JPH09314401A - パイプ用の端面処理装置 - Google Patents

パイプ用の端面処理装置

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JPH09314401A
JPH09314401A JP13491396A JP13491396A JPH09314401A JP H09314401 A JPH09314401 A JP H09314401A JP 13491396 A JP13491396 A JP 13491396A JP 13491396 A JP13491396 A JP 13491396A JP H09314401 A JPH09314401 A JP H09314401A
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JP
Japan
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pipe
ring body
ring
ratchet
closed
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Application number
JP13491396A
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English (en)
Inventor
Shigeru Furusawa
滋 古澤
Mitsuo Sato
光夫 佐藤
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SANKIN ENG
SANKIN KK
TOHO KONETSUKUSU KK
Ikeno Tsuuken KK
Original Assignee
SANKIN ENG
SANKIN KK
TOHO KONETSUKUSU KK
Ikeno Tsuuken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーブルなどが既に布設されている管路用パイ
プのなどの切断端面を滑らかに整える処理を簡単な操作
で安全に且つ効率的に行なえる端面処理装置の提供。 【解決手段】端面処理装置は、固定用環体1、回転用環
体2、及びラチェット環体5を備える。固定用環体は、
処理対象のパイプに巻き付け的に固定させられ、これに
連結体3を介して連結させられる回転用環体をパイプの
端面から一定位置に位置決めさせるのに機能する。回転
用環体は、切削刃保持体4を有し、操作レバー6を介し
回転操作されるラチェット環体により一方向回転を行な
いつつ切削刃31でパイプの端面を滑らかな形状に切削
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断により鋭利に
なっているパイプの端面を滑らかに整えるのに用いる端
面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】硬質プラスチックパイプや金属パイプを
パイプカッターなどにより切断すると、その切断端面は
角張って鋭利な状態を呈する。このような切断端面は何
かと問題を生じる場合がある。例えば地中埋設ケーブル
の布設に用いる布設管路用のパイプの場合がその例であ
る。すなわち布設管路用のパイプの端面が鋭利なままで
あると、この鋭利な端面によりケーブルに傷を付けるお
それがある。しかるに、通信用のケーブルあるいは送電
電用の高圧ケーブルなどは、高度な内部構造を与えられ
ており、外部からのわずかな損傷でもこれを避けなけれ
ばならない。そのため布設管路用のパイプについては、
その切断端面を十分に滑らかに整える必要がある。
【0003】このような作業は、埋設前や未だケーブル
が布設されてないパイプであれば、例えばリーマなどの
適当な工具を用いることで比較的簡単に行なえる。しか
し分岐工事などを施すために管路の途中でパイプを切断
した場合の切断端面の処理には、パイプ中に既設のケー
ブルがあるために、多くの困難が伴う。すなわち例えば
リーマを用いるにしても、パイプの内周面とケーブルと
の間の隙間が狭いためリーマを効率的に働かせることが
できないし、また作業中にリーマでケーブルを損傷する
ことのないように最大限の注意が求められるなど、作業
者に対する負担が大きく、また作業に長時間を要するこ
とになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような事情を背景
になされたのが本発明で、パイプの切断端面を処理する
ための端面処理装置、特にケーブルが既に布設されてい
る管路用パイプの切断端面を簡単な操作で安全に且つ効
率的に処理することを可能とする端面処理装置の提供を
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による端面処理装
置は、それぞれ内周に連結溝を有する一対の半環部材を
互いの一端で回動可能に接続し且つ互いの他端で固着手
段により固着可能としてなり、前記回動により開閉操作
可能であると共に前記固着により閉環状態となるように
した固定用環体;一対の半環部材を互いの一端で回動可
能に接続することで開閉操作可能とし、且つその外周に
ガイド溝を設けると共にこのガイド溝の底にラチェット
爪を設け、さらに両側面に回転ガイド用のローラを設け
た回転用環体;前記固定用環体の連結溝に摺接的に係合
可能な連結部を有し、前記回転用環体の一側の側面に突
設された連結体;パイプの端面を受け入れる受け溝を有
し且つこの受け溝の端に刃部を有する切削刃を前後方向
で位置調節可能に且つ必要位置で固定可能として保持
し、前記回転用環体の他側の側面に突設された切削刃保
持体;それぞれ内周にラチェット溝を設けた一対の半環
部材を互いの一端で回動可能に接続し且つ互いの他端で
固着手段により固着可能としてなり、前記回動により開
閉操作可能であると共に前記固着により閉環状態となる
ようにしたラチェット環体;及びこのラチェット環体に
接続可能とした操作レバーを備えてなっている。
【0006】この端面処理装置を用いてパイプの端面を
処理するには、先ず回転用環体をパイプの端部に開閉操
作により巻き付け的に装着する。次いで固定用環体を、
その連結溝に連結体の連結部が係合する位置で、開閉操
作により巻き付け的にパイプに装着し、且つ固着手段に
より閉環状態とすることで当該位置に固定させる。それ
からラチェット環体を回転用環体の外周にそこのガイド
溝に嵌まり込ませるようにして巻き付け的に組み付ける
と共に固着手段により閉環状態とする。このようにする
ことで回転用環体は、連結体を介して連結する固定用環
体に規制されることで一定位置を維持する。そしてこの
状態で前後位置調節により切削刃の刃部をパイプの端面
に押接させ、それから操作レバーを操作することでラチ
ェット環体を介して回転用環体に一方向回転を行なわせ
る。そうすると切削刃がその受け溝にパイプの端面を受
け入れた状態で当該端面に沿って回転し、これにより当
該端面を滑らかな形状に切削する。
【0007】本発明による端面処理装置は、上記のよう
にその切削刃が受け溝にパイプの端面を押接的に受け入
れた状態で当該端面に沿って回転することでそこを切削
して整えることになる。このため切削刃が受け溝にパイ
プの端面を受け入れることのできる程度である数mm程
度の隙間がパイプの内周面とケーブルとの間にあれば作
業を進めるのに必要十分である。またたとえ切削刃がケ
ーブルに接触することがあっても、その刃部の位置が受
け溝の端の部分だけであるのでケーブルを損傷するおそ
れが全くない。また作業を進めるにも3個の要素を簡単
な操作で装着し、後は回転用環体を回転させるだけで済
み、しかも端面の内外両角部を同時に処理することがで
きる。したがって本発明による端面処理装置によると、
簡単な操作で安全に且つ効率的に端面処理を行なうこと
ができる。
【0008】
【実施の形態】以下本発明の一実施形態を説明する。本
実施形態による端面処理装置は、図1及び図2に示すよ
うに、固定用環体1、回転用環体2、連結体3、切削刃
保持体4、ラチェット環体5、及び操作レバー6を主な
要素とする。
【0009】固定用環体1は、それぞれ内周に連結溝1
0を有する一対の半環部材11a、11bを組み合わせ
て形成する。両半環部材11a、11bは、それぞれの
一端でヒンジ接続により図2中の矢印X及びYの如き開
閉操作用の回動を可能とするように接続する。また両半
環部材11a、11bの他端は、固着手段12で固着し
て閉環状態とすることができるようにする。この固着手
段12は、一方の半環部材11aに設けた係止部13、
他方の半環部材11bに設けた螺合部14、及び係止部
13に頭部を係止させた状態で螺合部14に螺合する締
付けボルト15で形成する。
【0010】回転用環体2は、一対の半環部材17a、
17bを組み合わせて形成する。両半環部材17a、1
7bにはそれぞれの外周にガイド溝18を設け、また一
方の半環部材17bにはガイド溝18の底にラチェット
爪19を設ける。このラチェット爪19は、図2中の矢
印Zの如き出没動を行なえるようにする。また両半環部
材17a、17bにはその左右各側面にそれぞれ2個ず
つ回転ガイド用のローラ20を設ける。このローラ20
は、その外周面が半環部材17a、17bの内周面より
も数mm程度内側に突出するように設ける。また両半環
部材17a、17bは、固定用環体1と同様に、それぞ
れの一端でヒンジ接続により固定用環体1と同様な開閉
操作用の回動を可能とするように接続し、それぞれの他
端を固着手段21で固着できるようにする。この固着手
段21も固定用環体1と同様に、係止部22、螺合部2
3、及び締付けボルト24で形成する。なおこの回転用
環体2は、後述するようにその外周に組み付けられるラ
チェット環体5によりその閉環状態を与えることもでき
る。したがって固着手段21を省略することも可能であ
る。
【0011】連結体3は、その先端に連結部25を有す
る構造とし、回転用環体2の一側の側面から突出するよ
うに設ける。その連結部25は、図1に見られるよう
に、固定用環体1の連結溝10に摺接的に係合させるこ
とができるような円弧状の構造とする。
【0012】切削刃保持体4は、連結体3と位置対応す
る回転用環体2の他側の側面から突設させるベース2
6、ベース26の先端に形成のボルト保持部27に螺合
保持させた調節ボルト28、ベース26の中間部位に形
成のスライド保持部29に保持させたスライダ30、及
びこのスライダ30に保持させた切削刃31からなる構
造とする。その切削刃31は、先端に例えば底部が円弧
状であるU字状形状とした受け溝32を形成し、この受
け溝32の端の角部分を刃部33とした構造とする。こ
の切削刃保持体4では、調節ボルト28を回すことによ
りスライダ30が図1中の矢印Vの如く前後動し、これ
に応じて切削刃31の位置調節がなされ、またスライダ
30をこれに設けた固定ボルト34で固定することによ
り、切削刃31を必要位置で固定することができる。
【0013】ラチェット環体5は、それぞれ内周にラチ
ェット溝35を設けた一対の半環部材36a、36bを
組み合わせて形成する。両半環部材36a、36bは、
固定用環体1と同様に、それぞれの一端でヒンジ接続に
より固定用環体1と同様な開閉操作用の回動を可能とす
るように接続し、それぞれの他端を固着手段37で固着
して閉環状態とすることができるようにする。この固着
手段37は、操作レバー6を利用して形成し、両半環部
材36a、36bの固着と同時に操作レバー6のラチェ
ット環体5への接続も行なえるようにする。具体的に
は、一方の半環部材36aに螺合孔38を設けると共
に、この螺合孔38と重ならせることができる貫通孔3
9を他方の半環部材36bに設け、貫通孔39を通して
操作レバー6の先端に設けてある螺合部6sを螺合孔3
8に螺合させることで両半環部材36a、36bを固着
させ、同時操作レバー6をラチェット環体5に接続させ
ることができるようにする。
【0014】以上のような端面処理装置を用いてパイプ
の端面を処理するには、図1に見られるように、先ず回
転用環体2をパイプPの端部に開閉操作により巻き付け
的に装着すると共に上記固着手段により閉環状態として
そのローラ20、20、……がパイプPの外周に押接す
る状態にする。次いで固定用環体1を、その連結溝10
に連結体3の連結部25が係合する位置で、開閉操作に
より巻き付け的にパイプPに装着し、さらに上記固着手
段により閉環状態とすることで当該位置に固定させる。
それからラチェット環体5を回転用環体2の外周にそこ
のガイド溝18に嵌まり込ませるようにして巻き付け的
に組み付けると共に上記固着手段により閉環状態とす
る。このようにすることで回転用環体2は、連結体3を
介して連結する固定用環体1に規制されることで一定位
置を維持する。そしてこの状態で上記のような前後位置
調節により切削刃31の受け溝32をパイプPの端面P
fに押接させ、それから操作レバー6を操作することで
ラチェット環体5を介して回転用環体2に一方向回転を
行なわせる。そうすると切削刃31がその受け溝32に
パイプの端面Pfを受け入れた状態で当該端面に沿って
回転し、これにより当該端面を受け溝32の上記のよう
な形状に応じた滑らかな形状に切削する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明による端面処
理装置は、パイプの切断端面を簡単な操作で安全に且つ
効率的に処理することを可能とし、例えばパイプを布設
用管路としている地中埋設ケーブルに対する分岐工事な
どをより安全に且つ効率的なものとするのに寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態による端面処理装置のパイプに装着
した状態の断面図。
【図2】一実施形態による端面処理装置の分解斜視図。
【符号の説明】
1 固定用環体 2 回転用環体 3 連結体 4 切削刃保持体 5 ラチェット環体 6 操作レバー 10 連結溝 11a,11b 半環部材 12 固着手段 17a,17b 半環部材 18 ガイド溝 19 ラチェット爪 20 ローラ 25 連結部 31 切削刃 32 受け溝 33 刃部 35 ラチェット溝 36a,36b 半環部材 37 固着手段 P パイプ Pf 端面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの切断端面を整えるのに用いる端
    面処理装置であって、それぞれ内周に連結溝を有する一
    対の半環部材を互いの一端で回動可能に接続し且つ互い
    の他端で固着手段により固着可能としてなり、前記回動
    により開閉操作可能であると共に前記固着により閉環状
    態となるようにした固定用環体;一対の半環部材を互い
    の一端で回動可能に接続することで開閉操作可能とし、
    且つその外周にガイド溝を設けると共にこのガイド溝の
    底にラチェット爪を設け、さらに両側面に回転ガイド用
    のローラを設けた回転用環体;前記固定用環体の連結溝
    に摺接的に係合可能な連結部を有し、前記回転用環体の
    一側の側面に突設された連結体;パイプの端面を受け入
    れる受け溝を有し且つこの受け溝の端に刃部を有する切
    削刃を前後方向で位置調節可能に且つ必要位置で固定可
    能として保持し、前記回転用環体の他側の側面に突設さ
    れた切削刃保持体;それぞれ内周にラチェット溝を設け
    た一対の半環部材を互いの一端で回動可能に接続し且つ
    互いの他端で固着手段により固着可能としてなり、前記
    回動により開閉操作可能であると共に前記固着により閉
    環状態となるようにしたラチェット環体;及びこのラチ
    ェット環体に接続可能とした操作レバーを備えており、
    回転用環体をパイプの端部に開閉操作により巻き付け的
    に装着し、また固定用環体を、その連結溝に連結体の連
    結部が係合する位置で、開閉操作により巻き付け的にパ
    イプに装着し、且つ固着手段により閉環状態とすること
    で当該位置に固定させ、さらにラチェット環体を回転用
    環体の外周にそこのガイド溝に嵌まり込ませるようにし
    て巻き付け的に組み付けると共に固着手段により閉環状
    態とし、そして前後位置調節により切削刃の刃部をパイ
    プの端面に押接させ、この状態で操作レバーを介した操
    作で回転用環体に一方向回転を行なわせることによりパ
    イプの端面を切削して整えるようになっていることを特
    徴とする端面処理装置。
JP13491396A 1996-05-29 1996-05-29 パイプ用の端面処理装置 Pending JPH09314401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13491396A JPH09314401A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 パイプ用の端面処理装置

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JP13491396A JPH09314401A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 パイプ用の端面処理装置

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JPH09314401A true JPH09314401A (ja) 1997-12-09

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ID=15139470

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JP13491396A Pending JPH09314401A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 パイプ用の端面処理装置

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JP (1) JPH09314401A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2924961A1 (fr) * 2007-12-17 2009-06-19 Gaz De France Sa Dispositif de grattage d'un tube et ses elements constitutifs
JP2009293783A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Tokyo Gas Co Ltd 既設管の不要部分撤去工法、管内面切削工具、管端面切削工具及び管の閉塞栓
JP2013116514A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Aron Kasei Co Ltd パイプの切断端部用の面取り矯正器具
KR101335392B1 (ko) * 2013-07-17 2013-12-05 (주)건양엔지니어링 주철관 직각 절단용 가이드 장치
KR101686187B1 (ko) * 2015-08-07 2016-12-13 주식회사 쏠락 튜브 단부 절삭장치

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