JPH09317655A - 流体フィルタ - Google Patents
流体フィルタInfo
- Publication number
- JPH09317655A JPH09317655A JP8132307A JP13230796A JPH09317655A JP H09317655 A JPH09317655 A JP H09317655A JP 8132307 A JP8132307 A JP 8132307A JP 13230796 A JP13230796 A JP 13230796A JP H09317655 A JPH09317655 A JP H09317655A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- spiral passage
- fluid filter
- outlet
- inlet
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- Pending
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体フィルタにおいて、流体から分離した異
物により目詰りが起こらないようにする。 【解決手段】 円胴型の浄化室体11に、その中心部か
ら始まり外側の行止り部15eで終る渦巻き状通路15
を形成し、該通路15の中心部に流体の入口12を設
け、行止り部15eの手前に流体の出口16を設ける。
渦巻き状通路15を流体が流れるとき、それに含まれる
異物を遠心分離し、これを行止り部15eに押し込め
る。
物により目詰りが起こらないようにする。 【解決手段】 円胴型の浄化室体11に、その中心部か
ら始まり外側の行止り部15eで終る渦巻き状通路15
を形成し、該通路15の中心部に流体の入口12を設
け、行止り部15eの手前に流体の出口16を設ける。
渦巻き状通路15を流体が流れるとき、それに含まれる
異物を遠心分離し、これを行止り部15eに押し込め
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路を流れる流体
から切粉、摩耗粉等の異物を除去する流体フィルタに関
する。
から切粉、摩耗粉等の異物を除去する流体フィルタに関
する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、従来の流体フィルタ
は、流路03の途中に介装されるハウジング010内に
濾網、濾紙等の濾過材50を収納し、この濾過材50に
流体を通すことにより異物を取除く構造になっている。
は、流路03の途中に介装されるハウジング010内に
濾網、濾紙等の濾過材50を収納し、この濾過材50に
流体を通すことにより異物を取除く構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の流体フィル
タでは、使用が進むにつれて濾過材が流体から分離した
異物により目詰りを起こし、流体の流れが阻害されるこ
とがあり、このため比較的短い周期で濾過材又は流体フ
ィルタ全体を交換する必要がある。
タでは、使用が進むにつれて濾過材が流体から分離した
異物により目詰りを起こし、流体の流れが阻害されるこ
とがあり、このため比較的短い周期で濾過材又は流体フ
ィルタ全体を交換する必要がある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、長期間の使用によるも、流体から分離した異物に
よる目詰りを起こすことがない流体フィルタを提供する
ことを目的とする。
ので、長期間の使用によるも、流体から分離した異物に
よる目詰りを起こすことがない流体フィルタを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、円胴状の浄化室体内に、その中心部から
始まり外側の行止り部で終る渦巻き状通路を形成し、こ
の渦巻き状通路には、その中心部に流路の上流側に連な
る入口を、また前記行止り部の手前に流路の下流側に連
なる出口を設けたことを第1の特徴とする。
に、本発明は、円胴状の浄化室体内に、その中心部から
始まり外側の行止り部で終る渦巻き状通路を形成し、こ
の渦巻き状通路には、その中心部に流路の上流側に連な
る入口を、また前記行止り部の手前に流路の下流側に連
なる出口を設けたことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、上記特徴に加えて、渦巻き
状通路の行止り部と出口との間に永久磁石を設置したこ
とを第2の特徴とする。
状通路の行止り部と出口との間に永久磁石を設置したこ
とを第2の特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】先ず本発明の第1実施例を図1ないし図3
により説明する。図1において、油タンク1から作動油
を汲み上げて吐出する油圧ポンプ2の吐出ポートに流路
3を介して制御弁4の入力ポート4iが接続され、この
制御弁4の出力ポート4oに流路5を介して油圧アクチ
ュエータ6が接続される。制御弁4の排出ポート4dは
油タンク1に開放される。
により説明する。図1において、油タンク1から作動油
を汲み上げて吐出する油圧ポンプ2の吐出ポートに流路
3を介して制御弁4の入力ポート4iが接続され、この
制御弁4の出力ポート4oに流路5を介して油圧アクチ
ュエータ6が接続される。制御弁4の排出ポート4dは
油タンク1に開放される。
【0009】制御弁4は、図示しない電子制御ユニット
からの指令に応動して励磁するソレノイド7及びそれに
よって駆動されるスプール弁体8を備え、このスプール
弁体8の位置により出力ポート4oは入力ポート4i又
は排出ポート4dとの連通状態に切換えられる。
からの指令に応動して励磁するソレノイド7及びそれに
よって駆動されるスプール弁体8を備え、このスプール
弁体8の位置により出力ポート4oは入力ポート4i又
は排出ポート4dとの連通状態に切換えられる。
【0010】前記流路3に本発明の流体フィルタFが介
装される。この流体フィルタFは、ハウジング10と、
その内部に収納される浄化室体11とからなっている。
ハウジング10は、浄化室体11を収納すべく一端を開
放した円筒状のハウジング本体10aと、その開放端に
かしめ結合される円板状の蓋体10bとから構成され、
その蓋体10bの中心部には前記流路3の上流側3aを
接続する入口管12が、またハウジング本体10aの端
壁には前記流路3の下流側3bを接続する出口管13が
それぞれ外向きに突設される。またハウジング本体10
aの一側面には、図示しない支持体に固着されるブラケ
ット14が溶接されている。
装される。この流体フィルタFは、ハウジング10と、
その内部に収納される浄化室体11とからなっている。
ハウジング10は、浄化室体11を収納すべく一端を開
放した円筒状のハウジング本体10aと、その開放端に
かしめ結合される円板状の蓋体10bとから構成され、
その蓋体10bの中心部には前記流路3の上流側3aを
接続する入口管12が、またハウジング本体10aの端
壁には前記流路3の下流側3bを接続する出口管13が
それぞれ外向きに突設される。またハウジング本体10
aの一側面には、図示しない支持体に固着されるブラケ
ット14が溶接されている。
【0011】浄化室体11は、円胴11aと、この円胴
11aの一端に一体に形成された端壁11bと、この端
壁11bから円胴11aの他端まで延びると共に、円胴
11aの中心部から渦巻き状に延びて円胴11aの内周
面に達する隔壁11cとからなっており、その隔壁11
cが円胴11a内に、その中心部から始まり外側の行止
り部15eで終る渦巻き状通路15を画成する。
11aの一端に一体に形成された端壁11bと、この端
壁11bから円胴11aの他端まで延びると共に、円胴
11aの中心部から渦巻き状に延びて円胴11aの内周
面に達する隔壁11cとからなっており、その隔壁11
cが円胴11a内に、その中心部から始まり外側の行止
り部15eで終る渦巻き状通路15を画成する。
【0012】この浄化室体11は、その開放端が前記蓋
体10bで閉じられるように配置され、これにより渦巻
き状通路15の中心部に入口管12が連通する。したが
ってこの場合、入口管12が渦巻き状通路15の入口と
なる。
体10bで閉じられるように配置され、これにより渦巻
き状通路15の中心部に入口管12が連通する。したが
ってこの場合、入口管12が渦巻き状通路15の入口と
なる。
【0013】浄化室体11の端壁11bには、渦巻き状
通路15の行止り部15eから一定距離手前の位置で該
通路15を前記出口管13に連通する出口孔16(出
口)が設けられる。また該通路15には、出口孔16と
行止り部15eとの間に永久磁石17が設定される。
通路15の行止り部15eから一定距離手前の位置で該
通路15を前記出口管13に連通する出口孔16(出
口)が設けられる。また該通路15には、出口孔16と
行止り部15eとの間に永久磁石17が設定される。
【0014】この実施例の作用について説明する。
【0015】制御弁4において、スプール弁体8が入力
ポート4i及び出力ポート4o間を連通させると、油圧
ポンプ2から吐出された作動油が流路3及び流体フィル
タFを通り、制御弁4から油圧アクチュエータ6へ供給
され、それを作動する。
ポート4i及び出力ポート4o間を連通させると、油圧
ポンプ2から吐出された作動油が流路3及び流体フィル
タFを通り、制御弁4から油圧アクチュエータ6へ供給
され、それを作動する。
【0016】而して、作動油は流体フィルタFを通過す
る間に次のように浄化される。即ち、入口管12に流入
した作動油は渦巻き状通路15を、その中心部から外側
の行止り部15eに向って旋回しながら流れる。このと
き、その作動油中にそれより比重が大きい切粉、摩耗粉
等の異物が含まれていると、その異物は遠心分離され、
且つ大なる運動エネルギが与えられるため、出口孔16
側へ進路を曲げることなく行止り部15eに向って勢い
よく進行し、永久磁石17に吸着されるか、或は行止り
部15eに押込まれて保持される。一方、異物を取り除
かれた作動油は比重が小さく、与えられる運動エネルギ
も小さいため、流路抵抗の少ない出口孔16へ進路を曲
げて出口管13へと流出していく。
る間に次のように浄化される。即ち、入口管12に流入
した作動油は渦巻き状通路15を、その中心部から外側
の行止り部15eに向って旋回しながら流れる。このと
き、その作動油中にそれより比重が大きい切粉、摩耗粉
等の異物が含まれていると、その異物は遠心分離され、
且つ大なる運動エネルギが与えられるため、出口孔16
側へ進路を曲げることなく行止り部15eに向って勢い
よく進行し、永久磁石17に吸着されるか、或は行止り
部15eに押込まれて保持される。一方、異物を取り除
かれた作動油は比重が小さく、与えられる運動エネルギ
も小さいため、流路抵抗の少ない出口孔16へ進路を曲
げて出口管13へと流出していく。
【0017】このように、流体フィルタFでは、作動油
中の比重の大なる異物を、その遠心力と運動エネルギを
利用して作動油から取除き、これを行止り部15eに保
持させるので、渦巻き状通路15が異物により目詰り状
態となることはなく、長期間の使用に耐えることができ
る。
中の比重の大なる異物を、その遠心力と運動エネルギを
利用して作動油から取除き、これを行止り部15eに保
持させるので、渦巻き状通路15が異物により目詰り状
態となることはなく、長期間の使用に耐えることができ
る。
【0018】図4は本発明の第2実施例を示す。流体フ
ィルタFのハウジング10は、ボルト19により分離可
能に結合される第1及び第2ハウジング半体10c,1
0dで構成され、第1ハウジング半体10cには流路3
の上流側3aを接続する入口接続孔20が、また第2ハ
ウジング半体10dには流路3の下流側3bを接続する
出口接続孔21がそれぞれ設けられる。浄化室体11
は、第1ハウジング半体10cに形成された収容凹部2
2に蓋板23と共に嵌装される。蓋板23は浄化室体1
1の開放端に重ねられ、その中心部には、入口接続孔2
0を浄化室体11の渦巻き状通路15の中心部に連通さ
せる入口孔24(入口)が穿設される。また浄化室体1
1の端壁11bに穿設された出口孔16は出口接続孔2
1に開口する。
ィルタFのハウジング10は、ボルト19により分離可
能に結合される第1及び第2ハウジング半体10c,1
0dで構成され、第1ハウジング半体10cには流路3
の上流側3aを接続する入口接続孔20が、また第2ハ
ウジング半体10dには流路3の下流側3bを接続する
出口接続孔21がそれぞれ設けられる。浄化室体11
は、第1ハウジング半体10cに形成された収容凹部2
2に蓋板23と共に嵌装される。蓋板23は浄化室体1
1の開放端に重ねられ、その中心部には、入口接続孔2
0を浄化室体11の渦巻き状通路15の中心部に連通さ
せる入口孔24(入口)が穿設される。また浄化室体1
1の端壁11bに穿設された出口孔16は出口接続孔2
1に開口する。
【0019】その他の構成は前実施例と同様であり、図
中、前実施例と対応する部分には、それと同一の符号を
付す。
中、前実施例と対応する部分には、それと同一の符号を
付す。
【0020】この実施例によれば、ハウジング10が分
解可能であるから、浄化室体11をハウジング10から
適時取出して、その内部の清掃を行うことができる。
解可能であるから、浄化室体11をハウジング10から
適時取出して、その内部の清掃を行うことができる。
【0021】図5は本発明の第3実施例を示すもので、
支持体29にボルト28で固着される制御弁4の弁筐2
7に、支持体29で覆われる収容凹部30が設けられ、
これに流体フィルタFの浄化室体11が嵌装される。そ
して、制御弁4の出力ポート4o′を流体フィルタFの
入口として渦巻き状通路15の中心部に開口させ、出口
孔16には、支持体29に形成されて油圧アクチュエー
タ6に連なる流路5を連通させる。その他の構成は前記
第1実施例と同様であり、図中、第1実施例と対応する
部分には、それと同一の符号を付す。
支持体29にボルト28で固着される制御弁4の弁筐2
7に、支持体29で覆われる収容凹部30が設けられ、
これに流体フィルタFの浄化室体11が嵌装される。そ
して、制御弁4の出力ポート4o′を流体フィルタFの
入口として渦巻き状通路15の中心部に開口させ、出口
孔16には、支持体29に形成されて油圧アクチュエー
タ6に連なる流路5を連通させる。その他の構成は前記
第1実施例と同様であり、図中、第1実施例と対応する
部分には、それと同一の符号を付す。
【0022】この実施例によれば、制御弁4の弁筐27
と支持体29が、浄化室体11を収容、支持するハウジ
ングを兼ねるので、構造の簡素化を図ることができる。
と支持体29が、浄化室体11を収容、支持するハウジ
ングを兼ねるので、構造の簡素化を図ることができる。
【0023】図6は本発明の第4実施例を示す。制御弁
4は、ケーシング32の一端壁を構成する固定コア33
に弁孔34を形成し、この弁孔34内を摺動するスプー
ル弁体35の弁杆部35aを可動コア36に固定してな
るものである。スプール弁体35の弁杆部35aは可動
コア36の中心部を貫通しており、前記弁孔34と反対
側でこの弁杆部35aはダイヤフラムスプリング37を
介してケーシング32に軸方向移動可能に支持される。
4は、ケーシング32の一端壁を構成する固定コア33
に弁孔34を形成し、この弁孔34内を摺動するスプー
ル弁体35の弁杆部35aを可動コア36に固定してな
るものである。スプール弁体35の弁杆部35aは可動
コア36の中心部を貫通しており、前記弁孔34と反対
側でこの弁杆部35aはダイヤフラムスプリング37を
介してケーシング32に軸方向移動可能に支持される。
【0024】固定コア33は、その外端面中心部から突
出する延長部33aを有し、この延長部33aに、前記
弁孔34に連なり且つそれより大径の第1収容凹部38
と、該凹部38に連なり且つそれより大径の第2収容凹
部39とが設けられる。そして第1収容凹部38に圧入
された孔あきのリテーナ40とスプール弁体35との間
に該弁体35及び可動コア36をダイヤフラムスプリン
グ37側へ付勢する戻しばね41が縮設される。而し
て、ケーシング32内のソレノイド42を励磁すれば、
固定コア33及び可動コア36間に生じる吸着力により
可動コア36は戻しばね41の力に抗してスプール弁体
35を図示の状態に作動させることができる。
出する延長部33aを有し、この延長部33aに、前記
弁孔34に連なり且つそれより大径の第1収容凹部38
と、該凹部38に連なり且つそれより大径の第2収容凹
部39とが設けられる。そして第1収容凹部38に圧入
された孔あきのリテーナ40とスプール弁体35との間
に該弁体35及び可動コア36をダイヤフラムスプリン
グ37側へ付勢する戻しばね41が縮設される。而し
て、ケーシング32内のソレノイド42を励磁すれば、
固定コア33及び可動コア36間に生じる吸着力により
可動コア36は戻しばね41の力に抗してスプール弁体
35を図示の状態に作動させることができる。
【0025】入力ポート4iは固定コア33に、出力ポ
ート4oはスプール弁体35にそれぞれ設けられる。ま
た排出ポート4dは、ケーシング32に固着されてダイ
ヤフラムスプリング37を覆うカバー43に設けられ
る。
ート4oはスプール弁体35にそれぞれ設けられる。ま
た排出ポート4dは、ケーシング32に固着されてダイ
ヤフラムスプリング37を覆うカバー43に設けられ
る。
【0026】前記延長部33aの第2収容凹部39には
流体フィルタFの浄化室体11及び蓋板23が、蓋板2
3の入口孔24を第1収容凹部38に向けて嵌装され
る。そして制御弁4がブラケット44を介して支持体4
5に取付けられるとき、延長部33aは支持体45の有
底孔46に嵌合され、これにより浄化室体11は第2有
底孔46の底面で支承される。支持体45には油圧ポン
プ2に連なる流路3と、油圧アクチュエータ6に連なる
流路5とが設けられる。
流体フィルタFの浄化室体11及び蓋板23が、蓋板2
3の入口孔24を第1収容凹部38に向けて嵌装され
る。そして制御弁4がブラケット44を介して支持体4
5に取付けられるとき、延長部33aは支持体45の有
底孔46に嵌合され、これにより浄化室体11は第2有
底孔46の底面で支承される。支持体45には油圧ポン
プ2に連なる流路3と、油圧アクチュエータ6に連なる
流路5とが設けられる。
【0027】その他の構成は第1実施例と同様であるの
で、図中、第1実施例と対応する部分には、それと同一
の符号を付す。
で、図中、第1実施例と対応する部分には、それと同一
の符号を付す。
【0028】この実施例によれば、制御弁4の固定コア
33が流体フィルタFのハウジングを兼ねることにな
り、構造の簡素化を図ることができる。
33が流体フィルタFのハウジングを兼ねることにな
り、構造の簡素化を図ることができる。
【0029】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更が可
能である。例えば、浄化室体11の同一端壁11b又は
同一蓋板23に入口孔24及び出口孔16を設けること
もできる。
なく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更が可
能である。例えば、浄化室体11の同一端壁11b又は
同一蓋板23に入口孔24及び出口孔16を設けること
もできる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、円胴状の
浄化室体内に、その中心部から始まり外側の行止り部で
終る渦巻き状通路を形成し、この渦巻き状通路には、そ
の中心部に流路の上流側に連なる入口を、また前記行止
り部の手前に流路の下流側に連なる出口を設けたので、
流体が渦巻き状通路を通過する間に、流体から遠心分離
された異物が、それ自体の大なる運動エネルギにより出
口側へ進路を曲げることなく渦巻き状通路の行止り部へ
押込まれ、保持される。したがって渦巻き状通路の異物
による目詰りを防止でき、耐久性の向上を図ることがで
きる。
浄化室体内に、その中心部から始まり外側の行止り部で
終る渦巻き状通路を形成し、この渦巻き状通路には、そ
の中心部に流路の上流側に連なる入口を、また前記行止
り部の手前に流路の下流側に連なる出口を設けたので、
流体が渦巻き状通路を通過する間に、流体から遠心分離
された異物が、それ自体の大なる運動エネルギにより出
口側へ進路を曲げることなく渦巻き状通路の行止り部へ
押込まれ、保持される。したがって渦巻き状通路の異物
による目詰りを防止でき、耐久性の向上を図ることがで
きる。
【0031】また本発明の第2の特徴によれば、渦巻き
状通路の行止り部と出口との間に永久磁石を設置したの
で、流体から分離した鉄粉を永久磁石に吸着させ、出口
側への逆流を確実に阻止することができる。
状通路の行止り部と出口との間に永久磁石を設置したの
で、流体から分離した鉄粉を永久磁石に吸着させ、出口
側への逆流を確実に阻止することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る流体フィルタを備え
た、要部を縦断した油圧作動装置の全体図
た、要部を縦断した油圧作動装置の全体図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明の第2実施例に係る流体フィルタの縦断
面図
面図
【図5】本発明の第3実施例を示す、要部を縦断した油
圧作動装置の縦断側面図
圧作動装置の縦断側面図
【図6】本発明の第4実施例を示す制御弁の縦断面図
【図7】従来の流体フィルタの縦断面図
F 流体フィルタ 4o′ 出力ポート(入口) 11 浄化室体 12 入口管(入口) 15 渦巻き状通路 15e 行止り部 16 出口孔(出口) 17 永久磁石 24 入口孔(入口)
Claims (2)
- 【請求項1】 円胴状の浄化室体(11)内に、その中
心部から始まり外側の行止り部(15e)で終る渦巻き
状通路(15)を形成し、この渦巻き状通路(15)に
は、その中心部に流路の上流側に連なる入口(12,2
4,4o′)を、また前記行止り部(15e)の手前に
流路の下流側に連なる出口(16)を設けたことを特徴
とする、流体フィルタ。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 渦巻き状通路(15)の行止り部(15e)と出口(1
6)との間に永久磁石(17)を設置したことを特徴と
する、流体フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8132307A JPH09317655A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 流体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8132307A JPH09317655A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 流体フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317655A true JPH09317655A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15078254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8132307A Pending JPH09317655A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 流体フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09317655A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009226493A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Teral Inc | 浮遊夾雑物回収装置 |
CN114165435A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-03-11 | 刘沐玮 | 一种轴向柱塞式液压泵 |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP8132307A patent/JPH09317655A/ja active Pending
Cited By (2)
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