JPH09318284A - 冷蔵庫の熱交換器の製造方法 - Google Patents

冷蔵庫の熱交換器の製造方法

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JPH09318284A
JPH09318284A JP8134684A JP13468496A JPH09318284A JP H09318284 A JPH09318284 A JP H09318284A JP 8134684 A JP8134684 A JP 8134684A JP 13468496 A JP13468496 A JP 13468496A JP H09318284 A JPH09318284 A JP H09318284A
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pipe
hole
corrugated fin
fin
heat exchanger
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Yasuto Terauchi
康人 寺内
Kazufumi Sasamura
和文 笹村
Susumu Yamazaki
山崎  進
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TOCHIGI SANGYO KK
Hitachi Ltd
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TOCHIGI SANGYO KK
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性が良く、しかもパイプ径を拡管させるこ
となくパイプとフィン間の接触熱抵抗を小さくすること
ができる熱交換器を提供する。 【解決手段】パイプ貫通用孔4を有す帯状フィン3a,
3bをロール成形機6を用いて波形フィンブロック3に
成形し、パイプ貫通用孔4の周縁形状を変形させながら
長尺パイプを嵌挿するパイプ2を嵌挿し、波形フィンブ
ロック3間で長尺パイプを蛇行状に折り曲げる冷蔵庫の
熱交換器の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種冷蔵庫等の熱交換器は図
9、図10に示すように、一枚一枚独立して成形された
フィン(例えば50mm×70mm)の中央にパイプ径
よりも大きな径の孔を明けておき、この孔に一本のパイ
プを図10のように挿通した後、パイプ内に拡管用治具
を潤滑油と伴に挿入し、パイプ外周をフィンに密着させ
るようにした。この方法では拡管時にパイプ内に入れた
潤滑油の洗浄が問題となることは勿論、独立した一枚一
枚のフィンの成形は勿論、並べたり、パイプに通す作業
が非常にめんどうであった。この為、この種熱交換器は
決して生産性の良い熱交換機と云うことはできなかっ
た。尚、この種従来の冷蔵庫用熱交換器の例は特公平3
−50193号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)一枚一枚のフィンをパイプに通して熱交換器とし
たものではフィンにパイプを通すに当たり、フィンを一
枚一枚自動的にある一定の問題をもって並べる為の設備
費等が高価となる問題があった。
【0004】(2)パイプとフィンの接触を良好にする
為に、フィンの孔にパイプを通した後フィンの孔径より
パイプ径を大きくすべく、パイプを拡管する方式を採用
している為、拡管時に使用した油を拡管後除去する必要
がある。この除去が非常に難しいと云う問題があった。
【0005】(3)(1)のようなフィンは並べるまぎ
わに一枚一枚成形しないと整理保管が難しいので作りだ
め等の操作ができず、常にパイプ拡管機と同期させてお
く必要があった。この為、一方に故障等があった場合、
他方(例えばパイプ嵌挿又は拡管機)が遊んでしまう等
の問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決すべくなされた。
【0007】即ちパイプ貫通用孔を有す帯状フィンをロ
ール成形機等を用いて波形フィンブロックに成形する工
程と、上記パイプ貫通用孔の周縁形状を変形させながら
長尺パイプを嵌挿するパイプ嵌挿工程と、波形フィンブ
ロック間で上記長尺パイプを蛇行状に折り曲げる工程と
を有す冷蔵庫等の熱交換器の製造方法とすることによ
り、従来のフィン成形の煩わしさをなくし、且つフィン
の並で作業を容易とし更に最大の問題であったパイプの
拡管作業をなくし、パイプ洗浄作業をなくすようにし
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本実施例の詳細を図1ない
し図8に示す実施例で説明する。
【0009】まず図1は本発明を備えた熱交換器の正面
図であり、図2は図1に使われる帯状フィンの展開図で
(a)はパイプ一例の例を示し、(b)はパイプ2列の
例を示し、(c)は(a)とは異なる実施例を示す図で
ある。図に於いて、1は熱交換器本体。熱交換器本体1
は蛇行状に折り曲げられたパイプ2と波形フィンブロッ
ク3とより構成される。熱交換器本体1は詳細を後述す
るように一枚の溝板を波形に折り曲げ形成している関係
上、風は矢印方向に通常流すように用いられる。次に、
図2で、3a、3b、3cは波形フィンブロックを作る
為の帯状フィンで、3a、3cはパイプ1列を、3bは
パイプ2列を嵌挿させることができる帯状フィン、4は
パイプ貫通用孔で(a)(b)に示すものは後述するロ
ール成形機への送り方向に長孔となるよう形成されてい
る。(c)は丸孔に切溝4aを設けたもので、これもロ
ール成形機への送り方向に図に示すように設けられてい
るいる。5は帯状フィン3a、3bを図8に示すロール
成形機6を用いて波形フィンブロックに折り曲げる時の
折り曲げ線を示している。折り曲げ線5で帯状フィン3
a、3b、3cを折り曲げ図3に示す波形フィンブロッ
ク3を形成する。
【0010】次に、図4に於いて、帯状フィン3a、3
b、3cに設けられるパイプ貫通用孔4について説明す
る。パイプ貫通用孔4は、例えば、嵌挿されるパイプ外
径が8mm(点線)あった。場合には7mm(実線の長孔)
に明けられている。4aはパイプ貫通用孔に周縁に設け
られた切欠(切溝)である。切欠4a及び長孔は径の大
きなパイプ2を嵌挿させる際、パイプ貫通用孔4aが大
きな抵抗なくパイプ2外径にならって変形できるよう設
けられていることは勿論、ロール成形機6を用いて図2
の折り曲げ線で折り曲げる際の折り曲げ寸法誤差を吸収
する。
【0011】次に図5に於いて、帯状フィン3a、3
b、3cに設けたパイプ貫通用孔4にパイプ2を嵌挿さ
せるとパイプ貫通用孔4周縁がパイプ2の外径にならっ
て図5のように変形し、丁度波形フィンブロック3側に
バーリング加工を施したようにカラー4bを形成する。
このことによりパイプ2と波形フィンブロック3との接
触面積が増し、フィン効率が向上する。
【0012】次に、図6、図7、図8を用いて本発明の
熱交換器本体1の作り方を説明する。2はパイプであ
り、3は波形フィンブロックを示す。まず、波形フィン
ブロック3を図6、図7に示すように、数個所定の間隔
をあけてセットする。次にパイプ2を先に説明したパイ
プ貫通用孔4に嵌挿する。その後、点線のように、パイ
プ2を折り曲げることにより本熱交換器本体1は完成す
る。
【0013】図7のように波形フィンブロック3の形状
を変えた場合、及びUの字パイプ2を用いた場合も同じ
である。図7に示す曲げ方もあるが曲げ方を変えると図
6の熱交換器を2枚使用した形にもなる。
【0014】尚、Uの字パイプ2を用いれば帯状フィン
3に2つのパイプ貫通用孔3bを設けた時に便利であ
る。即ち、図6の熱交換器を2枚使う時にはこれ1枚で
すむ。又、帯状フィン3の形状を変えることにより、熱
交換器(冷蔵庫の蒸発器或いは凝縮器)として使用する
とき、種々の条件、例えば霜付き通風抵抗等に合わせる
ことができる。
【0015】熱交換器本体1は帯状フィン3a、3b等
にパイプ貫通用孔4を明けた状態のものをロール成形機
6等を使って図3のように折り曲げ線5より折り曲げ図
3に示すような波形フィンブロック3を形成する工程と
その波形フィンブロック3のパイプ貫通用孔4にカラー
4bを作るようパイプ2を嵌挿させる工程と図6(図
7)のようにパイプ2を折り曲げる工程とを備えてい
る。
【0016】従来のように、フィンとパイプの接触熱抵
抗を減らす為のパイプ拡管作業を必要としないので、パ
イプ内の洗浄等は不要となる。又、本発明に於いては波
形フィンブロック3の疎密を選択採用することにより熱
交換器の使用範囲を拡大できる。
【0017】
【発明の効果】本発明はフィンガ一枚一枚独立していな
いので、たとえ雇設備などを使用して波形フィンブロッ
クを整列するに当たってもフィンブロックとして扱うこ
とができるので、雇、設備等を従来のものに比較し、安
価で簡単なものとすることができる。
【0018】又、フィンとパイプの接触を良好とするの
にパイプ径を大きくする拡管作業を必要としないので、
加工分数を大巾に低減することができ、パイプ内洗浄等
に特殊な洗浄剤等を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を備えた熱交換器の正面図。
【図2】図1に使われる帯状フィンの展開でパイプ列の
説明図。
【図3】図2の帯状フィンを波形に折り曲げた波形フィ
ンブロックの要部の断面図。
【図4】帯状フィンに設けるパイプ貫通用の孔の説明
図。
【図5】図3の波形フィンブロックにパイプを嵌挿させ
た状態を示す説明図。
【図6】長尺パイプに数個の波形フィンブロックを取付
けた状態を示す説明図。
【図7】図6と異なる実施例を示す説明図。
【図8】図2の帯状フィンを折り曲げ線で折り曲げるロ
ール成形機を示す説明図。
【図9】従来熱交換器の正面図。
【図10】図9の熱交換器の作り方を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…熱交換器本体、 2…パイプ、 3…波形フィンブロック、 3a、3b…帯状フィン、 4…パイプ貫通用孔、 4a…切欠(切溝)、 4b…カラー、 5…折り曲げ線、 6…ロール成形機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 進 栃木県下都賀郡大平町富田716番地栃木産 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ貫通用孔を有す帯状フィンをロール
    成形機を用いて波形フィンブロックに成形する工程と、
    上記パイプ貫通用孔の周線形状を変形させながら長尺パ
    イプを嵌挿するパイプ嵌挿工程と、上記波形フィンブロ
    ック間で上記長尺パイプを蛇行状に折り曲げる工程とを
    有することを特徴とする冷蔵庫の熱交換器の製造方法。
  2. 【請求項2】パイプ貫通用孔をロール成形機への送り方
    向に長孔とした請求項1に記載の冷蔵庫の熱交換器の製
    造方法。
  3. 【請求項3】上記ロール成形機への送り方向に当たる所
    のパイプ貫通用孔用縁に切欠若しくは切溝を設けるよう
    にした請求項1に記載の冷蔵庫の熱交換器の製造方法。
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