JPH09313742A - 連結装置及びその連結装置の製造方法並びに可動体及びその可動体の製造方法 - Google Patents

連結装置及びその連結装置の製造方法並びに可動体及びその可動体の製造方法

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JPH09313742A
JPH09313742A JP8160764A JP16076496A JPH09313742A JP H09313742 A JPH09313742 A JP H09313742A JP 8160764 A JP8160764 A JP 8160764A JP 16076496 A JP16076496 A JP 16076496A JP H09313742 A JPH09313742 A JP H09313742A
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勝一 稲葉
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    • B29C45/0017Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor moulding interconnected elements which are movable with respect to one another, e.g. chains or hinges
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クリック運動可能に連結された連結装置とそ
の装置を一体成形して製造する製造方法と、その連結装
置を組込んだ可動体と、その可動体を一体成形して製造
する方法を提供する。 【解決手段】 可動体360は、第1の成形工程におい
て肩連結部305を備えた胴部303及び肘連結部31
3を備えた下腕部311を第1の合成樹脂素材Aで成形
し、第2の工程において胴部の肩連結部を包持する肩包
持部323と下腕部の肘連結部を包持する肘包持部32
5を備えた上腕部321を第2の合成樹脂素材Bで一体
成形し、第3の工程で、第1・第2の工程で成形した胴
部と下腕部及び上腕部を被覆する被覆部材361を第3
の合成樹脂素材Cで一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリック運動可能
に連結された連結装置と、その連結装置を一体成形して
製造する製造方法と、その連結装置を組み込んだ可動体
と、その可動体を一体成形して製造する製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、クリック運動可能に連結された連
結装置として、実開昭51−47397号公報に記載さ
れているようなものが存在した。この公報に記載されて
いる連結装置は、大たい部芯材と下たい部芯材とからな
る2部材と、大たい部芯材と下たい部芯材を回動自在に
連結するリベット軸と、これらを被覆する軟質合成樹脂
製脚とで構成されている。
【0003】上記従来の連結装置は、一つの成形金型で
大たい部芯材を成形し、別の成形金型で下たい部芯材を
成形する。大たい部芯材と下たい部芯材の膝部側には、
クリック運動を可能にする凹凸部が設けられている。大
たい部芯材と下たい部芯材は、凹凸部を接合させるよう
にしてリベット軸で一体に取り付けられている。この大
たい部芯材と下たい部芯材は、さらに別の成形金型内に
配置され、軟質合成樹脂材によってインサート成形され
て形成される。
【0004】また、従来球型連結部により連結する連結
装置として、実開昭50−113587号公報に記載さ
れているようなものが存在した。この公報に記載されて
いる連結装置は、上腕部(上脚部)の肘部側(膝部側)
に球型連結部を形成し、下腕部(下脚部)の肘部側(膝
部側)に球型連結部を嵌着する球型受け部を形成してい
る。
【0005】従来球型連結部により連結する連結装置
は、上腕部(上脚部)の球型連結部を下腕部(下脚部)
の球型受け部に素材の弾性を利用して嵌着するもので、
球型連結部と球型受け部の圧接により、上腕部(上脚
部)と下腕部(下脚部)の屈曲状態を維持させることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の連結装置
は、大たい部芯材と下たい部芯材の二つの部材を二つの
成形金型で成形するため、高価な金型を二つ作らなけれ
ばならいという問題点があった。特にクリック運動を可
能にする凹凸部を両方の成形金型で成形する必要があ
り、両者で成形される凹凸部が完全に一致しないとクリ
ック運動させることができないので、両方の成形金型の
製造が極めて難しかった。
【0007】また、上記従来の連結装置は、大たい部芯
材と下たい部芯材をリベット軸で一体に取り付ける必要
があったので、組立が面倒であり、さらにこの組立た大
たい部芯材と下たい部芯材をさらに別の成形金型内に配
置して軟質合成樹脂材によってインサート成形するとい
う極めて面倒な成形工程を必要とするので、人手を必要
とし、製造コストが高くなるという問題点があった。
【0008】従来球型連結部により連結する連結装置
は、上記したように、球型連結部と球型受け部の圧接に
より上腕部(上脚部)と下腕部(下脚部)の屈曲状態を
維持させるので、圧接力が弱いとすぐに元の状態に戻っ
てしまい、極めて不安定であるという問題点があった。
係る問題点の解決策として、球型連結部と球型受け部を
クリック運動可能に連結することも考えられたが、球型
受け部の球状内面に凹凸部形成することができず、また
仮にできたとしてもこの球型受け部内に球型連結部を取
り付けることができないという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑み案出したもの
であって、クリック運動可能に連結された連結装置と、
その連結装置を一体成形して製造する製造方法と、その
連結装置を組み込んだ可動体と、その可動体を一体成形
して製造する製造方法を提供することを課題としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る連結装置
は、上記課題を解決するため、下記の構成を有する。 (イ)第1の部材と、第1の部材を回動自在に連結する
第2の部材とからなること。 (ロ)第1の部材は、連結部を備えた形で一体成形され
ていること。 (ハ)連結部の外周面には、略全周にわたって細かい凹
凸が連続して形成されていること。 (ニ)第2の部材は、第1の部材の連結部を包持する包
持部を備えた形で一体成形されていること。
【0011】さらに、下記の構成にすることもできる。 (イ)第1の部材と、第1の部材を回動自在に連結する
第2の部材と、第1の部材と第2の部材を被覆する被覆
部材とからなること。 (ロ)第1の部材は、連結部を備えた形で一体成形され
ていること。 (ハ)連結部の外周面には、略全周にわたって細かい凹
凸が連続して形成されていること。 (ニ)第2の部材は、第1の部材の連結部を包持する包
持部を備えた形で一体成形されていること。 (ホ)被覆部材は、伸縮性を有する軟質素材で一体成形
されていること。
【0012】本発明に係る連結装置の製造方法は、上記
課題を解決するため、下記の工程を有する。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
形成された連結部を備えた第1の部材を第1の合成樹脂
素材で一体成形する第1の成形工程。 (ロ)第1の成形工程によって一体成形された第1の部
材の連結部を包持する包持部を備えた第2の部材を第2
の合成樹脂素材で一体成形する第2の成形工程。
【0013】さらに、下記の工程にしても良い。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
形成された連結部を備えた第1の部材を第1の合成樹脂
素材で一体成形する第1の成形工程。 (ロ)第1の成形工程によって一体成形された第1の部
材の連結部を包持する包持部を備えた第2の部材を第2
の合成樹脂素材で一体成形する第2の成形工程。 (ハ)第1の成形工程によって一体成形された第1の部
材と、第2の成形工程によって一体成形された第2の部
材を被覆する被覆部材を第3の合成樹脂素材で一体成形
する第3の成形工程。
【0014】また、第2の合成樹脂素材を、第1の合成
樹脂素材よりも融点を低くし、第3の合成樹脂素材を、
第1,第2の合成樹脂素材よりも融点を低くすると良
い。
【0015】本発明に係る可動体は、上記課題を解決す
るため、下記の構成を有する。 (イ)胴部と、胴部の肩部に回動自在に連結された上腕
部と、上腕部の肘部に回動自在に連結された下腕部とか
らなること。 (ロ)胴部は、肩部に肩連結部を備えた形で一体成形さ
れていること。 (ハ)下腕部は、肘部に肘連結部を備えた形で一体成形
されていること。 (ニ)肩連結部及び肘連結部の外周面には、略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成されていること。 (ホ)上腕部は、胴部の肩連結部を包持する肩包持部と
下腕部の肘連結部を包持する肘包持部を備えた形で一体
成形されていること。
【0016】また、下記の構成にすることもできる。 (イ)胴部と、胴部の肩部に回動自在に連結された上腕
部と、上腕部の肘部に回動自在に連結された下腕部と、
胴部と上腕部と下腕部を被覆する被覆部材とからなるこ
と。 (ロ)胴部は、肩部に肩連結部を備えた形で一体成形さ
れていること。 (ハ)下腕部は、肘部に肘連結部を備えた形で一体成形
されていること。 (ニ)肩連結部及び肘連結部の外周面には、略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成されていること。 (ホ)上腕部は、胴部の肩連結部を包持する肩包持部と
下腕部の肘連結部を包持する肘包持部を備えた形で一体
成形されていること。 (ヘ)被覆部材は、伸縮性を有する軟質素材で一体成形
されていること。
【0017】本発明に係る可動体は、上記課題を解決す
るため、下記の構成を有する。 (イ)胴部と、胴部の股部に回動自在に連結された上脚
部と、上脚部の膝部に回動自在に連結された下脚部とか
らなること。 (ロ)胴部は、股部に股連結部を備えた形で一体成形さ
れていること。 (ハ)下脚部は、膝部に膝連結部を備えた形で一体成形
されていること。 (ニ)股連結部及び膝連結部の外周面には、略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成されていること。 (ホ)上脚部は、胴部の股連結部を包持する股包持部と
下脚部の膝連結部を包持する膝包持部を備えた形で一体
成形されていること。
【0018】また、下記の構成にすることもできる。 (イ)胴部と、胴部の股部に回動自在に連結された上脚
部と、上脚部の膝部に回動自在に連結された下脚部と、
胴部と上脚部と下脚部を被覆する被覆部材とからなるこ
と。 (ロ)胴部は、股部に股連結部を備えた形で一体成形さ
れていること。 (ハ)下脚部は、膝部に膝連結部を備えた形で一体成形
されていること。 (ニ)股連結部及び膝連結部の外周面には、略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成されていること。 (ホ)上脚部は、胴部の股連結部を包持する股包持部と
下脚部の膝連結部を包持する膝包持部を備えた形で一体
成形されていること。 (ヘ)被覆部材は、伸縮性を有する軟質素材で一体成形
されていること。
【0019】本発明に係る可動体の製造方法は、上記課
題を解決するため、下記の工程を有する。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
形成された肩連結部を備えた胴部と外周面の略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成された肘連結部を備え
た下腕部を第1の合成樹脂素材で成形する第1の成形工
程。 (ロ)第1の成形工程によって成形された胴部の肩連結
部を包持する肩包持部と下腕部の肘連結部を包持する肘
包持部を備えた上腕部を第2の合成樹脂素材で一体成形
する第2の成形工程。
【0020】また、下記の工程にすることもできる。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
形成された肩連結部を備えた胴部と外周面の略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成された肘連結部を備え
た下腕部を第1の合成樹脂素材で成形する第1の成形工
程。 (ロ)第1の成形工程によって成形された胴部の肩連結
部を包持する肩包持部と下腕部の肘連結部を包持する肘
包持部を備えた上腕部を第2の合成樹脂素材で一体成形
する第2の成形工程。 (ハ)第1の成形工程によって成形された胴部と下腕
部、及び第2の成形工程によって一体成形された上腕部
を被覆する被覆部材を第3の合成樹脂素材で一体成形す
る第3の成形工程。
【0021】本発明に係る可動体の製造方法は、上記課
題を解決するため、下記の工程を有する。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
形成された股連結部を備えた胴部と外周面の略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成された膝連結部を備え
た下脚部を第1の合成樹脂素材で成形する第1の成形工
程。 (ロ)第1の成形工程によって成形された胴部の股連結
部を包持する股包持部と下脚部の膝連結部を包持する膝
包持部を備えた上脚部を第2の合成樹脂素材で一体成形
する第2の成形工程。
【0022】また、下記の工程にすることもできる。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
形成された股連結部を備えた胴部と外周面の略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成された膝連結部を備え
た下脚部を第1の合成樹脂素材で成形する第1の成形工
程。 (ロ)第1の成形工程によって成形された胴部の股連結
部を包持する股包持部と下脚部の膝連結部を包持する膝
包持部を備えた上脚部を第2の合成樹脂素材で一体成形
する第2の成形工程。 (ハ)第1の成形工程によって成形された胴部と下脚
部、及び第2の成形工程によって一体成形された上脚部
を被覆する被覆部材を第3の合成樹脂素材で一体成形す
る第3の成形工程。
【0023】第2の合成樹脂素材を、第1の合成樹脂素
材よりも融点を低くし、第3の合成樹脂素材を、第1,
第2の合成樹脂素材よりも融点を低くすると良い。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る連結装置の実施の形
態を図面に基づいて説明する。連結装置は、第1の部材
と、第1の部材を回動自在に連結する第2の部材とから
なっている。第1の部材は、胴部303又は下腕部31
1若しくは下脚部315で構成される。第2の部材は、
上腕部321又は上脚部327で構成される。
【0025】第1の部材、即ち胴部303又は下腕部3
11若しくは下脚部315は、連結部を備えた形で一体
成形されている。連結部の外周面には、略全周にわたっ
て細かい凹凸が連続して形成されている。この連結部
は、胴部303にあっては球型関節部305,307で
あって、下腕部311にあっては突出軸313であっ
て、下脚部315にあっては突出軸317である。な
お、突出軸313又は317は、下腕部311又は下脚
部315の一側又は両側に設けることができる。
【0026】第2の部材、即ち上腕部321又は上脚部
327は、第1の部材、即ち胴部303又は下腕部31
1若しくは下脚部315の連結部、即ち球型関節部30
5,307、突出軸313、突出軸317を包持する包
持部を備えた形で一体成形されている。この包持部は、
上腕部321にあっては外殻部323又は軸受部325
であって、上脚部327にあっては外殻部329又は軸
受部331である。
【0027】従って、上記した連結装置は、第1の部材
即ち胴部303に対して第2の部材即ち上腕部321又
は上脚部327が回動自在に連結されている。また同様
に第1の部材即ち下腕部311に対して第2の部材即ち
上腕部321が回動自在に連結され、第1の部材即ち下
脚部315に対して第2の部材即ち上脚部327が回動
自在に連結されている。
【0028】上記したように第1の部材即ち胴部303
又は下腕部311若しくは下脚部315の連結部即ち球
型関節部305,307、突出軸313,317は、外
周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して形成され
ており、第2の部材即ち上腕部321又は上脚部327
は球型関節部305,307、突出軸313、突出軸3
17を包持する包持部即ち外殻部323,329、軸受
部325,331が一体成形されているから、外殻部3
23,329、軸受部325,331の内周面にも略全
周にわたって細かい凹凸が連続して形成されている。
【0029】そのため、第1の部材即ち胴部303に対
して第2の部材即ち上腕部321又は上脚部327がク
リックしながら回動することになる。また同様に第1の
部材即ち下腕部311に対して第2の部材即ち上腕部3
21がクリックしながら回動することができ、第1の部
材即ち下脚部315に対して第2の部材即ち上脚部32
7もクリックしながら回動することができる。このクリ
ック運動は、第1,2の部材の素材の弾性を利用し、互
いにまたは片方のみが撓められながらて行われる。
【0030】また、連結装置は、第1の部材と、第1の
部材を回動自在に連結する第2の部材と、第1の部材と
第2の部材を被覆する被覆部材361とで構成すること
もできる。この場合は、上記したように第1の部材即ち
胴部303に対して第2の部材即ち上腕部321又は上
脚部327がクリックしながら回動することができ、第
1の部材即ち下腕部311に対して第2の部材即ち上腕
部321がクリックしながら回動することができる。さ
らに第1の部材即ち下脚部315に対して第2の部材即
ち上脚部327がクリックしながら回動することができ
るので、被覆部材361は、伸縮性を有する軟質素材で
一体成形する。
【0031】上記した連結装置は、第1の成形工程で外
周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して形成され
た連結部を備えた第1の部材を第1の合成樹脂素材で一
体成形し、第2の成形工程で、第1の成形工程によって
一体成形された第1の部材の連結部を包持する包持部を
備えた第2の部材を第2の合成樹脂素材で一体成形する
ことによって製造することができる。
【0032】即ち、第1の成形工程で外周面の略全周に
わたって細かい凹凸が連続して形成された連結部即ち球
型関節部305,307を備えた第1の部材即ち胴部3
03又は外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続し
て形成された連結部即ち突出軸313若しくは突出軸3
17を備えた上腕部321若しくは上脚部327を第1
の合成樹脂素材Aで一体成形する。
【0033】第2の成形工程で、第1の成形工程によっ
て一体成形された第1の部材即ち胴部303又は下腕部
311若しくは下脚部315の連結部即ち球型関節部3
05,307、突出軸313,317を包持する包持部
即ち外殻部323又は軸受部325を備えた上腕部32
1(第2の部材)若しくは外殻部329又は軸受部33
1を備えた上脚部327(第2の部材)を第2の合成樹
脂素材Bで一体成形する
【0034】また、さらに第2の成形工程によって一体
に成形された第1の部材即ち胴部303と第2の部材即
ち上腕部321又は上脚部327、或いは第1の部材即
ち下腕部311と第2の部材即ち上腕部321、又は第
1の部材即ち下脚部315と第2の部材即ち上脚部32
7を、第3の成形工程において第3の合成樹脂素材Cで
一体成形して被覆する被覆部材361を成形する。
【0035】第2の合成樹脂素材Bが、第1の合成樹脂
素材Aよりも融点が低く、また第3の合成樹脂素材C
が、第1,第2の合成樹脂素材A,Bよりも融点が低い
と各成形工程において成形される部材が互いに溶着する
ことがない。
【0036】可動体360は、胴部303と、胴部30
3の肩部に回動自在に連結された上腕部321と、上腕
部321の肘部に回動自在に連結された下腕部311と
からなる。胴部303は、肩部に肩連結部305を備え
た形で一体成形されている。下腕部311は、肘部に肘
連結部313を備えた形で一体成形されている。肩連結
部305及び肘連結部313の外周面には、略全周にわ
たって細かい凹凸が連続して形成されている。上腕部3
21は、胴部303の肩連結部305を包持する肩包持
部323と下腕部311の肘連結部313を包持する肘
包持部325を備えた形で一体成形されている。
【0037】可動体360は、上記構成に加え、胴部3
03と上腕部321と下腕部311を被覆する被覆部材
361を設けることができる。この被覆部材361は、
伸縮性を有する軟質素材で一体成形されている。
【0038】又可動体360は、胴部303と、胴部3
03の股部に回動自在に連結された上脚部327と、上
脚部327の膝部に回動自在に連結された下脚部315
とからなる。胴部303は、股部に股連結部307を備
えた形で一体成形されている。下脚部315は、膝部に
膝連結部317を備えた形で一体成形されている。股連
結部307及び膝連結部317の外周面には、略全周に
わたって細かい凹凸が連続して形成されている。上脚部
327は、胴部の股連結部307を包持する股包持部3
29と下脚部315の膝連結部317を包持する膝包持
部331を備えた形で一体成形されている。
【0039】可動体360は、上記構成に加え、胴部3
03と上脚部327と下脚部315を被覆する被覆部3
61を設けることができる。被覆部361は、伸縮性を
有する軟質素材で一体成形されている。
【0040】可動体360は、第1の成形工程におい
て、外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して形
成された肩連結部305を備えた胴部303と外周面の
略全周にわたって細かい凹凸が連続して形成された肘連
結部313を備えた下腕部311を第1の合成樹脂素材
Aで成形し、第2の成形工程において、第1の成形工程
によって成形された胴部303の肩連結部305を包持
する肩包持部323と下腕部311の肘連結部313を
包持する肘包持部325を備えた上腕部321を第2の
合成樹脂素材Bで一体成形することによって製造するこ
とができる。
【0041】また、可動体360は、第1の成形工程に
おいて、外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続し
て形成された肩連結部305を備えた胴部303と外周
面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して形成された
肘連結部313を備えた下腕部311を第1の合成樹脂
素材Aで成形し、第2の成形工程において、第1の成形
工程によって成形された胴部303の肩連結部305を
包持する肩包持部323と下腕部311の肘連結部31
3を包持する肘包持部325を備えた上腕部321を第
2の合成樹脂素材Bで一体成形し、第3の成形工程にお
いて、第1の成形工程によって成形された胴部303と
下腕部311、及び第2の成形工程によって一体成形さ
れた上腕部321を被覆する被覆部材361を第3の合
成樹脂素材Cで一体成形することによって製造すること
ができる。
【0042】さらに、可動体360は、第1の成形工程
において、外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続
して形成された股連結部307を備えた胴部303と外
周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して形成され
た膝連結部317を備えた下脚部315を第1の合成樹
脂素材Aで成形し、第2の成形工程において、第1の成
形工程によって成形された胴部303の股連結部307
を包持する股包持部329と下脚部315の膝連結部3
17を包持する膝包持部331を備えた上脚部327を
第2の合成樹脂素材Bで一体成形することによって製造
することができる。
【0043】さらにまた、可動体360は、第1の成形
工程において、外周面の略全周にわたって細かい凹凸が
連続して形成された股連結部307を備えた胴部303
と外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して形成
された膝連結部317を備えた下脚部315を第1の合
成樹脂素材Aで成形し、第2の成形工程において、第1
の成形工程によって成形された胴部303の股連結部3
07を包持する股包持部329と下脚部315の膝連結
部317を包持する膝包持部331を備えた上脚部32
7を第2の合成樹脂素材Bで一体成形し、第3の成形工
程において第1の成形工程によって成形された胴部30
3と下脚部315及び第2の成形工程によって一体成形
された上脚部327を被覆する被覆部材361を第3の
合成樹脂素材Cで一体成形することによって製造するこ
とができる。
【0044】第2の合成樹脂素材Bが、第1の合成樹脂
素材Aよりも融点が低くし、第3の合成樹脂素材Cが、
第1,第2の合成樹脂素材A,Bよりも融点が低くする
と、各成形工程において成形される部材が互いに溶着す
ることがない。
【0045】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を図面に基づ
いて説明する。1は成形装置であって、移動金型本体3
と固定金型本体61とで構成される。移動金型本体3
は、図1に示すように、公知の射出成形装置Wの移動側
に取り付けられる。固定金型本体61は、射出成形装置
Wの固定側に取り付けられる。
【0046】移動金型本体3の略中心には、図2乃至図
4に示すように、これを貫通するようにして回転軸7が
回動自在かつ軸方向に摺動可能に設けられている。この
回転軸7の前端には突出軸7aが形成され、この突出軸
7aには回転台9が固定して取り付けられている。
【0047】移動金型本体3の表面3aには、図5に示
すように、回転軸7を中心にして略90度間隔で一次成
形物300を成形するための第1の移動側駒体11と、
二次成形物320を成形するための第2の移動側駒体1
3と、三次成形物340を成形するための第3の移動側
駒体15と、四次成形物360(完成品)を成形するた
めの第4の移動側駒体17がボルト等によって固定して
取り付けられている。これらの駒体11,13,15,
17は、後述する成形凹部の形状を除き、同一寸法で形
成されている。
【0048】前記回転台9は、裏面9bが移動金型本体
3の表面3aに接合可能であり、これの所定位置に前記
駒体11,13,15,17を密に嵌合する貫通孔1
9,21,23,25が設けられている。この貫通孔1
9,21,23,25の夫々に前記駒体11,13,1
5,17が嵌合可能となっている。
【0049】移動金型本体3内には、前部空室31及び
後部空室33が設けられている。後部空室33内には、
第1のベース35がガイドピン37に沿って摺動自在に
設けられている。この第1のベース35には、前記回転
軸7の後部が回動自在に取り付けられている。また、第
1のベース35には、移動金型本体3内を貫通して前記
回転台9の裏面9bを押し上げる押し上げ軸39の後端
が固定して取り付けられている。
【0050】前部空室31内には、第2のベース41が
前後移動可能に設けられている。第2のベース41に
は、後述する成形物、ランナーを前方に突き出す突き出
しピン43・・・の後端が固定して取り付けられてい
る。この第2のベース41は、後部空室33内に設けら
れた一対の油圧シリンダ45の駆動軸47の先端に取り
付けられている。この一対の油圧シリンダ45は、第1
のベース35に設けられた孔49に挿入され、かつ後部
空室33上部に設けられた隙間部51内に配置されてい
る。
【0051】移動金型本体3内の略中間部には、中間空
室53が形成されている。この中間空室53内には、前
記回転軸7に図示しないスプラインキーを介して取り付
けられた平歯車57が設けられている。この平歯車57
は、ラック59と噛み合うようになっている。このラッ
ク59は移動金型本体3に固定して取り付けられる油圧
シリンダ(図示せず)の駆動ロッドに取り付けられてい
る。
【0052】固定金型本体61の移動金型本体3側表面
63には、前記第1の移動側駒体11と対をなし、これ
と接合して一次成形型81を形成する第1の固定側駒体
65と、第2の移動側駒体13と対をなし、これと接合
して二次成形型83を形成する第2の固定側駒体67
と、第3の移動側駒体15と対をなし、これと接合して
三次成形型85を形成する第3の固定側駒体69と、第
4の移動側駒体17と対をなし、これと接合して四次成
形型87を形成する第4の固定側駒体71が埋め込まれ
ている。
【0053】第1の移動側駒体11の表面には、図6,
11,12に示すように、第1の移動側凹部101が形
成され、第1の固定側駒体65の表面には、第1の固定
側凹部103が形成されている。上記したように第1の
移動側駒体11と第1の固定側駒体65とが接合する
と、一次成形型81が形成される。この一次成形型81
内に第1の移動側凹部101と第1の固定側凹部103
によって一次成形空間105が形成され、この一次成形
空間105によって一次成形物300が成形される。
【0054】上記一次成形空間105は、胴部303を
成形するための胴部空間107と、下腕部311を成形
するための下腕空間109と、下脚部315を成形する
ための下脚空間111とからなっている。
【0055】胴部空間107の肩部に相当する位置に
は、断面が略多角形状(外周面の略全周にわたって細か
い凹凸が連続して形成された形状)の球型関節部305
を成形する肩関節空間113,113が形成されてい
る。又、胴部空間107の股部に相当する位置にも、断
面が略多角形状(外周面の略全周にわたって細かい凹凸
が連続して形成された形状)の球型関節部307を成形
する股関節空間115,115が形成されている。胴部
空間107の首部に相当する位置には、滑らかな球状の
球型関節部309を成形する首関節空間117が形成さ
れている。
【0056】下腕空間109の肘部に相当する位置に
は、断面が略多角形状(外周面の略全周にわたって細か
い凹凸が連続して形成された形状)の突出軸313を一
側に成形し、他側に断面が円形状の支軸314を成形す
る肘関節空間119が形成されている。又、下脚空間1
11の膝部に相当する位置にも、断面が略多角形状(外
周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して形成され
た形状)の突出軸317を一側に成形し、他側に断面が
円形状の支軸318を成形する膝関節空間121が形成
されている。
【0057】第1の固定側駒体65の表面には、上述し
た胴部空間107,下腕空間109,下脚空間111に
ゲート124を介して第1の合成樹脂素材Aを流し込む
ためのランナー溝123・・・が形成されている。又、
回転台9の表面9aであって、第1の移動側駒体11の
周囲には、前記ランナー溝123と連通するランナー溝
125が形成されている。このランナー溝125は、ラ
ンナー溝127にトンネルゲート129を介して接続さ
れている。ランナー溝127は、回転軸7の後端から前
端に向かって形成された素材流通孔131と連通するよ
うになっている。
【0058】第2の移動側駒体13の表面には、図7、
15に示すように、第2の移動側凹部133が形成さ
れ、第2の固定側駒体67には第2の固定側凹部134
が形成されている。前記したように第2の移動側駒体1
3と第2の固定側駒体67とが接合すると二次成形型8
3が形成される。この二次成形型83内に、第2の移動
側凹部133と第2の固定側凹部134によって、二次
成形空間135が形成され、この二次成形空間135に
よって、二次成形物320が成形される。
【0059】上記二次成形空間135には、一次成形型
81によって成形された胴部303を載置固定するため
の胴部固定空間137と、同じく一次成形型81によっ
て成形された下腕部311と下脚部315を載置固定す
るための下腕固定空間139と下脚固定空間141が形
成されている。さらに、固定金型本体61の表面63及
び第2の固定側駒体67の表面には、ランナー溝123
・・・によって成形されたランナー122を載置固定す
るためのランナー固定溝143が形成されている。
【0060】さらに二次成形空間135には、上腕部3
21を成形するための上腕空間145と、上脚部327
を成形するための上脚空間147と、頭骨部333を成
形するための頭骨空間149が形成されている。上腕空
間145の肩部側には、一次成形型81によって成形さ
れる球型関節部305をインサートする外殻部323を
成形する外殻空間151が形成されている。又、上腕空
間145の肘部側には、一次成形型81によって成形さ
れる突出軸313及び支軸314をインサートする軸受
部325を成形する軸受空間153が形成されている。
【0061】上脚空間147の股関節側には、一次成形
型81によって成形される球型関節部307をインサー
トする外殻部329を成形する外殻空間155が形成さ
れている。上脚空間147の膝部側には、一次成形型8
1によって成形される突出軸317及び支軸318をイ
ンサートする軸受部331を成形する軸受空間157が
形成されている。頭骨空間149の首部側には、一次成
形型81によって成形される球型関節部309をインサ
ートする外殻部335を成形する外殻空間159が形成
されている。
【0062】第2の固定側駒体67の表面には、上述し
た上腕空間145,上脚空間147,頭骨空間149に
第2の移動側駒体13に形成されたトンネルゲート16
3を介して第2の合成樹脂素材Bを流し込むためのラン
ナー溝161・・・が形成されている。このランナー溝
161・・・は、回転台9のランナー溝125の周囲に
形成されたランナー溝165に連通する。ランナー溝1
65は、ランナー溝167にトンネルゲート169を介
して接続され、ランナー溝167は移動金型本体3又は
固定金型本体61に取り付けられる射出成形装置Wの射
出ユニット(図示せず)にと連通するようになってい
る。
【0063】第3の移動側駒体15の表面には、図8,
20,21に示すように、第3の移動側凹部171が形
成され、第3の固定側駒体69の表面には第3の固定側
凹部172が形成されている。上記したように第3の移
動側駒体15と第3の固定側駒体69とが接合すると三
次成形型85が形成される。この三次成形型85内に、
第3の移動側凹部171と第3の固定側凹部172によ
って、三次成形空間173が形成され、この三次成形空
間173によって3次成形物340が成形される。
【0064】上記三次成形空間173は、胴部303を
インサート成形して胴部肉部341を成形するための胴
部肉空間175と、上腕部321をインサート成形して
上腕肉部343を成形するための上腕肉空間177と、
下腕部311をインサート成形して下腕肉部345を成
形するための下腕肉空間179を有している。さらに、
上脚部327をインサート成形して上脚肉部347を成
形するための上脚肉空間181と、下脚部315をイン
サート成形して下脚肉部349を成形するための下脚肉
空間183と、頭骨部333をインサート成形して頭骨
肉部351を成形するための頭骨肉空間185とを有し
ている。
【0065】第3の移動側駒体15の第3の移動側凹部
171と、第3の固定側駒体69の第3の固定側凹部1
72には、三次成形空間173に配置される胴部30
3,上腕部321,下腕部311,上脚部327,下脚
部315の近傍まで伸びる突起187が一体又は別体で
形成されている。従って胴部肉空間175によって成形
される胴部肉部341、上腕肉空間177によって成形
される上腕肉部343、下腕肉空間179によって成形
される下腕肉部345、上脚肉空間181によって成形
される上脚肉部347、下脚肉空間183によって成形
される下脚肉部349には、突起187によって係止穴
191・・・が形成される。
【0066】第3の固定側駒体69の表面には、前記ラ
ンナー溝123・・・によって成形されたランナー12
2・・・を載置固定するためのランナー固定溝193が
形成されている。又、ランナー溝123のゲート124
によって成形される接続部132に対応するランナー固
定溝193の位置には、逃げ穴195が形成されてい
る。第3の移動側駒体15の表面には、上記ランナー1
22・・・の接続部132を押圧して切断し、この接続
部132を逃げ穴195に押し込める押圧突起197が
一体又は別体で設けられている。
【0067】第3の移動側駒体15の表面には、上述し
た各肉空間175,177,179,181,183に
ゲート201を介して第4の合成樹脂素材Dを流し込む
ためのランナー溝203・・・が形成されている。この
ランナー溝203・・・は、回転台9のランナー溝16
5に連通する。ランナー溝165は、上記したように、
ランナー溝167にトンネルゲート169を介して接続
され、ランナー溝167は移動金型本体3又は固定金型
本体61に取り付けられる射出成形装置Wの射出ユニッ
ト(図示せず)にと連通するようになっている。
【0068】第4の移動側駒体17の表面には、図9,
図26に示すように、第4の移動側凹部221が形成さ
れ、第4の固定側駒体71の表面には、第4の固定側凹
部222が形成されている。上記したように第4の移動
側駒体17と第4の固定側駒体71とが接合すると、四
次成形型87が形成される。この四次成形型87内に、
第4の移動側凹部221と第4の固定側凹部222によ
って四次成形空間225が形成され、この四次成形空間
225によって四次成形物360が成形される。
【0069】上記四次成形空間225は、三次成形物3
40全体をインサート成形して、被覆部材361を成形
するためのものである。第4の移動側凹部221と第4
の固定側凹部222には、前記突起187によって形成
された各肉部341,343,345,347,349
の係止穴191に係止する係止突起227が一体又は別
体で設けられている。
【0070】第4の固定側駒体71の表面には、上述し
た四次成形空間225にゲート229を介して、第3の
合成樹脂素材Cを流し込むためのランナー溝231・・
・が形成されている。このランナー溝231・・・は、
ランナー溝125に連通している。さらにこのランナー
溝125は、ランナー溝167にトンネルゲート169
を介して接続されている。
【0071】第4の移動側駒体17の表面には、前記ラ
ンナー溝203・・・によって成形されたランナー22
3・・・を載置固定するためのランナー固定溝235が
形成されている。又、ランナー溝203のゲート201
によって成形される接続部239に対応するランナー固
定溝235の位置には、逃げ穴237が形成されてい
る。第4の固定側駒体71の表面には、上記ランナー2
23の接続部239を押圧して切断し、この接続部23
9を逃げ穴237に押し込める押圧突起241が一体又
は別体で設けられている。
【0072】上記実施例に係る成形装置1は、以下のよ
うに使用される。射出成形装置Wの移動側に移動金型本
体3を固定して取り付け、射出成形装置Wの固定側に固
定金型本体61を固定して取り付けられる(図1参
照)。次に移動金型本体3の回転軸7後端に射出成形装
置Wの射出ノズル(図示せず)を連結し、さらに移動金
型本体3の各ランナー溝167に連通するように移動金
型本体3に射出成形装置Wの図示しない射出ユニットを
接続する。
【0073】射出成形装置Wを駆動し、図2に示すよう
に、移動金型本体3を固定金型本体61に接合する。第
1の移動側駒体11が第1の固定側駒体65に接合して
一次成形型81を形成し、第2の移動側駒体13が第2
の固定側駒体67に接合して二次成形型83を形成す
る。さらに第3の移動側駒体15が第3の固定側駒体6
9に接合して三次成形型85を形成し、第4の移動側駒
体17が第4の固定側駒体71に接合して四次成形型8
7を形成する。
【0074】この状態で、射出ノズルから第1の合成樹
脂素材Aを射出すると、この第1の合成樹脂素材Aは、
図10に示すように、回転軸7の素材流通孔131、回
転台9のランナー溝127、トンネルゲート129、ラ
ンナー溝125、第1の固定側駒体65のランナー溝1
23を通って、一次成形型81の一次成形空間105、
即ち胴部空間107、下腕空間109、下脚空間111
に流入する。その結果、ランナー溝127によってラン
ナー128が成形され、ランナー溝125によってラン
ナー126が成形され、ランナー溝123によってラン
ナー122が成形され、胴部空間107によって胴部3
03が成形され、下腕空間109によって下腕部311
が成形され、下脚空間111によって下脚部315が成
形される。
【0075】胴部303の肩部には、図6,11に示す
ように、肩関節空間113,113によって成形された
断面が略多角形状(外周面の略全周にわたって細かい凹
凸が連続して形成された形状)の球型関節部305,3
05が形成されている(図30参照)。胴部303の股
部には、股関節空間115,115によって成形された
断面が略多角形状(外周面の略全周にわたって細かい凹
凸が連続して形成された形状)の球型関節部307,3
07が形成されている(図30参照)。胴部303の首
部には、首関節空間117によって成形された滑らかな
球状の球型関節部309が形成されている。なお、この
球型関節部309を断面が略多角形状(外周面の略全周
にわたって細かい凹凸が連続して形成された形状)に形
成しても構わない。
【0076】下腕部311の肘部には、肘関節空間11
9によって成形された断面が略多角形状(外周面の略全
周にわたって細かい凹凸が連続して形成された形状)の
突出軸313と断面が円形状の支軸314が形成されて
いる。又、下脚部315の膝部には、膝関節空間121
によって成形された断面が略多角形状(外周面の略全周
にわたって細かい凹凸が連続して形成された形状)の突
出軸317と断面が円形状の支軸318が形成されてい
る。なお、本実施例では上記突出軸313,317を一
側に設け、他側に支軸314,318を設けたが、両側
に突出軸313,317を設けても構わないのは勿論で
ある。上記してきた多角形の形状は六角以上の多角形で
あることが望ましい。
【0077】このようにして、一次成形型81におい
て、一次成形物300である胴部303、下腕部31
1、下脚部315が成形される。なお、同時に二次成形
型83において、二次成形物320が成形され、三次成
形型85において、三次成形物340が成形され、四次
成形型87において、四次成形物360が成形される。
【0078】射出成形装置Wを駆動して、図3に示すよ
うに、移動金型本体3を固定金型本体61から離すと、
図12に示すように、一次成形物300が移動金型本体
3に付着した状態になっている。油圧シリンダ45の駆
動軸47を作動させて第2のベース41を前方に移動さ
せると、複数の突き出しピン43・・・が前方に突出す
る。この複数の突き出しピン43・・・の内の一部が、
図6においてランナー128を押し出す。ランナー12
8とランナー126はトンネルゲート129で接続され
ているので、ランナー128が押し出されると、トンネ
ルゲート129によって切断され、ランナー128のみ
が押し出される。二次成形型83、三次成形型85、四
次成形型87においても同様に不要のランナー等が突き
出しピン43・・・によって押し出される。
【0079】油圧シリンダ45の駆動軸47を作動させ
て第2のベース41を元の位置に復帰させ、突き出しピ
ン43・・・を引っ込めた後、図4に示すように、第1
のベース35を前方に移動させる。回転軸7及び押し上
げ軸39が回転台9を前方に押し出す。回転台9には、
図6に示すように、ランナー126が付着しているの
で、図13に示すように、ランナー122を介して胴部
303、下腕部311、下脚部315が第1の移動側駒
体11から引き離される。
【0080】図示しない油圧シリンダを作動させてラッ
ク59を動かし、平歯車57、回転軸7を介して回転台
9を90度回転させ、第1のベース35を元の位置に戻
すと、前記一次成形物300が第2の移動側駒体13の
第2の移動側凹部133上に載置され、二次成形物32
0が第3の移動側駒体15の第3の移動側凹部171上
に載置され、三次成形物340が第4の移動側駒体17
の第4の移動側凹部221上に載置される。
【0081】射出成形装置Wを駆動して、図2に示すよ
うに、移動金型本体3を固定金型本体61に接合する。
第1の移動側駒体11が第1の固定側駒体65に接合し
て一次成形型81を形成し、第2の移動側駒体13が第
2の固定側駒体67に接合して二次成形型83を形成す
る。さらに第3の移動側駒体15が第3の固定側駒体6
9に接合して三次成形型85を形成し、第4の移動側駒
体17が第4の固定側駒体71に接合して四次成形型8
7を形成する。
【0082】二次成形型83の二次成形空間135内に
一次成形物300が配置される。胴部303は、胴部固
定空間137に固定され、下腕部311が下腕固定空間
139に固定され、下脚部315が下脚固定空間141
に固定される。又、ランナー122が第3の固定側駒体
69側のランナー固定溝143に固定される。
【0083】射出成形装置Wの図示しない射出ユニット
から一次成形時の第1の合成樹脂素材Aよりも融点の低
い第2の合成樹脂素材Bを射出すると、第2の合成樹脂
素材Bは、図14に示すように、ランナー溝167、ト
ンネルゲート169、ランナー溝165、ランナー溝1
61、トンネルゲート163を通って上腕空間145、
上脚空間147、頭骨空間149に流入する。
【0084】その結果、ランナー溝167によってラン
ナー168が成形され、ランナー溝165によってラン
ナー166が成形され、ランナー溝161によってラン
ナー162が成形され、上腕空間145によって上腕部
321が成形され、上脚空間147によって上脚部32
7が成形され、頭骨空間149によって頭骨部333が
成形される。
【0085】上腕部321は、図7,15,16に示す
ように、外殻空間151によって胴部303の球型関節
部305を包持する外殻部323と、軸受空間153に
よって下腕部311の突出軸313と支軸314を包持
する軸受部325が形成されている(図30参照)。上
脚部327は、外殻空間155によって胴部303の球
型関節部307を包持する外殻部329と、軸受空間1
57によって下脚部315の突出軸317と支軸318
を包持する軸受部331が形成されている。頭骨部33
3は、外殻空間159によって胴部303の球型関節部
309を包持する外殻部335が形成されている。
【0086】このようにして、二次成形型83において
胴部303と下腕部311が上腕部321に連結され、
胴部303と下脚部315が上脚部327に連結され、
胴部303に頭骨部333が連結された形の二次成形物
320が成形される。なお、同時に一次成形型81にお
いて一次成形物300が成形され、三次成形型85にお
いて三次成形物340が成形され、四次成形型87にお
いて四次成形物360が成形される。
【0087】射出成形装置Wを駆動して、図3に示すよ
うに、移動金型本体3を固定金型本体61から離すと、
二次成形物320が移動金型本体3に付着した状態にな
っている。油圧シリンダ45の駆動軸47を作動させて
第2のベース41を前方に移動させると、複数の突き出
しピン43・・・が前方に突出する。この複数の突き出
しピン43・・・の内の一部が、図7において、ランナ
ー168、ランナー166、ランナー162を押し出
す。ランナー162と上腕部321又は上脚部327若
しくは頭骨部333は、トンネルゲート163によって
接続されているので、ランナー162が押し出される
と、図17に示すように、トンネルゲート163によっ
て切断され、ランナー162が押し出される。
【0088】油圧シリンダ45の駆動軸47を作動させ
て第2のベース41を元の位置に復帰させ、突き出しピ
ン43・・・を引っ込めた後、図4に示すように、第1
のベース35を前方に移動させる。回転軸7及び押し上
げ軸39が回転台9を前方に押し出す。回転台9には、
図18に示すように、ランナー126が付着しているの
で、ランナー122を介して二次成形物320が第2の
移動側駒体13から引き離される。
【0089】図示しない油圧シリンダを作動させてラッ
ク59を動かし、平歯車57、回転軸7を介して回転台
9を90度回転させ、第1のベース35を元の位置に戻
すと、前記一次成形物300が第2の移動側駒体13の
第2の移動側凹部133上に載置され、二次成形物32
0が第3の移動側駒体15の第3の移動側凹部171上
に載置され、三次成形物340が第4の移動側駒体17
の第4の移動側凹部221上に載置される。
【0090】射出成形装置Wを駆動して、図2に示すよ
うに、移動金型本体3を固定金型本体61に接合する。
第1の移動側駒体11が第1の固定側駒体65に接合し
て一次成形型81を形成し、第2の移動側駒体13が第
2の固定側駒体67に接合して二次成形型83を形成す
る。さらに第3の移動側駒体15が第3の固定側駒体6
9に接合して三次成形型85を形成し、第4の移動側駒
体17が第4の固定側駒体71に接合して四次成形型8
7を形成する。
【0091】三次成形型85の三次成形空間173内に
二次成形物320が配置される。又、ランナー122が
第3の固定側駒体69側のランナー固定溝193に固定
される。二次成形物320をランナー122に接続する
接続部132に対応するランナー固定溝193の位置に
は、図21(a)に示すように、円形の逃げ穴195が
形成され、第3の移動側駒体15の表面には接続部13
2を押圧する押圧突起197が形成されている。
【0092】従って、第3の移動側駒体15が第3の固
定側駒体69に接合すると押圧突起197が接続部13
2を逃げ穴195に押し込むようにして切断するため、
二次成形物320は三次成形空間173内に配置される
と同時にランナー122から切り離される。
【0093】射出成形装置Wの図示しない射出ユニット
から二次成形時の第2の合成樹脂素材Bよりも融点の低
い第4の合成樹脂素材Dを射出すると、第4の合成樹脂
素材Dは、図19に示すように、ランナー溝167、ト
ンネルゲート169、ランナー溝165、ランナー溝2
03、ゲート201を通って胴部肉空間175、上腕肉
空間177,177、下腕肉空間179,179、上脚
肉空間181,181、下脚肉空間183,183、頭
骨肉空間185に流入する。
【0094】その結果、図20,23でも示すように、
ランナー溝167によってランナー168が成形され、
ランナー溝165によってランナー166が成形され、
ランナー溝203によってランナー223が成形され、
ゲート201によって接続部239が成形され、上記各
空間175,177,179,181,183,185
によって胴部肉部341、上腕肉部343、343、下
腕肉部345,345、上脚肉部347,347、下脚
肉部349,349、頭骨肉部351が成形される。
【0095】各空間175,177,179,181,
183,185には突起187が設けられているので、
上記各空間175〜185によって成形される各肉部3
41,343,345,347,349,351には、
図21(b)に示すように、係止穴191が形成され
る。
【0096】このようにして、三次成形型85において
二次成形物320に肉部が取り付けられた形の三次成形
物340が成形される。なお、同時に一次成形型81に
おいて一次成形物300が成形され、二次成形型83に
おいて二次成形物320が成形され、四次成形型87に
おいて四次成形物360が成形される。
【0097】射出成形装置Wを駆動して、図3に示すよ
うに、移動金型本体3を固定金型本体61から離すと、
三次成形物340が移動金型本体3に付着した状態にな
っている。油圧シリンダ45の駆動軸47を作動させて
第2のベース41を前方に移動させると、複数の突き出
しピン43・・・が前方に突出する。この複数の突き出
しピン43・・・の内の一部が、図8において、ランナ
ー168、ランナー122、ランナー126を押し出
す。ランナー122が、前述したように、押圧突起19
7によって三次成形物340から切り離されているた
め、図22に示すように、ランナー122,126のみ
を押し出すことができる。
【0098】油圧シリンダ45の駆動軸47を作動させ
て第2のベース41を元の位置に復帰させ、突き出しピ
ン43・・・を引っ込めた後、図4に示すように、第1
のベース35を前方に移動させる。回転軸7及び押し上
げ軸39が回転台9を前方に押し出す。回転台9には、
図8,24に示すように、ランナー166が付着してい
るので、ランナー233を介して三次成形物340が第
3の移動側駒体15から引き離される。
【0099】図示しない油圧シリンダを作動させてラッ
ク59を動かし、平歯車57、回転軸7を介して回転台
9を90度回転させ、第1のベース35を元の位置に戻
すと、前記一次成形物300が第2の移動側駒体13の
第2の移動側凹部133上に載置され、二次成形物32
0が第3の移動側駒体15の第3の移動側凹部171上
に載置され、三次成形物340が第4の移動側駒体17
の第4の移動側凹部221上に載置される。
【0100】射出成形装置Wを駆動して、図2に示すよ
うに、移動金型本体3を固定金型本体61に接合する。
第1の移動側駒体11が第1の固定側駒体65に接合し
て一次成形型81を形成し、第2の移動側駒体13が第
2の固定側駒体67に接合して二次成形型83を形成す
る。さらに第3の移動側駒体15が第3の固定側駒体6
9に接合して三次成形型85を形成し、第4の移動側駒
体17が第4の固定側駒体71に接合して四次成形型8
7を形成する。
【0101】四次成形型87の四次成形空間225内に
三次成形物340が配置される。又、ランナー233が
第4の移動側駒体17側のランナー固定溝235に固定
される。四次成形空間225内には、複数の係止突起2
27が設けられ、図26に示すように、この複数の係止
突起227が三次成形物340の係止穴191に係止す
る。三次成形物340をランナー233に接続する接続
部239に対応するランナー固定溝235の位置には、
図27に示すように、逃げ穴237が形成され、第4の
固定側駒体71の表面には接続部239を押圧する押圧
突起241が形成されている。
【0102】従って、第4の移動側駒体17が第4の固
定側駒体71に接合すると押圧突起241が接続部23
9を逃げ穴237に押し込むようにして切断するため、
三次成形物340は四次成形空間225内に配置される
と同時にランナー233から切り離される。
【0103】射出成形装置Wの図示しない射出ユニット
から三次成形時の第4の合成樹脂素材Dよりも融点の低
い第3の合成樹脂素材Cを射出すると、第3の合成樹脂
素材Cは、図25に示すように、ランナー溝167、ト
ンネルゲート169、ランナー溝125、ランナー溝2
31、ゲート229を通って四次成形空間225内に流
入する。
【0104】第3の合成樹脂素材Cは、三次成形物34
0を可動可能にするため、軟質塩化ビニール等の素材が
使用される。この素材は粘性が強く、インサートする三
次成形物340を所定位置からずらせようとするが、三
次成形物340は、図26に示すように、これの係止穴
191・・・に四次成形型87の係止突起227・・・
が係止して固定されているため、けして所定位置からず
れることがない。
【0105】その結果、ランナー溝167によってラン
ナー168が成形され、ランナー溝125によってラン
ナー126が成形され、ランナー溝231によってラン
ナー233が成形され、上記四次成形空間225によっ
て三次成形物340を被覆する被覆部材361が成形さ
れる。
【0106】このようにして、四次成形型87において
三次成形物340全体を被覆部材361で被覆した形の
四次成形物360が成形される。なお、同時に一次成形
型81において一次成形物300が成形され、二次成形
型83において二次成形物320が成形され、三次成形
型85において三次成形物340が成形される。
【0107】射出成形装置Wを駆動して、図3に示すよ
うに、移動金型本体3を固定金型本体61から離すと、
四次成形物360が移動金型本体3に付着した状態にな
っている。油圧シリンダ45の駆動軸47を作動させて
第2のベース41を前方に移動させると、複数の突き出
しピン43・・・が前方に突出する。この複数の突き出
しピン43・・・の内の一部が、図9,図28におい
て、ランナー166、ランナー223、ランナー16
8、ランナー126、ランナー233、四次成形物36
0を押し出す。ランナー166,223は、前述したよ
うに、押圧突起241によって四次成形物360から切
り離されているので、四次成形物360はランナー16
8,233に接続された形で取り出すことができる。
【0108】四次成形物360即ち完成品は、ランナー
233から切り離すことによって取り出すことができ
る。四次成形物360は、図29に示すように、胴部3
03の球型関節部305に上腕部321の外殻部323
が包持する形で連結され、球型関節部305の外面と外
殻部323の内面が略多角形状(周面の略全周にわたっ
て細かい凹凸が連続して形成された形状)に形成されて
いるから、球型関節部305の外面又は外殻部323の
内面を撓ませながら、上腕部321を上下左右方向にク
リック運動させることができる。
【0109】同様に、四次成形物360は、胴部303
の球型関節部307に上脚部327の外殻部329が包
持する形で連結され、球型関節部307の外面と外殻部
329の内面が略多角形状(周面の略全周にわたって細
かい凹凸が連続して形成された形状)に形成されている
から、球型関節部307の外面又は外殻部329の内面
を撓ませながら、上脚部327を上下左右方向にクリッ
ク運動させることができる。
【0110】四次成形物360は、下腕部311の突出
軸313に上腕部321の軸受部325が包持する形で
連結され、突出軸313の外面と軸受部325の内面が
略多角形状(周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続
して形成された形状)に形成されているから、突出軸3
13の外面又は軸受部325の内面を撓ませながら、下
腕部311を上下方向にクリック運動させることができ
る。
【0111】四次成形物360は、下脚部315の突出
軸317に上脚部327の軸受部331が包持する形で
連結され、突出軸317の外面と軸受部331の内面が
略多角形状(周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続
して形成された形状)に形成されているから、突出軸3
17の外面又は軸受部331の内面を撓ませながら、下
脚部315を上下方向にクリック運動させることができ
る。
【0112】四次成形物360は、胴部303、上腕部
321、下腕部311、上脚部327、下脚部315を
被覆部材361で被覆しているため、上記したように各
部を動かすと被覆部材361の素材の復元力により元に
戻そうとするが、各部はクリック運動によって動かされ
ているため、動かした状態を維持することができる。
【0113】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願請求項1
記載の発明に係る連結装置は、第1の部材と、第1の部
材の連結部を包持する包持部を備えた第2の部材とから
なるため、第1の部材を成形後、この第1の部材の連結
部をインサートして第2の部材を成形することができ
る。このインサート成形時に、第1の部材の連結部が雄
型となり、包持部の内側を成形するから、連結部がどの
ような複雑な形状であっても、その形状に合わせて包持
部の内側を成形することができるという効果がある。従
って、連結部を外周面の略全周にわたって細かい凹凸が
連続して形成された形状の軸にすれば、包持部の内周面
が略全周にわたって細かい凹凸が連続して形成された形
状の軸受部となり、連結部を外周面の略全周にわたって
細かい凹凸が連続して形成された形状の球体にすれば、
包持部の内周面が略全周にわたって細かい凹凸が連続し
て形成された形状の球体受部となり、この連結部により
第1の部材と第2の部材をクリック運動させることがで
きるという効果がある。
【0114】本願請求項2記載の発明に係る連結装置
は、上記効果に加え第1の部材と第2の部材が伸縮性を
有する被覆部材により被覆されているから、被覆部材に
よって第1の部材と第2の部材の連結が外れ難くなると
いう効果がある。
【0115】本願請求項3,4記載の発明に係る連結装
置の製造方法によれば、一つの成形金型で上記した連結
装置を成形することができ、従来のように複数の成形金
型を必要とせず、効率よく製造することができるという
効果がある。
【0116】本願請求項5,6記載の発明に係る連結装
置の製造方法によれば、成形する順番に従って、合成樹
脂素材の融点が低くなっていくので、各成形工程で成形
される成形部材は互いに溶着しないという効果がある。
【0117】本願請求項7記載の発明に係る可動体は、
胴部に対して上腕部がクリック運動することができ、下
腕部が上腕部に対してクリック運動することができ、こ
れらが一体で成形することができるから、極めて安価で
効率よく成形することができるという効果がある。
【0118】本願請求項8記載の発明に係る可動体は、
胴部、上腕部、下腕部が被覆部材によって被覆されてい
るため、外観が極めて好ましいものになるという効果が
ある。
【0119】本願請求項9記載の発明に係る可動体は、
胴部に対して上脚部がクリック運動することができ、下
脚部が上脚部に対してクリック運動することができ、こ
れらが一体で成形することができるから、極めて安価で
効率よく成形することができるという効果がある。
【0120】本願請求項10記載の発明に係る可動体
は、胴部、上脚部、下脚部が被覆部材によって被覆され
ているため、外観が極めて好ましいものになるという効
果がある。
【0121】本願請求項11記載の発明に係る可動体の
製造方法は、一つの成形金型で、胴部、上腕部、下腕部
をクリック運動可能に連結した状態で一体成形すること
ができるの、極めて成形効率が高いという効果がある。
【0122】本願請求項12記載の発明に係る可動体の
製造方法は、一つの成形金型で、胴部、上腕部、下腕部
をクリック運動可能に連結し、さらにこれらを被覆部材
で被覆させることができるので、従来のように手作業に
より組み立てることが極めてすくなくなり、成形効率が
高いという効果がある。
【0123】本願請求項13記載の発明に係る可動体の
製造方法は、一つの成形金型で、胴部、上脚部、下脚部
をクリック運動可能に連結した状態で一体成形すること
ができるの、極めて成形効率が高いという効果がある。
【0124】本願請求項14記載の発明に係る可動体の
製造方法は、一つの成形金型で、胴部、上脚部、下脚部
をクリック運動可能に連結し、さらにこれらを被覆部材
で被覆させることができるので、従来のように手作業に
より組み立てることが極めてすくなくなり、成形効率が
高いという効果がある。
【0125】本願請求項15,16記載の発明に係る可
動体の製造方法によれば、成形する順番に従って、合成
樹脂素材の融点が低くなっていくので、各成形工程で成
形される成形部材は互いに溶着しないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る成形装置を射出成形装
置に取り付けた状態を示す全体斜視図である。
【図2】上記成形装置の全体側面図である。
【図3】上記成形装置を開いた状態の一部省略した全体
側面図である。
【図4】上記成形装置の動きを説明する一部省略した全
体側面図である。
【図5】上記成形装置の移動金型の平面図である。
【図6】上記成形装置の一次成形型を示す平面図であ
る。
【図7】上記成形装置の二次成形型を示す平面図であ
る。
【図8】上記成形装置の三次成形型を示す平面図であ
る。
【図9】上記成形装置の四次成形型を示す平面図であ
る。
【図10】上記一次成形型の合成樹脂素材の流れを示す
平面図である。
【図11】上記一次成形型の要部断面図である。
【図12】上記一次成形型の動きを説明する要部断面図
である。
【図13】上記一次成形型の動きを説明する要部断面図
である。
【図14】上記二次成形型の合成樹脂素材の流れを示す
平面図である。
【図15】上記二次成形型の要部断面図である。
【図16】上記二次成形型の要部断面図である。
【図17】上記二次成形型の動きを説明する要部断面図
である。
【図18】上記二次成形型の動きを説明する要部断面図
である。
【図19】上記三次成形型の合成樹脂素材の流れを示す
平面図である。
【図20】上記三次成形型の要部断面図である。
【図21】上記三次成形型の要部拡大断面図である。
【図22】上記三次成形型の動きを説明する要部断面図
である。
【図23】上記三次成形型の要部断面図である。
【図24】上記三次成形型の動きを説明する要部断面図
である。
【図25】上記四次成形型の合成樹脂素材の流れを示す
平面図である。
【図26】上記四次成形型の要部断面図である。
【図27】上記四次成形型の要部拡大断面図である。
【図28】上記四次成形型の動きを説明する要部断面図
である。
【図29】四次成形物の断面図である。
【図30】四次成形物の要部断面図である。
【符号の説明】
W 射出成形装置 A 第1の合成樹脂素材 B 第2の合成樹脂素材 C 第3の合成樹脂素材 D 第4の合成樹脂素材 1 成形装置 3 移動金型本体 3a 表面 7 回転軸 7a 突出軸 9 回転台 9a 表面 9b 裏面 11 第1の移動側駒体 13 第2の移動側駒体 15 第3の移動側駒体 17 第4の移動側駒体 19 貫通孔 21 貫通孔 23 貫通孔 25 貫通孔 31 前部空室 33 後部空室 35 第1のベース 37 ガイドピン 39 押し上げ軸 41 第2のベース 43 突き出しピン 45 油圧シリンダ 47 駆動軸 49 孔 51 隙間部 53 中間空室 57 平歯車 59 ラック 61 固定金型本体 63 表面 65 第1の固定側駒体 67 第2の固定側駒体 69 第3の固定側駒体 71 第4の固定側駒体 81 一次成形型 83 二次成形型 85 三次成形型 87 四次成形型 101 第1の移動側凹部 103 第1の固定側凹部 105 一次成形空間 107 胴部空間 109 下腕空間 111 下脚空間 113 肩関節空間 115 股関節空間 117 首関節空間 119 肘関節空間 121 膝関節空間 122 ランナー 123 ランナー溝 124 ゲート 125 ランナー溝 126 ランナー 127 ランナー溝 128 ランナー 129 トンネルゲート 131 素材流通孔 132 接続部 133 第2の移動側凹部 134 第2の固定側凹部 135 二次成形空間 137 胴部固定空間 139 下腕固定空間 141 下脚固定空間 143 ランナー固定溝 145 上腕空間 147 上脚空間 149 頭骨空間 151 外殻空間 153 軸受空間 155 外殻空間 157 軸受空間 159 外殻空間 161 ランナー溝 162 ランナー 163 トンネルゲート 165 ランナー溝 166 ランナー 167 ランナー溝 168 ランナー 169 トンネルゲート 171 第3の移動側凹部 172 第3の固定側凹部 173 三次成形空間 175 胴部肉空間 177 上腕肉空間 179 下腕肉空間 181 上脚肉空間 183 下脚肉空間 185 頭骨肉空間 187 突起 191 係止穴 193 ランナー固定溝 195 逃げ穴 197 押圧突起 201 ゲート 203 ランナー溝 221 第4の移動側凹部 222 第4の固定側凹部 223 ランナー 225 四次成形空間 227 係止突起 229 ゲート 231 ランナー溝 233 ランナー 235 ランナー固定溝 237 逃げ穴 239 接続部 241 押圧突起 300 一次成形物 303 胴部(第1の部材) 305 球型関節部(連結部) 307 球型関節部(連結部) 309 球型関節部 311 下腕部(第1の部材) 313 突出軸(連結部) 314 支軸 315 下脚部(第1の部材) 317 突出軸(連結部) 318 支軸 320 二次成形物 321 上腕部(第2の部材) 323 外殻部(包持部) 325 軸受部(包持部) 327 上脚部(第2の部材) 329 外殻部(包持部) 331 軸受部(包持部) 333 頭骨部 335 外殻部 340 三次成形物 341 胴部肉部 343 上腕肉部 345 下腕肉部 347 上脚肉部 349 下脚肉部 351 頭骨肉部 360 四次成形物(可動体) 361 被覆部材

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする連
    結装置。 (イ)第1の部材と、第1の部材を回動自在に連結する
    第2の部材とからなること。 (ロ)第1の部材は、連結部を備えた形で一体成形され
    ていること。 (ハ)連結部の外周面には、略全周にわたって細かい凹
    凸が連続して形成されていること。 (ニ)第2の部材は、第1の部材の連結部を包持する包
    持部を備えた形で一体成形されていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする連
    結装置。 (イ)第1の部材と、第1の部材を回動自在に連結する
    第2の部材と、第1の部材と第2の部材を被覆する被覆
    部材とからなること。 (ロ)第1の部材は、連結部を備えた形で一体成形され
    ていること。 (ハ)連結部の外周面には、略全周にわたって細かい凹
    凸が連続して形成されていること。 (ニ)第2の部材は、第1の部材の連結部を包持する包
    持部を備えた形で一体成形されていること。 (ホ)被覆部材は、伸縮性を有する軟質素材で一体成形
    されていること。
  3. 【請求項3】 下記の工程からなることを特徴とする連
    結装置の製造方法。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
    形成された連結部を備えた第1の部材を第1の合成樹脂
    素材で一体成形する第1の成形工程。 (ロ)第1の成形工程によって一体成形された第1の部
    材の連結部を包持する包持部を備えた第2の部材を第2
    の合成樹脂素材で一体成形する第2の成形工程。
  4. 【請求項4】 下記の工程からなることを特徴とする連
    結装置の製造方法。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
    形成された連結部を備えた第1の部材を第1の合成樹脂
    素材で一体成形する第1の成形工程。 (ロ)第1の成形工程によって一体成形された第1の部
    材の連結部を包持する包持部を備えた第2の部材を第2
    の合成樹脂素材で一体成形する第2の成形工程。 (ハ)第1の成形工程によって一体成形された第1の部
    材と、第2の成形工程によって一体成形された第2の部
    材を被覆する被覆部材を第3の合成樹脂素材で一体成形
    する第3の成形工程。
  5. 【請求項5】 第2の合成樹脂素材が、第1の合成樹脂
    素材よりも融点が低いことを特徴とする請求項3又は4
    記載の連結装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第3の合成樹脂素材が、第1,第2の合
    成樹脂素材よりも融点が低いことを特徴とする請求項4
    又は5記載の連結装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動体。 (イ)胴部と、胴部の肩部に回動自在に連結された上腕
    部と、上腕部の肘部に回動自在に連結された下腕部とか
    らなること。 (ロ)胴部は、肩部に肩連結部を備えた形で一体成形さ
    れていること。 (ハ)下腕部は、肘部に肘連結部を備えた形で一体成形
    されていること。 (ニ)肩連結部及び肘連結部の外周面には、略全周にわ
    たって細かい凹凸が連続して形成されていること。 (ホ)上腕部は、胴部の肩連結部を包持する肩包持部と
    下腕部の肘連結部を包持する肘包持部を備えた形で一体
    成形されていること。
  8. 【請求項8】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動体。 (イ)胴部と、胴部の肩部に回動自在に連結された上腕
    部と、上腕部の肘部に回動自在に連結された下腕部と、
    胴部と上腕部と下腕部を被覆する被覆部材とからなるこ
    と。 (ロ)胴部は、肩部に肩連結部を備えた形で一体成形さ
    れていること。 (ハ)下腕部は、肘部に肘連結部を備えた形で一体成形
    されていること。 (ニ)肩連結部及び肘連結部の外周面には、略全周にわ
    たって細かい凹凸が連続して形成されていること。 (ホ)上腕部は、胴部の肩連結部を包持する肩包持部と
    下腕部の肘連結部を包持する肘包持部を備えた形で一体
    成形されていること。 (ヘ)被覆部材は、伸縮性を有する軟質素材で一体成形
    されていること。
  9. 【請求項9】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動体。 (イ)胴部と、胴部の股部に回動自在に連結された上脚
    部と、上脚部の膝部に回動自在に連結された下脚部とか
    らなること。 (ロ)胴部は、股部に股連結部を備えた形で一体成形さ
    れていること。 (ハ)下脚部は、膝部に膝連結部を備えた形で一体成形
    されていること。 (ニ)股連結部及び膝連結部の外周面には、略全周にわ
    たって細かい凹凸が連続して形成されていること。 (ホ)上脚部は、胴部の股連結部を包持する股包持部と
    下脚部の膝連結部を包持する膝包持部を備えた形で一体
    成形されていること。
  10. 【請求項10】 下記の要件を備えたことを特徴とする
    可動体。 (イ)胴部と、胴部の股部に回動自在に連結された上脚
    部と、上脚部の膝部に回動自在に連結された下脚部と、
    胴部と上脚部と下脚部を被覆する被覆部材とからなるこ
    と。 (ロ)胴部は、股部に股連結部を備えた形で一体成形さ
    れていること。 (ハ)下脚部は、膝部に膝連結部を備えた形で一体成形
    されていること。 (ニ)股連結部及び膝連結部の外周面には、略全周にわ
    たって細かい凹凸が連続して形成されていること。 (ホ)上脚部は、胴部の股連結部を包持する股包持部と
    下脚部の膝連結部を包持する膝包持部を備えた形で一体
    成形されていること。 (ヘ)被覆部材は、伸縮性を有する軟質素材で一体成形
    されていること。
  11. 【請求項11】 下記の工程からなることを特徴とする
    可動体の製造方法。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
    形成された肩連結部を備えた胴部と外周面の略全周にわ
    たって細かい凹凸が連続して形成された肘連結部を備え
    た下腕部を第1の合成樹脂素材で成形する第1の成形工
    程。 (ロ)第1の成形工程によって成形された胴部の肩連結
    部を包持する肩包持部と下腕部の肘連結部を包持する肘
    包持部を備えた上腕部を第2の合成樹脂素材で一体成形
    する第2の成形工程。
  12. 【請求項12】 下記の工程からなることを特徴とする
    可動体の製造方法。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
    形成された肩連結部を備えた胴部と外周面の略全周にわ
    たって細かい凹凸が連続して形成された肘連結部を備え
    た下腕部を第1の合成樹脂素材で成形する第1の成形工
    程。 (ロ)第1の成形工程によって成形された胴部の肩連結
    部を包持する肩包持部と下腕部の肘連結部を包持する肘
    包持部を備えた上腕部を第2の合成樹脂素材で一体成形
    する第2の成形工程。 (ハ)第1の成形工程によって成形された胴部と下腕
    部、及び第2の成形工程によって一体成形された上腕部
    を被覆する被覆部材を第3の合成樹脂素材で一体成形す
    る第3の成形工程。
  13. 【請求項13】 下記の工程からなることを特徴とする
    可動体の製造方法。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
    形成された股連結部を備えた胴部と外周面の略全周にわ
    たって細かい凹凸が連続して形成された膝連結部を備え
    た下脚部を第1の合成樹脂素材で成形する第1の成形工
    程。 (ロ)第1の成形工程によって成形された胴部の股連結
    部を包持する股包持部と下脚部の膝連結部を包持する膝
    包持部を備えた上脚部を第2の合成樹脂素材で一体成形
    する第2の成形工程。
  14. 【請求項14】 下記の工程からなることを特徴とする
    可動体の製造方法。 (イ)外周面の略全周にわたって細かい凹凸が連続して
    形成された股連結部を備えた胴部と外周面の略全周にわ
    たって細かい凹凸が連続して形成された膝連結部を備え
    た下脚部を第1の合成樹脂素材で成形する第1の成形工
    程。 (ロ)第1の成形工程によって成形された胴部の股連結
    部を包持する股包持部と下脚部の膝連結部を包持する膝
    包持部を備えた上脚部を第2の合成樹脂素材で一体成形
    する第2の成形工程。 (ハ)第1の成形工程によって成形された胴部と下脚
    部、及び第2の成形工程によって一体成形された上脚部
    を被覆する被覆部材を第3の合成樹脂素材で一体成形す
    る第3の成形工程。
  15. 【請求項15】 第2の合成樹脂素材が、第1の合成樹
    脂素材よりも融点が低いことを特徴とする請求項11乃
    至14のいずれか1項に記載の可動体の製造方法。
  16. 【請求項16】 第3の合成樹脂素材が、第1,第2の
    合成樹脂素材よりも融点が低いことを特徴とする請求項
    12,14又は15記載の可動体の製造方法。
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