JPH09318647A - 車両横速度検出装置 - Google Patents

車両横速度検出装置

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JPH09318647A
JPH09318647A JP8136799A JP13679996A JPH09318647A JP H09318647 A JPH09318647 A JP H09318647A JP 8136799 A JP8136799 A JP 8136799A JP 13679996 A JP13679996 A JP 13679996A JP H09318647 A JPH09318647 A JP H09318647A
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JP
Japan
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vehicle
lateral
observer
yaw rate
lateral velocity
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JP8136799A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Inoue
知之 井上
Yukiyasu Akemi
幸泰 明見
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヨーレートdγ/dtと、車両前後速度Vx
と、車両前後加速度axと、車両横加速度ayとを入力
として、オブザーバを用いて車両横速度Vyを精度よく
検出する。 【解決手段】 ヨーレートdγ/dtと、車両前後速度
Vxと、車両前後加速度axと、車両横加速度ayをそ
れぞれのセンサで検出し、コンピュータがオブザーバに
基づいて車体横速度Vyを演算する。ただし、オブザー
バゲインは検出したヨーレートdγ/dtと、車両前後
速度Vxと、車両前後加速度axと、車両横加速度ay
に基づいてコンピュータが演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両横速度Vyを
検出する装置に関するものであり、特にその検出の精度
を向上させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−257337号公報
では、旋回時の車両の挙動を車両の横すべり角βと車体
スリップ角速度dβ/dtとから、スピン傾向かドリフ
トアウト傾向かを判定し、その判定結果に基づき、制動
力を制御し、車両の旋回挙動を安定化させるようにした
技術が知られている。
【0003】その際、車両の横すべり角βは、対地速度
センサを用いて、車両の前後速度Vxと、横速度Vyを
検出し、arctan(Vy/Vx)を演算して、車両の横す
べり角βを得ている。(車両と横すべり角β等の車両運
動状態量の関係を示す図2参照。ただし、CGは車両の
重心点を示す。)車両の前後速度Vxについては、車輪
回転速度センサを用いることにより、比較的容易に精度
よく検出可能である。しかし、横速度Vyを検出するの
は比較的困難である。横速度Vyを検出するのに用いる
対地速度センサとしては、空間フィルタの原理を利用し
たものがあるが、主に試験計測用であり非常に高価であ
る。
【0004】また、車両の横すべり角βを検出する別の
方式として、特開昭62−83247号公報に記載され
ているように、車両ヨーレートdγ/dtと前後速度V
xと車両重心点における横加速度ayとを各センサで検
出し、下記数式(1)にしたがって積分演算を行うこと
により、横すべり角βを検出する方式もある。
【0005】 β=∫(ay/Vx−dγ/dt)dt (1)
【0006】また、上記数式(1)の両辺に前後速度V
xを乗じることにより得られる数式2から横速度Vyを
検出する方式もある。
【0007】 Vy=∫(ay−dγ/dt・Vx)dt (2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両横すべり角
検出方式では、車両横速度Vyを検出するのに、空間フ
ィルタなどの対地速度センサを用いていたので、非常に
高価であるという問題点がある。また、数式(1)を用
いる検出方式では、各センサの検出値がそのまま積分さ
れるため、各検出値に誤差が存在する場合にはその誤差
も積分されてしまう。そのため、その誤差が、例えば横
加速度センサやヨーレートセンサの取付角誤差等の定常
的な誤差である場合には、時間の経過につれて誤差が蓄
積されてしまい、横すべり角βの検出精度が低下すると
いう問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、オブザーバに基づいた演算処理
によって車両横速度Vyを推定することで、安価に、か
つ精度よく横速度を得ることができ、さらに、精度よく
車両横すべり角を得ることができる車両横速度検出装置
を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明における
車両横速度検出装置は、(1)車両のヨーレートdγ/
dtを検出するヨーレートセンサと、(2)車両の前後
速度Vxを検出する前後速度センサと、(3)車両の重
心点における前後加速度axを検出する前後加速度セン
サと、(4)車両の重心点における横加速度ayを検出
する横加速度センサと、(5)前後加速度検出値と、横
加速度検出値とを入力として、前後速度検出値を観測量
として、システム行列の係数にヨーレート検出値を用い
たオブザーバを用いて、車両の横速度Vyを推定する処
理手段とを備えたものである。なお、オブザーバの対象
システムは以下の数式(3)の構成とする。
【0011】 dx/dt=A(t)・x+B・u (3) y=C・x ただし、 状態x=[Vx Vy]’ 入力u=[ax ay]’ 出力y=Vx システム行列A(t)=[0 dγ/dt;−dγ/d
t 0] 入力行列B=[1 0;0 1] 出力行列C=[1 0]
【0012】ただし、’は転置を示し、カッコ[ ]内
の;は改行を示す。また、オブザーバは以下の数式
(4)の構成とする。
【0013】 dz/dt=A(t)・z+B・u+K(Cz−y) (4) ただし、 オブザーバの状態z=[zvx zvy]’ オブザーバゲインK=[k1 k2]’ また、zvxは車両前後速度Vxの推定値、zvyは車
両横速度Vyの推定値をそれぞれ示す。
【0014】以上の構成において、請求項1の発明にお
ける車両横速度検出装置は、前後加速度検出値と横加速
度検出値とを入力として、また、前後速度検出値を観測
量として、システム行列の係数にヨーレート検出値を用
いたオブザーバを用いて、車両の横速度Vyを推定す
る。
【0015】従来の数式(2)にしたがってセンサ検出
値を単純に積分して横速度Vyを検出する方式に比べ
て、上記オブザーバにおいては、数式(2)にしたがっ
たセンサ検出値を単純に積分した結果に加えて、数式
(3)、(4)にしたがい、比較的容易かつ正確に検出
できる前後速度Vxを観測量yとして、観測量Vxとオ
ブザーバの推定状態量zvxの偏差にフィードバックゲ
インKを乗じてフィードバックした量を積分して加算し
ているので、前後加速度検出値と、横加速度検出値と、
ヨーレート検出値とに誤差が含まれていても、単純にセ
ンサ検出値を積分して横速度Vyを演算するのに比較し
てオフセット誤差等の少ない精度のよい横速度Vyを得
られる。
【0016】また、請求項2の発明は、請求項1の車両
横速度検出装置において、車両横速度Vyを推定するオ
ブザーバのフィードバックゲインをヨーレート検出値に
動的に依存して変化させる手段を備えたものである。
【0017】以上の構成において、請求項2の発明にお
ける車両横速度検出装置は、車両横速度Vyを推定する
オブザーバのフィードバックゲインをヨーレート検出値
に動的に依存して変化させるので、ヨーレートdγ/d
tに応じた最適なゲインによって横速度を推定できる。
【0018】また、請求項3の発明は、請求項1の車両
横速度検出装置において、車両横速度Vyを推定するオ
ブザーバのフィードバックゲインをヨーレート検出値に
静的に依存して変化させる手段を備えたものである。
【0019】以上の構成において、請求項3の発明にお
ける車両横速度検出装置は、車両横速度Vyを推定する
オブザーバのフィードバックゲインをヨーレート検出値
に静的に依存して変化させるので、ヨーレートdγ/d
tに応じた最適なゲインによって横速度Vyを推定でき
る。
【0020】また、請求項4の発明は、請求項1の車両
横速度検出装置において、ヨーレート検出値に応じて車
両の横速度Vyを推定するオブザーバ演算と通常の積分
演算とを切り換える手段を備えたものである。
【0021】以上の構成において、請求項4の発明にお
ける車両横速度検出装置は、ヨーレート検出値に応じて
車両の横速度Vyを推定するオブザーバ演算と通常の積
分演算とを切り換えるので、通常の積分の方が精度のよ
い場合には通常の積分を用いて横速度Vyを推定でき
る。
【0022】また、請求項5の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかの車両横速度検出装置において、車両
の横速度Vyを推定するオブザーバのシステム行列の各
項に微少な数値を加算したものを用いるように構成した
ものである。
【0023】以上の構成において、請求項5の発明にお
ける車両横速度検出装置は、車両の横速度Vyを推定す
るオブザーバのシステム行列の各項に微少な数値を加算
したものを用いるので、ヨーレートdγ/dtが小さい
領域においても安定に横速度Vyを推定できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図1〜
図3を参照して説明する。なお、実施の形態1は、請求
項1、2に記載の発明に対応するものである。まず、請
求項1に示す発明の構成について説明する。図1はこの
発明による全体構成を示す図である。図1において、1
は車両のヨーレートdγ/dtを検出するヨーレートセ
ンサ、2は車両の前後速度Vxを検出する前後速度セン
サ、3は車両の重心点における前後加速度axを検出す
る前後加速度センサ、4は車両の重心点における横加速
度ayを検出する横加速度センサ、5はオブザーバによ
る車両横速度推定装置である。
【0025】車両横速度検出装置5は、マイクロコンピ
ュータおよび入出力装置から構成されており、ヨーレー
トセンサ検出値dγ/dtと、前後速度検出値Vxと、
前後加速度検出値axと、横加速度検出値ayとを取り
込み、車両横速度Vyを演算し、図示しない車両旋回挙
動制御装置等に出力する。
【0026】次に、請求項2に示す横速度Vyを推定す
るオブザーバの詳細について説明する。図2は車両と横
すべり角β等の車両運動状態量の関係を示す。前後速度
Vxおよび前後加速度axは車両前方向を正とする。横
速度Vyおよび横加速度ayは車両左方向を正とする。
またヨーレートdγ/dtは時計回りと反対方向を正と
する。
【0027】車体固定座標系から見た横速度Vyなどの
車両運動状態量の関係は下記関係式で表されることが知
られている。
【0028】 dVx/dt= dγ/dt・Vy+ax (5−1) dVy/dt=−dγ/dt・Vx+ay (5−2)
【0029】横速度Vyなどの各車両運動状態量は互い
に上記数式の関係を保ちながら変化するわけである。こ
れを出力が車両前後速度Vxであるとして、状態方程式
の形に書き直すと下記となる。ただし、下記に示すよう
にシステム行列A(t)は、時変である。
【0030】 dx/dt=A(t)・x+B・u (3) y=C・x ただし、 状態x=[Vx Vy]’ 入力u=[ax ay]’ 出力y=Vx システム行列A(t)=[0 dγ/dt;−dγ/d
t 0] 入力行列B=[1 0;0 1] 出力行列C=[1 0]
【0031】ただし、’は転置を示し、カッコ[ ]内
の;は改行を示す。通常の時不変の場合と同様にオブザ
ーバを構成すると、以下となる。
【0032】 dz/dt=A(t)・z+B・u+K(Cz−y) (4)
【0033】ただし、 オブザーバの状態z=[zvx zvy]’ オブザーバゲインK=[k1 k2]’ また、zvxは車両前後速度Vxの推定値、zvyは車
両横速度Vyの推定値、をそれぞれ示す。
【0034】オブザーバを用いる場合、誤差なく状態量
を推定するには、以下に示す推定誤差eの微分方程式が
安定となる(つまり推定誤差eが0に収束する)ゲイン
を用いる必要がある。
【0035】 de/dt=(A(t)+KC)e (6)
【0036】ただし、e=z−xとする。ここで、(A
(t)−KC)が安定ならば、推定誤差eが0に収束す
る。すなわち、車両横速度Vyを推定できる。上記の誤
差微分方程式を安定化するゲインKを求めるには、下記
の双対システムを安定化するフィードバックゲインを導
出すればよい。
【0037】 dx/dt=A(t)’x+C’u (7)
【0038】そのためには、上記システムが線形時不変
の場合と同様に考えると、下記のリッカチ方程式の正定
解PからゲインKを決めればよい。
【0039】 K=−PC’R^(−1) (8−1) dP/dt+Q+AP+PA’−PC’R^(−1)CP=0 (8−2)
【0040】ただし、Q、Rは2次正方行列であり、Q
は状態xにかかる重みを示し、Rは入力uにかかる重み
を示す。また、R^(−1)はRのマイナス1乗を表わ
すとする。このことは他の変数においても同様である。
なお、P=[P11 P12;P12 P22]、Q=[Q11 Q12;Q12 Q22]であ
る。
【0041】上記微分方程式の解を求めるには、例えば
下記数式を解けばよい。
【0042】 dP11/dt=-Q11-2dγ/dtP12+R^(-1)P11^2 (9−1) dP12/dt=-Q12+dγ/dtP11-dγ/dtP22+R^(-1)P11P12 (9−2) dP22/dt=-Q22+2dγ/dtP12+R^(-1)P12^2 (9−3)
【0043】ただし、P11^2は、P11の2乗を表すと
する。このことは他の変数においても同様である。本発
明は、上記に示した関係式を用いて、車両横速度Vyを
検出する装置を提供する。
【0044】次に、車両横速度検出装置による車両横速
度Vyの検出方法を図3に示したフローチャートにした
がって説明する。なお、このフローは、マイクロコンピ
ュータによる演算周期毎に実行される車両横速度演算ル
ーチンである。
【0045】まず、ステップS1で、センサ信号を入力
する。ヨーレートセンサからヨーレートdγ/dtを、
前後速度センサから車両の前後速度Vxを、前後加速度
センサから車両の重心点における前後加速度axを、横
加速度センサから車両の重心点における横加速度ayを
それぞれ入力する。前後速度センサは、ABS制御装置
などと同様に4輪の車輪速から前後速度を演算で求める
ようなものが使用できる。
【0046】ステップS2では、車両が直進状態かどう
かをセンサ入力から判断し、分岐する。直進ならば横速
度推定は不要なので最初(ステップS1)に戻る。も
し、直進でなければ横速度推定(ステップS3以降)に
進む。車両が直進状態かどうかについては、横加速度a
y、ヨーレートdγ/dtそれぞれの絶対値がある設定
値以下であれば、直進であると判断する。さらに、操舵
角センサを用いて操舵角がある設定値以下であるという
条件を加えてもよい。
【0047】ステップS3で、オブザーバの初期化を行
う。オブザーバのゲインを数式(9)に基づいて演算す
るために、あらかじめ設定したPの初期値、QおよびR
を読み込む。Pの初期値は、ヨーレートdγ/dtの正
負に応じて設定するのがよいことが分かっており(後で
述べる実施の形態2の数式(14)参照)、ヨーレート
検出値の正負に応じてPの初期値を設定するとよい。ま
た入力したヨーレートdγ/dtに基づき、システム行
列A(t)を設定する。オブザーバの状態量z=[zvx
zvy]の初期値として、前後速度の推定値zvxには
前後速度センサの検出値Vxを、横速度の推定値zvyに
は0をそれぞれ設定する。
【0048】ステップS4では、センサ信号を入力す
る。ただし、直進状態から横速度推定ルーチンに移行し
た初回については、すでにセンサ入力を実行しているの
で、必要ない。
【0049】ステップS5では、直進状態か否かを判断
する。ステップS2と同様なので、直進状態から横速度
推定ルーチンに移行した初回については、すでに直進状
態ではないと判断しているのでその判断は必要ない。た
だし、旋回状態から直進状態への移行を判断する場合に
は、ステップS2の条件に加えて、横速度Vyがある設
定値以下である条件を加えてもよい。
【0050】ステップS6ではオブザーバの動的ゲイン
を数式(9)、(10)によって演算する。まず、数式
(9)に基づきヨーレート検出値を用いて、Pの各成分
の微分係数を演算する。なお、数式(9)における重み
Q,Rは、ステップS3のオブザーバの初期化において
設定したが、ヨーレート検出値に応じて変化させるよう
にしてもよい。次に下記数式により数値積分を実行し、
Pの各成分を得る。
【0051】 P11(n)=P11(n−1)+Δt・dP11/dt(n)(10−1) P12(n)=P12(n−1)+Δt・dP12/dt(n)(10−2) P22(n)=P22(n−1)+Δt・dP22/dt(n)(10−3) ただし、P12(n)は、dγ/dt(n)・P12
(n)>0 を満たすように決められる。
【0052】ただし、Δtはこの横速度検出ルーチンの
演算周期を示す。また、添字P11(n)は変数P11
の今回の値を示し、P11(n−1)は前回の値を示
す。このことは他の変数においても同様である。
【0053】ステップS7では、オブザーバにより横速
度Vyを演算する。数式(4)に基づきセンサ入力値、
オブザーバゲインを用いて、オブザーバ状態変数zの微
分係数を演算する。次に下記数式により数値積分を実行
し、zの各成分を得る。zの第2行第1列成分が求める
横速度Vyの推定値である。
【0054】 zvx(n)=zvx(n−1)+Δt・dzvx/dt(n) (11−1) zvy(n)=zvy(n−1)+Δt・dzvy/dt(n) (11−2)
【0055】ステップS8では、上記で演算した横速度
Vyを制動力等で車両挙動を制御する車両挙動制御装置
に出力し、ステップS4に戻りオブザーバによる推定を
直進状態に戻るまで繰り返す。
【0056】図4に数式(2)に基づいて単純積分した
場合の横速度Vyと真の横速度の比較を示し、図5にこ
の発明に示すオブザーバに基づいて演算した場合の横速
度Vyと真の横速度の比較を示す。図4で示されるよう
に、単純積分した場合には、検出した横加速度ay、ヨ
ーレートdγ/dtに含まれているオフセット誤差が蓄
積されて、時間と共に横速度におけるオフセット誤差が
増大しているのに対し、この発明によるオブザーバを用
いた場合には、一定のオフセット誤差以内に収まってお
り、精度よく横速度Vyが推定できる。
【0057】実施の形態2.以下に、この発明における
実施の形態2を図6を参照して説明する。なお、実施の
形態2は、請求項3の発明に対応するものである。実施
の形態2は、実施の形態1とオブザーバのフィードバッ
クゲインの演算方法のみが異なるので、実施の形態2で
は、この点に絞って説明する。実施の形態1では、数式
(8)、(9)に基づいて動的にオブザーバゲインを求
めていた。数式(8)、(9)は微分方程式であるの
で、解を求めるために計算量が必要であった。ここで
は、計算量低減のため、Pを時不変とみなしてあらかじ
め演算しておいたオブザーバゲインを用いて横速度Vy
を静的に推定する方法について説明する。
【0058】Pを時不変とみなすと、数式(9)に示す
リッカチ方程式の第1項が0となる。すわなち、下記数
式となる。
【0059】 Q+AP+PA’−PC’R^(−1)CP=0 (12)
【0060】ただし、R^(−1)はRのマイナス1乗
を表すとする。このことは他の変数においても同様であ
る。上記方程式を各成分に分解すると、下記となる。
【0061】 0=-Q11+2dγ/dtP12+R^(-1)P11^2 (13−1) 0=-Q12+dγ/dtP11-dγ/dtP22+R^(-1)P11P12 (13−2) 0=-Q22+2dγ/dtP12+R^(-1)P12^2 (13−3)
【0062】ただし、P11^2はP11の2乗を表す
ものとする。このことは他の変数においても同様であ
る。適当なウエイトQ、Rを設定して、必要な範囲のヨ
ーレートdγ/dtに対応したP=[P11 P12;
P12 P22]の正定解を求めることができる。求め
たPを下記数式に代入すると、オブザーバゲインを求め
ることができる。なお、下記数式(14)で示す解の存
在するための必要条件が分かった。したがって、少なく
ともヨーレートdγ/dtの正負に応じて、P12の正
負を変更することが必要である。
【0063】 dγ/dt・P12>0 (14)
【0064】 K=−PC’R^(−1) (8)
【0065】あらかじめ求めておいたこのオブザーバゲ
インKを用いて横速度Vyを推定すれば、計算量を低減
することができる。
【0066】次に、車両横速度Vyの検出方法を図6に
示したフローチャートにしたがって説明する。ステップ
S16が実施の形態1と異なるので、ここでは、このス
テップS16のみについて説明する。実施の形態1では
数式(9)、(10)に示す微分方程式を数値的に解い
てオブザーバゲインを求めていた。ここでは、上記数式
(13)、(14)に基づいて、あらかじめヨーレート
dγ/dtに対応したオブザーバゲインKを求めてお
き、マイクロコンピュータに記憶させておく。ステップ
S16では、ヨーレート検出値に対応して記憶させてお
いたオブザーバゲインKを読み出し、次のステップS7
においてオブザーバ演算を行う。
【0067】また、ここではヨーレート検出値に対応し
た正定解Pをあらかじめ求めて、正定解Pから計算した
オブザーバゲインKを記憶するようにしたが、必要なヨ
ーレートの範囲のヨーレートに対して、正定解となるP
を求めておき、特定のヨーレートの範囲においては一定
のオブザーバゲインを用いるようにしてもよい。
【0068】実施の形態3.以下に、この発明における
実施の形態3を図7を参照して説明する。なお、実施の
形態3は請求項4の発明に対応するものである。実施の
形態3は、実施の形態1とオブザーバのフィードバック
ゲインの演算部分のみが異なるので、この点に絞って説
明する。実施の形態1では、直進状態でなければ、常に
オブザーバを動作させていた。しかしながら、オブザー
バのシステム行列A(t)の要素がヨーレートdγ/d
tであるため(下記数式(3)参照)、ヨーレートdγ
/dtが0の場合、(3)式で示すシステム行列A
(t)=0となり、線形時不変のオブザーバ理論から考
えると、システムが可観測ではなくなりオブザーバが成
立せず、推定誤差が増大する。
【0069】 システム行列A(t)=[0 dγ/dt;−dγ/dt 0] (3)
【0070】そこで、ヨーレートdγ/dtの絶対値が
ある0に近い一定値以下の場合は、オブザーバゲインを
0にして、通常の積分演算から横速度Vyを求めるよう
に構成する。
【0071】次に、車両横速度Vyの検出方法を図7に
示したフローチャートにしたがって説明する。実施の形
態1の動作を説明した図3のステップS6の代わりに、
この実施の形態3ではステップS21〜23を実行す
る。実施の形態1では直進状態では常にオブザーバゲイ
ンを演算するようにしていたのに対し、この実施の形態
3ではステップS21において、ヨーレートdγ/dt
の絶対値がある0に近い一定値以上の場合のみ、ステッ
プS22に進み、実施の形態1と同様に動的に依存して
オブザーバゲインを演算する。
【0072】もし、ヨーレートdγ/dtの絶対値があ
る0に近い一定値以下の場合は、ステップS23に分岐
してオブザーバゲインを0に設定する。したがって、ヨ
ーレートdγ/dtの絶対値がある0に近い一定値以下
の場合は、次のステップS7において、通常の積分演算
を行うことになる。
【0073】この結果、オブザーバが成立しないヨーレ
ートの領域においても、横速度Vyを比較的精度よく推
定することができる。ただし、ステップS23をいった
ん実行した後に、再びヨーレートdγ/dtが大きくな
り、ステップS22でオブザーバゲインの演算を開始す
る場合には、オブザーバの初期化を行っておく。
【0074】なお、この実施の形態では、ヨーレートの
絶対値がある0に近い一定値以下の場合に、オブザーバ
ゲインを0にして、通常の積分演算から横速度Vyを求
めるようにしたが、数式(8)、(9)に基づいて、す
なわちヨーレートdγ/dtに応じて数値積分によって
算出した結果Pが、正定解でなかった場合においても、
オブザーバによらず、通常の積分を用いるようにしても
よい。なお、正定条件は以下である。
【0075】 P11>0 (15−1) P22>0 (15−2) P11・P22−P12^2>0 (15−3)
【0076】実施の形態4.以下に、この発明の実施の
形態4について図8を参照して説明する。なお、実施の
形態4は、請求項5の発明に対応するものである。実施
の形態4は、実施の形態1とオブザーバのシステム行列
A(t)が異なるので、この点に絞って説明する。実施
の形態1では、システム行列A(t)は常に数式(3)
にしたがって設定していた。
【0077】 システム行列A(t)=[0 dγ/dt;−dγ/dt 0] (3)
【0078】この数式を用いると、ヨーレートdγ/d
tが0の場合、システム行列A(t)=0となり、線形
時不変のオブザーバ理論から考えると、システムが可観
測ではなくなりオブザーバが成立せず、推定誤差が増大
する。そこで、この実施の形態では、ヨーレートdγ/
dtの絶対値がある0に近い一定値以下の場合は、シス
テム行列A(t)を下記数式にしたがって設定するよう
に構成する。
【0079】 システム行列 A(t)=[0 dγ/dt+ε・φ(dγ/dt);-dγ/dt 0] (16 )
【0080】ただし、εは微少な正の一定値とする。ま
た、φ(dγ/dt)はdγ/dtが正および0ならば
1を出力し、dγ/dtが負ならば−1を出力する関数
とする。微少な正の一定値εにφ(dγ/dt)を乗じ
ているのは、ヨーレートdγ/dtが負の場合にヨーレ
ートdγ/dtと微少な正の一定値εが相殺して、シス
テム行列A(t)=0となるのを防ぐためである。数式
(16)に示すようにシステム行列A(t)を設定すれ
ば、dγ/dtが0になった場合にも、システム行列
は、
【0081】 A(t)=[0 ε・φ(dγ/dt);0 0] (16−1)
【0082】となり、線形時不変のオブザーバ理論から
考えると、システムが可観測となり、オブザーバを用い
て横速度Vyを推定できる。
【0083】次に、車両横速度Vyの検出方法を図8に
示したフローチャートにしたがって説明する。実施の形
態1の動作を説明する図3のステップS6の代わりに、
この実施の形態4ではステップS36を実行する。これ
以外のステップSでは実施の形態1と同様なので、ここ
では、ステップS36に絞って説明する。
【0084】ステップS1〜5までは、実施の形態1と
同様である。ステップS36では、オブザーバゲインを
演算する。このとき、実施の形態1では、数式(3)に
基づいてシステム行列A(t)を設定していたが、この
実施の形態4では数式(16)に基づいてシステム行列
A(t)を設定する。このシステム行列A(t)に基づ
いて、オブザーバゲインを演算する。すなわち、数式
(9)に代わって、下記数式に基づいて演算する。
【0085】 dP11/dt=-Q11-2(dγ/dt+ε・φ(dγ/dt))P12+R^(-1)P11^2 (17-1 ) dP12/dt=-Q12+dγ/dtP11-(dγ/dt+ε・φ(dγ/dt))P22+R^(-1)P11P12 (17- 2) dP22/dt=-Q22+2dγ/dtP12+R^(-1)P12^2 (17-3)
【0086】ただし、P=[P11 P12;P12
P22]、Q=[Q11 Q12;Q12 Q22]で
ある。また、R^(−1)はRのマイナス1乗を表し、
P11^2はP11の2乗を表すとする。このことは他
の変数においても同様である。
【0087】ステップS7では下記数式により数値積分
を実行し、zの各成分を得る。zの第2行第1列成分が
求める横速度Vyの推定値である。
【0088】 zvx(n)=zvx(n−1)+Δt・dzvx/dt(n) (18−1) zvy(n)=zvy(n−1)+Δt・dzvy/dt(n) (18−2)
【0089】ステップS8では、上記で演算した横速度
Vyを制動力等で車両挙動を制御する車両挙動制御装置
に出力し、ステップS4に戻りオブザーバによる推定を
直進状態に戻るまで繰り返す。上記のように、システム
行列A(t)をヨーレートdγ/dtが0の場合であっ
ても、オブザーバ演算を行うことができ、横速度Vyを
推定することができる。
【0090】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、前後加速度検出値と、横加速度検出値とを入力とし
て、前後速度検出値を観測量として、システム行列の係
数にヨーレート検出値を用いたオブザーバを用いて、車
両の横速度Vyを推定するように構成したので、前後加
速度検出値と、横加速度検出値と、ヨーレート検出値と
に誤差が含まれていても、単純にセンサ検出値を積分し
て横速度Vyを演算するのに比較してオフセット誤差等
の少ない精度のよい横速度Vyを得られる。また、対地
速度センサを用いるのに比較して装置が安価にできる。
【0091】請求項2の発明によれば、車両の横速度V
yを推定するオブザーバのゲインはヨーレート検出値に
動的に依存して変化させるようにしたので、最適なオブ
ザーバゲインを用いて横速度Vyを推定することがで
き、ヨーレート検出値とに誤差が含まれていても、単純
にセンサ検出値を積分して横速度Vyを演算するのに比
較してオフセット誤差等の少ない精度のよい横速度Vy
を得られる。また、対地速度センサを用いるのに比較し
て装置が安価にできる。
【0092】請求項3の発明によれば、車両の横速度V
yを推定するオブザーバのゲインはヨーレート検出値に
静的に依存して変化させるようにしたので、比較的小さ
い計算量でオブザーバゲインを演算することができ、そ
のオブザーバゲインを用いて横速度Vyを推定すること
ができ、ヨーレート検出値とに誤差が含まれていても、
単純にセンサ検出値を積分して横速度Vyを演算するの
に比較してオフセット誤差等の少ない精度のよい横速度
Vyを得られる。また、対地速度センサを用いるのに比
較して装置が安価にできる。
【0093】請求項4の発明によれば、ヨーレート検出
値に応じて車両の横速度Vyを推定するオブザーバを起
動あるいは停止させるようにして、オブザーバ停止中に
は通常の積分を実行するようにしたので、オブザーバが
不可観測となる領域においても、比較的精度よく横速度
Vyを推定でき、全体としては、ヨーレート検出値とに
誤差が含まれていても、単純にセンサ検出値を積分して
横速度Vyを演算するのに比較してオフセット誤差等の
少ない精度のよい横速度Vyを得られる。また、対地速
度センサを用いるのに比較して装置が安価にできる。
【0094】請求項5の発明によれば、車両の横速度V
yを推定するオブザーバのシステム行列の各項に微少な
数値を加算したものを用いるようにしたので、ヨーレー
トdγ/dtが0近傍にある場合においても、オブザー
バが不可観測となることがなく、比較的精度よく横速度
Vyを推定でき、ヨーレート検出値とに誤差が含まれて
いても、単純にセンサ検出値を積分して横速度Vyを演
算するのに比較してオフセット誤差等の少ない精度のよ
い横速度Vyを得られる。また、対地速度センサを用い
るのに比較して装置が安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】 車両と横すべり角β等の車両運動状態量の関
係を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】 数式(2)に基づいて単純積分した場合の横
速度Vyと真の横速度の比較を示す図である。
【図5】 本発明によるオブザーバに基づいて演算した
横速度Vyと真の横速度の比較を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態3を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態4を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ヨーレートセンサ、2 前後速度センサ、3 前後
加速度センサ、4 横加速度センサ、5 オブザーバに
よる車両横速度検出装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 103:00 111:00 137:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のヨーレートdγ/dtを検出する
    ヨーレートセンサと、 車両の前後速度Vxを検出する前後速度センサと、 車両の重心点における前後加速度axを検出する前後加
    速度センサと、 車両の重心点における横加速度ayを検出する横加速度
    センサと、 前後加速度検出値と、横加速度検出値とを入力として、
    前後速度検出値を観測量として、システム行列の係数に
    ヨーレート検出値を用いたオブザーバを用いて、車両の
    横速度Vyを推定する処理手段を備えたことを特徴とす
    る車両横速度検出装置。
  2. 【請求項2】 車両の横速度Vyを推定するオブザーバ
    のゲインはヨーレート検出値に動的に依存して変化させ
    ることを特徴とする請求項1記載の車両横速度検出装
    置。
  3. 【請求項3】 車両の横速度Vyを推定するオブザーバ
    のゲインはヨーレート検出値に静的に依存して変化させ
    ることを特徴とする請求項1記載の車両横速度検出装
    置。
  4. 【請求項4】 ヨーレート検出値に応じて車両の横速度
    を推定するオブザーバ演算と積分演算とを切り換える手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両横速度
    検出装置。
  5. 【請求項5】 車両の横速度Vyを推定するオブザーバ
    のシステム行列の各項に微少な一定値を加算したものを
    用いることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の車両横速度検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202802A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Seiko Instruments Inc 外乱推定型制御システム、気体圧縮機制御システム及び外乱推定型制御システムの設計方法
US7451033B2 (en) 2005-06-10 2008-11-11 Ford Global Technologies, Llc Lateral and longitudinal velocity determination for an automotive vehicle
JP2013032085A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Denso Corp 電動パワーステアリング制御装置

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