JPH09321889A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH09321889A
JPH09321889A JP8160973A JP16097396A JPH09321889A JP H09321889 A JPH09321889 A JP H09321889A JP 8160973 A JP8160973 A JP 8160973A JP 16097396 A JP16097396 A JP 16097396A JP H09321889 A JPH09321889 A JP H09321889A
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JP
Japan
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tone
key
tone signal
remote
voice guidance
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JP8160973A
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English (en)
Inventor
Katsuji Aihara
勝治 相原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はリモート操作によりファクシミリ装置
の備えている機能のほとんどの操作を誤動作を防止しつ
つ行えるファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置1は、着呼してDIS信
号等を送出した後、リモート操作を要求する「#」信号
を検出すると、リモートオペレーションモードに移行し
て、操作表示部からのキー操作にロックをかけるととも
に、ディスプレイに本体での操作が行えない旨及び当該
リモートオペレーション状態の表示を行う。次に、現在
のリモートオペレーション状態に対応する音声ガイダン
スを相手先に送出し、エラーカウンタがカウントオーバ
ーしていないと、検出したトーン信号をメモリ部のキー
コードテーブルと比較して、現在のオペレーション状態
で当該トーン信号の示すオペレーションが有効かチェッ
クし、有効であると、当該オペレーション状態に遷移・
実行して、リモートオペレーションを終了すると、状態
表示を元に戻し、本体でのキー操作を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、リモート操作可能なファクシミリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、その普及に伴って
高機能化し、例えば、頻繁に使用する原稿等は、予めメ
モリに登録して、いつでもその原稿を指定して送信する
ことができる。また、メモリ送信を何回も試みたが不達
に終わったファイル等を再指定して、送信する機能等が
ある。
【0003】ところが、これらの機能は、従来、実際に
ファクシミリ本体で操作して指定する必要があり、送信
セットしたはずの原稿がうまく送信されなかったことが
外出後に分かった場合や、同様に外出先において自宅あ
るいはオフィスのファクシミリに保持されている原稿を
送信することができなかった。
【0004】そこで、従来、外部の電話機等から回線を
介してトーン信号をファクシミリ装置に送信することに
よりリモート操作可能なファクシミリ装置、例えば、本
出願人が先に出願したファクシミリ装置(特開平6−1
05107号公報参照)が種々提案されている。
【0005】このような従来のリモート操作可能なファ
クシミリ装置は、一般的に、トーン信号に対応させて予
めリモート操作として許容された処理内容(リモート操
作内容)を記憶させ、回線からトーン信号が入力される
と、当該トーン信号に対応して記憶されている処理内容
を実行するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、予めリモート
操作として許容された処理内容に対応させてトーン信号
を記憶し、当該トーン信号を受信すると、当該トーン信
号に対応して記憶されている処理内容を実行するように
なっていたため、リモート操作により実行処理できる内
容が少なく限定されており、ファクシミリ装置のリモー
ト操作の利用性を向上させる上で、改良の余地があると
ともに、リモート操作中にファクシミリ装置本体のキー
操作により動作処理が行われると、リモート操作による
動作処理とキー操作による動作処理の間で同じファクシ
ミリ装置の資源を利用する場合などに誤動作が発生する
という問題があった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、トーン信
号に対応させてキー操作の内容を示すキーコードを記憶
し、受信したトーン信号をキー操作の内容に変換して、
動作処理を実行するとともに、リモート操作中は、本体
の表示手段にリモート操作に対応する動作状態を表示
し、かつ、本体でのキー操作による動作処理を禁止する
ことにより、リモート操作中に本体のキー操作が行われ
ることによる誤動作を防止しつつ、新たに原稿をファク
シミリ装置にセットする等のファクシミリ装置への人手
による操作を必要とする動作処理以外のほとんどの動作
処理をリモート操作により行えるようにして、リモート
機能の利用性の良好なファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、トーン信号に対応
させてキー操作の内容を示すキーコードを記憶し、受信
したトーン信号をキー操作の内容に変換して、動作処理
を実行し、ファクシミリ装置の本体でのキー操作による
動作処理とリモート操作による動作処理を同時に独立し
て実行可能とするとともに、リモート操作中は、リモー
ト操作により使用するファクシミリ装置の資源を、本体
でのキー操作による動作処理で使用することを禁止する
ことにより、リモート操作中に本体のキー操作による動
作処理により同じ資源が使用されて、リモート操作によ
る動作処理が誤動作することを防止しつつ、新たに原稿
をファクシミリ装置にセットする等のファクシミリ装置
への人手による操作を必要とする動作処理以外のほとん
どの動作処理をリモート操作により行えるようにして、
リモート機能の利用性がより一層良好なファクシミリ装
置を提供することを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、送信されてくるリ
モート操作用の一連のトーン信号を順次記憶するととも
に、当該トーン信号の記憶処理とファクシミリ装置の本
体でのキー操作による動作処理とを同時に独立して実行
可能とし、一連のトーン信号の記憶を完了すると、トー
ン信号に対応させて記憶しているキー操作の内容を示す
キーコードを参照して、リモート動作処理を実行するこ
とにより、リモート操作を効率的に行うことができると
ともに、新たに原稿をファクシミリ装置にセットする等
のファクシミリ装置への人手による操作を必要とする動
作処理以外のほとんどの動作処理をリモート操作により
行えるようにして、リモート機能の利用性がより一層良
好なファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、操作手段からのキー操作に応じて各
種動作を行うとともに、外部の通信端末から着呼後に入
力される所定のトーン信号によりリモート操作可能なフ
ァクシミリ装置において、前記外部の通信端末からの前
記トーン信号を検出するトーン検出手段と、前記トーン
信号に対応させて前記操作手段の各種キー操作の内容を
示すキーコードを記憶するコード記憶手段と、所定の情
報を表示出力する表示手段と、前記各種動作状態毎に当
該動作状態においてリモート操作可能な操作内容の音声
ガイダンスを記憶する音声ガイダンス記憶手段と、前記
トーン検出手段が前記リモート操作要求を示す前記トー
ン信号を検出すると、前記操作手段からのキー操作によ
る前記動作処理を禁止した後、前記音声ガイダンス記憶
手段から各動作状態に対応する前記音声ガイダンスを読
み出して前記通信端末に送出し、当該音声ガイダンスに
基づいて前記トーン信号が送信されてくると、当該トー
ン信号に対応する前記キーコードを前記コード記憶手段
から読み出して、当該キーコードに対応する前記動作処
理を実行するとともに、当該動作状態を示す情報を前記
表示手段に表示させる制御手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0011】上記構成によれば、トーン信号に対応させ
てキー操作の内容を示すキーコードを記憶し、受信した
トーン信号をキー操作の内容に変換して、動作処理を実
行するとともに、リモート操作中は、本体の表示手段に
リモート操作に対応する動作状態を表示し、かつ、本体
でのキー操作による動作処理を禁止しているので、リモ
ート操作中に本体のキー操作が行われることによる誤動
作を防止しつつ、新たに原稿をファクシミリ装置にセッ
トする等のファクシミリ装置への人手による操作を必要
とする動作処理以外のほとんどの動作処理をリモート操
作により行うことができ、ファクシミリ装置のリモート
機能の利用性を向上させることができる。
【0012】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、操作手段からのキー操作に応じて各種動作を行うと
ともに、外部の通信端末から着呼後に入力される所定の
トーン信号によりリモート操作可能なファクシミリ装置
において、前記外部の通信端末からの前記トーン信号を
検出するトーン検出手段と、前記トーン信号に対応させ
て前記操作手段の各種キー操作の内容を示すキーコード
を記憶するコード記憶手段と、前記各種動作状態毎に当
該動作状態においてリモート操作可能な操作内容の音声
ガイダンスを記憶する音声ガイダンス記憶手段と、前記
トーン検出手段が前記リモート操作要求を示す前記トー
ン信号を検出すると、前記音声ガイダンス記憶手段から
各動作状態に対応する前記音声ガイダンスを読み出して
前記通信端末に送出して、当該音声ガイダンスに基づい
て前記トーン信号が送信されてくると、当該トーン信号
に対応する前記キーコードを前記コード記憶手段から読
み出して、当該キーコードに対応する前記動作処理を実
行し、前記操作手段からキー操作があると、当該キー操
作による前記動作処理を前記リモート操作による前記動
作処理と同時に独立して実行するとともに、前記ファク
シミリ装置の備えている各種資源のうち、前記リモート
操作による前記動作処理で使用する前記資源を前記操作
手段のキー操作による前記動作処理で使用することを禁
止する制御手段と、を備えることにより、上記目的を達
成している。
【0013】上記構成によれば、トーン信号に対応させ
てキー操作の内容を示すキーコードを記憶し、受信した
トーン信号をキー操作の内容に変換して、動作処理を実
行するとともに、ファクシミリ装置の本体でのキー操作
による動作処理とリモート操作による動作処理を同時に
独立して実行可能とし、かつ、リモート操作中は、リモ
ート操作により使用するファクシミリ装置の資源を、本
体でのキー操作による動作処理で使用することを禁止す
るので、リモート操作中に本体のキー操作による動作処
理により同じ資源が使用されて、リモート操作による動
作処理が誤動作することを防止することができるととも
に、新たに原稿をファクシミリ装置にセットする等のフ
ァクシミリ装置への人手による操作を必要とする動作処
理以外のほとんどの動作処理をリモート操作により行う
ことができ、ファクシミリ装置のリモート機能の利用性
を向上させることができる。
【0014】請求項3記載の発明のファクシミリ装置
は、操作手段からのキー操作に応じて各種動作を行うと
ともに、外部の通信端末から着呼後に入力される所定の
トーン信号によりリモート操作可能なファクシミリ装置
において、前記外部の通信端末からの前記トーン信号を
検出するトーン検出手段と、前記トーン信号と対応させ
て前記操作手段の各種キー操作の内容を示すキーコード
を記憶するコード記憶手段と、前記各種動作状態毎に当
該動作状態においてリモート操作可能な操作内容の音声
ガイダンスを記憶する音声ガイダンス記憶手段と、前記
トーン検出手段の検出した前記トーン信号を記憶するト
ーン記憶手段と、前記トーン検出手段が前記リモート操
作要求を示す前記トーン信号を検出すると、前記音声ガ
イダンス記憶手段から各動作状態に対応する前記音声ガ
イダンスを読み出して前記通信端末に送出して、当該音
声ガイダンスに基づいて前記トーン信号が送信されてく
ると、当該トーン信号を前記トーン記憶手段に記憶させ
るとともに、前記操作手段からのキー操作があると、当
該キー操作による前記動作処理を同時に独立して実行
し、前記リモート操作に必要な全ての前記トーン信号を
前記トーン記憶手段に記憶させると、当該トーン記憶手
段に記憶させた前記一連のトーン信号に対応する前記キ
ーコードを前記コード記憶手段から読み出して、当該キ
ーコードに対応する前記動作処理を実行する制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0015】上記構成によれば、送信されてくるリモー
ト操作用の一連のトーン信号を順次記憶するとともに、
当該トーン信号の記憶処理とファクシミリ装置の本体で
のキー操作による動作処理とを同時に独立して実行可能
とし、一連のトーン信号の記憶を完了すると、トーン信
号に対応させて記憶しているキー操作の内容を示すキー
コードを参照して、リモート動作処理を実行するので、
リモート操作を効率的に行うことができるとともに、新
たに原稿をファクシミリ装置にセットする等のファクシ
ミリ装置への人手による操作を必要とする動作処理以外
のほとんどの動作処理をリモート操作により行うことが
でき、ファクシミリ装置のリモート機能の利用性を向上
させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0017】図1〜図8は、本発明のファクシミリ装置
の一実施の形態を示す図である。図1は、本発明のファ
クシミリ装置の一実施の形態を適用したファクシミリ装
置1の回路ブロック図である。
【0018】図1において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、スキャナ部3、プロッタ部4、メモリ
部5、操作表示部6及び通信制御部7等を備えており、
上記各部は、バス8により接続されている。
【0019】メモリ部(コード記憶手段、音声ガイダン
ス記憶手段、トーン記憶手段)5は、例えば、ROM
(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memo
ry)等で構成され、ファクシミリ装置1のシステムプロ
グラム及び後述するリモート制御処理プログラム等の各
種プログラムが格納されているとともに、これらの各処
理プログラムを実行するのに必要な各種データ及びシス
テムデータ等が格納されている。特に、メモリ部5は、
後述するリモート制御処理で図2に示すようなキーコー
ドテーブルや回線Lから送られてきたトーンデータ(ト
ーン信号)を記憶し、キーコードテーブルには、例え
ば、図2に示すように、「スタート」のキー操作に対応
して、トーンデータ「00」が、「ストップ」のキー操
作に対応して、トーンデータ「01」が、「コピー」の
キー操作に対応して、トーンデータ「02」等がそれぞ
れ格納されている。また、メモリ部5は、必要に応じて
受信した画像データや後述するスキャナ部3で読み取っ
た原稿の画像データを蓄積するとともに、後述するシス
テム制御部2のワークメモリとして利用される。
【0020】システム制御部(制御手段)2は、メモリ
部5に格納されているプログラムに基づいて、メモリ部
5をワークメモリとして利用して、ファクシミリ装置1
の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基本処理
を実行するとともに、後述するリモート制御処理を実行
する。
【0021】スキャナ部3は、例えば、CCD(Charge
Coupled Device)を利用したイメージスキャナ等が利
用されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を
備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、
ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ部3の
原稿読取位置に送給する。スキャナ部3は、ADFから
搬送されてきた原稿を走査し、原稿の画情報を所定の解
像度で読み取る。
【0022】プロッタ部4は、例えば、サーマル素子を
利用したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置
等が使用されており、プロッタ部4は、受信画像やスキ
ャナ部3で読み取られた画像及び通信リポートリスト等
を記録紙に記録する。
【0023】操作表示部(操作手段)6は、テンキー、
スタートキー、ストップキー及びファンクションキー等
の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(表示
手段)6a、例えば、液晶ディスプレイ等を備えてお
り、各操作キーにより送信操作や記録命令操作等の各種
命令が入力され、ディスプレイ6aには、操作キーから
入力された命令内容やファクシミリ装置1からオペレー
タに通知する各種情報、特に、リモート操作中において
は、リモート操作中であり操作表示部6のキー操作が行
えない旨及びリモート操作により実行される各動作状態
等が表示される。
【0024】通信制御部(トーン検出手段)7には、回
線L、例えば、電話回線が接続され、通信制御部7は、
相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を
交換して、ファクシミリ通信手順を実行するとともに、
網制御部やモデム等を備え、その網制御部により、自動
発・着呼処理を行い、また、そのモデムにより、送・受
信信号の変・復調処理を行う。また、通信制御部7は、
トーンディテクタを備え、トーンディテクタは、回線L
から入力されるトーン信号、例えば、DTMF(Dual T
one Multifrequency )トーンの種類を検出し、その内容
をシステム制御部2に出力する。
【0025】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、回線Lから入力されるトーン信号
により、ファクシミリ装置1の動作のほとんどの動作を
リモート操作可能であるとともに、当該リモート処理中
は、ファクシミリ装置1本体の操作表示部6での操作に
よる動作との誤動作を防止するところにその特徴があ
る。
【0026】まず、操作表示部6でのキー操作による動
作処理を禁止することにより、誤動作を防止する場合の
リモート制御処理について、図3のフローチャートに基
づいて、以下説明する。なお、本処理は、請求項1に対
応するものである。
【0027】すなわち、ファクシミリ装置1は、図3に
示すように、着呼があると、システム制御部2は、通信
制御部7にCED信号(被呼端末識別信号)を送出させ
た後、DIS信号(デジタル識別信号)を送出させ、そ
の後に、リモート操作を要求する所定のトーン信号、例
えば、「#(パウンド)」信号の検出を開始させる(ス
テップS1)。
【0028】ステップS2で、「#」のトーン信号を検
出しないときには、システム制御部2は、通常のファク
シミリ受信処理を行い、通常の受信処理を完了すると、
処理を終了する(ステップS3)。
【0029】ステップS2で、「#」のトーン信号を検
出すると、システム制御部2は、リモート操作要求であ
ると判断して、通常のファクシミリ通信モードからリモ
ート操作(オペレーション)モードに移行して、操作表
示部6からのキー操作にロック(オペレーションロッ
ク)をかけるとともに、図4に示すように、操作表示部
6のディスプレイ6aに、リモートオペレーションモー
ドであり、ファクシミリ装置1本体での操作が行えない
旨を示す状態表示を行う(ステップS4)。また、シス
テム制御部2は、メモリ部5に予め格納されている現在
のオペレーション状態に対応する音声ガイダンス(音声
メッセージ)を読み出して、通信制御部7に渡し、通信
制御部7から回線Lを介して相手先に送出させる(ステ
ップS5)。
【0030】システム制御部2は、上記音声ガイダンス
を送出させると、メモリ部5のエラーカウンタのカウン
トするエラーカウント値が予め設定されているエラー値
を超えてエラーカウントオーバーしたかチェックし(ス
テップS6)、エラーカウントオーバーしていないとき
には、通信制御部7にトーン検出を行なわせ、通信制御
部7の検出したトーンデータを取り込んで(ステップS
7)、当該トーンデータをメモリ部5のキーコードテー
ブルと比較して、現在のオペレーション状態において当
該トーンデータの示しているオペレーションが有効かど
うかチェックする(ステップS8)。
【0031】ステップS8で、トーンデータの示してい
るオペレーションが有効のときには、システム制御部2
は、当該オペレーション状態に遷移して、実行し(ステ
ップS9)、リモートオペレーションの終了かどうかチ
ェックする(ステップS10)。このとき、システム制
御部2は、ファクシミリ装置6のディスプレイ6aに、
当該リモートオペレーション状態を示す状態表示を行わ
せる。
【0032】ステップS10で、リモートオペレーショ
ンの終了でないときには、システム制御部2は、ステッ
プS5に戻って、上記同様に、当該オペレーション状態
に対応する音声ガイダンスをメモリ部5から読み出し
て、通信制御部7を介して送出させ(ステップS5)、
エラーカウントオーバーかチェックする(ステップS
6)。エラーカウントオーバーでないときには、システ
ム制御部2は、次のトーンデータの取り込みを行って
(ステップS7)、当該トーンデータのオペレーション
が有効かどうかチェックし(ステップS8)、無効のと
きには、メモリ部5のエラーカウンタのカウント値を
「1」だけインクリメントして、ステップS5に戻る
(ステップS12)。
【0033】システム制御部2は、ステップS5に戻る
と、上記同様に、エラーカウントオーバーのチェックを
行って(ステップS6)、エラーカウントオーバーして
いないときには、次のトーンデータを取り込み(ステッ
プS7)、当該トーンデータのオペレーションが有効で
あると(ステップS9)、オペレーション状態の遷移・
実行を行って(ステップS10)、リモートオペレーシ
ョンの終了かどうかチェックする(ステップS10)。
【0034】ステップS10で、リモートオペレーショ
ンの終了のときには、システム制御部2は、オペレーシ
ョンロックを解除するとともに、操作表示部6のディス
プレイ6aの上記リモートオペレーション状態の表示を
元の初期状態の表示に変更して、処理を終了する(ステ
ップS11)。
【0035】上記ステップS6で、エラーカウントがカ
ウントオーバーしたときには、システム制御部2は、適
切なリモート要求ではないと判断して、リモートオペレ
ーションモードを終了して、オペレーションロックを解
除するとともに、操作表示部6のディスプレイ6aの上
記リモートオペレーション状態の表示を元の初期状態の
表示に変更して、処理を終了する(ステップS11)。
【0036】上記リモートオペレーション処理により、
例えば、メモリ部5に格納されている不達ファイルを再
送信する場合には、操作表示部6のディスプレイ6aの
表示及び音声ガイダンスは、図5に示すような内容であ
る。すなわち、システム制御部2は、「#」のトーン信
号を受信すると、図5のST1に示すように、ディスプ
レイ6aに「ツウシンデキマス、ゲンコウセット マタ
ハ アイテサキ入力」を表示して、オペレーションロッ
クをかけ、当該オペレーション状態に対応する音声ガイ
ド、例えば、「リモート操作モードになりました」等を
送出する。これに応じて、ファンクションのキーコード
を示すトーン信号「03#」(図2参照)を受信する
と、ファンクションモードになったことを通知する音声
ガイド、例えば、「ファンクション画面です。」を送出
し、これに応じて、ファイル再送要求のキーコード「2
4」を示すトーン信号「32#34#」を受信すると、
ファイル再送モードに移行(遷移)して、ディスプレイ
6aの表示を図5のST2のように変えるとともに、フ
ァイル再送モードに応じた音声ガイダンス、例えば、
「ファイル再送画面です。ファイルナンバーを入力して
ください。検索の場合は、下スクロールを入力してくだ
さい。」を送出する。これに応じて、ファイルナンバ
ー、例えば、「2384」を指定するキーコードを示す
トーン信号「32#33#38#34#」を受信する
と、ディスプレイ6aの表示を、図5のST3のように
変えるとともに、指定されたファイルのファイル送信を
行うかどうかの問い合わせを行う音声ガイダンス、例え
ば、「指定したファイル2384をファイル再送します
か?」を送出し、YESのキーコードを示すトーン信号
「04#」(図2参照)を受信すると、ファイル再送を
行う旨の音声ガイダンス、例えば、「ファイルナンバー
2384を再送します。」を送出した後、指定されたフ
ァイルナンバーのメモリ部5のファイルを当該ファイル
に対応して予め登録されている相手先への再送命令をメ
モリ部5に格納する。その後、再度、ファイル再送モー
ドに戻って、図5のST4に示すようにディスプレイ6
aの表示をファイル再生モードの画面に戻し、図5のS
T2の場合に送出した音声ガイダンスと同様のファイル
再生モードに対応した音声ガイダンスを送出する。ここ
で、ファンクションキーコードに対応する「03#」の
トーン信号が送られてくると、待機状態に戻って、ディ
スプレイ6aの表示を図5のST5に示すように変更
し、待機状態に戻ったことを通知する音声ガイダンス、
例えば、「待機状態に戻りました。”##”を入力する
と終了します。」を送出する。その後、「##」のトー
ン信号を受信すると、リモート処理を終了する。
【0037】リモート処理を終了すると、上記メモリ部
5に格納したリモート処理で指定された命令内容、すな
わち、再送命令を読み出して、当該命令内容を実行す
る。なお、例えば、当該リモート操作がファクシミリ装
置から行われており、上記再送命令の相手先が当該リモ
ート操作を行っている相手ファクシミリ装置であるとき
には、ステップS9の段階で送信処理等のファクシミリ
通信処理を行うこともできる。また、通信制御部7に複
数の回線Lが接続されているときには、リモートオペレ
ーションで使用されている回線L以外の回線Lを使用し
て、ステップS9の段階でファクシミリ通信処理を行
う。
【0038】このように、外出前にメモリ送信指定した
ファイルが送信されていないことを外出先で分かった場
合でも、外出先の電話機やファクシミリ装置等からトー
ン信号を使用して、リモート操作によりメモリ部5に蓄
積されている不達ファイルを指定して再送させることが
でき、ファクシミリ装置1の利用性を向上させることが
できるとともに、リモートオペレーション中は、ファク
シミリ装置1本体でのオペレーションを禁止するオペレ
ーションロックを行うので、ファクシミリ装置1本体で
のオペレーションによりリモートオペレーションが中断
されたり、実行不可能となることを防止することがで
き、リモート操作の操作性を向上させることができる。
また、リモートオペレーション中は、リモートオペレー
ション中であることをファクシミリ装置1の操作表示部
6のディスプレイ6aに表示するので、ファクシミリ装
置1を使用しようとする人がオペレーションロックによ
り操作できないときに、不審に思うことなく、リモート
オペレーションが終了するのを待つことができ、ファク
シミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0039】次に、リモートオペレーションとファクシ
ミリ装置1本体のオペレーションとを独立して処理する
とともに、両オペレーションが同じ資源を利用する場合
にのみ、ファクシミリ装置1本体のオペレーションをロ
ックする場合のリモート制御処理について、図6のフロ
ーチャートに基づいて、以下説明する。なお、本処理
は、請求項2に対応するものである。
【0040】本処理においては、システム制御部2は、
リモートオペレーションと操作表示部6からのオペレー
ションとを独立して処理し、双方のオペレーション動作
を資源が干渉しない限り、同時に平行して処理する。
【0041】したがって、リモートオペレーション処理
としては、基本的には、図3に示した処理と同様であ
る。そこで、図6の説明においては、図3と同様の処理
ステップには、同一のステップナンバーを付して、その
詳細な説明を省略する。
【0042】すなわち、システム制御部2は、図6に示
すように、着呼があると、通信制御部7にCED信号、
DIS信号を送出させた後、リモート操作を要求する
「#」信号を検出するかチェックし(ステップS1、S
2)、ステップS2で、「#」のトーン信号を検出しな
いときには、通常のファクシミリ受信処理を行う(ステ
ップS3)。
【0043】ステップS2で、「#」のトーン信号を検
出すると、システム制御部2は、通常のファクシミリ通
信モードからリモートオペレーションを可能とするとと
もに、操作表示部6のディスプレイ6aに、リモートオ
ペレーション状態を示す表示(リモート状態表示)を行
う(ステップS21)。このとき、ファクシミリ装置1
本体での操作をロックすることなく、ファクシミリ装置
1本体での操作も可能とし、また、リモート状態表示
も、ファクシミリ装置1本体での操作をディスプレイ6
aに表示できるように、単に、リモート状態であること
のみを示す表示を行う。
【0044】次に、システム制御部2は、現在のオペレ
ーション状態に対応する音声ガイダンス(音声メッセー
ジ)を読み出して、通信制御部7を介して相手先に送出
し(ステップS5)、エラーカウントオーバーしたかチ
ェックする(ステップS6)。エラーカウントオーバー
していないときには、通信制御部7の検出したトーンデ
ータを取り込んで(ステップS7)、当該トーンデータ
をメモリ部5のキーコードテーブルと比較して、現在の
オペレーション状態において当該トーンデータの示して
いるオペレーションが有効かどうかチェックする(ステ
ップS8)。
【0045】ステップS8で、トーンデータの示してい
るオペレーションが有効のときには、システム制御部2
は、当該オペレーション状態に遷移して、実行し(ステ
ップS9)、リモートオペレーションの終了かどうかチ
ェックする(ステップS10)。
【0046】ステップS10で、リモートオペレーショ
ンの終了でないときには、システム制御部2は、ステッ
プS5に戻って、上記同様に、当該オペレーション状態
に対応する音声ガイダンスをメモリ部5から読み出し
て、通信制御部7を介して送出させ(ステップS5)、
エラーカウントオーバーかチェックする(ステップS
6)。エラーカウントオーバーでないときには、システ
ム制御部2は、次のトーンデータの取り込みを行って
(ステップS7)、当該トーンデータのオペレーション
が有効かどうかチェックし(ステップS8)、無効のと
きには、メモリ部5のエラーカウンタのカウント値をイ
ンクリメントしてステップS5に戻る(ステップS1
2)。
【0047】システム制御部2は、ステップS5に戻る
と、上記同様の処理を行い、ステップS10で、リモー
トオペレーションが終了のときには、操作表示部6のデ
ィスプレイ6aへのリモート状態表示を解除して、リモ
ートオペレーション処理を終了する(ステップS2
2)。
【0048】上記ステップS6で、エラーカウントがカ
ウントオーバーしたときには、システム制御部2は、リ
モートオペレーションモードを終了し、操作表示部6の
ディスプレイ6aのリモート状態表示を解除して、処理
を終了する(ステップS22)。
【0049】上記リモートオペレーション処理と操作表
示部6での操作が同時に行われると、システム制御部2
は、当該操作を独立して、同時に処理するが、操作表示
部6での操作がリモートオペレーション処理と同じファ
クシミリ装置1の資源を利用する内容であるときには、
当該ファクシミリ装置1本体の操作を無効として、他の
資源を利用した処理に自動的に変更して、あるいは、デ
ィスプレイ6aに他の資源を利用した操作を促す表示を
行って、資源の干渉が生じない処理方法に変更して、処
理を行う。例えば、リモートオペレーションによる通信
中にファクシミリ装置1本体の操作で原稿の送信が指定
された場合には、通信制御部7に回線Lが1つしか接続
されていないときには、通信制御部7は、リモートオペ
レーションで使用されており、資源としての通信制御部
7が干渉することとなるため、ファクシミリ装置1本体
の操作により指定された送信操作を行うことができな
い。そこで、システム制御部2は、その旨をディスプレ
イ6aに表示して、あるいは、自動的に、送信原稿を一
旦メモリ部5に蓄積した後、リモートオペレーションが
終了した時点でメモリ部5から送信ファイルを読み出し
て送信するメモリ送信に切り換えて、処理を行う。
【0050】したがって、リモートオペレーション処理
中においても、リモートオペレーションが終了するのを
待つことなく、ファクシミリ装置1本体での操作処理を
行うことができ、ファクシミリ装置1の利用性をより一
層向上させることができる。また、リモートオペレーシ
ョン処理とファクシミリ装置1本体での操作処理とが同
じ資源を利用するときには、リモートオペレーション処
理を優先して処理するので、ファクシミリ装置1本体で
のオペレーションによりリモートオペレーションが中断
されたり、実行不可能となることを防止することがで
き、リモート操作の操作性を向上させることができる。
【0051】また、リモートオペレーション中は、リモ
ートオペレーション中であることをファクシミリ装置1
の操作表示部6のディスプレイ6aに表示するので、フ
ァクシミリ装置1を使用しようとする人が、利用資源が
干渉して、操作できなかったり、あるいは、処理内容が
変更されても、不審に思うことなく、ファクシミリ装置
1を有効に利用性することができる。
【0052】次に、リモートオペレーションのトーンデ
ータを一旦メモリ部5に記憶し、リモートオペレーショ
ンとファクシミリ装置1本体のオペレーションとを平行
して処理可能とするとともに、リモートオペレーション
処理が完了した後、当該トーンデータで指定された処理
を実行するリモート制御処理について、図7及び図8の
フローチャートに基づいて、以下説明する。なお、本処
理は、請求項3に対応するものである。
【0053】なお、図7の説明においては、図6と同様
の処理ステップには、同一のステップナンバーを付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0054】システム制御部2は、着呼があると、図7
に示すように、通信制御部7にCED信号、DIS信号
を送出させた後、リモート操作を要求する「#」信号を
検出するかチェックし(ステップS1、S2)、ステッ
プS2で、「#」のトーン信号を検出しないときには、
通常のファクシミリ受信処理を行う(ステップS3)。
【0055】ステップS2で、「#」のトーン信号を検
出すると、システム制御部2は、通常のファクシミリ通
信モードからリモートオペレーションを可能とするとと
もに、操作表示部6のディスプレイ6aに、リモートオ
ペレーション状態を示す表示(リモート状態表示)を行
う(ステップS21)。このとき、ファクシミリ装置1
本体での操作をロックすることなく、ファクシミリ装置
1本体での操作も可能とし、また、リモート状態表示
も、ファクシミリ装置1本体での操作をディスプレイ6
aに表示できるように、単に、リモート状態であること
のみを示す表示を行う。
【0056】次に、システム制御部2は、現在のオペレ
ーション状態に対応する音声ガイダンス(音声メッセー
ジ)を読み出して、通信制御部7を介して相手先に送出
し(ステップS5)、エラーカウントオーバーしたかチ
ェックする(ステップS6)。エラーカウントオーバー
していないときには、通信制御部7の検出したトーンデ
ータを取り込んで(ステップS7)、当該トーンデータ
をメモリ部5のキーコードテーブルと比較して、現在の
オペレーション状態において当該トーンデータの示して
いるオペレーションが有効かどうかチェックする(ステ
ップS8)。
【0057】ステップS8で、トーンデータの示してい
るオペレーションが有効のときには、システム制御部2
は、内部オペレーションを遷移させることなく、当該ト
ーンデータをメモリ部5に記憶し(ステップS31)、
リモートオペレーションの終了かどうかチェックする
(ステップS10)。
【0058】ステップS10で、リモートオペレーショ
ンの終了でないときには、システム制御部2は、ステッ
プS5に戻って、上記同様に、当該オペレーション状態
に対応する音声ガイダンスをメモリ部5から読み出し
て、通信制御部7を介して送出させる(ステップS
5)。なお、このとき、実際には、内部オペレーション
状態は、トーン信号に応じて遷移してはいないが、遷移
したものとして、当該遷移したオペレーション状態に対
応する音声ガイダンスを送出する。そしてシステム制御
部2、エラーカウントオーバーかチェックし(ステップ
S6)、エラーカウントオーバーでないときには、次の
トーン信号の取り込みを行って(ステップS7)、当該
トーンデータのオペレーションが有効かどうかチェック
する(ステップS8)。ステップS8で、無効のときに
は、システム制御部2は、メモリ部5のエラーカウンタ
のカウント値をインクリメントしてステップS5に戻る
(ステップS12)。システム制御部2は、トーンデー
タの指定するオペレーションが有効かどうかチェックす
る際、実際には、内部オペレーション状態を遷移させな
いため、ファクシミリ装置1本体の操作表示部6で同時
にオペレーション操作されている場合であっても、当該
本体でのオペレーションによる資源の干渉を考慮するこ
となく、単に、当該トーンデータの指定するオペレーシ
ョンが有効であるかどうかのみを判断する。
【0059】システム制御部2は、ステップS5に戻る
と、上記同様の処理を順次行って、有効なトーンデータ
を順次メモリ部5にトーンデータファイルとして記憶
し、ステップS10で、リモートオペレーションが終了
のときには、操作表示部6のディスプレイ6aへのリモ
ート状態表示を解除して、リモートオペレーション処理
を終了する(ステップS22)。
【0060】上記ステップS6で、エラーカウントがオ
ーバーしたときには、システム制御部2は、適切なリモ
ートオペレーションではないと判断して、メモリ部5に
記憶したトーンデータをクリアし(ステップS32)、
リモートオペレーションモードを終了して、操作表示部
6のディスプレイ6aのリモート状態表示を解除した
後、処理を終了する(ステップS22)。
【0061】リモート処理を終了すると、上記メモリ部
5に格納したトーンデータファイルに基づいて、オペレ
ーション処理を実行する。以下、このトーンデータファ
イルに基づくオペレーション処理について、図8のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0062】システム制御部2は、上記リモートオペレ
ーション処理を終了し、待機状態になると、メモリ部5
をチェックして、起動すべきリモートオペレーションの
トーンデータファイルがあることを確認すると、起動を
かけて、当該起動するトーンデータファイルの起動総回
数をカウントするトライカウンタを「1」だけインクリ
メントし(ステップP1)、トーンデータの取り出しを
行う(ステップP2)。
【0063】次に、システム制御部2は、取り出したト
ーンデータをメモリ部5のキーコードテーブルと比較し
て有効なトーンデータであるかどうかチェックし(ステ
ップP3)、有効であると、当該トーンデータの指定す
るオペレーションへ遷移・実行するのに必要な資源、例
えば、プロッタ部4や通信制御部7等が空き状態(フリ
ー)であるかどうかチェックする(ステップP4)。資
源が空き状態であると、システム制御部2は、当該トー
ンデータの指定するオペレーション状態へ遷移・実行し
(ステップP5)、トーンデータの終了かどうかチェッ
クする(ステップP6)。
【0064】ステップP6で、トーンデータの終了でな
いときには、ステップP2に戻って、トーンデータファ
イルから次のトーンデータを取り出して、当該トーンデ
ータについて、上記同様の処理を行い、ステップP3
で、取り出したトーンデータが無効であると、トーンデ
ータの終了かどうかチェックする(ステップP7)。ス
テップP7で、トーンデータの終了でないときには、ス
テップP2に戻って、上記同様に、次のトーンデータを
取り出して、当該取り出したトーンデータについて、上
記同様に処理を行う。すなわち、無効のトーンデータに
ついては、何等処理することなく、次のトーンデータの
処理に移行する。
【0065】ステップP6で、あるいは、ステップP7
で、トーンデータの終了であると、メモリ部5から当該
トーンデータファイルを消去して処理を終了する(ステ
ップP8)。
【0066】ステップP4で、必要な資源がファクシミ
リ装置1本体の操作表示部6でのキー操作による動作処
理や受信動作処理等により使用されて空いていないとき
には、上記ステップP1でインクリメントしたトライカ
ウンタのトライカウントが予め設定されているトライ値
を超えてトライカウントオーバーしているかチェックし
(ステップP9)、トライカウントオーバーしていない
ときには、次のトーンデータファイルによる起動を開始
するまでのトライ時間として予め設定されているトライ
時間を当該トーンデータファイルにセットして、処理を
終了する(ステップP10)。
【0067】システム制御部2は、トーンデータファイ
ルにトライ時間が設定されているときには、このトライ
時間を管理し、当該トライ時間になると、当該トーンデ
ータファイルについて、起動をかけて、上記ステップP
1から同様の処理を行う。そして、同様に処理を行っ
て、ステップP4で、必要な資源が使用されており、ス
テップP9で、トライカウントがオーバーしているとき
には、当該トーンデータファイルについての処理は行わ
ずに、当該トーンデータファイルをメモリ部5から削除
して、処理を終了する(ステップP8)。
【0068】このように、リモートオペレーションで受
信したトーンデータをトーンデータファイルとしてメモ
リ部5に記憶し、待機状態に戻った段階で、当該トーン
データファイルに基づいてオペレーション処理を実行す
るので、ファクシミリ装置1本体での操作による動作を
適切に実行することができるとともに、リモートオペレ
ーション処理を適切に実行することができ、ファクシミ
リ装置1の利用性を向上させることができる。
【0069】また、メモリ部5に記憶したトーンデータ
に基づくリモートオペレーション処理の実行時に、資源
が空いていない場合にも、所定回数オペレーションの遷
移・実行を試みるため、効率良くリモートオペレーショ
ンによるトーンデータに基づくオペレーションを実行す
ることができ、ファクシミリ装置1の利用性をさらに向
上させることができる。
【0070】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、トーン信号に対応させてキー操作の内容を示
すキーコードを記憶し、受信したトーン信号をキー操作
の内容に変換して、動作処理を実行するとともに、リモ
ート操作中は、本体の表示手段にリモート操作に対応す
る動作状態を表示し、かつ、本体でのキー操作による動
作処理を禁止しているので、リモート操作中に本体のキ
ー操作が行われることによる誤動作を防止しつつ、新た
に原稿をファクシミリ装置にセットする等のファクシミ
リ装置への人手による操作を必要とする動作処理以外の
ほとんどの動作処理をリモート操作により行うことがで
き、ファクシミリ装置のリモート機能の利用性を向上さ
せることができる。
【0072】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、トーン信号に対応させてキー操作の内容を示す
キーコードを記憶し、受信したトーン信号をキー操作の
内容に変換して、動作処理を実行するとともに、ファク
シミリ装置の本体でのキー操作による動作処理とリモー
ト操作による動作処理を同時に独立して実行可能とし、
かつ、リモート操作中は、リモート操作により使用する
ファクシミリ装置の資源を、本体でのキー操作による動
作処理で使用することを禁止するので、リモート操作中
に本体のキー操作による動作処理により同じ資源が使用
されて、リモート操作による動作処理が誤動作すること
を防止することができるとともに、新たに原稿をファク
シミリ装置にセットする等のファクシミリ装置への人手
による操作を必要とする動作処理以外のほとんどの動作
処理をリモート操作により行うことができ、ファクシミ
リ装置のリモート機能の利用性を向上させることができ
る。
【0073】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、送信されてくるリモート操作用の一連のトーン
信号を順次記憶するとともに、当該トーン信号の記憶処
理とファクシミリ装置の本体でのキー操作による動作処
理とを同時に独立して実行可能とし、一連のトーン信号
の記憶を完了すると、トーン信号に対応させて記憶して
いるキー操作の内容を示すキーコードを参照して、リモ
ート動作処理を実行するので、リモート操作を効率的に
行うことができるとともに、新たに原稿をファクシミリ
装置にセットする等のファクシミリ装置への人手による
操作を必要とする動作処理以外のほとんどの動作処理を
リモート操作により行うことができ、ファクシミリ装置
のリモート機能の利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のメモリ部に格納されているキーコードテ
ーブルの一例を示す図。
【図3】図1のファクシミリ装置によるリモートオペレ
ーション制御処理を示すフローチャート。
【図4】図3のリモートオペレーション時のディスプレ
イの表示の一例を示す図。
【図5】図3のリモートオペレーション処理でメモリ再
送信処理を行う場合のディスプレイの表示内容の変化を
順次オペレーションの遷移・実行に応じて示す図。
【図6】図1のファクシミリ装置によるリモートオペレ
ーションと本体でのキー操作によるオペレーションを同
時に処理する場合のリモートオペレーション制御処理を
示すフローチャート。
【図7】図1のファクシミリ装置によるリモートオペレ
ーションでのトーンデータを全てメモリ部に格納する場
合のリモートオペレーション制御処理を示すフローチャ
ート。
【図8】図7のリモートオペレーション制御処理で格納
したトーンデータに基づくオペレーション処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 スキャナ部 4 プロッタ部 5 メモリ部 6 操作表示部 6a ディスプレイ 7 通信制御部 8 バス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図4】
【図2】
【図3】
【図8】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作手段からのキー操作に応じて各種動作
    を行うとともに、外部の通信端末から着呼後に入力され
    る所定のトーン信号によりリモート操作可能なファクシ
    ミリ装置において、前記外部の通信端末からの前記トー
    ン信号を検出するトーン検出手段と、前記トーン信号に
    対応させて前記操作手段の各種キー操作の内容を示すキ
    ーコードを記憶するコード記憶手段と、所定の情報を表
    示出力する表示手段と、前記各種動作状態毎に当該動作
    状態においてリモート操作可能な操作内容の音声ガイダ
    ンスを記憶する音声ガイダンス記憶手段と、前記トーン
    検出手段が前記リモート操作要求を示す前記トーン信号
    を検出すると、前記操作手段からのキー操作による前記
    動作処理を禁止した後、前記音声ガイダンス記憶手段か
    ら各動作状態に対応する前記音声ガイダンスを読み出し
    て前記通信端末に送出し、当該音声ガイダンスに基づい
    て前記トーン信号が送信されてくると、当該トーン信号
    に対応する前記キーコードを前記コード記憶手段から読
    み出して、当該キーコードに対応する前記動作処理を実
    行するとともに、当該動作状態を示す情報を前記表示手
    段に表示させる制御手段と、を備えたことを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】操作手段からのキー操作に応じて各種動作
    を行うとともに、外部の通信端末から着呼後に入力され
    る所定のトーン信号によりリモート操作可能なファクシ
    ミリ装置において、前記外部の通信端末からの前記トー
    ン信号を検出するトーン検出手段と、前記トーン信号に
    対応させて前記操作手段の各種キー操作の内容を示すキ
    ーコードを記憶するコード記憶手段と、前記各種動作状
    態毎に当該動作状態においてリモート操作可能な操作内
    容の音声ガイダンスを記憶する音声ガイダンス記憶手段
    と、前記トーン検出手段が前記リモート操作要求を示す
    前記トーン信号を検出すると、前記音声ガイダンス記憶
    手段から各動作状態に対応する前記音声ガイダンスを読
    み出して前記通信端末に送出して、当該音声ガイダンス
    に基づいて前記トーン信号が送信されてくると、当該ト
    ーン信号に対応する前記キーコードを前記コード記憶手
    段から読み出して、当該キーコードに対応する前記動作
    処理を実行し、前記操作手段からキー操作があると、当
    該キー操作による前記動作処理を前記リモート操作によ
    る前記動作処理と同時に独立して実行するとともに、前
    記ファクシミリ装置の備えている各種資源のうち、前記
    リモート操作による前記動作処理で使用する前記資源を
    前記操作手段のキー操作による前記動作処理で使用する
    ことを禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】操作手段からのキー操作に応じて各種動作
    を行うとともに、外部の通信端末から着呼後に入力され
    る所定のトーン信号によりリモート操作可能なファクシ
    ミリ装置において、前記外部の通信端末からの前記トー
    ン信号を検出するトーン検出手段と、前記トーン信号と
    対応させて前記操作手段の各種キー操作の内容を示すキ
    ーコードを記憶するコード記憶手段と、前記各種動作状
    態毎に当該動作状態においてリモート操作可能な操作内
    容の音声ガイダンスを記憶する音声ガイダンス記憶手段
    と、前記トーン検出手段の検出した前記トーン信号を記
    憶するトーン記憶手段と、前記トーン検出手段が前記リ
    モート操作要求を示す前記トーン信号を検出すると、前
    記音声ガイダンス記憶手段から各動作状態に対応する前
    記音声ガイダンスを読み出して前記通信端末に送出し
    て、当該音声ガイダンスに基づいて前記トーン信号が送
    信されてくると、当該トーン信号を前記トーン記憶手段
    に記憶させるとともに、前記操作手段からのキー操作が
    あると、当該キー操作による前記動作処理を同時に独立
    して実行し、前記リモート操作に必要な全ての前記トー
    ン信号を前記トーン記憶手段に記憶させると、当該トー
    ン記憶手段に記憶させた前記一連のトーン信号に対応す
    る前記キーコードを前記コード記憶手段から読み出し
    て、当該キーコードに対応する前記動作処理を実行する
    制御手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201613A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Seiko Epson Corp デジタル複合機
US8157610B1 (en) 2000-04-11 2012-04-17 Disney Enterprises, Inc. Location-sensitive toy and method therefor

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