JPH09320077A - 光ディスク装置の光ピックアップサーボ装置 - Google Patents

光ディスク装置の光ピックアップサーボ装置

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JPH09320077A
JPH09320077A JP15319096A JP15319096A JPH09320077A JP H09320077 A JPH09320077 A JP H09320077A JP 15319096 A JP15319096 A JP 15319096A JP 15319096 A JP15319096 A JP 15319096A JP H09320077 A JPH09320077 A JP H09320077A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録動作時の光ピックアップサーボ系の不安
定化を回避する。 【解決手段】 光ピックアップ2とフォーカスエラー検
出回路10の間にサンプル・ホールド回路16A〜16
Dを設けておく。サンプリング制御回路17Aは記録信
号処理回路1Aから入力するEFM信号aとクロックC
Kに基づき、サンプル・ホールド回路16A〜16Dを
制御し、1倍速で記録するときはCD−WO7にマーク
が記録される期間と、長さが4T(但し、Tはチャネル
周期)以下のマークの後に続くスペースの記録される期
間とをホールド動作させ、それ以外の期間はサンプル動
作をさせる。また、4倍速で記録するときはCD−WO
1にマークが記録される期間と、長さが8T以下のマー
クの後に続くスペースの記録される期間とをホールド動
作させ、それ以外の期間はサンプル動作をさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置の光
ピックアップサーボ方法に係り、とくにCD−WO、C
D−MO、CD−Eなどの記録可能光ディスクに所望の
記録信号を記録する際、フォーカシングサーボ、トラッ
キングサーボなどを安定に行えるようにした光ディスク
装置の光ピックアップサーボ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、記録可能光ディスクの1つであ
るCD−WOに所望の記録信号(CD−WOではEFM
信号)を記録しようとする場合、記録信号に基づき光デ
ィスクに照射するレーザビームのパワーを強弱変化させ
てマーク(レーザパワー:強)とスペース(レーザパワ
ー:弱)を記録させる。CD−WOの場合、マーク、ス
ペースはプリグルーブの底に記録されるが、正しく記録
するためにはフォーカシングサーボによりビームスポッ
トをプリグルーブの底面に合焦させ、トラッキングサー
ボによりトラック(プリグルーブ)を追従させる必要が
ある。CD−WOの回転時の面振れでプリグルーブの底
面は上下に偏位し、また、CD−WOの回転時の芯振れ
でトラックがディスク半径方向に偏位する。このため、
CD−WOへの記録を行う光ディスク装置には光ピック
アップサーボ系が設けてあり、プリグルーブの底面への
レーザビームの合焦とトラックの追従が行われる。
【0003】図12は従来の光ピックアップサーボ系の
構成図である。記録データは記録信号処理回路1により
正規のEFM信号(図13(1)のa参照)とレーザ制
御用EFM信号に変換される(図13(1)のb参
照)。正規のEFM信号aはチャネル周期をTとして、
3T〜11Tの長さのマーク部分(ハイレベル)とスペ
ース部分(ローレベル)を有する。レーザ制御用EFM
信号bは時間軸上で正規のEFM信号aと同じタイミン
グでハイレベルに立ち上がるが、ローレベルへの立ち下
がりが一定時間だけ速くなされる。光ピックアップ2の
LD(レーザダイオード)駆動回路3はレーザ制御用E
FM信号bに従い、レーザ制御用EFM信号bがハイレ
ベルの間、LD4を大電流で駆動しパワーの強いレーザ
ビームを発射させる。レーザビームはビームスプリッタ
5で曲げられたあと、対物レンズ6で絞られCD−WO
7のプリグルーブの底面に合焦してマークを記録する。
レーザ制御用EFM信号bがローレベルに落ちると、L
D駆動回路3はLD4を小電流で駆動しレーザビームの
パワーを弱め、CD−WO7にスペースを記録させる。
レーザ制御用EFM信号bのマーク期間は正規のEFM
信号aのマーク期間に比べて少し短い。
【0004】CD−WO7からの反射ビームが対物レン
ズ6、ビームスプリッタ5を通過して4分割光検出器8
に入射する。4分割光検出器8の各受光素子PDA 〜P
Dは受光量に応じた光電流IA 〜ID を出力する。こ
れらの光電流IA 〜ID は電流/電圧変換器(I/V)
9A〜9Dにより個別に電流/電圧変換されてVA 〜V
D として外部に出力される。VA 〜VD はフォーカスエ
ラー検出回路10に入力されて、(VA +VC )−(V
B +VD )の演算がなされ、フォーカスエラー信号FE
が作成される。そして、フォーカスサーボ回路11にて
位相補償とゲイン調整をしたのち、光ピックアップ2の
フォーカスアクチュエータ12を駆動して対物レンズ6
をCD−WO7に対する垂直方向で、フォーカスエラー
信号FEが零になる方向に対物レンズ6を移動し、ビー
ムスポットをプリグルーブの底に合焦させる。また、V
A 〜VD はトラッキングエラー検出回路13に入力され
て、(VA +VD )−(VB +VC )の演算がなされ、
トラッキングエラー信号TEが作成される。そして、ト
ラッキングサーボ回路14にて位相補償とゲイン調整を
したのち、光ピックアップ2のトラッキングアクチュエ
ータ15を駆動して対物レンズ6をCD−WO7に対す
るディスク半径方向で、トラッキングエラー信号TEが
零となる方向に移動し、ビームスポットをトラックに追
従させる。
【0005】ところで、マークを記録する際、レーザパ
ワーの強度がかなり高くなり、4分割光検出器8の出力
が大きくなり過ぎて、フォーカスエラー信号やトラッキ
ングエラー信号が異常値となる。そこで、図12に示す
如く、4つの電流/電圧変換器9A〜9Dの出力側に個
別にサンプル・ホールド回路16A〜16Dを設けてお
き、サンプリング制御回路17によりEFM信号aに基
づき、マークの記録時はLレベル、スペースの記録時は
HレベルとなるサンプルパルスSPを作成してサンプル
・ホールド回路16A〜16Dに出力し、サンプルパル
スSPがHレベルの間にサンプル動作をさせ、Lレベル
の間にホールド動作をさせるようにした提案がある(特
開平5−120704号公報参照)。
【0006】但し、3T、4Tなどの短いマークを記録
する場合、ホールド期間が短くなり過ぎて、サンプルパ
ルスSPにリンギングが発生し、マークの記録中にサン
プル・ホールド回路16A〜16Dが誤ってサンプル動
作をしてしまい、異常なエラー信号が発生してしまう。
そこで、サンプリング制御回路17を図14に示す如
く、抵抗RとコンデンサCから成るRC回路の抵抗Rと
並列にダイオードDを接続し、かつ、RC回路の出力側
に波形整形用のシュミットトリガ回路を設けたアナログ
波形加工回路で構成し、EFM信号aの立ち上が時はダ
イオードDが順方向バイアスとなり、コンデンサCが直
ぐに充電されるのでサンプルパルスSPも直ぐに立ち上
がるが、EFM信号aの立ち下がり時はダイオードDが
逆方向バイアスとなり、コンデンサCが抵抗Rを介して
放電されるのでサンプルパルスSPは一定の遅延時間Δ
t後に立ち下がるようにする。すると、図13(1)の
符号SPに示す如く、EFM信号aの3T、4Tの短い
マークであっても、サンプルパルスではホールド期間が
各々、Δtだけ延びるので、リンギングが小さくなりサ
ンプル・ホールド回路の誤動作が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図14のサンプリング
制御回路では、記録信号の全てのマークの後端をΔtだ
け延ばしてホールド期間としている。このため、光ディ
スク装置が記録速度を例えば1倍速(T=1/4.32
18MHz)と4倍速(T=1/(4.3218×4)
MHz)の2段階に切り換えできる場合、1倍速の通常
記録時は図13(1)に示す如く、サンプルパルスSP
に十分な長さのサンプル期間が確保されるので、サンプ
ル動作をするときに光ピックアップ2の出力(電流/電
圧変換器9A〜9Dの出力)を正しくサンプリングする
ことができる。しかし、4倍速の高速記録に切り換わる
と、図13(2)に示す如く、正規のEFM信号aとレ
ーザ制御用EFM信号bはともに時間軸上で圧縮された
形となるが、サンプルパルスSPのホールド期間の内、
延長部分Δtは圧縮されないので、サンプルパルスSP
のサンプル期間が極端に短くなってしまい、光ピックア
ップ2の出力を正しくサンプリングすることができず、
フォーカスサーボ動作やトラッキングサーボ動作が不安
定になって、最悪の場合記録不能になってしまう問題が
あった。
【0008】本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、
サンプル・ホールド回路のサンプル期間が極端に短くな
らないようにして、サーボの不安定化を回避できるよう
にした光ディスク装置の光ピックアップサーボ装置を提
供することを、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ディス
ク装置の光ピックアップサーボ装置では、光ディスクに
照射するレーザビームのパワーを記録信号に基づき強弱
変化させてm・T(mは正の整数であり、mmin からm
max までの値を取る。Tはチャネル周期)の長さのマー
クとスペースを記録させる一方、光ディスクからの反射
ビームを受光し、光電変換して出力する光ピックアップ
と、光ピックアップの出力から光ピックアップサーボ用
のエラー信号を生成するエラー信号生成手段と、を備え
た光ディスク装置において、光ピックアップとエラー信
号生成手段の間に設けられて、光ピックアップの出力を
サンプル・ホールドするサンプル・ホールド手段と、記
録信号に基づきサンプル・ホールド手段を制御し、マー
クが記録される期間と、長さがp・T(但し、pは、m
min ≦p<mmax の条件を満足する整数)以下の短いマ
ークの前または/及び後に続くスペースの記録される期
間とをホールド動作させ、それ以外の期間はサンプル動
作をさせる制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の光ディスク装置の光ピック
アップサーボ装置では、光ディスクへの記録速度が切り
換え可能なとき、制御手段は、記録速度が遅いときはp
を小さく設定し、記録速度が速いときはpを大きく設定
してサンプル・ホールド手段を制御するようにしたこと
を特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の光ディスク装置の光ピックアッ
プサーボ装置によれば、光ピックアップとエラー信号生
成手段の間に、光ピックアップの出力をサンプル・ホー
ルドするサンプル・ホールド手段を設け、記録信号に基
づきサンプル・ホールド手段を制御し、マークが記録さ
れる期間と、長さがp・T(但し、pは、mmin≦p<
max の条件を満足する整数)の短いマークの前または
/及び後に続くスペースの記録される期間とをホールド
動作させ、それ以外の期間はサンプル動作をさせる。こ
れにより、マークが記録される期間と、長さがp・T
(但し、pは、mmin≦p<mmax の条件を満足する整
数)以下の短いマークの前または/及び後に続くスペー
スの記録される期間とがホールド動作となり、短いホー
ルド期間がなくなるのでサンプルパルスにリンギングが
発生しない。よって、マークの記録中にサンプル・ホー
ルド手段が誤ってサンプル動作をし、異常なエラー信号
が発生することはない。そして、p・Tより長いマーク
の前または後に続くスペースの記録される期間、或い
は、p・Tより長いマークで挟まれたスペースの記録さ
れる期間はサンプル動作となるため、サンプル期間が極
端に短くなるのが回避される。よって、記録速度が速く
なっても、光ピックアップの出力を正しくサンプリング
することができ、フォーカスサーボ動作やトラッキング
サーボ動作を安定に実行することができ、記録不能に陥
るのを確実に防止することができる。
【0012】請求項2記載の光ディスクのサーボ装置に
よれば、光ディスクへの記録速度が切り換え可能なと
き、記録速度が遅いときはpを小さく設定し、記録速度
が速いときはpを大きく設定してサンプル・ホールド手
段を制御する。これにより、記録速度が速いときはマー
クの記録される期間が時間軸上で縮むことになるが、比
較的長いマークの前または/及び後に続くスペースの記
録される期間もホールド期間とされるので、短いホール
ド期間によってサーボに異常が生じるのが回避される。
また、記録速度が遅いときは、スペースの記録される期
間の内、比較的短いマークの前または/及び後に続くス
ペースの記録される期間だけがホールド期間とされるの
で、サンプル動作の頻度が上がり、正確にフォーカスサ
ーボ動作やトラッキングサーボ動作を実行することがで
き、正確な記録動作が可能となる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る光ディスク
装置の光ピックアップサーボ系の全体的な構成図であ
り、図12と同一の構成部分には同一の符号が付してあ
る。図1の光ディスク装置はCD−WOを記録媒体とす
るもので、記録速度を1倍速(チャネル周期T=1/
4.3218MHz)と4倍速(チャネル周期T=1/
(4.3218×4)MHz)の2段階に切り換え可能
となっている。1Aは記録信号処理回路であり、記録デ
ータを正規のEFM信号(図2のa参照)とレーザ制御
用EFM信号に変換するとともに(図2のb参照)、こ
れら正規のEFM信号a、レーザ制御用EFM信号bと
同期し、周期がチャネル周期と同じT、デューティ比5
0%のクロックを発生する(図2のCK参照)。記録信
号処理回路1Aは記録速度切り換え信号nが1倍速のと
きは正規のEFM信号a、レーザ制御用EFM信号b、
クロックCKのチャネル周期Tを1/4.3218MH
zに切り換え、記録速度切り換え信号nが4倍速のとき
はチャネル周期Tを1/(4.3218×4)MHzに
切り換える。なお、正規のEFM信号aは3T〜11T
の長さのマーク部分(ハイレベル)とスペース部分(ロ
ーレベル)を有する。レーザ制御用EFM信号bは時間
軸上で正規のEFM信号aと同じタイミングでハイレベ
ルに立ち上がるが、ローレベルへの立ち下がりが一定時
間だけ早くなされる(図2参照)。18はLD駆動回路
3の入力側に設けられた遅延回路であり、レーザ制御用
EFM信号bを所定量τだけ遅延させて、後述するサン
プリング制御回路での処理時間との調整を行う。
【0014】17Aはサンプリング制御回路であり、正
規のEFM信号aを用いて、CD−WO7にマークが記
録される期間と、所定の長さp・T以下の短いマークの
後に続くスペースの記録される期間とをハイレベルのホ
ールド期間とし、それ以外の期間はローレベルのサンプ
ル期間としたサンプルパルスSPを生成し、各サンプル
・ホールド回路16A〜16Dに出力して、サンプル・
ホールド動作を行わせる。正規のEFM信号aにおける
マークの長さをm・Tとすると(mは正の整数)、mの
最小値mmin =3、mの最大値mmax =11である。p
はmmin ≦p<mmax を満足する整数から選択される
が、この実施例では、一例として記録速度切り換え信号
nが1倍速のとき、p=4に設定され、n=4倍速のと
きp=8に設定される。
【0015】サンプリング制御回路17Aの内、20は
21個のD−F/F(図示せず)が直列接続されてなる
21桁(21段)のシフトレジスタであり、クロックC
Kをシフトクロックとして、CKの立ち上がりタイミン
グ毎に正規のEFM信号aを順に転送する。シフトレジ
スタ20の各桁のデータは外部から読みだし可能となっ
ており、また、個別にハイレベルの「1」をセット可能
となっている。シフトレジスタ20の各桁のデータを正
規のEFM信号aの入力側から出力側にかけてSR1
SR21で区別する。21はシフトレジスタ20のSR12
〜SR21の10桁分を入力して、p・T以下の長さのマ
ーク部分を検出する検出回路であり、クロックCKの立
ち下がりタイミングでSR21とSR20の状態をチェック
し、SR21がローレベルの「0」、SR20がハイレベル
の「1」となっているとき、SR20〜SR12の中で、S
20を含めて該SR20から上位桁側(正規のEFM信号
aの入力側)に「1」の続く個数を数え、p個以下だけ
続いているとき、その個数iを検出マーク長として出力
することで、p・T以下の長さのマーク部分を検出す
る。
【0016】22はシフトレジスタ20のSR1 〜SR
17の17桁分を入力して、検出回路21でp・T以下の
長さのマーク部分が検出されたときに該マーク部分の後
に続くスペース部分の長さを計測する計測回路である。
具体的には、検出回路21から検出マーク長iを入力す
ると、SR20-iを含めて該SR20-iから上位桁側に
「0」の続く個数を数え、その個数jを検出スペース長
として出力する。23はシフトレジスタ20のSR2
SR17までのデータを選択的に書き換える書き換え回路
であり、検出回路21でp・T以下の長さのマーク部分
が検出されたときに該マーク部分の後に続くスペース部
分を「1」に書き換える。具体的には、検出回路21か
ら検出マーク長iを入力し、続いて、計測回路22から
検出スペース長jを入力すると、SR20-i〜SR
20-i-j+1までに「1」をセットする。なお、クロックC
Kが立ち下がってから検出回路21がp・T以下の長さ
のマーク部分を検出し、書き換え回路23がp・T以下
の長さのマーク部分の後に続くスペース部分を「1」に
書き換えるまでの処理は、n=4倍速のときのチャネル
周期の1/4以下の短時間で実行されるものとする。
【0017】サンプリング制御回路17Aはシフトレジ
スタ20の最下位桁のデータSR21をサンプルパルスS
Pとして、各サンプル・ホールド回路16A〜16Dに
出力する。正規のEFM信号aに比べてサンプルパルス
SPは21Tだけ遅延するので、レーザ発光の強弱変化
も同じ時間だけ遅らせる必要がある。よって、前記遅延
回路18の遅延時間τを21Tに設定する。この実施例
では、遅延回路18を21桁のシフトレジスタで構成
し、クロックCKをシフトクロックとして用いること
で、遅延時間τを21Tに合わせてある。光ピックアッ
プサーボ系の他の部分は図12と全く同様に構成されて
いる。
【0018】次に、図2〜図5を用いて上記した実施例
の動作を説明する。図2は遅延回路18とシフトレジス
タ20の動作を示すタイムチャート、図3と図4はシフ
トレジスタ20の動作説明図、図5は遅延回路18とサ
ンプリング制御回路17Aの入出力関係を示すタイムチ
ャートである。
【0019】通常速度での記録時 まず、nが1倍速に切り換えられているとき、CD−W
O7は通常の線速度(約1.3m/s)で回転される。
記録信号処理回路1Aはチャネル周期T=1/4.32
18MHzで記録データを正規のEFM信号a、レーザ
制御用EFM信号bに変換し、かつ、これら正規のEF
M信号aとレーザ制御用EFM信号bに同期して、周期
がT、デューティ比が50%のクロックCKを出力す
る。レーザ制御用EFM信号bは遅延回路18により2
1Tだけ遅延され、レーザ制御用EFM信号b´とされ
る。光ピックアップ2のLD駆動回路3はレーザ制御用
EFM信号b´に従い、レーザ制御用EFM信号b´が
ハイレベルの間、LD4を大電流で駆動しパワーの強い
レーザビームを発射させる。レーザビームはビームスプ
リッタ5で曲げられたあと、対物レンズ6で絞られCD
−WO7のプリグルーブの底面に合焦してマークを記録
する。レーザ制御用EFM信号b´がローレベルに落ち
ると、LD駆動回路3はLD4を小電流で駆動しレーザ
ビームのパワーを弱め、CD−WO7にスペースを記録
させる。
【0020】CD−WO7からの反射ビームが対物レン
ズ6、ビームスプリッタ5を通過して4分割光検出器8
に入射する。4分割光検出器8の各受光素子PDA 〜P
Dは受光量に応じた光電流IA 〜ID を出力する。こ
れらの光電流IA 〜ID は電流/電圧変換器(I/V)
9A〜9Dにより個別に電流/電圧変換されてVA 〜V
D として外部に出力される。VA 〜VD はサンプル・ホ
ールド回路16A〜16Dにより個別にサンプル・ホー
ルドされたのち、フォーカスエラー検出回路10に入力
されて、(VA +VC )−(VB +VD )の演算がなさ
れ、フォーカスエラー信号FEが作成される。そして、
フォーカスサーボ回路11にて位相補償とゲイン調整を
したのち、光ピックアップ2のフォーカスアクチュエー
タ12を駆動して対物レンズ6をCD−WO7に対する
垂直方向に内、フォーカスエラー信号FEが零になる方
向に対物レンズ6を移動し、ビームスポットをプリグル
ーブの底に合焦させる。また、各サンプル・ホールド回
路16A〜16Dから出力されるVA 〜VD はトラッキ
ングエラー検出回路13に入力されて、(VA +VD
−(VB +VC)の演算がなされ、トラッキングエラー
信号TEが作成される。そして、トラッキングサーボ回
路14にて位相補償とゲイン調整をしたのち、光ピック
アップ2のトラッキングアクチュエータ15を駆動して
対物レンズ6をCD−WO7に対しディスク半径方向の
内、トラッキングエラー信号TEが零となる方向に移動
し、ビームスポットをトラックに追従させる。
【0021】一方、サンプリング制御回路17Aはn=
1倍速の場合、正規のEFM信号aを用いて、CD−W
O7にマークが記録される期間と、4T以下の短いマー
クの後に続くスペースの記録される期間とをハイレベル
のホールド期間とし、それ以外の期間はローレベルのサ
ンプル期間としたサンプルパルスSPを生成し、各サン
プル・ホールド回路16A〜16Dに出力して、サンプ
ル・ホールド動作を行わせる。図2の符号aの如く正規
のEFM信号が3Tのスペース、3Tのマーク、4Tの
スペース、6Tのマーク、4Tのスペース、4Tのスペ
ース、4Tのスペース、7Tのマーク、……と続いてい
るときのサンプリング制御回路17Aの動作を考える。
正規のEFM信号aはクロックCKに従い1T単位に分
割されながらシフトレジスタ20の中を左から右に転送
されていく(図2、図3、図4のSR1〜SR21
照)。
【0022】n=1倍速の場合、クロックCKの立ち下
がりタイミング毎に検出回路21は(SR21,SR20
=(0,1)となっているかチェックし、なっていれ
ば、更に、SR20から上位桁側に「1」の続く数が3個
または4個かチェックする。図2、図3のt1 、t2
タイミングではまだSR21が「0」、SR20が「1」と
なっておらず、SR20から「1」の続く数が3個または
4個かのチェックはしない。t3 のタイミングでは(S
21,SR20)=(0,1)となっているので、SR20
から上位桁側に「1」の続く数が3個または4個かチェ
ックする。ここでは、3個続くので、SR20〜SR18
3Tのマーク部分が存在することを示すi=3を計測回
路22と書き換え回路23に出力する。検出回路21か
らi=3を入力した計測回路22は、SR20-i=SR17
から上位桁側に「0」の続く個数を計測する。ここで
は、4個続くので、SR17〜SR14に4Tのスペース部
分が存在することを示すj=4を書き換え回路23に出
力する。i=3、j=4を入力した書き換え回路23は
SR20-i〜SR20-i-j+1、即ち、SR17〜SR14
「0」を「1」に書き換える。この書き換えは、t3
ら1/(4.3218×4×4)MHzが経過する前に
終わる(図2、図3のt3 ´参照)。書き換え後のシフ
トレジスタ20の内容はクロックCKに従い下位桁側に
転送され、SR21がサンプルパルスSPとして出力され
る(図2、図3のt4 、t5参照)。
【0023】その後、正規のEFM信号aの4Tのマー
ク部分がシフトレジスタ20の下位桁側に来るまで、ス
ペース部分の書き換えはなされない。図2、図4の
6 、t7 のタイミングではまだSR21が「0」、SR
20が「1」となっておらず、SR20から「1」の続く数
が3個または4個かのチェックはしない。t8 のタイミ
ングでは(SR21,SR20)=(0,1)となっている
ので、SR20から上位桁側に「1」の続く数が3個また
は4個かチェックする。ここでは、4個続くので、SR
20〜SR18に4Tのマーク部分が存在することを示すi
=4を計測回路22と書き換え回路23に出力する。検
出回路21からi=4を入力した計測回路22は、SR
20-i=SR16から上位桁側に「0」の続く個数を計測す
る。ここでは、4個続くので、SR16〜SR13に4Tの
スペース部分が存在することを示すj=4を書き換え回
路23に出力する。i=4、j=4を入力した書き換え
回路23はSR20-i〜SR20-i-j+1、即ち、SR16〜S
13の「0」を「1」に書き換える。この書き換えは、
8 から1/(4.3218×4×4)MHzが経過す
る前に終わる(図2、図4のt8 ´参照)。書き換え後
のシフトレジスタ20の内容はクロックCKに従い下位
桁側に転送され、SR21がサンプルパルスSPとして出
力される(図2、図4のt9 、t10参照)。
【0024】シフトレジスタ20から出力されるサンプ
ルパルスSPは正規のEFM信号aに比べて21Tだけ
遅延するが、レーザ制御用EFM信号bは遅延回路18
により同じ21Tだけ遅延されてレーザ制御用EFM信
号b´としてLD駆動回路3に入力されるので、サンプ
ルパルスSPとレーザの強弱変化の間に時間的なずれは
生じない。サンプルパルスSPがローレベルの間、各サ
ンプル・ホールド回路16A〜16Dは電流/電圧変換
器9A〜9Dの出力のサンプル動作をし、サンプルパル
スSPがハイレベルの間、ホールド動作をする。サンプ
ルパルスSPは、図5の(1)に示す如く、CD−WO
7の上にマークが記録される部分がハイレベルのホール
ド期間とされるほか、3Tと4Tの短いマークの後に続
いてスペースが記録される部分もホールド期間となり、
他の期間がローレベルのサンプル期間となる。この結
果、3T、4Tの短いホールド期間がなくなり、サンプ
ルパルスSPにリンギングが発生しない。よって、マー
クの記録中にサンプル・ホールド回路16A〜16Dが
誤ってサンプル動作をし、フォーカスエラー信号やトラ
ッキングエラー信号が異常値となることはない。また、
4Tより長いマークの後に続くスペースの記録される期
間は全てサンプル動作となるため、サンプル期間が短く
なることはなく、しかも、高頻度でサンプル動作がなさ
れるので、極めて正確にフォーカスサーボ動作やトラッ
キングサーボ動作を実行することができ、極めて正確な
記録動作が可能となる。
【0025】4倍速での記録時 nが4倍速に切り換えられると、CD−WO7は通常の
4倍の線速度(約5.2m/s)で回転される。記録信
号処理回路1Aはチャネル周期T=1/(4.3218
×4)MHzで記録データを正規のEFM信号a、レー
ザ制御用EFM信号bに変換し、かつ、これら正規のE
FM信号aとレーザ制御用EFM信号bに同期して、周
期がT、デューティ比が50%のクロックCKを出力す
る。レーザ制御用EFM信号bは21Tだけ遅延されて
b´としてLD駆動回路3に入力される(図5の(2)
参照)。一方、サンプリング制御回路17Aはn=4倍
速の場合、前述したn=1倍速の場合と同様にして、正
規のEFM信号aを用いて、CD−WO7にマークが記
録される期間と、8T以下の短いマークの後に続くスペ
ースの記録される期間とをハイレベルのホールド期間と
し、それ以外の期間はローレベルのサンプル期間とした
サンプルパルスSPを生成し、各サンプル・ホールド回
路16A〜16Dに出力して、サンプル・ホールド動作
を行わせる。
【0026】具体的には、クロックCKに従い正規のE
FM信号aをシフトレジスタ20の中に転送していく。
そして、クロックCKの立ち下がりタイミング毎に検出
回路21は(SR21,SR20)=(0,1)となってい
るかチェックし、なっていれば、更に、SR20から上位
桁側に「1」の続く数が3〜8個かチェックする。(S
21,SR20)=(0,1)となっており、SR20から
上位桁側に「1」の続く数が3〜8個であると、SR20
〜SR18にi・T(iは3〜8)のマーク部分が存在す
ることを示すiを計測回路22と書き換え回路23に出
力する。検出回路21からiを入力した計測回路22
は、SR20-iから上位桁側に「0」の続く個数jを計測
する。そして、SR20-i〜SR20-i-j+1にj・T(jは
3〜11)の長さのスペース部分が存在することを示す
jを書き換え回路23に出力する。i、jを入力した書
き換え回路23はSR20-i〜SR20-i-j+1の「0」を
「1」に書き換える。
【0027】書き換え後のシフトレジスタ20の内容は
クロックCKに従い下位桁側に転送され、SR21がサン
プルパルスSPとして出力される。シフトレジスタ20
から出力されるサンプルパルスSPは正規のEFM信号
aに比べて21Tだけ遅延するが、レーザ制御用EFM
信号bは遅延回路18により同じ21Tだけ遅延されて
レーザ制御用EFM信号b´としてLD駆動回路3に入
力されるので、サンプルパルスSPとレーザの強弱変化
の間に時間的なずれは生じない。サンプルパルスSPが
ローレベルの間、各サンプル・ホールド回路16A〜1
6Dは電流/電圧変換器9A〜9Dの出力のサンプル動
作をし、サンプルパルスSPがハイレベルの間、ホール
ド動作をする。サンプルパルスSPは、図5の(2)に
示す如く、CD−WO7の上にマークが記録される部分
がハイレベルのホールド期間とされるほか、4倍速では
短くなっている3T〜8Tのマークの後に続いてスペー
スが記録される部分もホールド期間となり、他の期間が
ローレベルのサンプル期間となる。
【0028】この結果、1倍速では長かった5T〜8T
のマークの記録期間も4倍速では短くなってしまうが、
この実施例では、3T〜8Tの短いホールド期間がなく
なり、サンプルパルスSPにリンギングが発生しない。
よって、マークの記録中にサンプル・ホールド回路16
A〜16Dが誤ってサンプル動作をし、フォーカスエラ
ー信号やトラッキングエラー信号が異常値となることは
ない。また、8Tより長いマークの後に続くスペースの
記録される期間は全てサンプル動作となるため、サンプ
ル期間が極端に短くなることはなく、フォーカスサーボ
動作やトラッキングサーボ動作を安定して実行すること
ができ、確実な記録動作が可能となる。
【0029】この実施例によれば、1倍速のときはマー
クが記録される期間と4T以下の短いマークの後に続く
スペースの記録される期間にサンプル・ホールド回路1
6A〜16Dにホールド動作をさせ、4倍速のときはマ
ークが記録される期間と8T以下の短いマークの後に続
くスペースの記録される期間にサンプル・ホールド回路
16A〜16Dにホールド動作をさせるので、短いホー
ルド期間がなくなり、サンプルパルスSPにリンギング
が発生しない。よって、マークの記録中にサンプル・ホ
ールド回路16A〜16Dが誤ってサンプル動作をし、
異常なフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号
が発生することはない。そして、1倍速のときは4Tよ
り長いマークの後に続くスペースの記録される期間にサ
ンプル・ホールド回路16A〜16Dにサンプル動作を
させ、4倍速のときは8Tより長いマークの後に続くス
ペースの記録される期間にサンプル・ホールド回路16
A〜16Dにサンプル動作をさせるので、サンプル期間
が極端に短くなるのが回避される。よって、記録速度が
速くなっても、光ピックアップ2の出力を正しくサンプ
リングすることができ、フォーカスサーボ動作やトラッ
キングサーボ動作を安定に実行することができ、記録不
能に陥るのを確実に防止することができる。加えて、1
倍速の場合、スペースの記録される期間の内、比較的短
い3Tまたは4Tのマークの後に続くスペースの記録さ
れる期間だけがホールド期間とされ、5T以上のマーク
の後に続くスペースの記録される期間はサンプル期間と
されるので、サンプル動作の頻度が上がり、正確にフォ
ーカスサーボ動作やトラッキングサーボ動作を実行する
ことができ、正確な記録動作が可能となる。
【0030】図6は本発明の第2実施例に係る光ディス
ク装置の光ピックアップサーボ系の構成図であり、図1
と同一の構成部分には同一の符号が付してある。第1実
施例は、マークの記録される期間と、記録速度で定まる
所定以下の長さのマークの後に続くスペースの記録され
る期間にホールド動作がなされるようにしたが、第2実
施例では、マークの記録される期間と、記録速度で定ま
る所定以下の長さのマークの前に続くスペースの記録さ
れる期間にホールド動作がなされるようにしてある。1
7Bはサンプリング制御回路であり、正規のEFM信号
aを用いて、CD−WO7にマークが記録される期間
と、所定の長さp・T以下の短いマークの前に続くスペ
ースの記録される期間とをハイレベルのホールド期間と
し、それ以外の期間はローレベルのサンプル期間とした
サンプルパルスSPを生成し、各サンプル・ホールド回
路16A〜16Dに出力して、サンプル・ホールド動作
を行わせる。pはmmin ≦p<mmax を満足する整数か
ら選択されるが、この実施例では、一例として記録速度
切り換え信号nが1倍速のとき、p=4に設定され、n
=4倍速のときp=8に設定される。
【0031】サンプリング制御回路17Bの内、20は
21桁のシフトレジスタであり、クロックCKをシフト
クロックとして、CKの立ち上がりタイミング毎に正規
のEFM信号aを順に転送する。シフトレジスタ20の
各桁のデータは外部から読みだし可能となっており、ま
た、個別にハイレベルの「1」をセット可能となってい
る。シフトレジスタ20の各桁のデータを正規のEFM
信号aの入力側から出力側にかけてSR1 〜SR21で区
別する。21Bはシフトレジスタ20のSR1 〜SR10
の10桁分を入力して、p・T以下の長さのマーク部分
を検出する検出回路であり、クロックCKの立ち下がり
タイミングでSR1 とSR2 の状態をチェックし、SR
1 がローレベルの「0」、SR2 がハイレベルの「1」
となっているとき、SR2 〜SR10の中で、SR2 を含
めて該SR2 から下位桁側(正規のEFM信号aの出力
側)に「1」の続く個数を数え、p個以下だけ続いてい
るとき、その個数iを検出マーク長として出力すること
で、p・T以下の長さのマーク部分を検出する。
【0032】22Bはシフトレジスタ20のSR5 〜S
21の17桁分を入力して、検出回路21Bでp・T以
下の長さのマーク部分が検出されたときに該マーク部分
の前に続くスペース部分の長さを計測する計測回路であ
る。具体的には、検出回路21Bから検出マーク長iを
入力すると、SR2+i を含めて該SR2+i から下位桁側
に「0」の続く個数を数え、その個数jを検出スペース
長として出力する。23Bはシフトレジスタ20のSR
5 〜SR20までのデータを選択的に書き換える書き換え
回路であり、検出回路21Bでp・T以下の長さのマー
ク部分が検出されたときに該マーク部分の前に続くスペ
ース部分を「1」に書き換える。具体的には、検出回路
21Bから検出マーク長iを入力し、続いて、計測回路
22Bから検出スペース長jを入力すると、SR2+i
SR20+i+j-1までに「1」をセットする。なお、クロッ
クCKが立ち下がってから検出回路21Bがp・T以下
の長さのマーク部分を検出し、書き換え回路23Bがp
・T以下の長さのマーク部分の前に続くスペース部分を
「1」に書き換えるまでの処理はn=4倍速のときのチ
ャネル周期の1/4以下の短時間で実行されるものとす
る。
【0033】サンプリング制御回路17Bはシフトレジ
スタ20の最下位桁のデータSR21をサンプルパルスS
Pとして、各サンプル・ホールド回路16A〜16Dに
出力する。光ピックアップサーボ系の他の部分は図1と
全く同様に構成されている。
【0034】次に、図7〜図10を用いて第2実施例の
動作を説明する。図7は遅延回路18とシフトレジスタ
20の動作を示すタイムチャート、図8と図9はシフト
レジスタ20の動作説明図、図10は遅延回路18とサ
ンプリング制御回路17Bの入出力関係を示すタイムチ
ャートである。通常速度での記録時 まず、nが1倍速に切り換えられているとき、CD−W
O7は通常の線速度(約1.3m/s)で回転される。
記録信号処理回路1Aはチャネル周期T=1/4.32
18MHzで記録データを正規のEFM信号a、レーザ
制御用EFM信号bに変換し、かつ、これら正規のEF
M信号aとレーザ制御用EFM信号bに同期して、周期
がT、デューティ比が50%のクロックCKを出力す
る。レーザ制御用EFM信号bは遅延回路18により2
1Tだけ遅延され、レーザ制御用EFM信号b´とされ
る。図7の符号aの如く正規のEFM信号が3Tのスペ
ース、3Tのマーク、4Tのスペース、6Tのマーク、
4Tのスペース、4Tのスペース、4Tのスペース、7
Tのマーク、……と続いているときのサンプリング制御
回路17Bの動作を考える。正規のEFM信号aはクロ
ックCKに従い1T単位に分割されながらシフトレジス
タ20の中を左から右に転送されていく(図7、図8、
図9のSR1〜SR21参照)。
【0035】n=1倍速の場合、クロックCKの立ち下
がりタイミング毎に検出回路21Bは(SR1 ,S
2 )=(0,1)となっているかチェックし、なって
いれば、更に、SR2 から下位桁側に「1」の続く数が
3個または4個かチェックする。図7、図8のt11、t
12のタイミングではまだSR1 が「0」、SR2
「1」となっておらず、SR2 から「1」の続く数が3
個または4個かのチェックはしない。t13のタイミング
では(SR1 ,SR2 )=(0,1)となっているの
で、SR2 から下位桁側に「1」の続く数が3個または
4個かチェックする。ここでは、3個続くので、SR2
〜SR4 に3Tのマーク部分が存在することを示すi=
3を計測回路22Bと書き換え回路23Bに出力する。
検出回路21Bからi=3を入力した計測回路22B
は、SR2+i =SR5 から下位桁側に「0」の続く個数
を計測する。ここでは、3個続くので、SR5 〜SR7
に3Tのスペース部分が存在することを示すj=3を書
き換え回路23Bに出力する。i=3、j=3を入力し
た書き換え回路23BはSR2+i 〜SR2+i+j-1 、即
ち、SR5 〜SR7 の「0」を「1」に書き換える。こ
の書き換えは、t13から1/(4.3218×4×4)
MHzが経過する前に終わる(図7、図8のt13´参
照)。書き換え後のシフトレジスタ20の内容はクロッ
クCKに従い下位桁側に転送され、SR21がサンプルパ
ルスSPとして出力される(図7、図8のt14、t15
照)。
【0036】その後、正規のEFM信号aの4Tのマー
ク部分がシフトレジスタ20の上位桁側に来るまで、ス
ペース部分の書き換えはなされない。図7、図9の
16、t17のタイミングではまだSR1 が「0」、SR
2 が「1」となっておらず、SR2 から「1」の続く数
が3個または4個かのチェックはしない。t18のタイミ
ングでは(SR1 ,SR2 )=(0,1)となっている
ので、SR2 から上位桁側に「1」の続く数が3個また
は4個かチェックする。ここでは、4個続くので、SR
2 〜SR5 に4Tのマーク部分が存在することを示すi
=4を計測回路22Bと書き換え回路23Bに出力す
る。検出回路21Bからi=4を入力した計測回路22
Bは、SR2+i =SR6 から下位桁側に「0」の続く個
数を計測する。ここでは、4個続くので、SR6 〜SR
9 に4Tのスペース部分が存在することを示すj=4を
書き換え回路23Bに出力する。i=4、j=4を入力
した書き換え回路23BはSR2+i 〜SR2+i+j-1 、即
ち、SR6 〜SR9 の「0」を「1」に書き換える。こ
の書き換えは、t18から1/(4.3218×4×4)
MHzが経過する前に終わる(図7、図9のt18´参
照)。書き換え後のシフトレジスタ20の内容はクロッ
クCKに従い下位桁側に転送され、SR21がサンプルパ
ルスSPとして出力される(図7、図9のt19、t20
照)。
【0037】サンプルパルスSPは、図10の(1)に
示す如く、CD−WO7の上にマークが記録される部分
がハイレベルのホールド期間とされるほか、3Tと4T
の短いマークの前に続いてスペースが記録される部分も
ホールド期間となり、他の期間がローレベルのサンプル
期間となる。この結果、3T、4Tの短いホールド期間
がなくなり、サンプルパルスSPにリンギングが発生し
ない。よって、マークの記録中にサンプル・ホールド回
路16A〜16Dが誤ってサンプル動作をし、フォーカ
スエラー信号やトラッキングエラー信号が異常値となる
ことはない。また、4Tより長いマークの前に続くスペ
ースの記録される期間は全てサンプル動作となるため、
サンプル期間が短くなることはなく、しかも、高頻度で
サンプル動作がなされるので、極めて正確にフォーカス
サーボ動作やトラッキングサーボ動作を実行することが
でき、極めて正確な記録動作が可能となる。
【0038】4倍速での記録時 nが4倍速に切り換えられると、CD−WO7は通常の
4倍の線速度(約5.2m/s)で回転される。記録信
号処理回路1Aはチャネル周期T=1/(4.3218
×4)MHzで記録データを正規のEFM信号a、レー
ザ制御用EFM信号bに変換し、かつ、これら正規のE
FM信号aとレーザ制御用EFM信号bに同期して、周
期がT、デューティ比が50%のクロックCKを出力す
る。レーザ制御用EFM信号bは21Tだけ遅延されて
b´としてLD駆動回路3に入力される(図10の
(2)参照)。一方、サンプリング制御回路17Bはn
=4倍速の場合、前述したn=1倍速の場合と同様にし
て、正規のEFM信号aを用いて、CD−WO7にマー
クが記録される期間と、8T以下の短いマークの前に続
くスペースの記録される期間とをハイレベルのホールド
期間とし、それ以外の期間はローレベルのサンプル期間
としたサンプルパルスSPを生成し、各サンプル・ホー
ルド回路16A〜16Dに出力して、サンプル・ホール
ド動作を行わせる。
【0039】サンプルパルスSPがローレベルの間、各
サンプル・ホールド回路16A〜16Dは電流/電圧変
換器9A〜9Dの出力のサンプル動作をし、サンプルパ
ルスSPがハイレベルの間、ホールド動作をする。サン
プルパルスSPは、図10の(2)に示す如く、CD−
WO7の上にマークが記録される部分がハイレベルのホ
ールド期間とされるほか、4倍速では短くなっている3
T〜8Tのマークの前に続いてスペースが記録される部
分もホールド期間となり、他の期間がローレベルのサン
プル期間となる。この結果、1倍速では長かった5T〜
8Tのマークの記録期間も4倍速では短くなってしまう
が、この実施例では、3T〜8Tの短いホールド期間が
なくなり、サンプルパルスSPにリンギングが発生しな
い。よって、マークの記録中にサンプル・ホールド回路
16A〜16Dが誤ってサンプル動作をし、フォーカス
エラー信号やトラッキングエラー信号が異常値となるこ
とはない。また、8Tより長いマークの前に続くスペー
スの記録される期間は全てサンプル動作となるため、サ
ンプル期間が極端に短くなることはなく、フォーカスサ
ーボ動作やトラッキングサーボ動作を安定して実行する
ことができ、確実な記録動作が可能となる。このよう
に、第2実施例によっても、第1実施例と全く同じ効果
を得ることができる。
【0040】図11は本発明の第3実施例に係る光ディ
スク装置の光ピックアップサーボ系の構成図であり、同
一の符号が付してある。第1実施例、第2実施例は、マ
ークの記録される期間と、記録速度で定まる一定以下の
長さのマークの後または前に続くスペースの記録される
期間にホールド動作がなされるようにしたが、第3実施
例では、マークの記録される期間と、記録速度で定まる
一定以下の長さのマークの前後に続くスペースの記録さ
れる期間にホールド動作がなされるようにしてある。1
7Cはサンプリング制御回路であり、正規のEFM信号
aを用いて、CD−WO7にマークが記録される期間
と、所定の長さp・T以下の短いマークの前後に続くス
ペースの記録される期間とをハイレベルのホールド期間
とし、それ以外の期間はローレベルのサンプル期間とし
たサンプルパルスSPを生成し、各サンプル・ホールド
回路16A〜16Dに出力して、サンプル・ホールド動
作を行わせる。pはmmin ≦p<mmax を満足する整数
から選択されるが、この実施例では、一例として記録速
度切り換え信号nが1倍速のとき、p=4に設定され、
n=4倍速のときp=8に設定される。
【0041】サンプリング制御回路17Cの内、20C
は37桁のシフトレジスタであり、クロックCKをシフ
トクロックとして、CKの立ち上がりタイミング毎に正
規のEFM信号aを順に転送する。シフトレジスタ20
Cの各桁のデータは外部から読みだし可能となってお
り、また、個別にハイレベルの「1」をセット可能とな
っている。シフトレジスタ20Cの各桁のデータを正規
のEFM信号aの入力側から出力側にかけてSR1 〜S
37で区別する。21Cはシフトレジスタ20CのSR
17〜SR26の10桁分を入力して、p・T以下の長さの
マーク部分を検出する検出回路であり、クロックCKの
立ち下がりタイミングでSR17とSR18の状態をチェッ
クし、SR17がローレベルの「0」、SR18がハイレベ
ルの「1」となっているとき、SR18〜SR26の中で、
SR18を含めて該SR18から下位桁側(シフトレジスタ
20Cの出力側)に「1」の続く個数を数え、p個以下
だけ続いているとき、その個数iを検出マーク長として
出力することで、p・T以下の長さのマーク部分を検出
する。
【0042】220Cはシフトレジスタ20CのSR21
〜SR37の17桁分を入力して、検出回路21Cでp・
T以下の長さのマーク部分が検出されたときに該マーク
部分の前に続くスペース部分の長さを計測する第1計測
回路である。具体的には、検出回路21Cからマーク長
iを入力すると、SR18+iを含めて該SR18+iから下位
桁側に「0」の続く個数を数え、その個数jFを前側検
出スペース長として出力する。230Cはシフトレジス
タ20CのSR21〜SR36までのデータを選択的に書き
換える書き換え回路であり、検出回路21Cでp・T以
下の長さのマーク部分が検出されたときに該マーク部分
の前に続くスペース部分を「1」に書き換える。具体的
には、検出回路21Cから検出マーク長iを入力し、続
いて、第1計測回路220Cから前側検出スペース長j
Fを入力すると、SR18+i〜SR18+i+jF-1 までに
「1」をセットする。
【0043】221Cはシフトレジスタ20CのSR1
〜SR17の17桁分を入力して、検出回路21Cでp・
T以下の長さのマーク部分が検出されたときに該マーク
部分の後に続くスペース部分の長さを計測する第2計測
回路である。具体的には、検出回路21Cから検出マー
ク長iを入力すると、SR17を含めて該SR17から上位
桁側(シフトレジスタ20Cの入力側)に「0」の続く
個数を数え、その個数jRを後側検出スペース長として
出力する。231Cはシフトレジスタ20CのSR2
SR17までのデータを選択的に書き換える書き換え回路
であり、検出回路21Cでp・T以下の長さのマーク部
分が検出されたときに該マーク部分の後に続くスペース
部分を「1」に書き換える。具体的には、検出回路21
Cから検出マーク長iを入力し、続いて、第1計測回路
221Cから後側検出スペース長jRを入力すると、S
17〜SR17-jR+1までに「1」をセットする。
【0044】なお、クロックCKが立ち下がってから検
出回路21Cがp・T以下の長さのマーク部分を検出
し、書き換え回路230Cがp・T以下の長さのマーク
部分の前に続くスペース部分を「1」に書き換え、書き
換え回路231Cがp・T以下の長さのマーク部分の後
に続くスペース部分を「1」に書き換えるまでの処理は
n=4倍速のときのチャネル周期の1/4以下の短時間
で実行されるものとする。サンプリング制御回路17C
はシフトレジスタ20Cの最下位桁のデータSR37をサ
ンプルパルスSPとして、各サンプル・ホールド回路1
6A〜16Dに出力する。この際、サンプルパルスSP
は正規のEFM信号aに比べて37Tだけ遅延するの
で、遅延回路18Cは37段のシフトレジスタにして、
遅延時間τを37Tとしておく。光ピックアップサーボ
系の他の構成部分は図1と全く同様の構成とする。
【0045】図11の実施例によれば、1倍速のときは
マークが記録される期間と4T以下の短いマークの前後
に続くスペースの記録される期間にサンプル・ホールド
回路16A〜16Dにホールド動作をさせ、4倍速のと
きはマークが記録される期間と8T以下の短いマークの
前後に続くスペースの記録される期間にサンプル・ホー
ルド回路16A〜16Dにホールド動作をさせるので、
短いホールド期間がなくなり、サンプルパルスSPにリ
ンギングが発生しない。よって、マークの記録中にサン
プル・ホールド回路16A〜16Dが誤ってサンプル動
作をし、異常なフォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号が発生することはない。そして、1倍速のとき
は4Tより長いマークに挟まれたスペースの記録される
期間にサンプル・ホールド回路16A〜16Dにサンプ
ル動作をさせ、4倍速のときは8Tより長いマークに挟
まれたスペースの記録される期間にサンプル・ホールド
回路16A〜16Dにサンプル動作をさせるので、サン
プル期間が極端に短くなるのが回避される。よって、記
録速度が速くなっても、光ピックアップ2の出力を正し
くサンプリングすることができ、フォーカスサーボ動作
やトラッキングサーボ動作を安定に実行することがで
き、記録不能に陥るのを確実に防止することができる。
加えて、1倍速の場合、スペースの記録される期間の
内、比較的短い3Tまたは4Tのマークの前後に続くス
ペースの記録される期間だけがホールド期間とされ、5
T以上のマークに挟まれたスペースの記録される期間は
サンプル期間とされるので、サンプル動作の頻度が上が
り、正確にフォーカスサーボ動作やトラッキングサーボ
動作を実行することができ、正確な記録動作が可能とな
る。
【0046】なお、上記した各実施例では、サンプリン
グ制御回路17A、17B、17Cの検出回路21、2
1B、21Cはn=1倍速のときp=4、n=4倍速の
ときp=8に切り換え設定するようにしたが、本発明は
何らこれに限定されず、n=2倍速のときp=3、n=
4倍速のときp=7に切り換えるなど、他の組み合わせ
に切り換え設定するようにしても良い。また、nが1倍
速、2倍速、4倍速の3段階に切り換え可能となってい
る場合、例えば、n=1倍速のときp=3、n=2倍速
のときp=6、n=4倍速のときp=8という具合に切
り換え設定するようにしても良い。また、第1,第2実
施例の遅延回路18(第3実施例の遅延回路18C)を
21段(37段)のシフトレジスタで構成する代わり
に、21×m段(37×m段)のシフトレジスタで構成
し、クロックCKをmてい倍したシフトクロックを用い
てレーザ制御用EFM信号bを所望量遅延させるように
しても良い(mは2以上の整数)。また、第1,第2実
施例における遅延回路18を設けずに記録信号処理回路
1Aが直接、レーザ制御用EFM信号b´を発生するよ
うにしたり、第3実施例における遅延回路18Cを設け
ずに記録信号処理回路1Aが直接、レーザ制御用EFM
信号b´を発生するようにしても良い。また、上記した
各実施例ではCD−WOを記録媒体とする場合につき説
明したが、本発明は何らこれに限定されず、CD−M
O、CD−Eなど他の種類の記録可能な光ディスクを対
象とする場合にも同様に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、光ピックアップとエラ
ー信号生成手段の間に、光ピックアップの出力をサンプ
ル・ホールドするサンプル・ホールド手段を設け、記録
信号に基づきサンプル・ホールド手段を制御し、マーク
が記録される期間と、長さがp・T(但し、pは、m
min ≦p<mmax の条件を満足する整数)の短いマーク
の前または/及び後に続くスペースの記録される期間と
をホールド動作させ、それ以外の期間はサンプル動作を
させるようにしたので、マークが記録される期間と、長
さがp・T(但し、pは、mmin ≦p<mmax の条件を
満足する整数)以下の短いマークの前または/及び後に
続くスペースの記録される期間とがホールド動作とな
り、短いホールド期間がなくなるのでサンプルパルスに
リンギングが発生しない。よって、マークの記録中にサ
ンプル・ホールド手段が誤ってサンプル動作をし、異常
なエラー信号が発生することはない。そして、p・Tよ
り長いマークの前または後に続くスペースの記録される
期間、或いは、p・Tより長いマークで挟まれたスペー
スの記録される期間はサンプル動作となるため、サンプ
ル期間が極端に短くなるのが回避される。よって、記録
速度が速くなっても、光ピックアップの出力を正しくサ
ンプリングすることができ、フォーカスサーボ動作やト
ラッキングサーボ動作を安定に実行することができ、記
録不能に陥るのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光ディスク装置の光
ピックアップサーボ系の構成図である。
【図2】第1実施例の遅延回路とシフトレジスタの動作
を示すタイムチャートである。
【図3】第1実施例のシフトレジスタの動作説明図であ
る。
【図4】第1実施例のシフトレジスタの動作説明図であ
る。
【図5】第1実施例の遅延回路とサンプリング制御回路
の入出力関係を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第2実施例に係る光ディスク装置の光
ピックアップサーボ系の構成図である。
【図7】第2実施例の遅延回路とシフトレジスタの動作
を示すタイムチャートである。
【図8】第2実施例のシフトレジスタの動作説明図であ
る。
【図9】第2実施例のシフトレジスタの動作説明図であ
る。
【図10】第2実施例の遅延回路とサンプリング制御回
路の入出力関係を示すタイムチャートである。
【図11】本発明の第3実施例に係る光ディスク装置の
光ピックアップサーボ系の構成図である。
【図12】従来の光ディスク装置の光ピックアップサー
ボ系の構成図である。
【図13】従来の光ディスク装置の光ピックアップサー
ボ系の動作を示すタイムチャートである。
【図14】従来のサンプリング制御回路の具体的な回路
図である。
【符号の説明】
1A 記録信号処理回路 2 光ピックアッ
プ 7 CD−WO 10 フォーカス
エラー回路 13 トラッキングエラー回路 16A〜16D サンプル・ホールド回路 17A、17B、17C サンプリング制御回路 18、18C 遅延回路 20、20C シ
フトレジスタ 21、21B、21C 検出回路 22、22B 計
測回路 220C 第1計測回路 221C 第2計
測回路 23、23B 書き換え回路 230C 第1書
き換え回路 231C 第2書き換え回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに照射するレーザビームのパ
    ワーを記録信号に基づき強弱変化させてm・T(mは正
    の整数であり、mmin からmmax までの値を取る。Tは
    チャネル周期)の長さのマークとスペースを記録させる
    一方、光ディスクからの反射ビームを受光し、光電変換
    して出力する光ピックアップと、光ピックアップの出力
    から光ピックアップサーボ用のエラー信号を生成するエ
    ラー信号生成手段と、を備えた光ディスク装置におい
    て、 光ピックアップとエラー信号生成手段の間に設けられ
    て、光ピックアップの出力をサンプル・ホールドするサ
    ンプル・ホールド手段と、 記録信号に基づきサンプル・ホールド手段を制御し、マ
    ークが記録される期間と、長さがp・T(但し、pは、
    min ≦p<mmax の条件を満足する整数)以下の短い
    マークの前または/及び後に続くスペースの記録される
    期間とをホールド動作させ、それ以外の期間はサンプル
    動作をさせる制御手段と、 を備えたこと、 を特徴とする光ディスク装置の光ピックアップサーボ装
    置。
  2. 【請求項2】 光ディスクへの記録速度が切り換え可能
    なとき、前記制御手段は、記録速度が遅いときはpを小
    さく設定し、記録速度が速いときはpを大きく設定して
    サンプル・ホールド手段を制御するようにしたこと、 を特徴とする請求項1記載の光ディスク装置の光ピック
    アップサーボ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5723463A (en) * 1995-03-24 1998-03-03 Asta Medica Aktiengesellschaft Pyrido 3,2-E!pyrazinones with anti-asthmatic action and processes for their manufacture

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