JPH09321042A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH09321042A
JPH09321042A JP13728296A JP13728296A JPH09321042A JP H09321042 A JPH09321042 A JP H09321042A JP 13728296 A JP13728296 A JP 13728296A JP 13728296 A JP13728296 A JP 13728296A JP H09321042 A JPH09321042 A JP H09321042A
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JP
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layer
wafer
integrated circuit
wiring
semiconductor integrated
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JP13728296A
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Hide Yamaguchi
日出 山口
Nobuo Owada
伸郎 大和田
Takeshi Fujiwara
剛 藤原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物の発生を抑制でき、製造歩留りを向上で
きる半導体集積回路装置およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 半導体基板またはSOI基板からなるウ
エハ1を用意し、ウエハ1を半導体集積回路装置のチッ
プ2を形成する領域であるチップ取得部3と、その周辺
のウエハ周辺部4とに区分けして、ウエハ1におけるウ
エハ周辺部4の表面に、酸化シリコン層などの保護層5
を形成した後に、その保護層5によってその下部の基板
からシリコンや他の材料などの異物が発生しない状態を
もって、ウエハ1におけるチップ取得部3に多層配線層
の配線層および層間絶縁層を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造方法に関し、特に、多層配線構造を有
する半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、半導体集積回路装置の製造
方法について検討した。以下は、本発明者によって検討
された技術であり、その概要は次のとおりである。
【0003】すなわち、半導体集積回路装置は、高集積
化と微細加工化が推進されており、それに伴い配線構造
も微細となり、優れた配線構造が要求されてきている。
【0004】半導体集積回路装置の多層配線層を形成す
る場合において、半導体素子が形成されている半導体基
板(ウエハ)の上に例えばアルミニウム層(膜とも称さ
れる場合があるが、本明細書では膜と称されるものも層
と称している)などの配線層を形成した後、その配線層
の表面にレジスト層を形成した後、リソグラフィ技術を
使用してそのレジスト層に配線パターンに対応するパタ
ーンを形成した後、レジスト層をエッチング用マスクと
して使用して、選択エッチング技術を使用して配線パタ
ーンを形成している。その後、配線層の上に例えば酸化
シリコン層などの層間絶縁層を形成した後、その層間絶
縁層の表面にレジスト層を形成した後、リソグラフィ技
術を使用してそのレジスト層に接続孔(スルーホール)
を有するパターンに対応するパターンを形成した後、レ
ジスト層をエッチング用マスクとして使用して、選択エ
ッチング技術を使用して接続孔を形成した層間絶縁層パ
ターンを形成している。次に、前述した配線パターンお
よび層間絶縁層パターンの製造工程を繰り返し行って多
層配線層を形成している。
【0005】一方、論理付きメモリLSI(Large Scal
e Integrated Circuit)の論理部には、主にゲートアレ
イ方式が採用されている。ゲートアレイはあらかじめ拡
散工程まで形成したマスタースライスを用意し、配線工
程での配線を用いた結線によって所望の回路を実現する
LSIであり、短期間で高集積の論理回路を開発するこ
とができる。
【0006】この場合、ゲートアレイ方式を採用した論
理付きメモリLSIにおいては、配線層数が多くなれば
なるほど素子密度を高めることができて性能が向上する
ので、層数を増した配線の多層化技術の開発が行われて
おり、例えばすでに、6層配線を有する論理付きメモリ
LSIが実用化されている。
【0007】なお、半導体集積回路装置における配線層
の形成技術について記載されている文献としては、例え
ば平成元年11月2日、(株)プレスジャーナル発行の
「’90最新半導体プロセス技術」p267〜p273
に記載されているものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した多
層配線層を有する半導体集積回路装置の製造方法には、
以下に述べるような種々の問題点があることを本発明者
は見い出した。
【0009】(1).6層配線を有する論理付きメモリ
LSIでは、その製造工程におけるウエハ処理におい
て、ウエハ周辺の構造は何ら制御がなく、したがって、
下地に存在する層が、以降の製造工程のドライエッチン
グ工程において削れて、異物の発生源となり、製造歩留
りを向上させる上での限界となっている。
【0010】(2).ウエハ周辺では様々な製造工程に
おいて、ドライエッチング装置におけるウエハを固定す
る際に局所クランプを適用しており、その状態でドライ
エッチングを行っていることによって、例えば層間絶縁
層に接続孔を形成する際のドライエッチング工程などの
場合、ウエハ周辺ではウエハそのもののシリコンが多く
露出する構造となっている。したがって、配線層の製造
工程においても、この下地のウエハにおけるシリコンが
ドライエッチング工程で掘れてしまい、それが異物化
し、しかも洗浄工程でウエハ本体上にその異物が付着す
ることによって、製造歩留りを低下させている。
【0011】本発明の目的は、異物の発生を抑制でき、
製造歩留りを向上できる半導体集積回路装置およびその
製造方法を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0014】すなわち、(1).本発明の半導体集積回
路装置は、複数の半導体素子が形成されている半導体基
板またはSOI(Silicon On Insulator)基板と、その
基板の上に、リソグラフィ技術と選択エッチング技術と
を用いてパターン化されている配線層または層間絶縁層
などの層とを有し、その層の中にその層の下層の材料お
よび基板におけるシリコンからなる異物が含まれていな
いものである。
【0015】(2).本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、半導体基板またはSOI基板からなるウエハ
を用意し、ウエハを半導体集積回路装置のチップを形成
する領域であるチップ取得部と、その周辺のウエハ周辺
部とに区分けして、ウエハにおけるウエハ周辺部の表面
に、酸化シリコン層などの保護層を形成した後に、その
保護層によってその下部の基板からシリコンなどの異物
が発生しない状態をもって、ウエハにおけるチップ取得
部に多層配線層の配線層および層間絶縁層を形成するも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の製造工程中のウエハ
を示す平面図である。図2は、図1におけるA−A矢視
断面を拡大して示す拡大断面図である。図1および図2
を用いて、本発明の半導体集積回路装置およびその製造
方法を具体的に説明する。
【0018】本実施の形態の半導体集積回路装置の製造
方法は、例えばp型のシリコン単結晶などからなる半導
体基板からなるウエハ1を用意し、ウエハ1を例えばL
SIチップなどのチップ2を形成する領域であるチップ
取得部3と、その周辺のウエハ周辺部4とに区分けし
て、ウエハ1におけるウエハ周辺部4の表面に、酸化シ
リコン層などの保護層5を形成する。
【0019】保護層5は、酸化シリコン層または窒化シ
リコン層などの絶縁層をCVD(Chemical Vapor Depos
ition )法を用いてウエハ1の表面に堆積した後、リソ
グラフィ技術と選択エッチング技術とを用いてウエハ1
におけるウエハ周辺部4に保護層5としてのパターンを
形成する。また、保護層5は、後述するようにウエハ周
辺部4のウエハ1から異物が発生するのを防止するため
の絶縁層であり、ウエハ1と接着性がよく、それ自身か
ら異物が発生しない絶縁層である酸化シリコン層がよ
く、窒化シリコン層の場合には、ウエハ1と窒化シリコ
ン層との間に酸化シリコン層などを介在させた態様を採
用することによって、保護層5としての窒化シリコン層
とウエハ1との接着性などが優れたものにすることがで
きる。
【0020】次に、ウエハ処理を用いて、ウエハ1にお
けるチップ取得部3に、MOSFETなどの半導体素子
を複数個形成した後、そのウエハ1におけるチップ取得
部3の上に多層配線層の配線層と層間絶縁層とを形成す
る。
【0021】この場合、例えば多層配線層の配線層を形
成する際に、その配線層のパターンをリソグラフィ技術
と選択エッチング技術とを用いて形成する際に、ウエハ
1におけるウエハ周辺部4に設けられている保護層5の
上に形成されている配線層を取り除いている。
【0022】また、例えば層間絶縁層を形成する際に、
その層間絶縁層のパターンをリソグラフィ技術と選択エ
ッチング技術とを用いて形成する際に、ウエハ1におけ
るウエハ周辺部4に設けられている保護層5の上に形成
されている層間絶縁層は、取り除かれないようにレジス
ト層で保護されている。
【0023】本実施の形態の半導体集積回路装置の製造
方法は、ウエハ1におけるウエハ周辺部4の表面に、酸
化シリコン層などの保護層5を形成して、その保護層5
によって、その下部であるウエハ(半導体基板)1を保
護しており、ウエハ周辺部4におけるウエハ1からその
材料であるシリコンからなる異物が外部に出てくるのを
防止している。また、ウエハ1におけるウエハ周辺部4
の表面に酸化シリコン層などの保護層5を形成した後
に、配線層および層間絶縁層などのパターンを形成する
ためのリソグラフィ技術と選択エッチング技術とを行っ
ていることにより、ドライエッチングなどの選択エッチ
ングを行う際に、ウエハ周辺部4におけるウエハ1がエ
ッチングされるのを保護層5によって防止しているの
で、それらのエッチングによってウエハ周辺部4におけ
るウエハ1が削られることがなく、その領域のウエハ1
がエッチングされて、そこから異物が発生するのを防止
している。
【0024】また、本実施の形態の半導体集積回路装置
の製造方法は、多層配線層の配線層などの種々の層のパ
ターンをリソグラフィ技術と選択エッチング技術とを用
いて形成する際に、ウエハ1におけるウエハ周辺部4に
設けられている保護層5の上に形成されている配線層な
どの種々の層を取り除いていることにより、ウエハ周辺
部4における保護層5の上には配線層などの種々の層が
取り除かれているので、ウエハ周辺部4から配線層など
の種々の層の材料からなる異物の発生を防止している。
【0025】したがって、本実施の形態の半導体集積回
路装置の製造方法によれば、ウエハ1におけるウエハ周
辺部4の表面に、酸化シリコン層などの保護層5を形成
していることによって、ウエハ1におけるチップ取得部
3に多層配線層の配線層などの種々の層のパターンをリ
ソグラフィ技術と選択エッチング技術とを用いて形成す
るなどのウエハ処理の際に、ウエハ周辺部4におけるウ
エハ1からシリコンからなる異物が発生するのを防止で
きると共にウエハ周辺部4から配線層などの種々の層の
材料からなる異物の発生を防止できるので、ウエハ1に
おけるチップ取得部3に配線層などの種々の層を形成す
る際に、ウエハ周辺部4からシリコンや配線層材料など
の異物がそれらの配線層などの種々の層に添加されるこ
とが防止できる。
【0026】その結果、配線層などの種々の層にはその
下層の材料およびウエハ1の材料であるシリコンからな
る異物が添加されることがないので、配線層などの種々
の層にはその下層の材料およびウエハ1の材料であるシ
リコンからなる異物が含まれていない半導体集積回路装
置を製作することができる。また、本実施の形態の半導
体集積回路装置の製造方法によれば、異物によって不良
が発生するのを防止できるので、電気的特性および信頼
性の高い配線層などの種々の層を形成できると共に製造
歩留りを向上することができる。
【0027】本実施の形態の半導体集積回路装置の製造
方法は、ウエハ周辺部4のウエハ1を保護層5によって
保護した状態で、半導体集積回路装置を製造するための
種々の製造工程を行って、ウエハ周辺部4からシリコン
などの異物の発生を防止しているものであることによっ
て、ウエハ周辺部4に保護層5を形成する工程はウエハ
処理における種々の製造工程の前製造工程をもって行う
ことができる。例えば、多層配線層の1層目の配線層を
形成する前に、保護層5をウエハ周辺部4に形成する態
様とすることができる。この場合、1層目の配線層を形
成する前のウエハ処理においてはウエハ周辺部4からシ
リコンなどの異物が発生する現象が設計仕様に応じて少
ない場合があるので、ウエハ周辺部4に保護層5を形成
していなくてもよいケースがある。しかしながら、多層
配線層における配線層および層間絶縁層の形成の際にド
ライエッチングを過剰に行う必要性からウエハ周辺部4
からシリコンなどの異物が発生する現象が一般的に顕著
に出てくるので、多層配線層の1層目の配線層を形成す
る前に、保護層5をウエハ周辺部4に形成して、異物の
発生を防止する態様としているものである。
【0028】また、本実施の形態の半導体集積回路装置
の製造方法は、ウエハ周辺部4のウエハ1を保護層5に
よって保護した状態で、半導体集積回路装置を製造する
ための種々の製造工程を行って、ウエハ周辺部4からシ
リコンなどの異物の発生を防止しているものであること
によって、多層配線層における層間絶縁層の形成の際に
保護層5がエッチングされて取り除かれないように、レ
ジスト層6によって保護層5を被覆する態様としている
(図3)。レジスト層6は、リソグラフィ技術と選択エ
ッチング技術を用いて配線層または層間絶縁層などの層
のパターンを形成する際のエッチング用マスクとして使
用されているレジスト層6を使用することができる。そ
の場合、チップ取得部3のエッチング用マスクとしての
レジスト層6のパターンを形成する場合、ウエハ裏面か
らのバックリンスのみでウエハ裏面に回り込んだレジス
ト層6を取り除くことによって、ウエハ周辺部4におけ
るレジスト層6は取り除かれることなく残存させること
ができる態様を採用することができる。
【0029】また、本実施の形態の半導体集積回路装置
の製造方法は、ウエハ周辺部4のウエハ1を保護層5に
よって保護した状態で、半導体集積回路装置を製造する
ための種々の製造工程を行っているが、ウエハ周辺部4
から配線層材料の異物が発生することを防止するため
に、ウエハ周辺部4の配線層を除去する態様とされてい
る。この場合、ウエハ周辺部の配線層が除去できるよう
に、この領域のレジスト層6を予め除去して加工する場
合、レジスト層6の領域が小さくなる結果、ウエハ周辺
部4近傍のチップ取得部3におけるドライエッチング時
の配線層加工特性に異常が発生する場合には、チップ取
得部3から約3mm程度離れた領域のウエハ周辺部4に
レジスト層6を被覆する態様とすればよい。
【0030】さらに、多層配線層における配線層および
層間絶縁層の形成の際に保護層5がエッチングされて取
り除かれないように、ドライエッチング装置などのエッ
チング装置におけるウエハ台7に設置されているクラン
プ8を保護層5あるいは加工対象層の全面に装着した状
態において、配線層などの層のパターンを形成するため
の選択エッチングを行う態様を採用することができる
(図4)。
【0031】(実施の形態2)図5は、本発明の他の実
施の形態である半導体集積回路装置を示す概略断面図で
ある。同図を用いて、本発明の半導体集積回路装置およ
びその製造方法を具体的に説明する。
【0032】本実施の形態の半導体集積回路装置の製造
方法は、前述した実施の形態1と同様に、例えばp型の
シリコン単結晶などからなる半導体基板からなるウエハ
を用意し、ウエハを例えばLSIチップなどのチップを
形成する領域であるチップ取得部と、その周辺のウエハ
周辺部とに区分けして、ウエハにおけるウエハ周辺部の
表面に、酸化シリコン層などの保護層を形成し、ウエハ
周辺部のウエハを保護層によって保護した状態で、半導
体集積回路装置を製造するための種々の製造工程を行っ
て、ウエハ周辺部からシリコンなどの異物の発生を防止
しているものである。
【0033】本実施の形態の半導体集積回路装置は、論
理付きメモリLSIであり、p型の単結晶シリコンから
なる半導体基板101aを主体として構成されている。
この半導体基板101aの主面上にはn型エピタキシャ
ル層103が積層されており、さらに、半導体基板10
1aの主面には活性領域(素子形成領域)が設けられて
いる。半導体基板101aの裏面は、酸化シリコン層1
01cおよび支持基板101bで構成されている。
【0034】活性領域には半導体基板101aとn型エ
ピタキシャル層103との間に埋め込み型のn型半導体
領域102が形成されている。前記活性領域は素子分離
領域によって周囲の他の活性領域と電気的に分離されて
いる。素子分離領域は主に素子間分離絶縁層(例えば、
酸化シリコン層)104および105で構成されてい
る。この素子分離を形成する時に、ウエハ周辺部素子の
シリコンをも深くまた凹凸を伴って削ってしまうため、
エッチング装置におけるクランプをウエハ全周に渡って
用い、周辺での凹凸発生を防止している。
【0035】前記活性領域にはバイポーラトランジスタ
が形成されている。このバイポーラトランジスタはn型
コレクタ領域、p型ベース領域、n型エミッタ領域のそ
れぞれを順次配列した縦構造で構成されている。
【0036】n型コレクタ領域はn型エピタキシャル層
103、埋め込み型のn型半導体領域102およびコレ
クタ電位引き上げ用n型半導体領域106で構成されて
いる。p型ベース領域はグラフトベース領域であるp型
半導体領域107および真性ベース領域であるp型半導
体領域108で構成されている。n型エミッタ領域はn
型半導体領域109で構成されている。
【0037】前記コレクタ電位引き上げ用n型半導体領
域106には、コレクタ開口部104aを通してタング
ステン配線(以下W配線と略す)115aが接続されて
いる。
【0038】p型ベース領域であるp型半導体領域10
7には、ベース開口部104bを通してベース引き出し
用電極110の一端が接続されている。ベース引き出し
用電極110の他端には、絶縁層112aおよび112
bに形成された接続孔113を通してW配線115bが
形成されている。
【0039】n型エミッタ領域であるn型半導体領域1
09には、エミッタ開口部104cを通してエミッタ引
き出し用電極111が接続されている。エミッタ引き出
し用電極111は絶縁層112aに形成された接続孔1
14を通してW配線115cと電気的に接続されてい
る。なお、エミッタ引き出し電極111はn型不純物
(AsまたはP)が導入された多結晶シリコンで形成さ
れている。
【0040】前記W配線115a、115bおよび11
5cは第1層配線の製造工程で形成されている。これら
W配線115a、115bおよび115cは、スパッタ
リング法でタングステン層を半導体基板101a上に0.
2μm堆積した後、引き続いて、同一装置内でCVD法
でタングステン層を0.2μm堆積して形成する。
【0041】スパッタリング法で堆積したタングステン
層は、CVD法で堆積したタングステン層と下層の絶縁
層との間の接着層としての役目を担っており、また、C
VD法で堆積したタングステン層は、高いアスペクト比
を有する接続孔に対して、良好な被覆性を有している。
また、このW配線は、ウエハ周辺部に残す必要がないた
めに、本体チップ以外の領域のレジストを除去し、この
まま加工している。
【0042】W配線115a、115bおよび115c
は第1の層間絶縁層116、117および118で覆わ
れている。第1の層間絶縁層116はCVD法によって
形成された酸化シリコン層であり、良好な被覆性を持っ
て、W配線115a〜115cを覆っている。
【0043】第1の層間絶縁層117は、第1の層間絶
縁層116に生じた凹部を埋め込み、第1の層間絶縁層
116の表面を平坦化するために設けられている。すな
わち、酸化シリコン層を第1の層間絶縁層116上に塗
布(Spin On Glass ;SOG)法により堆積し、これを
エッチバックすることにより、第2の層間絶縁層116
に生じた凹部に第1の層間絶縁層117を埋め込んでい
る。
【0044】第1の層間絶縁層118は、配線の層間耐
圧を確保するために設けられており、CVD法によって
形成された酸化シリコン層である。
【0045】第1の層間絶縁層116の厚さは約0.4μ
m、塗布法によって堆積された第1の層間絶縁層117
の厚さは約0.4μm、エッチバックの厚さは約0.40μ
m、第1の層間絶縁層118の厚さは約0.9μmであ
る。
【0046】第1の層間絶縁層116、117および1
18上には、第2層配線の製造工程で形成されるタング
ステン/アルミニウム/タングステン積層配線(以下W
/Al/W積層配線と略す)120が形成されている。
W/Al/W積層配線120は、第1の層間絶縁層11
6および118に形成された接続孔119を通して第1
層配線であるW配線115a〜115cと接続してい
る。この接続孔119はほぼ垂直に加工されており、接
続孔119の孔径は0.6μm、アスペクト比は2.0であ
る。なお、この接続孔形成時に、レジスト塗布時にバッ
クリンスのみとすることによりウエハ周辺部にまでレジ
ストを残し、ウエハ周辺部の層間絶縁層を残し、ウエハ
周辺部での下地シリコンを露出させないようにしてい
る。
【0047】W/Al/W積層配線120を形成する直
前には、不活性ガス雰囲気中においてスパッタエッチン
グ処理が施される。このスパッタエッチング処理は第1
層配線であるW配線115a〜115cの表面に形成さ
れる絶縁物質(例えば酸化タングステン)を除去する目
的で行われる。
【0048】なお、スパッタエッチング処理に際し、接
続孔119の側壁を成す第1の層間絶縁層116および
118を荷電粒子で叩くことによって、絶縁物質がW配
線115a〜115cの表面に再び付着することを低減
するために、接続孔119の形状は垂直に形成すること
が望ましい。
【0049】W/Al/W積層配線120を構成する下
層のタングステン層は、スパッタリング法とCVD法と
の連続処理で成層され、下地の第1の層間絶縁層116
および118に対して良好な接着性を有し、かつ、高い
アスペクト比の接続孔119に対して良好な被覆性を有
している。
【0050】また、中間層のアルミニウム層は、アルミ
ニウム単層層、あるいは、シリコン(Si)、Cu、ま
たはSiとCuの両者を含有するアルミニウム合金層で
あり、配線の抵抗を下げるために用いられている。アル
ミニウム合金層中のCuの濃度は3.0%以下であり、C
uは配線のエレクトロマイグレーションを低減する効果
がある。上層のタングステン層は、フォトリソグラフィ
工程における配線の表面からの露光光の反射を抑制する
効果がある。
【0051】W/Al/W積層配線120を構成する下
層のタングステン層は、スパッタリング法で堆積された
厚さ0.05μmのタングステン層とCVD法で堆積され
た0.15μmのタングステン層で構成されており、中間
層のアルミニウム層の厚さは0.6μm、上層のタングス
テン層の厚さは0.10μmである。
【0052】なお、W/Al/W積層配線120下に位
置する第1の層間絶縁層116、117および118の
表面が平坦であり、また、上層に低反射層であるタング
ステン層を採用しているので、W/Al/W積層配線1
20を加工するリソグラフィ工程において、定在波効果
が抑えられ、単層レジストを用いることが可能となる。
この工程においても、W/Al/W配線はウエハ周辺部
に不要であるため、ウエハ周辺のレジストを除去し、ウ
エハ周辺のW/Al/W層を除去する。
【0053】W/Al/W積層配線120は第2の層間
絶縁層121、122および123で覆われている。第
2の層間絶縁層121は、第1層配線であるW配線11
5a〜115c上に形成された第1の層間絶縁層116
と同様に、CVD法によって形成された酸化シリコン層
であり、良好な被覆性を持って、W/Al/W積層配線
120を覆っている。
【0054】第2の層間絶縁層122は、第2の層間絶
縁層121に生じた凹部を埋め込み、第2の層間絶縁層
121の表面を平坦化するために設けられている。すな
わち、酸化シリコン層を塗布法により第2の層間絶縁層
121上に堆積し、これをエッチバックすることによっ
て、第2の層間絶縁層121に生じた凹部に第2の層間
絶縁層122を埋め込んでいる。
【0055】第2の層間絶縁層123は、配線の層間耐
圧を確保するために設けられており、CVD法によって
形成された酸化シリコン層である。
【0056】第2の層間絶縁層121の厚さは約0.6μ
m、塗布法によって堆積された第2の層間絶縁層122
の厚さは約0.55μm、エッチバックの厚さは約0.6μ
m、第2の層間絶縁層123の厚さは約0.9μmであ
る。
【0057】第2の層間絶縁層121、122および1
23上には、第3層配線の製造工程で形成されるW/A
l/W積層配線124が形成されている。W/Al/W
積層配線124は、第2の層間絶縁層121および12
3に形成された接続孔125を通して第2層配線である
W/Al/W積層配線120と接続している。この接続
孔125はほぼ垂直に加工されている。この接続孔形成
時に、レジスト塗布時にバックリンスのみとすることに
よりウエハ表面のウエハ周辺部のレジスト層を残し、下
地の掘れを防止する。
【0058】W/Al/W積層配線124は、第2層配
線であるW/Al/W積層配線120と同じ方法で形成
される。また、W/Al/W積層配線124を形成する
直前には、不活性ガス雰囲気中において、第2層配線で
あるW/Al/W積層配線120の形成時と同様に、ス
パッタエッチング処理が施される。
【0059】ところで、接続孔125を開孔する際に、
第2層配線であるW/Al/W積層配線120を構成す
る上層のタングステン層がエッチングされて、中間層の
アルミニウム層が露出することがある。
【0060】このアルミニウム層が露出した状態で、第
3層配線であるW/Al/W積層配線124を形成する
と、W/Al/W積層配線124を構成する下層のスパ
ッタリング法で堆積されたタングステン層の被着性が悪
い場合、スパッタリング法に続いてCVD法で下層のタ
ングステン層を形成する際に用いられるガス(WF6
と、露出した前記アルミニウム層とが反応して、AlF
3 が生成され、第2層配線と第3層配線の間で導通不良
が生じることがある。
【0061】従って、第3層配線であるW/Al/W積
層配線124を構成する下層のスパッタリング法で形成
されるタングステン層の層厚を厚くするか、もしくは上
層のタングステン層の層厚を厚くするかして、接続孔1
25の底部での被着性を高め、前記導通不良を防いでい
る。
【0062】W/Al/W積層配線124の下層を構成
するタングステン層は、スパッタリング法で堆積された
0.05μmのタングステン層とCVD法で堆積された0.
15μmのタングステン層で構成されており、中間層の
アルミニウム層の厚さは0.6μm、上層のタングステン
層の厚さは0.10μmである。また、W/Al/W層は
ウエハ周辺には不要であるため、この部分のレジスト層
を除去し加工する。
【0063】以上、第3層配線であるW/Al/W積層
配線124を形成するまでの製造工程を述べたが、第3
層配線よりも上層に形成される第4層配線および第5層
配線は、第3層配線であるW/Al/W積層配線124
と同様に形成される。
【0064】また、第3層配線と第4層配線の間に位置
する第3の層間絶縁層126、127および128、な
らびに第4層配線と第5層配線の間に位置する第4の層
間絶縁層131、132および133は、第2の層間絶
縁層121、122および123と同様に形成される。
第4層配線であるW/Al/W積層配線129は、第3
の層間絶縁層126,127,128に形成された接続
孔130を通して第3層配線であるW/Al/W積層配
線124と接続している。
【0065】第5層配線であるW/Al/W積層配線1
34は第5の層間絶縁層136、137および138で
覆われている。W/Al/W積層配線134は、第4の
層間絶縁層131,132,133に形成された接続孔
135を通してW/Al積層配線129と接続してい
る。第5の層間絶縁層136、137および138も第
2の層間絶縁層121、122および123と同じ方法
で形成される。
【0066】第5の層間絶縁層136の厚さは約0.6μ
m、塗布法によって堆積された第5の層間絶縁層137
の厚さは約0.55μm、エッチバックの厚さは約0.6μ
m、第5の層間絶縁層138の厚さは約1.2μmであ
る。
【0067】第5の層間絶縁層136、137および1
38上には、第6層配線の製造工程で形成される電源配
線であるアルミニウム配線(以下Al配線と略す)13
9が形成されている。Al配線139は、第5の層間絶
縁層136および138に形成された接続孔140を通
して第5層配線であるW/Al/W積層配線134と接
続している。この接続孔140の寸法は1.5×3.0μ
m、アスペクト比は1.0である。この接続孔形成時にお
いても、ウエハ周辺までレジスト層を残しウエハ周辺部
での下地削れを防止している。
【0068】接続孔140はRIE(Reactive Ion Etc
hing)を用いたドライエッチング法、またはウエットエ
ッチング法とRIEドライエッチング法によって形成さ
れる。Al配線139を形成する直前には、不活性ガス
雰囲気中において、スパッタエッチング処理が施され
る。Al配線139の厚さは1.0〜2.0μmである。な
お、第6層配線にはCu配線を用いてもよい。
【0069】第6層配線であるAl配線139上にはフ
ァイナルパッシベーション層141および142が形成
されている。ファイナルパッシベーション層141は、
例えば室化シリコン層で形成されており、ファイナルパ
ッシベーション層142は酸化シリコン層で形成されて
いる。
【0070】ファイナルパッシベーション層141およ
び142上には、外部端子用引き出し配線としてのBL
M(Ball Limiting Metallurgy)層143がスパッタリ
ング法によって形成されている。BLM層143は、ク
ロム(Cr)、ニッケル(Ni)またはCuおよび金
(Au)を順次積層した構造となっており、BLM層1
43上に、外部端子(ボンディングパッド)144が形
成される。
【0071】BLM層143と第6層配線であるAl配
線139との接続は、接続孔145を通して行われる。
接続孔145は、ドライエッチング法でファイナルパッ
シベーション層141および142に角度をつけて加工
する、あるいは、ファイナルパッシベーション層141
の上面までをウエットエッチングで除去して、その後、
ファイナルパッシベーション層141をドライエッチン
グで加工して形成される。
【0072】このような方法で接続孔145を形成する
ことにより、接続孔145内のBLM層143の被着不
良を防止することができる。
【0073】なお、本実施の形態の半導体集積回路装置
の多層配線構造とその諸効果は、本発明者が発明した先
願である特願平7−175681号の明細書に記載され
ているので、本明細書ではその詳細な説明を省略する。
【0074】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0075】たとえば、前述した実施の形態2では、6
層配線の論理付きメモリLSIに適用した場合について
説明したが、6層以外の様々な多層配線層などを有する
種々の態様の半導体集積回路装置およびその製造方法に
も適用できる。
【0076】また、本発明は、例えばp型のシリコン単
結晶などからなる半導体基板に半導体素子としてMOS
FETを形成した態様以外に、半導体基板にCMOSF
ET、バイポーラトランジスタ、容量素子などの種々の
半導体素子を形成した態様を採用することができる。ま
た、半導体素子を形成する基板としては、半導体基板と
は別の基板であるSOI構造の絶縁性領域の上にシリコ
ンの単結晶などの半導体領域が形成されているSOI基
板を用いることができる。
【0077】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0078】(1).本発明の半導体集積回路装置の製
造方法によれば、ウエハにおけるウエハ周辺部の表面
に、酸化シリコン層などの保護層を形成していることに
よって、ウエハにおけるチップ取得部に多層配線層の配
線層などの種々の層のパターンをリソグラフィ技術と選
択エッチング技術とを用いて形成するなどのウエハ処理
の際に、ウエハ周辺部におけるウエハからシリコンから
なる異物が発生するのを防止できると共にウエハ周辺部
から配線層などの種々の層の材料からなる異物の発生を
防止できるので、ウエハにおけるチップ取得部に配線層
などの種々の層を形成する際に、ウエハ周辺部からシリ
コンや種々の層の材料などの異物がそれらの配線層など
の種々の層に添加されることが防止できる。
【0079】したがって、配線層などの種々の層にはそ
の下層の材料およびウエハの材料であるシリコンからな
る異物が添加されることがないので、配線層などの種々
の層にはその下層の材料およびウエハの材料であるシリ
コンからなる異物が含まれていない半導体集積回路装置
を製作することができる。
【0080】(2).本発明の半導体集積回路装置の製
造方法によれば、異物によって不良が発生するのを防止
できるので、電気的特性および信頼性の高い配線層など
の種々の層を形成できると共に製造歩留りを向上するこ
とができる。
【0081】(3).本発明の半導体集積回路装置の製
造方法によれば、ウエハ周辺部のウエハを保護層によっ
て保護した状態で、半導体集積回路装置を製造するため
の種々の製造工程を行って、ウエハ周辺部からシリコン
などの異物の発生を防止しているものであることによっ
て、ウエハ周辺部に保護層を形成する工程はウエハ処理
における種々の製造工程の前製造工程をもって行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程中のウエハを示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視断面を拡大して示す拡
大断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程中のウエハ周辺部を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程中のウエハ周辺部を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態である半導体集積回路
装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 チップ 3 チップ取得部 4 ウエハ周辺部 5 保護層 6 レジスト層 7 ウエハ台 8 クランプ 101a 半導体基板 101b 支持基板 101c 酸化シリコン層 102 埋め込み型のn型半導体領域 103 n型エピタキシャル層 104 素子間分離絶縁層 104a コレクタ開口部 104b ベース開口部 104c エミッタ開口部 105 素子間分離絶縁層 106 コレクタ電位引き上げ用n型半導体領域 107 p型半導体領域 108 p型半導体領域 109 n型半導体領域 110 ベース引き出し用電極 111 エミッタ引き出し用電極 112a 絶縁層 112b 絶縁層 113 接続孔 114 接続孔 115a タングステン配線 115b タングステン配線 115c タングステン配線 116 第1の層間絶縁層 117 第1の層間絶縁層 118 第1の層間絶縁層 119 接続孔 120 タングステン/アルミニウム/タングステン積
層配線 121 第2の層間絶縁層 122 第2の層間絶縁層 123 第2の層間絶縁層 124 タングステン/アルミニウム/タングステン積
層配線 125 接続孔 126 第3の層間絶縁層 127 第3の層間絶縁層 128 第3の層間絶縁層 129 タングステン/アルミニウム/タングステン積
層配線 130 接続孔 131 第4の層間絶縁層 132 第4の層間絶縁層 133 第4の層間絶縁層 134 タングステン/アルミニウム/タングステン積
層配線 135 接続孔 136 第5の層間絶縁層 137 第5の層間絶縁層 138 第5の層間絶縁層 139 アルミニウム配線 140 接続孔 141 ファイナルパッシベーション層 142 ファイナルパッシベーション層 143 BLM層 144 外部端子(ボンディングパッド) 145 接続孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体素子が形成されている基板
    と、前記基板の上に、リソグラフィ技術と選択エッチン
    グ技術とを用いてパターン化されている層とを有し、前
    記層の中にその層の下層の材料および前記基板における
    シリコンからなる異物が含まれていないことを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記層は、配線層または層間絶縁層であることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置であって、前記異物は、基板の半導体領域の材料で
    あるシリコン、配線層、ゲートあるいはキャパシタの材
    料である導電体または層間絶縁層の材料である絶縁体で
    あることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 基板からなるウエハを用意し、前記ウエ
    ハを半導体集積回路装置のチップを形成する領域である
    チップ取得部と、その周辺のウエハ周辺部とに区分けし
    て、前記ウエハにおけるウエハ周辺部の表面に、保護層
    を形成する工程を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記保護層は、酸化シリコン層または
    窒化シリコン層を用いることを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の半導体集積回路
    装置の製造方法であって、前記保護層の形成工程は、前
    記ウエハにおけるチップ取得部にウエハ処理を用いて複
    数の半導体素子を形成する工程の前に行うか、または前
    記ウエハにおけるチップ取得部にウエハ処理を用いて複
    数の半導体素子を形成する工程の後であって、前記ウエ
    ハにおけるチップ取得部に多層配線層の配線層および層
    間絶縁層を形成する工程の前に行うことを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法であって、前記ウエハにお
    けるチップ取得部にリソグラフィ技術と選択エッチング
    技術とを用いて層のパターンを形成する工程を有し、前
    記層のパターンを形成する際に、前記ウエハにおけるウ
    エハ周辺部の保護層の上の層を取り除くことを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法であって、前記ウエハにお
    けるチップ取得部にリソグラフィ技術と選択エッチング
    技術とを用いて層のパターンを形成する工程を有し、前
    記層のパターンを形成する際に、前記ウエハにおけるウ
    エハ周辺部の保護層がエッチング防止されていることを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記保護層のエッチング防止を行うに
    は、前記保護層の表面にレジスト層を形成した状態また
    はエッチング装置におけるクランプを前記保護層また
    は、加工対象層の全面に装着した状態において、前記層
    のパターンを形成するための選択エッチングを行ってい
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11901185B2 (en) 2021-03-18 2024-02-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Etching method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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