JPH09316104A - 抗AIDSウイルス活性を有する新規リン酸化β−グルカン及びそれを含むレトロウイルス感染症治療用薬剤 - Google Patents

抗AIDSウイルス活性を有する新規リン酸化β−グルカン及びそれを含むレトロウイルス感染症治療用薬剤

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JPH09316104A
JPH09316104A JP8135361A JP13536196A JPH09316104A JP H09316104 A JPH09316104 A JP H09316104A JP 8135361 A JP8135361 A JP 8135361A JP 13536196 A JP13536196 A JP 13536196A JP H09316104 A JPH09316104 A JP H09316104A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗エイズウイルス活性を有し、体内で分解さ
れにくい新規リン酸化グルカンを得る。 【解決手段】 舞茸の菌糸体から抽出したβ−1,3グ
ルカン及び/又はβ−1,6グルカンのリン酸化物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレトロウイルス等に
起因する感染症(特に後天性免疫症候群)及び人免疫不
全ウイルス(HIV)に起因する後天性免疫不全症候群
(Acquired Immune deficien
cy Syndrome:AIDS)の新規治療薬剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、我々が直面している難病の一つで
あるAIDSはレトロウイルスに属しているヒト免疫不
全ウイルス(HIV)に起因する事が解明されている。
【0003】WHO(世界保健機構)によると、199
2年末の時点においてHIV感染者は1000万人であ
り、AIDSウイルス感染患者は61万人である。ま
た、我が国においても、1992年の時点でHIV感染
者が2601人確認されており、その内発症にいたらな
いが、AIDSウイルスの感染者数は554人となって
いる。しかし、AIDSの治療法は全く不明であり、ま
た、本症ウイルスとして現在HIV−1とHIV−2型
の2例が発見されているが、このウイルスが極端に変異
しやすいことによりワクチン開発,治療薬の開発の実現
は非常に困難である。そこで抗HIV剤によるAIDS
の効果的な治療および予防が要求されている状況であ
る。
【0004】抗HIV剤として実用化されている薬剤に
は、AZT(アジトチミジン)がある(Nature
326,430,1987)。これはHIVの逆転写酵
素の阻害効果に基づく抗HIV剤であるが、この薬剤は
治療に際し生体に強い副作用を示し、患者の造血機能を
阻害し、多くの患者に極度の貧血作用を発症させること
が知られている。
【0005】また澱粉やデキストラン等のα−グリコシ
ド結合を有する多糖体は生理活性能が分子量に依存する
が、体内酵素によって分解される活性が低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は抗エイ
ズウイルス活性を有し、体内酵素によって分解されにく
い新規リン酸化グルカンを得ることである。
【0007】本発明の別の目的は副作用が著しく減少し
かつ体内酵素によって分解されにくい、レトロウイルス
感染症用薬剤を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するために鋭意検討した結果、舞茸に含まれ、体内酵
素によって分解されにくいβ−1,3グルカン及びβ−
1,6グルカンのリン酸化物は強い抗エイズウイルス活
性を有し、しかもその副作用は著しく少ないことを知見
し、本願発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は担子菌属類の舞茸の菌
糸体及び/又は子実体から抽出したβ−1,6結合の分
岐鎖を有するβ−1,3グルカン及び/又はβ−1,3
結合の分岐鎖を有するβ−1,6グルカンのリン酸化
物、及びこれを含むレトロウイルス感染症用薬剤であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のグルカンリン酸化物は、
舞茸から例えば熱水により抽出したグルカンをリン酸化
することによって得ることができる。リン酸化する前
に、グルカン抽出物を更に精製(例えば、遠心分離、沈
殿化、酸処理、アルカリ処理、ゲル濾過、カラム吸着処
理、透析等)することが好ましい。
【0011】リン酸化は、リン酸塩を用いて行なうこと
ができる。本発明のグルカンリン酸化物においては、舞
茸から抽出したグルカンの水酸基のうち5%以上、好ま
しくは10%以上、特に好ましくは15%以上がリン酸
化されている。
【0012】本発明のグルカンリン酸化物はβ−1,6
結合を主鎖として有し、更に高頻度のβ−1,3分枝鎖
を有するグルカン及びβ−1,3結合を主鎖として有
し、更に高頻度のβ−1,6分岐鎖を有するグルカンの
リン酸化物である。このグルカンリン酸化物の分子量は
16〜25万、好ましくは18〜23万、更に好ましく
は20〜22万である。
【0013】本発明のグルカンリン酸化物はせいぜい1
重量%の蛋白質を含むこと又は蛋白質を全く含まないこ
とが好ましい。舞茸の熱水抽出物中のグルカンには例え
ば20〜25%の蛋白質が含まれており、この蛋白質
は、例えばゲル濾過、カラム吸着処理、透析等により除
去することができる。
【0014】本発明のグルカンリン酸化物は、ヒトT細
胞由来株(MT−4)を用いた試験管内における抗HI
V活性試験により、HIVの増殖を完全に抑制すること
が分かった。最小有効濃度は16μg/mlであり、従
来最も有効であるといわれている硫酸デキストランの最
小有効濃度と同等であると判断できる。リン酸化前の舞
茸グルカンの最小有効濃度が125μg/mlであるか
ら、リン酸化による活性の増大は格別顕著である。
【0015】本発明のグルカンリン酸化物は、実施例に
示すように、HIV−1に対して抗ウイルス活性を示す
が、HIV−2に対しても同様の活性を有している。
【0016】舞茸グルカンの非リン酸化物がヘルパーT
細胞(T4細胞)の活性を賦活化することが分っている
ことから、本発明のグルカンリン酸化物はHIVによる
T4細胞の変性を著しく軽減することにより、抗HIV
作用を示すと考えられる。
【0017】本発明のレトロウイルス感染症用薬剤は、
上記のグルカンリン酸化物を活性物質として含む。本発
明の薬剤は活性物質の他に、製薬上許容可能な希釈剤、
賦形剤等の慣用的な添加剤を含み得る。添加剤としては
水、溶剤、デンプン、乳糖、油脂類等があげられる。
【0018】本発明の薬剤は経口、非経口、局所投与等
の任意のルートで投与が可能であるが、静脈投与が好ま
しい。
【0019】本発明の薬剤は溶液、懸濁液、乳濁液、錠
剤、粉末、カプセル等の任意の形態とし得るが、液状形
態が好ましい。
【0020】本発明の薬剤は、活性物質量として、1日
当り体積1kg当り25〜400mg、好ましくは50
〜200mg投与するが、この値は患者の年齢、性別、
症状等によって変化し得る。
【0021】本発明の薬剤はレトロウイルス(特にHI
Vウイルス)に起因する感染症(特にAIDS)の治療
及び発症の抑制に効果的に使用し得る。
【0022】本発明の薬剤は製薬上問題となるような急
性毒性は有していない。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
するが、これにより本発明が限定されるものではない。
【0024】舞茸グルカンの抽出及び精製 舞茸の子実体あるいは菌糸体を粉砕し200〜500g
の乾燥粉末を得た後、これに2L〜5Lの蒸留水を加
え、100℃で5〜7時間の煮沸熱水抽出、あるいは
1.2気圧で1時間加熱処理し、冷却後遠心分離法、ま
たは濾過法によって得た澄液に等量のアルコールを加
え、4℃、18〜24時間インキュベーションした後、
9〜25gの沈殿物を得た。これを30%及び50%の
酢酸で処理し、酸可溶物を除去し2〜5gの酸不溶物を
得た。これに5〜7%のNaOHを加えアルカリ可溶物
を収集し、これに4倍の純アルコールを加えて沈殿物を
得た。
【0025】この沈殿物にクロロホルム−アルコール混
合液(2:1)を加え、蛋白質を除去した後アルコール
を4倍量加え混和後、4℃で18〜24時間インキュベ
ーションし、遠心分離法により約0.7g〜1.7gの
沈殿物を得た。
【0026】得られた物質は、冷水に難溶な淡褐色粉末
でアンスロン反応は陽性であり、Lowry法により2
0〜25%の蛋白質が検出され、プロテオグルカンであ
ることが確認された。この蛋白質をまず、Sephar
ose:CL−4B,2.5×45cmカラムを用いて
ゲル濾過し、分子量200×104 の高分子糖蛋白質を
得た。つぎに、この物質をDEAE−Sepharos
e:CL−6B,2.0×4.5cmカラムに吸着さ
せ、pH7.2の1/15Mリン酸緩衝液で溶出された
物質を得、この物質をSepharose透析チューブ
を用いて4℃蒸留水に対して透析(18〜24時間)
し、つぎにセファデックスG−25:3×37cmカラ
ムで脱塩を実施した。これを蒸発乾固させ、淡褐色無定
形粉末状の物質を得た。この物質は、0.5〜0.7%
の蛋白質を含む多糖体であった。
【0027】ついで、得られた多糖体の化学構造を明ら
かにした。
【0028】即ち、前記物質1mgを計り、5%塩酸メ
タノール1mlに溶解し、100℃で5〜7時間封管分
解する。その後、分解物にトルエン−エタノール(1:
1)混合液を添加して減圧下で蒸発乾固する。これにト
リメチル珪素化剤を添加して65〜75℃で5〜15分
間インキュベーションし、ついでSE20(シリコンゴ
ムGE)を充填剤とするガスクロマトグラフィー分析で
分析したところ、グルコースのみが検出された。さら
に、この物質をエクソ−β−1,3−グルカナーゼをp
H5.0でマッキュルビン緩衝液の下でインキュベート
したところ、48時間後に構成グルコース残基の40〜
50%が遊離した。これらの結果から、この物質はβ−
1,3結合を有するグルカンであることが確認された。
【0029】さらに、確認された物質を箱守法により完
全メチル化した後、この完全メチル化物を5%塩酸メタ
ノールによってメタノリシスした。これをネオペンチル
グリコールサクシネートを充填剤とするガスクロマトグ
ラフィーにて分析したところ、β−1,3結合に由来す
る2,4,6−トリ−0−メチル、β−1,6結合に由
来する2,3,6−トリ−0−メチル、1,3,4結合
に由来する2,4−ダイ−0−メチル及び非還元末端に
由来する2,3,4,6−テトラ−0−メチルグルコー
ス誘導体の存在が確認された。このことから、舞茸子実
体を煮沸熱水抽出して得られた物質は、β−1,6結合
を主鎖とし、これに高頻度のβ−1,3分枝鎖を有する
化学的構成よりなる多糖蛋白質及びβ−1,6分枝鎖を
もつβ−1,3多糖蛋白質から構成されるものと断定し
た。さらにリン酸化β−グルカンの分子量はManers法
(Et Al. 1971)の改変法を用いて測定したところ
約20万であった。
【0030】リン酸化 β−グルカンのリン酸化はリン酸一ナトリウム・2H2
O 0.6gとリン酸二ナトリウム・12H2 O 0.
8gを蒸留水1mlに溶解したものに凍結乾燥後のβ−
グルカンを1gを加え、混和後60分間撹拌して行なっ
た。ついで濾過後24時間減圧乾燥し粉砕し、155℃
で2時間インキュベートした。その後MeOH/H2
=1/1(Wt)で洗浄した。洗浄後濾過し24時間減圧乾
燥した。得られたリン酸化グルカンは水酸基の20%が
リン酸化されていた。
【0031】リン酸化β−グルカンの抗血液凝固作用 リン酸化β−グルカンの抗血液凝固作用の有無を検討す
るために、血漿中活性化部分トロンボプラスチン時間
(APTT)の測定を行った。
【0032】方法:使用動物は体重3.5〜3.9Kgの
日本白色在来種の雄性兎であった。兎耳静脈をメスで切
り、3.8%クエン酸ナトリウム溶液1容に対し血液9
容となるように採血し、3000rpm で10分間遠心分
離し、その上清の血漿を分離して測定まで氷中に保存し
た。血漿90μl、被検薬物(また対照薬物)10μ
l、及びActine100μlを加え37℃で2分間インキ
ュベートした。インキュベート後、0.025M塩化カ
ルシウム100μlを加え、同時に凝固時間の測定を開
始した。
【0033】薬物:被検薬物のβ−グルカン及びβ−グ
ルカンリン酸化物は、0.3%DMSOに溶解し、硫酸デキ
ストラン(DS 500)は蒸留水に溶解した。
【0034】 結 果 :APTT(sec) Cont 1 3 10 30 100(μg/ml) リン酸化β−グルカン 17.3 17.3 17.2 17.1 17.8 17.1 β−グルカン 17.5 17.3 17.5 17.0 17.7 17.3 DS 500 17.5 20.1 26.1 45.5 363.3 >600 リン酸化β−グルカンはAPTTを延長させなかった。
即ち、リン酸化β−グルカンは抗血液凝固作用は無いと
判断できる。
【0035】硫酸デキストランは濃度依存的にAPTT
を延長させ、APTTを2倍延長させる濃度は、5.4
μg/mlであった。即ち、硫酸デキストランは抗血液
凝固作用があると判断できる。
【0036】抗凝固作用を再度確認のため追試を実施し
た。追試には更に硫酸化β−グルカンを加えて試み、リ
ン酸化β−グルカンの濃度を高濃度にして試験を実施し
た。
【0037】 結 果 :APTT(sec) Cont 100 200 300 400 500(μg/ml) リン酸化β−グルカン 16.7 15.9 15.9 15.5 15.7 15.6 Cont 1 3 10 30 100(μg/ml) 硫酸化β−グルカン 16.1 15.6 17.7 21.2 33.7 >600 DS 500 15.2 16.9 20.1 38.2 223.7 >600 リン酸化β−グルカンは高濃度においても抗血液凝固作
用は見られなかった。対照薬である硫酸化β−グルカン
と硫酸デキストランは濃度依存的にAPTTを延長さ
せ、APTTを2倍延長させる濃度は、それぞれ28.
8μg/mlと6.4μg/mlであった。
【0038】以上の結果より、現在HIV患者に有用で
あると言われている硫酸デキストランよりもリン酸化β
−グルカンの方がHIV患者には有用であることが示唆
された。
【0039】抗HIV活性の測定(ウイルスによる細胞
変性抑制活性の試験) 国立予防衛生研究所エイズセンターエイズウイルス室で
実施されている方法を用いた。
【0040】即ち、1次スクーリングとしてMT−4細
胞のHIV感染による細胞障害性の抑制を指標にしたマ
イクロプレート法を用い、ここで活性が認められた試料
に関しては更に他の方法により抗HIV活性の確認及び
作用メカニズムの解析を行った。
【0041】マイクロプレート法 HIV−1(HTLV−III BStrain)及びHIV−2
(HIV「GH−1」)に対して高い感受性を持つMT
−4細胞(CD4抗原陽性・HTLV−1陽性細胞)は
感染後3〜5日間でCPEが出現し、ほとんどの細胞が
死滅する。
【0042】顕微鏡下でCPEを判定し、添加した試料
によってこのCPEの発現を抑制するかどうかを調べ、
1次スクリーニングとした。
【0043】即ち、丸底96ウエルマイクロプレート
(Nunc)の左端8ウェルに所定の希釈した試料溶液
200mlを加えた。試料の希釈は10%Fcs添加R
PMI1640培地で行った。残りのウエルには培地を
100mlづつ入れておき、8連ピペットで左端のウェ
ルから100mlを取り右隣のウェルに移しよく撹拌し
た。これを繰り返し試料の2倍段階希釈(100ml/
ウェル12段階)とした。
【0044】次に対数増殖期にあるMT−4細胞をプレ
ート1枚あたり600万個遠心分離にて集め、極く少量
の培地に懸濁した。
【0045】この細胞浮遊液に遠心管内で100TCI
D 50/mlとなるようにHIVを加え37℃で1時
間吸着させた。
【0046】HIVは持続感染Molt−4/HIV細
胞の培養上清を22μmのミリポアフイルターで濾過し
−80℃で保存したもので、予めMT−4細胞にたいす
る感染価を決定していたものを用いた。
【0047】37℃で1時間吸着後プレート1枚あたり
10mlの培地を加え100μl/ウェルを試料希釈液
に添加した。この時の細胞濃度は30万個/mlに設定
した。
【0048】非感染細胞と試料無添加感染細胞を対照と
しておき、5%CO2 存在下、37℃で培養した。
【0049】HIV感染後3日目に検鏡で試料による細
胞毒性を調べると共に感染時と同じ試料の2倍段階希釈
のプレートを用意し、3日間培養したプレートから1/
3〜1/5の細胞を取り出し移し替えた。感染後6日目
に判定を行った。
【0050】判定は検鏡によりHIV感染によるCPE
の発現の有無を観察した。試料が細胞毒性を示さない濃
度でHIV感染によるCPEの発現を抑制した場合に効
果が認められるものとした。
【0051】抗HIV試験結果 試料:舞茸由来リン酸化β−グルカン精製試料(分子量
約22万)(試料Z) 舞茸−β−グルカン(分子量約20万)(試料C) 方法:MT−4細胞を用いたマイクロプレート法 使用したHIVはHIV−1及びHIV−2型であっ
た。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】舞茸由来リン酸化β−プロテオグルカン
(リン酸化β−glucanともいう)は強い抗HIV
活性を示した。培養後ウイルスによる細胞毒性の有無を
確認した結果、対照群ではウイルスによる細胞変性が認
められたが、リン酸化β−グルカン31〜63μg/m
lという少量を添加した場合においてもウイルスによる
細胞変性が認められなかった。
【0054】本発明のグルカンリン酸化物はウイルスに
よる細胞変性の抑制活性即ち抗HIV活性が著しく高
い。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担子菌属類の舞茸の菌糸体及び/又は子
    実体から抽出したβ−1,6結合の分岐鎖を有するβ−
    1,3グルカン及び/又はβ−1,3結合の分岐鎖を有
    するβ−1,6グルカンのリン酸化物。
  2. 【請求項2】 グルカンの水酸基の5%以上がリン酸化
    されている請求項1に記載のリン酸化物。
  3. 【請求項3】 グルカンが蛋白質を1%以下含有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のリン酸化物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のリ
    ン酸化物を含むレトロウイルス感染症用薬剤。
JP13536196A 1996-05-29 1996-05-29 抗AIDSウイルス活性を有する新規リン酸化β−グルカン及びそれを含むレトロウイルス感染症治療用薬剤 Expired - Lifetime JP4540133B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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