JPH09320764A - 調光器 - Google Patents

調光器

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JPH09320764A
JPH09320764A JP8136541A JP13654196A JPH09320764A JP H09320764 A JPH09320764 A JP H09320764A JP 8136541 A JP8136541 A JP 8136541A JP 13654196 A JP13654196 A JP 13654196A JP H09320764 A JPH09320764 A JP H09320764A
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JP
Japan
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thermistor
dimmer
lamp
resistance value
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP8136541A
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English (en)
Inventor
Toichi Igarashi
十一 五十嵐
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、外部回路等の接続用端子に発生した
不具合を検知して安全性を向上する。 【解決手段】通常、可変抵抗器2の調節によりランプ1
を調光し、かつサーミスタ3を外部回路の接続用端子、
例えばランプ1に供給する交流電源6の入力端子7a、
7bの近傍に配置する。そして、これら入力端子7a、
7bに不具合が発生してその温度が上昇すると、サーミ
スタ3によりこの温度上昇を検知して抵抗値を大きく変
化し、回路電流量を減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプに流れる電
流量を可変抵抗器により調節してランプを調光する調光
器に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる調光器は、ランプに対して調光調
節用の可変抵抗器やトライアックを接続し、可変抵抗器
の抵抗値を変化してランプに供給する電流の位相角を制
御し、ランプの調光を行うものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな調光器では、外部回路の接続用端子、例えばランプ
に供給する交流電源の入力端子、他の照明装置への接続
用端子などが備えられているが、これら接続用端子に不
具合が発生した場合、これを検知する機能は備えられて
いない。そこで本発明は、接続用端子に発生した不具合
を検知して安全性を向上できる調光器を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、ラン
プに流れる電流量を可変抵抗器により調節してランプを
調光する調光器において、外部回路の接続用端子に近接
して配置し、かつ可変抵抗器に対して直列に接続され温
度上昇に応じて抵抗値が変化する半導体素子を備え、接
続用端子部分の温度上昇を半導体素子により検知して調
光回路の電流量を減少させる安全機能を備えた調光器で
ある。
【0005】このような調光器であれば、通常、可変抵
抗器の調節によりランプは調光されるが、外部回路の接
続用端子に不具合が発生して温度が上昇すると、半導体
素子はこの温度上昇を検知して抵抗値を変化し、回路電
流量を減少させ、安全を図る。
【0006】請求項2によれば、請求項1記載の調光器
において、半導体素子は、温度上昇とともに抵抗値が大
きく変化するサーミスタである。このような調光器であ
れば、通常、可変抵抗器の調節によりランプは調光され
るが、外部回路の接続用端子に不具合が発生して温度が
上昇すると、サーミスタはこの温度上昇を検知して抵抗
値が大きく変化し、回路電流量を減少させ、安全を図
る。
【0007】請求項3によれば、請求項1記載の調光器
において、半導体素子は、所定の温度において抵抗値が
大きく変化するサーミスタである。このような調光器で
あれば、通常、可変抵抗器の調節によりランプは調光さ
れるが、外部回路の接続用端子に不具合が発生し、所定
の温度に達すると、サーミスタはこの温度上昇を検知し
て抵抗値が大きく変化し、回路電流量を減少させ、安全
を図る。
【0008】請求項4によれば、請求項1記載の調光器
において、半導体素子は、温度略70℃において抵抗値
が大きく変化するサーミスタである。このような調光器
であれば、通常、可変抵抗器の調節によりランプは調光
されるが、外部回路の接続用端子に不具合が発生し、略
温度70℃に達すると、サーミスタは温度70℃を検知
して抵抗値が大きく変化し、回路電流量を減少させ、安
全を図る。
【0009】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。図1は調光器の回路構成図である。ラ
ンプ1には、スイッチSWを介して調光調節用の可変抵
抗器2、半導体素子としてのサーミスタ3、コンデンサ
C及びコイルLが直列接続されている。
【0010】又、トライアック4が、可変抵抗器2、サ
ーミスタ3及びコンデンサCに対して並列に接続され、
かつこのトライアック4のゲートとサーミスタ3のコン
デンサC側との間にトリガダイオード5が接続されてい
る。
【0011】なお、ランプ1には、交流電源6が接続さ
れている。サーミスタ3は、図2に示すようにサーミス
タ温度℃の上昇とともに抵抗値(抵抗カーブ)kΩが大
きく変化するサーミスタ特性を有している。
【0012】又、このサーミスタ3は、外部回路の接続
用端子、例えば図3に示すようにランプ1に供給する交
流電源6の入力端子7a、7b、又は他の照明装置等へ
の接続用端子などの近傍に配置されている。
【0013】すなわち、図4に示すように調光器の外装
ケース8内には、調光器回路を形成したPC板(プリン
ト回路基板)9が備えられている。このPC板9には、
交流電源6の入力端子7a、7b、又は他の照明装置等
への接続用端子が接続されている。これら入力端子7
a、7b又は接続用端子に対しては、それぞれロックバ
ネ10が取り付けられ、外部から接続コード11が入力
端子7a、7b又は接続用端子に挿入されたときにロッ
クする機構となっている。
【0014】このような調光器の外装ケース8におい
て、サーミスタ3は、例えば熱伝導性が良く、かつ電気
絶縁性の高い物質を介して交流電源6の入力端子7a、
7b、又は他の照明装置等への接続用端子に取り付けら
れている。
【0015】次に上記の如く構成された調光器の作用に
ついて説明する。スイッチSWが閉じると、交流電力
は、可変抵抗器2からサーミスタ3を通ってコンデンサ
Cに蓄積され、トリガダイオード5を通してトライアッ
ク4を導通制御する。
【0016】このように通常の調光のときの可変抵抗器
2による電流の位相角制御は、例えば抵抗値小のサイド
で図5に示すように位相角ia となっている。一方、交
流電源6の入力端子7a、7bにおいて不具合がなく温
度上昇がなければ、サーミスタ3の抵抗値は、図2に示
すように正常範囲の低抵抗値の範囲にある。
【0017】従って、上記の如く通常の調光動作が行わ
れる。ところが、交流電源6の入力端子7a、7b部に
不具合が発生し、これら入力端子7a、7bの温度が上
昇すると、サーミスタ3は、これら入力端子7a、7b
の温度上昇を検知して抵抗値が図2に示すように大きな
値に変化する。そうして、サーミスタ3の抵抗カーブ
は、異常範囲に入る。
【0018】このようにサーミスタ3の抵抗値が大きく
なると、ランプ1の調光に対する電流の位相角制御は、
図6に示すようにαだけシフトし位相角ib に大きくな
る。従って、ランプ1の調光に対する電流の位相角ib
に大きくなることから、ランプ1やスイッチSW、可変
抵抗器2、サーミスタ3、トライアック4、トリガダイ
オード5、コンデンサC、コイルLなどの調光回路に流
れる電流量が減少し、ランプ1の調光度合いを下げる方
向に変化させる。
【0019】このように上記第1の実施の形態において
は、通常、可変抵抗器2の調節によりランプ1を調光
し、外部回路の接続用端子に不具合が発生し、所定の温
度に達すると、サーミスタ3によりこの温度上昇を検知
して抵抗値を大きく変化して、回路電流量を減少させる
ようにしたので、外部回路の接続用端子、例えば図3に
示すようにランプ1に供給する交流電源6の入力端子7
a、7b、又は他の照明装置等への接続用端子などに不
具合が発生して温度が上昇すれば、これを検知して回路
電流を減少し、火災等の危険を未然に防止して安全を図
ることができる。 (2) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、図1、図3及び図4と同一部分には同一符号を付
してその詳しい説明は省略する。
【0020】図7は調光器の回路構成図である。サーミ
スタ20は、図8に示すようにサーミスタ温度℃の上昇
とともに抵抗値(抵抗カーブ)kΩが大きく変化するも
ので、特にサーミスタ温度が70℃になたときに急激に
抵抗値が大きくなるサーミスタ特性を有している。
【0021】又、このサーミスタ20は、上記図3と同
様に、外部回路の接続用端子、例えばランプ1に供給す
る交流電源6の入力端子7a、7b、又は他の照明装置
等への接続用端子などの近傍に配置されている。
【0022】ここで、サーミスタ20が温度70℃に達
すると、急激に抵抗値が大きくなるサーミスタ特性を有
するように設定したのは、例えばトライアック4は、通
電や他の要因により温度が高くなると感度が高くなり、
点呼角が次第に大きくなり、これを悪循環してさらに温
度が高くなり、120℃程度に温度が上昇すると暴走す
る虞がある。
【0023】従って、このようなトライアック4の暴走
を防止して安全性を向上させるには、トライアック4の
温度を90〜100℃に抑える必要があり、このために
ランプ1に供給する交流電源6の入力端子7a、7bに
取り付けられたサーミスタ20によりトライアック4の
温度を90〜100℃に抑えるためには、サーミスタ2
0において安全性を重視して、温度70℃に達すると、
急激に抵抗値が大きくなるサーミスタ特性を有するよう
にした。
【0024】次に上記の如く構成された調光器の作用に
ついて説明する。スイッチSWが閉じると、交流電力
は、可変抵抗器2からサーミスタ20を通ってコンデン
サCに蓄積され、トリガダイオード5を通してトライア
ック4を導通制御する。
【0025】このように通常の調光のときの可変抵抗器
2による電流の位相角制御は、例えば抵抗値小のサイド
で上記図5に示すと同様に位相角ia となっている。一
方、交流電源6の入力端子7a、7bにおいて不具合が
なく温度上昇がなければ、サーミスタ20の抵抗値は、
図8に示すように温度70℃以下の正常範囲の抵抗値の
範囲にある。従って、上記の如く通常の調光動作が行わ
れる。
【0026】ところが、交流電源6の入力端子7a、7
b部に不具合が発生、又はトライアック4の温度が上昇
して、これら入力端子7a、7bの温度が上昇すると、
サーミスタ20は、これら入力端子7a、7bの温度上
昇を検知する。
【0027】そうして、このサーミスタ20は、これら
入力端子7a、7bの温度上昇を検知し、その温度が7
0℃に達すると、図8に示すように急激に抵抗値が大き
く変化し、抵抗カーブは異常範囲に入る。
【0028】このようにサーミスタ20の抵抗値が急激
に大きくなると、ランプ1の調光に対する電流の位相角
制御は、図9に示すようにβだけシフトし位相角ic
大きくなる。
【0029】従って、ランプ1の調光に対する電流の位
相角ic に大きくなることから、ランプ1やスイッチS
W、可変抵抗器2、サーミスタ20、トライアック4、
トリガダイオード5、コンデンサC、コイルLなどの調
光回路に流れる電流量は急激に減少し、ランプ1の調光
度合いを格段に下げる方向に変化させる。
【0030】これによりトライアック4の温度も低下
し、暴走が抑えられる。このように上記第2の実施の形
態においては、通常、可変抵抗器2の調節によりランプ
1を調光し、外部回路の接続用端子に不具合が発生し、
温度70℃に達すると、サーミスタ20によりこの温度
上昇を検知して抵抗値を大きく変化して、回路電流量を
急激に減少させるようにしたので、外部回路の接続用端
子、例えば図3に示すようにランプ1に供給する交流電
源6の入力端子7a、7b、又は他の照明装置等への接
続用端子などに不具合が発生して温度が上昇すれば、こ
れを検知して回路電流を激減させることができ、火災等
の危険を未然に防止して安全を図ることができる。
【0031】又、トライアック4が通電や他の要因によ
り温度が高くなると感度が高くなり、点呼角が次第に大
きくなり、これを悪循環してさらに温度が高くなり、1
20℃程度に温度が上昇すると暴走するが、このような
トライアック4の温度上昇をサーミスタ20により検知
して、トライアック4の温度を90〜100℃に抑えて
トライアック4の暴走を防止でき、安全性を向上でき
る。
【0032】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。例えば、半導体素子としてはサーミスタ素子に限ら
ず温度上昇に応じて抵抗値の変化するものを他の素子を
用いてもよい。
【0033】又、サーミスタ20は、温度70℃で急激
に抵抗値が大きく変化するものを適用したが、これに限
らず、調光器の使用する場所等に応じて所望温度で急激
に抵抗値が大きく変化するサーミスタに代えてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1〜
4によれば、外部回路等の接続用端子に発生した不具合
を検知して安全性を向上できる調光器を提供できる。
又、本発明の請求項3、4によれば、外部回路等の接続
用端子に発生した不具合による温度上昇を検知し、回路
電流を急激に減少して安全性を向上できる調光器を提供
できる。
【0035】又、本発明の請求項4によれば、トライア
ックの温度上昇を検知してトライアックの温度上昇を抑
え、トライアックの暴走を防止して安全性を向上できる
調光器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる調光器の第1の実施の形態の回
路構成図。
【図2】同調光器に用いられるサーミスタの特性図。
【図3】同調光器に用いられるサーミスタの取り付けを
示す外観図。
【図4】同調光器に用いられるサーミスタの取り付けを
示す断面図。
【図5】同調光器の通常の調光動作を示す電流の位相制
御図。
【図6】同調光器の不具合発生時の調光動作を示す電流
の位相制御図。
【図7】本発明に係わる調光器の第2の実施の形態の回
路構成図。
【図8】同調光器に用いられるサーミスタの特性図。
【図9】同調光器の不具合発生時の調光動作を示す電流
の位相制御図。
【符号の説明】
1…ランプ、 2…可変抵抗器、 3,20…サーミスタ、 4…トライアック、 5…トリガダイオード、 7a,7b…入力端子、 11…接続コード。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプに流れる電流量を可変抵抗器によ
    り調節して前記ランプを調光する調光器において、 外部回路の接続用端子に近接して配置し、かつ前記可変
    抵抗器に対して直列に接続され温度上昇に応じて抵抗値
    が変化する半導体素子を備え、 前記接続用端子部分の温度上昇を前記半導体素子により
    検知して調光回路の電流量を減少させる安全機能を備え
    たことを特徴とする調光器。
  2. 【請求項2】 前記半導体素子は、温度上昇とともに抵
    抗値が大きく変化するサーミスタであることを特徴とす
    る請求項1記載の調光器。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子は、所定の温度において
    抵抗値が大きく変化するサーミスタであることを特徴と
    する請求項1記載の調光器。
  4. 【請求項4】 前記半導体素子は、温度略70℃におい
    て抵抗値が大きく変化するサーミスタであることを特徴
    とする請求項1記載の調光器。
JP8136541A 1996-05-30 1996-05-30 調光器 Pending JPH09320764A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007120578A1 (en) * 2006-04-10 2007-10-25 Lutron Electronics Co., Inc. Load control device having a variable drive circuit
CN103026797A (zh) * 2010-08-06 2013-04-03 奥斯兰姆施尔凡尼亚公司 通过可变串联阻抗的固态光源的热控制
JP2017195199A (ja) * 2017-07-14 2017-10-26 三菱電機照明株式会社 電源装置及び照明装置

Cited By (5)

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US7619365B2 (en) 2006-04-10 2009-11-17 Lutron Electronics Co., Inc. Load control device having a variable drive circuit
AU2007238882B2 (en) * 2006-04-10 2011-06-02 Lutron Electronics Co., Inc. Load control device having a variable drive circuit
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