JPH09321622A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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JPH09321622A
JPH09321622A JP8133520A JP13352096A JPH09321622A JP H09321622 A JPH09321622 A JP H09321622A JP 8133520 A JP8133520 A JP 8133520A JP 13352096 A JP13352096 A JP 13352096A JP H09321622 A JPH09321622 A JP H09321622A
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JP
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division number
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JP8133520A
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English (en)
Inventor
Kenro Hirata
賢郎 平田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準分周器の分周数を制御し位相誤差を補償
する分数分周方式を実現する。 【解決手段】 位相比較器3とチャージポンプ4とルー
プフィルタ5経由で、発振周波数fTCXOの水晶発振器1
出力パルスに対し基準分周数Nref に従い分周する基準
分周器2からの位相シフト出力パルスと可変周波数fv
の可変分周器7出力パルスとの比較による位相差幅の矩
形波状出力の変換電圧値に従い電圧制御をし発生する出
力周波数fout のVCO6出力パルスに対し、当該分数
分周数N´に従い等価的に分数分周をし発生するfv
可変分周器7出力パルス回数による切り替え動作による
平均の分周数として等価的に生成するN´と各分周時ご
とに発生する位相誤差量を示す位相誤差データEθとを
分周数切替回路8で出力する。当該Eθに従い位相誤差
補償手段9でfref の出力パルス位相をシフトさせるN
ref を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパーソナルディジ
タルセルラー(PDC)移動通信機等に適用する分数分
周方式において環境温度変化等の影響を受けないで正確
に位相誤差を補償し周波数切替時間の高速化を図る周波
数シンセサイザに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば文献(平田ほか:パルス幅制御
位相誤差補償方式を用いた分数分周方式高速切替シンセ
サイザ、信学技報、PCS95−119、pp.51−
56、1996)に示す従来の周波数シンセサイザは図
8のように、水晶発振器1と基準分周器2aは、発振周
波数fTCXOの出力パルスに対し所定分周数Ncに従い分
周する基準周波数fref の出力パルスを発生する。位相
比較器3とチャージポンプ4は、fref の基準分周器2
a出力パルスに対し可変周波数fv の可変分周器7出力
パルスとの位相比較をし、当該位相差幅の矩形波状出力
に変換する。ループフィルタ5aは、位相誤差補償信号
回路10からの位相誤差補償信号との加算を施すチャー
ジポンプ4出力を電圧値に変換する。電圧制御発振器
(VCO)6は、ループフィルタ5aの変換電圧値出力
に従い電圧制御をし出力周波数foutの出力を発生す
る。可変分周器7は、分周数切替回路8aからの分数分
周数N´に従いfout のVCO6出力に対し等価的に分
数分周をし可変周波数fv の出力パルスを発生する。分
周数切替回路8aは、分周数のインクリメントステップ
を1/M(Mは整数でfref /周波数間隔を表す)とす
ると、クロック発生回路11クロック出力パルス回数に
よる切り替え動作(M回のうちm(整数)回と(M−
m)回は、当該分周数を(N+1)とNとに切り替える
動作)をすることにより、平均の分周数として等価的に
分数分周数N´=N+m/Mを生成し出力すると共に、
Nと(N+1)各分周時ごとに発生する位相誤差量を示
す位相誤差データEθ(n)を出力する。位相誤差補償
信号発生回路10は、分周数切替回路8aのEθ(n)
出力に従い当該矩形波状パルス幅を制御する位相誤差補
償信号を発生する。クロック発生回路11は、基準分周
器2aの監視する適当なカウントアドレスAc発生の都
度クロックパルスを発生する。
【0003】上記従来の周波数シンセサイザは、スプリ
アス発生周波数帯域における位相誤差によるパルスと同
じ電力をもつように単位矩形波によるパルス幅の制御処
理をすることにより当該位相誤差を補償する分数分周方
式(パルス幅制御位相誤差補償分数分周方式)を採る。
【0004】分周数切替回路8aは図9のように、分周
数のインクリメントステップを1/Mと仮定すると、加
算器200のキャリーアウトを起す値と入力値をMとm
とする加算器200とレジスタ201で積分器202を
構成する加算器200は、クロック発生回路11クロッ
ク出力パルスで動作するレジスタ201の出力を加算し
Mに達すると、オーバーフローが起こりキャリーアウト
信号COを出力する。つぎにこれを1として加算器20
3でN(整数)と加算し分数分周数N´として可変分周
器7に出力する。これにより当該分数分周数N´はクロ
ック出力パルスM/m個のうち(M/m−1)回はN、
残りの1回は(N+1)となり、平均として(N+m/
M)となり等価的に分数分周数を得る。たとえばM=
4、m=1の場合図10のように、加算器200は、当
該クロック出力パルスごとに加算結果が1ずつ増加し4
に達するとキャリーアウト信号COが出力し加算結果が
零となる。加算器203は、当該クロック出力パルス4
個のうち1回だけ1を加算し、平均の分周数N´=N+
1/4となる。図10(e)に示す発生位相誤差Q
(n)は加算器200出力の正負を反転したものになり
加算器200の出力する加算結果を位相誤差データEθ
(n)とする。図11のように、4回に1回の(N+
1)分周数切替えのため、fref の基準分周器2a出力
パルスとfout の可変分周器7出力パルスとの間には、
out =(N+1/4)fref からNと(N+1)各分
周時ごとに+fout /4と−3fout /4の各位相誤差
を発生する。これを時間積分したものがQ(n)に相当
する。当該位相誤差によりチャージポンプ4では振幅I
c、幅Q(n)、周期M/fref の矩形状出力パルス電
流値を発生する。
【0005】分周数切替回路8は図12のように、加算
器300と303とワンクロックディレイ301と減算
器302と計算器304とにより表わされるZ変換等価
回路を示す。加算器203に入力するキャリーアウト信
号COが表現する値iのZ変換は次のようになる。 i=(m+Q1 (n)(1−Z-1))/M Q1 (n)=E1 θ(n)/(M・fout ) ここで(Q1 (n)(1−Z-1))/Mが分周数の誤差
に相当し、これの時間積分Q1 /Mが位相誤差になる。
またQ1 (n)は加算器200の出力の正負を反転した
ものになる。これから加算器200の出力する加算結果
を位相誤差データEθ(n)とする場合、実際の位相誤
差Q(n)=Eθ(n)/(M・fout)の関係をも
つ。なお図13で位相誤差のキャンセルについて説明す
る。(a)が(b)の矩形波をキャンセルするための位
相誤差補償信号、(b)が位相誤差による矩形波、
(c)が位相誤差データEθ(n)である。上記のよう
に発生する位相誤差Q1(n)をキャンセルするために
従来技術では位相誤差補償手段10を設け、(a)のよ
うな波形の位相誤差補償信号をループフィルタ5aにお
いて加える。位相誤差補償信号は一定の幅と振幅を持つ
矩形波を単位とする単位矩形波をもっており、この単位
矩形波の電力は位相誤差が1/(4fout )時の位相誤
差による矩形波と同じ電力をもつように設定される。こ
の単位矩形波を位相誤差データEθ(n)と同じ数だけ
時間軸に沿って並べてパルス幅を変化させる。このよう
に動作させることにより位相誤差による矩形波と位相誤
差補償信号の電力が等しくなるように出力され、スプリ
アス周波数付近の帯域においては十分に打ち消しあうよ
うになる。これによりスプリアスの発生する周波数帯域
では十分な位相誤差のキャンセルが可能となり、位相誤
差により発生するスプリアスを抑圧するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の周
波数シンセサイザでは、スプリアス発生周波数帯域にお
ける位相誤差によるパルスと同じ電力をもつように単位
矩形波によるパルス幅を制御する位相誤差補償信号によ
り当該位相誤差を補償する分数分周方式を採るから、環
境温度変化等により位相誤差によるパルス振幅や位相補
償信号の単位矩形波振幅が変化すると、位相誤差による
パルスと位相誤差補償信号双方の電力が同じでなくな
り、正確に位相誤差を補償できなくなる問題点があっ
た。
【0007】この発明が解決しようとする課題は、周波
数シンセサイザで上記難点を解消するように、環境温度
変化等の影響を受けないディジタル信号処理で基準分周
器の分周数を制御し当該基準周波数出力の位相をシフト
させることによりスプリアスを発生させる位相誤差を補
償する分数分周方式(基準分周数制御位相誤差補償分数
分周方式)を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の周波数シンセ
サイザは、上記課題を解決するためつぎの手段を設け、
基準分周数制御位相誤差補償分数分周方式を採ることを
特徴とする。
【0009】基準分周器は、水晶発振器出力パルスに対
し、位相誤差補償手段からの基準分周数に従い分周する
基準周波数fref の位相シフト出力パルスを発生する。
【0010】電圧制御発振器は、基準分周器出力パルス
に対し位相比較器で可変周波数fvの可変分周器出力パ
ルスとの位相比較をし、当該位相誤差幅の矩形波状チャ
ージポンプ出力をループフィルタで変換する電圧値に従
い電圧制御をし、出力周波数fout の出力を発生する。
【0011】可変分周器は、電圧制御発振器の出力に対
し、分周数切替回路からの分数分周数に従い等価的に分
数分周をし、fv の出力パルスを発生する。
【0012】分周数切替回路は、可変分周器出力パルス
回数による切り替え動作(M回のうちm(整数)回と
(M−m)回は、当該分周数を(N+1)とNとに切り
替える動作)で平均の分周数として等価的に生成する分
数分周数と、各分周時ごとに発生する位相誤差量を示す
位相誤差データとを出力する。
【0013】位相誤差補償手段は、分周数切替回路から
の位相誤差データに従い、fref の出力パルス位相をシ
フトさせる基準分周数を発生する。またはノイズシェー
ピング手段を別途設け、分周数切替回路からの位相誤差
データに対し、高次のノイズシェーピングを施す。また
は微分することにより高次のノイズシェーピングを施
す。またはノイズシェーピング手段で予め設定する値で
キャリーアウトを起こす可変キャリーアウト付き加算器
を用いる。または可変キャリーアウト付き加算器で複数
の入力を加算する加算器と、当該加算結果と予め設定す
るキャリーアウトを起こす値との比較によりデータゲー
トを制御するコンパレータと、当該データ出力を加算器
出力から減算する減算器とを設け、予め設定する値でキ
ャリーアウトを起こす。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を示す周
波数シンセサイザは図1のように、水晶発振器1と位相
比較器3とチャージポンプ4と電圧制御発振器(VC
O)6と可変分周器7は、上記従来例の図8に対応す
る。基準分周器2は、上記図8に示す基準分周器2aの
所定分周数Ncに代えて位相誤差補償手段9からの基準
分周数Nre f に従い分周する基準周波数fref の位相シ
フト出力パルスを発生する。ループフィルタ5は、上記
図8に示すループフィルタ5aの位相誤差補償信号との
加算を不要とし、チャージポンプ4出力を電圧値に変換
し電圧制御発振器6に出力する。分周数切替回路8は、
クロック発生回路11出力クロックパルスに代えて可変
分周器7出力パルスを用いるほかは上記図8に示す分周
数切替回路8aと同じに動作する。位相誤差補償手段9
は、分周数切替回路8の位相誤差データEθ(n)出力
に従い基準周波数出力パルスの位相をシフトさせる基準
分周数Nref を発生する。デジタル信号処理だけで位相
誤差を補償でき、環境温度変化等の影響を受けない。
【0015】上記実施の形態の周波数シンセサイザは、
環境温度変化等の影響を受けないデジタル信号処理で基
準分周器の分周数を制御し当該基準周波数出力パルスの
位相をシフトさせることによりスプリアス発生周波数帯
域における位相誤差を補償する分数分周方式(基準分周
数制御位相誤差補償分数分周方式)を採る。
【0016】位相誤差補償手段9は図2のように、まず
微分器110を構成する減算器112で分周数切替回路
8からの位相誤差データEθ(n)と、微分器110を
構成する、可変分周器7出力パルスで動作するレジスタ
113の出力Eθ(n−1)とを減算する。つぎに当該
減算結果を減算器111で基準分周器所定分周数Ncと
減算し、次式の基準分周数Nref (n)を基準分周器2
に出力する。 Nref (n)=Nc−(Eθ(n)−Eθ(n−1)) たとえばM=4、m=1の場合図3のように、上記従来
例の図8に示す所定分周数Ncの基準器分周器2a出力
パルス列周期は一定のため、分数分周数N´=N+1/
4の可変分周器7出力パルスとの間に位相誤差を発生す
るが、分周数切替回路8からの位相誤差データEθ
(n)に従い変える基準分周数Nref (n)の基準器分
周器2出力パルスの位相をシフトすることにより、当該
位相誤差を補償する。図4のようにfTCXO=4・f
out 、Eθ(n)=1でEθ(n−1)=0と仮定する
と、基準分周器2出力パルス1と2の間隔T1-2 =(N
c−1)/fTCXO=Nc/fTCXO−1/(4・fout
であるから、位相誤差Q(n)は、(n−1)のとき
0、nのとき1/(4・fout )となり、基準周波数f
ref 出力パルスの位相は可変分周器7出力パルスの位相
と一致し位相誤差を補償する。
【0017】なお上記図1に示す発明の実施の形態で位
相誤差補償手段9は図5のように、分周数切替回路8か
らの位相誤差データEθ(n)に対し、微分器110入
力前に2次のノイズシェーピング(雑音整形)を施すシ
ェーピング手段107を別途設け、位相誤差補償手段9
aとして構成してもよい。基準分周数Nref (n)に含
まれる位相誤差成分に対し3階微分を施すことになり、
補償すべき位相誤差によるパルスの電力が高い周波数に
シェーピングするから、低域通過特性をもつフェーズド
・ロック・ループ(PLL)により当該位相誤差を取り
除くのが容易で純度の高いシンセサイザ出力が得られ
る。ノイズシェーピング手段107は図5のように、ま
ず値Cになると起こすキャリーアウト付き加算器100
で分周数切替回路8からの位相誤差データEθ(n)と
可変分周器7出力パルスで動作するレジスタ101の出
力とを加算する。つぎに値Cになると起こすキャリーア
ウト付き加算器102で加算器100の加算結果と可変
分周器7出力パルスで動作するレジスタ103の出力と
を加算する。さらに加算器104で減算器105とレジ
スタ106とから構成する微分器で微分を施した加算器
102のキャリーアウト信号と加算器100のキャリー
アウト信号とを加算し、シェーピング位相誤差データE
´θ(n)として微分器110に出力する。従って、位
相誤差補償手段9aは次式の基準分周数Nref (n)を
基準分周器2に出力する。 Nref (n)=Nc−(E´θ(n)−E´θ(n−
1)) 図6のようにノイズシェーピング手段107は、加算器
400と403と407と408とワンクロックディレ
イ401と410と減算器402と406と409と割
算器411とにより表わされるZ変換等価回路を示す。
位相誤差データEθ(n)のZ変換とEθ(z)、位相
誤差補償手段9aの発生する誤差Q(n)のZ変換をQ
c1(z)とQc2(z)とすると、シェーピング位相誤差
データE´θ(n)のZ変換E´θ(z)は次のように
なる。 E´θ(z)=Eθ(z)+Qc2(z)(1−Z-12
/C ここでCは加算器100と102のキャリーアウトを起
こす値を表す。可変分周器7出力パルスの位相誤差Q
(n)=Eθ(n)/(M・fout )と位相誤差補償手
段9aにおける位相シフト量φ(n)=Eθ(n)/
(fTCXO・C)とは等しいから、C=M・fout /f
TCXOとなり、fTCXOが固定でfout を変化させるとき、
正確な位相誤差補償のためにはCの再設定を必要とす
る。従って、Cの外部設定ができる構成とする必要があ
る。なお上記発明の実施の形態で簡単な例を説明した
が、ノイズシェーピングの次数を増やし更に位相誤差補
償の精度を上げることができるのはいうまでもない。
【0018】また上記図5に示す発明の実施の形態でノ
イズシェーピング手段107はキャリーアウト付き加算
器100と102におけるキャリーアウトを起こす値C
の外部設定ができる構成とするものとして説明したが、
図7のように予め設定する値Cでキャリーアウトを起こ
す可変キャリーアウト付き加算器を用いてもよい。Cを
可変とすることによりシンセサイザ出力周波数fout
変化しても常に精度のよい位相誤差補償ができる。可変
キャリーアウト付き加算器は図7のように、まず加算器
500で入力1と2とを加算する。つぎにコンパレータ
501とデータゲート502で加算器500の加算結果
が予め設定する値C以上のときは当該値Cを選択すると
共にキャリーアウト信号C0を出力する。未満のときは
値0を選択するように制御する。さらに減算器503で
データゲート502と加算器500との各出力を減算
し、当該加算器出力とする。
【0019】
【発明の効果】上記のようなこの発明の周波数シンセサ
イザでは、基準分周器の分周数を制御し当該基準周波数
出力パルスの位相をシフトさせることによりスプリアス
発生周波数帯域における位相誤差を補償する基準分周数
制御位相誤差補償分数分周方式を採るから、従来のよう
にスプリアス発生周波数帯域における位相誤差によるパ
ルスと同じ電力をもつように単位矩形波によるパルス幅
の制御処理をすることにより当該位相誤差を補償するパ
ルス幅制御位相誤差補償分数分周方式に比べ、環境温度
変化等の影響を受けないディジタル信号処理だけで位相
誤差を補償でき、常時精度の高いスプリアス抑圧方式を
実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態を示す周波数シンセ
サイザの機能ブロック図。
【図2】 図1に示す位相誤差補償手段の機能ブロック
図。
【図3】 図2に示す位相誤差補償手段の動作を説明す
るタイミング図。
【図4】 図2に示す位相誤差補償手段の動作を説明す
るタイミング図。
【図5】 図1に示す位相誤差補償手段の他の実施の一
形態の機能ブロック図。
【図6】 図5に示すノイズシェーピング手段のZ変換
等価回路図。
【図7】 図5に示すノイズシェーピング手段で用いる
可変キャリーアウト付き加算器の機能ブロック図。
【図8】 従来の技術を示す周波数シンセサイザの機能
ブロック図。
【図9】 図8に示す分周数切替回路の機能ブロック
図。
【図10】 図9に示す分周数切替回路の動作を説明す
るタイミング図。
【図11】 図9に示す分周数切替回路の動作を説明す
るタイミング図。
【図12】 図8に示す分周数切替回路のZ変換等価回
路図。
【図13】 図12に示す位相誤差補償信号発生回路の
動作を説明するタイミング図。
【符号の説明】
1 水晶発振器、2 基準分周器、3 位相比較器、4
チャージポンプ、5ループフィルタ、6 電圧制御発
振器(VCO)、7 可変分周器、8 分周数切替回
路、9 位相誤差補償手段、100 加算器、101
レジスタ、102 加算器、103 レジスタ、104
加算器、105 減算器、106 レジスタ、107
ノイズシェーピング手段、110 微分器、111
減算器、112 減算器、113 レジスタ、400
加算器、401 ワンクロックディレイ、402 減算
器、403 加算器、404 加算器、405 ワンク
ロックディレイ、406 減算器、407 加算器、4
08 加算器、409 減算器、410 ワンクロック
ディレイ、411 割算器、500 加算器、501
コンパレータ、502 データゲート、503 減算
器。なお図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶発振器出力パルスに対し位相誤差補
    償手段からの基準分周数に従い分周する基準周波数f
    ref の位相シフト出力パルスを発生する基準分周器と、
    該基準分周器出力パルスに対し位相比較器で可変周波数
    v の可変分周器出力パルスとの位相比較をし当該位相
    差幅の矩形波状チャージポンプ出力をループフィルタで
    変換する電圧値に従い電圧制御をし出力周波数fout
    出力を発生する電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の
    出力に対し分周数切替回路からの分数分周数に従い等価
    的に分数分周をし前記fv の出力パルスを発生する前記
    可変分周器と、該可変分周器出力パルス回数による切り
    替え動作で平均の分周数として等価的に生成する前記分
    数分周数と各分周時ごとに発生する位相誤差量を示す位
    相誤差データとを出力する分周数切替回路と、該分周数
    切替回路からの位相誤差データに従い前記fref の出力
    パルス位相をシフトさせる前記基準分周数を発生する位
    相誤差補償手段とを備える周波数シンセサイザ。
  2. 【請求項2】 位相誤差補償手段で分周数切替回路から
    の位相誤差データに対し高次のノイズシェーピングを施
    すノイズシェーピング手段を別途設けることを特徴とす
    る請求項1記載の周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】 ノイズシェーピング手段で分周数切替回
    路からの位相誤差データを微分することにより高次のノ
    イズシェーピングを施すことを特徴とする請求項2記載
    の周波数シンセサイザ。
  4. 【請求項4】 ノイズシェーピング手段で予め設定する
    値でキャリーアウトを起こす可変キャリーアウト付き加
    算器を用いることを特徴とする請求項2または3記載の
    周波数シンセサイザ。
  5. 【請求項5】 可変キャリーアウト付き加算器で複数の
    入力を加算する加算器と、当該加算結果と予め設定する
    キャリーアウトを起こす値との比較によりデータゲート
    を制御するコンパレータと、当該データゲート出力を前
    記加算器出力から減算する減算器とを設け、前記予め設
    定する値でキャリーアウトを起こすことを特徴とする請
    求項4記載の周波数シンセサイザ。
JP8133520A 1996-05-28 1996-05-28 周波数シンセサイザ Pending JPH09321622A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012204883A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Asahi Kasei Electronics Co Ltd アキュムレータ型フラクショナルn−pllシンセサイザおよびその制御方法

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JP2012204883A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Asahi Kasei Electronics Co Ltd アキュムレータ型フラクショナルn−pllシンセサイザおよびその制御方法

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