JPH0932109A - 梁鉄筋の組立工法 - Google Patents

梁鉄筋の組立工法

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JPH0932109A
JPH0932109A JP20791595A JP20791595A JPH0932109A JP H0932109 A JPH0932109 A JP H0932109A JP 20791595 A JP20791595 A JP 20791595A JP 20791595 A JP20791595 A JP 20791595A JP H0932109 A JPH0932109 A JP H0932109A
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Takahashi Seisakusho KK
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TAKAHASHI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現場作業性や省力化などに優れた梁鉄筋の組立
工法を提供する。 【構成】昇降フツク(B)とその駆動源(30)を装備
した作業支柱(A)を、その昇降フツク同志が向かい合
う1組づつの数組として作業現場へ並列状態に据え立
て、上記昇降フツクの向かい合う相互間へ水平な鉄筋支
持バー(40)を係脱自在に係止させた上、先ずその鉄
筋支持バーに対して上側主筋(a)を載置させる一方、
下側主筋(b)を吊り持ち状態に結束して、その両主筋
(a)(b)に引続き横方向からスターラツプ(c)を
差し込んで、そのスターラツプと上側主筋とを結束した
後、上記鉄筋支持バーに対する下側主筋の結束状態を解
いて落下させ、その下側主筋とスターラツプとを結束す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は梁鉄筋を作業現場に
おいて能率良く組み立てる工法に関する。
【0002】
【従来の技術】梁鉄筋を地組みするに当り、従来では高
さが異なる多品種として作成用意された作業支柱の向か
い合う1組づつを、先ず作業現場の地面へ所要間隔おき
に据え立て、その支柱の1組づつに亘って横架させた鉄
筋支持バー上へ、上側主筋の数本を平行に載せて、これ
にスターラツプの多数を通し込み状態に吊り掛けた上、
その上側主筋とスターラツプとを結束し、次いで鉄筋支
持バーを持ち上げ乍ら、上記作業支柱を背高い別品と据
え替えることにより、組立作業しやすい調整高さに昇揚
させた支持状態において、上記スターラツプの枠内に下
側主筋を通し入れた上、その下側主筋とスターラツプと
を結束している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
梁鉄筋の組立工法では、鉄筋支持バーの1本づつを持ち
上げる2人1組の作業者と、作業支柱の1組づつを据え
替える2人1組の作業者との大勢が立ち合って、一挙同
時に高さ調整作業を行なわなければならず、非常に煩雑
であって、多大の労力と時間を要し、危険も伴なう。
【0004】この点、階上梁の丘組み作業用としては、
上記鉄筋支持バーをピンの差し替え操作により昇降させ
得る門字型のスタンドや、同じく支持バーを手動ハンド
ル操作により昇降させ得るジヤツキ式のスタンドが提供
されているが、これらでもそのスタンドの1個づつに作
業者が立ち合って、一斉に昇降操作する必要があること
に変りなく、やはり作業能率が悪く、未だ不便である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を企図しており、そのための梁鉄筋の組立工法と
して、昇降駆動源とこれにより作動される鉄筋支持バー
係止用の昇降フツクとを装備した作業支柱を、その昇降
フツク同志が向かい合う1組づつの数組として、作業現
場へ左右並列状態に据え立てると共に、上記昇降フツク
の向かい合う左右相互間へ鉄筋支持バーを係脱自在に、
且つ水平な横架状態に各々係止させて、
【0006】先ず、上記昇降フツクを昇降駆動源により
悉く一定の高さ位置に停止させた状態のもとで、その鉄
筋支持バー上へ上側主筋の所要数を載置させる一方、上
記鉄筋支持バーへ下側主筋の所要数を吊り持ち状態に結
束し、
【0007】次いで、四角形な一角隅位置での開閉可能
に屈曲交錯されたスターラツプの所要数を、上記両主筋
へ横方向から差し込むことにより、その両主筋への通し
込み状態に保ったスターラツプを、上側主筋と結束し、
【0008】その後、上記鉄筋支持バーに対する下側主
筋の結束状態を解いて落下させた上、その下側主筋を上
記スターラツプと結束して、
【0009】最後に、上記鉄筋支持バーを昇降フツクか
ら取りはずすことを第1の特徴とし、
【0010】又、同じく昇降駆動源とこれにより作動さ
れる鉄筋支持バー係止用の昇降フツクとを装備した作業
支柱を、その昇降フツク同志が向かい合う1組づつの数
組として、作業現場へ左右並列状態に据え立てると共
に、上記昇降フツクの向かい合う左右相互間へ鉄筋支持
バーを係脱自在に、且つ水平な横架状態に各々係止させ
て、
【0011】先ず、上記昇降フツクを昇降駆動源により
悉く一定の高さ位置に停止させた状態のもとで、その鉄
筋支持バー上へ上側主筋の所要数を載置させる一方、上
記鉄筋支持バーへ下側主筋の所要数を吊り持ち状態に結
束し、
【0012】次いで、四角形な一角隅位置での開閉可能
に屈曲交錯されたスターラツプの所要数を、上記両主筋
へ横方向から差し込むことにより、その両主筋への通し
込み状態に保ち、
【0013】その後、上記鉄筋支持バーに対する下側主
筋の結束状態を解いて落下させた上、その下側主筋と上
側主筋を上記スターラツプへ結束して、
【0014】最後に、上記鉄筋支持バーを昇降フツクか
ら取りはずすことを第2の特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、図1〜7はその梁鉄筋の組立工法に用い
る作業支柱(A)を示しているが、これは例えば約19
50mmの一定高さを有するものとして、向かい合う一
対のチヤンネル溝型鋼から平面視の四角形(約150×
150mm)に枠組み一体化された中空の支柱本体(1
1)と、その支柱本体(11)の下端部へアングルステ
ー(12)並びにボルト(13)などを介して、水平な
張り出し状態に固定された安定接地盤(14)とから成
る。
【0016】但し、支柱本体(11)が上記四角形の中
空に枠組み一体化されていると雖も、そのチヤンネル溝
型鋼の向かい合う相互間は、上下方向に沿う一定帯幅の
昇降フツク用導出窓(15)として開口されており、こ
こから後述の昇降フツクが支柱本体(11)の正面部へ
導出されるようになっている。尚、図示の実施例では支
柱本体(11)の背面部にも上記導出窓(15)を開口
形成しているが、その背面部はバツクプレートなどによ
り閉塞状態に保っても良い。
【0017】(16)は上記支柱本体(11)の上端部
において、そのチヤンネル溝型鋼の向かい合う相互間に
接合固定された正背一対の連結プレート、(17)は同
じく支柱本体(11)の上面部を施蓋するトツプカバー
であり、ここには作業支柱(A)自身の吊り金具(1
8)が植立されている。(19)は上記支柱本体(1
1)の中途高さ位置において、その背面部から一体的に
張り出された把手、(20)はその把手(19)と対応
位置する安定接地盤(14)の背面部に軸支された一対
のゴム車輪又はブレーキ付きの自在車輪であり、把手
(19)と相俟って作業支柱(A)の人為的な引張り移
動に供される。
【0018】又、(21)は上記チヤンネル溝型鋼の内
部に納まる状態として、その支柱本体(11)の上端部
に嵌め付け固定された向かい合う一対の軸受(ピローブ
ロツク)であり、これによってチエン従動スプロケツト
(22)の回転支軸(23)が水平横架状態に軸受けさ
れている。
【0019】(24)は同じくチヤンネル溝型鋼の内部
に納まる状態として、支柱本体(11)の下端部に嵌め
付け固定された向かい合う一対の軸受(ピローブロツ
ク)であり、これによってチエン駆動スプロケツト(2
5)の回転支軸(26)がやはり水平横架状態に軸受け
されている。
【0020】その場合、チエン駆動スプロケツト(2
5)の回転支軸(26)は何れか一方の軸受(24)を
水平に貫通して、支柱本体(11)の外部まで張り出し
延長されており、その延長先端部には伝動スプロケツト
(27)が一体回転し得るように固設されている。
【0021】(28)は上記チエン従動スプロケツト
(22)とチエン駆動スプロケツト(25)との上下相
互間に臨む位置関係として、支柱本体(11)をなす両
チヤンネル溝型鋼の内部に固定立設された平行な一対づ
つの昇降ガイドであって、角パイプ材などから成り、そ
の向かい合う相互間に後述するコロの溝型ガイドレール
(29)を画定している。その溝型に代る凸型のガイド
レール(29)を、上記支柱本体(11)や昇降ガイド
(28)のそれ自身から内向き一体的に突設しても勿論
良い。
【0022】(30)は上記支柱本体(11)の下端部
へ、その背面部からボルト(31)などを介して付属設
置された昇降駆動源であって、減速機付きの正逆回転モ
ーターなどから成り、その出力スプロケツト(32)と
上記伝動スプロケツト(27)との相互間には、無端な
伝動チエン(33)が捲き掛けられている。尚、(3
4)はその伝動チエン(33)や昇降駆動源(30)を
被覆する開閉可能なカバーケースであり、作業支柱
(A)に付属設置されている。
【0023】更に、(35)は上記チエン従動スプロケ
ツト(22)とチエン駆動スプロケツト(25)との上
下相互間に捲き掛けられたリフトチエンであり、その切
り離し両端部には上下一対のテンシヨン調整具(36)
を介して、鉄筋支持バー係止用の昇降フツク(B)が締
結されている。
【0024】つまり、上記駆動源(30)からの動力に
よってリフトチエン(35)が回走駆動されると共に、
そのリフトチエン(35)の途中に介在する昇降フツク
(B)が、昇降作用されるようになっているわけであ
る。
【0025】その昇降フツク(B)は図4から示唆され
るように、上記支柱本体(11)の昇降フツク用導出窓
(15)を通じて導出する大きさの四角形に枠組み一体
化された剛性な昇降ベース枠(37)と、その露出する
正面部にボルト(38)などを介して取付け固定された
先端フツク片(39)とから成り、その先端フツク片
(39)に対して上方から鉄筋支持バー(40)の端部
が、係脱自在に係止されるようになっている。
【0026】但し、上記昇降フツク(B)は支柱本体
(11)の導出窓(15)から外部へ導出し得る限り、
その昇降ベース枠(37)と先端フツク片(39)との
連続一体に作成してもさしつかえない。上記鉄筋支持バ
ー(40)は鉄筋の重量に耐えるものとして、好ましく
は図8、9に抽出するような一定長さのアングル型鋼か
ら成り、しかもその上面部には鉄筋受け入れ切欠(4
1)の複数が、予じめ所定の間隔ピツチ(P1)を保つ
分布状態に付与されている。
【0027】他方、上記昇降フツク(B)における就中
昇降ベース枠(37)の支柱本体(11)内へ没入する
背面部には、上下一対づつのコロ(42)が水平な支軸
(43)によって、遊転自在に軸架されており、そのコ
ロ(42)が上記支柱本体(11)に区成されたガイド
レール(29)を転動して、上記昇降フツク(B)を円
滑に正しく昇降作用させ得るようになっている。この
点、図示の実施例ではナイロンなどの合成樹脂から成る
コロ(42)の合計4個を軸支しているが、その設置個
数は少なくとも一対の2個あれば足りる。
【0028】(44)は上記支柱本体(11)の中途高
さ位置において、その背面部に付属一体化された単位制
御盤であり、これには図10のような昇降フツク(B)
の上昇用と下降用の継電器(45)(46)や電磁開閉
器(47)(48)、上限と下限の検知用リミツトスイ
ツチ(49)(50)、スナツプスイツチ(51)、表
示ランプ(52)などを備えた昇降制御回路が組込まれ
ている。
【0029】上記昇降フツク(B)の上限と下限を検知
するリミツトスイツチ(49)(50)は、図1〜4か
ら明白なように、上記支柱本体(11)の上端部と下端
部に各々取付けられており、昇降フツク(B)の昇降ベ
ース枠(37)と接触し得るようになっている。表示ラ
ンプ(52)はスナツプスイツチ(51)の手動オン操
作により点灯して、その昇降フツク(B)の作動可能な
状態にあることを表示する。
【0030】又、上記作業支柱(A)は向かい合う1組
づつとして、その数組(A1−L)(A2−L)(A3
−L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)(A3−
R)(A4−R)(図では合計4組)の左右並列状態に
据え立て使用され、その1組づつの向かい合う昇降フツ
ク(B)を橋絡する如く、上記鉄筋支持バー(40)が
水平な横架状態に係止されるようになっている。
【0031】しかも、上記作業支柱(A)の数組(A1
−L)(A2−L)(A3−L)(A4−L)(A1−
R)(A2−R)(A3−R)(A4−R)は図12の
全体レイアウトから示唆される通り、その左列をなす数
組(A1−L)(A2−L)(A3−L)(A4−L)
の単位制御盤(44)同志が、適当な長さのケーブル
(53)によって電気的に接続されている一方、右列を
なす数組(A1−R)(A2−R)(A3−R)(A4
−R)の単位制御盤(44)同志も、適当な長さのケー
ブル(54)によってやはり電気的に接続されていると
共に、その左右両列の数組(A1−L)(A2−L)
(A3−L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)
(A3−R)(A4−R)が悉くメタルコンセント(5
5)(56)を介して、更に主制御盤(57)へ言わば
統括的に電気配線されてもいる。
【0032】その主制御盤(57)に組み込まれた主制
御回路は、図10、11から明白なように、上記昇降フ
ツク(B)を遠隔操作する上昇用並びに下降用の押ボタ
ンスイツチ(58)(59)を有しており、その上昇用
押ボタンスイツチ(58)をオン操作すれば、上記作業
支柱(A)に装備されている昇降フツク(B)が、その
数組(A1−L)(A2−L)(A3−L)(A4−
L)(A1−R)(A2−R)(A3−R)(A4−
R)の一挙同時に上昇する。
【0033】他方、下降用押ボタンスイツチ(59)を
オン操作すれば、上記昇降フツク(B)がその作業支柱
(A)の数組(A1−L)(A2−L)(A3−L)
(A4−L)(A1−R)(A2−R)(A3−R)
(A4−R)について、やはり一挙同時に下降し、この
ような昇降動作を上記主制御盤(57)により、集中的
に遠隔制御できるようになっているのである。
【0034】何れにしても、上記操作手を離せば、作業
支柱(A)の数組(A1−L)(A2−L)(A3−
L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)(A3−
R)(A4−R)について、その昇降フツク(B)が悉
く同じ高さに揃った状態として停止する。又、上記スナ
ツプスイツチ(51)のオフ操作された作業支柱(A)
があれば、その支柱(A)の昇降フツク(B)だけは昇
降せず、その作動不能にあることを表示ランプ(52)
の消灯によって知ることができる。
【0035】図13は上記昇降駆動源(30)に係るモ
ーターの運転回路、図14は電源回路を各々示している
が、その電源回路には漏電ブレーカー(60)とノーヒ
ユーズブレーカー(61)のほか、特に正相検出リレー
(62)も組込まれているため、電源の位相が万一逆で
ある場合に昇降フツク(B)が作動せず、その上昇と下
降との誤動作に伴なう危険を予防することもできる。
【0036】上記のように構成された作業支柱(A)を
用いて、梁鉄筋の地組み作業を行なうに当っては、作業
支柱(A)の数組(A1−L)(A2−L)(A3−
L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)(A3−
R)(A4−R)を図15から明白なように、その1組
づつの昇降フツク(B)同志が向かい合う左右並列状態
として、作業現場の地面に据え立てた上、その向かい合
う昇降フツク(B)に亘って上方から鉄筋支持バー(4
0)を水平の横架状態に係止させる。
【0037】その場合、上記作業支柱(A)は各個に独
立しているので、その数組(A1−L)(A2−L)
(A3−L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)
(A3−R)(A4−R)の隣り合う前後相互間隔ピツ
チ(L)や向かい合う左右相互間隔ピツチ(W)を、目
的とする梁鉄筋の大きさに応じて自由に設定すると共
に、上記鉄筋支持バー(40)もこれに応じた長さのも
のを選択使用する。
【0038】そして、先ず上記作業支柱(A)の昇降フ
ツク(B)をその数組(A1−L)(A2−L)(A3
−L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)(A3−
R)(A4−R)のすべてについて、作業者が立ち姿勢
での作業しやすい一定高さ位置に停止させた上、その鉄
筋支持バー(40)へ上方から上側主筋(a)の所要数
を載置状態に係止させる。
【0039】その際、鉄筋支持バー(40)として上記
鉄筋受け入れ切欠(41)の刻設されたアングル型鋼を
用いるならば、上側主筋(a)の所要数をその切欠(4
1)への受け入れ係止状態として、その隣り合う間隔ピ
ツチ(P1)の均等に正しく位置決め配筋できる利点が
あるが、上記鉄筋支持バー(40)としてはその切欠
(41)に代る節目付きの鋼棒、又はその切欠(41)
の無い剛性な丸棒や角棒などを採用しても、支障はな
い。
【0040】次いで、上記鉄筋支持バー(40)へ下側
主筋(b)の所要数を結束し、その結束線(63)によ
る図16〜18のような吊り持ち状態に保つ。但し、先
に鉄筋支持バー(40)へ下側主筋(b)を吊り持ち状
態に結束しておき、その後上側主筋(a)を鉄筋支持バ
ー(40)への載置状態に係止させることも可能であ
る。
【0041】他方、 図19、20のように切り離し端
部が一対の内向き係止フツク(64)として、四角形な
一角隅位置での開閉可能に屈曲交錯されたスターラツプ
(c)の所要数を用意し、その各個の一角隅位置を強制
的に拡開させ乍ら、上記した上側主筋(a)と下側主筋
(b)へ、引続き図21のように横方向から差し込み作
業する。
【0042】そうすれば、スターラツプ(c)は両主筋
(a)(b)における長手方向(前後方向)の中途部か
ら通し入れられる結果となり、その一対の係止フツク
(64)が上側主筋(a)へ捲付き係止して、その一角
隅位置の閉合状態に保たれる。
【0043】そのため、次に上記スターラツプ(c)の
隣り合う前後相互間隔ピツチ(S)を、図22のような
均等に広げた上、そのスターラツプ(c)の所要数と上
側主筋(a)とを結束作業する。
【0044】そして、その後上記鉄筋支持バー(40)
に対する下側主筋(b)の吊り持ち用結束線(63)を
悉くカツトし、その下側主筋(b)の所要数をスターラ
ツプ(c)の枠内へ、図23のような載置状態に落下さ
せた上、その下側主筋(b)の隣り合う間隔ピツチ(P
2)を図24、25のように均等に広げて、最後にその
下側主筋(b)の所要数とスターラツプ(c)とを結束
作業するのである。
【0045】その際、図21、22と図23〜25との
対比から示唆されるように、下側主筋(b)の隣り合う
間隔ピツチ(P2)を広げたり、又その下側主筋(b)
をスターラツプ(c)と結束したりする作業を、安楽な
立ち姿勢で行なえるように、上記昇降フツク(B)を当
初の停止位置から更に一定高さまで上昇させることが、
望ましい。
【0046】尚、上記スターラツプ(c)に対する上側
主筋(a)の結束作業と下側主筋(b)の結束作業と
を、最後にまとめて一斉に行なうことも可能である。
【0047】このようにして、梁鉄筋の組立を完了した
ならば、上記鉄筋支持バー(40)の少なくとも2本を
残し、その余を作業支柱(A)の昇降フツク(B)から
取りはずした上、上記完成した梁鉄筋をその残る2本の
鉄筋支持バー(40)と一緒に、図外のクレーンなどに
より吊り上げ移動して、作業現場の一定個所にまとめて
置けば良い。
【0048】上記梁鉄筋の組立工法によれば、その上側
主筋(a)や下側主筋(b)の端部が屈曲片(65)と
して、図16のような直角の屈曲形態をなし、そのため
スターラツプ(c)の枠内へ通し入れることが困難であ
る場合にも、そのスターラツプ(c)が図19、20の
ような一角隅位置での開閉可能な形態であることとも相
俟って、至極円滑に効率良く梁鉄筋の組立作業を行なえ
る利点がある。
【0049】何れにしても、次回の梁鉄筋を組み立てる
場合には、作業支柱(A)の据え立て状態をそのままに
保ち、その昇降フツク(B)を作業当初の一定高さ位置
まで下降させて、上記した一連の作業を反復すれば良
い。尚、図示の実施例では梁鉄筋の地組み作業を説明し
たが、その階上梁の丘組み作業についても本発明を適用
することができ、又上記作業支柱(A)の使用組数は目
的とする梁鉄筋の長さなどに応じて、自由自在に増減で
きること、言うまでもない。
【0050】更に、図示の実施例では昇降フツク(B)
の昇降駆動源(30)をモーターとして、作業支柱
(A)に装備させているが、そのモーターに代る油圧又
は空圧シリンダーを作業支柱(A)に装備させて、その
支柱(A)と平行に垂立するピストンロツドにより、チ
エン従動スプロケツト(22)を昇降させるように定め
ると共に、そのチエン従動スプロケツト(22)に吊り
掛けたリフトチエン(35)の切り離し一端部を昇降フ
ツク(B)へ、同じく切り離し他端部を固定部材の作業
支柱(A)へ各々締結して、上記シリンダーにより昇降
フツク(B)を昇降させることも考えられる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る梁鉄筋の組
立工法では、昇降駆動源(30)とこれにより作動され
る鉄筋支持バー係止用の昇降フツク(B)とを装備した
作業支柱(A)を、その昇降フツク(B)同志が向かい
合う1組づつの数組(A1−L)(A2−L)(A3−
L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)(A3−
R)(A4−R)として、作業現場へ左右並列状態に据
え立てると共に、上記昇降フツク(B)の向かい合う左
右相互間へ鉄筋支持バー(40)を係脱自在に、且つ水
平な横架状態に各々係止させて、
【0052】先ず、上記昇降フツク(B)を昇降駆動源
(30)により悉く一定の高さ位置に停止させた状態の
もとで、その鉄筋支持バー(40)上へ上側主筋(a)
の所要数を載置させる一方、上記鉄筋支持バー(40)
へ下側主筋(b)の所要数を吊り持ち状態に結束し、
【0053】次いで、四角形な一角隅位置での開閉可能
に屈曲交錯されたスターラツプ(c)の所要数を、上記
両主筋(a)(b)へ横方向から差し込むことにより、
その両主筋(a)(b)への通し込み状態に保ったスタ
ーラツプ(c)を、上側主筋(a)と結束し、
【0054】その後、上記鉄筋支持バー(40)に対す
る下側主筋(b)の結束状態を解いて落下させた上、そ
の下側主筋(b)を上記スターラツプ(c)と結束し
て、
【0055】最後に、上記鉄筋支持バー(40)を昇降
フツク(B)から取りはずすようになっているため、従
来技術のように作業者が鉄筋支持バーを一斉に持ち上げ
たり、作業支柱を一斉に据え替えたりする人手の重労働
が不要となり、短時間での安楽に多量の梁鉄筋を組立作
業できる効果があり、安全性にも著しく優れる。
【0056】そして、このような効果は請求項2に記載
の組立工法を採用するも、ほぼ同等に達成することがで
きる。
【0057】特に、請求項3に記載の組立工法によれ
ば、昇降フツク(B)が当初の低い高さ位置に停止され
た状態において、その鉄筋支持バー(40)に対する上
側主筋(a)の載置作業、下側主筋(b)の吊り持ち結
束作業並びにその両主筋(a)(b)に対するスターラ
ツプ(c)の差し込み作業を、安楽な立ち姿勢のもとで
軽快に行なえるほか、その後のスターラツプ(c)に対
する下側主筋(b)の結束作業も、上記昇降フツク
(B)を一定高さ位置まで上昇させた状態において、や
はり立ち姿勢での安楽に能率良く行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梁鉄筋の組立用作業支柱を示す正
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2に対応する昇降フツクの最上昇状態を示す
側面図である。
【図4】支柱本体を分解して示す斜面図である。
【図5】図2の5−5線に沿う一部切欠きの拡大断面図
である。
【図6】図2の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】図2の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】鉄筋支持バーを抽出して示す斜面図である。
【図9】昇降フツクに対する鉄筋支持バーの係止状態を
示す斜面図である。
【図10】昇降制御回路図である。
【図11】図10の部分詳細図である。
【図12】作業支柱の数組と主制御盤との全体的な電気
配線図である。
【図13】モーター(昇降駆動源)の運転回路図であ
る。
【図14】電源回路図である。
【図15】作業支柱の並列据え立て状態を示す斜面図で
ある。
【図16】鉄筋支持バーに対する上側主筋の係止状態と
下側主筋の吊り持ち状態を示す斜面図である。
【図17】図16の正面図である。
【図18】図17の18−18線断面図である。
【図19】スターラツプを抽出して示す斜面図である。
【図20】図19の平面図である。
【図21】上側主筋と下側主筋に対するスターラツプの
差し込み状態を示す正面図である。
【図22】図21の22−22線断面図である。
【図23】結束線のカツトによる下側主筋の落下状態を
示す正面図である。
【図24】下側主筋の隣り合う間隔ピツチを広げた状態
の正面図である。
【図25】図24の25−25線断面図である。
【符号の説明】
(11)・支柱本体 (15)・導出窓 (22)・チエン従動スプロケツト (25)・チエン駆動スプロケツト (29)・昇降ガイドレール (30)・昇降駆動源(正逆回転モーター) (35)・リフトチエン (40)・鉄筋支持バー (42)・コロ (63)・結束線 (64)・係止フツク (A)・作業支柱 (A1−L)・作業支柱 (A2−L)・作業支柱 (A3−L)・作業支柱 (A4−L)・作業支柱 (A1−R)・作業支柱 (A2−R)・作業支柱 (A3−R)・作業支柱 (A4−R)・作業支柱 (B)・昇降フツク (a)・上側主筋 (b)・下側主筋 (c)・スターラツプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降駆動源(30)とこれにより作動され
    る鉄筋支持バー係止用の昇降フツク(B)とを装備した
    作業支柱(A)を、その昇降フツク(B)同志が向かい
    合う1組づつの数組(A1−L)(A2−L)(A3−
    L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)(A3−
    R)(A4−R)として、作業現場へ左右並列状態に据
    え立てると共に、 上記昇降フツク(B)の向かい合う左右相互間へ鉄筋支
    持バー(40)を係脱自在に、且つ水平な横架状態に各
    々係止させて、 先ず、上記昇降フツク(B)を昇降駆動源(30)によ
    り悉く一定の高さ位置に停止させた状態のもとで、その
    鉄筋支持バー(40)上へ上側主筋(a)の所要数を載
    置させる一方、上記鉄筋支持バー(40)へ下側主筋
    (b)の所要数を吊り持ち状態に結束し、 次いで、四角形な一角隅位置での開閉可能に屈曲交錯さ
    れたスターラツプ(c)の所要数を、上記両主筋(a)
    (b)へ横方向から差し込むことにより、その両主筋
    (a)(b)への通し込み状態に保ったスターラツプ
    (c)を、上側主筋(a)と結束し、 その後、上記鉄筋支持バー(40)に対する下側主筋
    (b)の結束状態を解いて落下させた上、その下側主筋
    (b)を上記スターラツプ(c)と結束して、 最後に、上記鉄筋支持バー(40)を昇降フツク(B)
    から取りはずすことを特徴とする梁鉄筋の組立工法。
  2. 【請求項2】昇降駆動源(30)とこれにより作動され
    る鉄筋支持バー係止用の昇降フツク(B)とを装備した
    作業支柱(A)を、その昇降フツク(B)同志が向かい
    合う1組づつの数組(A1−L)(A2−L)(A3−
    L)(A4−L)(A1−R)(A2−R)(A3−
    R)(A4−R)として、作業現場へ左右並列状態に据
    え立てると共に、 上記昇降フツク(B)の向かい合う左右相互間へ鉄筋支
    持バー(40)を係脱自在に、且つ水平な横架状態に各
    々係止させて、 先ず、上記昇降フツク(B)を昇降駆動源(30)によ
    り悉く一定の高さ位置に停止させた状態のもとで、その
    鉄筋支持バー(40)上へ上側主筋(a)の所要数を載
    置させる一方、上記鉄筋支持バー(40)へ下側主筋
    (b)の所要数を吊り持ち状態に結束し、 次いで、四角形な一角隅位置での開閉可能に屈曲交錯さ
    れたスターラツプ(c)の所要数を、上記両主筋(a)
    (b)へ横方向から差し込むことにより、その両主筋
    (a)(b)への通し込み状態に保ち、 その後、上記鉄筋支持バー(40)に対する下側主筋
    (b)の結束状態を解いて落下させた上、その下側主筋
    (b)と上記上側主筋(a)をスターラツプ(c)へ結
    束して、 最後に、上記鉄筋支持バー(40)を昇降フツク(B)
    から取りはずすことを特徴とする梁鉄筋の組立工法。
  3. 【請求項3】下側主筋(b)をスターラツプ(c)と結
    束する際に、昇降フツク(B)を当初の停止位置から作
    業しやすい一定高さまで上昇させることを特徴とする請
    求項1又は2記載の梁鉄筋の組立工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102383608A (zh) * 2011-08-19 2012-03-21 中建三局第二建设工程有限责任公司 一种可重复使用的钢筋笼抬升装置
JP2018100589A (ja) * 2018-02-07 2018-06-28 東急建設株式会社 地組鉄筋施工方法
KR101959333B1 (ko) * 2018-05-04 2019-03-19 주식회사 에이스이엔씨 현장에서 철근조립체 세그먼트를 연결하여 철근조립체를 형성하는 psc 빔 제작방법
KR20220022273A (ko) * 2020-08-18 2022-02-25 선진정공 주식회사 콘크리트보 시공용 철근 조립 시스템

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