JPH09329089A - 流体フィルタ - Google Patents
流体フィルタInfo
- Publication number
- JPH09329089A JPH09329089A JP8147697A JP14769796A JPH09329089A JP H09329089 A JPH09329089 A JP H09329089A JP 8147697 A JP8147697 A JP 8147697A JP 14769796 A JP14769796 A JP 14769796A JP H09329089 A JPH09329089 A JP H09329089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- purification chamber
- fluid
- fluid filter
- flow path
- bottom wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Cyclones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体フィルタにおいて、流体から分離した異
物による目詰りを防止する。 【解決手段】 浄化室体11に、その底壁18に向って
拡径する円錐状の浄化室17と、該室17の内周面にそ
の接線方向を指向して開口する噴入孔19と、該室17
の頂部に開口する噴出孔20とを設け、流体を噴入孔1
9から浄化室17に噴入することにより流体に旋回流を
生じさせ、遠心分離した異物は底壁へ向わせ、異物を分
離された流体は流出孔20へ向わせる。
物による目詰りを防止する。 【解決手段】 浄化室体11に、その底壁18に向って
拡径する円錐状の浄化室17と、該室17の内周面にそ
の接線方向を指向して開口する噴入孔19と、該室17
の頂部に開口する噴出孔20とを設け、流体を噴入孔1
9から浄化室17に噴入することにより流体に旋回流を
生じさせ、遠心分離した異物は底壁へ向わせ、異物を分
離された流体は流出孔20へ向わせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路を流れる流体
から切粉、摩耗粉等の異物を除去する流体フィルタに関
する。
から切粉、摩耗粉等の異物を除去する流体フィルタに関
する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、従来の流体フィルタ
は、流路03の途中に介装されるハウジング010内に
濾網、濾紙等の濾過材50を収納し、この濾過材50に
流体を通すことにより異物を取除く構造になっている。
は、流路03の途中に介装されるハウジング010内に
濾網、濾紙等の濾過材50を収納し、この濾過材50に
流体を通すことにより異物を取除く構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の流体フィル
タでは、使用が進むにつれて濾過材が流体から分離した
異物により目詰りを起こし、流体の流れが阻害されるこ
とがあり、このため比較的短い周期で濾過材又は流体フ
ィルタ全体を交換する必要がある。
タでは、使用が進むにつれて濾過材が流体から分離した
異物により目詰りを起こし、流体の流れが阻害されるこ
とがあり、このため比較的短い周期で濾過材又は流体フ
ィルタ全体を交換する必要がある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、長期間の使用によるも、流体から分離した異物に
よる目詰りを起こすことがない流体フィルタを提供する
ことを目的とする。
ので、長期間の使用によるも、流体から分離した異物に
よる目詰りを起こすことがない流体フィルタを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体フィルタは、浄化室体に、その底壁に
向って拡径する円錐状の浄化室と、この浄化室の内周面
にその接線方向を指向して開口する噴入孔と、浄化室の
頂部に開口する流出孔とを設け、上記噴入孔を流路の上
流側に、また上記流出孔を流路の下流側にそれぞれ接続
するようにしたことを第1の特徴とする。
に、本発明の流体フィルタは、浄化室体に、その底壁に
向って拡径する円錐状の浄化室と、この浄化室の内周面
にその接線方向を指向して開口する噴入孔と、浄化室の
頂部に開口する流出孔とを設け、上記噴入孔を流路の上
流側に、また上記流出孔を流路の下流側にそれぞれ接続
するようにしたことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明の流体フィルタは、上記特徴に
加えて、浄化室の底壁を磁石としたことを第2の特徴と
する。
加えて、浄化室の底壁を磁石としたことを第2の特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】先ず本発明の第1実施例を図1及び図2に
より説明する。図1において、油タンク1から作動油を
汲み上げて吐出する油圧ポンプ2の吐出ポートに流路3
を介して制御弁4の入力ポート4iが接続され、この制
御弁4の出力ポート4oに流路5を介して油圧アクチュ
エータ6が接続される。制御弁4の排出ポート4dは油
タンク1に開放される。
より説明する。図1において、油タンク1から作動油を
汲み上げて吐出する油圧ポンプ2の吐出ポートに流路3
を介して制御弁4の入力ポート4iが接続され、この制
御弁4の出力ポート4oに流路5を介して油圧アクチュ
エータ6が接続される。制御弁4の排出ポート4dは油
タンク1に開放される。
【0009】制御弁4は、図示しない電子制御ユニット
からの指令に応動して励磁するソレノイド7及びそれに
よって駆動されるスプール弁体8を備え、このスプール
弁体8により出力ポート4oは入力ポート4i又は排出
ポート4dとの連通状態に切換えられる。
からの指令に応動して励磁するソレノイド7及びそれに
よって駆動されるスプール弁体8を備え、このスプール
弁体8により出力ポート4oは入力ポート4i又は排出
ポート4dとの連通状態に切換えられる。
【0010】前記流路3に本発明の流体フィルタFが介
装される。この流体フィルタFは、ハウジング10と、
その内部に収納される浄化室体11とからなっている。
ハウジング10は、浄化室体11を収納すべく上端面を
開放した段付円筒状のハウジング本体10aと、その開
放面を閉じる円板状の蓋体10bとから構成される。ハ
ウジング本体10aに収容される浄化室体11は、ハウ
ジング本体10aの環状段部15に係合するフランジ1
1aを上端に有し、このフランジ11aと共に蓋体10
bはハウジング本体10aにかしめ結合される。このフ
ランジ11aの下方において浄化室体11及びハウジン
グ本体10a間には、それらの対向面によりカップ状の
油室16が画成され、この油室16の中心部に連なる入
口管12がハウジング本体10aの下端面に突設され、
これに前記流路3の上流側3aが接続される。また蓋体
10bには、その中心部から上方に向けて出口管13が
突設され、これに前記流路3の下流側3bが接続され
る。
装される。この流体フィルタFは、ハウジング10と、
その内部に収納される浄化室体11とからなっている。
ハウジング10は、浄化室体11を収納すべく上端面を
開放した段付円筒状のハウジング本体10aと、その開
放面を閉じる円板状の蓋体10bとから構成される。ハ
ウジング本体10aに収容される浄化室体11は、ハウ
ジング本体10aの環状段部15に係合するフランジ1
1aを上端に有し、このフランジ11aと共に蓋体10
bはハウジング本体10aにかしめ結合される。このフ
ランジ11aの下方において浄化室体11及びハウジン
グ本体10a間には、それらの対向面によりカップ状の
油室16が画成され、この油室16の中心部に連なる入
口管12がハウジング本体10aの下端面に突設され、
これに前記流路3の上流側3aが接続される。また蓋体
10bには、その中心部から上方に向けて出口管13が
突設され、これに前記流路3の下流側3bが接続され
る。
【0011】尚、ハウジング本体10aの一側面には、
図示しない支持体に固着されるブラケット14が溶接さ
れている。
図示しない支持体に固着されるブラケット14が溶接さ
れている。
【0012】図1及び図2において、浄化室体11に
は、下方に向って拡径する円錐状の浄化室17が形成さ
れ、この浄化室17の下面を閉じる底壁18が浄化室体
11に固着される。この底壁18は永久磁石で構成され
ている。
は、下方に向って拡径する円錐状の浄化室17が形成さ
れ、この浄化室17の下面を閉じる底壁18が浄化室体
11に固着される。この底壁18は永久磁石で構成され
ている。
【0013】また浄化室体11には、前記カップ状油室
16を浄化室17に連通する複数本の(図示例では2
本)噴入孔19が浄化室17の周方向等間隔置きに穿設
される。その際、各噴入孔19は、浄化室17の内周面
の上下方向中間部に、その接線方向を指向して開口する
ように配置される。
16を浄化室17に連通する複数本の(図示例では2
本)噴入孔19が浄化室17の周方向等間隔置きに穿設
される。その際、各噴入孔19は、浄化室17の内周面
の上下方向中間部に、その接線方向を指向して開口する
ように配置される。
【0014】さらに浄化室体11には、浄化室17の頂
部に前記出口管13に連通する流出孔20が穿設され
る。この流出孔20よりも前記噴入孔19は充分に小径
となっている。
部に前記出口管13に連通する流出孔20が穿設され
る。この流出孔20よりも前記噴入孔19は充分に小径
となっている。
【0015】この実施例の作用について説明する。
【0016】制御弁4において、スプール弁体8が入力
ポート4i及び出力ポート4o間を連通させると、油圧
ポンプ2から吐出された作動油が流路3及び流体フィル
タFを通り、制御弁4から油圧アクチュエータ6へ供給
され、それを作動する。
ポート4i及び出力ポート4o間を連通させると、油圧
ポンプ2から吐出された作動油が流路3及び流体フィル
タFを通り、制御弁4から油圧アクチュエータ6へ供給
され、それを作動する。
【0017】而して、作動油は流体フィルタFを通過す
る間に次のように浄化される。即ち、入口管12に流入
した作動油はカップ状油室16に広がり、そこから噴入
孔19に誘導されて浄化室11にその内周面の接線方向
へ勢いよく噴入し、該室11を旋回する。この浄化室1
1での作動油の旋回流は、複数の噴入孔19からの作動
油の噴入により互いに強められ、作動油中の比重が比較
的大きい切粉、摩耗粉等の異物Cは遠心分離され、半径
方向外方へ向う大なる運動エネルギが付与される。この
ため異物Cは必然的に浄化室17の円錐状内周面に沿っ
て下方へ移動して磁石の底壁18上に溜まり、鉄粉は吸
着される。一方、異物Cを取除かれた作動油は比重が小
さく、与えられる運動エネルギも小さいから、旋回しつ
つ流路抵抗の少ない流出孔20へ進路を曲げ、出口管1
3へと流出していく。
る間に次のように浄化される。即ち、入口管12に流入
した作動油はカップ状油室16に広がり、そこから噴入
孔19に誘導されて浄化室11にその内周面の接線方向
へ勢いよく噴入し、該室11を旋回する。この浄化室1
1での作動油の旋回流は、複数の噴入孔19からの作動
油の噴入により互いに強められ、作動油中の比重が比較
的大きい切粉、摩耗粉等の異物Cは遠心分離され、半径
方向外方へ向う大なる運動エネルギが付与される。この
ため異物Cは必然的に浄化室17の円錐状内周面に沿っ
て下方へ移動して磁石の底壁18上に溜まり、鉄粉は吸
着される。一方、異物Cを取除かれた作動油は比重が小
さく、与えられる運動エネルギも小さいから、旋回しつ
つ流路抵抗の少ない流出孔20へ進路を曲げ、出口管1
3へと流出していく。
【0018】このように、流体フィルタFでは、作動油
を円錐状浄化室17で旋回させるだけで比重の大なる異
物を遠心分離し、底壁18側へ移行させることができる
ので、底壁18よりも上方に位置する噴入孔19及び流
出孔20は分離した異物により目詰りを生じさせること
もなく、長期間の使用に耐えることができる。しかも部
品点数が少ない上、浄化室17の形状が単純であるか
ら、構造が極めて簡単である。
を円錐状浄化室17で旋回させるだけで比重の大なる異
物を遠心分離し、底壁18側へ移行させることができる
ので、底壁18よりも上方に位置する噴入孔19及び流
出孔20は分離した異物により目詰りを生じさせること
もなく、長期間の使用に耐えることができる。しかも部
品点数が少ない上、浄化室17の形状が単純であるか
ら、構造が極めて簡単である。
【0019】図3は本発明の第2実施例を示す。流体フ
ィルタFのハウジング10を構成するハウジング本体1
0a及び蓋体10bはボルト25により分離可能に結合
される。ハウジング本体10には前実施例の入口管12
に代わる入口孔12′が、また蓋体10bには前実施例
の出口管13に代わる出口孔13′がそれぞれ設けられ
る。その他の構成は前実施例と同様であり、図中、前実
施例と対応する部分には、それと同一の符号を付す。
ィルタFのハウジング10を構成するハウジング本体1
0a及び蓋体10bはボルト25により分離可能に結合
される。ハウジング本体10には前実施例の入口管12
に代わる入口孔12′が、また蓋体10bには前実施例
の出口管13に代わる出口孔13′がそれぞれ設けられ
る。その他の構成は前実施例と同様であり、図中、前実
施例と対応する部分には、それと同一の符号を付す。
【0020】この第2実施例によれば、ハウジング10
が分解可能であるから、浄化室体11をハウジング10
から適時取出して、その内部を清掃することができる。
が分解可能であるから、浄化室体11をハウジング10
から適時取出して、その内部を清掃することができる。
【0021】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
支持体29にボルト28で固着される制御弁4の弁筐2
7に支持体29で覆われる収容凹部30が設けられる。
この収容凹部30は前記第1実施例のハウジング10の
内部と同じ段付円筒状に形成されており、該凹部30に
流体フィルタFの浄化室体11が嵌装されると共に、そ
れを取り囲むカップ状油室16が画成される。そして、
制御弁4の出力ポート4oは流体フィルタFの入口とし
てカップ状油室16に開口し、流出孔20は、支持体2
9に形成されて油圧アクチュエータ6に連なる流路5に
連通する。
支持体29にボルト28で固着される制御弁4の弁筐2
7に支持体29で覆われる収容凹部30が設けられる。
この収容凹部30は前記第1実施例のハウジング10の
内部と同じ段付円筒状に形成されており、該凹部30に
流体フィルタFの浄化室体11が嵌装されると共に、そ
れを取り囲むカップ状油室16が画成される。そして、
制御弁4の出力ポート4oは流体フィルタFの入口とし
てカップ状油室16に開口し、流出孔20は、支持体2
9に形成されて油圧アクチュエータ6に連なる流路5に
連通する。
【0022】この実施例によれば、制御弁4の弁筐27
と支持体29が、浄化室体11を収容、支持するハウジ
ングを兼ねるので、構造の簡素化を図ることができる。
と支持体29が、浄化室体11を収容、支持するハウジ
ングを兼ねるので、構造の簡素化を図ることができる。
【0023】図5は本発明の第4実施例を示す。制御弁
4は、ケーシング32の一端壁を構成する固定コア33
に弁孔34を形成し、この弁孔34内を摺動するスプー
ル弁体35の弁杆部35aを可動コア36に固定してな
るものである。スプール弁体35の弁杆部35aは可動
コア36の中心部を貫通しており、前記弁孔34と反対
側でこの弁杆部35aはダイヤフラムスプリング37を
介してケーシング32に軸方向移動可能に支持される。
4は、ケーシング32の一端壁を構成する固定コア33
に弁孔34を形成し、この弁孔34内を摺動するスプー
ル弁体35の弁杆部35aを可動コア36に固定してな
るものである。スプール弁体35の弁杆部35aは可動
コア36の中心部を貫通しており、前記弁孔34と反対
側でこの弁杆部35aはダイヤフラムスプリング37を
介してケーシング32に軸方向移動可能に支持される。
【0024】固定コア33は、その外端面中心部から突
出する延長部33aを有し、この延長部33aに、前記
弁孔34に連なり且つそれより大径の第1収容凹部38
と、該凹部38に連なり且つそれより大径の第2収容凹
部39とが設けられ、第2収容凹部39は前記第4実施
例の収容凹部30と同様に段付円筒状に形成される。そ
して第1収容凹部38に圧入された孔あきのリテーナ4
0とスプール弁体35との間に該弁体35及び可動コア
36をダイヤフラムスプリング37側へ付勢する戻しば
ね41が縮設される。而して、ケーシング32内のソレ
ノイド42を励磁すれば、固定コア33及び可動コア3
6間に生じる吸着力により可動コア36は戻しばね41
の力に抗してスプール弁体35を図示の状態に作動させ
ることができる。
出する延長部33aを有し、この延長部33aに、前記
弁孔34に連なり且つそれより大径の第1収容凹部38
と、該凹部38に連なり且つそれより大径の第2収容凹
部39とが設けられ、第2収容凹部39は前記第4実施
例の収容凹部30と同様に段付円筒状に形成される。そ
して第1収容凹部38に圧入された孔あきのリテーナ4
0とスプール弁体35との間に該弁体35及び可動コア
36をダイヤフラムスプリング37側へ付勢する戻しば
ね41が縮設される。而して、ケーシング32内のソレ
ノイド42を励磁すれば、固定コア33及び可動コア3
6間に生じる吸着力により可動コア36は戻しばね41
の力に抗してスプール弁体35を図示の状態に作動させ
ることができる。
【0025】入力ポート4iは固定コア33に、出力ポ
ート4oはスプール弁体35にそれぞれ設けられる。ま
た排出ポート4dは、ケーシング32に固着されてダイ
ヤフラムスプリング37を覆うカバー43に設けられ
る。
ート4oはスプール弁体35にそれぞれ設けられる。ま
た排出ポート4dは、ケーシング32に固着されてダイ
ヤフラムスプリング37を覆うカバー43に設けられ
る。
【0026】前記延長部33aの第2収容凹部39には
流体フィルタFの浄化室体11が嵌装されると共に、そ
れを取り囲むカップ状油室16が画成され、該室16は
第1収容凹部38を介して前記出口ポート4oと連通す
る。そして制御弁4がブラケット44を介して支持体4
5に取付けられるとき、延長部33aは支持体45の有
底孔46に嵌合され、これにより浄化室体11は第2有
底孔46の底面で支承される。支持体45には油圧ポン
プ2に連なる流路3と、流出孔20と連通して油圧アク
チュエータ6に連なる流路5とが設けられる。
流体フィルタFの浄化室体11が嵌装されると共に、そ
れを取り囲むカップ状油室16が画成され、該室16は
第1収容凹部38を介して前記出口ポート4oと連通す
る。そして制御弁4がブラケット44を介して支持体4
5に取付けられるとき、延長部33aは支持体45の有
底孔46に嵌合され、これにより浄化室体11は第2有
底孔46の底面で支承される。支持体45には油圧ポン
プ2に連なる流路3と、流出孔20と連通して油圧アク
チュエータ6に連なる流路5とが設けられる。
【0027】その他の構成は第1実施例と同様であるの
で、図中、第1実施例と対応する部分には、それと同一
の符号を付す。
で、図中、第1実施例と対応する部分には、それと同一
の符号を付す。
【0028】この実施例によれば、制御弁4の固定コア
33が流体フィルタFのハウジングを兼ねることにな
り、構造の簡素化を図ることができる。
33が流体フィルタFのハウジングを兼ねることにな
り、構造の簡素化を図ることができる。
【0029】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更が可
能である。例えば、図1の第1実施例において、制御弁
4を挟むように、その上流側及び下流側流路3,5に流
体フィルタFを設けることもできる。また浄化室17に
開口する噴油孔19は、これを1本とすることもでき
る。
なく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更が可
能である。例えば、図1の第1実施例において、制御弁
4を挟むように、その上流側及び下流側流路3,5に流
体フィルタFを設けることもできる。また浄化室17に
開口する噴油孔19は、これを1本とすることもでき
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の流体フィルタの第
1の特徴によれば、浄化室体に、その底壁に向って拡径
する円錐状の浄化室と、この浄化室の内周面にその接線
方向を指向して開口する噴入孔と、浄化室の頂部に開口
する流出孔とを設け、上記噴入孔を流路の上流側に、ま
た上記流出孔を流路の下流側にそれぞれ接続するように
したので、噴入孔から円錐状浄化室に流体を噴入させる
ことにより、その流体中の比重が大きい異物を遠心分離
し、それを浄化室の底部に溜めることができる。したが
って異物により流体フィルタの目詰りを防ぎ、その耐久
性の向上を図ることができる。しかも、部品点数が少な
く且つ浄化室の形状も単純であるから、流体フィルタの
構造を簡素化し、これを廉価に提供することができる。
1の特徴によれば、浄化室体に、その底壁に向って拡径
する円錐状の浄化室と、この浄化室の内周面にその接線
方向を指向して開口する噴入孔と、浄化室の頂部に開口
する流出孔とを設け、上記噴入孔を流路の上流側に、ま
た上記流出孔を流路の下流側にそれぞれ接続するように
したので、噴入孔から円錐状浄化室に流体を噴入させる
ことにより、その流体中の比重が大きい異物を遠心分離
し、それを浄化室の底部に溜めることができる。したが
って異物により流体フィルタの目詰りを防ぎ、その耐久
性の向上を図ることができる。しかも、部品点数が少な
く且つ浄化室の形状も単純であるから、流体フィルタの
構造を簡素化し、これを廉価に提供することができる。
【0031】また本発明の流体フィルタの第2の特徴に
よれば、浄化室の底壁を磁石としたので、浄化室の底壁
上に溜った異物中の鉄粉をその底壁に吸着させ、飛散を
防ぐことができる。
よれば、浄化室の底壁を磁石としたので、浄化室の底壁
上に溜った異物中の鉄粉をその底壁に吸着させ、飛散を
防ぐことができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る流体フィルタを備え
た、要部を縦断した油圧作動装置の全体図
た、要部を縦断した油圧作動装置の全体図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明の第2実施例に係る流体フィルタの縦断
面図
面図
【図4】本発明の第3実施例を示す、要部を縦断した油
圧作動装置の縦断側面図
圧作動装置の縦断側面図
【図5】本発明の第4実施例を示す制御弁の縦断面図
【図6】従来の流体フィルタの縦断面図
F 流体フィルタ 3 流路 5 流路 11 浄化室体 17 浄化室 18 底壁 19 噴入孔 20 流出孔
Claims (2)
- 【請求項1】 浄化室体(11)に、その底壁(18)
に向って拡径する円錐状の浄化室(17)と、この浄化
室(17)の内周面にその接線方向を指向して開口する
噴入孔(19)と、浄化室(17)の頂部に開口する流
出孔(20)とを設け、上記噴入孔(19)を流路
(3,5)の上流側に、また上記流出孔(20)を流路
(3,5)の下流側にそれぞれ接続するようにしたこと
を特徴とする、流体フィルタ。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 浄化室(17)の底壁(18)を磁石としたことを特徴
とする、流体フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8147697A JPH09329089A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 流体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8147697A JPH09329089A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 流体フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09329089A true JPH09329089A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15436224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8147697A Pending JPH09329089A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 流体フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09329089A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105298830A (zh) * | 2015-09-17 | 2016-02-03 | 沈阳拓荆科技有限公司 | 一种传片腔室抽气管路前端过滤碎片的结构 |
CN111826826A (zh) * | 2020-06-28 | 2020-10-27 | 六安市海洋羽绒制品有限公司 | 一种缝纫机封口用吹毛装置 |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP8147697A patent/JPH09329089A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105298830A (zh) * | 2015-09-17 | 2016-02-03 | 沈阳拓荆科技有限公司 | 一种传片腔室抽气管路前端过滤碎片的结构 |
CN111826826A (zh) * | 2020-06-28 | 2020-10-27 | 六安市海洋羽绒制品有限公司 | 一种缝纫机封口用吹毛装置 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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