原画枠ミッ
クス装置, 27 初期枠発生装置, 29 追尾駆動
量演算装置, 30 手動駆動量設定装置

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する第1のビデオカメラ
    と、前記被写体を撮像する第2のビデオカメラのうち、
    少なくとも一方を制御するビデオカメラ制御方法におい
    て、 前記第1のビデオカメラの撮像により得られる信号から
    前記被写体の画像を認識し、 前記認識結果に対応して前記被写体を追尾するように前
    記第2のビデオカメラを制御することを特徴とするビデ
    オカメラ制御方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のビデオカメラの撮像により得
    られる信号から前記被写体の画像を認識して、その認識
    結果に対応して前記被写体を追尾するように前記第2の
    ビデオカメラを制御するとともに、 前記第2のビデオカメラの信号から前記被写体を認識す
    ることができなくなったとき、前記第1のビデオカメラ
    の信号による認識結果に対応して前記被写体を追尾する
    ように前記第2のビデオカメラを制御することを特徴と
    する請求項1に記載のビデオカメラ制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のビデオカメラの撮像する画像
    を記憶する記憶部における前記被写体の位置から、前記
    第2のビデオカメラの追尾のための制御データを演算す
    ることを特徴とする請求項1に記載のビデオカメラ制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のビデオカメラの撮像する画像
    を記憶する記憶部における前記被写体の位置を認識する
    前記被写体の位置として指定することを特徴とする請求
    項3に記載のビデオカメラ制御方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のビデオカメラの画角は、前記
    第2のビデオカメラの画角より大きい値に設定されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載のビデオカメラ制御
    方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のビデオカメラと、前記被写体
    を撮像する第3のビデオカメラの視差に対応して、前記
    被写体までの距離を演算し、演算により求めた距離と、
    前記第1のビデオカメラと第2のビデオカメラの視差に
    対応して、前記第2のビデオカメラの制御データを演算
    することを特徴とする請求項5に記載のビデオカメラ制
    御方法。
  7. 【請求項7】 前記第3のビデオカメラは前記第1のビ
    デオカメラと同一の画角に設定されていることを特徴と
    する請求項6に記載のビデオカメラ制御方法。
  8. 【請求項8】 前記被写体までの距離として予め設定さ
    れた値と、前記第1のビデオカメラと第2のビデオカメ
    ラの視差に対応して、前記第2のビデオカメラの制御デ
    ータを演算することを特徴とする請求項3に記載のビデ
    オカメラ制御方法。
  9. 【請求項9】 前記被写体をその特徴量から認識するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のビデオカメラ制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記被写体をその動きから認識するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のビデオカメラ制御方
    法。
  11. 【請求項11】 被写体を撮像する第1のビデオカメラ
    と、前記被写体を撮像する第2のビデオカメラのうち、
    少なくとも一方を制御するビデオカメラ制御システムに
    おいて、 前記第1のビデオカメラの撮像により得られる信号から
    前記被写体の画像を認識する第1の認識手段と、 前記第1の認識手段の出力に対応して前記被写体を追尾
    するように前記第2のビデオカメラを制御する制御手段
    とを備えることを特徴とするビデオカメラ制御システ
    ム。
  12. 【請求項12】 被写体を撮像する第1のビデオカメ
    ラ、および、前記被写体を撮像する第2のビデオカメラ
    とともに、ビデオカメラ制御システムを構成する、前記
    第1のビデオカメラと第2のビデオカメラのうち、少な
    くとも一方を制御するビデオカメラ制御装置において、 前記第1のビデオカメラの撮像する画像データを記憶す
    る第1の記憶部の座標、前記第1のビデオカメラの画
    角、および、前記第2のビデオカメラのパンチルタのギ
    ア比の少なくとも1つを記憶する記憶手段と、 前記第1のビデオカメラの撮像する前記被写体の前記第
    1の記憶部における座標から、前記記憶手段の記憶を用
    いて、前記第2のビデオカメラをパンチルトさせるため
    の制御データを演算する演算手段とを備えることを特徴
    とするビデオカメラ制御装置。
  13. 【請求項13】 被写体を撮像する第1のビデオカメ
    ラ、および、前記被写体を撮像する第2のビデオカメラ
    とともに、ビデオカメラ制御システムを構成する、前記
    第1のビデオカメラと第2のビデオカメラのうち、少な
    くとも一方を制御するビデオカメラ制御装置のビデオカ
    メラ制御方法において、 前記第1のビデオカメラの撮像する画像データを記憶す
    る第1の記憶部の座標、前記第1のビデオカメラの画
    角、および、前記第2のビデオカメラのパンチルタのギ
    ア比の少なくとも1つを他の記憶部に記憶し、 前記第1のビデオカメラの撮像する前記被写体の前記第
    1の記憶部における座標から、前記他の記憶部の記憶を
    用いて、前記第2のビデオカメラをパンチルトさせるた
    めの制御データを演算することを特徴とするビデオカメ
    ラ制御方法。
  14. 【請求項14】 一方のビデオカメラが撮像する被写体
    を、他方のビデオカメラで追尾するビデオカメラシステ
    ムを構成するビデオカメラにおいて、 前記被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像した画像を記憶する記憶手段
    と、 記憶した画像の中から前記被写体を認識する認識手段
    と、 前記認識手段により認識された前記被写体の前記記憶手
    段における位置を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果を外部に出力する出力手段
    とを備えることを特徴とするビデオカメラ。
  15. 【請求項15】 前記被写体を追尾するように前記撮像
    手段をパンチルトさせるパンチルト手段と、 外部より入力された信号を取り込み、取り込んだ前記信
    号に対応して前記パンチルト手段を制御する制御手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項14に記載のビ
    デオカメラ。
  16. 【請求項16】 前記検出手段による検出結果に対応し
    て前記パンチルト手段を制御し、前記被写体を追尾させ
    る追尾手段と、 前記パンチルト手段の動作を、前記追尾手段による動
    作、または前記外部からの信号による動作のいずれかに
    切り換える切換手段とを備えることを特徴とする請求項
    15に記載のビデオカメラ。
  17. 【請求項17】 一方のビデオカメラが撮像する被写体
    を、他方のビデオカメラで追尾するビデオカメラシステ
    ムを構成するビデオカメラのビデオカメラ制御方法にお
    いて、 撮像した画像を記憶部に記憶し、 記憶した画像の中から前記被写体を認識し、 認識された前記被写体の前記記憶部における位置を検出
    し、 前記検出結果を外部に出力することを特徴とするビデオ
    カメラ制御方法。
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