JPH1152545A - レチクルおよびそれによって転写されたパターンならびにレチクルと半導体ウエハとの位置合わせ方法 - Google Patents

レチクルおよびそれによって転写されたパターンならびにレチクルと半導体ウエハとの位置合わせ方法

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JPH1152545A
JPH1152545A JP21165197A JP21165197A JPH1152545A JP H1152545 A JPH1152545 A JP H1152545A JP 21165197 A JP21165197 A JP 21165197A JP 21165197 A JP21165197 A JP 21165197A JP H1152545 A JPH1152545 A JP H1152545A
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mark
semiconductor wafer
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JP21165197A
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Yoshikatsu Tomimatsu
喜克 富松
Koichiro Narimatsu
孝一郎 成松
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な位置合わせができるレチクルおよびそ
れによって転写されたパターンならびに位置合わせ方法
を提供する。 【解決手段】 ウエハ処理装置20は、第1のレチクル
マスク74をウエハ48に転写する(S31)。ウエハ
48上の各ショット領域の4隅に形成されたBox-in-Box
マーク104毎にずれ量を測定する(S32)。ずれ量
より位置合わせのための誤差パラメータを算出する(S
33)。誤差パラメータを予めBox-in-Boxマーク106
を用いて算出された補正値に基づいて補正する(S3
4)。補正後の誤差パラメータに基づき、ウエハステー
ジ52の位置決めを行なった後(S35)、第2のレチ
クルマスク94をウエハ48に転写する(S36)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レチクルおよびそ
れによって転写されるパターンならびにレチクルと半導
体ウエハとの位置合わせ方法に関し、特に、半導体ウエ
ハの露光工程に用いる、レチクルおよびそれによって転
写されたパターンならびにレチクルと半導体ウエハとの
位置合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICやLSIなどの半導体デバイ
スは急激な微細化が進んでいる。特に、マスクやレチク
ルの回路パターンを半導体ウエハに形成された回路パタ
ーンの上に重ね合わせて転写する露光装置にも益々高精
度なものが要求されてきている。重ね合わせ精度に対す
る要求は、デバイスの集積度に増加に伴い、0.20μ
mから0.10μmの精度が要求されており、さらに最
近では0.10μm以下の精度が要求されるようになっ
てきている。
【0003】以下図面を参照しつつ、従来のウエハ処理
装置における位置合わせ方法について説明する。
【0004】図14を参照して、第1のレチクルマスク
130は、第1のパターンマスク78と、第1のずれ検
出マーク用パターン76と、位置合わせマーク用パター
ン70とを含む。このような第1のレチクルマスク13
0を用いて転写を行なうことにより、ウエハ48の表面
に、図15に示すように第1の形成パターン80、第1
のずれ検出マーク88および位置合わせマーク84を形
成する。
【0005】図15に示した工程の後、所定の層の堆積
などを経て、図16に示す第2のレチクルマスク140
を用いて再度転写を行なう。第2のレチクルマスク14
0は、第2のマスクパターン90と、第2のずれ検出マ
ーク用パターン96とを含む。このような第2のレチク
ルマスク140を用いて転写を行なえば、図17に示す
ような第2の形成パターン100および第2のずれ検出
マーク102が形成される。
【0006】ここで、第1の形成パターン80と第2の
形成パターン100との重ね合わせずれの検出は、第1
のずれ検出マーク88と第2のずれ検出マーク102と
のずれ量を求めることによって行なう。このような第1
のずれ検出マーク88と第2のずれ検出マーク102と
の組104をBox-in-Boxマークと呼んでいる。
【0007】図11〜図12を参照して、ウエハ48の
主表面上には第1のずれ検出マーク88に対応する第1
の層88aが形成されており、その第1の層88aを覆
うように堆積膜120が形成されている。堆積膜120
上には第2のずれ検出マーク102に対応する第2の層
102aが形成されている。第1のずれ検出マーク88
と第2のずれ検出マーク102とのずれ量の測定は、一
般的には画像認識を用いる。光源としては、キセノンラ
ンプのようなブロードバンド光を用いる。そして、第1
のずれ検出マーク88および第2のずれ検出マーク10
2のエッジ付近から反射してくる光強度を検出すること
によって、第1のずれ検出マーク88と第2のずれ検出
マーク102とのエッジ位置を認識する。そして、図1
1に示す間隔aと間隔bとを算出し、以下の式(1)に
当てはめて、第1のずれ検出マーク88と第2のずれ検
出マーク102とのずれ量を算出する。
【0008】ずれ量=(a−b)/2…(1) 上記に示されたBox-in-Boxマーク104は、通常ショッ
ト領域の四隅に配置されている。また、ウエハ48上に
は複数のショット領域が規則的に配置されるものとす
る。
【0009】ウエハ48上の複数のBox-in-Boxマーク1
04から得られたずれ量より、第1の形成パターン80
と第2の形成パターン100とのずれを補正するための
8つの誤差パラメータ(ベースラインX、ベースライン
Y、Xスケーリング、Yスケーリング、Xローテーショ
ン、Yローテーション、ショット回転、ショット倍率)
を導出する。ここで、ベースラインXは、ウエハ48全
体のX軸方向へのずれ量を意味する。ベースラインY
は、ウエハ48全体のY軸方向へのずれ量を意味する。
Xスケーリングは、ウエハ48のX軸方向の伸縮による
ずれ量を意味する。Yスケーリングは、ウエハ48のY
軸方向の伸縮によるずれ量を意味する。Xローテーショ
ンは、ウエハ48のX軸の回転によるずれ量を意味す
る。Yローテーションは、ウエハ48のY軸の回転によ
るずれ量を意味する。ショット回転は、ショット領域の
回転によるずれ量を意味する。ショット倍率は、ショッ
ト領域の伸縮によるずれ量を意味する。
【0010】この8つの誤差パラメータの導出には、最
小二乗法を用いる。測定したずれ量より最小二乗法を用
いて誤差パラメータを求める方法は、既に知られてお
り、たとえば、特開昭61−44429号公報や特開平
6−349705号公報に詳しく開示されている。
【0011】従来の位置合わせ方法では、第1のレチク
ルマスク130を用いて転写を行なった後、これら8つ
の誤差パラメータを用いて第2のレチクルマスク140
の転写のための位置決めを行なっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レチクルマス
ク自体に製造誤差があると、ずれ検出マーク自体の配置
が理想値と微妙に異なる。このため、このようなずれ検
出マークを用いて8つの誤差パラメータを求めて位置決
めを行なった場合には、第1のずれ検出マーク88と第
2のずれ検出マーク102とにより求められるずれ量は
非常に小さい値となるが、第1の形成パターン80と第
2形成パターン100とはずれており、その結果、製品
の歩留りが改善されないという問題が発生する。
【0013】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、請求項1に記載の発明の目的は、第
1の形成パターンと第2の形成パターンとの正確な位置
合わせが可能なレチクルを提供することである。
【0014】請求項2に記載の発明の目的は、第1の形
成パターンと第2の形成パターンとの正確な位置合わせ
が可能なパターンを提供することである。
【0015】請求項3に記載の発明の目的は、第1の形
成パターンと第2の形成パターンとを正確に位置合わせ
する方法を提供することである。
【0016】請求項4に記載の発明の目的は、請求項3
に記載の発明の目的に加えて、半導体ウエハの伸縮によ
るずれと、半導体ウエハ上のショット領域の伸縮および
回転によるずれが少ない位置合わせ方法を提供すること
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るレチクルは、半導体ウエハの露光工程に用いるレチ
クルであって、主表面を有する透明基板と、主表面上に
形成されたマスクパターンと、主表面上に形成されたず
れ検出マーク用パターンと、主表面上のマスクパターン
の外周縁に形成された複数個の解析誤差導出マーク用パ
ターンとを含む。
【0018】請求項1に記載のレチクルでは、解析誤差
導出マーク用パターンを用いて位置合わせを行なうこと
により、ずれ検出マーク用パターンのみを用いて位置合
わせを行なうよりも正確に位置合わせをすることができ
る。
【0019】請求項2に記載の発明に係るパターンは、
レチクルを用いて、主表面を有する半導体ウエハ上に転
写され形成されたパターンであって、主表面上に形成さ
れた形成パターンと、主表面上に形成されたずれ検出マ
ークと、主表面上の形成パターンの外周縁に形成された
解析誤差導出マークとを含む。
【0020】請求項2に記載のパターンでは、解析誤差
導出マークを用いて位置合わせを行なうことにより、ず
れ検出マークのみを用いて位置合わせを行なうよりも正
確に位置合わせをすることができる。
【0021】請求項3に記載の発明に係るレチクルと半
導体ウエハとの位置合わせ方法は、透明基板の主表面上
に形成されたマスクパターンと、ずれ検出マーク用パタ
ーンと、マスクパターンの外周縁に形成された解析誤差
導出マーク用パターンとを含むレチクルを用いた、レチ
クルと半導体ウエハとの位置合わせ方法であって、第1
のレチクル上のパターンを半導体ウエハ上に転写して、
第1の形成パターンと、第1のずれ検出マークと、第1
の解析誤差導出マークとを形成するステップと、所定の
位置合わせ方法にしたがって第2のレチクル上のパター
ンを半導体ウエハ上に第1のレチクルを用いて形成され
たパターンと位置合わせして転写して、第2の形成パタ
ーンと、第2のずれ検出マークと、第2の解析誤差導出
マークとを形成するステップと、第1のずれ検出マーク
および第2のずれ検出マークのずれ量と、第1の解析誤
差導出マークおよび第2の解析誤差導出マークのずれ量
とから、第1および第2のずれ検出マークに基づく誤差
パラメータの補正値を導出するステップと、第1のレチ
クル上のパターンを半導体ウエハ上に転写して、第1の
形成パターンと、第1のずれ検出マークとを形成するス
テップと、上記所定の位置合わせ方法にしたがって第1
のずれ検出マークおよび第2のレチクルの第2のずれ検
出マーク用パターンより位置合わせし、そのずれ量を算
出し、誤差パラメータを算出するステップと、誤差パラ
メータを補正値で補正するステップと、補正後の誤差パ
ラメータを用いて、第1の形成パターンと、第2のレチ
クルとの位置合わせを行なうステップとを含む。
【0022】請求項3に記載のレチクルと半導体ウエハ
との位置合わせ方法では、ずれ検出マーク用パターンか
ら得られる位置合わせのための誤差パラメータを補正し
た後、位置合わせを行なっている。このため、正確に位
置合わせをすることができる。
【0023】請求項4に記載の発明に係るレチクルと半
導体ウエハとの位置合わせ方法は、請求項3に記載の発
明の構成に加えて、上記誤差パラメータは、半導体ウエ
ハ全体の移動によるずれを表わす第1の値と、半導体ウ
エハ全体の伸縮によるずれを表わす第2の値と、半導体
ウエハ全体の回転によるずれを表わす第3の値と、半導
体ウエハ上のショット領域の伸縮によるずれを表わす第
4の値と、ショット領域の回転によるずれを表わす第5
の値とを含み、上記補正値は、第1の値、第4の値およ
び第5の値をそれぞれ補正するための値を含む。
【0024】請求項4に記載の発明の作用、効果は、請
求項3に記載の発明の作用、効果に加えて、半導体ウエ
ハの伸縮によるずれと、半導体ウエハ上のショット領域
の伸縮および回転によるずれを補正している。このた
め、それらのずれが少ない位置合わせをすることができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の一実施の形態に係るウエハ処理装置20について説明
を行なう。
【0026】図1を参照して、ウエハ処理装置20は、
ウエハを投影レンズ下でステップ移動させながら、レチ
クル上に形成されているパターンを投影レンズで縮小し
て、1枚のウエハ上の各ショット領域に順次露光するた
めの露光装置(ステッパ)26と、パターンの重ね合わ
せ検査を行なうための8つの誤差パラメータを算出する
ための重ね合わせ検査装置24と、重ね合わせ検査装置
24および露光装置26に接続され、重ね合わせ検査装
置24より出力されるずれ量より8つの誤差パラメータ
を補正するための補正値を算出し、補正後の8つの誤差
パラメータを用いて露光装置24の位置合わせ制御を行
なうためのホストコンピュータ22とを含む。
【0027】図2を参照して、露光装置26は、レチク
ル34を均一な照度で照明する露光光32を射出するた
めの照明光学系30と、レチクル34を保持するための
レチクルステージ36と、レチクルステージ36が2次
元平面内で移動および微小回転ができるように支持する
ためのベース37と、レチクルステージ36を駆動する
ための駆動装置38と、ウエハホルダ50を介してウエ
ハ48を載置するためのウエハステージ52と、ウエハ
ステージ52の上面に固定され、投影光学系の光軸41
に垂直な面内の直交座標系X軸およびY軸にそれぞれ垂
直な反射面を有する移動ミラー44と、移動ミラー44
に対向して配置され、X軸およびY軸に沿ってレーザビ
ームを照射するためのレーザ干渉計42と、レーザ干渉
計42の出力をもとにウエハステージ52のX座標、Y
座標および回転角の計測を行なうための座標計測回路5
4と、ウエハステージ52を駆動するための駆動装置4
6と、座標計測回路54およびレーザ干渉計42の出力
を受け、ホストコンピュータ22の指示に従い、駆動装
置38および46を駆動し、レチクルステージ36およ
びウエハステージ52の位置決めをそれぞれ行ない、露
光を行なう一連の制御をするための主制御系56とを含
む。
【0028】ウエハステージ52は、投影光学系の光軸
41に垂直な面内でウエハ48を2次元的に位置決めす
るXYステージ(図示せず)と、投影光学系の光軸41
に平行な方向(Z方向)にウエハ48を位置決めするZ
ステージ(図示せず)と、ウエハ48を微小回転させる
ステージ(図示せず)とを含む。
【0029】重ね合わせ検査装置24は、従来の技術で
説明したものと同様の画像認識装置を用いて構成されて
いる。
【0030】図3を参照して、ホストコンピュータ22
は、8つの誤差パラメータを補正するための補正値を算
出し、露光装置26および重ね合わせ検査装置24を制
御するための処理を実行するためのCPU(Central Pr
ocessing Unit )60と、CPU60で実行されるプロ
グラムおよびパラメータ等の中間結果を記憶するための
メモリ62と、重ね合わせ検査装置24および露光装置
26に接続され、外部との通信を行なうための入出力イ
ンタフェース64と、CPU60、メモリ62および入
出力インタフェース64を相互に接続するためのバス6
6とを含む。
【0031】以下、ウエハ処理装置20の一連の処理に
ついて説明する。最初に、転写に用いられるレチクル上
のパターンについて説明する。以下の説明では、第1お
よび第2のレチクルを使用するものとする。
【0032】図4を参照して、第1のレチクルマスク7
4は、位置合わせマーク用パターン70と、複数の解析
誤差導出マーク用パターン72と、第1のずれ検出マー
ク用パターン76と、第1のマスクパターン78とを含
む。解析誤差導出マーク用パターン72は、ウエハ48
のショット領域の外周近傍に転写されるように配置され
ている。なお、解析誤差導出マーク用パターン72をシ
ョット領域から遠くに離すとウエハ48のうねりなどの
影響が出るので、解析誤差導出マーク用パターン72は
ショット領域にできるだけ近く配置することが好まし
い。
【0033】図5を参照して、所定の層の堆積後、第2
のレチクルマスク94をレチクルステージ36上に載置
してウエハ48にパターンを転写する。第2のレチクル
マスク94は、第2のマスクパターン90と、解析誤差
導出マーク用パターン92と、第2のずれ検出マーク用
パターン96とを含む。図示した第2のマスクパターン
90は例示のためのものである。
【0034】第1のレチクルマスク74および第2のレ
チクルマスク94を順次位置合わせしてウエハ上に転写
することにより、ウエハ上には所定のパターンが形成さ
れる。
【0035】図6を参照して、ウエハ処理装置20の処
理は、1枚目のウエハにレチクル上のパターンを転写す
る処理(S1)と、1枚目のウエハに基づいて位置決め
に用いる誤差パラメータを補正するための補正値を算出
する処理(S2)と、2枚目以降のウエハにレチクル上
のパターンを転写する処理(S3)とからなる。
【0036】図7〜図11を参照して、1枚目のウエハ
にレチクルを転写する処理(S1)を説明する。第1の
レチクルマスク74をレチクルステージ36上に載置す
る。ウエハ48のオリエンテーションフラット(ウエハ
の輪郭の直線部分)を用いて、ウエハの原点設定(プリ
アライメント)を行なう。すなわち、オリエンテーショ
ンフラットを用いて位置合わせされたウエハ48がウエ
ハステージ52上に載置され、真空吸着される。その
後、位置合わせ用パターン70を用いて、各ショット領
域の位置合わせをしつつ、ステップアンドリピート方式
によりウエハステージ52の移動を行ない、第1のレチ
クルマスク74をウエハ48に転写する(S11)。
【0037】図8を参照して、第1のレチクルマスク7
4を転写後のウエハ48は、第1の形成パターン80
と、解析誤差導出マーク82と、位置合わせマーク84
と、第1のずれ検出マーク88とを含む。
【0038】第2のレチクルマスク94をレチクルステ
ージ36に載置する。第2のレチクルマスク94とウエ
ハ48との位置決めを所定の方法で行なった後、第2の
レチクルマスク74をウエハ48に転写する(S1
2)。
【0039】図9を参照して、第2のレチクルマスク9
4を転写後のウエハ48は、図8を参照して説明したウ
エハ48上に、第2の形成パターン100と、第2のず
れ検出マーク102と、解析誤差導出マーク108とを
含む。第1のずれ検出マーク88と第2のずれ検出マー
ク102との組および解析誤差導出マーク82と108
との組をそれぞれBox-in-Boxマーク104および106
と呼ぶ。
【0040】所定の位置決め方法は、ショット領域の四
隅に配置されたBox-in-Boxマーク104のずれ量(=
(a−b)/2)が小さくなるような位置決め方法であ
る。
【0041】図10を参照して、誤差パラメータを補正
するための補正値を算出する処理(S2)について説明
する。
【0042】図11を参照して、重ね合せ検査装置24
を用いて、従来の技術と同様に、ショット領域の四隅に
配置されたBox-in-Boxマーク104ごとにずれ量(=
(a−b)/2)を算出する(S21)。
【0043】図12を参照して、ウエハ48の主表面上
には第1のずれ検出マーク88に対応する第1の層88
aが形成されている。その第1の層88aを覆うように
堆積膜120が形成されている。堆積膜120上には第
2のずれ検出マーク102に対応する第2の層102a
が形成されている。
【0044】次に、S21で測定したずれ量に最小二乗
法を適用して、8つの誤差パラメータ(ベースライン
X、ベースラインY、Xスケーリング、Yスケーリン
グ、Xローテーション、Yローテーション、ショット回
転、ショット倍率)のうち、ベースラインX(BX
1)、ベースラインY(BY1)、ショット倍率(RD
B1)、およびショット回転(ROA1)の値を求める
(S22)。各誤差パラメータの意味は、従来の技術で
説明したものと同じである。
【0045】ウエハ48上の各ショット領域下に形成さ
れたBox-in-Boxマーク106のずれ量をS21と同様の
処理で求める(S23)。なお、Box-in-Boxマーク10
6の個数は、図9の例では、22個であるが、この個数
に限定されるものではない。
【0046】S23で測定したBox-in-Boxマーク106
のずれ量に最小二乗法を適用して、8つの誤差パラメー
タのうち、ベースラインX(BX2)、ベースラインY
(BY2)、ショット倍率(RDB2)およびショット
回転(ROA2)の値を求める(S24)。
【0047】S22およびS24で求めたデータより、
誤差パラメータの補正値を以下の式で求める。ここで、
DBXは、ベースラインXの補正値を示す。DBYは、
ベースラインYの補正値を示す。DRDBは、ショット
倍率の補正値を示す。DROAはショット回転の補正値
を示す。
【0048】 DBX=BX2−BX1…(2) DBY=BY2−BY1…(3) DRDB=RDB2−RDB1…(4) DROA=ROA2−ROA1…(5) 図13を参照して、2枚目以降のウエハにレチクルを転
写する処理(S3)について説明する。S31の処理
は、図7を参照して説明したS11の処理と同様である
ため、その説明は繰返さない。
【0049】次に、第2のレチクルマスク94をレチク
ルステージ36上に載置する。第2のレチクルマスク9
4上のパターンがウエハ48に転写された際に形成され
るBox-in-Boxマーク104のずれ量を求める(S3
2)。従来の技術と同様に、ずれ量より8つの誤差パラ
メータを算出する(S33)。
【0050】ここまでの処理で、ショット領域の四隅に
形成されるべきBox-in-Boxマーク104を用いて、8つ
の誤差パラメータが求まっている。これら8つの誤差パ
ラメータのうちベースラインX(BX1)、ベースライ
ンY(BY1)、ショット倍率(RDB1)およびショ
ット回転(ROA1)を以下の式で補正する(S3
4)。なお、補正後のそれぞれの値をBX1′、BY
1′、RDB1′、ROA1′とする。
【0051】 BX1′=BX1+DBX…(6) BY1′=BY1+DBY…(7) RDB1′=RDB1+DRDB…(8) ROA1′=ROA1+DROA…(9) 補正後の誤差パラメータをもとに、ウエハステージ52
の位置決めを行なう(S35)。ステップアンドリピー
ト方式で、第2のレチクルマスク94をウエハ48の各
ショット領域に転写する(S36)。
【0052】以上のようなウエハ処理装置20により、
ずれ検出マークの位置合わせのみならず、ウエハ48全
体での正確な位置合わせを行なうことができる。その結
果、製品の歩留りも向上する。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜4に記載の発
明によれば、ずれ検出マークを用いて算出された誤差パ
ラメータを予め解析誤差導出マークを用いて算出を行な
った補正値により補正する。このためずれ検出マークの
みを用いて誤差パラメータを求めた場合においても、解
析誤差導出マークを用いて誤差パラメータを求めた場合
と同様の位置決め精度を得ることができ、正確な位置合
わせをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るウエハ処理装置
の構成を示す図である。
【図2】 露光装置26の構成を示す図である。
【図3】 ホストコンピュータ22の構成を示す図であ
る。
【図4】 第1のレチクルマスクを示した平面図であ
る。
【図5】 第2のレチクルマスクを示した平面図であ
る。
【図6】 ウエハ処理装置20の処理を説明する図であ
る。
【図7】 1枚目のウエハにレチクルパターンを転写す
る処理を説明する図である。
【図8】 第1のレチクルマスクによって形成された第
1の形成パターンを示した平面図である。
【図9】 第1の形成パターンの上に第2のレチクルマ
スクを用いて形成した第2の形成パターンを示した平面
図である。
【図10】 誤差パラメータの補正値の算出処理を説明
するフローチャートである。
【図11】 第1の形成パターンと第2の形成パターン
との重ね合わせずれを検査するためのBox-in-Boxマーク
を示した平面図である。
【図12】 図11に示したBox-in-Boxマークの110
−110線に沿った断面図である。
【図13】 2枚目以降のウエハにレチクルマスクを転
写する処理を説明するフローチャートである。
【図14】 従来の第1のレチクルマスクを示した平面
図である。
【図15】 従来の第1のレチクルマスクによって形成
された第1の形成パターンを示した平面図である。
【図16】 従来の第2のレチクルマスクを示した平面
図である。
【図17】 従来の第1の形成パターンの上に従来の第
2のレチクルマスクを用いて形成した第2の形成パター
ンを示した平面図である。
【符号の説明】
20 ウエハ処理装置、48 ウエハ、52 ウエハス
テージ、74 第1のレチクルマスク、80 第1の形
成パターン、82,108 解析誤差導出マーク、88
第1のずれ検出マーク、94 第2のレチクルマス
ク、100 第2の形成パターン、102 第2のずれ
検出マーク、104,106 Box-in-Boxマーク。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハの露光工程に用いるレチク
    ルであって、 主表面を有する透明基板と、 前記主表面上に形成されたマスクパターンと、 前記主表面上に形成されたずれ検出マーク用パターン
    と、 前記主表面上の前記マスクパターンの外周縁に形成され
    た複数個の解析誤差導出マーク用パターンとを含む、レ
    チクル。
  2. 【請求項2】 レチクルを用いて、主表面を有する半導
    体ウエハ上に転写され形成されたパターンであって、 前記主表面上に形成された形成パターンと、 前記主表面上に形成されたずれ検出マークと、 前記主表面上の前記形成パターンの外周縁に形成された
    解析誤差導出マークとを含む、パターン。
  3. 【請求項3】 透明基板の主表面上に形成されたマスク
    パターンと、ずれ検出マーク用パターンと、前記マスク
    パターンの外周縁に形成された解析誤差導出マーク用パ
    ターンとを含むレチクルを用いた、レチクルと半導体ウ
    エハとの位置合わせ方法であって、 第1のレチクル上のパターンを半導体ウエハ上に転写し
    て、第1の形成パターンと、第1のずれ検出マークと、
    第1の解析誤差導出マークとを形成するステップと、 所定の位置合わせ方法にしたがって第2のレチクル上の
    パターンを半導体ウエハ上に前記第1のレチクルを用い
    て形成されたパターンと位置合わせして転写して、第2
    の形成パターンと、第2のずれ検出マークと、第2の解
    析誤差導出マークとを形成するステップと、 前記第1のずれ検出マークおよび前記第2のずれ検出マ
    ークのずれ量と、前記第1の解析誤差導出マークおよび
    前記第2の解析誤差導出マークのずれ量とから、前記第
    1および第2のずれ検出マークに基づく誤差パラメータ
    の補正値を導出するステップと、 第1のレチクル上のパターンを半導体ウエハ上に転写し
    て、第1の形成パターンと、第1のずれ検出マークとを
    形成するステップと、 前記所定の位置合わせ方法にしたがって前記第1のずれ
    検出マークおよび第2のレチクルの第2のずれ検出マー
    ク用パターンより位置合わせし、そのずれ量を算出し、
    誤差パラメータを算出するステップと、 前記誤差パラメータを前記補正値で補正するステップ
    と、 補正後の前記誤差パラメータを用いて、前記第1の形成
    パターンと、前記第2のレチクルとの位置合わせを行な
    うステップとを含む、レチクルと半導体ウエハとの位置
    合わせ方法。
  4. 【請求項4】 前記誤差パラメータは、前記半導体ウエ
    ハ全体の移動によるずれを表わす第1の値と、 前記半導体ウエハ全体の伸縮によるずれを表わす第2の
    値と、 前記半導体ウエハ全体の回転によるずれを表わす第3の
    値と、 前記半導体ウエハ上のショット領域の伸縮によるずれを
    表わす第4の値と、 前記ショット領域の回転によるずれを表わす第5の値と
    を含み、 前記補正値は、前記第1の値、前記第4の値および前記
    第5の値をそれぞれ補正するための値を含む、請求項3
    に記載のレチクルと半導体ウエハとの位置合わせ方法。
JP21165197A 1997-08-06 1997-08-06 レチクルおよびそれによって転写されたパターンならびにレチクルと半導体ウエハとの位置合わせ方法 Withdrawn JPH1152545A (ja)

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