JPH09314209A - ロールチョックの着脱方法およびその装置 - Google Patents

ロールチョックの着脱方法およびその装置

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JPH09314209A
JPH09314209A JP13695996A JP13695996A JPH09314209A JP H09314209 A JPH09314209 A JP H09314209A JP 13695996 A JP13695996 A JP 13695996A JP 13695996 A JP13695996 A JP 13695996A JP H09314209 A JPH09314209 A JP H09314209A
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chock
roll
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rotation
rolling
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Hiroshi Nakamura
弘 中村
Kenji Tominaga
賢二 富永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールにチョックを締結するロックナットの
締めつけおよび緩めの各作業を機械化する。 【解決手段】 圧延ロールショップにおいて、圧延ロー
ルに対してチョックを着脱するに当たり、圧延ロールに
挿入したチョックを締結するロックナットを固定して圧
延ロールとの連れ回転を防止する一方、圧延ロールの方
に回転を与えてロックナットの締めつけおよび緩めの作
業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延ロールへのチ
ョックの組み替え作業における、ロックナットの締結お
よび弛緩、そしてチョックの抜き出しを簡易化したロー
ルチョックの着脱方法およびその装置に関するものであ
る。
【0002】近年、圧延の高速化や圧下量の増大を背景
として、バックアップロールなどの圧延ロールの整備は
益々重要になり、それに従って、ロールショップにおけ
る圧延ロールの解体・組立て作業も頻繁に行われてい
る。
【0003】
【従来の技術】図1(a) に示すように、圧延ロール1に
は、主にロールの回転を支持するチョック2が装着され
ているのが普通であり、圧延ロール1の解体は、ロール
軸1aに挿入されたチョック2を、ロール軸方向外側か
ら締結するロックナット3を緩めてロール軸1aから外
した後、チョック2をロール軸1aから引き抜くことで
行われ、一方圧延ロールの組立ては、上記の工程手順を
逆に進めて行われる。
【0004】この圧延ロールの解体または組立て工程で
は、ロックナット3を緩めたり締めつけるのに要する作
業時間が占める割合が比較的高いため、この作業を効率
的に行うことが肝要である。
【0005】従来、ロールショップにおけるロックナッ
トの締結および弛緩の各作業は、図1(a) および(b) に
示すように、例えば14〜16mmのワイヤー4をロック
ナット3に巻き付け、そのワイヤー4をクレーン等にて
1本吊りで巻き上げることにより、ロックナット3を回
転させて、その締めつけ、または緩める作業を行ってお
り、1回のロックナット3の締結または弛緩の各作業
で、2〜3回のワイヤーの巻き直しが必要になる、煩雑
な作業であった。
【0006】また、ロックナットを緩めて、チョックを
ロールから外す場合、圧延中にチョックのベアリング部
とロールネック部とが強固に嵌まり合っているために、
チョックが抜けなくなる問題があった。
【0007】これに対して、特公昭60−21004号
公報、同60−21005号公報および同60−382
04号公報では、ロックナットの外周部に設けた歯車と
モーター駆動の歯車とを噛み合わせて、ロックナットの
締めおよび緩め作業を行う方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したロックナット
の締めおよび緩め作業は、ほとんど手作業の上、1回の
ロックナットの締めつけおよび緩めの作業で、2〜3回
のワイヤーの巻き直し、そして巻き上げ作業が必要にな
るため、作業人数が多く、手待ち時間が長いという問題
点があった。さらに、ロックナット締めつけ作業は、ク
レーンによる締めつけ具合を作業者の経験によって感覚
的に行っているため、締まりすぎて外れなくなることが
ある。この場合、チョック片側端部をクレ−ンにて持ち
上げて揺らしながら、その反動でチョックを外すとい
う、大変危険な作業を伴うことになる。
【0009】また、特公昭60−21004号公報、同
60−21005号公報および同60−38204号公
報の方法では、総てのロックナットの外周に歯車状の加
工を行う必要があり、コストが大きくなる上、各チョッ
ク毎にロックナット径が変化するため、径の異なる歯車
を各チョック毎に交換することも必要になり、作業時間
が長くなる点で不利である。
【0010】そこで、本発明の目的は、これら問題点を
解消し、ロックナットの締めつけおよび緩めの各作業を
機械化した、ロールチョックの着脱方法およびその装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記した問
題点を解決するために、圧延ロールの解体・組立作業
の、とりわけロックナットの着脱を有利に行う手法につ
いて鋭意究明した結果、本発明を導くに到った。
【0012】すなわち、本発明は、圧延ロールショップ
において圧延ロールに対してチョックを着脱するに当た
り、圧延ロールに嵌挿したチョックを締結するロックナ
ットを固定して圧延ロールとの共連れ回転を防止する一
方、圧延ロールの方に回転を与えてロックナットの締め
つけおよび緩めの各作業を行うようにすることを特徴と
するロールチョックの着脱方法である。
【0013】上記の方法には、圧延ロールを支持しかつ
ロールに回転を与える複数の車輪、圧延ロールに装着さ
れたチョックをロール軸方向外側に押し出すシリンダー
および圧延ロールに嵌挿したチョックを締結するロック
ナットの回転を防止するロックナット固定手段を有する
ロールチョックの着脱装置、さらにチョックの回転を防
止するチョック固定手段を有するロールチョックの着脱
装置が、それぞれ有利に適合する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の方法に使用するロールチ
ョックの着脱装置の好適例を、図2および図3に示す。
なお、図2は着脱装置にロールを載置した状態を、図3
は着脱装置のみを、それぞれ示している。
【0015】図示のロールチョックの着脱装置は、ロー
ル1が載置される車輪5を相互に離間した4箇所の位置
に配置し、これら車輪5をモーター6にて、載置したロ
ール1の軸と直交する向きに回転することによって、ロ
ール1に回転を付与することでチョックの着脱を実現す
るようになっている。なお、図示例では、車輪数が4つ
の例であるが、これはロール1を安定して支持できれば
その配置や数は問わない。
【0016】また、図中の符号7は、ロール軸方向外側
に進退可能に設けたシリンダーであり、例えば油圧シリ
ンダーや空圧シリンダー等が使用できる。さらに、符号
8は、ロックナット3の回転を防止するロックナット固
定手段として用いる、固定用ワイヤーである。
【0017】次に、本発明方法の手順について圧延ロー
ルの解体を典型例として、図2に基づいて説明する。す
なわち、チョック2を装着したロール1を、チョック着
脱装置の複数の車輪5上に載置し、まず固定用ワイヤー
8を用いてロックナット3を固定してロックナット3の
回転を阻止する。次いで、車輪5をモーター6により、
例えばチェーン駆動して回転させることにより、ロール
1に回転を与える。すると、固定されたロックナット3
に対して、ロール1そしてロール軸1aが回転する結
果、ロール1に対してロックナット3を相対的に回転さ
せることになり、結果的にロックナット3が緩められる
ことになる。このとき、ロックナット3は回転に伴って
ロール軸方向の外側に移動するが (30〜50mm) 、外れな
い。そして、固定用ワイヤー8は、ロックナットと共に
平行移動する。なお、ロックナット3と固定用ワイヤー
8の固定は、該ワイヤー8をピンなどでロックナットに
締結することにより行う。
【0018】ロックナット3が外れたならば、チョック
運搬用のリフター9にてチョック2をクランプしてか
ら、シリンダー7によりチョック2をロール軸方向外側
に押し出してチョック2をロール1から抜き出し、その
ままリフター9で仮置き場に運搬する。
【0019】次に、ロールの組立作業については、上記
の手順を逆に行えばよい。すなわち、車輪5上に載置し
たロール1のロール軸1aに、リフター9にてチョック
2を取付け、そのチョックに固定されたロックナット3
を固定用ワイヤー8で固定し、その後車輪5上のロール
1に回転を与えてロックナット3を相対的に回転するこ
とにより、ロックナットの締付けを行うことができる。
【0020】また、バックアップロール、特に上段用バ
ックアップロールに装着するチョックは、圧下スクリュ
ーにより押圧される上部は、該上段用バックアップロー
ルをささえるために厚肉のアームが付いている。この
点、下部の肉厚は、各種プレートを取付ける必要がない
ため、薄くなっている。そのために、該チョックは重心
がロールの回転中心より上部にくる。従って、ロックナ
ットの締めつけおよび緩め作業において、チョックの傾
動や回転を防止することが必要となる。なぜなら、チョ
ックが自由に回転すると、ワイヤーがけしてクレーンで
引張るときに、チョックが回転して危険になるからであ
る。
【0021】そこで、図4および図5に示すように、図
2および図3に示した着脱装置に、さらにチョックの回
転を防止するチョック固定手段として用いる押さえシリ
ンダー10を設け、ロックナット3の締めおよび緩め作
業中に、チョック2を斜め下方から支持し、その回転を
防止する。ここで、抑えシリンダー10によるチョック
2の支持は、緩める作業ではリフター9にてチョック2
をクランプするまで、締めつけ作業ではロックナット3
を完全に締付けるまで、継続すればよい。
【0022】なお、下段用バックアップロールやその他
のロールについても、上記抑えシリンダー10にてチョ
ック2を支持固定して、ロックナット3の締めおよび緩
め作業を行うことによって、チョックの共廻りや、それ
に伴うチョックの振れを防止できるため、推奨される。
【0023】
【実施例】バックアップロールの解体および組立てにお
いて、図2に示した装置を用いて、ロックナット3を固
定する一方、ロール1と接触する車輪5を駆動して、ロ
ール1に回転を与えて、ロックナット3の締めつけおよ
び緩めの作業を行い、しかもチョック2がロール軸1a
から抜けない場合は、チョック2端部をシリンダー7に
より押すことにより、ロックナット3の着脱およびチョ
ック抜き出し作業を機械化した。その結果、図1に示し
た在来手法でのロールの解体および組立てに比較して、
ロール1本当たりの作業時間を60分から20分に短縮
でき、さらに4人作業を2人作業にすることが可能とな
った。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ックアップロールの解体および組立てにおける、ロック
ナットの締めつけおよび緩めの作業、さらにはチョック
の抜き出し作業を機械化したため、チョック着脱時の諸
作業を簡易にかつ安全に行うことができるようにになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のチョックの着脱方法を示す模式図であ
る。
【図2】本発明のチョック着脱装置を示す模式図であ
る。
【図3】本発明のチョック着脱装置を示す上面図であ
る。
【図4】本発明の他のチョック着脱装置を示す模式図で
ある。
【図5】本発明の他のチョック着脱装置を示す上面図で
ある。
【符号の説明】
1 ロール 1a ロール軸 2 チョック 3 ロックナット 4 ワイヤー 5 車輪 6 モーター 7 シリンダー 8 固定用ワイヤー 9 リフター 10 抑えシリンダー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延ロールショップにおいて圧延ロール
    に対してチョックを着脱するに当たり、圧延ロールに嵌
    挿したチョックを締結するロックナットを固定して圧延
    ロールとの共連れ回転を防止する一方、圧延ロールの方
    に回転を与えてロックナットの締めつけおよび緩めの作
    業を行うようにすることを特徴とするロールチョックの
    着脱方法。
  2. 【請求項2】 圧延ロールを支持しかつロールに回転を
    与える複数の車輪、圧延ロールに装着されたチョックを
    ロール軸方向外側に押し出すシリンダーおよび圧延ロー
    ルに挿入したチョックを締結するロックナットの回転を
    防止するロックナット固定手段を有するロールチョック
    の着脱装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、さらに
    チョックの回転を防止するチョック固定手段を有するロ
    ールチョックの着脱装置。
JP13695996A 1996-05-30 1996-05-30 ロールチョックの着脱方法およびその装置 Expired - Lifetime JP3169338B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003509216A (ja) * 1999-09-20 2003-03-11 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト バックアップロール軸受ユニットの装着および引出しのための装置
KR20040020688A (ko) * 2002-08-31 2004-03-09 홍정희 압연장치용 너트어셈블리의 너트 분리장치
KR100940689B1 (ko) * 2007-12-07 2010-02-08 주식회사 포스코 압연롤 시프팅 장치
CN114406008A (zh) * 2022-01-25 2022-04-29 大冶特殊钢有限公司 轧管机轧辊轴承座的锁紧装置

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KR100940689B1 (ko) * 2007-12-07 2010-02-08 주식회사 포스코 압연롤 시프팅 장치
CN114406008A (zh) * 2022-01-25 2022-04-29 大冶特殊钢有限公司 轧管机轧辊轴承座的锁紧装置

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