JP4792285B2 - モデル・パラメータを使用して自動プロセス補正を行うための方法及びシステム、並びにこのような方法及びシステムを使用したリソグラフィ機器 - Google Patents

モデル・パラメータを使用して自動プロセス補正を行うための方法及びシステム、並びにこのような方法及びシステムを使用したリソグラフィ機器 Download PDF

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Description

本発明は、基板テーブル上で基板を位置調整する方法に関するものである。本発明は、自動プロセス制御方法にも関し、さらに、本発明は、位置調整方法を実施するリソグラフィ機器に関するものである。さらに、本発明は、リソグラフィ機器のコンピュータ・システムに関し、さらに、本発明は、位置調整方法によるコンピュータ・プログラムに関する。本発明は、位置調整方法が用いられるように構成されたデバイス製作方法にも関するものである。さらに、本発明は、位置調整方法が用いられるように構成された自動プロセス制御システムに関するものである。
リソグラフィ機器は、基板に、通常は基板の目標部分に所望のパターンを形成する機械である。
リソグラフィ機器は、例えば、集積回路(IC)の製作に使用できる。この状況では、マスク又はレチクルとも称するパターン形成装置を使用して、ICの個々の層に形成すべき回路パターンを形成できる。このパターンは、基板(例えばシリコン基板)の(例えば、ダイの一部或いは1つ又は複数のダイを含む)目標部分に転写することができる。
パターンの転写は、典型的には、基板に形成された放射感受性材料(レジスト)の層への結像を介して行われる。一般に、1枚の基板は、次々にパターン形成される隣接した網目状の目標部分を含む。従来型リソグラフィ機器の例は、目標部分にパターン全体を1回露光することによって各目標部分が照射されるいわゆるステッパと、所与の方向(「走査」方向)に放射ビームを通過させてパターンを走査し、この方向と平行又は逆平行に基板を同期走査することによって各目標部分が照射されるいわゆるスキャナである。基板にパターンをインプリント(押印)することによって、パターン形成装置から基板にパターンを転写することも可能である。
一般に、超小型電子集積回路を得るためには、複数のパターンの形成された層を互いに重ねて形成することが必要とされる。
パターンの形成された層の相互の位置調整は、後続のパターン形成された層におけるフィーチャが、設計どおりに相互に実質的にぴったり合う(重なり合う)ようにするために十分に正確であるべきである。
最小フィーチャ・サイズは、100nm未満であることがあるので、(1つ層と次の層の)重ね合わせ誤差は、この最小フィーチャの寸法より小さくすべきである。
この目的のため、マスクに対する基板の位置調整は、集積回路の設計規則によって設定された制限内で、基板がマスクのパターンに対して露光されるために十分に正確でなければならない。
パターンの形成される各層を規定するために1つの第1リソグラフィ機器しか使用しない場合は、上記の位置調整手順により、すべてのパターンの形成される層を十分に正確に位置調整できる。重ね合わせ誤差を最小限に抑えるために必要とされるのは、層と層との適切な位置調整手順だけである。
しかし、次のパターンの形成される層に(少なくとも)第2のリソグラフィ機器を使用する場合には、1つのリソグラフィ機器と別のリソグラフィ機器で変動し得る基板の(チャック)位置調整の差が、重ね合わせに影響を及ぼすことがある。このように、第2リソグラフィ機器における露光フィールドが、第1リソグラフィ機器で用いられたフィールド位置に対して相対的にずれる(且つ/又は回転する)ことがあるので、機械に関係する大きな重ね合わせ誤差が生じ得る。
重ね合わせ誤差は一般に、オフライン(非直結)ツールを使用して求めなければならない。オフライン・ツールでは、第1リソグラフィ機器で露光されパターン形成された層及び第2リソグラフィ機器で露光されパターン形成された層のいずれにも存在する重ね合わせマークから、機械に関係する重ね合わせ誤差を求める。このような重ね合わせマークは、当業者には「ボックス・イン・ボックス(box−in−box)」ターゲットとしても知られている。オフライン測定にはいくらか時間が必要とされるので、このようなオフライン解析には問題がある。第2リソグラフィ機器においてバッチの第1基板が露光された後で、第2リソグラフィ機器において後続の基板を露光できるのは、第1基板に関する重ね合わせ誤差がわかり、第2リソグラフィ機器においてこの重ね合わせ誤差が補償された後だけである。そのため、(オフラインで)重ね合わせ誤差が求められた後でしか、バッチをそれ以上処理することができない。より最新のシステムでは、履歴データを用いて予想される重ね合わせ誤差、したがって補償値を求める。
さらに、重ね合わせ誤差の精度は高くなく、テストされる基板の数が多い場合にしか向上しない。それと同時に、オフライン検査に必要とされる時間はさらに長くなる。
第1リソグラフィ機器での露光と、第2リソグラフィ機器での後続の露光との間の重ね合わせ誤差を補正するオフライン手順の必要性を低減するか、さらにはなくすことのできる方法を提供することが望ましい。
本発明の実施例によれば、リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整する方法が提供される。この基板は、複数の位置調整用マークを含む。これらの位置調整用マークは、少なくとも1つの別のリソグラフィ機器によって規定されたものであり、基板上の座標系として基板格子(グリッド)を提供するように構成される。この座標系は、第1方向と、第1方向に直交する第2方向とを有する。この方法は、位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得する段階と、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定する段階と、第1の組のパラメータに加えて、少なくとも1つの追加の直交スケーリング(縮尺)パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定する段階とを含む。この方法では、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータのデータに基づく自動プロセス制御データによって、リソグラフィ機器と少なくとも1つの別のリソグラフィ機器との機械と機械の差(機械間の差)を補正する自動プロセス制御動作を実施できる。
有利には、本発明は、リソグラフィ機器間の位置調整及び重ね合わせの差を考慮に入れた方法を提供する。この方法は、オンラインで実行できる。すなわち、露光工程に先立つ通常の光学式基板位置調整手順の間に、リソグラフィ機器内で位置調整及び重ね合わせの差を求めることができ、実質的にオフライン時間を短くできる。
ここでは、「直交縮尺パラメータ」という用語は、第1リソグラフィ機器と第2リソグラフィ機器との機械間の差に関係するパラメータとして用いられる。この差は、機械間の直交差による回転位置調整不良、及び/又は機械間の第1方向及び第2方向の縮尺(スケーリング)差による並進移動位置調整不良を含む。
本発明の実施例によれば、上記で説明したリソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整する方法を含めて、リソグラフィ機器の自動プロセス制御方法が提供される。
本発明の一態様によれば、基板を保持するように構築された基板テーブルを備えるリソグラフィ機器が提供される。基板は、複数の位置調整用マークを含む。これらの位置調整用マークは、少なくとも1つの別のリソグラフィ機器によって規定されたものであり、基板の座標系として基板格子を提供するように配置される。この座標系は、第1方向と、第1方向に直交する第2方向とを有する。このリソグラフィ機器はさらに、基板格子に沿って基板を位置調整するように構成された位置調整システムを備える。このリソグラフィ機器は、位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得し、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定し、第1の組のパラメータに加えて、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定するように構成される。このリソグラフィ機器は、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータのデータに基づく自動プロセス制御データによって、リソグラフィ機器と、少なくとも1つの別のリソグラフィ機器との機械間の差を補正する自動プロセス制御動作を実施できる。
本発明の一態様によれば、リソグラフィ機器のコンピュータ・システムが提供される。このコンピュータ・システムは、処理ユニット及びメモリを備える。この処理ユニットは、メモリに接続される。このリソグラフィ機器は、リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整するように構成される。この基板は、複数の位置調整用マークを含む。これらの位置調整用マークは、別のリソグラフィ機器によって規定されたものであり、基板の座標系として基板格子を提供するように配置される。この座標系は、第1方向と、第1方向に直交する第2方向とを有する。このコンピュータ・システムは、処理ユニット及びこの処理ユニットに接続されたメモリを備える。このコンピュータ・システムは、位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得し、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定し、第1の組のパラメータに加えて、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定することを実施できるリソグラフィ機器を提供するように構成される。このコンピュータ・システムは、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータのデータに基づく自動プロセス制御データによって、リソグラフィ機器と、少なくとも1つの別のリソグラフィ機器との機械間の差を補正する自動プロセス制御動作を実施できるリソグラフィ機器を提供する。
本発明の一態様によれば、リソグラフィ機器のコンピュータ・システムによってロードされるコンピュータ・プログラムが提供される。このコンピュータ・システムは、処理ユニット及びメモリを備える。この処理ユニットは、メモリに接続される。このコンピュータ・プログラムは、リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整するように構成される。この基板は、複数の位置調整用マークを含む。これらの位置調整用マークは、別のリソグラフィ機器によって規定されたものであり、基板の座標系として基板格子を提供するように配置される。この座標系は、第1方向と、第1方向に直交する第2方向とを有する。このコンピュータ・プログラムは、ロードされた後に、位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得し、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定し、第1の組のパラメータに加えて、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定することを実施できるリソグラフィ機器を提供する。このコンピュータ・プログラムは、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータのデータに基づく自動プロセス制御データによって、リソグラフィ機器と、少なくとも1つの別のリソグラフィ機器との機械間の差を補正する自動プロセス制御動作を実施できるリソグラフィ機器を提供する。
本発明の一態様によれば、パターン形成装置から基板にパターンを転写する段階を含むデバイス製作方法が提供される。パターンを転写する段階は、リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整する段階を含む。この基板は、複数の位置調整用マークを含む。これらの位置調整用マークは、別のリソグラフィ機器によって規定されたものであり、このデバイス製作方法は、基板の座標系として基板格子を提供するように構成される。この座標系は、第1方向と、第1方向に直交する第2方向とを有する。この方法は、位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得する段階と、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定する段階と、第1の組のパラメータに加えて、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、この位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定する段階とを含む。この方法により、少なくとも1つの追加の直交縮尺パラメータのデータに基づく自動プロセス制御データによって、リソグラフィ機器と、少なくとも1つの別のリソグラフィ機器との機械間の差を補正する自動プロセス制御動作を実施できる。
また、本発明の別の態様では、サーバ、リソグラフィ機器、及び少なくとも1つの別のリソグラフィ機器を備える自動プロセス制御システムが提供される。このサーバは、ファブ・ホスト・コンピュータ・システム(すなわち、リソグラフィ機器を備えた生産設備を管理するコンピュータ・システム)を含む。このリソグラフィ機器及び少なくとも1つの別のリソグラフィ機器はそれぞれ、コンピュータ・システムを含む。各コンピュータ・システムは、処理ユニット及びこの処理ユニットに接続されたメモリを備える。このファブ・ホスト・コンピュータ・システムは、リソグラフィ機器のコンピュータ・システム及び少なくとも1つの別のリソグラフィ機器のコンピュータ・システムに接続される。この自動プロセス制御システムは、上記で説明したリソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整する方法が行われるように構成される。この自動プロセス制御システムは、追加の直交縮尺パラメータのデータに基づく自動プロセス制御データによって、リソグラフィ機器と、少なくとも1つの別のリソグラフィ機器との機械間の差を補正するリソグラフィ機器用の自動プロセス制御工程を実施できるように構成される。
本発明の一態様では、第1リソグラフィ機器のコンピュータ・システムによってロードされるコンピュータ・プログラムが提供される。このコンピュータ・システムは、処理ユニット及びメモリを備える。この処理ユニットは、メモリに接続される。このコンピュータ・システムは、第1リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整するように構成される。この基板は、複数の位置調整用マークを含む。これらの位置調整用マークは、第2リソグラフィ機器によって規定されたものであり、座標系として基板格子を提供するように配置される。この座標系は、第1方向と、第1方向に実質的に直交する第2方向とを有する。前記コンピュータ・プログラムは、複数の位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得する段階と、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定する段階と、第1の組のパラメータに加えて、直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、この位置調整用マーク・データから基板の基板格子を決定する段階と、直交縮尺パラメータに基づく自動プロセス制御データによって、第1リソグラフィ機器と、第2リソグラフィ機器との機械間の差を補正する段階とを含む方法に従って前記基板の位置調整を実施するための、前記コンピュータ・システムによって実行できる機械実行可能命令を含む。
次に、添付の概略図面を参照して、単なる例として本発明の実施例を説明する。図面では、対応する参照記号はそれに対応する部分を示す。
図1に、本発明の一実施例によるリソグラフィ機器を概略的に示す。この機器は、放射ビームB(例えば、UV放射)を調整するように構成された照明系(照明器)ILと、パターン形成装置(例えば、マスク)MAを支持するように構築された支持構造体(例えば、マスク・テーブル)MTであって、ある種のパラメータに従ってパターン形成装置を正確に位置決めするように構成された第1位置決め装置PMに結合された支持構造体MTを備える。この機器は、また、基板(例えば、レジストを塗布した基板)Wを保持するように構成された基板テーブルWTであって、ある種のパラメータに従って基板を正確に位置決めするように構成された第2位置決め装置PWに結合された基板テーブルWTと、基板Wの(例えば、1つ又は複数のダイを含む)目標部分Cに、パターン形成装置MAによって放射ビームBに付与されたパターンを投影するように構成された投影系(例えば、屈折型投影レンズ系)PSとを備える。
照明系は、放射を方向づけ、整形し、また制御する屈折型、反射型、磁気型、電磁気型、静電気型、その他の種類の光学要素、或いはこれらの任意の組合せなど、様々な種類の光学要素を含むことができる。
支持構造体は、パターン形成装置を支持し、すなわち、パターン形成装置の重量を支える。この支持構造体は、パターン形成装置の向き、リソグラフィ機器の設計、並びに、例えばパターン形成装置が真空環境内で保持されるか否かなどの他の条件によって決まる方法で、パターン形成装置を保持する。この支持構造体は、機械、真空、静電気その他のクランプ技術を利用して、パターン形成装置を保持できる。この支持構造体は、例えばフレーム(枠台)又はテーブルとすることができ、これらは必要に応じて固定又は移動可能とできる。この支持構造体は、例えば投影系に関してパターン形成装置が所望の位置にくるようにできる。本明細書で用いる「レチクル」又は「マスク」という用語は、「パターン形成装置」というより一般の用語と同義とみなすことができる。
本明細書で用いる「パターン形成装置」という用語は、基板の目標部分にパターンを形成するなどのために、放射ビームの横断面にパターンを付与するために使用できる任意の装置を指すと広く解釈すべきである。放射ビームに付与されるパターンは、例えば、このパターンが位相シフト用のフィーチャ、すなわち、いわゆるアシスト・フィーチャを含む場合、基板の目標部分における所望のパターンに厳密に対応しない場合があることに留意されたい。一般に、放射ビームに付与されるパターンは、目標部分に形成される集積回路などのデバイス内の特定の機能層に対応する。
パターン形成装置は、透過型又は反射型にできる。パターン形成装置の実施例には、マスク、プログラム可能なミラー配列(アレイ)、及びプログラム可能なLCDパネルが含まれる。マスクは、リソグラフィでは周知のものであり、その例には、バイナリ型、交互配置位相シフト型、及びハーフトーン位相シフト型などのマスク・タイプ、並びに様々なハイブリッド型のマスク・タイプが含まれる。プログラム可能なミラー配列の実施例では、入射する放射ビームが異なる方向に反射されるように、それぞれ個々に傾けることのできるマトリックス(行列)配置の小ミラーを使用する。これらの傾いたミラーにより、ミラー・マトリックスによって反射される放射ビームにパターンが付与される。
本明細書で用いる「投影系」という用語は、用いられる露光放射、或いは浸漬液の使用又は真空の使用などの他の要因に対して適宜、屈折型、反射型、反射屈折型、磁気型、電磁気型、及び静電気型の光学系、又はこれらの任意の組合せを含めて、任意の種類の投影系を包含すると広く解釈すべきである。本明細書で用いる「投影レンズ」という用語は、「投影系」というより一般の用語と同義とみなすことができる。
ここで示すように、この機器は、(例えば、透過性マスクを使用する)透過型のものである。或いは、この機器は、(例えば、上記で言及した種類のプログラム可能なミラー配列を使用するか、或いは反射性マスクを使用する)反射型のものとできる。
このリソグラフィ機器は、2つ(2ステージ)又はそれ以上の基板テーブル(及び/又は2つ以上のマスク・テーブル)を有する種類のものとできる。このような「複数ステージ」型の機械では、追加のテーブルを並列で使用できる。すなわち、1つ又は複数のテーブルで準備工程を実施しながら、1つ又は複数の他のテーブルを使用して露光を行うことができる。
このリソグラフィ機器は、比較的高屈折率の液体、例えば水で基板の少なくとも一部を覆って、投影系と基板との間の空間を満たす種類のものにできる。浸漬液は、リソグラフィ機器内の他の空間、例えばマスクと投影系との間に適用もできる。投影系の開口数を大きくする液浸技術は、当技術分野では周知のものである。本明細書で用いる「浸漬」という用語は、基板などの構造体を液体中に浸さなければならないという意味ではなく、露光中に、投影系と基板との間に液体を配置するというだけの意味である。
図1を参照すると、照明器ILは、放射源SOから放射ビームを受け取る。放射源とリソグラフィ機器は、例えば放射源がエキシマ・レーザの場合は別々の要素にできる。このような場合には、放射源がリソグラフィ機器の一部を形成するとはみなさず、放射ビームは、放射源SOから、例えば適当な方向づけミラー及び/又はビーム拡大器(エキスパンダ)を含むビーム伝達系BDを使用して照明器ILに至る。他の場合には、例えば放射源が水銀ランプの場合、放射源はリソグラフィ機器と一体の部分にできる。放射源SO及び照明器ILは、必要な場合には、ビーム伝達系BDとともに放射系と称することがある。
照明器ILは、放射ビームの角度強度分布を調節する調節装置ADを含むことができる。一般に、照明器の瞳面内の強度分布の少なくとも(一般に、それぞれ外側σ及び内側σと称する)外側及び/又は内側の径方向範囲を調節できる。照明器ILはさらに、統合器IN及びコンデンサCOなど、他の様々な構成要素を備えることがある。この照明器を使用して放射ビームを調整し、それによって放射ビーム断面において所望の均一性及び強度分布を得ることができる。
放射ビームBは、支持構造体(例えば、マスク・テーブルMT)で保持されるパターン形成装置(例えば、マスクMA)に入射し、パターン形成装置によってパターンが形成される。マスクMAを横切った後に、放射ビームBは、投影系PSを通過し、投影系PSによって基板Wの目標部分Cに合焦する。第2位置決め装置PW及び位置センサIF2(例えば、干渉計測装置、リニア・エンコーダ、又は容量センサ)を使用して、基板テーブルWTを正確に移動させて、例えば、放射ビームBの経路内で異なる目標部分Cを位置決めできる。同様に、第1位置決め装置PM及び別の位置センサIF1を使用して、例えば、マスク・ライブラリからマスクMAを機械的に取り出した後で、或いは走査中に、放射ビームBの経路に関してマスクMAを正確に位置決めできる。一般に、マスク・テーブルMTの移動は、第1位置決め装置PMの一部を形成する(粗い位置決め用の)長ストローク・モジュール及び(精密位置決め用の)短ストローク・モジュールを使用して実現できる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2位置決め装置PWの一部を形成する長ストローク・モジュール及び短ストローク・モジュールを使用して実現できる。(スキャナと異なり)ステッパの場合には、マスク・テーブルMTを短ストローク・アクチュエータだけに連結でき、或いは固定とすることもできる。マスクMA及び基板Wは、マスク位置調整用マークM1、M2及び基板位置調整用マークP1、P2を使用して位置調整できる。図に示す基板位置調整用マークは、専用の目標部分を占めているが、これらは、目標部分間の余白に配置できる(これらの余白は、スクライブ・レーンとして知られており、これらの中に配置された位置調整用マークは、スクライブ・レーン位置調整用マークとして知られている)。同様に、マスクMAに2つ以上のダイが設けられる状況では、マスク位置調整用マークは、これらのダイとダイの間に配置できる。
図に示す機器は、以下のモードの少なくとも1つのモードで使用できるはずである。
ステップ・モード:マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTは本質的に固定したまま、放射ビームに付与されたパターン全体を目標部分Cに1回で投影する(すなわち、1回の静止露光)。次いで、X方向及び/又はY方向に基板テーブルWTの位置を変えて、異なる目標部分Cを露光できる。ステップ・モードでは、露光フィールドの最大寸法が、1回の静止露光で画像形成される目標部分Cの寸法を制限する。
スキャン・モード:マスク・テーブルMTおよび基板テーブルWTを同期走査しながら、放射ビームに付与されたパターンを目標部分Cに投影する(すなわち、1回の動的な露光)。マスク・テーブルMTに対する相対的な基板テーブルWTの速度及び方向は、投影系PSの倍率(縮小率)及び像の反転特性によって決めることができる。スキャン・モードでは、露光フィールドの最大寸法が、1回の動的な露光における目標部分の(非走査方向の)幅を制限し、走査移動長により、目標部分の(走査方向の)高さが決まる。
別のモード:プログラム可能なパターン形成装置を保持するマスク・テーブルMTを本質的に固定したまま、基板テーブルWTを移動又は走査しながら、放射ビームに付与されたパターンを目標部分Cに投影する。このモードでは一般に、パルス化された放射源を使用し、基板テーブルWTの各移動動作後に、或いは走査中の連続放射パルスの間に、プログラム可能なパターン形成装置を必要に応じて更新する。この動作モードは、上記で言及した種類のプログラム可能なミラー配列などのプログラム可能なパターン形成装置を利用するマスクレス・リソグラフィに容易に適用できる。
基板テーブルWTは、リソグラフィ機器の基準フレーム内で基板テーブルの位置及び向きを較正するために使用する基準マーカ(又は基準点)を含むことに留意されたい。
上記で説明した使用モードの組合せ及び/又は変形、或いは全く異なる使用モードを用いることもできる。
図2に、第1リソグラフィ機器によって製作された複数のマークを含む基板を概略的に示す。
基板テーブルWT上で基板Wを位置決めする。この基板には複数のダイ(に将来形成される部分)を配置する。ダイDは、基板W上の1つの超小型電子デバイスに必要とされる基板の領域を示す。各ダイD内で、一連のリソグラフィ処理中に完全な超小型電子デバイスが形成される。明確化のため、ダイDは1つのみを示す。
典型的には、超小型電子デバイスを形成するために、複数のパターンの形成された層を互いに重ねて形成して、このような超小型電子集積回路を得ることが必要とされる。
基板Wは、連続したリソグラフィ処理工程中に、位置調整及び重ね合わせの制御に使用する複数のマークMを含む。
マークMは、第1リソグラフィ機器によって実施される第1リソグラフィ処理によってゼロ層(基板表面)又は第1層に製作される。
マークMが第1層に作製される場合、それと同時に、各ダイD内の超小型電子デバイスの第1層部分が形成される。
マークMは、例えば、ダイD間のスクライブ・レーンなど、基板Wの所定の場所に配置される。
マークMの配置にこのような所定の場所を用いることにより、当業者には周知のように、基板に基づく座標系又は「ウエハ格子」を構成できる。
基板格子の目的は、未完成の超小型電子デバイスの次の層の部分を形成するための後続の各リソグラフィ処理における基準を設けることである。
リソグラフィ機器によって実施される後続の各リソグラフィ処理において、基板W(すなわち、基板格子)の向きは、マークMの位置に基づいて決められる。マークMの位置は、例えば、マークMでの光ビームの回折によって生成される回折光を光学的に測定することによって基板WのマークMの位置を求めることのできるマーク検出システムによって測定される。ここでは、このマーク検出システムの厳密な説明は割愛する。当業者には周知のように、マークの位置を測定し解析する様々な方法が利用可能である。
基板W上の破線X及びYにより、それぞれ第1方向X及び第2方向Yが示される。第1方向X及び第2方向Yは並進移動軸を示し、これらの軸に沿って、ダイDが並進移動し、それを繰り返して、複数の均等なダイDにより実質的に基板Wが満たされる。並進移動方向X、Yは、基板W上で各位置調整用マーク及び/又はダイDの領域を画定する第1リソグラフィ処理によって定義される。
図3に、第1リソグラフィ機器で作製された複数のマークMを含む基板Wを、第2リソグラフィ機器で見たものを概略的に示す。
リソグラフィ処理工程の後に、基板Wは、リソグラフィ機器から取り出され、適宜さらに処理される。したがって、先立つリソグラフィ処理工程の後に、第2又は別のリソグラフィ処理工程が実施されることになり、基板Wは再度、リソグラフィ機器に配置される。表面を露光する前に、これから作製するパターンと、前のリソグラフィ工程からの既に存在するパターンとの重ね合わせが十分に行われるように、基板Wの位置調整が必要である。
図3に、基板Wのパターン及びこれから作製するパターンを概略的に示す。矩形によって第1パターン層DL1内のダイの一部(第1ダイ部分)を示す(実線)。第1パターン層DL1は、第1リソグラフィ機器で製作されたものである。破線矢印線上の第2の矩形DL2により、第2パターン層DL2内の同じダイの一部(第2ダイ部分)を示す。第2パターン層DL2は、第2リソグラフィ機器によってこれから製作される。
第2パターン層DL2は、通常の位置調整手順を利用して位置調整されたものである。ただし、第1リソグラフィ機器と第2リソグラフィ機器との間の機械に関係する(すなわち、光学的且つ(電子)機械的な)差のために、それぞれの露光手順は同じではない。例えば、第2パターン層DL2内のパターンは、第1パターン層DL1内のパターンに対して相対的に位置がずれ、且つ回転している。
図を明解にするために、この位置のずれ及び回転は、第1ダイ部分DL1の領域の実質的に外側に第2ダイ部分DL2を投影することによって誇張されている。通常は、このように位置調整不良があっても、DL1とDL2とは依然として重なり合って見えるであろう。そうではあるが、機械と機械の差により、並進移動及び回転によって、第1ダイ部分DL1と第2ダイ部分DL2との間には位置調整不良が生じる。
従来方式では、このような偏差を補正するために、第1リソグラフィ機器で既に露光の行われた1枚又は複数枚のテスト基板に対して、第2リソグラフィ機器でサンプル露光が行われる。次いで、各テスト基板ごとに、第2パターン部分を形成した後に、例えば、オフライン・モードで、(図示しない)ボックス・イン・ボックス式の重ね合わせマーカによって、第2パターン部分と第1パターン部分との重ね合わせを求める。重ね合わせ測定値から、第2リソグラフィ機器についての補正量が得られ、それによって、第1リソグラフィ機器で製作された第1パターン層DL1のパターンと第2パターン層DL2のパターンとの重ね合わせがより良好になる。この重ね合わせ補正は、パターンごとの補正であることに留意されたい。
しかし、従来方式の手順ではオフライン解析が必要であり、それによって製作処理が遅くなることがある。なぜなら、オフライン測定にはいくらかの時間が必要とされるからである。第2リソグラフィ機器において、あるバッチの第1基板が露光された後に、第2リソグラフィ機器において後続の基板を露光できるのは、第1基板に関する重ね合わせ誤差がわかり、第2リソグラフィ機器においてこの重ね合わせ誤差が補償された後だけである。そのため、オフラインで重ね合わせ誤差が求められた後にしか、バッチをそれ以上処理することができない。その上、オフライン解析によって求められる重ね合わせ誤差の精度は高くない。
本発明の方法では、オフライン測定の作業時間を短くできる。なぜなら、直交性及び縮尺の機械間の差に関して、位置調整データに基づいて、これらの直交性及び縮尺に関するプロセス補正量を求めることができるからである。本発明では、オンライン・モードで、すなわち、処理される基板が第2リソグラフィ機器の基板テーブルWT上にある間に補正量が求められる。この補正は、1枚又は複数枚のテスト基板に対するオフライン測定を必要とせずに、基板に直接適用できる。基本的に、このような目的のためにテスト基板を使用することを省くことができる。さらに、以下で説明するように、得られる補正量を機械と機械の間の補正量として用いることができる。
あらかじめ第1リソグラフィ機器を使用して、基板Wに位置調整用マークM用のパターンが印刷される。このパターンは、当技術分野で知られている処理によって形成され、基板W(ゼロ層又は第1層)に転写される。基板Wの位置決めは通常、第2リソグラフィ機器の基板テーブルWTに積載した後に、事前位置調整工程及び位置調整工程によって行われる。
位置調整工程では、光学式位置調整システムによって位置調整用マークMを測定する。この光学式位置調整システムは、(基板テーブルWT上の)基板Wの位置調整用マークMを照明する照明源と、位置調整用マークMからの光信号を検出する1つ又は複数の光センサとを含む。各位置調整用マークMは、照明源による照明に応答して光信号を生成する。これらの1つ又は複数の光センサは、位置調整用マークMからの光信号を位置調整用マーク・データとして収集する。これらの測定中に、基板テーブルWTは、基本的にはそのX方向及びY方向に沿う一連の移動が行われることに留意されたい。
次に、基板テーブルWTの基板Wの位置及び向きの情報を得るために、ウエハ・格子モデルの1組の式を解くことによって、これらの位置調整用マークのデータを処理する。
リソグラフィ機器のフレーム内では、基板Wが装着される基板テーブルWTの位置及び向きは、基板テーブルWTの基準マーカ又は基準点からわかることに留意されたい。
基板Wの位置及び向きを求めるための様々な基板格子モデルが存在する。4、5、及び6個のパラメータに基づくモデルがよく知られている。
例えば、4パラメータ(4−p)モデルでは、X方向の並進移動Tx、直交するY方向の並進移動Ty、基板テーブルWTの基準位置の周りの回転角R、及び全体的縮尺係数Sを用いて、基板テーブルWTの基準位置に対する相対的な位置及び向きが記述される。
5パラメータ(5−p)又は6パラメータ(6−p)のモデルは、5パラメータ・モデルでは、1つの全体的縮尺係数Sの代わりに、X方向の縮尺係数Sx及びY方向の縮尺係数Syが提供される点を除いて類似のものである。また、5パラメータ・モデルは、4−pモデルと同じパラメータと、5番目のパラメータとして直交性係数OGとを含むことができる。そのため、5−pモデルでは実施形態に応じて、パラメータTx、Ty、R、S及びOG、又はTx、Ty、R、Sx及びSyが提供される。
直交性係数OGは、第1リソグラフィ機器において第1パターン層DL1を通して作製された現在のパターンと、第2リソグラフィ機器によって第2パターン層DL2を通して作製されることになるパターンとの間の非直交性を示す。
6パラメータ・モデルでは、4−pモデルのパラメータに加えて、X方向の縮尺係数Sx及びY方向の縮尺係数Sy、並びに直交性係数OG、すなわち、パラメータTx、Ty、R、Sx、Sy、及びOGが提供される。
本発明では、4パラメータ・モデルによる位置調整用マーク・データに関する計算を用いてウエハ格子が求められ、それに従って基板Wが位置調整される。次いで、5パラメータ又は6パラメータのモデルを用いて、これらの位置調整用マーク・データに関する別の計算が実施される。当業者には周知のように、同じデータを用いても、4パラメータ・モデルから得られたパラメータの精度は、5パラメータ又は6パラメータのモデルからのパラメータの精度よりも高くなる。以下で説明するように、統計的な方法により、5−p又は6−pのモデルによって求められた追加のパラメータの値(OG、又はSx及びSy、或いはその両方)の精度を改善できる。
5−p及び6−pのモデルは、4−pモデルのパラメータに加えて追加のパラメータを含む(以下では、これら追加のパラメータを直交縮尺パラメータと称する)。具体的には、直交性係数OG、又は縮尺係数Sx及びSy、或いはその両方は、第1リソグラフィ機器と第2リソグラフィ機器との光学的且つ(電気)機械的な差(すなわち、機械間の光学的且つ/又は電気機械的な差によって生じる機械間の差)を示す。
ここでは、「直交縮尺パラメータ」という用語は、第1リソグラフィ機器と第2リソグラフィ機器との機械間の差に関係するパラメータとして用いる。この差は、機械間の直交性の差による回転位置調整不良、及び/又は機械間の第1方向及び第2方向の縮尺差による並進移動位置調整不良を含む。
そのため、「直交縮尺パラメータ」という用語は、第1リソグラフィ機器と第2リソグラフィ機器との間の回転位置調整不良に関係する直交性係数OGに関係し、且つ、ここで用いる「直交縮尺」という用語に含まれ得るX方向及びY方向の縮尺係数Sx及びSyに関係する(これらにより、厳密には直交性の変化は生じない)。
基板格子と、各機械ごとの基板テーブルWT上の基準点との関連性のために、ある機械に関する基板格子を求めると(すなわち、それを基準として使用すると)、処理に使用する様々なリソグラフィ機械間で補正を行うことができる。
(4パラメータ・モデルによって決まる4つのパラメータに加えて)5パラメータ又は6パラメータのモデルによって得られる直交縮尺パラメータOG、又はSx及びSy、或いはその両方は、2つのリソグラフィ機器についての、すなわち、第1リソグラフィ機器と第2リソグラフィ機器との機械間の差を記述する統計的なデータとして記憶される。
生産設備(例えば、「ウエハ生産」)の任意のリソグラフィ機器におけるリソグラフィ処理で露光を行うために位置調整される各基板Wを使用して、その特定のリソグラフィ機器と、位置調整用マークMの形成によって基板格子を最初に規定したリソグラフィ機器との差に関して、追加のパラメータに関するデータを収集できる。このことを、図5を参照して示す。
特に、リソグラフィ処理は一般に、多くの基板Wを使用することを必要とするので、各被測定基板ごとに、且つ各機械ごとに記憶した直交縮尺パラメータOG、又はSx及びSy、或いはその両方の統計分析をプロセス制御工程に用いて第2リソグラフィ機器の位置調整を補正し、それによって、第1リソグラフィ機器に関する第2リソグラフィ機器の光学的且つ(電気)機械的な差を補償できる。
6パラメータ・モデルからのデータの精度は、4パラメータ・モデルからのデータの精度よりも低いが、処理中の基板の(一般に大きな)数により、統計的に有意なデータを得ることができる。
図5を詳細に説明する前に、図5の構成でサーバとして使用できるコンピュータ・システムを説明する。
図4に、このようなコンピュータ・システム8を概略的に示す。
コンピュータ・システム8は、周辺装置を備えたホスト・プロセッサ(上位処理装置)21を含む。ホスト・プロセッサ21は、命令及びデータを格納する1つ又は複数のメモリ・ユニット18、19、22、23、24、1つ又は複数の(例えば、フロッピー(登録商標)・ディスク17、CD・ROM又はDVD20などを読み取る)読取りユニット30、入力装置としてのキーボード26及びマウス27、並びに出力装置としてのモニタ28及びプリンタ29に接続される。トラックボール、タッチ・スクリーン、又はスキャナなどの他の入力装置及び他の出力装置も設けることができる。
図に示すメモリ・ユニットは、RAM22、(E)EPROM23、ROM24、テープ・ユニット19、及びハード・ディスク18を含む。ただし、当業者に周知の、より多くのおよび/又は他のメモリ・ユニットを設けることができることを理解されたい。さらに、必要な場合には、これらのメモリ・ユニットの1つ又は複数をプロセッサ21から物理的に離して配置できる。
プロセッサ21は、1つのボックスとして示すが、並列に機能し、または、1つの主プロセッサによって制御されるいくつかの処理ユニットを含むことができる。これらの処理ユニットは、当業者に知られているように、例えばネットワーク・トポロジー内に互いに離して配置できる。
コンピュータ・システム8は、リソグラフィ機器の光学式位置調整システム34に接続される。コンピュータ・システム8と光学式位置調整システム34は、直接接続できるし、(図示しない)ネットワークを介して接続を構成することもできる。ネットワークを介した接続の場合、このネットワークは、ローカル・エリア・ネットワークとすることもでき、または通信ネットワークを含むこともできる。コンピュータ・システム8と光学式位置調整システム34との接続は、例えば有線又は無線などの当業者に周知の任意の方法で実施できる。
コンピュータ構成8のプロセッサ21は、本発明の方法を実施するソフトウエア・コードを実行できる。
図4に示すコンピュータ・システム8は、上記で説明した本発明方法の工程を実施するように構成される。すなわち、コンピュータ・システム8は、位置調整用マークMの走査手順を制御し、基板Wの位置調整用マークMに関して測定した光信号を、基板テーブルWTの位置及び向きの関数として記録できる。コンピュータ・システム8は、これらの測定によって収集されたデータに対してデータ処理を実施できる。すなわち、4−pモデルのパラメータTx、Ty、R、S、並びに実施形態に応じて、5−pモデルのパラメータTx、Ty、R、S、OG又はTx、Ty、R、Sx、Sy、及び/又は6−pモデルのパラメータTx、Ty、R、Sx、Sy、OGを計算できる。
さらに、コンピュータ・システム8は、特定のリソグラフィ機器について求められた少なくとも直交縮尺パラメータOG、又はSx及びSy、或いはその両方に関する情報を、例えばハード・ディスク18に記憶された中央データベースに送信するように構成される。以下でより詳細に説明するように、プロセス制御を行うために中央データベースを使用することがある。
図5に、本発明によるリソグラフィ機器LM1、LM2、LM3及びサーバ・コンピュータのファブ・ホスト(Fab Host)のネットワークを模式的に示す。
ウエハ工場(すなわち、リソグラフィ機器を備えた生産設備)内の工場ネットワークFNでは、複数のリソグラフィ機器LM1、LM2、LM3は、サーバのファブ(工場)ホストが管理する通信ネットワーク内で構成される。サーバ・ファブ・ホストは一般に、当業者に周知のいわゆるサーバ・コンピュータ・システムCS4である。このファブ・ホスト・サーバは、生産設備内の機器を管理するように構成される。一般に、このような機器の例は、このような機器の機能を制御するコンピュータである。このような機器の中でも、この生産設備はリソグラフィ機器を含む。
このようなファブ・ホスト・サーバであるコンピュータ・システムCS4は、図4を参照して説明したように、1つ又は複数のプロセッサ及びこれら1つ(又は複数)のプロセッサに関連するメモリを含む。さらに、サーバ・ファブ・ホストは、他のコンピュータ又はコントローラと通信するためのネットワーク接続部を含む。
この実施例では、3つ(第1、第2、及び第3)のリソグラフィ機器LM1、LM2、LM3を示すが、ウエハ工場に含まれるリソグラフィ機器は異なる数にすることができる。リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3は、(それぞれのリソグラフィ機器内のコンピュータ・システムCS1、CS2、CS3を使用して)接続部CN1、CN2、CN3によってファブ・ホストに接続される。ここでは、象徴的な回線CN1、CN2、CN3を示し、工場ネットワークFNの精確な微細構成は問題とされない。
サーバ・ファブ・ホストは、自動プロセス制御用のデータベースAPCに接続される。データベースAPCは、以下で説明するように、リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3の自動プロセス制御に関する情報を含む。
リソグラフィ機器LM1とリソグラフィ機器LM2との間の二重矢印O12、O21によって、第1リソグラフィ機器LM1と第2リソグラフィ機器LM2との間の光学的且つ/又は(電気)機械的な性質の機械間の差の統計的な相関を示す。第2リソグラフィ機器LM2と第3リソグラフィ機器LM3との間では、機械間の差の統計的な相関をO23、O32により、第1リソグラフィ機器LM1と第3リソグラフィ機器LM3との間では、機械間の差の統計的な相関をO13、O31により示す。O21はO12の逆相関であり、O32はO23の逆相関、O31はO13の逆相関である。以下、図6及び図7を参照して、これらの統計的な相関をより詳細に説明する。
ファブ・ネットワークFNでは、炉、イオン注入装置、被着機械、ドライ・エッチング反応炉、ウエハ・トラック、検査機械など、(図示しない)他の機械を使用して基板を処理できる。これらも、サーバ・ファブ・ホストに接続され、サーバ・ファブ・ホストと通信して、直交縮尺パラメータに関する情報を含めて、データベースAPC内に記憶された情報を利用できることに留意されたい。
各リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3は、図4を参照して説明したコンピュータ・システム8に類似のものにできるコンピュータ・システムCS1、CS2、CS3を備えることに留意されたい。
図6に、本発明による第1の流れ図を示す。
第1の流れ図には、ファブ・ホストによって統計的な相関データを収集する手順600を示す。このファブ・ホストは、それが各リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3のコンピュータ・システムCS1、CS2、CS3から受け取った、それぞれのリソグラフィ機器で処理される各基板Wごとの少なくとも直交縮尺パラメータに関する情報を記録するように構成される。
直交縮尺パラメータに関するこのような情報は、上記で論じた4パラメータ・モデル及び6パラメータ・モデルから計算した結果を、例えば直交縮尺パラメータだけを含むことができることに留意されたい。また、未処理の位置調整データ、すなわち、それぞれのリソグラフィ機器の光学式位置調整システムによって取得され、4−p又は6−pのモデルに従って処理されていないデータが、これらのリソグラフィ機器からファブ・ホストに送信されることも考えられる。後者の場合には、4パラメータ基板モデル及び6パラメータ基板モデルのデータは、ファブ・ホストによって計算される。
第1ステップ610では、ファブ・ホストのプロセッサによって、いくつかの初期化を実施できる。
次のステップ620で、ファブ・ホストは、リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3から、それぞれのリソグラフィ機器で処理される各基板Wごとに少なくとも直交縮尺パラメータに関係する情報を受け取る。また、位置調整用マークMを形成したリソグラフィ機器LM1、LM2、LM3に関する情報を、そのリソグラフィ機器から受け取る。
次にステップ630で、ファブ・ホストは、そのメモリに、各リソグラフィ機器ごとの直交縮尺パラメータに関する情報を別々に、位置調整用マークMを形成したリソグラフィ機器LM1、LM2、LM3に関する情報と組み合わせて記憶する。
さらなるステップ640で、ファブ・ホストは、メモリから、位置調整用マークを形成した特定のリソグラフィ機器について、所与のリソグラフィ機器から得られた直交縮尺パラメータOG;Sx、Sy;OG、Sx、Syに関して記憶された情報を引き出す。次に、ファブ・ホスト・コンピュータ・システムCS4は、この特定のリソグラフィ機器と、位置調整用マークMを形成したリソグラフィ機器との統計的な相関を計算する。これらの統計的な相関値は、例えば、実際の実施形態に応じて、平均値又は中心値、及び/又は1つ又は複数の各直交縮尺パラメータのそれぞれの偏差に関係するデータを含む。他の種類の統計データも利用できることが当業者には理解されよう。
統計的な相関に関するこれらの計算は、この工場内のリソグラフィ機器LM1、LM2、LM3の可能な組合せのそれぞれについて実施される。
次いで、ステップ650で、十分なデータが収集されると、データベースAPCに統計的な相関値が入力される(或いは、これらを使用してデータベースAPCを更新する)。
ステップ660で、この手順が終了する。
データベースAPCは、リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3の各組合せの機械間の差についての統計的な相関O12、O21、O23、O32、O13、O31を(直交縮尺パラメータ情報の形で)含む。リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3のいずれか2つの間の統計的な相関を確立するには、リソグラフィ機器での処理を互いに連続して実施する必要のないことに留意されたい。他の処理が、最初に使用したリソグラフィ機器、例えばLM1の処理と、他の2つのリソグラフィ機器、例えばLM2又はLM3での処理との間で実施されることがある。
統計的な相関についてのデータO12、O21、O13、O31、O23、O32は、原則として双方向で使用できることに留意されたい。リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3のいずれか1つを使用して、位置調整用マークMを形成できたはずである。統計的な相関O12、O21、O13、O31、O23、O32は、単に逆相関をとることができないことも考えられる。この場合には、例えば、第1リソグラフィ機器が位置調整用マークMの形成装置である場合の第1リソグラフィ機器と第2リソグラフィ機器LM2との間の統計的な相関O12は、第2リソグラフィ機器LM2が位置調整用マークMの形成装置である場合の第1リソグラフィ機器と第2リソグラフィ機器LM2との間の統計的な逆相関O21と区別しなければならない。
このように、この実施例では、データベースAPCは、3つのリソグラフィ機器の間の統計的な相関についてのデータO12、O21、O13、O31、O23、及びO32を含む。それぞれの機械を使用する順序を逆転できるかどうかに応じて、統計的な相関O12とO21、O13とO31、及びO23とO32はそれぞれ、同じ統計的な相関を含むこともあり、または含まないこともある(順序を逆転できる場合には、O13=O31、O12=O21、及びO23=O32である)。
図7では、サーバ・ファブ・ホストが、リソグラフィ機器LM1、LM2、LM3の間の統計的な相関データO12、O21、O13、O31、O23、及びO32を使用する方法を説明する。
図7に、本発明の実施例による第2の流れ図を示す。
手順700に示すように、本発明によるプロセス制御プログラムは、サーバ・ファブ・ホストで実施できる。
例えば、第2リソグラフィ機器LM2で複数の基板からなる基板バッチをこれから処理する。このバッチの基板にはそれぞれ、第3リソグラフィ機器LM3で実施されたリソグラフィ処理による位置調整用マークMが与えられている。第3リソグラフィ機器は、位置調整用マークMを形成した機器である。
第2リソグラフィ機器LM2でのリソグラフィ処理を開始する前に、第2リソグラフィ機器LM2(のコンピュータ・システムCS2)は、サーバ・ファブ・ホストに、基板バッチをこれから処理するというメッセージを送る。
ステップ710で、サーバ・ファブ・ホストは、第2リソグラフィ機器LM2から、処理される基板バッチに関する情報を含めてメッセージを受け取る。このような情報は、例えば、操作者によって、又は基板バッチを保持する基板容器上の識別タグによって、或いは処理スケジュールからなど、多くの方法で利用可能にできる。
ステップ720で、サーバ・ファブ・ホストは、(第2リソグラフィ機器LM2からのメッセージから、或いは、例えば処理スケジュールなどのファブ・ホストの他の情報から)バッチを識別する。
ステップ730で、サーバ・ファブ・ホストは、データベース、好ましくはデータベースAPCから、どのリソグラフィ機器で位置調整用マークMが形成されたか(ここでは、第3リソグラフィ機器LM3)を引き出す。
ステップ740で、サーバ・ファブ・ホストは、データベースAPCから、第3リソグラフィ機器LM3が位置調整用マークMの形成装置として使用された状態で、第2リソグラフィ機器LM2と第3リソグラフィ機器LM3との間の重ね合わせを補正するための統計的な相関O32についてのデータを取り出す。
ステップ750で、サーバ・ファブ・ホストは、第2リソグラフィ機器LM2に、統計的な相関O32についてのデータを含めてプロセス制御データを送信する。おそらくは、ファブ・ホストは、必要な場合には、第2リソグラフィ機器に他のプロセス制御データも送信する。
ステップ760で、この手順が終了する。
第2リソグラフィ機器LM2のコンピュータ・システムCS2は、第2リソグラフィ機器LM2と第3リソグラフィ機器LM3との機械間の差を補正するための統計的な相関O32のデータを受け取り、この統計的な相関O32のデータを用いて、第2リソグラフィ機器LM2の基板テーブルWTの位置及び向きについての補正設定値を計算する。次いで、この補正設定値を用いて、第2リソグラフィ機器LM2と第3リソグラフィ機器LM3との機械間の差が最小限に抑えられ、最適な重ね合わせが実現できるように、リソグラフィ機器LM2の基板テーブルWTの位置及び向きを適合させる。
要求側の第2リソグラフィ機器LM2に統計的な相関データを送信する代わりに、サーバ・ファブ・ホストは、統計的な相関O32についてのデータから直接、補正データを計算するように構成することができ、この補正データを要求側の第2リソグラフィ機器LM2に送信できることに留意されたい。おそらくは、第2リソグラフィ機器LM2のコンピュータ・システムCS2によって設定値を計算することを全く必要とせずに、この補正データを、第2リソグラフィ機器LM2の設定値を補正するために直ちに適用できる。
本発明の実施例によれば、リソグラフィ機器間の位置調整及び重ね合わせの差を有利に考慮に入れる方法が提供される。この方法は、オンラインで実行できる。すなわち、露光工程に先立つ通常の光学式基板位置調整手順の間に、リソグラフィ機器内で位置調整及び重ね合わせの差を求めることができ、実質的にオフライン時間を短くできる。
さらに、本発明の実施例による方法では、有利には、ウエハ・ファブ内の各リソグラフィ機器での生産工程中に収集される統計データを適用することによって、重ね合わせ誤差を求める際の精度を上げる可能性が提供される。
本明細書では、ICの製作でリソグラフィ機器を使用することを具体的に参照することがあるが、本明細書で説明するリソグラフィ機器は、集積光学系、磁気ドメイン・メモリ用の誘導/検出パターン、フラット・パネル・ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製作など、他の応用が可能であることを理解されたい。このような代替応用例の状況では、本明細書で用いる「ウエハ」又は「ダイ」という用語は、それぞれより一般の用語である「基板」又は「目標部分」と同義とみなすことができることが当業者には理解されよう。本明細書で言及する基板は、例えば、トラック(典型的には、基板にレジスト層を塗布し、露光されたレジストを現像するツール)、計測ツール、及び/又は検査ツール内で、露光前又は露光後に処理することがある。該当する場合には、上記その他の基板処理ツールに本明細書の開示を適用できる。さらに、基板は、例えば多層ICを作製するために2回以上処理することがある。そのため、本明細書で用いる基板という用語は、複数の処理済み層を既に含む基板を指すこともある。
上記では、光リソグラフィの状況で本発明の実施例を利用することを具体的に参照したが、本発明は、例えばインプリント・リソグラフィなどの他の応用例で利用することができ、状況次第では、光リソグラフィに限定されないことを理解されたい。インプリント・リソグラフィでは、パターン形成装置の凹凸形状が、基板に形成されるパターンを規定する。パターン形成装置の凹凸形状は、基板に供給されたレジスト層に押し付けることができ、その後、電磁放射、熱、圧力、又はこれらの組合せを適用することによってレジストを硬化させる。パターン形成装置をレジストから取り外し、それによって、レジストが硬化した後でレジスト中にパターンが残る。
本明細書で用いる「放射」及び「ビーム」という用語は、(例えば、365、355、248、193、157、又は126nmの波長の、又はこれらの波長の近傍の)紫外(UV)放射、及び(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)極紫外(EUV)放射、並びにイオン・ビーム又は電子ビームなどの粒子ビームを含めて、あらゆる種類の電磁放射を包含する。
「レンズ」という用語は、状況次第では、屈折型、反射型、磁気型、電磁気型、及び静電気型の光学要素を含めて、様々な種類の光学要素のいずれか1つ又はこれらの組合せを指すことがある。
以上、本発明の特定の実施例を説明してきたが、上記で説明した以外の形でも本発明を実施できることを理解されたい。例えば、本発明は、上記で開示した方法を記述する機械可読命令からなる1つ又は複数のシーケンスを含むコンピュータ・プログラム、或いは、このようなコンピュータ・プログラムを記憶したデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスク、又は光ディスク)の形態をとることができる。
上記の説明は、例示するためのものであり、限定するためのものではない。そのため、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、上記で説明した本発明に改変を加えることができることが当業者には明らかであろう。
本発明の実施例によるリソグラフィ機器を示す図。 第1リソグラフィ機器によって製作された複数のマークを含む基板を概略的に示す図。 第1リソグラフィ機器で作製された複数のマークを含む基板を、第2リソグラフィ機器で見たものを概略的に示す図。 本発明の実施例に従って使用するコンピュータ・システムを概略的に示す図。 本発明の実施例によるリソグラフィ機器及びサーバ・コンピュータのネットワークを模式的に示す図。 本発明の実施例による第1の流れ図。 本発明の実施例による第2の流れ図。

Claims (11)

  1. 第2リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整する方法であって、
    前記位置調整方法が、
    第1リソグラフィ機器にて、第1方向と前記第1方向に実質的に直交する第2方向とを有する座標系を形成するために配置された複数の位置調整用マークを形成して、前記基板に対して基板格子を規定する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、前記複数の位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子に従って、前記基板を位置調整する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1の組のパラメータに加えて、直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定する段階と、
    前記直交縮尺パラメータから、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との重ね合わせ補正値を提供するための統計的な相関データを計算する段階と、
    前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子を基準として用いて、前記直交縮尺パラメータに基づく自動プロセス制御データによって、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との機械間の差を補正する段階とを含み、
    前記統計的な相関データが、自動プロセス制御データとして使用され、
    前記直交縮尺パラメータが、直交性係数を含み、
    前記第1基板格子モデルが4パラメータ・モデルであり、前記第2基板格子モデルが5パラメータ又は6パラメータのモデルである、
    基板の位置調整方法。
  2. 自動プロセス制御データベースに前記直交縮尺パラメータを記憶する段階をさらに含む請求項1に記載された基板の位置調整方法。
  3. 自動プロセス制御データベースに統計的な相関データを記憶する段階をさらに含む請求項1又は2に記載された基板の位置調整方法。
  4. 4パラメータ・モデルが、パラメータとして、前記第1方向の並進移動、前記第2方向の並進移動、前記基板テーブルの基準位置の周りの回転、及び全体的縮尺係数を含む請求項1乃至3の何れかに記載された基板の位置調整方法。
  5. 基板テーブルと、位置調整システムと、コンピュータ・システムとを有するリソグラフィ機器において、
    (a)前記基板テーブルが、基板を保持するように構成され、前記基板が、第1リソグラフィ機器にて規定された、且つ、基板格子を規定して前記基板上に座標系を形成するように配置された複数の位置調整用マークを含み、前記座標系が、第1方向と、前記第1方向に実質的に直交する第2方向とを有し、
    (b)前記位置調整システムが、第2リソグラフィ機器にて、前記基板格子によって前記基板を位置調整するように構成され、
    (c)前記コンピュータ・システムが、
    (i)前記第2リソグラフィ機器にて、前記複数の位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得し、
    (ii)前記第2リソグラフィ機器にて、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定し、
    (iii)前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子に従って、前記基板を位置調整し、
    (iv)前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1の組のパラメータに加えて、直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定し、
    (v)前記直交縮尺パラメータから、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との重ね合わせ補正値を提供するための統計的な相関データを計算し、
    (vi)前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子を基準として用いて、前記直交縮尺パラメータに基づく自動プロセス制御データによって、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との機械間の差を補正するように構成され、
    前記統計的な相関データが、自動プロセス制御データとして使用され、
    前記直交縮尺パラメータが、直交性係数を含み、
    前記第1基板格子モデルが4パラメータ・モデルであり、前記第2基板格子モデルが5パラメータ又は6パラメータのモデルである、
    リソグラフィ機器。
  6. 4パラメータ・モデルが、パラメータとして、前記第1方向の並進移動、前記第2方向の並進移動、前記基板テーブルの基準位置の周りの回転、及び全体的縮尺係数を含む請求項5に記載されたリソグラフィ機器。
  7. リソグラフィ機器のコンピュータ・システムであって、前記リソグラフィ機器が、第2リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整するように構成され、前記基板が、第1リソグラフィ機器によって規定された、且つ、基板格子を規定して座標系を形成するように配置された複数の位置調整用マークを含み、前記座標系が、第1方向と、前記第1方向に実質的に直交する第2方向とを有するコンピュータ・システムにおいて、前記コンピュータ・システムが、処理ユニット及び前記処理ユニットに接続されたメモリを備え、
    前記コンピュータ・システムが、
    (a)前記第2リソグラフィ機器にて、前記複数の位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得し、
    (b)前記第2リソグラフィ機器にて、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定し、
    (c)前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子に従って、前記基板を位置調整し、
    (d)前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1の組のパラメータに加えて、直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定し、
    (e)前記直交縮尺パラメータから、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との重ね合わせ補正値を提供するための統計的な相関データを計算し、
    (f)前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子を基準として用いて、前記直交縮尺パラメータに基づく自動プロセス制御データによって、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との機械間の差を補正するように構成され、
    前記統計的な相関データが、自動プロセス制御データとして使用され、
    前記直交縮尺パラメータが、直交性係数を含み、
    前記第1基板格子モデルが4パラメータ・モデルであり、前記第2基板格子モデルが5パラメータ又は6パラメータのモデルである、
    コンピュータ・システム。
  8. 4パラメータ・モデルが、パラメータとして、前記第1方向の並進移動、前記第2方向の並進移動、前記基板テーブルの基準位置の周りの回転、及び全体的縮尺係数を含む請求項7に記載されたコンピュータ・システム。
  9. 第1及び第2リソグラフィ機器のコンピュータ・システムによってロードされるコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータ・システムが、処理ユニット及びメモリを備え、前記処理ユニットが前記メモリに接続され、前記コンピュータ・システムが、前記第2リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整するように構成され、前記基板が、第1リソグラフィ機器によって規定された、且つ、基板格子を提供して座標系を形成するように配置された複数の位置調整用マークを含み、前記座標系が、第1方向と、前記第1方向に実質的に直交する第2方向とを有するコンピュータ・プログラムにおいて、前記コンピュータ・プログラムが、
    前記第2リソグラフィ機器にて、前記複数の位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子に従って、前記基板を位置調整する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1の組のパラメータに加えて、直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定する段階と、
    前記直交縮尺パラメータから、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との重ね合わせ補正値を提供するための統計的な相関データを計算する段階と、
    前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子を基準として用いて、前記直交縮尺パラメータに基づく自動プロセス制御データによって、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との機械間の差を補正する段階とを含み、
    前記統計的な相関データが、自動プロセス制御データとして使用され、
    前記直交縮尺パラメータが、直交性係数を含み、
    前記第1基板格子モデルが4パラメータ・モデルであり、前記第2基板格子モデルが5パラメータ又は6パラメータのモデルである、
    方法に従って前記基板の前記位置調整を実施するために、前記コンピュータ・システムが実行できる機械実行可能命令を含むコンピュータ・プログラム。
  10. 第2リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整する段階を含むデバイス製作方法において、
    前記基板が、第1リソグラフィ機器によって規定された、且つ、座標系として基板格子を提供するように規定された複数の位置調整用マークを含み、前記座標系が、第1方向と、前記第1方向に実質的に直交する第2方向とを有し、前記位置調整段階が、
    (i)前記第2リソグラフィ機器にて、前記複数の位置調整用マークの位置及び向きを測定して、位置調整用マーク・データを取得する段階と、
    (ii)前記第2リソグラフィ機器にて、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定する段階と、
    (iii)前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子に従って、前記基板を位置調整する段階と、
    (iv)前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1の組のパラメータに加えて、直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定する段階と、
    (v)前記直交縮尺パラメータから、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との重ね合わせ補正値を提供するための統計的な相関データを計算する段階と、
    (vi)前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子を基準として用いて、前記直交縮尺パラメータのデータに基づく自動プロセス制御データによって、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との機械間の差を補正する段階とを含み、
    前記統計的な相関データが、自動プロセス制御データとして使用され、
    前記直交縮尺パラメータが、直交性係数を含み、
    前記第1基板格子モデルが4パラメータ・モデルであり、前記第2基板格子モデルが5パラメータ又は6パラメータのモデルである、
    デバイス製作方法。
  11. ファブ・ホスト・コンピュータ・システムを備えるサーバと、第1リソグラフィ機器及び第2リソグラフィ機器とを有する自動プロセス制御システムにおいて、
    前記第1リソグラフィ機器及び前記第2リソグラフィ機器が、それぞれコンピュータ・システムを含み、前記第1リソグラフィ機器の前記コンピュータ・システム、前記第2リソグラフィ機器の前記コンピュータ・システム、及び前記ファブ・ホスト・コンピュータ・システムが、それぞれ、処理ユニット及び前記処理ユニットに接続されたメモリを備え、
    前記ファブ・ホスト・コンピュータ・システムが、前記第1リソグラフィ機器の前記コンピュータ・システム及び前記第2リソグラフィ機器の前記コンピュータ・システムに接続され、
    前記自動プロセス制御システムが、
    前記第1リソグラフィ機器にて、第1方向と、前記第1方向に実質的に直交する第2方向とを有する座標系を形成するために配置された複数の位置調整用マークを形成して、前記基板に対して基板格子を規定する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、位置調整用マーク・データを取得するために前記基板に配置された複数の位置調整用マークの位置及び向きを測定する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、第1の組のパラメータを有する第1基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子に従って、前記基板を位置調整する段階と、
    前記第2リソグラフィ機器にて、前記第1の組のパラメータに加えて、直交縮尺パラメータを含む第2の組のパラメータを有する第2基板格子モデルを使用することによって、前記位置調整用マーク・データから前記基板の前記基板格子を決定する段階と、
    前記直交縮尺パラメータから、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との重ね合わせ補正値を提供するための統計的な相関データを計算する段階と、
    前記第1基板格子モデルを使用して決定した前記基板格子を基準として用いて、前記直交縮尺パラメータのデータに基づく自動プロセス制御データによって、前記第1リソグラフィ機器と前記第2リソグラフィ機器との機械間の差を補正する段階とを含み、
    前記統計的な相関データが、自動プロセス制御データとして使用され、前記直交縮尺パラメータが、直交性係数を含み、前記第1基板格子モデルが4パラメータ・モデルであり、前記第2基板格子モデルが5パラメータ又は6パラメータのモデルである方法に従って、前記第リソグラフィ機器の基板テーブル上で基板を位置調整するように構成されている自動プロセス制御システム。
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