JPH09316956A - 遠隔操作式排水栓 - Google Patents

遠隔操作式排水栓

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JPH09316956A
JPH09316956A JP15745496A JP15745496A JPH09316956A JP H09316956 A JPH09316956 A JP H09316956A JP 15745496 A JP15745496 A JP 15745496A JP 15745496 A JP15745496 A JP 15745496A JP H09316956 A JPH09316956 A JP H09316956A
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Takuichirou Ishihara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水の際の水等の円滑な流出を確保すること
によって、排水時間の短縮をはかる。 【構成】 排水の際に生じる渦巻き流の回転方向に沿っ
たスパイラル状の壁状突起38が、渦巻き流による水等の
流動方向に応じた開口を、底部排水口14、栓体16間の排
水スペース内で相互間に形成可能に、底部排水口周縁に
密着可能な封止部分16a を周縁に残した範囲内で、栓体
の下面の等間隔離反した複数箇所に垂設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、栓体からの遠隔
位置に設けられた操作片の所定操作によって、洗面台等
の底部排水口の閉栓、開栓を行う遠隔操作式排水栓に関
する。
【0002】
【従来の技術】洗面台、流し台および浴槽等(以下、洗
面台等と称する)の排水栓として、たとえば、洗面台等
の周縁上面等に設けられた操作片によって底部排水口の
開閉を行う、いわゆる遠隔操作式のものが知られてい
る。
【0003】たとえば、実開平06−046068号公報や実開
平06−020564号公報で開示するように、このような遠隔
操作式排水栓においては、洗面台等の底部排水口を閉塞
する栓体が、操作片、栓体と一体的な各ロッドおよびシ
ーソー状に回動可能なレバーロッドの組み合わせからな
る連動部材や、可撓性のワイヤーからなる連動部材を介
して、たとえば、押し込み、引き上げ操作の可能なつま
み状の操作片に連動可能に連結されている。そして、押
し込み、引き上げによる操作片の所定操作に連動した栓
体の上昇、下降により、洗面台等の底部排水口の開放
(開栓)、閉塞(閉栓)を行うように、この種の遠隔操
作式排水栓は構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な遠隔操作式排水栓においては、洗面台等で使用された
水等が、栓体の上昇により生じる底部排水口、栓体間の
隙間を介して排水される。つまり、水等の流出される排
水スペースが比較的狭くなりやすいため、特に、底部排
水口の閉栓のもとで溜められた大量の水等の円滑な排水
が容易に確保できず、排水速度の低下が避けられない。
【0005】ここで、底部排水口における排水スペース
を広く確保するために、たとえば、栓体をより高く上昇
させて底部排水口、栓体間の隙間を広げることが考えら
れる。しかしながら、遠隔操作式排水栓においては、通
常、連動部材が底部排水口から排水路内に介在されるた
め、底部排水口の有効断面積自体の減少が避けられな
い。
【0006】従って、底部排水口、栓体間の隙間を単純
に広げた程度では、排水速度の上昇が容易に得られな
い。
【0007】この発明は、排水の際の水等の円滑な流出
を確保することによって、排水時間の短縮をはかる遠隔
操作式排水栓の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明においては、底部排水口の閉栓によって洗
面台等に溜められた大量の水等が、開栓された底部排水
口から、特定方向の渦巻き流として流出することに着目
している。
【0009】そこで、この発明によれば、栓体の中心か
ら放射方向に所定間隔だけずれた位置を基端、および、
当該基端と栓体の中心とを結ぶ直線の延長線上に対し
て、排水の際に発生する渦巻き流の回転方向の逆方向に
特定距離だけずれた位置を末端とする壁状突起が、栓体
の下面の等間隔離反した複数箇所で、渦巻き流の回転方
向に沿ったスパイラル状に垂設されている。この壁状突
起は、渦巻き流による水等の流動方向に応じた開口を、
底部排水口、栓体間の隙間としてなる排水スペース内
で、隣接する壁状突起との間に確保可能に、底部排水口
周縁に密着可能な封止部分を周縁に残した範囲内に設け
られている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、この発明に係る遠隔操
作式排水栓10においては、洗面台等12の底部排水口14を
閉塞可能な栓体16と、洗面台等の上面周縁12a のような
栓体からの遠隔位置に配設された操作片18とが、操作片
による栓体の遠隔操作を可能に、連動部材20によって連
動可能に連結されている。そして、操作片18による栓体
16の上昇、下降操作によって底部排水口14を開栓、閉栓
可能に、この遠隔操作式排水栓10は構成されている。
【0012】栓体16は、たとえば、下方に延出したロッ
ド状の軸体部22を一体に有する縦断面略T 形状に成形さ
れ、排水路となる管体24の内部への軸体部の挿通によ
り、栓体は、底部排水口14となる管体開口を閉塞可能に
配設されている。参照符号26は、軸体部22に一体的に設
けられたスペーサであり、管体(排水路)24に対するス
ペーサの摺動によって、軸体部、つまりは栓体16が、管
体、ひいては底部排水口14のほぼ中央を円滑に昇降可能
に支持されている。
【0013】なお、このような栓体16においては、周縁
16a が、底部排水口14の周縁に密着する封止部分として
形成されている。
【0014】また、図1を見るとわかるように、操作片
18は、たとえば、支持ロッド28の上端に一体的に設けら
れ、水槽の上面周縁12a に設けられたホルダー30によっ
て昇降自在に支持されている。
【0015】そして、栓体の軸体部22と操作片の支持ロ
ッド28とが、たとえば、球体からなる回動支点32a を中
間位置に一体的に有するレバーロッド32の各端末に、い
わゆる自在継手34、35 を介して回動自在かつ離脱不能に
それぞれ連結されている。
【0016】つまり、この発明の実施の形態において
は、栓体の軸体部22、操作片の支持ロッド28、および、
回動支点32a を中心としてシーソー状に回動されるレバ
ーロッド32の組み合わせが、栓体16、操作片18間を連動
可能に連結する連動部材20として具体化されている。
【0017】この種の連動部材20を利用した遠隔操作式
排水栓10によれば、図1に実線で示すような操作片18の
押し込みに伴う、レバーロッド32での軸体部22の押し上
げによって、栓体16が底部排水口14から上昇され、この
上昇による、底部排水口の開口端からの栓体の封止部分
(周縁)16a の離反によって、底部排水口は開放、つま
りは開栓される。
【0018】また、図1に実線で示す押し込み位置か
ら、矢印方向に操作片18を引き上げると、回動支点32a
を中心としたレバーロッド32のシーソー状の回動によ
り、栓体16が軸体部22と共に引き下げられて、図1に二
点鎖線で示すように、底部排水口14が閉塞、つまりは閉
栓される。
【0019】なお、この遠隔操作式排水栓10の内部の基
本構造および動作原理は、たとえば、実開平06−046068
号公報に開示するように公知であり、その構造自体等は
この発明の趣旨でないため、詳細な説明は省略する。
【0020】ところで、この種の遠隔操作式排水栓10で
は、栓体16の上昇によって栓体と底部排水口14との間に
形成された隙間が、洗面台等12における排水スペースと
なるため、排水スペースは小さくなりやすく、底部排水
口の閉栓のもとで溜められた大量の水等においては、底
部排水口からの排水速度が低下しやすい。
【0021】ここで、この発明においては、底部排水口
14の閉栓によって洗面台等12に溜められた大量の水等
が、開栓された底部排水口から、特定方向の渦巻き流と
して流出することに着目している。そこで、図1、図2
に示すように、この発明においては、排水の際に発生す
る渦巻き流の回転方向に沿ったスパイラル状の壁状突起
38を、栓体16の下面に垂設している。
【0022】図2、図3に示すように、壁状突起38は、
等角度離反した複数箇所、たとえば、120 °離反した3
ヶ所等に設けられている。
【0023】図3を見るとよくわかるように、壁状突起
38は、栓体16の中心O から放射方向に所定間隔だけずれ
た位置、たとえば、軸体部22の周面を基端38a とすると
ともに、当該基端と栓体の中心O とを結ぶ直線の延長線
40から一定方向に特定距離L1だけずれた位置を末端38b
として形成されている。
【0024】ここで、日本国内を含む地球の北半球等に
おいて、排水時の渦巻き流は、通常、底部排水口14を上
方から見た場合の時計回りとされるため、日本国内で使
用する場合においては、時計方向の渦巻き流に沿った向
きの壁状突起38を確保可能に、壁状突起の末端38a は、
図3に示すように、たとえば、延長線40に対して、上方
から見た反時計方向にずれて設定される。
【0025】なお、延長線40からの特定距離L1として
は、たとえば、栓体16の中心O を中心として60°程度離
反した位置に相当する距離が、ここでは例示できる。
【0026】そして、壁状突起38は、底部排水口14の周
縁への封止部分16a の密着による閉栓の妨げとならない
ように、封止部分を周縁に残した範囲内に設けられ、図
2、図3に示すように、たとえば、基端38a と末端38b
との間で円弧状に形成されている。
【0027】このような壁状突起38は、渦巻き流として
の水等の流動の妨げとならないように、渦巻き流の回転
方向(上方から見た時計方向)に沿って距離L2だけ傾斜
した、いわゆるスパイラル状に形成されている。
【0028】このような構成においては、栓体下面の壁
状突起38が、図3に二点鎖線で示す、排水の際に発生す
る渦巻き流の回転方向に沿った向きに垂設されているた
め、渦巻き状に流動する水等の流動方向に応じた開口
が、底部排水口14、栓体16間の隙間としてなる排水スペ
ース内で、隣接する壁状突起間に得られる。そして、底
部排水口14、栓体16間の排水スペースの開口の向きを、
排水の際に発生する渦巻き流の回転方向に合わせること
によって、渦巻き状に回転しながらの水等の流出が容易
に確保できるため、底部排水口、栓体間の排水スペース
からの排水が速やかに行われる。
【0029】従って、底部排水口14の閉栓によって溜め
られた大量の水等の排水の際においても、底部排水口、
栓体16間の排水スペースからの水等の流出が円滑とな
り、排水速度の高速化により、排水時間が短縮される。
【0030】そして、壁状突起38を栓体16の下面の3ヶ
所程度でスパイラル状に垂設すれば足りるため、構成の
複雑化を招くことなく、排水時間の短縮される遠隔操作
式排水栓10が容易に確保できる。
【0031】なお、このような壁状突起38を下面に有す
る構成においては、排水の際の圧力によって、栓体16が
対応方向、つまりは上方から見た場合の時計方向に回転
しようとするが、栓体と一体の軸体部22の下端が、レバ
ーロッド32の一端に自在継手34を介して連結されている
ため、この連結部分が回り止めとなり、排水の際におけ
る栓体の回転は生じない。
【0032】ここで、この発明の実施の形態において
は、壁状突起38が基端38a と末端38bとの間で円弧状に
形成されている。しかし、壁状突起38は、栓体16の中心
O から放射方向に所定間隔だけずれた基端38a と、延長
線40上から反時計方向に距離L1だけずれた末端38b とを
結ぶ形状であれば足りるため、図3に示すような円弧状
に限定されず、たとえば、図4に示すような直線状に、
壁状突起を形成してもよい。
【0033】このような直線状の壁状突起38において
も、壁状突起の向きが渦巻き流の回転方向に一致するた
め、上記と同様な、渦巻き状に流動する水等の流動方向
に応じた開口が、底部排水口14、栓体16間の排水スペー
スに得られるため、底部排水口の閉栓によって溜められ
た大量の水等の排水の際の速度が速くなり、排水時間が
短縮される。
【0034】また、この発明の実施の形態においては、
壁状突起38を3ヶ所に設ける構成として具体化している
が、壁状突起は、渦巻き状に流動する水等の流動方向に
応じた開口を隣接する壁状突起との間に形成可能であれ
ば足りるため、壁状突起の数はこれに限定されず、たと
えば、2ヶ所または4ヶ所以上に壁状突起を設ける構成
としてもよい。
【0035】しかしながら、2ヶ所の壁状突起38では、
水等の流動方向に応じた開口としての機能性の低下が避
けられないとともに、逆に、壁状突起の数が多いと、壁
状突起が排水の妨げとなる虞れがあるため、適切な向き
の開口が確保でき、かつ、排水の妨げにならない3ヶ所
程度が、壁状突起の配置数としては好ましいとされる。
【0036】更に、壁状突起38は、基端38a から末端38
b まで同等な長さに限定されず、たとえば、末端に行く
に従って短くなる形状としてもよい。
【0037】また、この発明の実施の形態においては、
壁状突起の基端38a を軸体部22の周面として具体化して
いるが、栓体16の中心O から放射方向にずれた位置であ
れば足りるため、軸体部の周面に限定されず、たとえ
ば、軸体部から離反した他の位置を壁状突起の基端とし
てもよい。
【0038】ここで、この発明の実施の形態において
は、底部排水口14を上方から見た場合の時計回りの渦巻
き流の向きに合わせて壁状突起38を垂設可能に、壁状突
起の末端38b が、栓体16の中心O と基端38a とを結ぶ直
線の延長線40に対して上方から見た反時計方向にずれて
設定されている。
【0039】しかしながら、これとは逆に、栓体16の中
心O と基端38a とを結ぶ直線の延長線40に対して上方か
ら見た時計方向にずれた位置に、壁状突起の末端38b を
設定すれば、底部排水口14を上方から見た場合の反時計
回りの渦巻き流に応じた向きの開口が底部排水口、栓体
16間の排水スペースに得られるため、排水の際に反時計
回りの渦巻き流の発生される地域、つまりは地球の南半
球等において利用可能な遠隔操作式排水栓10が容易に確
保できる。
【0040】ところで、この発明の実施の形態において
は、栓体16が、軸体部22と一体に成形されて、水等の流
動に対して回転不能に配設されている。しかし、これに
限定されず、たとえば、栓体を水等の流れのもとで回転
自在としてもよい。
【0041】図5に示すように、この構成においては、
栓体116 が、軸体部122 と別体に成形され、栓体の軸受
孔42への軸体部上端のすりわり付き連結端122aの遊嵌等
によって、軸体部に対して回転自在に連結されている。
【0042】なお、この場合においては、スパイラル状
の壁状突起138 の基端138aが、連結された軸体部122 の
回りに位置可能に、栓体116 の中心から対応距離だけ離
反した位置にそれぞれ設定されている。そして、壁状突
起の末端138bは、前記の実施の形態と同様に、封止部分
116aを周縁に残した範囲内で、基端138aと栓体の中心O
とを結ぶ直線の延長線から一定方向にずれた位置に設定
されている。
【0043】このような構成においても、渦巻き状に流
動する水等の流動方向に応じた開口が、底部排水口14、
栓体116 間の排水スペース内に得られるため、渦巻き状
に回転しながらの水等の流出が容易に確保でき、排水速
度の高速化により、排水時間が短縮される。
【0044】そして、この構成によれば、底部排水口14
からの水等の排水の際の圧力を壁状突起138 が受けるこ
とによって、栓体116 が対応方向に回転する。つまり、
底部排水口14から排水される水等が、栓体の壁状突起13
8 による抵抗力を受けることなく円滑に流出されるた
め、より速い排水速度が確保できる。
【0045】従って、栓体16を回転自在とすることによ
って、遠隔操作式排水栓10における排水時間の短縮化が
一層はかられる。
【0046】更に、この発明の実施の形態においては、
栓体の軸体部22、操作片の支持ロッド28およびレバーロ
ッド32の組み合わせを連動部材20とした構成を例示して
いるが、栓体16(116) 、操作片18間を連動部材で連動可
能に連結すれば足りるため、上記組み合わせの連動部材
に限定されず、たとえば、実開平06−020564号公報に開
示するような、可撓性のケーブルを連動部材とする構成
に、この発明を応用してもよい。
【0047】また、この実施の形態では、操作片18の押
し込み、引き上げによって栓体16(116) を昇降させる構
成を例示しているが、これに限定されず、たとえば、実
公平06−031259号公報に開示するような、操作片の繰り
返しの押し込み操作のもとで栓体による底部排水口の開
栓、閉栓を切り換える構成においても、この発明の遠隔
操作式排水栓10が応用できる。
【0048】そして、この発明の遠隔操作式排水栓は洗
面台の排水栓として適するとはいえ、これに限定され
ず、たとえば、流し台や浴槽、および、他の据付の水槽
等の排水栓に、この発明を応用してもよい。
【0049】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0050】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る遠隔操作
式排水栓によれば、渦巻き状に流動する水等の流動方向
に応じた開口が、底部排水口、栓体間の排水スペース内
で、隣接する壁状突起間に得られるため、渦巻き流とし
ての水等の流出が容易に確保できる。従って、底部排水
口の閉栓によって溜められた大量の水等の排水の際にお
いても、底部排水口、栓体間の排水スペースからの水等
の排水速度が速くなり、排水時間が短縮される。
【0051】そして、対応方向にスパイラル状に傾斜し
た壁状突起を栓体の下面に垂設すれば足りるため、構成
の複雑化を招くことなく、排水時間の短縮される遠隔操
作式排水栓が容易に確保できる。
【0052】また、壁状突起の末端を、基端と栓体の中
心とを結ぶ直線の延長線に対して、上方から見た反時計
方向にずらして設けることによって、日本国内を含む地
球の北半球等での利用に適した遠隔操作式排水栓が得ら
れるとともに、壁状突起の末端を上方から見た時計方向
にずらして設けることによって、地球の南半球等での利
用に適した同様の排水栓が得られる。
【0053】従って、地球の北半球、南半球に適した遠
隔操作式排水栓が、構成の複雑化を伴うことなく、壁状
突起の末端を設定する方向を変えるだけで、いずれも容
易に確保できる。
【0054】そして、栓体を回転自在とすれば、底部排
水口から排水される水等が、栓体の壁状突起による抵抗
力を受けることなく円滑に流出されるため、より速い排
水速度が確保できる。従って、遠隔操作式排水栓におけ
る排水時間の短縮化が一層はかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る遠隔操作式排水栓の一部破断の
概略側面図である。
【図2】下方から見た、遠隔操作式排水栓の栓体の斜視
図である。
【図3】図1の線 A−A に沿った遠隔操作式排水栓の横
断面図である。
【図4】この発明の実施の形態の変形例を示す、図3に
類似する横断面図である。
【図5】この発明の実施の形態の別の変形例における、
遠隔操作式排水栓の栓体、軸体部の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 遠隔操作式排水栓 14 底部排水口 16、116 栓体 16a、116a 栓体の周縁(封止部分) 18 操作片 20 連動部材 22、122 軸体部 38、138 壁状突起 38a、138a 壁状突起の基端 38b、138b 壁状突起の末端 40 延長線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面台等の底部排水口を閉塞可能な栓体
    と、栓体からの遠隔位置に配設された操作片とを連動部
    材によって連動可能に連結し、操作片による栓体の昇降
    操作によって底部排水口の開栓、閉栓を行う遠隔操作式
    排水栓において、 栓体の中心から放射方向に所定間隔だけずれた位置を基
    端、および、当該基端と栓体の中心とを結ぶ直線の延長
    線に対して、排水の際に発生する渦巻き流の回転方向の
    逆方向に特定距離だけずれた位置を末端とする壁状突起
    が、渦巻き流による水等の流動方向に応じた開口を、底
    部排水口、栓体間の隙間としてなる排水スペース内で、
    隣接する壁状突起との間に形成可能に、底部排水口周縁
    に密着可能な封止部分を周縁に残した範囲内で、栓体の
    下面の等間隔離反した複数箇所に、渦巻き流の回転方向
    に沿ったスパイラル状に垂設されたことを特徴とする遠
    隔操作式排水栓。
  2. 【請求項2】 洗面台等の底部排水口を閉塞可能な栓体
    と、栓体からの遠隔位置に配設された操作片とを連動部
    材によって連動可能に連結し、操作片による栓体の昇降
    操作によって底部排水口の開栓、閉栓を行う遠隔操作式
    排水栓において、 栓体の中心から放射方向に所定間隔だけずれた位置を基
    端、および、当該基端と栓体の中心とを結ぶ直線の延長
    線に対して上方から見た反時計方向に特定距離だけずれ
    た位置を末端とする壁状突起が、底部排水口周縁に密着
    可能な封止部分を周縁に残した範囲内で、栓体の下面の
    等間隔離反した複数箇所に、上方から見た時計回りのス
    パイラル状に垂設されたことを特徴とする遠隔操作式排
    水栓。
  3. 【請求項3】 洗面台等の底部排水口を閉塞可能な栓体
    と、栓体からの遠隔位置に配設された操作片とを連動部
    材によって連動可能に連結し、操作片による栓体の昇降
    操作によって底部排水口の開栓、閉栓を行う遠隔操作式
    排水栓において、 栓体の中心から放射方向に所定間隔だけずれた位置を基
    端、および、当該基端と栓体の中心とを結ぶ直線の延長
    線に対して上方から見た時計方向に特定距離だけずれた
    位置を末端とする壁状突起が、底部排水口周縁に密着可
    能な封止部分を周縁に残した範囲内で、栓体の下面の等
    間隔離反した複数箇所に、上方から見た反時計回りのス
    パイラル状に垂設されたことを特徴とする遠隔操作式排
    水栓。
  4. 【請求項4】 栓体が、下方に延出した軸体部を一体に
    有する縦断面略T 形状に成形されるとともに、壁状突起
    の基端が、軸体部の周面に設定された請求項1ないし3
    のいずれか記載の遠隔操作式排水栓。
  5. 【請求項5】 栓体が、下方に延出された軸体部の上端
    に回転自在に支持された請求項1ないし3のいずれか記
    載の遠隔操作式排水栓。
  6. 【請求項6】 壁状突起が、基端、末端間で円弧状に形
    成された請求項1ないし5のいずれか記載の遠隔操作式
    排水栓。
  7. 【請求項7】 壁状突起が、基端、末端間で直線状に形
    成された請求項1ないし5のいずれか記載の遠隔操作式
    排水栓。
JP15745496A 1996-05-30 1996-05-30 遠隔操作式排水栓 Expired - Fee Related JP3585650B2 (ja)

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KR20030086651A (ko) * 2002-05-06 2003-11-12 정연권 세면대의 배수구 마개
JP2009007785A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Panasonic Electric Works Co Ltd ごみ受け装置
JP2014122526A (ja) * 2012-12-24 2014-07-03 Lixil Corp 排水装置
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