JPH09321041A - 半導体装置の保護膜とその形成方法 - Google Patents
半導体装置の保護膜とその形成方法Info
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- JPH09321041A JPH09321041A JP13324496A JP13324496A JPH09321041A JP H09321041 A JPH09321041 A JP H09321041A JP 13324496 A JP13324496 A JP 13324496A JP 13324496 A JP13324496 A JP 13324496A JP H09321041 A JPH09321041 A JP H09321041A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 GaAs基板やInP基板等の半導体基板の
表面に形成することができ、従来例に比較して、不純物
が少なくかつ半導体と良好な界面を有する半導体装置の
保護膜と、その形成方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板上に形成された非晶質酸化ガ
リウム膜又は非晶質窒化ガリウム膜からなる半導体装置
の保護膜であって、10-7Torr以下の真空中で、蒸
発させた金属ガリウム分子を基板温度が200℃以下に
なるように設定された半導体基板上に堆積させることに
より形成された金属ガリウム膜を、酸化処理又は窒化処
理することにより形成する。
表面に形成することができ、従来例に比較して、不純物
が少なくかつ半導体と良好な界面を有する半導体装置の
保護膜と、その形成方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板上に形成された非晶質酸化ガ
リウム膜又は非晶質窒化ガリウム膜からなる半導体装置
の保護膜であって、10-7Torr以下の真空中で、蒸
発させた金属ガリウム分子を基板温度が200℃以下に
なるように設定された半導体基板上に堆積させることに
より形成された金属ガリウム膜を、酸化処理又は窒化処
理することにより形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に形
成された、例えば電界効果トランジスタなどの半導体装
置の保護膜と、その形成方法に関する。
成された、例えば電界効果トランジスタなどの半導体装
置の保護膜と、その形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、GaAs電界効果トランジスタ等
の保護膜として使用される非晶質酸化ガリウム膜は、G
aAs基板の表面を直接に酸化する方法と、非晶質酸化
ガリウムを真空蒸着する方法(例えば、M.Passl
ack et.al,“Insitu fabrica
ted Ga2O3−GaAs structuresw
ith low interface recombi
nation velocity”,Applied
Physics Letter,No.5,Vol.6
6,pp.625,1995年に記載されている。)と
のいずれかの方法によって形成されていた。また、Ga
As基板の表面を直接に酸化して非晶質酸化ガリウム膜
を形成する方法は、以下に示す5つの方法がよく知られ
ている。 (1)GaAs基板を超純水中で静水浸漬放置又は流水
浸漬放置する方法。 (2)GaAs基板を酸素雰囲気中で熱処理する方法。 (3)GaAs基板の表面を陽極酸化する方法。 (4)GaAs基板を大気中に放置する方法。 (5)GaAs基板の表面を酸素プラズマ処理する方
法。 これらの方法は、例えば、柴富等,“Surface
Passivationfor GaAs”,Inst
itute of Physics Conferen
ce Series,No.82,pp.185,19
86年に記載されている。
の保護膜として使用される非晶質酸化ガリウム膜は、G
aAs基板の表面を直接に酸化する方法と、非晶質酸化
ガリウムを真空蒸着する方法(例えば、M.Passl
ack et.al,“Insitu fabrica
ted Ga2O3−GaAs structuresw
ith low interface recombi
nation velocity”,Applied
Physics Letter,No.5,Vol.6
6,pp.625,1995年に記載されている。)と
のいずれかの方法によって形成されていた。また、Ga
As基板の表面を直接に酸化して非晶質酸化ガリウム膜
を形成する方法は、以下に示す5つの方法がよく知られ
ている。 (1)GaAs基板を超純水中で静水浸漬放置又は流水
浸漬放置する方法。 (2)GaAs基板を酸素雰囲気中で熱処理する方法。 (3)GaAs基板の表面を陽極酸化する方法。 (4)GaAs基板を大気中に放置する方法。 (5)GaAs基板の表面を酸素プラズマ処理する方
法。 これらの方法は、例えば、柴富等,“Surface
Passivationfor GaAs”,Inst
itute of Physics Conferen
ce Series,No.82,pp.185,19
86年に記載されている。
【0003】また、非晶質酸化ガリウム膜と同様にGa
As電界効果トランジスタ等の保護膜として使用される
非晶質窒化ガリウム膜は、GaAs基板を窒化処理する
方法やGaAs基板表面を窒素プラズマ処理する方法の
いずれかの方法により形成されていた。
As電界効果トランジスタ等の保護膜として使用される
非晶質窒化ガリウム膜は、GaAs基板を窒化処理する
方法やGaAs基板表面を窒素プラズマ処理する方法の
いずれかの方法により形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、GaAs基板
の表面を直接酸化して非晶質酸化ガリウム膜を形成する
方法は、酸化しようとする表面にガリウムを含む化合物
が露出していなければならず、例えばInP基板等のG
aAs基板以外の基板上には非晶質酸化ガリウム膜を形
成することができないという問題点があった。また、G
aAs基板上に形成された例えばAlInAs、InP
等のガリウムを含まない層が表面に露出している場合
は、たとえGaAs基板を用いた場合であっても非晶質
酸化ガリウム膜を形成することができないという問題点
があった。
の表面を直接酸化して非晶質酸化ガリウム膜を形成する
方法は、酸化しようとする表面にガリウムを含む化合物
が露出していなければならず、例えばInP基板等のG
aAs基板以外の基板上には非晶質酸化ガリウム膜を形
成することができないという問題点があった。また、G
aAs基板上に形成された例えばAlInAs、InP
等のガリウムを含まない層が表面に露出している場合
は、たとえGaAs基板を用いた場合であっても非晶質
酸化ガリウム膜を形成することができないという問題点
があった。
【0005】また、GaAs基板の表面を直接酸化する
場合、酸化処理の工程でガリウムとともに、ガリウムと
化合物をなすひ素も酸化され、酸化ひ素(As2O3,
As2O5)が形成される。このためにGaAs基板の
表面には酸化ひ素と非晶質酸化ガリウムとが混在した膜
が形成され、純粋な非晶質酸化ガリウム膜を形成するこ
とができないという問題点があった。
場合、酸化処理の工程でガリウムとともに、ガリウムと
化合物をなすひ素も酸化され、酸化ひ素(As2O3,
As2O5)が形成される。このためにGaAs基板の
表面には酸化ひ素と非晶質酸化ガリウムとが混在した膜
が形成され、純粋な非晶質酸化ガリウム膜を形成するこ
とができないという問題点があった。
【0006】さらに、GaAs基板の表面を直接酸化し
て非晶質酸化ガリウム膜を形成する方法のうち上述の
(1)乃至(4)の方法を用いた場合、酸化処理をする
とき又は酸化処理をする前にGaAs基板の表面が大気
中あるいは純水中にさらされるので、例えばエピタキシ
ャル成長によって形成された活性層の清浄な表面が汚染
されて、界面において界面準位の発生が少ない良好な非
晶質酸化ガリウム/半導体界面を形成することができな
いという問題点があった。また、上述の(5)の酸化プ
ラズマを用いる方法では、活性層の表面を酸素プラズマ
にさらすために活性層の表面に損傷を与えることになり
活性層の特性を損なうという問題点があった。
て非晶質酸化ガリウム膜を形成する方法のうち上述の
(1)乃至(4)の方法を用いた場合、酸化処理をする
とき又は酸化処理をする前にGaAs基板の表面が大気
中あるいは純水中にさらされるので、例えばエピタキシ
ャル成長によって形成された活性層の清浄な表面が汚染
されて、界面において界面準位の発生が少ない良好な非
晶質酸化ガリウム/半導体界面を形成することができな
いという問題点があった。また、上述の(5)の酸化プ
ラズマを用いる方法では、活性層の表面を酸素プラズマ
にさらすために活性層の表面に損傷を与えることになり
活性層の特性を損なうという問題点があった。
【0007】また、非晶質酸化ガリウムを真空蒸着する
方法は、基板を直接酸化する場合に比較すると用いるこ
とのできる基板に制限はないので、どのような基板の表
面にも非晶質酸化ガリウム膜を形成することができる。
しかし、非晶質酸化ガリウムは、蒸発し難く、蒸発させ
るためには電子ビーム蒸着装置を用い、かつガドリウム
ガリウムガーネット(分子式Gd3Ga5O12で表され、
GGGと略して呼ばれる。)等の化合物を用いる必要が
ある。これによって、蒸発させるために用いた電子ビー
ムが基板表面に損傷を与え、良好な非晶質酸化ガリウム
/半導体界面を形成することができないという問題点が
あった。また、蒸発源にガドリウムガリウムガーネット
を用いているために、Gd原子を不純物として含んだ非
晶質酸化ガリウム膜が形成され、純粋な非晶質酸化ガリ
ウム膜を形成することができないという問題点があっ
た。
方法は、基板を直接酸化する場合に比較すると用いるこ
とのできる基板に制限はないので、どのような基板の表
面にも非晶質酸化ガリウム膜を形成することができる。
しかし、非晶質酸化ガリウムは、蒸発し難く、蒸発させ
るためには電子ビーム蒸着装置を用い、かつガドリウム
ガリウムガーネット(分子式Gd3Ga5O12で表され、
GGGと略して呼ばれる。)等の化合物を用いる必要が
ある。これによって、蒸発させるために用いた電子ビー
ムが基板表面に損傷を与え、良好な非晶質酸化ガリウム
/半導体界面を形成することができないという問題点が
あった。また、蒸発源にガドリウムガリウムガーネット
を用いているために、Gd原子を不純物として含んだ非
晶質酸化ガリウム膜が形成され、純粋な非晶質酸化ガリ
ウム膜を形成することができないという問題点があっ
た。
【0008】また、GaAs基板の表面を直接窒化して
非晶質窒化ガリウム膜を形成する方法は、非晶質酸化ガ
リウム膜を形成する場合と同様に、窒化しようとする表
面にガリウムを含む化合物が露出していなければなら
ず、GaAs基板以外の基板上には非晶質窒化ガリウム
膜を形成することができないという問題点があった。ま
た、GaAs基板上にAlInAs、InP等のガリウ
ムを含まない層が形成されている場合には、非晶質窒化
ガリウム膜を形成することができないという問題点があ
った。
非晶質窒化ガリウム膜を形成する方法は、非晶質酸化ガ
リウム膜を形成する場合と同様に、窒化しようとする表
面にガリウムを含む化合物が露出していなければなら
ず、GaAs基板以外の基板上には非晶質窒化ガリウム
膜を形成することができないという問題点があった。ま
た、GaAs基板上にAlInAs、InP等のガリウ
ムを含まない層が形成されている場合には、非晶質窒化
ガリウム膜を形成することができないという問題点があ
った。
【0009】また、GaAs基板の表面を直接窒化する
場合、窒化処理の工程でガリウムとともに、ガリウムと
化合物をなすひ素も窒化され、GaAs基板の表面には
窒化ひ素と非晶質窒化ガリウムとが混在した膜が形成さ
れ、純粋な非晶質窒化ガリウム膜を形成することができ
ないという問題点があった。
場合、窒化処理の工程でガリウムとともに、ガリウムと
化合物をなすひ素も窒化され、GaAs基板の表面には
窒化ひ素と非晶質窒化ガリウムとが混在した膜が形成さ
れ、純粋な非晶質窒化ガリウム膜を形成することができ
ないという問題点があった。
【0010】さらに、GaAs基板の表面を直接窒化し
て非晶質窒化ガリウム膜を形成する方法は、窒化処理す
るとき又は窒化処理する前にGaAs基板の表面が大気
中にさらされるので、例えばエピタキシャル成長によっ
て形成された活性層の清浄な表面が汚染されて、良好な
非晶質窒化ガリウム/半導体界面を形成することができ
ないという問題点があった。
て非晶質窒化ガリウム膜を形成する方法は、窒化処理す
るとき又は窒化処理する前にGaAs基板の表面が大気
中にさらされるので、例えばエピタキシャル成長によっ
て形成された活性層の清浄な表面が汚染されて、良好な
非晶質窒化ガリウム/半導体界面を形成することができ
ないという問題点があった。
【0011】本発明の目的は、以上の問題点を解決し
て、GaAs基板やInP基板等の半導体基板の表面に
形成することができ、従来例に比較して、不純物が少な
くかつ半導体との間に良好な界面を形成することができ
る半導体装置の保護膜と、その形成方法を提供すること
にある。
て、GaAs基板やInP基板等の半導体基板の表面に
形成することができ、従来例に比較して、不純物が少な
くかつ半導体との間に良好な界面を形成することができ
る半導体装置の保護膜と、その形成方法を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の半導体装置の保護膜は、半導体基板上に形成された
金属ガリウム膜を酸化処理してなることを特徴とする。
載の半導体装置の保護膜は、半導体基板上に形成された
金属ガリウム膜を酸化処理してなることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る請求項2記載の半導体
装置の保護膜の形成方法は、半導体基板上に金属ガリウ
ム膜を形成することと、上記金属ガリウム膜を酸化処理
することとを含むことを特徴とする。
装置の保護膜の形成方法は、半導体基板上に金属ガリウ
ム膜を形成することと、上記金属ガリウム膜を酸化処理
することとを含むことを特徴とする。
【0014】さらに、請求項3記載の半導体装置の保護
膜の形成方法は、請求項2記載の半導体装置の保護膜の
形成方法において、上記金属ガリウム膜を形成すること
は、10-7Torr以下の真空中で、蒸発させた金属ガ
リウム分子を基板温度が20℃以上で200℃以下にな
るように設定された半導体基板上に堆積させることによ
り形成することを含むことを特徴とする。
膜の形成方法は、請求項2記載の半導体装置の保護膜の
形成方法において、上記金属ガリウム膜を形成すること
は、10-7Torr以下の真空中で、蒸発させた金属ガ
リウム分子を基板温度が20℃以上で200℃以下にな
るように設定された半導体基板上に堆積させることによ
り形成することを含むことを特徴とする。
【0015】本発明に係る請求項4記載の半導体装置の
保護膜は、半導体基板上に形成された金属ガリウム膜を
窒化処理してなることを特徴とする。
保護膜は、半導体基板上に形成された金属ガリウム膜を
窒化処理してなることを特徴とする。
【0016】本発明に係る請求項5記載の半導体装置の
保護膜の形成方法は、半導体基板上に金属ガリウム膜を
形成することと、上記金属ガリウム膜を窒化処理するこ
ととを含むことを特徴とする。
保護膜の形成方法は、半導体基板上に金属ガリウム膜を
形成することと、上記金属ガリウム膜を窒化処理するこ
ととを含むことを特徴とする。
【0017】また、請求項6記載の半導体装置の保護膜
の形成方法は、請求項5記載の半導体装置の保護膜の形
成方法において、上記金属ガリウム膜を形成すること
は、10-7Torr以下の真空中で、蒸発させた金属ガ
リウム分子を基板温度が20℃以上で200℃以下にな
るように設定された半導体基板上に堆積させることによ
り形成することを含むことを特徴とする。
の形成方法は、請求項5記載の半導体装置の保護膜の形
成方法において、上記金属ガリウム膜を形成すること
は、10-7Torr以下の真空中で、蒸発させた金属ガ
リウム分子を基板温度が20℃以上で200℃以下にな
るように設定された半導体基板上に堆積させることによ
り形成することを含むことを特徴とする。
【0018】
<第1の実施形態>図1は、本発明に係る第1の実施形
態である非晶質酸化ガリウム膜3を備えたの電界効果ト
ランジスタ21の縦断面図である。当該非晶質酸化ガリ
ウム膜3は、電界効果トランジスタ21において保護膜
として用いられ、半導体基板10の活性層1の上面に形
成された金属ガリウム膜2を酸化処理してなることを特
徴とする。
態である非晶質酸化ガリウム膜3を備えたの電界効果ト
ランジスタ21の縦断面図である。当該非晶質酸化ガリ
ウム膜3は、電界効果トランジスタ21において保護膜
として用いられ、半導体基板10の活性層1の上面に形
成された金属ガリウム膜2を酸化処理してなることを特
徴とする。
【0019】以下、図2乃至図6を参照して、図1の電
界効果トランジスタ21の製造方法について詳細に説明
する。電界効果トランジスタ21の製造方法においては
まず、図2に示すように、例えばGaAsからなる半導
体基板10の上面に、真空槽内でエピタキシャル成長さ
せることにより活性層1を形成する。次に、図3に示す
ように活性層1の上面に金属ガリウム膜2を好ましくは
20nm以上の厚さになるように形成する。ここで、金
属ガリウム膜2は、好ましくは10-7Torrより低い
圧力になるように減圧された真空槽内で、半導体基板1
0の基板温度を好ましくは−196℃から20℃の間の
所定の温度になるように設定し、蒸発させた金属ガリウ
ム分子を活性層1の上面に堆積させることにより形成さ
れる。第1の実施形態においては、金属ガリウム膜2を
形成する時の条件は上述のように設定したが、本発明は
これに限らず、半導体基板10の基板温度を−196℃
以下に設定してもよいし、20℃以上に設定してもよ
い。また、真空槽内の圧力は少なくとも10-5Torr
以下の圧力に減圧されていればよい。
界効果トランジスタ21の製造方法について詳細に説明
する。電界効果トランジスタ21の製造方法においては
まず、図2に示すように、例えばGaAsからなる半導
体基板10の上面に、真空槽内でエピタキシャル成長さ
せることにより活性層1を形成する。次に、図3に示す
ように活性層1の上面に金属ガリウム膜2を好ましくは
20nm以上の厚さになるように形成する。ここで、金
属ガリウム膜2は、好ましくは10-7Torrより低い
圧力になるように減圧された真空槽内で、半導体基板1
0の基板温度を好ましくは−196℃から20℃の間の
所定の温度になるように設定し、蒸発させた金属ガリウ
ム分子を活性層1の上面に堆積させることにより形成さ
れる。第1の実施形態においては、金属ガリウム膜2を
形成する時の条件は上述のように設定したが、本発明は
これに限らず、半導体基板10の基板温度を−196℃
以下に設定してもよいし、20℃以上に設定してもよ
い。また、真空槽内の圧力は少なくとも10-5Torr
以下の圧力に減圧されていればよい。
【0020】次に、酸素ガス圧が10-7Torr以上に
なるように真空層内に酸素ガスを注入、又は酸素分子線
を照射、あるいは酸素ラジカルビームを照射して、当該
真空層内において、半導体基板10を50℃から600
℃の間の所定の基板温度になるように設定して5分以上
放置することにより金属ガリウム膜2を酸化処理して、
図4に示すように活性層1上に非晶質酸化ガリウム膜3
を形成する。または、上述の方法に代えて、酸素圧力下
あるいは酸素ビーム下で金属ガリウム膜2を形成するよ
うにしてもよい。このようにすると、金属ガリウム膜の
形成中に非晶質酸化ガリウム膜3が形成される。ここ
で、図2の活性層1をエピタキシャル成長させる工程
と、図3の金属ガリウム膜2を形成する工程と、図4の
酸化処理をする工程は、同一の真空槽内でかつ各工程の
間で半導体基板10を当該真空槽から取り出すことなく
連続して行う。
なるように真空層内に酸素ガスを注入、又は酸素分子線
を照射、あるいは酸素ラジカルビームを照射して、当該
真空層内において、半導体基板10を50℃から600
℃の間の所定の基板温度になるように設定して5分以上
放置することにより金属ガリウム膜2を酸化処理して、
図4に示すように活性層1上に非晶質酸化ガリウム膜3
を形成する。または、上述の方法に代えて、酸素圧力下
あるいは酸素ビーム下で金属ガリウム膜2を形成するよ
うにしてもよい。このようにすると、金属ガリウム膜の
形成中に非晶質酸化ガリウム膜3が形成される。ここ
で、図2の活性層1をエピタキシャル成長させる工程
と、図3の金属ガリウム膜2を形成する工程と、図4の
酸化処理をする工程は、同一の真空槽内でかつ各工程の
間で半導体基板10を当該真空槽から取り出すことなく
連続して行う。
【0021】次に、図5に示すように非晶質ガリウム膜
3と活性層1の両端を除去して、電界効果トランジスタ
21の両側に隣接して形成される、例えば他の電界効果
トランジスタや受動素子等の他の素子(図示せず)と電
界効果トランジスタ21とを分離するための素子間分離
を行う。そして、図6に示すようにゲート電極11、ド
レイン電極12及びソース電極13を形成するためにそ
れらを形成する部分の非晶質酸化ガリウム膜3をエッチ
ングによって除去した後、活性層1上にゲート電極1
1、ドレイン電極12及びソース電極13を形成する。
ここで、ドレイン電極12とソース電極13はそれぞ
れ、ゲート電極11の両側にゲート電極11と所定の間
隔を隔てて形成される。そして最後に、例えば、窒化シ
リコン又は酸化シリコンにてなる絶縁保護膜15を形成
することにより図1の電界効果トランジスタ21は製造
される。
3と活性層1の両端を除去して、電界効果トランジスタ
21の両側に隣接して形成される、例えば他の電界効果
トランジスタや受動素子等の他の素子(図示せず)と電
界効果トランジスタ21とを分離するための素子間分離
を行う。そして、図6に示すようにゲート電極11、ド
レイン電極12及びソース電極13を形成するためにそ
れらを形成する部分の非晶質酸化ガリウム膜3をエッチ
ングによって除去した後、活性層1上にゲート電極1
1、ドレイン電極12及びソース電極13を形成する。
ここで、ドレイン電極12とソース電極13はそれぞ
れ、ゲート電極11の両側にゲート電極11と所定の間
隔を隔てて形成される。そして最後に、例えば、窒化シ
リコン又は酸化シリコンにてなる絶縁保護膜15を形成
することにより図1の電界効果トランジスタ21は製造
される。
【0022】以上の第1の実施形態の非晶質酸化ガリウ
ム膜3の形成方法においては、金属ガリウム膜2を形成
して、金属ガリウム膜2を酸化処理することにより非晶
質酸化ガリウム膜3を形成しているので、活性層1に損
傷を与えることなく、酸化ひ素等の他の酸化物の混入の
ない純度のよい非晶質酸化ガリウム膜3を形成すること
ができる。
ム膜3の形成方法においては、金属ガリウム膜2を形成
して、金属ガリウム膜2を酸化処理することにより非晶
質酸化ガリウム膜3を形成しているので、活性層1に損
傷を与えることなく、酸化ひ素等の他の酸化物の混入の
ない純度のよい非晶質酸化ガリウム膜3を形成すること
ができる。
【0023】また、以上の第1の実施形態の非晶質酸化
ガリウム膜3の形成方法においては、活性層1をエピタ
キシャル成長させる工程と、非晶質酸化ガリウム膜3を
形成する工程とを、同一の真空槽内でかつ各工程の間で
半導体基板10を真空槽から取り出すことなく連続して
行っているので、不純物等の付着のない清浄な活性層1
の表面に非晶質酸化ガリウム膜3を形成することができ
る。これによって、従来例に比較して活性層1と非晶質
酸化ガリウム膜3との間に不純物等のない良好な界面を
形成することができる。
ガリウム膜3の形成方法においては、活性層1をエピタ
キシャル成長させる工程と、非晶質酸化ガリウム膜3を
形成する工程とを、同一の真空槽内でかつ各工程の間で
半導体基板10を真空槽から取り出すことなく連続して
行っているので、不純物等の付着のない清浄な活性層1
の表面に非晶質酸化ガリウム膜3を形成することができ
る。これによって、従来例に比較して活性層1と非晶質
酸化ガリウム膜3との間に不純物等のない良好な界面を
形成することができる。
【0024】さらに、以上の第1の実施形態における非
晶質酸化ガリウム膜3の形成方法では、堆積量を精度良
く制御できる金属ガリウム分子を用いて金属ガリウム膜
2を所定の膜厚に精度良く形成して、当該金属ガリウム
膜2を酸化処理して非晶質酸化ガリウム膜3を形成して
いるので、従来例に比較して非晶質酸化ガリウム膜3を
所望の膜厚に精度良く形成することができる。
晶質酸化ガリウム膜3の形成方法では、堆積量を精度良
く制御できる金属ガリウム分子を用いて金属ガリウム膜
2を所定の膜厚に精度良く形成して、当該金属ガリウム
膜2を酸化処理して非晶質酸化ガリウム膜3を形成して
いるので、従来例に比較して非晶質酸化ガリウム膜3を
所望の膜厚に精度良く形成することができる。
【0025】また、以上の第1の実施形態の非晶質酸化
ガリウム膜3の形成方法においては、真空槽内で金属ガ
リウム膜2の酸化処理を行っているので、酸化処理をす
る工程で不純物原子が非晶質酸化ガリウム膜3に混入す
ることがなく、従来例に比較して純度の良い非晶質酸化
ガリウム膜3を形成することができる。
ガリウム膜3の形成方法においては、真空槽内で金属ガ
リウム膜2の酸化処理を行っているので、酸化処理をす
る工程で不純物原子が非晶質酸化ガリウム膜3に混入す
ることがなく、従来例に比較して純度の良い非晶質酸化
ガリウム膜3を形成することができる。
【0026】さらに、以上の第1の実施形態の非晶質酸
化ガリウム膜3を備えた電界効果トランジスタ21は、
活性層1と非晶質酸化ガリウム3との間に不純物等の存
在しない良好な界面を形成することができるので、従来
例に比較して当該不純物に起因して発生する界面準位の
数を少なくでき、ゲート・ソース間の表面リーク電流を
小さくできかつドレイン耐圧を向上させることができ
る。
化ガリウム膜3を備えた電界効果トランジスタ21は、
活性層1と非晶質酸化ガリウム3との間に不純物等の存
在しない良好な界面を形成することができるので、従来
例に比較して当該不純物に起因して発生する界面準位の
数を少なくでき、ゲート・ソース間の表面リーク電流を
小さくできかつドレイン耐圧を向上させることができ
る。
【0027】また、以上の第1の実施形態の非晶質酸化
ガリウム膜3を備えた電界効果トランジスタ21は、不
純物を含まない純度の高い非晶質酸化ガリウム膜3を形
成することができるので、活性層1と非晶質酸化ガリウ
ム膜3との界面で発生する界面準位の数を少なくでき、
従来例に比較してゲート・ソース間の表面リーク電流を
小さくできかつドレイン耐圧を向上させることができ
る。
ガリウム膜3を備えた電界効果トランジスタ21は、不
純物を含まない純度の高い非晶質酸化ガリウム膜3を形
成することができるので、活性層1と非晶質酸化ガリウ
ム膜3との界面で発生する界面準位の数を少なくでき、
従来例に比較してゲート・ソース間の表面リーク電流を
小さくできかつドレイン耐圧を向上させることができ
る。
【0028】以上の第1の実施形態の非晶質酸化ガリウ
ム膜3を備えた電界効果トランジスタ21は、界面準位
の少ない絶縁膜−半導体界面を備えでいるので、従来例
に比較して表面のキャリアトラップ(捕獲、放出)準位
に起因するマイクロ波入出力のヒステリシスやドリフト
現象を抑制することができる。ここで、ヒステリシスと
は、一度、飽和出力以上の過入力状態に設定すると、入
力レベルを下げても元の利得が得られない現象のことを
いい、ドリフト現象とは、ドレイン電流あるいは、電力
利得等が時間とともに変動する現象のことである。
ム膜3を備えた電界効果トランジスタ21は、界面準位
の少ない絶縁膜−半導体界面を備えでいるので、従来例
に比較して表面のキャリアトラップ(捕獲、放出)準位
に起因するマイクロ波入出力のヒステリシスやドリフト
現象を抑制することができる。ここで、ヒステリシスと
は、一度、飽和出力以上の過入力状態に設定すると、入
力レベルを下げても元の利得が得られない現象のことを
いい、ドリフト現象とは、ドレイン電流あるいは、電力
利得等が時間とともに変動する現象のことである。
【0029】以上の第1の実施形態の非晶質酸化ガリウ
ム膜3を備えた電界効果トランジスタ21は、その製造
工程において、活性層1の表面が常に非晶質酸化ガリウ
ム膜3に覆われて保護されているので、活性層1の表面
が不純物等によって汚染されることがない。従って、従
来例に比較して不純物に起因して発生する界面準位の数
を少なくでき、ゲート・ソース間の表面リーク電流を小
さくできかつドレイン耐圧を向上させることができる。
ム膜3を備えた電界効果トランジスタ21は、その製造
工程において、活性層1の表面が常に非晶質酸化ガリウ
ム膜3に覆われて保護されているので、活性層1の表面
が不純物等によって汚染されることがない。従って、従
来例に比較して不純物に起因して発生する界面準位の数
を少なくでき、ゲート・ソース間の表面リーク電流を小
さくできかつドレイン耐圧を向上させることができる。
【0030】<第2の実施形態>図7は、本発明に係る
第2の実施形態の非晶質窒化ガリウム膜4を保護膜とし
て備えた電界効果トランジスタ22の断面図である。当
該電界効果トランジスタ22は、図1の電界効果トラン
ジスタ21に比べて非晶質酸化ガリウム膜3に代えて非
晶質窒化ガリウム膜4を備えた所が異なり、他の部分は
図1の電界効果トランジスタ21と同様に構成される。
第2の実施形態の非晶質窒化ガリウム膜4を保護膜とし
て備えた電界効果トランジスタ22の断面図である。当
該電界効果トランジスタ22は、図1の電界効果トラン
ジスタ21に比べて非晶質酸化ガリウム膜3に代えて非
晶質窒化ガリウム膜4を備えた所が異なり、他の部分は
図1の電界効果トランジスタ21と同様に構成される。
【0031】電界効果トランジスタ22において、非晶
質窒化ガリウム膜4は、第1の実施形態における金属ガ
リウム膜2の酸化処理に代えて金属ガリウム膜2を窒化
処理することによって形成される。ここで、第2の実施
形態の非晶質窒化ガリウム膜4の形成方法では、窒素ガ
ス圧が10-7Torr以上になるように真空層内に活性
窒素を注入、又は窒素分子線を照射、あるいは窒素ラジ
カルビームを照射して、して、当該真空層内において、
半導体基板10を50℃から600℃の間の所定の基板
温度になるように設定して5分以上放置することによ
り、金属ガリウム膜2を窒化処理して非晶質窒化ガリウ
ム膜4を形成する。または、上述の方法に代えて、窒素
圧力下あるいは窒素ビーム下で金属ガリウム膜2を形成
するようにしてもよい。このようにすると、金属ガリウ
ム膜の形成中に非晶質窒化ガリウム膜4が形成される。
当該窒化処理に使用する活性窒素は例えばクラッキング
ファーネス又はECRプラズマ等の方法を用いて発生さ
せる。また、金属ガリウム膜2の形成と、窒化処理の工
程は、同一の真空槽内でかつ各工程の間で半導体基板1
0を当該真空槽から取り出すことなく連続して行う。
質窒化ガリウム膜4は、第1の実施形態における金属ガ
リウム膜2の酸化処理に代えて金属ガリウム膜2を窒化
処理することによって形成される。ここで、第2の実施
形態の非晶質窒化ガリウム膜4の形成方法では、窒素ガ
ス圧が10-7Torr以上になるように真空層内に活性
窒素を注入、又は窒素分子線を照射、あるいは窒素ラジ
カルビームを照射して、して、当該真空層内において、
半導体基板10を50℃から600℃の間の所定の基板
温度になるように設定して5分以上放置することによ
り、金属ガリウム膜2を窒化処理して非晶質窒化ガリウ
ム膜4を形成する。または、上述の方法に代えて、窒素
圧力下あるいは窒素ビーム下で金属ガリウム膜2を形成
するようにしてもよい。このようにすると、金属ガリウ
ム膜の形成中に非晶質窒化ガリウム膜4が形成される。
当該窒化処理に使用する活性窒素は例えばクラッキング
ファーネス又はECRプラズマ等の方法を用いて発生さ
せる。また、金属ガリウム膜2の形成と、窒化処理の工
程は、同一の真空槽内でかつ各工程の間で半導体基板1
0を当該真空槽から取り出すことなく連続して行う。
【0032】以上の第2の実施形態の非晶質窒化ガリウ
ム膜の形成方法においては、金属ガリウム膜2を形成し
て、金属ガリウム膜2を窒化処理することにより非晶質
窒化ガリウム膜4を形成しているので、活性層1に損傷
を与えることなく、窒化ひ素等の他の窒化物の混入のな
い純度の良い非晶質窒化ガリウム膜4を形成することが
できる。
ム膜の形成方法においては、金属ガリウム膜2を形成し
て、金属ガリウム膜2を窒化処理することにより非晶質
窒化ガリウム膜4を形成しているので、活性層1に損傷
を与えることなく、窒化ひ素等の他の窒化物の混入のな
い純度の良い非晶質窒化ガリウム膜4を形成することが
できる。
【0033】また、以上の第2の実施形態の非晶質窒化
ガリウム膜4の形成方法においては、活性層1をエピタ
キシャル成長させる工程と、非晶質窒化ガリウム4を形
成する工程とを、同一の真空槽内でかつ各工程の間で半
導体基板10を真空槽から取り出すことなく連続して行
っているので、不純物等の付着のない清浄な活性層1の
表面に非晶質窒化ガリウム膜4を形成することができ
る。これによって、従来例に比較して活性層1と非晶質
窒化ガリウム膜4との間に不純物等の存在しない良好な
界面を形成することができる。
ガリウム膜4の形成方法においては、活性層1をエピタ
キシャル成長させる工程と、非晶質窒化ガリウム4を形
成する工程とを、同一の真空槽内でかつ各工程の間で半
導体基板10を真空槽から取り出すことなく連続して行
っているので、不純物等の付着のない清浄な活性層1の
表面に非晶質窒化ガリウム膜4を形成することができ
る。これによって、従来例に比較して活性層1と非晶質
窒化ガリウム膜4との間に不純物等の存在しない良好な
界面を形成することができる。
【0034】さらに、以上の第2の実施形態の非晶質窒
化ガリウム膜4の形成方法においては、堆積量を精度良
く制御できる金属ガリウム分子を用いて金属ガリウム膜
2を形成して非晶質窒化ガリウム膜4を形成しているの
で、従来例に比較して非晶質窒化ガリウム膜4を所望の
膜厚に精度良く形成することができる。
化ガリウム膜4の形成方法においては、堆積量を精度良
く制御できる金属ガリウム分子を用いて金属ガリウム膜
2を形成して非晶質窒化ガリウム膜4を形成しているの
で、従来例に比較して非晶質窒化ガリウム膜4を所望の
膜厚に精度良く形成することができる。
【0035】また、以上の第2の実施形態の非晶質窒化
ガリウム膜4の形成方法においては、真空槽内で金属ガ
リウム膜2の窒化処理をしているので、窒化処理の工程
で不純物原子が非晶質窒化ガリウム膜4に混入すること
がなく、従来例に比較して純度の良い非晶質窒化ガリウ
ム膜4を形成することができる。
ガリウム膜4の形成方法においては、真空槽内で金属ガ
リウム膜2の窒化処理をしているので、窒化処理の工程
で不純物原子が非晶質窒化ガリウム膜4に混入すること
がなく、従来例に比較して純度の良い非晶質窒化ガリウ
ム膜4を形成することができる。
【0036】以上の図7の電界効果トランジスタ22
は、以上のように形成された第2の実施形態の非晶質窒
化ガリウム膜4を備えているので、図1の電界効果トラ
ンジスタ21と同様に動作し、同様な効果を有する。
は、以上のように形成された第2の実施形態の非晶質窒
化ガリウム膜4を備えているので、図1の電界効果トラ
ンジスタ21と同様に動作し、同様な効果を有する。
【0037】<変形例>以上の第1と第2の実施形態で
は、半導体基板10の上面にエピタキシャル成長させる
ことにより形成した活性層1の上面に、非晶質酸化ガリ
ウム膜3又は非晶質窒化ガリウム膜4を形成したが、本
発明はこれに限らず、予め活性層1が形成された半導体
基板10を用い、真空槽内において、活性層1の表面に
存在する自然酸化膜及び不純物を除去した後、当該真空
槽から取り出すことなく当該真空槽内で第1又は第2の
実施形態と同様に金属ガリウム膜2を形成するようにし
てもよい。この場合、活性層1の表面に存在する自然酸
化膜及び不純物は、例えば、半導体基板10を500℃
以上の温度で熱処理したり、原子状の水素や水素プラズ
マ等を活性層1の表面に照射することにより、自然酸化
膜や不純物を除去する。以上のようにしても、自然酸化
膜や不純物等のない清浄な活性層1の表面に非晶質酸化
ガリウム膜3や非晶質窒化ガリウム膜4を形成すること
ができ、活性層1と非晶質酸化ガリウム膜3との間に、
界面準位の発生の少ない良好な境界面を形成することが
できる。すなわち、以上のようにしても第1と第2の実
施形態と同様な効果を有する。
は、半導体基板10の上面にエピタキシャル成長させる
ことにより形成した活性層1の上面に、非晶質酸化ガリ
ウム膜3又は非晶質窒化ガリウム膜4を形成したが、本
発明はこれに限らず、予め活性層1が形成された半導体
基板10を用い、真空槽内において、活性層1の表面に
存在する自然酸化膜及び不純物を除去した後、当該真空
槽から取り出すことなく当該真空槽内で第1又は第2の
実施形態と同様に金属ガリウム膜2を形成するようにし
てもよい。この場合、活性層1の表面に存在する自然酸
化膜及び不純物は、例えば、半導体基板10を500℃
以上の温度で熱処理したり、原子状の水素や水素プラズ
マ等を活性層1の表面に照射することにより、自然酸化
膜や不純物を除去する。以上のようにしても、自然酸化
膜や不純物等のない清浄な活性層1の表面に非晶質酸化
ガリウム膜3や非晶質窒化ガリウム膜4を形成すること
ができ、活性層1と非晶質酸化ガリウム膜3との間に、
界面準位の発生の少ない良好な境界面を形成することが
できる。すなわち、以上のようにしても第1と第2の実
施形態と同様な効果を有する。
【0038】以上の第1又は第2の実施形態では、金属
ガリウム膜2を形成する工程と、酸化処理又は窒化処理
の工程は、同一の真空槽内でかつ各工程の間で半導体基
板10を当該真空槽から取り出すことなく連続して行っ
たが、本発明はこれに限らず、半導体基板10を当該真
空槽から取り出して、他の真空槽において、酸化処理を
するようにしてもよい。以上のようにしても、第1又は
第2の実施形態と同様の効果を有する。
ガリウム膜2を形成する工程と、酸化処理又は窒化処理
の工程は、同一の真空槽内でかつ各工程の間で半導体基
板10を当該真空槽から取り出すことなく連続して行っ
たが、本発明はこれに限らず、半導体基板10を当該真
空槽から取り出して、他の真空槽において、酸化処理を
するようにしてもよい。以上のようにしても、第1又は
第2の実施形態と同様の効果を有する。
【0039】以上の第1の実施形態では、酸素を用いて
酸化処理を行ったが、本発明はこれに限らず、酸素プラ
ズマを用いて酸化処理するようにしてもよいし、流水若
しくは静水中に金属ガリウム膜2が形成された半導体基
板10を浸漬することにより酸化処理をするようにして
もよい。以上のようにしても、第1の実施形態と同様の
効果を有する。
酸化処理を行ったが、本発明はこれに限らず、酸素プラ
ズマを用いて酸化処理するようにしてもよいし、流水若
しくは静水中に金属ガリウム膜2が形成された半導体基
板10を浸漬することにより酸化処理をするようにして
もよい。以上のようにしても、第1の実施形態と同様の
効果を有する。
【0040】以上の図1の電界効果トランジスタ21と
図7の電界効果トランジスタ22では、半導体基板10
としてGaAs基板を用いたが、本発明はこれに限らず
InP基板等の他の半導体基板を用いて構成しても良
い。以上のように構成しても電界効果トランジスタ2
1,22と同様に動作し同様の効果を有する。
図7の電界効果トランジスタ22では、半導体基板10
としてGaAs基板を用いたが、本発明はこれに限らず
InP基板等の他の半導体基板を用いて構成しても良
い。以上のように構成しても電界効果トランジスタ2
1,22と同様に動作し同様の効果を有する。
【0041】以上の図1の電界効果トランジスタ21と
図7の電界効果トランジスタ22では、縦断面形状が略
矩形のゲート電極11を用いたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば図8に示す縦断面形状がT型のゲート電極1
1aを用いてもよいし、縦断面形状が他の形状のゲート
電極を用いてもよい。以上のように構成しても電界効果
トランジスタ21,22と同様に動作し同様の効果を有
する。ここで、縦断面形状がT型のゲート電極11aの
抵抗は、縦断面形状が略矩形のゲート電極11の抵抗に
比較して小さくできる。
図7の電界効果トランジスタ22では、縦断面形状が略
矩形のゲート電極11を用いたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば図8に示す縦断面形状がT型のゲート電極1
1aを用いてもよいし、縦断面形状が他の形状のゲート
電極を用いてもよい。以上のように構成しても電界効果
トランジスタ21,22と同様に動作し同様の効果を有
する。ここで、縦断面形状がT型のゲート電極11aの
抵抗は、縦断面形状が略矩形のゲート電極11の抵抗に
比較して小さくできる。
【0042】以上の図1の電界効果トランジスタ21と
図7の電界効果トランジスタ22は、リセスを形成して
いないプレーナ構造の電界効果トランジスタであるが、
本発明はこれに限らず、図9に示すように活性層1の上
面のゲート電極11を形成する部分にリセス6を形成し
てもよい。以上のようにリセス6を備えた電界効果トラ
ンジスタ24は、電界効果トランジスタ21,22と同
様に動作し同様の効果を有するとともに、電界効果トラ
ンジスタ21,22に比較して、寄生抵抗を小さくでき
るのでドレイン飽和電流を大きくできる。
図7の電界効果トランジスタ22は、リセスを形成して
いないプレーナ構造の電界効果トランジスタであるが、
本発明はこれに限らず、図9に示すように活性層1の上
面のゲート電極11を形成する部分にリセス6を形成し
てもよい。以上のようにリセス6を備えた電界効果トラ
ンジスタ24は、電界効果トランジスタ21,22と同
様に動作し同様の効果を有するとともに、電界効果トラ
ンジスタ21,22に比較して、寄生抵抗を小さくでき
るのでドレイン飽和電流を大きくできる。
【0043】また、以上の図1の電界効果トランジスタ
21と図7の電界効果トランジスタ22は、バリア層を
備えていないが、本発明はこれに限らず、図10に示す
ように活性層1とゲート電極11、ドレイン電極12、
ソース電極13及び非晶質酸化ガリウム膜3との間にバ
リア層5を形成してもよい。以上のようにバリア層5を
備えたヘテロ構造の電界効果トランジスタ25は、電界
効果トランジスタ21,22と同様に動作し同様の効果
を有するとともに、電界効果トランジスタ21,22に
比較して、高耐圧、低リーク電流を得ることができる。
21と図7の電界効果トランジスタ22は、バリア層を
備えていないが、本発明はこれに限らず、図10に示す
ように活性層1とゲート電極11、ドレイン電極12、
ソース電極13及び非晶質酸化ガリウム膜3との間にバ
リア層5を形成してもよい。以上のようにバリア層5を
備えたヘテロ構造の電界効果トランジスタ25は、電界
効果トランジスタ21,22と同様に動作し同様の効果
を有するとともに、電界効果トランジスタ21,22に
比較して、高耐圧、低リーク電流を得ることができる。
【0044】以上の第1の実施形態の非晶質酸化ガリウ
ム膜3と第2の実施形態の非晶質窒化ガリウム膜4を用
いて電界効果トランジスタ21,22を構成したが、本
発明はこれに限らず、非晶質酸化ガリウム膜3と第2の
実施形態の非晶質窒化ガリウム膜4を用いて、バイポー
ラトランジスタ、ダイオード、接合型ゲートトランジス
タ等の他の半導体装置を構成してもよい。
ム膜3と第2の実施形態の非晶質窒化ガリウム膜4を用
いて電界効果トランジスタ21,22を構成したが、本
発明はこれに限らず、非晶質酸化ガリウム膜3と第2の
実施形態の非晶質窒化ガリウム膜4を用いて、バイポー
ラトランジスタ、ダイオード、接合型ゲートトランジス
タ等の他の半導体装置を構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の半導体装置
の保護膜によれば、基板上に形成された金属ガリウム膜
を酸化処理してなるので、GaAs基板やInP基板等
の半導体基板の表面に形成することができ、従来例に比
較して、不純物が少なくかつ半導体との間に良好な界面
を形成できる。
の保護膜によれば、基板上に形成された金属ガリウム膜
を酸化処理してなるので、GaAs基板やInP基板等
の半導体基板の表面に形成することができ、従来例に比
較して、不純物が少なくかつ半導体との間に良好な界面
を形成できる。
【0046】また、本発明に係る請求項2記載の半導体
装置の保護膜の形成方法によれば、基板上に金属ガリウ
ム膜を形成し、上記金属ガリウム膜を酸化処理すること
により半導体装置の保護膜を形成するので、従来例に比
較して不純物が少なくかつ半導体との間に良好な界面を
有する半導体装置の保護膜を形成できる。
装置の保護膜の形成方法によれば、基板上に金属ガリウ
ム膜を形成し、上記金属ガリウム膜を酸化処理すること
により半導体装置の保護膜を形成するので、従来例に比
較して不純物が少なくかつ半導体との間に良好な界面を
有する半導体装置の保護膜を形成できる。
【0047】さらに、請求項3記載の半導体装置の保護
膜の形成方法によれば、請求項2記載の半導体装置の保
護膜の形成方法において、上記金属ガリウム膜を、10
-7Torr以下の真空中で、蒸発させた金属ガリウム分
子を基板温度が20℃以上で200℃以下になるように
設定された基板上に堆積させることにより形成するの
で、高純度の金属ガリウム膜を形成することができ、従
来例に比較して高純度の半導体装置の保護膜を形成する
ことができる。
膜の形成方法によれば、請求項2記載の半導体装置の保
護膜の形成方法において、上記金属ガリウム膜を、10
-7Torr以下の真空中で、蒸発させた金属ガリウム分
子を基板温度が20℃以上で200℃以下になるように
設定された基板上に堆積させることにより形成するの
で、高純度の金属ガリウム膜を形成することができ、従
来例に比較して高純度の半導体装置の保護膜を形成する
ことができる。
【0048】また、請求項4記載の半導体装置の保護膜
によれば、基板上に形成された金属ガリウム膜を窒化処
理してなるので、GaAs基板やInP基板等の半導体
基板の表面に形成することができ、従来例に比較して不
純物が少なくかつ半導体との間に良好な界面を形成でき
る。
によれば、基板上に形成された金属ガリウム膜を窒化処
理してなるので、GaAs基板やInP基板等の半導体
基板の表面に形成することができ、従来例に比較して不
純物が少なくかつ半導体との間に良好な界面を形成でき
る。
【0049】また、請求項5記載の半導体装置の保護膜
の形成方法は、基板上に金属ガリウム膜を形成し、上記
金属ガリウム膜を窒化処理するので、従来例に比較して
不純物が少なくかつ半導体との間に良好な界面を有する
半導体装置の保護膜を形成できる。
の形成方法は、基板上に金属ガリウム膜を形成し、上記
金属ガリウム膜を窒化処理するので、従来例に比較して
不純物が少なくかつ半導体との間に良好な界面を有する
半導体装置の保護膜を形成できる。
【0050】さらに、請求項6記載の半導体装置の保護
膜の形成方法は、請求項5記載の半導体装置の保護膜の
形成方法において、上記金属ガリウム膜を、10-7To
rr以下の真空中で、蒸発させた金属ガリウム分子を基
板温度が20℃以上で200℃以下になるように設定さ
れた基板上に堆積させることにより形成するので、高純
度の金属ガリウム膜を形成することができ、従来例に比
較して高純度の半導体装置の保護膜を形成することがで
きる。
膜の形成方法は、請求項5記載の半導体装置の保護膜の
形成方法において、上記金属ガリウム膜を、10-7To
rr以下の真空中で、蒸発させた金属ガリウム分子を基
板温度が20℃以上で200℃以下になるように設定さ
れた基板上に堆積させることにより形成するので、高純
度の金属ガリウム膜を形成することができ、従来例に比
較して高純度の半導体装置の保護膜を形成することがで
きる。
【図1】 本発明に係る第1の実施形態の非晶質酸化ガ
リウム膜3を備えた電界効果トランジスタ21の縦断面
図である。
リウム膜3を備えた電界効果トランジスタ21の縦断面
図である。
【図2】 図1の電界効果トランジスタ21の製造工程
において、半導体基板10の上面に活性層1を形成した
ときの半導体基板10の縦断面図である。
において、半導体基板10の上面に活性層1を形成した
ときの半導体基板10の縦断面図である。
【図3】 図2の活性層1の上面に金属ガリウム膜2を
形成したときの半導体基板10の縦断面図である。
形成したときの半導体基板10の縦断面図である。
【図4】 図3の金属ガリウム膜2を酸化処理して非晶
質酸化ガリウム膜3を形成した半導体基板10の縦断面
図である。
質酸化ガリウム膜3を形成した半導体基板10の縦断面
図である。
【図5】 素子間分離したときの半導体基板10の縦断
面図である。
面図である。
【図6】 ゲート電極11、ドレイン電極12及びソー
ス電極13を形成したときの半導体基板10の縦断面図
である。
ス電極13を形成したときの半導体基板10の縦断面図
である。
【図7】 本発明に係る第2の実施形態の非晶質窒化ガ
リウム膜4を備えた電界効果トランジスタ22の縦断面
図である。
リウム膜4を備えた電界効果トランジスタ22の縦断面
図である。
【図8】 変形例の電界効果トランジスタ23の縦断面
図である。
図である。
【図9】 変形例の電界効果トランジスタ24の縦断面
図である。
図である。
【図10】 変形例の電界効果トランジスタ25の縦断
面図である。
面図である。
【符号の説明】 1…活性層、 2…金属ガリウム膜、 3…非晶質酸化ガリウム膜、 4…非晶質窒化ガリウム膜、 5…バリア層、 6…リセス、 10…半導体基板、 11,11a…ゲート電極、 12…ドレイン電極、 13…ソース電極、 15…絶縁保護膜、 21,22,23,24…電界効果トランジスタ。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された金属ガリウム
膜を酸化処理してなることを特徴とする半導体装置の保
護膜。 - 【請求項2】 半導体基板上に金属ガリウム膜を形成す
ることと、 上記金属ガリウム膜を酸化処理することとを含むことを
特徴とする半導体装置の保護膜の形成方法。 - 【請求項3】 上記金属ガリウム膜を形成することは、
10-7Torr以下の真空中で、蒸発させた金属ガリウ
ム分子を基板温度が20℃以上で200℃以下になるよ
うに設定された半導体基板上に堆積させることにより形
成することを含むことを特徴とする請求項2記載の半導
体装置の保護膜の形成方法。 - 【請求項4】 半導体基板上に形成された金属ガリウム
膜を窒化処理してなることを特徴とする半導体装置の保
護膜。 - 【請求項5】 半導体基板上に金属ガリウム膜を形成す
ることと、 上記金属ガリウム膜を窒化処理することとを含むことを
特徴とする半導体装置の保護膜の形成方法。 - 【請求項6】 上記金属ガリウム膜を形成することは、
10-7Torr以下の真空中で、蒸発させた金属ガリウ
ム分子を基板温度が20℃以上で200℃以下になるよ
うに設定された半導体基板上に堆積させることにより形
成することを含むことを特徴とする請求項5記載の半導
体装置の保護膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13324496A JPH09321041A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 半導体装置の保護膜とその形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13324496A JPH09321041A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 半導体装置の保護膜とその形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09321041A true JPH09321041A (ja) | 1997-12-12 |
Family
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113053731A (zh) * | 2021-03-05 | 2021-06-29 | 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 | 镓金属薄膜的制作方法以及氮化镓衬底的保护方法 |
CN113097055A (zh) * | 2021-04-02 | 2021-07-09 | 吉林大学 | 一种高质量p型氧化镓纳米柱状结构薄膜及其制备方法 |
WO2023153164A1 (ja) * | 2022-02-08 | 2023-08-17 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 発光装置、発光装置の製造方法、および測距装置 |
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1996
- 1996-05-28 JP JP13324496A patent/JPH09321041A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113053731B (zh) * | 2021-03-05 | 2024-05-17 | 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 | 镓金属薄膜的制作方法以及氮化镓衬底的保护方法 |
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