JPH09317585A - 燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造 - Google Patents

燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造

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JPH09317585A
JPH09317585A JP13377196A JP13377196A JPH09317585A JP H09317585 A JPH09317585 A JP H09317585A JP 13377196 A JP13377196 A JP 13377196A JP 13377196 A JP13377196 A JP 13377196A JP H09317585 A JPH09317585 A JP H09317585A
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敏男 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロートバルブによるタンク本体の満杯規制
位置の調整を可能としてコストダウンを図る。 【解決手段】 タンク本体1の上壁2に固着したバルブ
キャップ5に対してフロートバルブ本体6を上下方向に
位置調節自在に装着することによって、フロートバルブ
本体6を下方へ位置調節することにより満杯規制位置が
低められ、フロートバルブ本体6を上方へ位置調節する
ことにより満杯規制位置が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に搭
載される燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付
構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】車両用燃料タンクにあ
っては、タンク本体の上壁に設けたベント孔を通して満
杯規制用フロートバルブを嵌挿固定して、該満杯規制用
フロートバルブにベントチューブを接続し、燃料補給時
にこの満杯規制用フロートバルブのフロートが燃料液面
の上昇と共に上昇して、該満杯規制用フロートバルブが
閉弁することによってタンク本体内の上部空間とベント
チューブとを遮断し、タンク本体の満杯規制を行えるよ
うにしている。
【0003】ところが、この満杯規制用フロートバルブ
は固定的で、タンク本体への固定位置で満杯規制位置が
決まってしまうため、例えば、同一規格のタンク本体を
仕様の異なる車両に兼用して満杯容量を変えるような場
合には、別規格の満杯規制用フロートバルブを用意する
必要があってコスト的に不利となってしまう。
【0004】そこで、本発明は1つの満杯規制用フロー
トバルブでも多段階に満杯規制位置を変えることができ
て、同一規格のタンク本体でも車両仕様に対応した満杯
規制を行わせることができることは勿論、他型式のタン
ク本体の満杯規制用に用いることができる燃料タンクの
満杯規制用フロートバルブの取付構造を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、タ
ンク本体上壁のベント孔にベントチューブに接続される
バルブキャップを装着固定し、該バルブキャップにタン
ク本体の内部上側に突出配置されるフロートバルブ本体
を嵌合接続した構造において、前記フロートバルブ本体
をバルブキャップに対して上下方向に位置調節自在に装
着して満杯規制位置を可変としたことを特徴としてい
る。
【0006】請求項2にあっては、請求項1に記載のフ
ロートバルブ本体の上端部の胴部外周とバルブキャップ
の周壁内面とにそれぞれねじ部を形成して、フロートバ
ルブ本体をバルブキャップに螺装することによって該フ
ロートバルブ本体を上下方向に位置調節自在としたこと
を特徴としている。
【0007】請求項3にあっては、請求項1に記載のフ
ロートバルブ本体の上端部の胴部外周に、径方向に対称
的に配置した各一対の係止縁を上下方向に適宜の間隔を
おいて互い違いに多段状に形成する一方、バルブキャッ
プの周壁内面に前記各一対の係止縁に係合可能で、か
つ、各一対の係止縁間の部分をくぐり抜け可能な一対の
ストッパ縁を径方向に対称的に形成して、フロートバル
ブ本体を上下方向に位置調節自在としたことを特徴とし
ている。
【0008】請求項4にあっては、請求項3記載の一対
の係止縁をストッパ縁に上下方向に当接係合して溶着す
ることによってフロートバルブを固定したことを特徴と
している。
【0009】請求項5にあっては、請求項1〜4に記載
のフロートバルブ本体の胴部外周に、バルブギャップの
周壁内面に密接するシールリングを装着して、フロート
バルブ本体とバルブキャップとの接続部をシールしたこ
とを特徴としている。
【0010】請求項6にあっては、請求項1〜4に記載
のフロートバルブ本体の胴部外周に環状突起を形成し、
該環状突起をバルブキャップの周壁に摺接させて溶着し
て、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部を
シールしたことを特徴としている。
【0011】請求項7にあっては、請求項1〜6に記載
のフロートバルブ本体の上端面に環状突起を形成し、フ
ロートバルブ本体を上限位置に調節した際に該環状突起
をバルブキャップの上端壁内面に突き当てて溶着して、
フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部をシー
ルしたことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1によれば、フロートバルブ本体
をバルブキャップに対して上下方向に位置調節すること
によって、該フロートバルブ本体の閉弁高さ位置で決ま
る満杯規制位置を任意に設定することができる。
【0013】従って、同一規格のタンク本体を用いて多
種の満杯容量を設定する場合でも、同一の満杯規制用フ
ロートバルブで対応することができることは勿論、他型
式のタンク本体の満杯規制用に用いることができて大幅
なコストダウンを図ることができる。
【0014】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、フロートバルブ本体とバルブキャップとを螺装タイ
プとして該フロートバルブ本体を上下方向に位置調節自
在としてあるから位置調節機構の構造を簡単にすること
ができる。
【0015】しかも、螺装タイプであるためフロートバ
ルブ本体の上下方向の位置調節をリニアに行えて微調整
することもでき、従って、適正な満杯規制を行わせるこ
とができる。
【0016】請求項3によれば、請求項1の効果に加え
て、フロートバルブ本体の胴部外周に上下方向に多段状
に設けた各一対の係止縁を選択的にバルブキャップ周壁
内面のストッパ縁に係合させることによって満杯規制位
置を確定できるから、満杯規制調節を容易に行うことが
できる。
【0017】請求項4によれば、請求項3の効果に加え
て、フロートバルブ本体の係止縁とバルブキャップのス
トッパ縁とを上下方向に当接係合させて溶着してフロー
トバルブ本体を固定するため、該フロートバルブ本体の
上下方向の位置調節後のバルブキャップとの固定作業を
位置ずれを生じることなく容易に行うことができる。請
求項5によれば、請求項1〜4の効果に加えて、シール
リングによってフロートバルブ本体とバルブキャップと
の接続部のシールを確実に行えるため、フロートバルブ
本体の満杯規制作用を確実に行わせることができる。
【0018】請求項6によれば、請求項1〜4の効果に
加えて、フロートバルブ本体の胴部外周の環状突起をバ
ルブキャップの周壁に摺接させて溶着してあるため、フ
ロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部のシール
を確実に行えてフロートバルブ本体の満杯規制作用を確
実に行わせることができることは勿論、フロートバルブ
本体のバルブキャップへの固定を確実に行うことができ
る。
【0019】請求項7によれば、請求項1〜6の効果に
加えて、フロートバルブ本体を上限位置に調節した際の
フロートバルブ本体の固定と、該フロートバルブ本体と
バルブキャップとの接続部のシールとを同時に行うこと
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0021】図1,2において、1は樹脂材からなるタ
ンク本体で、その上壁2にはベント孔3を形成してあ
る。
【0022】4は前記タンク本体1の上壁2のベント孔
3に嵌挿配置した満杯規制用のフロートバルブを示し、
上壁2に固着されたバルブキャップ5と、該バルブキャ
ップ5に嵌合接続されてタンク本体1の内部上側に突出
配置されたフロートバルブ本体6とで構成されている。
【0023】バルブキャップ5は合成樹脂材で形成さ
れ、周壁7の外周の上下方向中間部にフランジ8を一体
成形してあって、該周壁7の下半部をベント孔3に挿入
すると共にフランジ8をタンク本体1の上壁2面に重合
して該上壁2面に溶着又は接着して気液密的に固着して
ある。
【0024】バルブキャップ5の上端壁9の上面には接
続ポート10を一体成形してあって、この接続ポート1
0に図外のベントチューブを接続して、フロートバルブ
4を介してベントチューブをタンク本体1の内部上側に
連通させている。
【0025】フロートバルブ本体6は合成樹脂材からな
る上下端部が開放した円筒状のケース11と、該ケース
11に上下方向に移動自在に内装したフロート12と、
フロート12の上端面に一体的に設けた弁体13と、ケ
ース11の上側部内に弁体13と対峙して設けた弁座1
4とを備えていて、ケース11の上端部をバルブキャッ
プ5の周壁7の内側に嵌合接続して配置され、燃料補給
により燃料液面Sの上昇と共にフロート12が上昇し
て、弁体13が弁座14に密接することにより前記ベン
トチューブを遮断し、タンク本体1の満杯規制を行うよ
うになっている。バルブキャップ5の周壁7の略上半部
内周面にはねじ部15を形成してある一方、フロートバ
ルブ本体6の上端部の胴部外周、即ち、ケース11の上
端部外周にねじ部16を形成してあり、これらねじ部1
5,16を螺合してフロートバルブ本体6をバルブキャ
ップ5に対して上下方向に位置調節自在に接続し、該フ
ロートバルブ本体6の上下方向の位置調節によって、フ
ロートバルブ本体6の閉弁位置、即ち、弁体12と弁座
13との密接位置の高さ位置Hで一義的に決まる満杯規
制位置を可変としてある。
【0026】また、この実施形態ではケース11のねじ
部16の下端部に近接して環状溝17を形成して該環状
溝17に耐油,耐熱,耐候性のゴム,合成樹脂等の弾性
材からなるシールリング18を嵌着固定してある。
【0027】このシールリング18は自由状態において
円形断面の径を、環状溝17の溝底とバルブキャップ5
の周壁7の下半部内面との間の間隔よりも十分に大きく
形成してあって、該シールリング18が環状溝17と周
壁7の内面との間で圧縮されることによって、バルブキ
ャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシールを
行うと共に、該シールリング18の弾性フリクションに
よってフロートバルブ本体6をバルブキャップ5に固定
して、該フロートバルブ本体6の回転による上下方向の
位置ずれを生じないようにしてある。
【0028】以上の実施形態の構造によれば、フロート
バルブ本体6をバルブキャップ5に対して上下方向に位
置調節することによって、該フロートバルブ6の閉弁高
さ位置Hで決まる満杯規制位置を任意に設定することが
できる。
【0029】特に、本実施形態ではバルブキャップ5と
フロートバルブ本体6とをねじ部15,16によって螺
装タイプとしてあるから、位置調節機構の構造を簡単に
することができると共に、これらねじ部15,16の形
成領域とシールリング18の配設位置とで決まる図1の
フロートバルブ本体6の下限位置と、図2に示すように
シールリング18がねじ部15に噛み込むフロートバル
ブ本体6の上限位置との間で満杯規制位置をリニアに任
意に調節できると共に、位置の微調整を行うことがで
き、従って、適正な満杯規制を行わせることができる。
【0030】そして、このようにフロートバルブ本体6
の上下方向の位置調節によってタンク本体1の満杯規制
位置を任意に変更できるため、同一規格のタンク本体1
を仕様の異なる車種に搭載する場合や、フロートバルブ
4を他型式のタンク本体の満杯規制用に用いる場合で
も、このフロートバルブ本体6の上下方向の位置調節に
よってタンク仕様に応じた満杯規制を行わせることがで
きるから大幅なコストダウンを実現することができる。
【0031】また、シールリング18がケース11の環
状溝17とバルブキャップ5の周壁7の内面とに密接し
て、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続
部を確実にシールできてベーパーの漏出を阻止できるか
ら、フロートバルブ本体6の満杯規制作用を確実に行わ
せることができるばかりでなく、該シールリング18の
弾性フリクションによってフロートバルブ本体6の回転
による上下方向の位置ずれを生じることもない。
【0032】図3は本発明の第2実施形態を示すもの
で、この実施形態にあっては前記図1,2に示した第1
実施形態の構成に加えて、フロートバルブ本体6のケー
ス11の上端面に環状の突起19を一体に形成してあ
り、フロートバルブ本体6を上限位置に調節した際には
この環状突起19をバルブキャップ5の上端壁9の内面
に突き合わせて溶着、例えば超音波溶着してケース11
を該上端壁9に固着するようにしてある。
【0033】従って、この実施形態の構成によればフロ
ートバルブ本体6を上限位置に調節した時には、前述の
ようにケース11上端面の環状突起19をバルブキャッ
プ5の上端壁9の内面に超音波溶着することによって、
フロートバルブ本体6をバルブキャップ5に固定できる
と共に、これらバルブキャップ5とフロートバルブ本体
6との接続部を確実にシールすることができるため、シ
ールリング18を不要とすることができる。
【0034】図4,5は本発明の第3実施形態を示すも
ので、この実施形態では前記図1〜3に示した実施形態
におけるバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との
接続部のシール構造および固着構造が若干異なってい
る。
【0035】即ち、この実施形態にあってはフロートバ
ルブ本体6の胴部外周、つまり、ケース11の上端部の
ねじ部16の下方位置に環状突起20を一体に形成し、
この環状突起20をバルブキャップ5の周壁7に溶着し
て、これらバルブキャップ5とフロートバルブ本体6と
の接続部のシールと固定とを行わせるようにしている。
【0036】環状突起20はその外径をバルブキャップ
5の周壁7の内径よりも若干大きく設定して突起先端が
周壁7の内面にきっちりと摺接するようにしてあり、ま
た、バルブキャップ5の下端内周面に環状溝21aを形
成して下端内周縁21をリップ状に形成して弾性を付与
し、環状突起20のバルブキャップ5の下端部内への進
入をスムーズに行えて、フロートバルブ本体6のバルブ
キャップ5に対する螺装調節操作に引っかかり感を生じ
ないようにしてある。
【0037】従って、この実施形態では図4に示すよう
に前記環状突起20をリップ状の下端内周縁21の下面
に突き当てた位置が上下方向調節の下限位置として、該
下限位置に設定する際には環状突起20とリップ状の下
端内周縁21とを溶着、例えば超音波溶着して固定し、
また、ケース11の上端がバルブキャップ5の上端壁9
の内面に突き当る上限位置では、環状突起20を周壁7
の内面に超音波溶着して固定する。
【0038】このように、環状突起20をバルブキャッ
プ5の周壁7の下端内周縁21又は周壁7の内面に超音
波溶着することによって、バルブキャップ5とフロート
バルブ本体6との固定と、これらバルブキャップ5とフ
ロートバルブ本体6との接続部のシールを同時に行える
から、前記実施形態におけるシールリング18を不要と
することができてコスト的に有利となる。
【0039】図6〜8はフロートバルブ本体6の上下方
向の位置調節手段の異なる例を示すものである。
【0040】フロートバルブ本体6のケース11の上端
外周には径方向に対称的に一対の係止縁22,22を一
体に形成してあると共に、該係止縁22,22の下方に
適宜の間隔をおいて更に一対の係止縁23,23を径方
向に対称的に一体成形してある。
【0041】これら係止縁22,23は丁度90度位相
を異にして上下方向に互い違いの配置となるように多段
状に形成してある。
【0042】一方、バルブキャップ5の周壁7の内面に
は、前記係止縁22,22の間および係止縁23,23
の間をくぐり抜け可能で、かつ、これら係止縁22,2
3と上下方向に係合可能な一対のストッパ縁24,24
を径方向に対称的に一体に形成してある。
【0043】この実施形態では係止縁23,24によっ
てフロートバルブ6の上下方向位置を2段階に調節する
ようにしてあるが、係止縁の設定によって更に多段階の
上下調節を行えるようにすることもできる。
【0044】この実施形態では図6に示すようにケース
11の上端の係止縁22,22をバルブキャップ5の周
壁7のストッパ縁24,24の下面に突き当てた位置が
上下方向調節の下限位置として、これら係止縁22とス
トッパ縁24とを溶着、例えば超音波溶着して、バルブ
キャップ5とフロートバルブ本体6とを固定し、また、
図7に示すように前記係止縁22,22をストッパ縁2
4,24間にくぐり抜けさせて、下側の係止縁23,2
3をストッパ縁24,24の下面に突き当てた位置が上
下方向調節の上限位置として、これら係止縁23とスト
ッパ縁24とを超音波溶着して、バルブキャップ5とフ
ロートバルブ本体6とを固定するようにしている。
【0045】従って、この実施形態によれば前述のよう
にケース11の係止縁22又は23を選択的にバルブキ
ャップ5の周壁7のストッパ縁24の下面に突き当てて
係合させることによって、タンク本体1の満杯規制位置
を多段階に確定できるから、この満杯規制調節を容易に
行うことができる。
【0046】また、前記係止縁22又は23をストッパ
縁24の下面に突き当てた状態で超音波溶着してバルブ
キャップ5とフロートバルブ本体6とを固定するため、
該フロートバルブ本体6の上下方向の位置調節後のバル
ブキャップ5との固定作業を位置ずれを生ずることなく
容易に行うことができる。
【0047】図6,7に示す実施形態ではバルブキャッ
プ5とフロートバルブ本体6との接続部のシール手段と
してシールリング18を用いている。
【0048】フロートバルブ本体6を下限位置に設定す
る場合はこのシールリング18を係止縁22と23との
間に配置し、フロートバルブ本体6を上限位置に設定す
る場合はシールリング18を係止縁23とその下方に一
体成形した抜止め環状突起25との間に配置して、シー
ルリング18がケース11の下方にずれ落ちないように
している。
【0049】図9,10は本発明の第5実施形態を示す
もので、この実施形態では前記図6〜8に示した実施形
態におけるバルブキャップ5とフロートバルブ本体6と
の接続部のシール構造および固着構造が若干異なってい
る。
【0050】この実施形態ではフロートバルブ本体6の
ケース11の外周面に、係止縁23よりも下方に若干離
れた部分に環状突起26を一体成形し、図9に示すフロ
ートバルブ本体6の下限位置設定時、および図10に示
すフロートバルブ本体6の上限位置設定時に、該環状突
起26をバルブキャップ5の周壁7の内面に摺接させ
て、例えば超音波溶着により溶着するようにしている。
【0051】従って、この実施形態によれば前記図4,
5に示した実施形態と同様に、環状突起26をバルブキ
ャップ5の周壁7の内面に超音波溶着することによっ
て、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6との固定
と、これらバルブキャップ5とフロートバルブ本体6と
の接続部のシールを同時に行えてシールリング18を不
要とすることができ、コスト的に有利に得ることができ
る。
【0052】なお、図4〜10に示す実施形態にあって
も図3に示した実施形態と同様にケース11の上端面に
環状突起19を一体成形し、フロートバルブ本体6の上
限位置設定時に該環状突起19をバルブキャップ5の上
端壁9の内面に突き合わせて超音波溶着し、バルブキャ
ップ5とフロートバルブ本体6との固定、およびバルブ
キャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシール
を同時に行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の下限位置設定状態を示
す断面図。
【図2】本発明の第1実施形態の上限位置設定状態を示
す断面図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す断面図。
【図4】本発明の第3実施形態の下限位置設定状態を示
す断面図。
【図5】本発明の第3実施形態の上限位置設定状態を示
す断面図。
【図6】本発明の第4実施形態の下限位置設定状態を示
す断面図。
【図7】本発明の第4実施形態の上限位置設定状態を示
す断面図。
【図8】本発明の第4実施形態のバルブキャップのスト
ッパ縁とフロートバルブ本体の係止縁との関係を部分断
面として示す分解斜視図。
【図9】本発明の第5実施形態の下限位置設定状態を示
す断面図。
【図10】本発明の第5実施形態の上限位置設定状態を
示す断面図。
【符号の説明】
1 タンク本体 2 上壁 3 ベント孔 4 フロートバルブ 5 バルブキャップ 6 フロートバルブ本体 7 バルブキャップの周壁 9 バルブキャップの上端壁 15 バルブキャップのねじ部 16 フロートバルブ本体のねじ部 18 シールリング 19 フロートバルブ本体上端の環状突起 20,26 フロートバルブ本体胴部外周の環状突起 22,23 係止縁 24 ストッパ縁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体上壁のベント孔にベントチュ
    ーブに接続されるバルブキャップを装着固定し、該バル
    ブキャップにタンク本体の内部上側に突出配置されるフ
    ロートバルブ本体を嵌合接続した構造において、前記フ
    ロートバルブ本体をバルブキャップに対して上下方向に
    位置調節自在に装着して満杯規制位置を可変としたこと
    を特徴とする燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの
    取付構造。
  2. 【請求項2】 フロートバルブ本体の上端部の胴部外周
    とバルブキャップの周壁内面とにそれぞれねじ部を形成
    して、フロートバルブ本体をバルブキャップに螺装する
    ことによって該フロートバルブ本体を上下方向に位置調
    節自在としたことを特徴とする請求項1記載の燃料タン
    クの満杯規制用フロートバルブの取付構造。
  3. 【請求項3】 フロートバルブ本体の上端部の胴部外周
    に、径方向に対称的に配置した各一対の係止縁を上下方
    向に適宜の間隔をおいて互い違いに多段状に形成する一
    方、バルブキャップの周壁内面に前記各一対の係止縁に
    係合可能で、かつ、各一対の係止縁間の部分をくぐり抜
    け可能な一対のストッパ縁を径方向に対称的に形成し
    て、フロートバルブ本体を上下方向に位置調節自在とし
    たことを特徴とする請求項1記載の燃料タンクの満杯規
    制用フロートバルブの取付構造。
  4. 【請求項4】 一対の係止縁をストッパ縁に上下方向に
    当接係合して溶着することによってフロートバルブを固
    定したことを特徴とする請求項3記載の燃料タンクの満
    杯規制用フロートバルブの取付構造。
  5. 【請求項5】 フロートバルブ本体の胴部外周に、バル
    ブギャップの周壁内面に密接するシールリングを装着し
    て、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部を
    シールしたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
    載の燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構
    造。
  6. 【請求項6】 フロートバルブ本体の胴部外周に環状突
    起を形成し、該環状突起をバルブキャップの周壁に摺接
    させて溶着して、フロートバルブ本体とバルブキャップ
    との接続部をシールしたことを特徴とする請求項1〜4
    の何れかに記載の燃料タンクの満杯規制用フロートバル
    ブの取付構造。
  7. 【請求項7】 フロートバルブ本体の上端面に環状突起
    を形成し、フロートバルブ本体を上限位置に調節した際
    に該環状突起をバルブキャップの上端壁内面に突き当て
    て溶着して、フロートバルブ本体とバルブキャップとの
    接続部をシールしたことを特徴とする請求項1〜6の何
    れかに記載の燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの
    取付構造。
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JP2010085122A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Keihin Corp 液面検知装置の取付構造

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