JPH09312990A - ブラシレスモータの制御方法 - Google Patents

ブラシレスモータの制御方法

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JPH09312990A
JPH09312990A JP8151745A JP15174596A JPH09312990A JP H09312990 A JPH09312990 A JP H09312990A JP 8151745 A JP8151745 A JP 8151745A JP 15174596 A JP15174596 A JP 15174596A JP H09312990 A JPH09312990 A JP H09312990A
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Tomoyuki Mori
智之 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータの制御方法において、電機
子巻線の通電を適切に切り替え、振動や騒音の低減、脱
調を防止する。 【解決手段】 ブラシレスモータ3の回転子3aの位置
検出に基づいて同ブラシレスモータ3の通電を切り替え
るブラシレスモータの制御方法であって、電機子巻線に
発生する誘起電圧と基準電圧発生回路5aからの基準電
圧Vdc/2とを比較回路5bで比較し、この比較結果
の位置検出点の位置信号を制御回路10に入力する。制
御回路10は電機子巻線の端子電圧(誘起電圧)のうち
1つの端子電圧Rと基準電圧Vcdとを比較し、この比
較結果に基づいて回転子3aの位置を検出する毎に位置
検出フラグをセットし、少なくとも1周期の時間をもと
にして位置検出から次の位置検出点後の最初の通電切り
替え時刻までの所定時間を得る。しかる後、上記所定時
間の経過時に位置フラグがセットされていないときには
今回の位置検出点が本来の位置検出点より遅れていると
判断し、上記所定時間の経過時点で通電を切り替え、か
つ他相の通電切り替えタイミングを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機の圧縮
機等に用いる直流ブラシレスモータ(以下ブラシレスモ
ータと記す)の回転制御技術に係り、特に詳しくはブラ
シレスモータの回転制御の安定化を図るために適切な位
置検出を可能とするブラシレスモータの制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種のブラシレスモータ、例えば三相
モータを回転制御する場合図4に示す制御装置を必要と
する。
【0003】図4において、この制御装置は、交流電源
(例えばAC100V)1の交流電圧を倍電圧(例えば
280V)に整流する倍電圧整流回路2と、この倍電圧
整流された電圧Vdcをスイッチングしてブラシレスモ
ータ3の電機子巻線に印加するために複数のスイッチン
グ素子(トランジスタ)U,V,W,X,Y,Zをブリ
ッジ接続したトランジスタモジュール部4と、ブラシレ
スモータ3の端子電圧(誘起電圧)Rをもとにして回転
子3aの位置信号を得る位置検出部5と、この得られた
位置信号に基づいてブラシレスモータ3の各電機子巻線
の通電を所定に切り替えるためにトランジスタモジュー
ル部4の駆動信号を出力する一方、この駆動信号を所定
のオン、オフ比でチョッピングする制御回路6とを備え
ている。
【0004】位置検出部5は、トランジスタモジュール
部4の電源電圧Vdcを1/2に分圧して基準電圧Vd
c/2を発生する基準電圧発生回路5aと、1つの相の
端子電圧(誘起電圧)Rと基準電圧Vdc/2とを比較
してブラシレスモータ3の回転に同期した位置信号Aを
出力する比較回路5bとからなる。
【0005】制御回路6は、マイクロコンピュータおよ
び駆動回路等からなり、駆動信号を出力してトランジス
タモジュール部4のトランジスタU,V,W,X,Y,
Zを駆動する。
【0006】上記構成の制御装置において、ブラシレス
モータ3を位置検出による運転とする場合位置検出部5
からの位置信号(回転子3aの位置検出)をもとにして
所定位相角で各電機子巻線の通電切り替えタイミングを
得、これらタイミングに基づいて駆動信号を発生し、こ
れら駆動信号によりトランジスタモジュール部4の各ス
イッチング素子U,V,W,X,Y,Zを駆動する。
【0007】この場合、図5(a)に示すように、上記
回転子3aの位置検出は例えば1つの電機子巻線の端子
電圧Rと基準電圧Vdc/2とを比較し、この比較結果
の交点で変化する位置信号(図5(b)を参照)Aを得
る。
【0008】また、上記位置信号Aを入力した制御回路
6は通電切り替え後(スパイク電圧後)における端子電
圧Rの誘起電圧の波形と基準電圧Vdc/2との交点
(図5(a)の矢印a)、つまり位置信号Aの最初の立
ち上がりエッジ(誘起電圧の下降時には立ち下がりエッ
ジ)を検出し、この検出エッジを回転子3aの位置検出
点として所定位相角に相当する時間を算出する。
【0009】例えば、図5(a)の破線矢印に示すよう
に、2周期(または1周期)分の時間に基づいて位相角
30度、90度および150度に相当する時間を算出す
る。これら算出時間経過後にトランジスタモジュール部
4の各トランジスタU,V,W,X,Y,Zの導通状態
を切り替える駆動信号(図5(c)ないし(h)を参
照)を発生する。これら駆動信号により各トランジスタ
U,V,W,X,Y,Zが駆動されるため、ブラシレス
モータ3の電機子巻線電流が切り替えられ、ブラシレス
モータ3が回転制御される。
【0010】また、図5(c)ないし(h)に示すよう
に、PWM制御方式の場合制御回路6はトランジスタモ
ジュール部2の駆動信号を所定デューティ比(オン、オ
フ比)でチョッピングする。
【0011】このように、位置信号Aに基づいてブラシ
レスモータ3の各電機子巻線電流を切り替えるタイミン
グを得、またチョッピングのオン、オフ比を可変するこ
とにより、ブラシレスモータ3を所定回転数に回転制御
することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ブラシ
レスモータの制御方法において、ブラシレスモータ3の
通電切り替え時に発生するスパイク電圧波形は例えば電
機子巻線電流の流れによって変わり、極めて大きくなる
こともある。
【0013】例えば、図5(a)の破線に示すように、
そのスパイク電圧波形が当該位置検出点bより大きい場
合、当該位置検出点bが少なくともc点まで遅れること
になる。すると、ブラシレスモータ3の通電切り替えが
遅れることになり、回転ムラ、振動および騒音の増大を
招くだけでなく、最悪として脱調する恐れがある。
【0014】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的はブラシレスモータの通電切り替えが常
に適切なものとすることができ、回転ムラ、振動および
騒音を抑え、脱調をなくして回転制御の安定化を可能と
することができるようにしたブラシレスモータの制御方
法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、直流電源をスイッチングしてブ
ラシレスモータの電機子巻線に印加して同ブラシレスモ
ータを回転制御するとともに、前記ブラシレスモータの
回転子の位置検出に基づいて同ブラシレスモータの電機
子巻線の通電を切り替えるブラシレスモータの制御方法
であって、前記電機子巻線の端子電圧(誘起電圧)と基
準電圧とを比較し、該比較結果に基づいて前記回転子の
位置を検出する毎に位置検出フラグをセットし、かつ1
周期の時間を計時し、少なくとも前記1周期の時間をも
とにして前記位置検出から次の位置検出点より後までの
所定時間を得、該所定時間の経過時に前記位置フラグが
セットされていないときには今回の位置検出点が本来の
位置検出点より遅れていると判断し、少なくとも前記所
定時間をもとにして次の通電切り替え時刻を得、該得ら
れた時刻で前記ブラシレスモータの通電を切り替えるよ
うにしたことを特徴としている。
【0016】また、請求項2の発明は、直流電源をスイ
ッチングして三相のブラシレスモータの電機子巻線に印
加する際、該印加する電圧をチョッピングのデューティ
比により可変して前記ブラシレスモータを回転制御する
とともに、前記ブラシレスモータの回転子の位置検出に
基づいて同ブラシレスモータの電機子巻線の通電を切り
替えるブラシレスモータの制御方法であって、前記電機
子巻線の端子電圧(誘起電圧)のうちの1つの端子電圧
と基準電圧とを比較し、該比較結果に基づいて前記回転
子の位置を検出する毎に位置検出フラグをセットし、か
つ1周期の時間を計時するとともに、少なくとも前記1
周期の時間をもとにして前記位置検出から次の位置検出
点後の位相角30度の通電切り替え時刻までの所定時間
Tを得、該所定時間Tの経過時に前記位置フラグがセッ
トされていないときには今回の位置検出点が本来の位置
検出点より遅れていると判断し、前記所定時間Tの経過
時点で通電を切り替え、かつ位相角90度および150
度の通電切り替えタイミングを少なくとも前記1周期の
時間をもとにして算出するようにしたことを特徴として
いる。
【0017】この場合、請求項3に記載されているよう
に、前記所定時間Tは前記1周期の時間T1および前記
ブラシレスモータの速度変動分α(度)を加味し、T1
×(210−α)/360の式を用いて算出すればよ
い。
【0018】また、請求項4に記載されているように、
前記所定時間Tは前回の通電切り替え時刻に位置検出間
隔の時間を加算して得ればよい。
【0019】上記手段によれば、ブラシレスモータの端
子電圧(誘起電圧)と基準電圧との交点(位置検出点)
を検出する毎に位置フラグがセットされる。そして、位
置検出点を得るに際し、上記所定時間Tが経過時点で上
記位置検出フラグがセットされているときには当該位置
検出点が正常であると判断され、位置検出フラグのセッ
ト時点(当該位置検出点)をもとにして通電切り替えタ
イミングが算出される。
【0020】上記所定時間Tとしては前回の位置検出点
から当該位置検出後の最初の通電切り替え時刻(位相角
30度の通電切り替えタイミング)までの時間であるこ
とから、その所定時間Tの経過時点で上記位置検出フラ
グがセットされていないときには当該位置検出点が遅れ
ていると判断される。
【0021】当該位置検出点が遅れていると判断される
と、上記所定時間Tの経過時点でブラシレスモータの通
電が切り替えられる一方、他相の通電切り替えタイミン
グ(位相角90度および150度の通電切り替え時刻)
が算出される。
【0022】なお、上記所定時刻TはT1×(210−
α)/360の式を用いて算出され(α(度)はブラシ
レスモータ3の速度変動分)、あるいは(前回の30度
通電切り替えの時刻)+(180度に相当する時間)の
式で算出され、またこの算出時刻に速度変動分α(度)
の時間が加味される。
【0023】このように、位置検出点の遅れを判断する
ことができ、また、予測した時刻(所定時間Tの経過時
点)でブラシレスモータの通電を切り替えることから、
通電切り替えの遅れを極めて小さくすることができる。
【0024】他には、上記所定時間Tが各相毎に(前回
の30度通電切り替えの時刻)+(180度に相当する
時間)、(前回の90度通電切り替えの時刻)+(18
0度に相当する時間)および(前回の150度通電切り
替えの時刻)+(180度に相当する時間)の式で得ら
れ、この所定時間の経過時点で各相の通電が切り替えら
れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図1な
いし図3を参照して詳しく説明する。なお、図1中、図
4と同一部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
また、図3(a)ないし(h)は図5(a)ないし
(h)に対応している。
【0026】図1において、このブラシレスモータの制
御方法を適用した制御装置は、位置検出毎に次の位置検
出点を予測する一方、少なくとも予測位置検出点の時刻
までの間に当該位置検出を行うことができないときには
前回の位置検出後に予測した通電切り替え時刻でブラシ
レスモータ3の通電を切り替え、あるいは前回の通電切
り替え時刻に180度に相当する時間を加算した時刻で
ブラシレスモータ3の通電を切り替える制御回路(マイ
クロコンピュータ)10を備えている。なお、制御部1
0は図4に示す制御回路6の機能を有する。
【0027】次に、上記制御装置の動作を図2のフロー
チャート図、図3のタイムチャート図を参照して詳しく
説明すると、まず制御回路10は従来同様の処理により
ブラシレスモータ3を回転制御する。
【0028】このとき、位置検出部5は、ブラシレスモ
ータ3の端子電圧R(図3(a)を参照)と基準電圧発
生回路5aからの基準電圧Vdc/2とを比較回路5b
で比較し、この比較結果の交点で変化する位置信号Aを
出力する(図3(b)を参照)。
【0029】制御回路1Oは、通電切り替え後(スパイ
ク電圧後)の入力位置信号Aの最初のエッジを検出した
とき、このエッジ検出点を回転子3aの位置検出点とす
るとともに、内部の位置検出フラグをセットする。
【0030】また、上記位置検出毎に1周期分(または
2周期分)の時間T1を計時するとともに、この時間T
1をもとにして次の位置検出点時刻を算出し、次の位置
検出点から位相角30度に相当する所定時刻Tを算出す
る。
【0031】例えば、図3に示すように、所定時刻Tは
T1×(210−α)/360の式を用いて算出する。
なお、α(度)はブラシレスモータ3の速度変動分(前
周期における速度変動分)である。また、所定時間Tと
しては、(前回の30度通電切り替えの時刻)+(18
0度に相当する時間)の式で算出し、かつこの算出時刻
に速度変動分α(度)の時間を加味してもよい。
【0032】そして、上記算出所定時刻Tで図3に示す
割り込みルーチンを実行する。今回の位置検出が上記算
出所定時刻T前であれば、既に位置検出フラグがセット
されていることから、今回の位置検出点が遅れていない
と判断し、従来同様に通電切り替え時刻(位相角30
度、90度および150度)を算出し、この算出時刻で
ブラシレスモータ3の通電を切り替える。なお、位置検
出フラグは上記算出所定時刻経過後にリセットすればよ
い。
【0033】しかし、図3の破線に示すように、スパイ
ク電圧が大きく、本来の位置検出(同図の破線矢印b)
を越えると、今回の位置検出が遅れ、つまり今回の位置
検出が上記算出所定時刻T前に行われない。これにとも
なって、位相角30度の通電切り替え時刻は図3の破線
矢印cより後となる。
【0034】したがって、上記算出所定時間Tの時点で
は位置検出フラグがセットされておらず、今回の位置検
出点が遅れていると判断することができる(ステップS
T1)。今回の位置検出点が遅れていると判断したとき
にはステップST2に進み、当該所定所定時間Tの時点
で位相角30度に対応する通電の切り替えを行う。すな
わち、上記所定時刻Tが当該位相角30度の通電切り替
えタイミングに相当しているからである。
【0035】続いて、位相角90度および位相角150
度に相当する時刻を算出し、これら算出時刻を内部のタ
イマにセットする(ステップST3,ST4)。例え
ば、T90=(前回の90度通電切り替えの時刻)+
(180度に相当する時間)、T150=(前回の15
0度通電切り替えの時刻)+(180度に相当する時
間)の式を用いて位相角90度および位相角150度に
相当する時刻を算出する。なお、位相角90度および位
相角150度に相当する時刻については、前回の位置検
出時に計時された1周期の時間をもとにして算出し、か
つ上記速度変動α(度)の時間を加味して得てもよい。
【0036】なお、上記実施例では、所定時刻Tとして
は前回の位置検出点から位相角30度に相当する時刻を
設定しているが、この時刻より多少早くともよい。この
場合、T30=(前回の30度通電切り替えの時刻)+
(180度に相当する時間)を算出してタイマにセット
すればよい。
【0037】このように、回転子3aの位置検出毎に、
次の位置検出点の時刻より遅い所定時刻を算出する一
方、位置検出毎に位置検出フラグをセットし、この位置
検出フラグがその所定時刻までにセットされていないと
きには今回の位置検出が遅れていると判断する。今回の
位置検出が遅れていると判断したときには、予測された
今回の位置検出点から位相角30度、90度および15
0度に相当する時刻でブラシレスモータ3の通電を切り
替える。
【0038】したがって、例えばスパイク電圧が大き
く、本来の位置検出点にかかり、当該位置検出点が本来
の位置検出点よりも遅れる場合であっても、通電切り替
えが常に適切なものとなり、つまり各電機子巻線の通電
切り替えを適切に行うことができ、ひいては回転トルク
むら、振動や騒音の発生を抑え、しかも最悪としての脱
調を防止することができる。
【0039】なお、上記実施例では、一相位置検出、二
相予測方式について説明したが、三相毎に位置検出を行
う場合にも適用することができる。この場合、上記所定
時間Tとしては、各相毎にT30=(前回の30度通電
切り替えの時刻)+(180度に相当する時間)、T9
0=(前回の90度通電切り替えの時刻)+(180度
に相当する時間)およびT150=(前回の150度通
電切り替えの時刻)+(180度に相当する時間)とす
ればよく、また各T30、T90およびT150にブラ
シレスモータ3の速度変動分α(度)を加味すれば好ま
しい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のブラシ
レスモータの制御方法によれば、回転子の位置を検出す
る毎に位置検出フラグをセットし、1周期の時間をもと
にして位置検出から次の位置検出点より後までの所定時
間を得、この所定時間の経過時に位置フラグがセットさ
れていないときには今回の位置検出点が本来の位置検出
点より遅れていると判断し、上記所定時間をもとにして
ブラシレスモータの通電切り替え時刻を得、この得られ
た時刻で通電を切り替えるようにしたので、例えばスパ
イク電圧が大きく、本来の位置検出点にかかり、当該位
置検出点が本来の位置検出点よりも遅れる場合であって
も、通電切り替えを適切なものとすることができ、これ
によりブラシレスモータの通電切り替えの遅れを抑える
ことができ、回転むら、振動や騒音を抑えることがで
き、また脱調を防止することができ、ひいては回転制御
の安定化が図れるという有用な効果がある。
【0041】また、上記所定時間の算出に際してブラシ
レスモータの速度変動分を加味するようにしたので、通
電切り替えをより適切なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、ブラシレスモータ
の制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック線
図。
【図2】図1に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明するための概略的フローャート図。
【図3】図1に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明するための概略的タイムチャート図。
【図4】従来のブラシレスモータの制御装置の概略的ブ
ロック線図。
【図5】図4に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明するための概略的タイムチャート図。
【符号の説明】
1 交流電源 2 倍電圧整流回路 3 ブラシレスモータ(直流ブラシレスモータ) 3a 回転子(ブラシレスモータ3の) 4 トランジスタモジュール部 5 位置検出部 5a 基準電圧発生回路 5b 比較回路 6,10 制御回路(マイクロコンピュータ) A 位置信号 R 電機子巻線の端子電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源をスイッチングしてブラシレス
    モータの電機子巻線に印加して同ブラシレスモータを回
    転制御するとともに、前記ブラシレスモータの回転子の
    位置検出に基づいて同ブラシレスモータの電機子巻線の
    通電を切り替えるブラシレスモータの制御方法であっ
    て、 前記電機子巻線の端子電圧(誘起電圧)と基準電圧とを
    比較し、該比較結果に基づいて前記回転子の位置を検出
    する毎に位置検出フラグをセットし、かつ1周期の時間
    を計時し、少なくとも前記1周期の時間をもとにして前
    記位置検出から次の位置検出点より後までの所定時間を
    得、該所定時間の経過時に前記位置フラグがセットされ
    ていないときには今回の位置検出点が本来の位置検出点
    より遅れていると判断し、少なくとも前記所定時間をも
    とにして次の通電切り替え時刻を得、該得られた時刻で
    前記ブラシレスモータの通電を切り替えるようにしたこ
    とを特徴とするブラシレスモータの制御方法。
  2. 【請求項2】 直流電源をスイッチングして三相のブラ
    シレスモータの電機子巻線に印加する際、該印加する電
    圧をチョッピングのデューティ比により可変して前記ブ
    ラシレスモータを回転制御するとともに、前記ブラシレ
    スモータの回転子の位置検出に基づいて同ブラシレスモ
    ータの電機子巻線の通電を切り替えるブラシレスモータ
    の制御方法であって、 前記電機子巻線の端子電圧(誘起電圧)のうちの1つの
    端子電圧と基準電圧とを比較し、該比較結果に基づいて
    前記回転子の位置を検出する毎に位置検出フラグをセッ
    トし、かつ1周期の時間を計時するとともに、少なくと
    も前記1周期の時間をもとにして前記位置検出から次の
    位置検出点後の位相角30度の通電切り替え時刻までの
    所定時間Tを得、該所定時間Tの経過時に前記位置フラ
    グがセットされていないときには今回の位置検出点が本
    来の位置検出点より遅れていると判断し、前記所定時間
    Tの経過時点で通電を切り替え、かつ位相角90度およ
    び150度の通電切り替えタイミングを少なくとも前記
    1周期の時間をもとにして算出するようにしたことを特
    徴とするブラシレスモータの制御方法。
  3. 【請求項3】 前記所定時間Tは前記1周期の時間T1
    および前記ブラシレスモータの速度変動分α(度)を加
    味し、T1×(210−α)/360の式を用いて算出
    した請求項2記載のブラシレスモータの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記所定時間Tは前回の通電切り替え時
    刻に位置検出間隔の時間を加算して得た請求項2記載の
    ブラシレスモータの制御方法。
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