JPH09320772A - 放電灯点灯装置および画像表示装置 - Google Patents

放電灯点灯装置および画像表示装置

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JPH09320772A
JPH09320772A JP13885296A JP13885296A JPH09320772A JP H09320772 A JPH09320772 A JP H09320772A JP 13885296 A JP13885296 A JP 13885296A JP 13885296 A JP13885296 A JP 13885296A JP H09320772 A JPH09320772 A JP H09320772A
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JP
Japan
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discharge lamp
pressure discharge
pulse generator
voltage pulse
lighting device
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JP13885296A
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Manabu Takaya
学 貴家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動用高電圧パルスによる放射ノイズで、高
圧放電灯点灯装置自身の制御系や周辺機器が誤動作して
しまうことを防止すること。 【解決手段】 安定器13と高圧放電灯20と、この高
圧放電灯20を起動するための高電圧パルス発生装置を
有する高圧放電灯点灯装置において、高圧パルス発生装
置および、この高電圧パルス発生装置と高圧放電灯間の
ケーブルの、一部分もしくは全面を金属ケース等の導電
体でシールドするとともに、高圧放電灯と高圧パルス発
生装置を接続するケーブル20cに雑防コイルを内蔵し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は起動用高圧パルスを
使用する高圧放電灯点灯装置および、この高圧放電灯点
灯装置を使用した画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】起動用高電圧パルスによる放射ノイズ
で、高圧放電灯点灯装置自身の制御系や周辺機器が誤動
作してしまうことの対策として、従来は、パルス電圧自
体を下げたり、各種シールド処理を行ったり、パルス発
生回路をランプ近傍に設けたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パルス電圧を下げる手
法は有効ではあるが、瞬時再始動性能を持たせることが
出来ないという欠点がある。パルス発生回路をランプ近
傍に設けた場合、ノイズ発生源自体をコンパクトにする
ことが出来るが、パルス電圧を強力にした場合には十分
な効果を得ることが出来ない。
【0004】高圧パルス発生回路およびケーブルをシー
ルド処理する手法は、大変有効であり、従来の瞬時再始
動タイプの高圧パルス発生装置で採用されていた。これ
ら瞬時再始動用のパルス波形は、再始動時にもランプの
絶縁破壊が可能な非常に大きな振幅を有しており、必然
的に周期も非常に大きくなっている。つまり、ノイズと
して放射される周波数(繰り返し周波数ではなく単発と
しての周波数)は瞬時再始動タイプの場合は低いことに
なる。このタイプの場合、一般的には数メガヘルツの周
波数であるため、シールド処理により放射ノイズを十分
減らすことが出来る。ところが、これら効果が有効に作
用するのは、ランプ負荷が無い状態でパルス発生装置を
動作させた場合、もしくは、これに相当する場合、つま
りパルス電圧がランプの絶縁破壊電圧以下で放電が全く
起きなかった場合のみである。
【0005】これ以外の通常のモード、つまり、パルス
によりランプの絶縁破壊が行われ放電が開始された場
合、始動前は無限大であったランプ電圧が数百ボルト
(グロー放電へ移行した場合。直接アーク放電へ移行し
た場合は数十ボルト)へ瞬時に低下するため、この瞬間
に数十メガヘルツのノイズを放射する。この振幅は、ラ
ンプの絶縁破壊電圧が大きいほど高くなる。つまり、再
始動時ほど大きなノイズを放射することになる。この周
波数の放射ノイズはシールドにより減衰させることが出
来ず、周辺機器や、みずからの制御系に進入し誤動作を
引き起こす原因になる。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は起動用高電圧パルスによる放射ノイズ
で、高圧放電灯点灯装置自身の制御系や周辺機器が誤動
作してしまうことを防止することができる高圧放電灯点
灯装置および画像表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる放電灯
点灯装置は、安定器と高圧放電灯と、この高圧放電灯を
起動するための高電圧パルス発生装置を有する高圧放電
灯点灯装置において、高圧パルス発生装置および、この
高電圧パルス発生装置と高圧放電灯間のケーブルの、一
部分もしくは全面を金属ケース等の導電体でシールドす
るとともに、高圧放電灯と高圧パルス発生装置を接続す
るケーブル内に雑防コイルを内蔵したことを特徴とす
る。
【0008】安定器に接続された起動用高電圧パルス発
生装置と高圧放電灯を接続するケーブル部分に雑防コイ
ルを設置し、放電開始時に発生する数十メガヘルツの放
射ノイズの周波数を、シールドによる放射ノイズ減衰効
果が現れる周波数帯域まで低下させることにより、各種
誤動作を防止するようにしている。
【0009】ランプをミラー等の光学系と組合せユニッ
ト化した場合などは、点灯回路側との接続にコネクター
を使用するのが一般的であるが、このコネクターと上記
雑防コイルを一体化させることにより簡便に雑防コイル
を挿入出来る。
【0010】この雑防コイルを挿入する部分は、パルス
が印加される側のケーブルとランプを挟んでで反対側の
ケーブルとするのが有効である。これは、パルスを減衰
させることなく有効にランプへ伝達する作用と、パルス
が印加されない側の急峻な電圧変化を押さえ放射ノイズ
を抑制するとともに、ノイズ周波数を下げる作用による
ものである。
【0011】ただし、この様な接続を行うと、雑防コイ
ルランプ側までパルスが戻ってくるので、ランプと雑防
コイルの間は高耐電圧ケーブルを使用しなければならな
い。しかし、逆に考えると、雑防コイルと安定器の間は
通常のケーブルで構わないことになり、安定器上に雑防
コイルを設けた場合に比較して、安全面(安定器までパ
ルスが戻らない)、コスト面ともに優れている。
【0012】雑防コイルの設置場所がコネクターのラン
プ側に位置している場合、コネクター接続点にパルスが
戻ることが無く(パルスが印加される側のケーブルのコ
ネクター接点はパルスを通過させなければならないので
耐圧を持たせた構造にしなければならない)、外部に対
しては耐電圧性を持たせる必要が無く構造的に簡便にな
るとともに、高電圧リークという危険性がなくなり安全
性も向上する。
【0013】雑防コイルは、流入パルスに耐えられるよ
うに、絶縁された棒状のコアに被服線が単層巻きされて
おり、さらに周囲との絶縁を十分考慮された位置に内蔵
されている。この構造により、起動パルスが点灯回路側
まで戻る危険性を完全になくすことができる。
【0014】請求項2に係わる放電灯点灯装置は、安定
器と高圧放電灯と、この高圧放電灯を起動するための高
電圧パルス発生装置を有する高圧放電灯点灯装置におい
て、高圧パルス発生装置および、この高電圧パルス発生
装置と高圧放電灯間のケーブルの、一部分もしくは全面
を金属ケース等の導電体でシールドするとともに、高圧
放電灯と高圧パルス発生装置を接続するケーブルに雑防
コイルを内蔵したコネクターを有することを特徴とす
る。
【0015】請求項3に係わる高圧放電灯点灯装置は、
コネクター解放時に高圧パルス発生装置側に雑防コイル
が内蔵されていることを特徴とする。請求項4に係わる
高圧放電灯点灯装置は、雑防コイルを起動パルスが印加
される側のケーブルと反対側のケーブルに設置したこと
を特徴とする。
【0016】請求項5に係わる高圧放電灯点灯装置は、
雑防コイルと高圧放電灯間には、高圧パルス印加側と同
等の高耐電圧ケーブルを使用し、雑防コイルと高電圧パ
ルス発生装置間には、特に高耐圧性能を持たないケーブ
ルを使用したことを特徴とする。
【0017】請求項6に係わる高圧放電灯点灯装置は、
雑防コイルとして単層巻きの棒コアタイプをしようとし
たことを特徴とする。請求項7に係わる高圧放電灯点灯
装置は、雑防コイルとして単層巻きの棒コアタイプをし
ようとしたことを特徴とする。
【0018】請求項8に係わる高圧放電灯点灯装置は、
高圧放電灯として電極間距離4ミリメートル以下のショ
ートアークタイプを使用したことを特徴とする。請求項
9に係わる画像表示装置は、請求項1乃至請求項7記載
の高圧放電灯点灯装置を点灯装置として使用している。
この画像表示装置として、カラ−液晶プロジェクタ装置
が挙げられる。
【0019】請求項10に係わるランプ装置は、安定器
と高圧放電灯と、この高圧放電灯を起動するための高電
圧パルス発生装置を有する高圧放電灯点灯装置におい
て、高圧パルス発生装置および、この高電圧パルス発生
装置と高圧放電灯間のケーブルの、一部分もしくは全面
を金属ケース等の導電体でシールドするとともに、高圧
放電灯と高圧パルス発生装置を接続するケーブル内に雑
防コイルを内蔵したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図1は高圧放電灯点灯装
置の全体構成を示すブロック図。図1において、11は
AC100Vを内蔵した電源である。この電源11内に
おいて、AC100Vの交流電源は一度昇圧されて28
0Vの直流電圧に変換される。電源11から出力される
280Vの直流電圧は降圧チョッパ回路12に送られ
て、パルス電圧に変換される。この降圧チョッパ回路1
2から出力されるパルス電圧はイグナイタ(始動器)1
3に出力される。このイグナイタ13には、後述するよ
うに高圧パルス発生用トランス13aが駆動系と共にウ
レタン樹脂で封入されている。
【0021】このトランス13aは図2に示すように、
電源出力のマイナス側に挿入されており、このトランス
から高耐電圧コネクター14を経由し高圧放電灯20の
マイナス極まで高耐電圧シリコン被服ケーブル20aで
接続されている。同様にプラス側のケーブルも、電源出
力からいったんイグナイタ13をとった後、コネクタ1
4と、このコネクターのランプ側に内蔵された雑音防止
用コイル17を経由してランプ20のプラス側に接続さ
れている。
【0022】また、イグナイタ13とコネクタ14,コ
ネクタ14と高圧放電灯20及び高圧放電灯20とコネ
クタ14との間のケ−ブル20a〜20cは高耐圧ケ−
ブルを使用しているが、コネクタ14とイグナイタ13
との間のケ−ブル20dは通常の配電ケ−ブルを使用し
ている。
【0023】このイグナイタ13は高電圧パルスを高耐
圧コネクタ14を介して点灯装置15に出力される。こ
の点灯装置15には、高圧放電灯20が収納されてい
る。また、電源11からの電源は制御回路17に出力さ
れる。この制御回路17は制御信号aを降圧チョッパ回
路12に出力する。
【0024】また、電源11には、他の電子回路18が
出力される。この他の電子回路19には、スピ−カ19
が接続される。次に、図2を参照して、イグナイタ13
及びコネクタ14の詳細な構成について説明する。イグ
ナイタ13の+電極はコネクタ14aのメスピン15内
に設けられた接点15aに接続される。
【0025】また、イグナイタ13の−電極はパルスト
ランス13aを介してコネクタ14aのメスピン15内
に設けられた接点15bに接続される。また、コネクタ
14bのオスピン16の接点16aは前述した接点15
aに、コネクタ14bのオスピン16の接点16bは前
述した接点15bに接続される。
【0026】また、接点16aは図3に示すような雑防
コイル17を介して点灯装置15の一端に接続され、接
点16bは点灯装置15の他端に接続されている。図3
に示すように、雑防コイル17は、コア21にコイル2
2を巻き付けたものである。つまり、この雑防コイル1
7は、流入パネルに耐えられるように、絶縁された棒状
のコアに被覆線が単層巻きされており、さらに周囲との
絶縁を十分に考慮された位置に内蔵されている。このイ
グナイター及び出力ケーブルには、放射ノイズを抑制し
周辺機器の誤動作を防止する目的でアルミ製のシールド
ケースが装着されており、このケースは点灯回路及び電
源共通のシャーシグランドに接続されている。
【0027】次に、図4を参照して放電灯点灯装置の主
要回路について説明する。図4において、降圧チョッパ
回路12の両端には、抵抗R1703,コンデンサC1704の
直列接続された回路が接続されている。
【0028】この抵抗R1703とコンデンサC1704との接
続点はコイルL1,L2との接続点に接続される。さら
に、コイルL1の一端はダイオ−ドD1,コンデンサC
1を介してラインaに接続されている。
【0029】また、ラインaはパルストランスL3を介
して、コネクタ14を介して高圧放電灯20に接続され
ている。次に、図5を参照して放電灯点灯装置の詳細な
構成について説明する。図5において、31は電極間距
離が4.0mm以下、例えば3.0mmのショ−トア−クメ
タルハライドランプ31とリフレクタ32との組み合わ
せた投光装置である。そして、ランプ31の両端は、封
止部33,34に封着された金属箔導体35,36に接
続されている。
【0030】一方の金属箔導体35は外部リ−ド線37
に接続されている。この外部リ−ド線37はコネクタ1
4bの接点16bに接続されている。金属箔導体36は
図示しない外部導体を介して口金38に接続されてい
る。
【0031】そして、この口金38は外部導体39、コ
ネクタ14bに設けられた雑防コイル40を介してコネ
クタ14bの接点16aに接続されている。次に、図7
を参照して点灯回路の詳細な回路について概略的に説明
する。図7において、図1乃至図3と同じ部分には同一
番号を付す。図7において、51はAC100Vの交流
電源である。この交流電源51の両端には、AC100
VをDC280Vに変換する倍電圧整流電源回路52に
接続されている。この倍電圧整流電源回路52の出力は
フィルタ53を介してチョッパ回路12に出力される。
54はチョッパ回路12に設けられたチョッパ用FET
である。
【0032】このチョッパ回路54の次段に、コイルL
1701,C1703を中心に構成された平滑回路56が接続さ
れている。さらに、この平滑回路55の出力は抵抗R17
05,コンデンサC1704,サイリスタSCR 1701より構成さ
れるイグナイタ13に接続されている。
【0033】このイグナイタ13の出力は、コネクタ1
4a,14bを介して点灯装置15に接続される。ここ
で、56はランプ20の点灯状態を検出するためのフォ
トカプラ、57はランプ21の不点灯状態を検出するた
めのフォトカプラである。
【0034】ところで、抵抗R1711,R1712にはランプ
電流が流れている。また、抵抗R150 には、ランプ電圧
が発生している。ここで、サブ基板56内の抵抗R150
には、ランプ電圧が発生している。この抵抗R150 に発
生したランプ電圧はコントロ−ルIC57に入力されて
いる。そして、ランプ電圧が一定しなるように、PWM
制御されて、チョッパ回路12にフィ−ドバックされて
いる。
【0035】次に、上記のように構成された本発明の一
実施の形態の動作について説明する。電源11から出力
されるAC100Vとの電源は倍電圧整流電源回路52
に出力される。この倍電圧整流電源回路52において、
AC100Vの電源がDC280Vに変換される。この
DC280Vの直流電源はフィルタ53を介して降圧チ
ョッパ回路12に出力される。
【0036】この降圧チョッパ回路12において、降圧
されたパルス電圧はイグナイタ13に出力される。その
降圧されたパルス電圧が高圧パルス発生用トランス13
aに印加されると、高圧放電灯20を始動するための起
動用高圧パルスが高圧放電灯20に印加される。
【0037】ところで、イグナイタ13のトランス13
aから出力される起動用高圧パルスは高耐電圧シリコン
被服ケーブル20a,20bを介して高圧放電灯20に
出力される。そして、その起動用高圧パルスは高耐電圧
シリコン被服ケーブル20cを介してコネクタ14bに
収納されている雑防コイル17によりランプ電圧の振動
が緩やかにされる。
【0038】なお、図3に示したような単層巻きの棒コ
アタイプの代わりに、ビ−ズコアを組み込むようにして
も良い。次に、図6を参照して高圧放電灯20を用いた
カラ−液晶プロジェクタについて説明する。図6におい
て、図5と同じ部分には同一番号を付し、その説明につ
いては省略する。このハウジング61内には、上記投光
装置50と、液晶表示パネル62と、レンズなどの光学
系63が設けられているとともに、上記交流・直流など
からなる電源手段64および液晶駆動装置65が設けら
れている。電源手段64および液晶駆動装置65は商用
電源66に接続されている。
【0039】電源手段40からの電源供給によりランプ
1が点灯すると、ランプ1から出た光はリフレクタ3に
より反射されて液晶表示パネル62を照射する。液晶表
示パネル62には各画素に対応して図示しないRGBの
カラ−フィルタを備えており、このカラ−フィルタが上
記液晶駆動装置64により制御されるようになってい
る。液晶表示パネル62を透過した光はこのカラ−フィ
ルタによりRGBのいずれかに着色され、この着色光が
レンズなどの光学系63で集光されてスクリ−ン66に
投影されるようになっている。したがって、スクリ−ン
66上には液晶表示パネル62で制御された画像のカラ
−映像が写し出されるようになる。
【0040】以上のように雑防コイルを設置し、ランプ
放電開始時に発生する数十メガヘルスの放射ノイズの周
波数を、シールドによる放射ノイズ減衰効果が現れる周
波数帯域まで低下させることにより、各種誤動作を防止
することができる。
【0041】ランプと点灯回路側との接続にコネクタを
使用する場合に、このコネクタと雑防コイルを一体化さ
せることにより簡便に雑防コイルを挿入することができ
る。また、パルスが印加される側のケーブルとランプを
挟んで反対側のケーブルに雑防コイルを挿入することに
より、パルスを減衰させることなく有効にランプへ伝達
することができ、しかも同時にパルスが印加されない側
の急峻な電圧変化を押さえ放射ノイズを抑制するととも
に、ノイズ周波数を下げることができる。
【0042】また、雑防コイルランプ側までパルスが戻
ってくるので、ランプ20と雑防コイル17の間は高耐
電圧ケーブルを使用しなければならないが、雑防コイル
とイグナイタ13との間のケ−ブル20aは通常のケー
ブルで構わないので、イグナイタ13にに雑防コイル1
7を設けた場合に比較して、安全面(安定器までパルス
が戻らない)、コスト面ともに優れている。
【0043】雑防コイル17の設置場所がコネクタ14
のランプ側に位置していれば、コネクタ14の接続点に
パルスが戻ることがない。パルスが印加される側のケー
ブルのコネクタ14の接点はパルスを通過させなければ
ならないので耐圧を持たせた構造にしなければならな
い。外部に対しては耐電圧性を持たせる必要が無く構造
的に簡便になるとともに、高電圧リークという危険性も
なくなり安全性も向上する。
【0044】雑防コイル17は、流入パルスに耐えられ
るように、絶縁された棒状のコアに被服線が単層巻きさ
れており、さらに周囲との絶縁を十分考慮された位置に
内蔵されている、この構造により、起動パルスが点灯回
路側まで戻る危険性を完全になくすことが出来る。
【0045】
【発明の効果】請求項1乃至請求項8記載の発明によれ
ば、雑防コイルを設置し、ランプ放電開始時に発生する
数十メガヘルツの放射ノイズの周波数を、シールドによ
る放射ノイズ減衰効果が現れる周波数帯域まで低下させ
ることにより、各種誤動作を防止することができる。
【0046】請求項9記載の発明によれば、ランプ放電
開始時に発生する数十メガヘルツの放射ノイズの周波数
による周囲回路の誤動作を防止できるので、液晶プロジ
ェクタを的確に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる放電灯点灯装置
のブロック図。
【図2】本発明の一実施の形態に係わる放電灯点灯装置
のコネクタ部の詳細を示す図。
【図3】本発明の一実施の形態に係わる放電灯点灯装置
の雑防コイルの斜視図。
【図4】本発明の一実施の形態に係わる放電灯点灯装置
の回路図。
【図5】照明装置の断面図。
【図6】液晶プロジェクタの断面図。
【図7】図4の回路の詳細な回路図。
【図8】図4の回路の詳細な回路図。
【符号の説明】
11…電源、12…降圧チョッパ回路、13…イグナイ
タ、14…コネクタ、15…メスピン、16…オスピ
ン、17…雑防コイル、51…交流電源、52…倍電圧
整流電源回路、53…フィルタ、54…チョッパ用FE
T、56…平滑回路、57…フォトカプラ、58…サブ
基板。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安定器と高圧放電灯と、この高圧放電灯
    を起動するための高電圧パルス発生装置を有する高圧放
    電灯点灯装置において、高圧パルス発生装置および、こ
    の高電圧パルス発生装置と高圧放電灯間のケーブルの、
    一部分もしくは全面を金属ケース等の導電体でシールド
    するとともに、高圧放電灯と高圧パルス発生装置を接続
    するケーブル内に雑防コイルを内蔵したことを特徴とす
    る放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 安定器と高圧放電灯と、この高圧放電灯
    を起動するための高電圧パルス発生装置を有する高圧放
    電灯点灯装置において、高圧パルス発生装置および、こ
    の高電圧パルス発生装置と高圧放電灯間のケーブルの、
    一部分もしくは全面を金属ケース等の導電体でシールド
    するとともに、高圧放電灯と高圧パルス発生装置を接続
    するケーブルに雑防コイルを内蔵したコネクターを有す
    ることを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 上記コネクター解放時に高圧パルス発生
    装置側に雑防コイルが内蔵されていることを特徴とする
    請求項2記載の高圧放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 上記雑防コイルを起動パルスが印加され
    る側のケーブルと反対側のケーブルに設置したことを特
    徴とする請求項1乃至請求項3記載の高圧放電灯点灯装
    置。
  5. 【請求項5】 上記雑防コイルと高圧放電灯間には、高
    圧パルス印加側と同等の高耐電圧ケーブルを使用し、雑
    防コイルと高電圧パルス発生装置間には、特に高耐圧性
    能を持たないケーブルを使用したことを特徴とする請求
    項4記載の高圧放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 上記雑防コイルとして、単層巻きの棒コ
    アタイプをしようとしたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項5記載の高圧放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 上記雑防コイルの替わりにビーズコアを
    組み込んだことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載
    の高圧放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 上記高圧放電灯として電極間距離4ミリ
    メートル以下のショートアークタイプを使用したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項7記載の高圧方電灯点灯
    装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項1乃至請求項7記載の高圧放
    電灯点灯装置を点灯装置として使用したことを特徴とす
    る画像表示装置。
  10. 【請求項10】 安定器と高圧放電灯と、この高圧放電
    灯を起動するための高電圧パルス発生装置を有する高圧
    放電灯点灯装置において、高圧パルス発生装置および、
    この高電圧パルス発生装置と高圧放電灯間のケーブル
    の、一部分もしくは全面を金属ケース等の導電体でシー
    ルドするとともに、高圧放電灯と高圧パルス発生装置を
    接続するケーブル内に雑防コイルを内蔵したことを特徴
    とするランプ装置。
JP13885296A 1996-05-31 1996-05-31 放電灯点灯装置および画像表示装置 Withdrawn JPH09320772A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003280096A (ja) * 2002-01-15 2003-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置およびその動作方法、ならびに、画像表示装置用ランプユニット
JP2008140657A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Sharp Corp 放電灯点灯装置及びプロジェクタ
US7940535B2 (en) 2005-12-14 2011-05-10 Sharp Kabushiki Kaisha Discharge lamp lighting device for lighting discharge lamps

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