JPH09320138A - 情報記録装置 - Google Patents
情報記録装置Info
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- JPH09320138A JPH09320138A JP8131688A JP13168896A JPH09320138A JP H09320138 A JPH09320138 A JP H09320138A JP 8131688 A JP8131688 A JP 8131688A JP 13168896 A JP13168896 A JP 13168896A JP H09320138 A JPH09320138 A JP H09320138A
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- recording
- magnetic field
- land
- groove
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異なる記録感度を有するランド/グルーブい
ずれに対しても確実に記録/消去することができる情報
記録装置を提供する。 【解決手段】 記録媒体1のランド1aおよびグルーブ
1bに対し、その記録感度に応じて異なる外部磁界(磁
界条件)を与える磁界制御手段3を設けて、記録/消去
動作の対象となるトラックがランド1aであるかあるい
はグルーブ1bであるかをCPU13から指示し、これ
に応じて磁界制御手段3にて、それぞれ対応する外部磁
界を与える。
ずれに対しても確実に記録/消去することができる情報
記録装置を提供する。 【解決手段】 記録媒体1のランド1aおよびグルーブ
1bに対し、その記録感度に応じて異なる外部磁界(磁
界条件)を与える磁界制御手段3を設けて、記録/消去
動作の対象となるトラックがランド1aであるかあるい
はグルーブ1bであるかをCPU13から指示し、これ
に応じて磁界制御手段3にて、それぞれ対応する外部磁
界を与える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録装置に関
し、特に光磁気媒体などの記録媒体に溝状に設けられた
ランドおよびグルーブの両方に対して記録/再生を行う
情報記録装置に関するものである。
し、特に光磁気媒体などの記録媒体に溝状に設けられた
ランドおよびグルーブの両方に対して記録/再生を行う
情報記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気媒体などの記録媒体の記憶
容量を向上させるために様々な試みがなされており、特
に記録媒体に情報トラック(記録領域)として同周円状
あるいは螺旋状に設けられている溝状のランド(凸部)
およびグルーブ(凹部)の両方に対して情報の記録/再
生を行うランド/グルーブ(L/G)記録再生方式が提
案されている。このL/G記録再生方式では、ランドま
たはグルーブのいずれか一方に対して記録/再生を行う
記録再生方式に比較して情報トラック量が2倍となるた
め、トラックピッチが同一ならば記憶容量を2倍に増加
させることができる。
容量を向上させるために様々な試みがなされており、特
に記録媒体に情報トラック(記録領域)として同周円状
あるいは螺旋状に設けられている溝状のランド(凸部)
およびグルーブ(凹部)の両方に対して情報の記録/再
生を行うランド/グルーブ(L/G)記録再生方式が提
案されている。このL/G記録再生方式では、ランドま
たはグルーブのいずれか一方に対して記録/再生を行う
記録再生方式に比較して情報トラック量が2倍となるた
め、トラックピッチが同一ならば記憶容量を2倍に増加
させることができる。
【0003】従来のL/G記録再生方式を用いた情報記
録装置では、例えば光磁気媒体に記録/再生を行う場
合、上位装置からの記録/再生指示に応じて、所定のパ
ワーの光ビームをランドまたはグルーブに照射して所定
のトラック位置を検出し、その情報トラックに対して任
意の情報を記録/再生するものとなっていた。特に、情
報を記録/消去する場合に媒体に対して与えられる外部
磁界の強度は、ランドまたはグルーブのいずれの場合で
あっても同一強度の外部磁界が用いられるものとなって
いた。
録装置では、例えば光磁気媒体に記録/再生を行う場
合、上位装置からの記録/再生指示に応じて、所定のパ
ワーの光ビームをランドまたはグルーブに照射して所定
のトラック位置を検出し、その情報トラックに対して任
意の情報を記録/再生するものとなっていた。特に、情
報を記録/消去する場合に媒体に対して与えられる外部
磁界の強度は、ランドまたはグルーブのいずれの場合で
あっても同一強度の外部磁界が用いられるものとなって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の情報記録装置では、ランド/グルーブいずれ
の情報トラックに対して記録/消去を行う場合でも、同
一強度の外部磁界を与えて、トラック位置の検出、情報
の記録および再生を行うものとなっているため、ランド
/グループでその凹凸により異なる記録感度を有する記
録媒体では、適切な記録条件、ここでは記録感度に応じ
た外部磁界が得られずに記録または消去が不完全となる
という問題点があった。
うな従来の情報記録装置では、ランド/グルーブいずれ
の情報トラックに対して記録/消去を行う場合でも、同
一強度の外部磁界を与えて、トラック位置の検出、情報
の記録および再生を行うものとなっているため、ランド
/グループでその凹凸により異なる記録感度を有する記
録媒体では、適切な記録条件、ここでは記録感度に応じ
た外部磁界が得られずに記録または消去が不完全となる
という問題点があった。
【0005】さらに、これに起因して記録/再生動作が
繰り返し実施されることにより記録/再生速度が低下
し、あるいは再生誤り率が高くなるという問題点があっ
た。本発明はこのような課題を解決するためのものであ
り、異なる記録感度を有するランド/グルーブいずれに
対しても確実に記録/消去することができる情報記録装
置を提供することを目的としている。
繰り返し実施されることにより記録/再生速度が低下
し、あるいは再生誤り率が高くなるという問題点があっ
た。本発明はこのような課題を解決するためのものであ
り、異なる記録感度を有するランド/グルーブいずれに
対しても確実に記録/消去することができる情報記録装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による情報記録装置は、記録媒体に対
して情報の記録または消去を行う場合に、その記録/消
去対象がランドであるかグルーブであるかを示すランド
グルーブ情報を含む磁界発生指示を出力する制御手段
と、この制御手段からの磁界発生指示に含まれるランド
グルーブ情報により示された記録/消去対象がランドで
あるかあるいはグルーブであるかに応じて、それぞれの
記録感度に対応した異なる外部磁界を与える磁界制御手
段とを備えるものである。したがって、記録/消去対象
がランドであるかグルーブであるかに応じて、それぞれ
の記録感度に対応した異なる外部磁界が与えられる。
るために、本発明による情報記録装置は、記録媒体に対
して情報の記録または消去を行う場合に、その記録/消
去対象がランドであるかグルーブであるかを示すランド
グルーブ情報を含む磁界発生指示を出力する制御手段
と、この制御手段からの磁界発生指示に含まれるランド
グルーブ情報により示された記録/消去対象がランドで
あるかあるいはグルーブであるかに応じて、それぞれの
記録感度に対応した異なる外部磁界を与える磁界制御手
段とを備えるものである。したがって、記録/消去対象
がランドであるかグルーブであるかに応じて、それぞれ
の記録感度に対応した異なる外部磁界が与えられる。
【0007】また、磁界制御手段は、磁界の強度、磁界
の極性または磁界を発生させる期間のいずれかまたはこ
れら組合せを制御することにより、記録感度に対応した
異なる外部磁界を与えるようにしたものである。したが
って、磁界の強度、磁界の極性または磁界を発生させる
期間のいずれかまたはこれら組合せが制御されることに
より、記録感度に対応した異なる外部磁界が与えられ
る。
の極性または磁界を発生させる期間のいずれかまたはこ
れら組合せを制御することにより、記録感度に対応した
異なる外部磁界を与えるようにしたものである。したが
って、磁界の強度、磁界の極性または磁界を発生させる
期間のいずれかまたはこれら組合せが制御されることに
より、記録感度に対応した異なる外部磁界が与えられ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である情報
記録装置のブロック図である。同図において、2は記録
媒体1の半径方向に移動可能なように配置された光ヘッ
ドであり、所定パワーの光ビーム(レーザ光)25を出
力する発光素子(半導体レーザ:LD)21、記録媒体
1に反射光を検出する受光素子(PINフォトダイオー
ド)22、発光素子21の出力を検出する受光素子(P
INフォトダイオード)23、および光ビームのトラッ
ク位置およびフォーカスを制御するアクチュエータ26
を有している。
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である情報
記録装置のブロック図である。同図において、2は記録
媒体1の半径方向に移動可能なように配置された光ヘッ
ドであり、所定パワーの光ビーム(レーザ光)25を出
力する発光素子(半導体レーザ:LD)21、記録媒体
1に反射光を検出する受光素子(PINフォトダイオー
ド)22、発光素子21の出力を検出する受光素子(P
INフォトダイオード)23、および光ビームのトラッ
ク位置およびフォーカスを制御するアクチュエータ26
を有している。
【0009】記録媒体1の記録再生面には、同心円状あ
るいは螺旋(スパイラル)状にランドおよびグルーブか
らなるトラック溝が形成されている。ここでは便宜上、
1aをランド(凸部)、1bをグルーブ(凹部)と呼ぶ
ことにする。光ヘッド2の発光素子21から分光器(偏
光ビームスプリッタ)24を介して記録媒体1に照射さ
れた光ビーム25は、ランド1a上またはグルーブ1b
上に光スポットを形成する。
るいは螺旋(スパイラル)状にランドおよびグルーブか
らなるトラック溝が形成されている。ここでは便宜上、
1aをランド(凸部)、1bをグルーブ(凹部)と呼ぶ
ことにする。光ヘッド2の発光素子21から分光器(偏
光ビームスプリッタ)24を介して記録媒体1に照射さ
れた光ビーム25は、ランド1a上またはグルーブ1b
上に光スポットを形成する。
【0010】ここで反射された反射光は、分光器24を
介して受光部が複数(例えば4分割)に分割されている
受光素子22で受光され、それぞれの受光信号が信号生
成回路4に出力される。信号生成回路4では、これら受
光信号に基づいて光ビーム25とトラックとの位置的誤
差を示すトラッキング誤差(TE)信号、焦点誤差を示
すフォーカス誤差(FE)信号などの各種サーボ信号を
生成するとともに、トラックに記録されている情報を示
す再生信号を生成する。
介して受光部が複数(例えば4分割)に分割されている
受光素子22で受光され、それぞれの受光信号が信号生
成回路4に出力される。信号生成回路4では、これら受
光信号に基づいて光ビーム25とトラックとの位置的誤
差を示すトラッキング誤差(TE)信号、焦点誤差を示
すフォーカス誤差(FE)信号などの各種サーボ信号を
生成するとともに、トラックに記録されている情報を示
す再生信号を生成する。
【0011】ゲイン設定回路5、位相補償回路6および
AFドライバ7から、フォーカスサーボループが構成さ
れており、信号生成回路4からのフォーカス誤差信号に
基づいてAFドライバ7からアクチュエータ26をサー
ボ制御することにより光ビーム25のフォーカスが制御
され、記録媒体1のランド1aおよびグルーブ1bにて
所望のフォーカスが得られるものとなっている。
AFドライバ7から、フォーカスサーボループが構成さ
れており、信号生成回路4からのフォーカス誤差信号に
基づいてAFドライバ7からアクチュエータ26をサー
ボ制御することにより光ビーム25のフォーカスが制御
され、記録媒体1のランド1aおよびグルーブ1bにて
所望のフォーカスが得られるものとなっている。
【0012】また、ゲイン設定回路8、位相補償回路
9、極性反転回路10、およびATドライバ11から、
トラッキングサーボループが構成されており、信号生成
回路4からのトラッキング誤差信号に基づいてATドラ
イバ11をサーボ制御することにより光ビーム25の照
射位置が半径方向にわずかに制御され、記録媒体1のラ
ンド1aおよびグルーブ1bの所望位置(トラック中
央)に照射されるものとなっており、これらフォーカ制
御およびトラッキング制御を並行して行うことにより、
光ビーム25を所定のランド1aまたはグルーブ1bに
追従させることができる。
9、極性反転回路10、およびATドライバ11から、
トラッキングサーボループが構成されており、信号生成
回路4からのトラッキング誤差信号に基づいてATドラ
イバ11をサーボ制御することにより光ビーム25の照
射位置が半径方向にわずかに制御され、記録媒体1のラ
ンド1aおよびグルーブ1bの所望位置(トラック中
央)に照射されるものとなっており、これらフォーカ制
御およびトラッキング制御を並行して行うことにより、
光ビーム25を所定のランド1aまたはグルーブ1bに
追従させることができる。
【0013】12は信号生成回路4からの再生信号を検
出し所定の信号処理を行うことにより、ランド1aおよ
びグルーブ1bに記録されている情報を示す2値化情報
を出力するとともに、再生信号の振幅情報や積分情報を
出力する再生信号検出回路である。13はこの再生信号
検出回路12およびEP−ROM14からの各種情報に
基づいて各部を制御するCPU(制御手段)である。
出し所定の信号処理を行うことにより、ランド1aおよ
びグルーブ1bに記録されている情報を示す2値化情報
を出力するとともに、再生信号の振幅情報や積分情報を
出力する再生信号検出回路である。13はこの再生信号
検出回路12およびEP−ROM14からの各種情報に
基づいて各部を制御するCPU(制御手段)である。
【0014】特に、CPU13は2値化情報から取得し
たアドレス情報に基づいて、光ビーム25が照射されて
いるトラック位置がランド1aまたはグルーブ1bのい
ずれであるか判断し、この判断結果を示すランドグルー
ブ情報を極性反転回路10に対して出力する。一般に、
ランド1aおよびグルーブ1bには、セクタと呼ばれる
所定の単位記録領域がトラック方向に連続して設けられ
ており、これら各セクタにはそれぞれトラックを示すア
ドレス情報が割り当てられ記録されている。
たアドレス情報に基づいて、光ビーム25が照射されて
いるトラック位置がランド1aまたはグルーブ1bのい
ずれであるか判断し、この判断結果を示すランドグルー
ブ情報を極性反転回路10に対して出力する。一般に、
ランド1aおよびグルーブ1bには、セクタと呼ばれる
所定の単位記録領域がトラック方向に連続して設けられ
ており、これら各セクタにはそれぞれトラックを示すア
ドレス情報が割り当てられ記録されている。
【0015】したがって、例えばランド1a上のセクタ
のアドレス情報を奇数とし、一方グルーブ1b上のセク
タのアドレス情報を偶数とした場合には、取得したアド
レス情報の奇数/偶数を判定することにより、光ビーム
25が照射されているトラック位置がランド1aまたは
グルーブ1bのいずれであるかを認識し、ランドグルー
ブ情報を生成することができる。このランドグルーブ情
報に応じて、極性判定回路10にて、ATドライバ11
へのトラックサーボループの極性(制御方向)が切り換
えられる。
のアドレス情報を奇数とし、一方グルーブ1b上のセク
タのアドレス情報を偶数とした場合には、取得したアド
レス情報の奇数/偶数を判定することにより、光ビーム
25が照射されているトラック位置がランド1aまたは
グルーブ1bのいずれであるかを認識し、ランドグルー
ブ情報を生成することができる。このランドグルーブ情
報に応じて、極性判定回路10にて、ATドライバ11
へのトラックサーボループの極性(制御方向)が切り換
えられる。
【0016】15はCPU13からの指示、または発光
素子21の出力を検出する受光素子23からのLDパワ
ーモニタ信号に基づいてLDドライバ16を制御するこ
とにより、発光素子21から所望のパワーの光ビーム2
5を出力させるLDパワー制御回路である。CPU13
は、前述したアドレス情報に基づいて光ビーム25が照
射されている半径位置を算出し、その半径位置に応じて
予めEP−ROM14に格納されている光ビーム25の
パワー値を読み出してLDパワー制御回路15に指示す
る。
素子21の出力を検出する受光素子23からのLDパワ
ーモニタ信号に基づいてLDドライバ16を制御するこ
とにより、発光素子21から所望のパワーの光ビーム2
5を出力させるLDパワー制御回路である。CPU13
は、前述したアドレス情報に基づいて光ビーム25が照
射されている半径位置を算出し、その半径位置に応じて
予めEP−ROM14に格納されている光ビーム25の
パワー値を読み出してLDパワー制御回路15に指示す
る。
【0017】これにより、記録媒体1の半径位置に応じ
た適切なパワーの光ビーム25が出力される。またこの
パワー制御は、記録/消去/再生動作によってもそれぞ
れ適切な値に切り換えられる。3は記録/消去動作時に
記録媒体1に対して与える外部磁界の強度を制御する磁
界制御手段であり、CPU13からのランドグルーブ情
報を含む磁界発生指示に応じて所定の駆動電流を出力す
る磁界制御回路31と、この駆動電流に応じて所定の外
部磁界を発生するコイル32とを有している。
た適切なパワーの光ビーム25が出力される。またこの
パワー制御は、記録/消去/再生動作によってもそれぞ
れ適切な値に切り換えられる。3は記録/消去動作時に
記録媒体1に対して与える外部磁界の強度を制御する磁
界制御手段であり、CPU13からのランドグルーブ情
報を含む磁界発生指示に応じて所定の駆動電流を出力す
る磁界制御回路31と、この駆動電流に応じて所定の外
部磁界を発生するコイル32とを有している。
【0018】次に、図3および図4を参照して、本発明
の動作について、記録媒体の装填からランドおよびグル
ーブに情報を記録する場合を例に説明する。図3はラン
ドに対する記録/消去動作時の駆動電流を示す信号波形
図、図4はグルーブに対する記録/消去動作時の駆動電
流を示す信号波形図である。記録媒体1が情報記録装置
に装填されてから記録媒体1が所定の回転数に達した後
に、所定のシーク制御系(図示せず)により、光ヘッド
2をサーボ立ち上げの初期位置に移動させる。
の動作について、記録媒体の装填からランドおよびグル
ーブに情報を記録する場合を例に説明する。図3はラン
ドに対する記録/消去動作時の駆動電流を示す信号波形
図、図4はグルーブに対する記録/消去動作時の駆動電
流を示す信号波形図である。記録媒体1が情報記録装置
に装填されてから記録媒体1が所定の回転数に達した後
に、所定のシーク制御系(図示せず)により、光ヘッド
2をサーボ立ち上げの初期位置に移動させる。
【0019】続いて、所定のランドトラックに光ビーム
25の光スポットを追従させ、所定のサーボ調整を行
う。このサーボ調整では、例えば、フォーカスサーボル
ープのゲイン調整およびオフセット調整や、トラッキン
グサーボループのゲイン調整およびオフセット調整がゲ
イン設定回路5,8にて行われる。
25の光スポットを追従させ、所定のサーボ調整を行
う。このサーボ調整では、例えば、フォーカスサーボル
ープのゲイン調整およびオフセット調整や、トラッキン
グサーボループのゲイン調整およびオフセット調整がゲ
イン設定回路5,8にて行われる。
【0020】サーボ調整後、記録媒体1に予め記録され
ているセクタのアドレス情報(フォーマット済みのID
情報)の再生を行うことにより、現在のトラック位置を
判定した後、記録すべき領域までシーク制御系により光
ヘッド2を移動させる。さらに、前述したフォーカ制御
およびトラッキング制御を並行して行うことにより、光
ビーム25を所定のトラック(ランド1a)に追従さ
せ、前述と同様にしてアドレス情報を再生し、現在のト
ラックがランド1aであることを検出し、これに応じた
ランドグルーブ情報を生成する。
ているセクタのアドレス情報(フォーマット済みのID
情報)の再生を行うことにより、現在のトラック位置を
判定した後、記録すべき領域までシーク制御系により光
ヘッド2を移動させる。さらに、前述したフォーカ制御
およびトラッキング制御を並行して行うことにより、光
ビーム25を所定のトラック(ランド1a)に追従さ
せ、前述と同様にしてアドレス情報を再生し、現在のト
ラックがランド1aであることを検出し、これに応じた
ランドグルーブ情報を生成する。
【0021】この後、その所定トラック(ランド1a)
に対して記録/消去動作を行う。まず、CPU13はそ
の半径位置に応じた記録時のパワーをEP−ROM14
から読み出してLDパワー制御回路15に指示する。こ
れに応じて、発光素子21から所定パワーの光ビーム2
5が記録媒体1の所定トラック(ランド1a)に対して
照射される。
に対して記録/消去動作を行う。まず、CPU13はそ
の半径位置に応じた記録時のパワーをEP−ROM14
から読み出してLDパワー制御回路15に指示する。こ
れに応じて、発光素子21から所定パワーの光ビーム2
5が記録媒体1の所定トラック(ランド1a)に対して
照射される。
【0022】これと並行して、CPU13は磁界制御回
路31に対して、ランドグルーブ情報を含む磁界発生指
示を出力することにより、ランド1aへの記録動作を指
示する。これに応じて、磁界制御回路31から図3に示
すようなパターンの駆動電流がコイル32に出力され、
所望の外部磁界が記録媒体1の所定トラック(ランド1
a)に対して与えられる。
路31に対して、ランドグルーブ情報を含む磁界発生指
示を出力することにより、ランド1aへの記録動作を指
示する。これに応じて、磁界制御回路31から図3に示
すようなパターンの駆動電流がコイル32に出力され、
所望の外部磁界が記録媒体1の所定トラック(ランド1
a)に対して与えられる。
【0023】ここでは、ランド1aの記録感度に応じて
記録および消去時の駆動電流のピーク値Iw1およびIe
1、パルス幅tw1およびte1、極性(正負)がそれぞれ
設定されている。図3では、ランドへのマーク記録時に
ピーク値Iw1、パルス幅tw1 を有する正極性の駆動電
流パルスがコイル32に供給され、マーク消去時にはピ
ーク値Ie1、パルス幅te1を有する負極性の駆動電流パ
ルスがコイル32に供給されるものとなる。
記録および消去時の駆動電流のピーク値Iw1およびIe
1、パルス幅tw1およびte1、極性(正負)がそれぞれ
設定されている。図3では、ランドへのマーク記録時に
ピーク値Iw1、パルス幅tw1 を有する正極性の駆動電
流パルスがコイル32に供給され、マーク消去時にはピ
ーク値Ie1、パルス幅te1を有する負極性の駆動電流パ
ルスがコイル32に供給されるものとなる。
【0024】一方、所定トラック(グルーブ1b)に対
して記録/消去動作を行う場合には、前述と同様に、C
PU13はその半径位置に応じた記録時のパワーをEP
−ROM14から読み出してLDパワー制御回路15に
指示する。これに応じて、発光素子21から所定パワー
の光ビーム25が記録媒体1の所定トラック(グルーブ
1b)に対して照射される。
して記録/消去動作を行う場合には、前述と同様に、C
PU13はその半径位置に応じた記録時のパワーをEP
−ROM14から読み出してLDパワー制御回路15に
指示する。これに応じて、発光素子21から所定パワー
の光ビーム25が記録媒体1の所定トラック(グルーブ
1b)に対して照射される。
【0025】これと並行して、CPU13は磁界制御回
路31に対して、ランドグルーブ情報を含む磁界発生指
示を出力することにより、グルーブ1bへの記録動作を
指示する。これに応じて、磁界制御回路31から図4に
示すようなパターンの駆動電流がコイル32に出力さ
れ、所望の外部磁界が記録媒体1の所定トラック(グル
ーブ1b)に対して与えられる。
路31に対して、ランドグルーブ情報を含む磁界発生指
示を出力することにより、グルーブ1bへの記録動作を
指示する。これに応じて、磁界制御回路31から図4に
示すようなパターンの駆動電流がコイル32に出力さ
れ、所望の外部磁界が記録媒体1の所定トラック(グル
ーブ1b)に対して与えられる。
【0026】ここでは、グルーブ1bの記録感度に応じ
て記録および消去時の駆動電流のピーク値Iw2およびI
e2、パルス幅tw2およびte2、極性(正負)がそれぞれ
設定されている。図4では、ランドへのマーク記録時に
ピーク値Iw2、パルス幅tw2を有する正極性の駆動電流
パルスがコイル32に供給され、マーク消去時にはピー
ク値Ie2、パルス幅te2を有する負極性の駆動電流パル
スがコイル32に供給されるものとなる。
て記録および消去時の駆動電流のピーク値Iw2およびI
e2、パルス幅tw2およびte2、極性(正負)がそれぞれ
設定されている。図4では、ランドへのマーク記録時に
ピーク値Iw2、パルス幅tw2を有する正極性の駆動電流
パルスがコイル32に供給され、マーク消去時にはピー
ク値Ie2、パルス幅te2を有する負極性の駆動電流パル
スがコイル32に供給されるものとなる。
【0027】磁界制御回路31では、CPU13からの
磁界発生指示に含まれるランドグルーブ情報に基づい
て、駆動電流パルスを図3,5のいずれかから選択す
る。両者は、それぞれ電流ピーク値(磁界強度)、パル
ス幅、極性に相違点を有しているが、ランド1aおよび
グルーブ1bの記録感度に応じて、これらパラメータを
すべて異なるものとしてもよいし、各パラメータ単独あ
るいは組合せで異なるものとしてもよい。また矩形パル
スをアナログ補正することにより立ち上がり特性を強調
したパルスを出力するようにしてもよい。
磁界発生指示に含まれるランドグルーブ情報に基づい
て、駆動電流パルスを図3,5のいずれかから選択す
る。両者は、それぞれ電流ピーク値(磁界強度)、パル
ス幅、極性に相違点を有しているが、ランド1aおよび
グルーブ1bの記録感度に応じて、これらパラメータを
すべて異なるものとしてもよいし、各パラメータ単独あ
るいは組合せで異なるものとしてもよい。また矩形パル
スをアナログ補正することにより立ち上がり特性を強調
したパルスを出力するようにしてもよい。
【0028】このように、記録媒体1のランド1aおよ
びグルーブ1bに対し、その記録感度に応じて異なる外
部磁界(磁界条件)を与える磁界制御手段3を設けて、
記録/消去動作の対象となるトラックがランド1aであ
るかあるいはグルーブ1bであるかに応じて、それぞれ
対応する外部磁界を与えるようにしたので、従来のよう
に一定の磁界条件下で記録/消去動作を行う場合と比較
して、記録感度が異なるランド/グルーブいずれに対し
ても確実に記録/消去することができる。
びグルーブ1bに対し、その記録感度に応じて異なる外
部磁界(磁界条件)を与える磁界制御手段3を設けて、
記録/消去動作の対象となるトラックがランド1aであ
るかあるいはグルーブ1bであるかに応じて、それぞれ
対応する外部磁界を与えるようにしたので、従来のよう
に一定の磁界条件下で記録/消去動作を行う場合と比較
して、記録感度が異なるランド/グルーブいずれに対し
ても確実に記録/消去することができる。
【0029】また、以上の説明において、磁界制御手段
3として、所定の駆動電流を磁界制御回路31からコイ
ル32に供給することにより、ランド1aおよびグルー
ブ1bの記録感度に応じた所望の外部磁界を与えるよう
にした場合について説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば、ランド1aおよびグルーブ1bに記
録する際に磁界強度と極性とを切替制御する場合には、
図2(a)に示すように、コイル33と強磁性体34と
から磁界制御手段3aを構成してもよい。
3として、所定の駆動電流を磁界制御回路31からコイ
ル32に供給することにより、ランド1aおよびグルー
ブ1bの記録感度に応じた所望の外部磁界を与えるよう
にした場合について説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば、ランド1aおよびグルーブ1bに記
録する際に磁界強度と極性とを切替制御する場合には、
図2(a)に示すように、コイル33と強磁性体34と
から磁界制御手段3aを構成してもよい。
【0030】また、ランド1aおよびグルーブ1bに記
録する際に極性だけを切替制御する場合には、図2
(b)に示すように、コイル36と回転自在に指示され
た永久磁石35とから磁界制御手段3bを構成してもよ
い。この場合には、磁界制御回路31から供給される駆
動電流の極性に応じて、コイル34がS/Nいずれかの
極性に励磁され、これに応じて永久磁石が回転して所望
の極性を有する外部磁界が、対応するランド1aおよび
グルーブ1bに与えられるものとなる。
録する際に極性だけを切替制御する場合には、図2
(b)に示すように、コイル36と回転自在に指示され
た永久磁石35とから磁界制御手段3bを構成してもよ
い。この場合には、磁界制御回路31から供給される駆
動電流の極性に応じて、コイル34がS/Nいずれかの
極性に励磁され、これに応じて永久磁石が回転して所望
の極性を有する外部磁界が、対応するランド1aおよび
グルーブ1bに与えられるものとなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、記録/
消去対象がランドであるかあるいはグルーブであるかに
応じて、それぞれの記録感度に対応した異なる外部磁界
を与える磁界制御手段を設けて、情報の記録または消去
を行う場合に、その記録/消去対象がランドであるかグ
ルーブであるかを示すランドグルーブ情報を含む磁界発
生指示を磁界制御手段に対して出力するようにしたの
で、従来のように一定の磁界条件下で記録/消去動作を
行う場合と比較して、記録感度が異なるランド/グルー
ブいずれに対しても最適な外部磁界を与えることが可能
となり、より確実に情報の記録/消去を行うことができ
る。
消去対象がランドであるかあるいはグルーブであるかに
応じて、それぞれの記録感度に対応した異なる外部磁界
を与える磁界制御手段を設けて、情報の記録または消去
を行う場合に、その記録/消去対象がランドであるかグ
ルーブであるかを示すランドグルーブ情報を含む磁界発
生指示を磁界制御手段に対して出力するようにしたの
で、従来のように一定の磁界条件下で記録/消去動作を
行う場合と比較して、記録感度が異なるランド/グルー
ブいずれに対しても最適な外部磁界を与えることが可能
となり、より確実に情報の記録/消去を行うことができ
る。
【0032】また、磁界制御手段にて、磁界の強度、磁
界の極性または磁界を発生させる期間のいずれかまたは
これら組合せを制御することにより、記録感度に対応し
た異なる外部磁界を与えるようにしたので、比較的簡単
な構成および制御により、記録感度が異なるランド/グ
ルーブいずれに対しても最適な外部磁界を与えることが
可能となる。
界の極性または磁界を発生させる期間のいずれかまたは
これら組合せを制御することにより、記録感度に対応し
た異なる外部磁界を与えるようにしたので、比較的簡単
な構成および制御により、記録感度が異なるランド/グ
ルーブいずれに対しても最適な外部磁界を与えることが
可能となる。
【図1】 本発明の一実施の形態による情報記録装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】 本発明の他の実施の形態による磁界制御手段
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】 ランドに対する記録/消去動作時の駆動電流
を示す信号波形図である。
を示す信号波形図である。
【図4】 グルーブに対する記録/消去動作時の駆動電
流を示す信号波形図である。
流を示す信号波形図である。
1…記録媒体、1a…ランド、1b…グルーブ、2…光
ベッド、21…発光素子、22,23…受光素子、24
…分光器、25…光ビーム、26…アクチュエータ、3
…磁界制御手段、31…磁界制御回路、32,33,3
6…コイル、34…強磁性体、35…永久磁石、4…信
号生成回路、5,8…ゲイン設定回路、6,9…位相補
償回路、7…AFドライバ、10…極性反転回路、11
…ATドライバ、12…再生信号検出回路、13…CP
U、14…EP−ROM、15…LDパワー制御回路、
16…LDドライバ。
ベッド、21…発光素子、22,23…受光素子、24
…分光器、25…光ビーム、26…アクチュエータ、3
…磁界制御手段、31…磁界制御回路、32,33,3
6…コイル、34…強磁性体、35…永久磁石、4…信
号生成回路、5,8…ゲイン設定回路、6,9…位相補
償回路、7…AFドライバ、10…極性反転回路、11
…ATドライバ、12…再生信号検出回路、13…CP
U、14…EP−ROM、15…LDパワー制御回路、
16…LDドライバ。
Claims (2)
- 【請求項1】 同周円状あるいは螺旋状に設けられた溝
状の情報トラックを有する光磁気記録媒体に対して、前
記情報トラックのランドおよびグルーブの両方に対して
記録を行う情報記録装置において、 記録媒体に対して情報の記録または消去を行う場合に、
その記録/消去対象がランドであるかグルーブであるか
を示すランドグルーブ情報を含む磁界発生指示を出力す
る制御手段と、 この制御手段からの磁界発生指示に含まれるランドグル
ーブ情報により示された記録/消去対象がランドである
かあるいはグルーブであるかに応じて、それぞれの記録
感度に対応した異なる外部磁界を与える磁界制御手段と
を備えることを特徴とする情報記録装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の情報記録装置において、 磁界制御手段は、 磁界の強度、磁界の極性または磁界を発生させる期間の
いずれかまたはこれら組合せを制御することにより、記
録感度に対応した異なる外部磁界を与えるようにしたこ
とを特徴とする情報記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8131688A JPH09320138A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 情報記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8131688A JPH09320138A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 情報記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09320138A true JPH09320138A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15063897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8131688A Pending JPH09320138A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 情報記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09320138A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6801478B1 (en) | 1999-12-20 | 2004-10-05 | Fujitsu Limited | Magneto-optical information reproducing apparatus |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP8131688A patent/JPH09320138A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6801478B1 (en) | 1999-12-20 | 2004-10-05 | Fujitsu Limited | Magneto-optical information reproducing apparatus |
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