JPH09314808A - 印刷機のインキ装置における分割式ローラ - Google Patents
印刷機のインキ装置における分割式ローラInfo
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- JPH09314808A JPH09314808A JP13826596A JP13826596A JPH09314808A JP H09314808 A JPH09314808 A JP H09314808A JP 13826596 A JP13826596 A JP 13826596A JP 13826596 A JP13826596 A JP 13826596A JP H09314808 A JPH09314808 A JP H09314808A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 近年、印刷物のカラー化、多様化に伴って1
本の版胴で複数ページに対応する印刷であっても、各ペ
ージ毎に異色の印刷を行いたいとする要請が生じてい
る。本発明はこのようなニーズに応える新規な装置を提
供することを課題とするものである。 【解決手段】 大径部と小径部を有する段付きローラ
と、この小径部に嵌められ大径部と同じ外径を有する円
筒状ローラと、同円筒状ローラに連結され同円筒状ロー
ラを段付きローラの軸方向に移動する移動機構とにより
インキ装置の分割式ローラを構成し、必要に応じて円筒
状ローラを移動し、大径部との間に溝を形成してこの溝
でインキを他のページにまで及ぼすことなく各ページ毎
に異色の印刷を可能とした。
本の版胴で複数ページに対応する印刷であっても、各ペ
ージ毎に異色の印刷を行いたいとする要請が生じてい
る。本発明はこのようなニーズに応える新規な装置を提
供することを課題とするものである。 【解決手段】 大径部と小径部を有する段付きローラ
と、この小径部に嵌められ大径部と同じ外径を有する円
筒状ローラと、同円筒状ローラに連結され同円筒状ロー
ラを段付きローラの軸方向に移動する移動機構とにより
インキ装置の分割式ローラを構成し、必要に応じて円筒
状ローラを移動し、大径部との間に溝を形成してこの溝
でインキを他のページにまで及ぼすことなく各ページ毎
に異色の印刷を可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷機において、同
一版胴に対し複数色のインキを区間別に供給可能とし、
または単色のインキを全幅に亘って供給可能としたイン
キ装置における分割式ローラに関する。
一版胴に対し複数色のインキを区間別に供給可能とし、
または単色のインキを全幅に亘って供給可能としたイン
キ装置における分割式ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機におけるインキ装置の一般的な形
態は、図7に示すように構成され、インキを送り出すイ
ンキ供給装置2と、このインキ供給装置2から送り出さ
れてくるインキを受け取って版面の画線に応じた厚さの
インキ皮膜に形成して版胴1に供給するインキローラ群
3と、からなっている。
態は、図7に示すように構成され、インキを送り出すイ
ンキ供給装置2と、このインキ供給装置2から送り出さ
れてくるインキを受け取って版面の画線に応じた厚さの
インキ皮膜に形成して版胴1に供給するインキローラ群
3と、からなっている。
【0003】従来、このような印刷機のインキ装置にお
ける各ローラには、枚葉印刷機や通常の商業用輪転機の
ように版胴に1枚の刷版が装着される印刷機は勿論のこ
と、ダブル幅の新聞輪転機のように、版胴の幅方向に新
聞1ページ分の刷版4枚を装着するか、同2ページ分の
刷版2枚を装着するような広幅の印刷機の場合でも、図
9に示すように、版胴の全幅とほぼ同じ長さを有する一
体型のローラ40が使用されていた。そして同一版胴に
は同じ色のインキが、このような多数の一体型のローラ
を経て供給され、1本の版胴では全面同一色の印刷が行
われるようになっていた。
ける各ローラには、枚葉印刷機や通常の商業用輪転機の
ように版胴に1枚の刷版が装着される印刷機は勿論のこ
と、ダブル幅の新聞輪転機のように、版胴の幅方向に新
聞1ページ分の刷版4枚を装着するか、同2ページ分の
刷版2枚を装着するような広幅の印刷機の場合でも、図
9に示すように、版胴の全幅とほぼ同じ長さを有する一
体型のローラ40が使用されていた。そして同一版胴に
は同じ色のインキが、このような多数の一体型のローラ
を経て供給され、1本の版胴では全面同一色の印刷が行
われるようになっていた。
【0004】しかし、近年印刷物のカラー化に伴って、
1本の版胴でページごとに異色の印刷を行いたいという
要請が生じてきた。そしてこの要請に応じるために、例
えばインキつぼ方式のダブル幅の新聞輪転機の場合であ
れば、インキつぼ内を仕切板でページ別に4つに仕切
り、この仕切られた区間別に異なる色のインキを入れ
て、インキローラ群3における特定のローラを図8に示
すような、ページ幅ごとに環状の溝を設けた溝付きロー
ラ30と取り換えたものを用いて印刷する方法が採用さ
れるようになってきた。
1本の版胴でページごとに異色の印刷を行いたいという
要請が生じてきた。そしてこの要請に応じるために、例
えばインキつぼ方式のダブル幅の新聞輪転機の場合であ
れば、インキつぼ内を仕切板でページ別に4つに仕切
り、この仕切られた区間別に異なる色のインキを入れ
て、インキローラ群3における特定のローラを図8に示
すような、ページ幅ごとに環状の溝を設けた溝付きロー
ラ30と取り換えたものを用いて印刷する方法が採用さ
れるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したような従来の
インキ装置におけるローラにあっては次のような問題点
が内在していた。
インキ装置におけるローラにあっては次のような問題点
が内在していた。
【0006】(イ)ローラの表面にページ幅単位など区
間ごとの環状の溝を設けていない通常の一体型のローラ
では、区間別に異なる色のインキを入れて印刷すると、
インキは、インキローラ群を順次転移しながら版胴に近
づくにつれて末広がり状に拡散し、版面には混色された
インキが供給されるようになるので、色調の再現性が得
られず実用できなかった。
間ごとの環状の溝を設けていない通常の一体型のローラ
では、区間別に異なる色のインキを入れて印刷すると、
インキは、インキローラ群を順次転移しながら版胴に近
づくにつれて末広がり状に拡散し、版面には混色された
インキが供給されるようになるので、色調の再現性が得
られず実用できなかった。
【0007】また、このようなローラでは広幅の印刷機
で特定ページの小区間にのみ印刷する場合もインキ供給
装置から送り出されてくるインキは、インキローラ群を
順次転移して版胴に向かって進むにつれて、末広がり状
に拡散するので、印面の汚れ防止と刷了後の清掃作業に
多くの手間を要していた。
で特定ページの小区間にのみ印刷する場合もインキ供給
装置から送り出されてくるインキは、インキローラ群を
順次転移して版胴に向かって進むにつれて、末広がり状
に拡散するので、印面の汚れ防止と刷了後の清掃作業に
多くの手間を要していた。
【0008】(ロ)また、ページ幅単位などの一定区間
ごとに環状の溝を設けたローラを設けたものにおいて
は、区間境界部の版面にはインキが供給されないので、
例えば新聞2ページ続きのようなワイド版で見開き面に
印刷するときには、溝無しインキローラと取り換えなけ
ればならず、この方法では準備作業に手間がかかり作業
性が悪いほか、ローラの保管・管理に無駄が生じるとい
う問題があった。
ごとに環状の溝を設けたローラを設けたものにおいて
は、区間境界部の版面にはインキが供給されないので、
例えば新聞2ページ続きのようなワイド版で見開き面に
印刷するときには、溝無しインキローラと取り換えなけ
ればならず、この方法では準備作業に手間がかかり作業
性が悪いほか、ローラの保管・管理に無駄が生じるとい
う問題があった。
【0009】本発明は従来のものにおけるこれらの問題
を解決し、共通のローラを用いて区間別に複数色の印刷
を可能にするとともに、小範囲のスポット印刷や見開き
面への印刷にも対応でき、作業性が良好で、広範囲の印
刷に適合できる効率的なインキ装置のローラを提供する
ことを課題とするものである。
を解決し、共通のローラを用いて区間別に複数色の印刷
を可能にするとともに、小範囲のスポット印刷や見開き
面への印刷にも対応でき、作業性が良好で、広範囲の印
刷に適合できる効率的なインキ装置のローラを提供する
ことを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するべくなされたもので、軸方向に大径部と小径部
を有する段付きローラと、この段付きローラの大径部と
同じ外径を有して前記段付きローラの小径部に被嵌する
円筒状ローラと、この円筒状ローラに連結して設けられ
同円筒状ローラを前記段付きローラの小径部上で軸方向
に移動する移動機構とからなる印刷機のインキ装置にお
ける分割式ローラを提供する。
解決するべくなされたもので、軸方向に大径部と小径部
を有する段付きローラと、この段付きローラの大径部と
同じ外径を有して前記段付きローラの小径部に被嵌する
円筒状ローラと、この円筒状ローラに連結して設けられ
同円筒状ローラを前記段付きローラの小径部上で軸方向
に移動する移動機構とからなる印刷機のインキ装置にお
ける分割式ローラを提供する。
【0011】本発明は、上記のように構成されているの
で、同一版胴にページ幅などの区間ごとに異なった色の
インキを供給して複数色の印刷をするときは、円筒状の
ローラに連結して設けた移動機構を作動して円筒状ロー
ラを段付きローラの大径部端面から離れる方向に移動さ
せ、段付きローラの大径部と円筒状ローラの境界部表面
に環状の溝を形成する。
で、同一版胴にページ幅などの区間ごとに異なった色の
インキを供給して複数色の印刷をするときは、円筒状の
ローラに連結して設けた移動機構を作動して円筒状ロー
ラを段付きローラの大径部端面から離れる方向に移動さ
せ、段付きローラの大径部と円筒状ローラの境界部表面
に環状の溝を形成する。
【0012】この状態でインキ供給装置から各ページな
どの区間別に異なる色のインキを送り出すと、それぞれ
のインキはこのローラの表面にできた環状の溝によっ
て、隣接ページなどの区間外へ拡散することが防止され
るので、混色されたインキが版面に供給されることがな
く、同一版胴でページなどの区間別に異なる色の鮮明な
印刷をすることができる。
どの区間別に異なる色のインキを送り出すと、それぞれ
のインキはこのローラの表面にできた環状の溝によっ
て、隣接ページなどの区間外へ拡散することが防止され
るので、混色されたインキが版面に供給されることがな
く、同一版胴でページなどの区間別に異なる色の鮮明な
印刷をすることができる。
【0013】また、2ページ続きなどのワイド版に同一
色のインキを供給して印刷をするときは、前記移動機構
を作動して円筒状ローラを段付きローラの大径部端面に
接触させ、円筒状ローラと段付きローラの大径部の境界
部表面に環状の溝がない状態にする。これによりページ
などの区間境界部にもインキが着き、ワイド版による2
ページ続きなどの見開き面への印刷ができる。
色のインキを供給して印刷をするときは、前記移動機構
を作動して円筒状ローラを段付きローラの大径部端面に
接触させ、円筒状ローラと段付きローラの大径部の境界
部表面に環状の溝がない状態にする。これによりページ
などの区間境界部にもインキが着き、ワイド版による2
ページ続きなどの見開き面への印刷ができる。
【0014】また、本発明は前記した円筒状ローラを段
付きローラの軸方向に移動する移動機構は、同段付きロ
ーラの小径部の端部に螺合する移動用ナットを前記円筒
状ローラの端部に回動自在に連結してなる印刷機のイン
キ装置における分割式ローラを提供する。
付きローラの軸方向に移動する移動機構は、同段付きロ
ーラの小径部の端部に螺合する移動用ナットを前記円筒
状ローラの端部に回動自在に連結してなる印刷機のイン
キ装置における分割式ローラを提供する。
【0015】即ち前記したように段付きローラの大径部
と円筒状ローラの境界部表面に環状の溝を形成する場
合、及び反対にこの環状の溝をなくする場合の夫々の場
合において、前記移動機構を構成する移動用ナットを回
して、前者は円筒状ローラを段付きローラの大径部端面
から離れる方向に、後者は近ずいて互いに接触するよう
に作動させるものである。
と円筒状ローラの境界部表面に環状の溝を形成する場
合、及び反対にこの環状の溝をなくする場合の夫々の場
合において、前記移動機構を構成する移動用ナットを回
して、前者は円筒状ローラを段付きローラの大径部端面
から離れる方向に、後者は近ずいて互いに接触するよう
に作動させるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て、この種装置の基本形態を示す図5も利用しつつ、図
1ないし図3に基づいて説明する。
て、この種装置の基本形態を示す図5も利用しつつ、図
1ないし図3に基づいて説明する。
【0017】図1は本実施の形態に係るインキ装置の分
割式ローラの断面入り正面図で、(a)はローラの表面
に環状の溝を形成した状態を、また(b)はこの環状の
溝を形成しないようにした状態を示す。
割式ローラの断面入り正面図で、(a)はローラの表面
に環状の溝を形成した状態を、また(b)はこの環状の
溝を形成しないようにした状態を示す。
【0018】図2は前記図1の(a),(b)の状態を
夫々作り出す円筒状ローラの移動機構を示す要部詳細
図、また、図3は分割式ローラと印刷された紙面の関係
を示す説明図で、(a)は図1(a)に対応して環状の
溝を形成して印刷する状態を、(b)は図1(b)に対
応して環状の溝を形成しないで印刷する場合を示してい
る。なお、前記した従来の技術と同一の部分については
図中同一の符号を付して示し重複する説明はできるだけ
省略するようにした。
夫々作り出す円筒状ローラの移動機構を示す要部詳細
図、また、図3は分割式ローラと印刷された紙面の関係
を示す説明図で、(a)は図1(a)に対応して環状の
溝を形成して印刷する状態を、(b)は図1(b)に対
応して環状の溝を形成しないで印刷する場合を示してい
る。なお、前記した従来の技術と同一の部分については
図中同一の符号を付して示し重複する説明はできるだけ
省略するようにした。
【0019】1は印刷機の版胴、2はインキを送り出す
インキ供給装置、3はこのインキ供給装置2から送り出
されてくるインキを受け取って版面の画線に応じた厚さ
のインキ皮膜に形成して版胴1に供給するインキローラ
群、9は走行紙である。
インキ供給装置、3はこのインキ供給装置2から送り出
されてくるインキを受け取って版面の画線に応じた厚さ
のインキ皮膜に形成して版胴1に供給するインキローラ
群、9は走行紙である。
【0020】印刷機のインキローラ群3は、その典型的
な一例を図7に示すように、インキ供給装置2の元ロー
ラ4からインキを受理する受け渡しローラ5と、受け取
ったインキを練って版面の画線に応じた厚さのインキ皮
膜を形成する往復ローラ6および練りローラ7a,7
b,7cと、このインキ皮膜を版面に供給する着けロー
ラ8a,8bと、から構成されている。また、図7に示
すようなダブル幅の新聞輪転機の版胴1には、幅方向に
新聞1ページ分の刷版4枚または、同2ページ分の刷版
2枚を装着するようになっている。
な一例を図7に示すように、インキ供給装置2の元ロー
ラ4からインキを受理する受け渡しローラ5と、受け取
ったインキを練って版面の画線に応じた厚さのインキ皮
膜を形成する往復ローラ6および練りローラ7a,7
b,7cと、このインキ皮膜を版面に供給する着けロー
ラ8a,8bと、から構成されている。また、図7に示
すようなダブル幅の新聞輪転機の版胴1には、幅方向に
新聞1ページ分の刷版4枚または、同2ページ分の刷版
2枚を装着するようになっている。
【0021】本実施の形態の分割式ローラは、このよう
な典型的な機械配列における図7の輪転機の練りローラ
7bおよび着けローラ8a,8bに適用したものであっ
て、図1に示すように、この分割式ローラ10は、軸方
向に新聞2ページ分の幅を有し、その中央に環状の固定
溝11aを形成した大径部12aとその両側に新聞1ペ
ージ分の幅で突出した小径部12b,12bを有する段
付きローラ12と、この段付きローラの両小径部12
b,12bに被嵌するそれぞれ新聞1ページ分の幅のあ
る左右2本の円筒状ローラ13,13と、で構成して、
各円筒状ローラ13,13の外径を段付きローラの大径
部12aの外径と同一にしたものである。(なお、円筒
状ローラおよび段付きローラの大径部の外径は、ゴム被
覆等がある場合にはそれを含むものであることは言うま
でもない。)そして、各円筒状ローラ13,13の外側
端部には、前記段付きローラ12の各小径部12b,1
2b上をそれぞれ軸方向に移動する移動機構14を備え
たものである。
な典型的な機械配列における図7の輪転機の練りローラ
7bおよび着けローラ8a,8bに適用したものであっ
て、図1に示すように、この分割式ローラ10は、軸方
向に新聞2ページ分の幅を有し、その中央に環状の固定
溝11aを形成した大径部12aとその両側に新聞1ペ
ージ分の幅で突出した小径部12b,12bを有する段
付きローラ12と、この段付きローラの両小径部12
b,12bに被嵌するそれぞれ新聞1ページ分の幅のあ
る左右2本の円筒状ローラ13,13と、で構成して、
各円筒状ローラ13,13の外径を段付きローラの大径
部12aの外径と同一にしたものである。(なお、円筒
状ローラおよび段付きローラの大径部の外径は、ゴム被
覆等がある場合にはそれを含むものであることは言うま
でもない。)そして、各円筒状ローラ13,13の外側
端部には、前記段付きローラ12の各小径部12b,1
2b上をそれぞれ軸方向に移動する移動機構14を備え
たものである。
【0022】左右対称であるので、その一方について説
明すると、上記円筒状ローラ13の軸方向への移動機構
14は、図2に示すように、段付きローラ12の小径部
12bの軸側端部に螺合する移動用ナット15を前記円
筒状ローラ13の端部にガイド16を介して回動自在に
取り付け、この移動用ナット15の外周に沿って工具差
し込み用の小穴17を複数個設け、円筒状ローラ13と
小径部12bの摺動面に滑りキー19(図2では省略し
たので図1参照)を設けたものである。
明すると、上記円筒状ローラ13の軸方向への移動機構
14は、図2に示すように、段付きローラ12の小径部
12bの軸側端部に螺合する移動用ナット15を前記円
筒状ローラ13の端部にガイド16を介して回動自在に
取り付け、この移動用ナット15の外周に沿って工具差
し込み用の小穴17を複数個設け、円筒状ローラ13と
小径部12bの摺動面に滑りキー19(図2では省略し
たので図1参照)を設けたものである。
【0023】本実施の形態は、上記のように構成されて
いるので、図3(a)に示すように、同一版胴1にペー
ジ別に異なる複数色のインキを供給して、A,B,C,
D各ページ別に異なる色の印刷をするときは、先ずイン
キ供給装置2のインキつぼ内を仕切板でページ幅ごとに
仕切り、この仕切られた区間別に異なる色のインキを入
れる。
いるので、図3(a)に示すように、同一版胴1にペー
ジ別に異なる複数色のインキを供給して、A,B,C,
D各ページ別に異なる色の印刷をするときは、先ずイン
キ供給装置2のインキつぼ内を仕切板でページ幅ごとに
仕切り、この仕切られた区間別に異なる色のインキを入
れる。
【0024】次いで、左右2本の円筒状ローラ13,1
3の端部に取り付けた各移動用ナット15,15の小穴
17に図示省略の工具を差し込んで回し、各円筒状ロー
ラ13,13を段付きローラの大径部12aの両端面か
ら離れる方向に移動させ、図1(a)に示すように、段
付きローラ12の大径部12aと左右2本の円筒状ロー
ラ13,13の境界部表面に環状の溝11,11を形成
するようにする。
3の端部に取り付けた各移動用ナット15,15の小穴
17に図示省略の工具を差し込んで回し、各円筒状ロー
ラ13,13を段付きローラの大径部12aの両端面か
ら離れる方向に移動させ、図1(a)に示すように、段
付きローラ12の大径部12aと左右2本の円筒状ロー
ラ13,13の境界部表面に環状の溝11,11を形成
するようにする。
【0025】この状態でインキ供給装置2からA,B,
C,Dの各ページ別に異なる色のインキを送り出すと、
それぞれのインキは、このローラ10の表面にできた環
状の溝11,11と中央の固定溝11aによって、隣接
ページへ拡散することが防止されるので、混色されたイ
ンキが版面に供給されることがなく、同一版胴1でA,
B,C,Dの各ページ別に異なる色の鮮明な印刷をする
ことができる。
C,Dの各ページ別に異なる色のインキを送り出すと、
それぞれのインキは、このローラ10の表面にできた環
状の溝11,11と中央の固定溝11aによって、隣接
ページへ拡散することが防止されるので、混色されたイ
ンキが版面に供給されることがなく、同一版胴1でA,
B,C,Dの各ページ別に異なる色の鮮明な印刷をする
ことができる。
【0026】一方、図3(b)に示すように、2ページ
続きのワイド版に同一色のインキを供給して印刷すると
きは、各移動用ナット15,15を逆方向に回して、ぴ
ったりと、各円筒状ローラ13,13を段付きローラの
大径部12aの端面に面一になるように接触させ、左右
2本の円筒状ローラ13,13と段付きローラ12の大
径部12aの境界部表面に環状の溝11,11がない状
態にする。これによりページ境界部にもインキが着き、
ワイド版による2ページ続きの見開き面E,Fへの印刷
ができる。
続きのワイド版に同一色のインキを供給して印刷すると
きは、各移動用ナット15,15を逆方向に回して、ぴ
ったりと、各円筒状ローラ13,13を段付きローラの
大径部12aの端面に面一になるように接触させ、左右
2本の円筒状ローラ13,13と段付きローラ12の大
径部12aの境界部表面に環状の溝11,11がない状
態にする。これによりページ境界部にもインキが着き、
ワイド版による2ページ続きの見開き面E,Fへの印刷
ができる。
【0027】本発明の第2の実施の形態を図4に基づい
て説明する。図4は、分割式ローラの断面入り正面図
で、(a)はこのローラの表面に環状の溝を形成した状
態を、また(b)はこのローラの表面に環状の溝を形成
しないようにした状態を示す。
て説明する。図4は、分割式ローラの断面入り正面図
で、(a)はこのローラの表面に環状の溝を形成した状
態を、また(b)はこのローラの表面に環状の溝を形成
しないようにした状態を示す。
【0028】本実施の形態における基本構造としてイン
キローラ群の構成およびこのインキローラ群における分
割式ローラの適用位置は、前記第1の実施の形態と同じ
である。
キローラ群の構成およびこのインキローラ群における分
割式ローラの適用位置は、前記第1の実施の形態と同じ
である。
【0029】本実施の形態においては、ローラ20の軸
方向には新聞1ページ相当分の幅を有して表面にゴム被
覆28を施した大径部22aと、その片側に新聞1ペー
ジ相当分の幅で突出した小径部22bを有する段付きロ
ーラ22と、この段付きローラ22の小径部bに被嵌す
る新聞1ページ相当分の幅のある円筒状ローラ23とで
分割式ローラを構成し、この円筒状ローラ23の表面に
ゴム被覆28を施した外径を段付きローラの大径部22
aの外径と同一にしたものである。そして、この円筒状
ローラ23の軸側端部には前記段付きローラの小径部2
2b上を軸方向に移動する移動機構24を備えたもので
ある。
方向には新聞1ページ相当分の幅を有して表面にゴム被
覆28を施した大径部22aと、その片側に新聞1ペー
ジ相当分の幅で突出した小径部22bを有する段付きロ
ーラ22と、この段付きローラ22の小径部bに被嵌す
る新聞1ページ相当分の幅のある円筒状ローラ23とで
分割式ローラを構成し、この円筒状ローラ23の表面に
ゴム被覆28を施した外径を段付きローラの大径部22
aの外径と同一にしたものである。そして、この円筒状
ローラ23の軸側端部には前記段付きローラの小径部2
2b上を軸方向に移動する移動機構24を備えたもので
ある。
【0030】上記円筒状ローラ23の軸方向への移動機
構24は、前記した第1の実施の形態と同じく、段付き
ローラの小径部22bの軸側端部に螺合する移動用ナッ
ト25を前記円筒状ローラ23の端部にガイド26を介
して回動自在に取り付け、この移動用ナット25の外周
に沿って工具差し込み用の小穴27を複数個設け、さら
に小径部22bと円筒状ローラ23の摺動面に滑りキー
29を設けたものである。
構24は、前記した第1の実施の形態と同じく、段付き
ローラの小径部22bの軸側端部に螺合する移動用ナッ
ト25を前記円筒状ローラ23の端部にガイド26を介
して回動自在に取り付け、この移動用ナット25の外周
に沿って工具差し込み用の小穴27を複数個設け、さら
に小径部22bと円筒状ローラ23の摺動面に滑りキー
29を設けたものである。
【0031】このように構成された本実施の形態によれ
ば、いま同一版胴にページごとに異なる複数色のインキ
を供給してページ別に異なる色の印刷をするときは、つ
ぼ式インキ供給装置であれば、インキつぼ内を仕切板に
よりページ幅で仕切り、この仕切られた区間ごとに異な
る色のインキを入れる。
ば、いま同一版胴にページごとに異なる複数色のインキ
を供給してページ別に異なる色の印刷をするときは、つ
ぼ式インキ供給装置であれば、インキつぼ内を仕切板に
よりページ幅で仕切り、この仕切られた区間ごとに異な
る色のインキを入れる。
【0032】次いで、円筒状ローラ23の端部に取り付
けた移動装置において移動用ナット25を前記第1の実
施の形態と同じ要領で操作して、円筒状ローラ23を段
付きローラの大径部22aの端面から離れる方向に移動
させ、図4(a)に示すように、段付きローラの大径部
22aと円筒状ローラ23の境界部表面に環状の溝21
ができるようにする。
けた移動装置において移動用ナット25を前記第1の実
施の形態と同じ要領で操作して、円筒状ローラ23を段
付きローラの大径部22aの端面から離れる方向に移動
させ、図4(a)に示すように、段付きローラの大径部
22aと円筒状ローラ23の境界部表面に環状の溝21
ができるようにする。
【0033】この状態でインキ供給装置から各ページご
とに異なる色のインキを送り出すと、それぞれのインキ
はこのローラ20の表面にできた環状の溝21によっ
て、隣接ページへ拡散することが防止されるので、混色
されたインキが版面に供給されることがなく、同一版胴
で各ページ別に異なる色の鮮明な印刷をすることができ
る。
とに異なる色のインキを送り出すと、それぞれのインキ
はこのローラ20の表面にできた環状の溝21によっ
て、隣接ページへ拡散することが防止されるので、混色
されたインキが版面に供給されることがなく、同一版胴
で各ページ別に異なる色の鮮明な印刷をすることができ
る。
【0034】一方、図4(b)に示すように、2ページ
続きなどのワイド版に同一色のインキを供給して印刷を
するときは、移動用ナット25を逆方向に回して、各円
筒状ローラ23を段付きローラ22の大径部22aの端
面に接触させ、円筒状ローラ23と段付きローラ22の
大径部22aの境界部表面に環状の溝21がない状態に
する。これによりページ境界部にもインキが着き、2ペ
ージ続きなどのワイド版による見開き面への全面同一色
の印刷をすることができる。
続きなどのワイド版に同一色のインキを供給して印刷を
するときは、移動用ナット25を逆方向に回して、各円
筒状ローラ23を段付きローラ22の大径部22aの端
面に接触させ、円筒状ローラ23と段付きローラ22の
大径部22aの境界部表面に環状の溝21がない状態に
する。これによりページ境界部にもインキが着き、2ペ
ージ続きなどのワイド版による見開き面への全面同一色
の印刷をすることができる。
【0035】なお、前記したように第1,第2の実施の
形態共々円筒状ローラ13,23を移動する移動機構1
4,24としては移動用ナット15,25を中心として
構成したものを説明したが、この機構はこれに限られる
ものではなく、たとえば図5及び図6に示すようなもの
であってもよい。
形態共々円筒状ローラ13,23を移動する移動機構1
4,24としては移動用ナット15,25を中心として
構成したものを説明したが、この機構はこれに限られる
ものではなく、たとえば図5及び図6に示すようなもの
であってもよい。
【0036】即ち図5には総ねじ方式の移動機構34を
示し、段付きローラ32の小径部にねじ部35を形成
し、これに噛み合う内ねじ部を円筒状ローラ33の内周
に形成して、ねじ係合により円筒状ローラ33を矢印A
の方向に移動させるようにしたものである。なお、37
は回し棒用穴、38は位置を固定する止めねじ、39は
止めねじで押えられる押え金である。
示し、段付きローラ32の小径部にねじ部35を形成
し、これに噛み合う内ねじ部を円筒状ローラ33の内周
に形成して、ねじ係合により円筒状ローラ33を矢印A
の方向に移動させるようにしたものである。なお、37
は回し棒用穴、38は位置を固定する止めねじ、39は
止めねじで押えられる押え金である。
【0037】また、図6にはカム方式の移動機構44を
示し、段付きローラ42の小径部に固定して偏心カム4
5を設け、また同偏心カム45に対応して適宜形状のカ
ムフロアを円筒状ローラ43に設けて、移動機構44を
構成し、偏心カム45を駆動してその動きを円筒状ロー
ラ43に伝え矢印Aで示す方向に同円筒状ローラ43を
移動させるようにしたものである。なお、48は位置を
固定するための止めねじである。
示し、段付きローラ42の小径部に固定して偏心カム4
5を設け、また同偏心カム45に対応して適宜形状のカ
ムフロアを円筒状ローラ43に設けて、移動機構44を
構成し、偏心カム45を駆動してその動きを円筒状ロー
ラ43に伝え矢印Aで示す方向に同円筒状ローラ43を
移動させるようにしたものである。なお、48は位置を
固定するための止めねじである。
【0038】なおまた、前記第1の実施の形態および第
2の実施の形態における分割式ローラは、いずれもイン
キローラ群における表面にゴム被覆を施した複数のロー
ラに適用した例を示したが、本発明の分割式ローラは、
インキローラ群において、少なくとも1本の効果の大き
い位置のローラに適用すればよく、往復運動を止めた往
復ローラや受け渡しローラなどの表面にゴム被覆を施さ
ない剛体ローラに適用してもよい。
2の実施の形態における分割式ローラは、いずれもイン
キローラ群における表面にゴム被覆を施した複数のロー
ラに適用した例を示したが、本発明の分割式ローラは、
インキローラ群において、少なくとも1本の効果の大き
い位置のローラに適用すればよく、往復運動を止めた往
復ローラや受け渡しローラなどの表面にゴム被覆を施さ
ない剛体ローラに適用してもよい。
【0039】更にまた、本発明の印刷機における分割式
ローラは、輪転機の三角板入り口のローラに適用し、三
角板で縦折りを行う場合は、このローラの表面に環状の
溝を形成しない状態で使用し、三角板中央位置で縦切り
する場合は、このローラの表面に環状の溝を形成し、ス
リッタ受けとして使用することもできる。
ローラは、輪転機の三角板入り口のローラに適用し、三
角板で縦折りを行う場合は、このローラの表面に環状の
溝を形成しない状態で使用し、三角板中央位置で縦切り
する場合は、このローラの表面に環状の溝を形成し、ス
リッタ受けとして使用することもできる。
【0040】以上、本発明を図示の実施の形態を中心と
し、これに若干の変形例を含めて説明したが、本発明は
かかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその
具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでも
ない。
し、これに若干の変形例を含めて説明したが、本発明は
かかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその
具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでも
ない。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のように、インキ装置にお
けるローラの表面が軸方向に移動可能な分割構造になっ
ているので、次の効果を奏するものである。
けるローラの表面が軸方向に移動可能な分割構造になっ
ているので、次の効果を奏するものである。
【0042】(イ)同一版胴に対してページなどの区間
ごとに異なる色のインキを供給して、区間別に複数色の
印刷をするときは、表面に環状の溝を設けた一体型ロー
ラと取り換えなくても、この分割式ローラの円筒状ロー
ラを軸方向に移動して、その表面に環状の溝を形成すれ
ば、インキは隣接区間面に拡散せず混色しないので、色
調の再現性が良好な区間別に異なる色の入ったカラフル
な印刷物を容易に得ることができる。
ごとに異なる色のインキを供給して、区間別に複数色の
印刷をするときは、表面に環状の溝を設けた一体型ロー
ラと取り換えなくても、この分割式ローラの円筒状ロー
ラを軸方向に移動して、その表面に環状の溝を形成すれ
ば、インキは隣接区間面に拡散せず混色しないので、色
調の再現性が良好な区間別に異なる色の入ったカラフル
な印刷物を容易に得ることができる。
【0043】(ロ)特定ページの小区間内にのみスポッ
ト印刷をする場合は、この分割式ローラの円筒状ローラ
を軸方向に移動して、該当ページの境界部に環状の溝を
形成することによって、インキ供給装置から供給されて
くるインキが、インキローラ群を順次転移しながら版胴
に向かって進むときの区間外への拡散を防止できるの
で、インキの拡散幅が最小限に抑えられ、汚れ防止と運
転後の清掃作業の容易化に大きな効果がある。
ト印刷をする場合は、この分割式ローラの円筒状ローラ
を軸方向に移動して、該当ページの境界部に環状の溝を
形成することによって、インキ供給装置から供給されて
くるインキが、インキローラ群を順次転移しながら版胴
に向かって進むときの区間外への拡散を防止できるの
で、インキの拡散幅が最小限に抑えられ、汚れ防止と運
転後の清掃作業の容易化に大きな効果がある。
【0044】(ハ)新聞などの2ページ続きのワイド版
で見開き面に印刷するときは、表面に環状の溝がない一
体型ローラと取り換えなくても、この分割式ローラの円
筒状ローラを軸方向に移動して環状の溝を無くすことに
より、一体のローラとして扱うことができるので、ペー
ジなどの区間境界部にも一様にインキが供給され、見開
き面などの2ページにまたがるワイド版での印刷に対応
することができる。
で見開き面に印刷するときは、表面に環状の溝がない一
体型ローラと取り換えなくても、この分割式ローラの円
筒状ローラを軸方向に移動して環状の溝を無くすことに
より、一体のローラとして扱うことができるので、ペー
ジなどの区間境界部にも一様にインキが供給され、見開
き面などの2ページにまたがるワイド版での印刷に対応
することができる。
【0045】要するに本発明では、印刷条件に応じて溝
付きローラにも、溝なしローラにもなって、区間別の複
数色の印刷にも、見開き面などの2区間連続の印刷に
も、スポット印刷にも最適状態で適合し、高品質で、作
業性が良好で、経済的なインキ装置のローラを提供する
ことができたものである。
付きローラにも、溝なしローラにもなって、区間別の複
数色の印刷にも、見開き面などの2区間連続の印刷に
も、スポット印刷にも最適状態で適合し、高品質で、作
業性が良好で、経済的なインキ装置のローラを提供する
ことができたものである。
【0046】そして請求項2の発明について付言すれ
ば、簡単な構造で確実に円筒状ローラの軸方向移動を受
け持ち、前記諸効果を達成する一翼をになうものであ
る。
ば、簡単な構造で確実に円筒状ローラの軸方向移動を受
け持ち、前記諸効果を達成する一翼をになうものであ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る分割式ローラ
の断面入り正面図で、(a)はローラの表面に環状の溝
を形成したものを、(b)は同環状の溝を形成しないも
のを示す。
の断面入り正面図で、(a)はローラの表面に環状の溝
を形成したものを、(b)は同環状の溝を形成しないも
のを示す。
【図2】図1の移動機構の要部を示す詳細図で、(a)
は正面を、(b)は(a)のX方向からの側面を示す。
は正面を、(b)は(a)のX方向からの側面を示す。
【図3】図1の分割式ローラと印刷された紙面の関係を
示す説明図で、(a)は図1(a)に対応して環状溝を
形成して印刷する場合、(b)は図1(b)に対応して
環状溝を形成せずに印刷する場合を示す。
示す説明図で、(a)は図1(a)に対応して環状溝を
形成して印刷する場合、(b)は図1(b)に対応して
環状溝を形成せずに印刷する場合を示す。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る分割式ローラ
の断面入り正面図で、(a)はローラの表面に環状の溝
と形成したものを、(b)は同環状の溝を形成しないも
のを示す。
の断面入り正面図で、(a)はローラの表面に環状の溝
と形成したものを、(b)は同環状の溝を形成しないも
のを示す。
【図5】移動機構の他の変形例として総ねじ方式の概要
を示す説明図。
を示す説明図。
【図6】移動機構の更に他の変形例としてカム方式の概
要を示す説明図。
要を示す説明図。
【図7】印刷ユニットのローラ配列の典型的な一例を示
す説明図。
す説明図。
【図8】従来の溝付き一体型ローラを示す断面入り正面
図。
図。
【図9】従来の溝なし一体型ローラを示す断面入り正面
図。
図。
1 版胴 2 インキ供給装置 3 インキローラ群 4 元ローラ 5 受け渡しローラ 6 往復ローラ 7a,7b,7c 練りローラ 8a,8b 着けローラ 9 走行紙 10,20 分割式ローラ 11,21,31 環状の溝 12,22,32,42 段付きローラ 12a,22a 段付きローラの大径部 12b,22b 段付きローラの小径部 13,23,33,43 円筒状ローラ 14,24,34,44 移動機構 15,25 移動用ナット 16,26 ガイド 17,27,37 小穴 30 一体型ローラ(溝付き) 40 一体型ローラ(溝なし) 18,28 ゴム被覆 19,29 滑りキー A,B,C,D,E,F 区間別に印刷された紙面 35 ねじ部 38,48 止めねじ 45 偏心カム
Claims (2)
- 【請求項1】 軸方向に大径部と小径部を有する段付き
ローラと、この段付きローラの大径部と同じ外径を有し
て前記段付きローラの小径部に被嵌する円筒状ローラ
と、この円筒状ローラに連結して設けられ同円筒状ロー
ラを前記段付きローラの小径部上で軸方向に移動する移
動機構とからなることを特徴とする印刷機のインキ装置
における分割式ローラ。 - 【請求項2】 前記した円筒状ローラを段付きローラの
軸方向に移動する移動機構は、同段付きローラの小径部
の端部に螺合する移動用ナットを前記円筒状ローラの端
部に回動自在に連結してなることを特徴とする請求項1
に記載の印刷機のインキ装置における分割式ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13826596A JPH09314808A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 印刷機のインキ装置における分割式ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13826596A JPH09314808A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 印刷機のインキ装置における分割式ローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09314808A true JPH09314808A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15217898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13826596A Withdrawn JPH09314808A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 印刷機のインキ装置における分割式ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09314808A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6398701B1 (en) | 1996-12-20 | 2002-06-04 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Cylinder for a rotary press |
DE102007047781A1 (de) * | 2007-05-08 | 2008-11-13 | Manroland Ag | Rollendruckmaschine |
JP2014533615A (ja) * | 2011-12-23 | 2014-12-15 | 中国人民▲銀▼行印制科学技▲術▼研究所 | インク移し・インキング方法、装置及び該装置を備えた印刷機器 |
JP2015054476A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社小森コーポレーション | 番号印刷機のインキ装置 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP13826596A patent/JPH09314808A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6398701B1 (en) | 1996-12-20 | 2002-06-04 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Cylinder for a rotary press |
DE102007047781A1 (de) * | 2007-05-08 | 2008-11-13 | Manroland Ag | Rollendruckmaschine |
JP2014533615A (ja) * | 2011-12-23 | 2014-12-15 | 中国人民▲銀▼行印制科学技▲術▼研究所 | インク移し・インキング方法、装置及び該装置を備えた印刷機器 |
JP2015054476A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社小森コーポレーション | 番号印刷機のインキ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |