JPH09313988A - 遠心分離機用モータ装置 - Google Patents
遠心分離機用モータ装置Info
- Publication number
- JPH09313988A JPH09313988A JP13222096A JP13222096A JPH09313988A JP H09313988 A JPH09313988 A JP H09313988A JP 13222096 A JP13222096 A JP 13222096A JP 13222096 A JP13222096 A JP 13222096A JP H09313988 A JPH09313988 A JP H09313988A
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- JP
- Japan
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- motor
- rotation
- tip
- vibration
- centrifuge
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- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の遠心分離機用モータ装置の回転軸は、
回転軸体と先端体とをムクの棒体からの切削加工による
一体形成であったため、高速回転時における振動や共振
等によって折損することがあり、信頼性が低くなってい
た。 【解決手段】 本発明による遠心分離機用モータ装置の
回転軸(3)は回転軸体(3a)内に細径の内部軸体(20)が内
設され、先端体(3b)にテーパ部(40)とスリ割部(42)が形
成されているため、高速回転時における折損が防止さ
れ、かつ、ロータの結合が確実となる構成である。
回転軸体と先端体とをムクの棒体からの切削加工による
一体形成であったため、高速回転時における振動や共振
等によって折損することがあり、信頼性が低くなってい
た。 【解決手段】 本発明による遠心分離機用モータ装置の
回転軸(3)は回転軸体(3a)内に細径の内部軸体(20)が内
設され、先端体(3b)にテーパ部(40)とスリ割部(42)が形
成されているため、高速回転時における折損が防止さ
れ、かつ、ロータの結合が確実となる構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心分離機用モー
タ装置に関し、特に、回転軸を２重構造とすることによ
り、回転軸折れのない高い信頼性を得るための新規な改
良に関する。
タ装置に関し、特に、回転軸を２重構造とすることによ
り、回転軸折れのない高い信頼性を得るための新規な改
良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の遠心分離
機用モータ装置としては、一般に、モータ部の回転軸
は、ムクの棒を削り出しにより所要形状に加工して用い
ていた。
機用モータ装置としては、一般に、モータ部の回転軸
は、ムクの棒を削り出しにより所要形状に加工して用い
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠心分離機用モ
ータ装置は、以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。すなわち、遠心分離機のロー
タは、極めて高速（例えば、３万回転／分）で回転し、
かつ、ロータの質量も大きいため、回転軸にかかる撓み
も大きく、回転軸が折れることもしばしば発生してい
た。
ータ装置は、以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。すなわち、遠心分離機のロー
タは、極めて高速（例えば、３万回転／分）で回転し、
かつ、ロータの質量も大きいため、回転軸にかかる撓み
も大きく、回転軸が折れることもしばしば発生してい
た。
【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、回転軸を２重構造とするこ
とにより、回転軸折れのない高い信頼性を得るようにし
た遠心分離機用モータ装置を提供することを目的とす
る。
めになされたもので、特に、回転軸を２重構造とするこ
とにより、回転軸折れのない高い信頼性を得るようにし
た遠心分離機用モータ装置を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による遠心分離機
用モータ装置は、モータ部の回転軸により遠心分離機の
ロータを回転するようにした遠心分離機用モータ装置に
おいて、前記回転軸は、回転軸体と、前記回転軸体に接
続された先端体とからなり、前記回転軸体内には前記回
転軸体の直径より細い直径の内部軸体が内設され、前記
先端体にはテーパ部とスリ割部が形成され、前記回転軸
体及び先端体とは、一体又は別体とした構成である。
用モータ装置は、モータ部の回転軸により遠心分離機の
ロータを回転するようにした遠心分離機用モータ装置に
おいて、前記回転軸は、回転軸体と、前記回転軸体に接
続された先端体とからなり、前記回転軸体内には前記回
転軸体の直径より細い直径の内部軸体が内設され、前記
先端体にはテーパ部とスリ割部が形成され、前記回転軸
体及び先端体とは、一体又は別体とした構成である。
【０００６】さらに詳細には、前記モータ部の後端に固
定された第１支持体と、前記第１支持体に設けられ前記
モータ部の外周位置に配設された複数の振動吸収体と、
前記各振動吸収体に共通して接続され前記モータ部の前
端部の外周位置に配設された輪状の第２支持体とを備
え、前記第２支持体は前記前端部とは非接触状態とした
構成である。
定された第１支持体と、前記第１支持体に設けられ前記
モータ部の外周位置に配設された複数の振動吸収体と、
前記各振動吸収体に共通して接続され前記モータ部の前
端部の外周位置に配設された輪状の第２支持体とを備
え、前記第２支持体は前記前端部とは非接触状態とした
構成である。
【０００７】さらに詳細には、前記各振動吸収体は、防
振ゴムを有する防振ゴム型吸収体と、オイルダンパーを
有するオイルダンパー型吸収体と、からなる構成であ
る。
振ゴムを有する防振ゴム型吸収体と、オイルダンパーを
有するオイルダンパー型吸収体と、からなる構成であ
る。
【０００８】さらに詳細には、前記回転軸は、前記モー
タ部のモータケースから突出して設けられたモータ軸受
部に回転自在に支持されている構成である。
タ部のモータケースから突出して設けられたモータ軸受
部に回転自在に支持されている構成である。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による遠
心分離機用モータ装置の好適な実施の形態について説明
する。図１において符号１で示されるものは、モータ部
２のモータケースであり、このモータケース１内には図
示しないロータを介して回転軸３が回転自在に設けられ
ている。この回転軸３の後部には回転符号板４が設けら
れ、この回転符号板４は、前記モータケース１の後端１
ａに固定された第１支持体５の回転検出部６により検出
されると共に、この回転符号板４と回転検出部６によっ
て前記回転軸３の回転を検出する周知のエンコーダ７を
構成している。
心分離機用モータ装置の好適な実施の形態について説明
する。図１において符号１で示されるものは、モータ部
２のモータケースであり、このモータケース１内には図
示しないロータを介して回転軸３が回転自在に設けられ
ている。この回転軸３の後部には回転符号板４が設けら
れ、この回転符号板４は、前記モータケース１の後端１
ａに固定された第１支持体５の回転検出部６により検出
されると共に、この回転符号板４と回転検出部６によっ
て前記回転軸３の回転を検出する周知のエンコーダ７を
構成している。
【００１０】前記第１支持体５には、複数の振動吸収体
８，９が設けられ、各振動吸収体８，９は前記モータ部
２の外周位置にその軸方向を同一方向として配設されて
いると共に、各振動吸収体８，９の先端には輪状の第２
支持体１０が固定されている。前記第２支持体１０は、
前記モータ部２のモータケース１の前端部１ｂとは非接
触の状態に保持されており、前記振動吸収体８は防振ゴ
ム１１を有する防振ゴム型吸収体からなると共に、前記
振動吸収体９は周知のオイルダンパー１２を有するオイ
ルダンパー型吸収体から構成されている。
８，９が設けられ、各振動吸収体８，９は前記モータ部
２の外周位置にその軸方向を同一方向として配設されて
いると共に、各振動吸収体８，９の先端には輪状の第２
支持体１０が固定されている。前記第２支持体１０は、
前記モータ部２のモータケース１の前端部１ｂとは非接
触の状態に保持されており、前記振動吸収体８は防振ゴ
ム１１を有する防振ゴム型吸収体からなると共に、前記
振動吸収体９は周知のオイルダンパー１２を有するオイ
ルダンパー型吸収体から構成されている。
【００１１】前記モータケース１の前端部１ｂには筒状
体からなるモータ軸受部１３が突出した状態で設けられ
ており、このモータ軸受部１３には前記回転軸３が回転
自在に保持されかつ前方に貫通・突出して設けられてい
る。
体からなるモータ軸受部１３が突出した状態で設けられ
ており、このモータ軸受部１３には前記回転軸３が回転
自在に保持されかつ前方に貫通・突出して設けられてい
る。
【００１２】前記回転軸３は、図２で示すように、回転
軸体３ａと、この回転軸体３ａに嵌合接続された先端体
３ｂとで構成され、これらの回転軸体３ａと先端体３ｂ
は、製造上からは別体である方が好都合であるが、一体
の切削加工によっても可能である。前記回転軸体３ａ内
には、この回転軸体３ａの外径よりなる直径Ｄ1よりも
細い直径Ｄ2よりなる内部軸体２０がこの回転軸体３ａ
内の保持空隙部３ａＡに同軸状に保持された状態で一体
状に螺合・内設されている。
軸体３ａと、この回転軸体３ａに嵌合接続された先端体
３ｂとで構成され、これらの回転軸体３ａと先端体３ｂ
は、製造上からは別体である方が好都合であるが、一体
の切削加工によっても可能である。前記回転軸体３ａ内
には、この回転軸体３ａの外径よりなる直径Ｄ1よりも
細い直径Ｄ2よりなる内部軸体２０がこの回転軸体３ａ
内の保持空隙部３ａＡに同軸状に保持された状態で一体
状に螺合・内設されている。
【００１３】前記内部軸体２０は、図３で示すように長
手の棒状よりなり、その両端には、わずかな角度でテー
パ面２０ａが形成されている。前記先端体３ｂは、図４
で示すように構成され、その基部側３ｂＡには約３０°
の角度のテーパ部４０が形成されていると共に、そさの
先端側３ｂＢには、ねじ部４１及び軸方向に形成された
スリ割部４２が形成されている。従って、前記回転軸体
３ａは、前記内部軸体２０を内蔵した状態で前記先端体
３ｂの嵌合孔４３に強嵌合されている。なお、この先端
体３ｂと回転軸体３ａとは、前述したように、図示のよ
うに別体として嵌合接続するだけではなく、切削加工に
よって棒体から一体加工することも可能である。
手の棒状よりなり、その両端には、わずかな角度でテー
パ面２０ａが形成されている。前記先端体３ｂは、図４
で示すように構成され、その基部側３ｂＡには約３０°
の角度のテーパ部４０が形成されていると共に、そさの
先端側３ｂＢには、ねじ部４１及び軸方向に形成された
スリ割部４２が形成されている。従って、前記回転軸体
３ａは、前記内部軸体２０を内蔵した状態で前記先端体
３ｂの嵌合孔４３に強嵌合されている。なお、この先端
体３ｂと回転軸体３ａとは、前述したように、図示のよ
うに別体として嵌合接続するだけではなく、切削加工に
よって棒体から一体加工することも可能である。
【００１４】次に、動作について述べる。図１で示すよ
うに、遠心分離機の底部５０を前記第２支持体１０に固
定し、かつ、遠心分離機内の図示しないロータを前記回
転軸３の先端体３ｂのテーパ部４０及びねじ部４１に螺
合して装着すると、前記ロータの螺合によってスリ割部
４２が変形し、かつ、テーパ部４０に密合するため、ロ
ータと先端体３ｂとが一体状に結合する。この状態でモ
ータ部２への通電をオンとすることにより、回転軸３が
回転し、ロータを３万回転／分で高速回転させることが
できる。この高速回転状態下において、回転軸３の回転
軸体３ａ内に内部軸体２０が回転軸体３ａとは別体とし
て内設されているため、超高速回転においても、振動や
共振に対しても充分な強度を有することになり、従来の
ような折損を防止することができる。また、前記底部５
０の振動は各振動吸収体８，９で吸収することができ
る。
うに、遠心分離機の底部５０を前記第２支持体１０に固
定し、かつ、遠心分離機内の図示しないロータを前記回
転軸３の先端体３ｂのテーパ部４０及びねじ部４１に螺
合して装着すると、前記ロータの螺合によってスリ割部
４２が変形し、かつ、テーパ部４０に密合するため、ロ
ータと先端体３ｂとが一体状に結合する。この状態でモ
ータ部２への通電をオンとすることにより、回転軸３が
回転し、ロータを３万回転／分で高速回転させることが
できる。この高速回転状態下において、回転軸３の回転
軸体３ａ内に内部軸体２０が回転軸体３ａとは別体とし
て内設されているため、超高速回転においても、振動や
共振に対しても充分な強度を有することになり、従来の
ような折損を防止することができる。また、前記底部５
０の振動は各振動吸収体８，９で吸収することができ
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明による遠心分離機用モータ装置
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、回転軸内に内部軸体が
同軸配置されているため、超高速回転においても振動や
共振による折損を避けることができ、従来よりも信頼性
を大幅に向上させることができる。また、回転軸の先端
体に、スリ割部とテーパ部が形成されているため、ロー
タとの結合性がよく、超高速回転時のロータの安定性を
保つことができる。
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、回転軸内に内部軸体が
同軸配置されているため、超高速回転においても振動や
共振による折損を避けることができ、従来よりも信頼性
を大幅に向上させることができる。また、回転軸の先端
体に、スリ割部とテーパ部が形成されているため、ロー
タとの結合性がよく、超高速回転時のロータの安定性を
保つことができる。
【図１】本発明による遠心分離機用モータ装置を示す構
成図である。
成図である。
【図２】図１の回転軸を示す拡大断面図である。
【図３】図２の内部軸体を示す拡大図である。
【図４】図２の先端体を示す拡大断面図である。
１ モータケース ２ モータ部 ３ 回転軸 ３ａ 回転軸体 ３ｂ 先端体 Ｄ1，Ｄ2 直径 ５ 第１支持体 ８，９ 振動吸収体 １０ 第２支持体 ２０ 内部軸体 ４０ テーパ部 ４２ スリ割部
Claims (4)
- 【請求項１】 モータ部(2)の回転軸(3)により遠心分離
機のロータ(52)を回転するようにした遠心分離機用モー
タ装置において、前記回転軸(3)は、回転軸体(3a)と、
前記回転軸体(3a)に接続された先端体(3b)とからなり、
前記回転軸体(3a)内には前記回転軸体(3a)の直径(D1)よ
り細い直径(D2)の内部軸体(20)が内設され、前記先端体
(3b)にはテーパ部(40)とスリ割部(42)が形成され、前記
回転軸体(3a)及び先端体(3b)とは、一体又は別体で構成
されていることを特徴とする遠心分離機用モータ装置。 - 【請求項２】 前記モータ部(2)の後端に固定された第
１支持体(5)と、前記第１支持体(5)に設けられ前記モー
タ部(2)の外周位置に配設された複数の振動吸収体(8,9)
と、前記各振動吸収体(8,9)に共通して接続され前記モ
ータ部(2)の前端部(1b)の外周位置に配設された輪状の
第２支持体(10)と、を備え、前記第２支持体(10)は前記
前端部(1b)とは非接触状態としたことを特徴とする請求
項１記載の遠心分離機用モータ装置。 - 【請求項３】 前記各振動吸収体(8,9)は、防振ゴムを
有する防振ゴム型吸収体と、オイルダンパーを有するオ
イルダンパー型吸収体と、からなることを特徴とする請
求項１又は２記載の遠心分離機用モータ装置。 - 【請求項４】 前記回転軸(3)は、前記モータ部(2)のモ
ータケース(1)から突出して設けられたモータ軸受部(1
3)に回転自在に支持されていることを特徴とする請求項
１ないし３の何れかに記載の遠心分離機用モータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13222096A JPH09313988A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 遠心分離機用モータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13222096A JPH09313988A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 遠心分離機用モータ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09313988A true JPH09313988A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15076205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13222096A Pending JPH09313988A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 遠心分離機用モータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09313988A (ja) |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP13222096A patent/JPH09313988A/ja active Pending
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