JPH09320924A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

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JPH09320924A
JPH09320924A JP8131509A JP13150996A JPH09320924A JP H09320924 A JPH09320924 A JP H09320924A JP 8131509 A JP8131509 A JP 8131509A JP 13150996 A JP13150996 A JP 13150996A JP H09320924 A JPH09320924 A JP H09320924A
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JP
Japan
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reticle
optical system
image
projection optical
exposure
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JP8131509A
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English (en)
Inventor
Atsuyuki Aoki
淳行 青木
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光中でもレチクル像を観察することが可能
な投影露光装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 投影光学系12の結像特性あるいはレチ
クル11の位置を測定する測定光学系13が設けられ、
測定光学系が投影光学系の最終像側結像面より物面側の
所定位置、例えばワーキングディスタンス内に配置され
る。このような構成では、露光前はもちろん露光中であ
っても、投影光学系を通ったあとのレチクルの像を観測
することができ、投影光学系のディストーション、倍率
変動、レチクル位置、レチクル位置センサの位置ドリフ
ト等などを測定することができる結果、これらの誤差を
算出して補正することが可能になる。従って、レチクル
像の精度が向上し、正確なアライメントが可能になるの
で、良質な製品を生産できることになる。また、従来必
要であった露光光の照射とレンズ倍率の調整も不要にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影露光装置、更
に詳細には、レチクル(原画)上のパターンをXY方向
に移動可能なステージ上に載置された基板上に投影する
投影光学系を備えた半導体または液晶デバイスの製造に
用いられる投影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の投影露光装置を用いて半導体チ
ップあるいは液晶デバイス等の回路装置を製造する場
合、原画であるレチクル(マスクと同義)を投影レンズ
を介してレジスト塗布の基板の所定位置に正確に露光す
る必要性がある。基板はレーザ干渉計でその位置が正確
に測定できるXYステージに載置されるので、各要素の
位置に関しての管理は、全てこのXYステージの位置を
基準にして、各種のアライメント(位置合わせ)が行な
われる。
【0003】そのために、従来では、まず露光を行う前
に、XYステージ上に取り付けられた基準マークを用い
て各種センサあるいはマークの位置検出を行う、いわゆ
るベースライン計測と呼ばれる位置計測が行われる。こ
のベースライン計測では、まず、光源により照明される
レチクル上のマークの投影レンズを介したマーク像と、
XYステージ上の基準マークの位置合わせを行ない、X
Yステージ上の基準マークによってレチクル上のマーク
位置を測定することでレチクル位置測定センサの位置が
測定される。
【0004】一方、XYステージを介し基板アライメン
トを行うセンサの位置が測定される。このように、レチ
クル用センサと基板のアライメントセンサ両者の位置を
XYステージを介して測定することによりレチクルと基
板の位置関係が把握できる。
【0005】このように各センサの位置の計測が終了し
た時点で基板がアライメントされる。すでに基板アライ
メント用のセンサ位置とレチクルの位置関係は把握でき
ているので、基板上のアライメントマーク位置を測定す
れば直ちに基板上の所定の露光位置が算出できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方法では、
レチクル像の位置を露光前のべースライン計測動作中に
測定しているが、露光中のレチクル像は観測することが
できない。というのは、露光中のXYステージ位置は、
レチクル位置を測定するために必要な位置的条件、すな
わち基準マークを検出できる位置にあるとはかぎらない
からである。従って、従来の技術では露光中に投影光学
系を通ったレチクル像を検知することができず、実際の
露光時のレチクル像に基づいて直接レチクル位置あるい
は投影光学系の倍率等を制御することができなかった。
【0007】しかしこのような方法では、実際の露光中
の投影レンズのディストーション、倍率変動、レチクル
位置、レチクル位置センサの位置ドリフト等などが測定
できないため、もし露光中にレチクル像がこれらの原因
で変化しても、これを検知することができず、意図する
露光パターンが得られず、生産する製品が不良となる場
合がある。通常、基準マークを用いたセンサ位置の計測
は数枚の基板を露光するときの最初に行われ、以降、こ
の結果をもとに順次基板の露光を行うため、途中の時点
でレチクル像が変化したとしても、もはやこれを検知す
る手段がないため、次々に不良基板が生産されてしまう
結果になる。
【0008】たとえば、各基板の露光が終了した時点で
直ちにセンサ位置測定を再度おこなうようにすれば、こ
のような不良露光を一応は防止することができる。しか
しながらべースライン計測には相当の時間を要するた
め、各基板ごとにこれを測定することは装置の生産性を
大きく低下させることになり非現実的である。仮にこの
ようなシーケンスを実現できたとしても、露光中のレチ
クル像のずれないし変化は、依然として観測不可能であ
る。
【0009】従って、本発明はこのような問題点を解決
するもので、露光中でもレチクル像を観察することが可
能な投影露光装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は、レチクル上のパターンをステージ上に載置された
基板上に投影する投影光学系と、前記投影光学系の結像
特性あるいはレチクルの位置を測定する測定光学系とを
備え、前記測定光学系が投影光学系の最終像側結像面よ
り物面側の所定位置に配置されることを特徴とする投影
露光装置によって解決される。
【0011】本発明では、投影光学系の結像特性、レチ
クルの位置を測定する測定光学系が投影光学系の最終像
側結像面より物面側の所定位置、例えばワーキングディ
スタンス内に配置されるので、露光前はもちろん露光中
であっても、投影光学系を通ったあとのレチクルの像を
観測することができ、投影光学系のディストーション、
倍率変動、レチクル位置、レチクル位置センサの位置ド
リフト等を測定することができる結果、これらの誤差を
算出して補正することが可能になる。従って、レチクル
像の精度が向上し、正確なアライメントが可能になるの
で、良質な製品を生産できることになる。また、従来必
要であった露光光の照射とレンズ倍率の調整も不要にな
る。
【0012】また、本発明の投影露光装置は、レチクル
上のパターンをステージ上に載置された基板上に投影す
る投影光学系と、前記投影光学系の最終像側結像面より
物面側の所定位置に配置されて、投影光学系の結像特性
あるいはレチクルの位置を測定する測定光学系と、前記
測定光学系により投影光学系の結像特性の変化が測定さ
れたとき投影光学系に対して倍率制御を行なう手段と、
前記測定光学系によりレチクルの位置の変化が測定され
たときレチクル位置制御を行なう手段とを備えたことも
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき本発明を詳細に説明する。
【0014】図1には、例えば半導体あるいは液晶デバ
イスを製造するのに用いられる投影露光装置が図示され
ている。同図において、符号10で示すものは、レチク
ル位置測定部であり、光源10aからでた光束はコンデ
ンサレンズ10b、ハーフミラー10c、リレーレンズ
10dを介してレチクル(マスクと同義)11上に導か
れ、図2に図示されたような露光パターン11cおよび
露光有効領域11dを有するレチクル11上に設けられ
たマーク11a(11b)を照明する。レチクルマーク
で反射された光はリレーレンズ10d、ハーフミラー1
0cを通過してレチクル位置測定センサ10eにより受
像される。
【0015】図2に図示したように、マーク11bが設
けられる場合には、これに対応してレチクル位置測定部
10と同様なレチクル位置測定部がもう一つ設けられ
る。
【0016】また、照明されたレチクルマークは、投影
光学系12を通過してレチクル像位置測定部13のハー
フミラー13a、シャッタ13bを介してXYステージ
15上に取り付けられた基準マーク14に投影され、X
Yステージ15に取り付けられたレチクル像位置測定セ
ンサ16により受像される。
【0017】投影光学系12は、不図示の照明光学系で
均一に照明されるレチクル11上のパターン11cをX
Yステージ15上に載置された基板17に投影し、その
パターンを基板上に露光する。基板17上の一つのショ
ット領域に対するレチクル11のパターン露光が終了す
ると、基板17はXYステージ15により次のショット
位置までステッピングされ、順次露光が行なわれてい
く。
【0018】レチクル像位置測定部13は、ハーフミラ
ー13a、シャッタ13b、視野絞り13c、ミラー1
3d、リレーレンズ13e、空間フィルタ13fおよび
レチクル像位置測定センサ13gから構成されており、
ハーフミラー13aを通過したレチクル像の光線は、上
述したようにシャッタ13bを介して基準マーク14に
投影され、一方、ハーフミラー13aで反射された光束
は、水平方向になり、視野絞り13cを通過してミラー
13dで垂直方向に偏向された後、リレーレンズ13
e、空間フィルタ13fを介してレチクル像位置測定セ
ンサ13gにより受像される。
【0019】図1において、レチクル位置測定センサ1
0eは、レチクル位置測定装置20として、レチクル像
位置測定センサ13gは、レチクル像測定装置24とし
て、またレチクル像位置測定センサ16は、レチクル像
測定装置26としてそれぞれブロックとしても図示され
ている。ホストコンピュータ21は、レチクル位置測定
装置20、レチクル像位置測定装置24、26等の測定
結果に従って、レチクル位置制御装置22、倍率制御装
置23、基板位置制御装置25を駆動し、レチクル位
置、投影光学系12の倍率、基板位置をそれぞれ制御す
る。またホストコンピュータ21は、ステージ位置制御
装置を介してXYステージ15をXY制御する。
【0020】また、図1では、基板17のアライメント
を行なうセンサは複雑さを避けるために図示されていな
いが、この基板アライメント用のセンサの位置がセンサ
16を介して測定される。図4には、独立したオフアク
シス方式の基板アライメント光学系30が図示されてお
り、XYステージ15が基板アライメント光学系に移動
し、そのセンサ30aの位置が測定される状態が図示さ
れている。この測定は、例えば、光源30bにより照明
されたマーク(不図示)を基準マーク14上に投影しセ
ンサ16で両マークの一致をみることにより行なわれ
る。
【0021】次に、このような構成の投影露光装置にお
いて従来から行なわれていたベースライン計測について
図5を参照しながら説明する。この場合、レチクル11
上のマークおよびレチクル位置測定センサの配置は、図
2のようにXY両軸測定可能なものを2個配置するもの
とする。
【0022】まず、ステップS1において、レチクル位
置測定センサ10eを用いレチクルを位置合わせする。
これは、レチクルマークをセンサ10eで検出できるま
で、レチクル位置制御装置22でレチクルの位置を制御
することにより行なわれる。続いて、ステップS2で倍
率制御装置23を用いて投影光学系12の倍率を設定
し、ステップS3でレチクル像位置測定センサ16によ
りレチクル像を検出する。検出されたレチクル像の位
置、倍率、回転が所定の許容値内にあるか否かがステッ
プS4で判断され、ない場合にはステップS5におい
て、レチクル位置制御装置22、倍率制御装置23を介
してレチクル位置、回転並びに投影レンズの倍率を補正
し、ステップS1に戻る。
【0023】一方、ステップS4で許容値内にある、と
判断された場合には、ステップS6において、基板アラ
イメントセンサ30aの位置を測定する。なお、ステツ
プS4で検出される許容値以下の誤差はホストコンピユ
ータで記憶され、以後の露光時の補正値に加算される。
その後、XYステージ15に基板17が載置される(ス
テップS7)。すでに基板アライメント用のセンサ位置
とレチクルの位置関係が把握されているので、ステップ
S8において基板上のアライメントマーク位置が測定さ
れると、基板の露光位置を算出することができ(ステッ
プS9)、ステップS10において基板上にレチクルパ
ターンを露光することが可能になる。この基板に対する
露光は、ステップS11において、全ての基板が露光さ
れたことが判断されるまで、継続される。
【0024】このような方法では、露光が開始され、基
板を露光していく段階でレチクル像を観測することは不
可能であるが、図1においてレチクル像位置測定部13
を投影光学系12の最終像側結像面より物面側のワーキ
ングディスタンス内に配置することによりレチクル投影
像が常時観測可能となる。このようなレチクル像位置測
定部を用いたべースライン計測から露光に至るまでのシ
ーケンスが図6に図示されている。
【0025】まず、ステップT1において、ステップS
1と同様に、センサ10eを用いてレチクルを位置合わ
せする。続いてステップT2において倍率制御装置23
を使用し投影光学系の倍率を設定する。その後のステッ
プT3において、レチクルマーク像の位置をレチクル像
位置測定センサ16および13gで測定する。すなわ
ち、両センサ16、13gで、同時に同一のレチクルマ
ークの位置計測を行なう。
【0026】ステップT4で、基板アライメントセンサ
の位置が測定された後、ステップT5〜T9において、
ステップS7〜S11と同様な処理が行なわれ、各基板
に順次露光が行なわれていく。
【0027】一方、この処理と並行してステップT10
〜T12においてセンサ13gを介してレチクル像の観
察が行なわれる。これらのステップでは、終始センサ1
3gがレチクルマーク位置を測定するが、センサ16、
13gの出力は同義で扱えるため、センサ13gによる
測定結果はステージ座標と見なすことができる。
【0028】具体的には、ステップT10において、以
下に詳細に示すように、センサ13を用いてレチクル像
を検出し、レチクル像の位置、倍率、回転を算出する。
これらの量がステップT11で許容範囲にはいるまで、
ステップT12においてレチクル位置、回転およびレン
ズ倍率が補正される。
【0029】すなわち、ステップT12では、センサ1
3gによるレチクル像の計測結果が、レチクル像測定装
置24からステージ位置制御装置27、レチクル位置制
御装置22、および倍率制御装置23へ反映され、レチ
クルのXY位置と倍率と回転に関しいわゆるフィードバ
ック制御を行うことが可能となる。XY位置の補正はレ
チクルの回転とともにレチクル位置制御装置22で補正
してもよいし、ステージ位置制御装置27で補正しても
よい。
【0030】なお、露光時ではシヤツタ13bを閉じて
アライメント光がステージ面に照射するのを防止するこ
とが好ましい。
【0031】上述した補正シーケンス(ステップT10
〜T12)は、露光シーケンス(ステップT5〜T9)
と並行なシーケンスとして動作されるので、露光シーケ
ンスに時間的な影響を与えることが無く効率を上げるこ
とができる。すなわち、一般に図1に示した各センサあ
るいは制御装置は、それぞれがCPUをもったいわゆる
ファームウエアで構成され、それらをミニコンあるいは
パソコンなどのホストコンピュータで制御することが多
い。そのような場合、上記の補正をファームウエア同士
のインターフェースで行う方が生産性を考えた場合有利
である。もちろんホストコンピュータが各補正を行うこ
とも可能ではあるが肝心の露光処理で時間的不利がない
よう考慮する必要性がある。
【0032】以下に、ステップT10で行なわれるレチ
クル像の位置誤差、倍率、回転を算出する方法の一例を
以下に示す。センサの座標を(Xi、Yi)、レチクル
マーク像の位置誤差を(xi、yi)とすれば、これら
レチクル像のパラメータは、
【0033】
【数1】
【0034】として求められる。
【0035】ただしξ、ηはxy位置、γは倍率、θは
回転をあらわす。XYはセンサの位置である。またvと
wはxyそれぞれに掛かるウエイトであり、通常は両方
とも1として使用する。特に基板の特性上xまたはyの
片側の要求精度がより高い場合は、xまたはyの他方向
より大きな値とすればさらに重要な方向の品質を向上で
きる。x、y、X、Y、w、vは個々のセンサごとに添
え字(サフィックス)が付いているが上式では省略され
ている。
【0036】これらの結果からそれぞれξ、ηに関して
は露光座標に補正を加える、またはレチクル位置を微少
変動させることで、またγに関しては投影光学系の倍率
を変化させることで、θに関してはレチクルの回転を行
うことで補正可能となる。なお、補正の際はξ、η、
γ、θともに符号を逆転し作用させることは言うまでも
ない。
【0037】レチクル位置や回転の方法としては、例え
ばレチクルアライメントのためのPSD(位相検波によ
る位置測定方式)指示値を変え、レチクルを保持するレ
チクルテーブル部に対しサーボ制御をさせるなどが考え
られる。
【0038】また投影光学系に対しての倍率制御方法と
しては、投影レンズ内部の適当なレンズ間の内圧を変化
させる、あるいは適当なレンズ間の距離を変化させるな
どの方法で実施可能である。
【0039】投影レンズに対して露光光を照射するとレ
ンズ倍率が徐々に変化していく。従来では、露光中にレ
ンズ倍率の変化が測定できないため、装置の調整段階で
レンズ個体ごとに照射量と倍率変化を綿密に計測し、露
光時にはこの挙動を考慮にいれて倍率制御を行う必要が
あった。この作業はレンズの特性の経時変化を測定する
ため調整にかなりの時間を必要とし、結果として装置調
整の手間、時間を必要としていた。本発明を適用するこ
とによって従来で必要であったセンサ類を省略すること
が可能となり、装置コストの面からも有利となった。
【0040】また、従来では、露光中の倍率は予測制御
で行なわれていたため、制御装置に何らかの障害が発生
してもこれを検知する手段がなく、いたずらに不良品を
生産するという欠点があったが、本発明では、障害があ
った場合でも直ちにこれを検知でき、そのような場合、
シーケンスをエラー停止することによって不要な不良品
の生産を最小限に留めることが可能となった。
【0041】なお、図1ではレチクル位置測定部10を
送光系とし、一方レチクル像位置測定部13、レチクル
像位置測定センサ16を受光系としているが、逆にレチ
クル像位置測定部13、レチクル像位置測定センサ16
を送光系として、レチクル位置測定部10を受光系とし
て使用することも可能である。この場合には、照明光源
が2つとなるので、使用しない照明はシヤツタ13bあ
るいはレチクル像位置測定センサ16に内蔵のシヤツタ
を閉じておくことが必要となる。
【0042】また、図2のレチクルのレイアウト例では
XY2軸有効なセンサを2本設置することで、レチクル
像の4つのパラメータを算出しているが、設置が可能で
あればより多くのセンサを配することも有効である。例
えば図3のようにレチクルマーク11a’、11b’を
追加し、これに対応して4本のXY軸有効なセンサを配
置することができる。図2の例では、レチクル像の4つ
のパラメータであるX方向位置誤差、Y方向位置誤差、
倍率、回転を求めることができ、図3の例では、これら
の4つのパラメータだけでなく、他の誤差要素、すなわ
ち直交性、XY個別の倍率などを求めることが可能とな
る。
【0043】なお、レチクル位置測定部10とレチクル
像位置測定部13は1対1で対応している必要性はな
く、それぞれの配置は自由でありレチクル上の異なった
マークをそれぞれで検出する様な配置でも構わない。例
えば、レチクル位置測定部10は単純にレチクルのアラ
イメントのためにだけ使用し、レチクル像位置測定部1
3は別のレチクル上マークを観測するようにしてもよ
い。この場合、レチクル像位置測定部13およびレチク
ル像位置測定センサ16に対する照明光は露光のための
レチクル上方からの露光光を利用すればよい。前述のレ
チクル像位置測定部13およびレチクル像位置測定セン
サ16を送光系とする様な逆照明のレイアウトを採用す
る場合、レチクル位置測定部10のセンサの代わりにレ
チクル上方にセンサを設ければよい。
【0044】また、上述した各センサの検出方法は、例
えば、光電顕微鏡、レーザ回折、画像処理などの種々の
方式が考えられる。照明光は投影光学系で色収差を生じ
ない波長を使用するのが好ましいが、もちろん波長の異
なる光線を使用してもレチクル位置や倍率の傾向を知る
ことが可能であり有効である。
【0045】更に、図1では簡単のため、1個のレチク
ル像位置測定部13が配置されているが、勿論複数設け
るようにしてもよい。
【0046】なお、本使用例は投影レンズを伴った投影
光学系で説明したが、ミラーを利用した投影光学系を用
いた露光装置でも利用可能であり、この場合、投影光学
系の結像面とこれよりレチクル側に配置された最終光学
部品との間がワーキングディスタンスとなる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明では、投
影光学系の結像特性あるいはレチクルの位置を測定する
測定光学系が投影光学系の最終像側結像面より物面側の
所定位置に配置されるので、露光前、露光中を問わず投
影光学系を通過し、まさに露光に使用されるレチクル像
の位置、回転、倍率が測定でき、より精度の高い露光が
可能となり、生産される品質の向上、不良率の改善を実
現できる。
【0048】また、従来では、露光中の投影光学系のレ
ンズ倍率の挙動が測定できなかったために、装置調整の
段階で、露光光の照射量とレンズの倍率変化のデータを
レンズ個体ごとに測定することが必要であったが、本発
明では、常にレンズの倍率が測定可能となり、調整作業
が大幅に少なくなり、加えて装置を長期使用する際に定
期的にレンズ倍率を測定することも必要なくなる結果、
装置保守の工数が大幅に削減できる、という優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影露光装置の構成を示した構成図で
ある。
【図2】センサを2個配置する場合のレチクルの説明図
である。
【図3】センサを4個配置する場合のレチクルの説明図
である。
【図4】基板アライメントセンサとその位置計測を示す
説明図である。
【図5】従来でのベースライン計測並びに露光シーケン
スを示すフローチャート図である。
【図6】本発明でのベースライン計測並びに露光シーケ
ンスを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
10 レチクル位置測定部 10e レチクル位置測定センサ 11 レチクル 12 投影光学系 13 レチクル像位置測定部 13g レチクル像位置測定センサ 14 基準マーク 15 XYステージ 16 レチクル像位置測定センサ 17 基板 30 基板アライメント光学系 30a 基板アライメントセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レチクル上のパターンをステージ上に載
    置された基板上に投影する投影光学系と、 前記投影光学系の結像特性あるいはレチクルの位置を測
    定する測定光学系とを備え、 前記測定光学系が投影光学系の最終像側結像面より物面
    側の所定位置に配置されることを特徴とする投影露光装
    置。
  2. 【請求項2】 レチクル上のパターンをステージ上に載
    置された基板上に投影する投影光学系と、 前記投影光学系の最終像側結像面より物面側の所定位置
    に配置されて、投影光学系の結像特性あるいはレチクル
    の位置を測定する測定光学系と、 前記測定光学系により投影光学系の結像特性の変化が測
    定されたとき投影光学系に対して倍率制御を行なう手段
    と、 前記測定光学系によりレチクルの位置の変化が測定され
    たときレチクル位置制御を行なう手段と、 を備えたことを特徴とする投影露光装置。
  3. 【請求項3】 前記測定光学系の他に前記投影光学系の
    結像特性あるいはレチクルの位置を測定する測定センサ
    がステージに設けられることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の投影露光装置。
  4. 【請求項4】 前記所定位置がワーキングディスタンス
    内であることを特徴とする請求項1から3までのいずれ
    か1項に記載の投影露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004012245A1 (ja) * 2002-07-31 2004-02-05 Nikon Corporation 位置計測方法、位置制御方法、露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法

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