JPH09317910A - 4方口切換弁 - Google Patents

4方口切換弁

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JPH09317910A
JPH09317910A JP8133778A JP13377896A JPH09317910A JP H09317910 A JPH09317910 A JP H09317910A JP 8133778 A JP8133778 A JP 8133778A JP 13377896 A JP13377896 A JP 13377896A JP H09317910 A JPH09317910 A JP H09317910A
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seats
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正博 岩崎
Yasuo Aketo
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Kurimoto Ltd
Meiwa Seisakusho KK
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Kurimoto Ltd
Meiwa Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常用貯水槽設備において、弁棒のその軸方
向の移動により水道本管Sと貯水槽Tへの流路を切換え
る。 【解決手段】 弁箱10内に第1、第2、第3弁座19
a、19b、19cを同一軸上に形成し、その弁座に弁
棒14を貫通して、弁体20aにより第1弁座19a
を、弁体20bにより第2、第3弁座19b、19cを
択一的に開閉可能とする。貯水槽Tを第1室17a、第
4室17d、水道本管Sを第2室17b、第3室17c
に接続する。弁棒14はシリンダ22の作動により昇降
し、水道本管Sが所要の水圧の平常時のとき、同図のご
とく弁棒14は上昇して、貯水槽Tと水道本管Sが連通
する。水圧が低下した非常時には、ばね24によって弁
棒14は下降し、弁体20aが第1弁座19aに、弁体
20bが第2弁座19bから離れて第3弁座19cにそ
れぞれ当接する。これにより、貯水槽Tは水道本管Sか
ら断ち切られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震災害時など
に用いられる非常用貯水槽と水道本管とを接続する管路
等に設置して、それぞれの流路の変更を行なう4方口切
換弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば地震等の災害発生時に
地域住民の生活水を確保したり、消火用水などとするた
めに、道路や校庭あるいは公園の地下等に非常用貯水槽
(タンク)が埋設されている。
【0003】この非常用貯水槽設備は、一般に図7に示
すように、水道本管Sにバイパス管Pを設けて、そのバ
イパス管Pに貯水タンク(槽)Tを介設し、バイパス管
Pの流出入側にそれぞれ緊急遮断弁1a、1bを設ける
とともに、バイパス管Pの間の水道本管Sに緊急開放弁
2を設けたものである。図中、3は消火栓、4は手動ポ
ンプ、5は空気弁である。
【0004】そして、平常時は、緊急遮断弁1a、1b
を開放し、緊急開閉弁2を閉じ、水をa、b、c、dの
矢印のごとく流して、貯水タンクT内に貯水するととも
に、その貯水タンクT内に水が停滞しないようにして腐
敗を防止している。一方、地震等の非常時(緊急時)に
は、緊急遮断弁1a、1bを閉じ、緊急開放弁2を開放
し、水道本管Sの流れを確保するとともに、貯水タンク
Tを水道本管Sから断ち切って、サイホン現象による貯
水タンクTからの水の流出を防ぎ、その水を確保する。
【0005】この非常用貯水槽設備において、上記緊急
遮断弁1a、1b及び開閉弁2を一つの弁でもって行う
技術として、実開平6−59673号公報、特開昭64
−21275号公報などに、4方口バタフライ弁を採用
したものがある。
【0006】そのバタフライ弁Vは、図8に示すよう
に、一方の2口にバイパス管P、他方の2口に水道本管
Sをそれぞれ接続し、平常時、弁体7を鎖線のごとく位
置させ、水をa、b、c、dの矢印のごとく流通させ、
非常時には、弁体7を実線のごとく位置させ、バイパス
管Pと水道本管Pを断ち切る構成である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記弁1a、1b、2
を3個設置することは、経済的でないうえに、メンテナ
ンスも大変であり、さらに数が多いことは故障の確率が
高く、信頼性に欠ける。また、各弁1a、1b、2を同
時に動作させるか、或いは順番に動作させる必要があ
り、操作性が悪い。さらに、設置スペースも広く必要と
する。
【0008】バタフライ弁Vを使用したものは、弁が一
個のため、上記各問題は解決するが、弁体7の開閉操作
が回転運動のため、その回転機構が大型になる傾向にあ
り、その回転角度が正確でないと、正確な開閉がなされ
ない。したがって、回転操作に基づく、弁体7と弁座の
圧接による止水はその止水性を十分に得ることができな
い。
【0009】この発明は、以上の実情の下、弁棒のその
軸方向の移動によって、上述の水道本管Sとバイパス管
Pの流路等を切換える4方口切換弁を提供することを課
題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、弁箱内に同一軸上をスライ
ドする弁棒を設け、この弁棒を横切る仕切壁をその弁棒
の軸方向の3個所に設けて、前記弁箱内を前記軸方向に
順々に第1、第2、第3、第4の4室に分割し、その各
室にそれぞれポートを形成し、前記各仕切壁に前記弁棒
が貫通する連通孔を形成して、前記第1室と第2室の連
通孔周縁に第1弁座、第2室と第3室の連通孔周縁に第
2弁座、第3室と第4室の連通孔周縁に第3弁座をそれ
ぞれ設け、前記弁棒には前記各弁座に接離してその連通
孔を開閉する弁体をそれぞれ設けて、その各弁体は、第
1及び第3弁座に当接する際、第2弁座から離れ、第2
弁座に当接する際には第1及び第3弁座から離れるよう
になっている構成としたのである。
【0011】この構成の4方口切換弁は、弁棒のその軸
方向の動きによって、第1及び第3弁座に弁体が当接す
るとともに、第2弁座から弁体が離れ、第1、第4室が
閉じられ、第2、第3室が連通する状態と、第1及び第
3弁座から弁体が離れ、第2弁座に弁体が当接し、第1
室と第2室及び第3室と第4室がそれぞれ連通した状態
の二通りに切換えられる。
【0012】この構成の4方口切換弁において、上記第
2弁座と第3弁座に接離する弁体を兼用して、その弁体
を両弁座に択一的に接離するようにするとよい(請求項
2)。
【0013】このようにすれば、弁体が一つ減ったこと
により、その分、弁箱も小型化でき、弁自体の小型化を
図ることができる。
【0014】さらに、上記両構成の4方口切換弁におい
て、第2弁座に接離する弁体は第1弁座を通り抜ける大
きさ、第3弁座に接離する弁体は第1、第2弁座を通り
抜ける大きさにそれぞれ設定するとよい(請求項3)。
【0015】このようにすれば、第1弁座側から全ての
弁体を弁箱内に装入することができ、弁体のパッキング
(シール)等の交換が容易になるなど、メンテナンスに
有利なものとなる。
【0016】上記各構成の4方口切換弁を、上述の非常
用貯水槽設備に用いるには、上記第1室と第4室に上記
バイパス管を接続し、上記第2室と第3室に上記水道本
管を接続し、前記弁箱に前記弁棒が挿入されたシリンダ
を設け、このシリンダ内に、弁棒に連動したピストンを
設けるとともにそのピストンを第2の弁座から弁体が離
れ、第1、第3の弁座に弁体が当接する方向に付勢する
ばねを設け、前記ピストンには上記水道本管内の水圧を
前記ばねの付勢力に抗するように印加し、前記水圧が高
い平常時は、その水圧により、第1、第3弁座からそれ
ぞれ弁体が離れるとともに、第2弁座に弁体が当接し、
前記水圧が低い非常時には、前記ばねにより、第1、第
3弁座にそれぞれ弁体が当接するとともに、第2弁座か
ら弁体が離れるようにする(請求項4)。
【0017】このようにすれば、水道本管の水圧によっ
て、ばねを介して、弁棒が自動的に動き、上記の二通り
の状態が択一的になされて、平常時又は非常時の作用が
なされる。とくに、一時的な水圧低下によって、非常時
状態になっても、水圧が戻れば、自動的に平常時状態に
復帰し、貯水槽内の水が停滞して腐敗することもない。
【0018】このとき、上記平常時は、水道本管の水圧
を上記シリンダ内に印加し、非常時には、水道本管から
のシリンダ内への水圧の印加を遮断するパイロット弁を
シリンダに付設するとよい(請求項5)。
【0019】このようにパイロット弁を付設すると、水
道本管の水圧によるピストンの動きが確実となる。
【0020】
【発明の実施の形態】一実施形態を図1、図2に示し、
その図において、10は弁箱であって、第1ポート
(口)11aと第2ポート(口)11bを有する一方の
分割体10aと、第3ポート(口)11cと第4ポート
(口)11dを有する他方の分割体10bと、一方の分
割体10aの蓋10cとから成り、両分割体10aと1
0b、一方の分割体10aと蓋10cはそれぞれパッキ
ング(シール)12を介在してボルト13により一体化
されている。ボルト13は周囲適宜位置に設ける。
【0021】弁箱10の中央には弁棒14が挿入され、
この弁棒14は蓋10cと他方の分割体10b底面の軸
受15a、15bによって、その軸方向に移動自在に支
持されている。また、弁箱10内は、弁棒14を横切る
仕切り壁16a、16b、16cが設けられて、第1ポ
ート11aの第1室17a、第2ポート11bの第2室
17b、第3ポート11cの第3室17c、第4ポート
11dの第4室17dの4室に分割されている。
【0022】各仕切壁16a、16b、16cには弁棒
14が貫通する連通孔18a、18b、18cが形成さ
れて、その孔18a、18b、18cの周縁が第1、第
2、第3弁座19a、19b、19cとなっている。弁
棒14にはその弁座19a、19b、19cに接離する
弁体20a、20bが設けられており、図1に示すよう
に、下側の弁体20bが第2弁座19bに当接している
ときには、上側の弁体20aは第1弁座19aから離
れ、図2に示すように、下側の弁体20bが第2弁座1
9bから離れて第3弁座19cに当接すると、上側の弁
体20aは第1弁座19aに当接するようになってい
る。弁体20a、20bの弁座19a、19b、19c
との当接面にはシール21を設けて水密を確保する。
【0023】弁箱10の蓋10cの上部は筒状となっ
て、その筒状部に有蓋筒がねじ込まれてシリンダ22が
形成されており、このシリンダ22内に弁棒14の上端
が挿入されて、その端にピストン23が固着されてい
る。このピストン23はばね24によって下方に押され
ている。シリンダ22のばね24の反対側には、復帰用
パイロット弁30と遮断用パイロット弁40を介して第
2室11bに連通するパイロット管25が接続されてい
る。
【0024】復帰用及び遮断用パイロット弁30、40
は、ベロフラム(藤倉ゴム(株)商品名)などのダイヤ
フラム31、41とそのダイヤフラム31、41を押す
ばね32、42と、ダイヤフラム31、41によって動
く弁体33、43を有する。復帰用パイロット弁30
は、後述のように、水道本管Sの水圧が平常の所要値の
とき、その水圧が第2室11bからパイロット管25を
介してダイヤフラム31に印加すると、図1のごとく上
方に撓んで、弁座34を開放して、その水圧をピストン
23に印加し、一方、その水圧が低下すると、図2のご
とく、ばね32によりダイヤフラム31が下方に撓んで
弁座34を閉じ、水圧のピストン23への印加を止め
る。遮断用パイロット弁40は、上記水圧が平常のと
き、その水圧がダイヤフラム41に印加すると、図1に
示すように上方に撓んで、弁座44を閉じて、シリンダ
22内の水圧印加を維持し、一方、その水圧が低下する
と、図2のごとく、ばね42によりダイヤフラム41が
下方に撓んで弁座44を開放し、シリンダ22内の水圧
を逃がす。
【0025】この実施形態の4方口切換弁は以上の構成
であり、上述の非常用貯水槽設備に使用する場合は、第
1、第4ポート11a、11dに貯水槽Tを介設したバ
イパス管P、第2、第3ポート11b、11cに水道本
管Sを接続する。
【0026】この接続状態において、平常時は、水道本
管S内の水圧も所定の値があり、図1に示すように、そ
の水圧でもってパイロット弁30、40を介してピスト
ン23がばね22を圧縮して上動し(上死点位置)、弁
棒14も上方に位置して、弁体20bが第2弁座19b
に当接するとともに、弁体20aが第1弁座19aから
離れた状態を維持する。この状態は、第1室17aと第
2室17b、第3室17cと第4室17dが連通したも
のであり、水道本管Sの水は、同図実線又は鎖線のごと
く流れ、貯水槽T内を通過する。
【0027】一方、地震等が生じた非常時には、水道本
管S内の水圧が低下する。この水圧低下により、図2に
示すように、パイロット弁30、40を介してシリンダ
22内に水圧が全く印加されなくなり、ピストン23は
ばね24によって下動し(下死点位置)、弁棒14も下
方に位置して、弁体20bが第2弁座19bから離れて
第3弁座19cに当接するとともに、弁体20aが第1
弁座19aに当接する。この状態は、第2室17bと第
3室17cが連通し、第1、第4室17a、17dは第
2、第3室17b、17cから遮断されたものであり、
水道本管Sの水は、同図実線又は鎖線のごとく流れ、貯
水槽T内の水は流出することがない。
【0028】この貯水槽Tの閉鎖状態で、水道本管Sの
水圧が上昇して所要の値に復帰すると、復帰用パイロッ
ト弁30を介してシリンダ22内にその水圧が印加され
るとともに、遮断用パイロット弁40によってシリンダ
22内からの流水が阻止され、その所要の水圧によっ
て、ピストン23が上動されて図1に示す状態に復帰す
る。すなわち、水道本管S内の水圧が、何らかの事情に
よって、一時的に低下しても、貯水槽Tへの流水状態に
自動的に復帰する。
【0029】この実施形態では、下側の弁体20bが、
第1弁座19a(連通孔18a)及び第2弁座19b
(連通孔18b)を通り抜け得る大きさのため、蓋10
cを外すと、弁棒14、各弁体20a、20b、弁座シ
ートを弁箱10内から取り出すことができ、シートの交
換など、メンテナンスが非常に簡単である。
【0030】図3に示す実施形態は、パイロット弁3
0、40を一つのパイロット弁50によって成し、その
パイロット弁50からシリンダ22への配管25に第
1、第2電磁弁57、58を介設したものである。平常
時は、第1電磁弁57が開、第2電磁弁58が閉じてお
り、第2室17b(水道本管S)の水圧はばね52に抗
してダイヤフラム51を実線のごとく上方に撓ませ、第
1弁体53が第1弁座54から離れるとともに、第2弁
体55が第2弁座56に当接し、その水圧がピストン2
3に印加して、ばね24に抗してピストン23を上昇さ
せる。このため、弁箱10内の各弁体20a、20b
は、実線のごとく平常時の状態となる。
【0031】一方、非常時には、第1電磁弁57が閉、
第2電磁弁58が開放し、第2室11b(水道本管S)
の水圧は低下するため、ダイヤフラム51はばね52に
より同図鎖線のごとく下方に撓み、第1弁体53が第1
弁座54に当接して、シリンダ22内への流れを阻止す
るとともに、第2弁体55が第2弁座56から離れて、
シリンダ22内を開放する。このため、ばね24により
弁棒14は下降して、鎖線のごとく、弁箱10内の各弁
体20a、20bは非常時の状態となる。
【0032】この実施形態も、一時的に非常時の状態に
なっても、再びパイロット弁50に所要の値の水圧が印
加すれば、上述の作用によって、平常時の状態に復帰す
る。
【0033】なお、この実施形態は、パイロット弁50
と電磁弁57、58の両者によってそれぞれ別個にシリ
ンダ22への水圧を調節して流路の切換えを行うもので
あるが、水道本管Pの水圧による自圧式が優先する。こ
のため、電磁弁57、58は必ずしも設ける必要はな
い。電磁弁57、58に代えて手動弁とすることもで
き、図1の実施形態も含めて、パイロット弁30、4
0、50を止めて、電磁弁57、58、手動弁のみによ
って、シリンダ22(ピストン23)を動作させてもよ
い。
【0034】図4に示す実施形態は、下側の弁体20b
の形状を代えたものであり、この弁体20bは第2弁座
19bの下面又は第3弁座19cの上面にそれぞれ接離
して、その弁開閉を行う。また、何らかの事情によっ
て、弁箱蓋10cに直接にシリンダ22を設け得ない場
合には、同図に示すように、適宜の長さの支柱60でも
って所要の高さにシリンダ22を設ける。図中、61は
弁棒14を連結するためのカップリングである。
【0035】図5に示す実施形態は、弁箱10の他方の
分割体10bを90度回転させて、第1、第2ポート1
1a、11bに対し、第3、第4ポート11c、41d
を直角方向にしたものである。このようにすることによ
り、各ポートのフランジの干渉を避け得るため、上下方
向の長さを圧縮できて、コンパクト化を図り得る。図
中、70は仕切壁16b、16c間に設けた第2、第3
弁座19b、19cをなすシートであり、筒状をしてそ
の周囲に透孔を有する。71は弁体20bに設けたガイ
ドであり、シート70内面を摺動する。このガイド71
を設けたことにより、下側の軸受15bが不要となっ
て、コンパクト化により貢献している。
【0036】図6に示す実施形態は、各弁座19a、1
9b、19cにそれぞれ弁体20a、20b、20cを
設けたものであり、実線状態が平常時、鎖線状態が非常
時を示す。このように、弁体を別々にすれば、弁体が両
弁座間を動く必要がなくなり、弁開閉時の弁棒14のス
トロークを短くでき、弁座間寸法が大きくなる大口径弁
に対しては有効なものとなる。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、弁棒
のその軸方向の移動によって流路切換えを行うようにし
たので、止水も完全にし得て、構造も簡単であり、コン
パクト化も図り得る。
【0038】また、非常用貯水槽設備に採用すれば、流
路の切換えをこの発明の弁のみで行うことができ、操作
性も良いうえに、その操作も、自圧式、手動式又は電気
信号式のいずれにも容易に対応し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の平常時の断面図
【図2】同実施形態の非常時の断面図
【図3】他の実施形態の断面図
【図4】他の実施形態の断面図
【図5】他の実施形態の断面図
【図6】他の実施形態の断面図
【図7】非常用貯水槽設備の説明図
【図8】従来例の断面図
【符号の説明】
P バイパス管 S 水道本管 T 貯水槽(タンク) 10 弁箱 11a、11b、11c、11d ポート(口) 14 弁棒 16a、16b、16c 仕切壁 17a 第1室 17b 第2室 17c 第3室 17d 第4室 18a、18b、18c 連通孔 19a 第1弁座 19b 第2弁座 19c 第3弁座 20a、20b、20c 弁体 22 シリンダ 23 ピストン 24 ばね 25 パイロット管 30 復帰用パイロット弁 40 遮断用パイロット弁 50 パイロット弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱10内に同一軸上をスライドする弁
    棒14を設け、この弁棒14を横切る仕切壁16a、1
    6b、16cをその弁棒14の軸方向の3個所に設け
    て、前記弁箱10内を前記軸方向に順々に第1、第2、
    第3、第4の4室17a、17b、17c、17dに分
    割し、その各室にそれぞれポート11a、11b、11
    c、11dを形成し、前記各仕切壁に前記弁棒14が貫
    通する連通孔18a、18b、18cを形成して、前記
    第1室17aと第2室17bの連通孔18a周縁に第1
    弁座19a、第2室17bと第3室17cの連通孔18
    b周縁に第2弁座19b、第3室17cと第4室17d
    の連通孔18c周縁に第3弁座19cをそれぞれ設け、
    前記弁棒14には前記各弁座に接離してその連通孔を開
    閉する弁体20a、20bをそれぞれ設けて、その各弁
    体は、第1及び第3弁座19a、19cに当接する際、
    第2弁座19bから離れ、第2弁座19bに当接する際
    には第1及び第3弁座19a、19cから離れるように
    なっていることを特徴とする4方口切換弁。
  2. 【請求項2】 上記第2弁座19bと第3弁座19cに
    接離する弁体20bを兼用して、その弁体20bを両弁
    座19b、19cに択一的に接離するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の4方口切換弁。
  3. 【請求項3】 第2弁座19bに接離する弁体20bは
    第1弁座19aを通り抜ける大きさ、第3弁座19cに
    接離する弁体20bは第1、第2弁座19a、19bを
    通り抜ける大きさにそれぞれ設定したことを特徴とする
    請求項1又は2記載の4方口切換弁。
  4. 【請求項4】 水道本管Sに非常用貯水槽Tを介設した
    バイパス管Pを設け、その水道本管Sとバイパス管Pの
    連通を開閉して、水道本管Sの流れをバイパス管Pを通
    した状態と通さない状態にする流路切換用として用いる
    請求項1乃至3のいずれか一つ記載の4方口切換弁であ
    って、 上記第1室17aと第4室17dに上記バイパス管Pを
    接続し、上記第2室17bと第3室17cに上記水道本
    管Sを接続し、 上記弁箱10に上記弁棒14が挿入されたシリンダ22
    を設け、このシリンダ22内に、弁棒14に連動したピ
    ストン23を設けるとともにそのピストン23を第2の
    弁座19bから弁体20bが離れ、第1、第3の弁座1
    9a、19cに弁体20a、20bが当接する方向に付
    勢するばね24を設け、前記ピストン23には上記水道
    本管S内の水圧を前記ばね24の付勢力に抗するように
    印加し、 上記水圧が高い平常時は、その水圧により、第1、第3
    弁座19a、19cからそれぞれ弁体20a、20bが
    離れるとともに、第2弁座19bに弁体20bが当接
    し、上記水圧が低い非常時には、上記ばね24により、
    第1、第3弁座19a、19cにそれぞれ弁体20a、
    20bが当接するとともに、第2弁座19bから弁体2
    0bが離れるようにしたことを特徴とする非常貯水槽用
    4方口切換弁。
  5. 【請求項5】 上記平常時は、水道本管Sの水圧を上記
    シリンダ22内に印加し、非常時には、水道本管Sから
    のシリンダ22内への水圧の印加を遮断するパイロット
    弁40をシリンダ22に付設したことを特徴とする請求
    項4記載の非常貯水槽用4方口切換弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006274767A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Kaiho Giken:Kk 貯水装置
JP6244572B1 (ja) * 2016-11-14 2017-12-13 株式会社小笠原工業所 災害時水道用貯水槽

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