JPH09312949A - 回転電機のフレーム - Google Patents

回転電機のフレーム

Info

Publication number
JPH09312949A
JPH09312949A JP12888596A JP12888596A JPH09312949A JP H09312949 A JPH09312949 A JP H09312949A JP 12888596 A JP12888596 A JP 12888596A JP 12888596 A JP12888596 A JP 12888596A JP H09312949 A JPH09312949 A JP H09312949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
inner diameter
stator
electric machine
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12888596A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Tanaka
忠男 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP12888596A priority Critical patent/JPH09312949A/ja
Publication of JPH09312949A publication Critical patent/JPH09312949A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内径加工や強い圧入作業をすることなく、フレ
ームを固定子に密着させる。 【解決手段】ブラケット1及びフレーム2は外被を構成
し、軸3、軸受4、回転子5及び固定子6を囲む。冷却
フィン8を持つ筒状のフレーム2の一部に、軸方向に延
び内径側に開口部11を持つ板状の内径溝12を設け
る。内径溝12に挿通したねじ7でブラケット1の耳1
aを締付る。内径溝12は板状であるから形状的に弾性
(ばね作用)がある。固定子6にフレーム2を軽く圧入
すれば、内径溝12の開口部11が円周方向に広がるの
で、フレーム2は強い圧入作業をすることなく固定子6
によく密着し、内径加工を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転電機のフレ
ームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフレームは、鋳造製で内径加工す
るものが多い。ダイカスト製も型のテーパがあるので内
径加工する。鋼板製のものやアルミニウム合金の押出成
形のものは、内径加工を省略できても円周方向の材料自
身の伸びに依存するので、強い圧入作業となり困難であ
る。アルミニウム合金のダイカストや押出成形のもの
は、熱膨張係数の差で固定子との間に隙間が生じやす
く、空転防止にピンを使用しても振動、騒音の原因にな
り、固定子からフレームへの熱伝導が悪い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、内
径加工や強い圧入作業をすることなく、フレームを固定
子に密着させることができる回転電機のフレームを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明1の回転電機のフレ
ームは、筒状のフレームの一部に、軸方向に延び内径側
に開口部を持つ板状の内径溝を設けるものである。発明
1の回転電機のフレームによれば、内径溝は板状である
から形状的に弾性(ばね作用)がある。固定子にフレー
ムを軽く圧入すれば、内径溝の開口部が円周方向に広が
るので、フレームは強い圧入作業をすることなく固定子
によく密着し、内径加工を必要としない。
【0005】発明2は発明1において、隣接する内径溝
の間に軸方向に延び外径側に開口する外径溝を設けるも
のである。発明2によれば、2個の内径溝と外径溝とは
3段に形状的に弾性があり、フレームは強い圧入作業を
することなく固定子にさらによく密着し、内径加工を必
要としない。
【0006】発明3の回転電機のフレームは、筒状のフ
レームの一部を円周方向に分離し、隣接する分離端に軸
方向に延びるリブを設け、リブの外径部を軸方向に延び
円周方向に波打つ金具で連結するものである。発明3の
回転電機のフレームによれば、分離されたフレームの部
分を連結する金具は円周方向の波打ちがあるから形状的
に弾性(ばね作用)がある。固定子に金具と共にフレー
ムを組立れば、金具が円周方向に広がるので、フレーム
は圧入作業をすることなく固定子によく密着し、内径加
工を必要としない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は実施例1の回転図示断面図
を含む縦断面図、図2は図1の要部側面図、図3は実施
例2の要部断面図、図4は実施例3の回転図示断面図を
含む縦断面図、図5は実施例4の回転図示断面図を含む
縦断面図、図6は図5の組立工程図、図7は実施例5の
縦断面図、図8は実施例6の回転図示側面図を含む縦断
面図、図9は実施例7の組立工程図である。各図におい
て同一符号を付ける部分はおよそ同一機能を持ち説明を
省くことがある。
【0008】図1及び図2の実施例1において、ブラケ
ット1及びフレーム2は外被を構成し、軸3、軸受4、
回転子5及び固定子6を囲む。筒状のフレーム2の一部
に、軸方向に延び内径側に開口部11を持つ板状の内径
溝12を設ける。内径溝12に挿通したねじ7でブラケ
ット1の耳1aを締付る。ねじ7を挿通しない内径溝1
2も耳1aで覆うと全閉形になる。フレーム2に冷却フ
ィン8を設けてもよく、固定子6の外周は円筒に限らな
い。図3の実施例2のように、ねじ7を挿通しない内径
溝12に耳1aに代えて詰め物1pを詰めてもよい。
【0009】実施例1又は実施例2によれば、内径溝1
2は板状であるから形状的に弾性(ばね作用)がある。
固定子6にフレーム2を圧入すれば、内径溝12の開口
部11が円周方向に広がるので、フレーム2は強い圧入
作業をすることなく固定子6によく密着し、内径加工を
必要としない。また、アルミニウム合金製のフレームで
も熱膨張係数の差を吸収して固定子との間に隙間が生じ
ることがなく、振動、騒音が防止されて固定子からフレ
ームへの熱伝導も良好であり、空転防止ピンを必要とし
ない。
【0010】図4の実施例3は実施例1の変形であり、
隣接する内径溝12の間に軸方向に延び外径側に開口す
る外径溝22を設ける。ブラケット1と固定子6との間
にパッキング23を介装するとよい。実施例3によれ
ば、2個の内径溝12と外径溝22とは3段に形状的に
弾性があり、フレーム2は強い圧入作業をすることなく
固定子6にさらによく密着し、内径加工を必要としな
い。
【0011】図5及び図6の実施例4において、それぞ
れのブラケット41は深絞りされて外被を形成し、突き
合わされて固定子6を保持する。ブラケット41に巻き
付けられる筒状のフレーム2の一部を円周方向に分離す
る。隣接する分離端42に軸方向に延びるリブ43を設
け、リブ43の外径部43aを軸方向に延び円周方向に
波打つ金具44で連結する。フレーム2に冷却フィン8
を設けてもよい。ブラケット41を深絞りしないで、実
施例1のような普通のブラケットとし、固定子6に直接
にフレーム2を巻き付けてもよい。図6のように金具4
4をテーパにすることもできる。
【0012】実施例4によれば、分離されたフレーム2
の部分を連結する金具44は円周方向の波打ちがあるか
ら形状的に弾性(ばね作用)がある。ブラケット41に
又は固定子6に直接に金具44と共にフレーム2を組立
れば、金具44が円周方向に広がるので、フレーム2は
圧入作業をすることなくブラケット41又は固定子6に
よく密着し、内径加工を必要としない。
【0013】図7の実施例5において、固定子6を囲む
フレーム2に波形の冷却フィン51が巻き付けられて溶
接52で固着される。ねじなどで固着してもよい。図8
の実施例6において、それぞれのブラケット61は深絞
りされたフランジ61aが固定子6の端部に係合する。
フランジ61aの間で、固定子6の外周に波形の冷却フ
ィン62が直接に巻き付けられて溶接63で固着され
る。
【0014】図9の実施例7は実施例5にも実施例6に
も適用でき、引張りを受けながら冷却フィン62が巻き
付けられ溶接63で固着される。波形の冷却フィンは、
鋼板から又は押出成形から、固定子又はフレームより小
径に環状に形成しておいて、固定子又はフレームに圧入
して固着してもよい。波形の冷却フィンは、環状の全周
でなくて部分円弧でもよい。
【0015】
【発明の効果】発明1の回転電機のフレームによれば、
内径溝は板状であるから形状的に弾性(ばね作用)があ
る。固定子にフレームを軽く圧入すれば、内径溝の開口
部が円周方向に広がるので、フレームは強い圧入作業を
することなく固定子によく密着し、内径加工を必要とし
ないという効果がある。
【0016】発明2によれば、2個の内径溝と外径溝と
は3段に形状的に弾性があり、フレームは強い圧入作業
をすることなく固定子にさらによく密着し、内径加工を
必要としないという効果がある。発明3の回転電機のフ
レームによれば、分離されたフレームの部分を連結する
金具は円周方向の波打ちがあるから形状的に弾性(ばね
作用)がある。固定子に金具と共にフレームを組立れ
ば、金具が円周方向に広がるので、フレームは圧入作業
をすることなく固定子によく密着し、内径加工を必要と
しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の回転図示断面図を含む縦断面図
【図2】図1の要部側面図
【図3】実施例2の要部断面図
【図4】実施例3の回転図示断面図を含む縦断面図
【図5】実施例4の回転図示断面図を含む縦断面図
【図6】図5の組立工程図
【図7】実施例5の縦断面図
【図8】実施例6の回転図示側面図を含む縦断面図
【図9】実施例7の組立工程図
【符号の説明】
1 ブラケット 1a 耳 1p 詰め物 2 フレーム 3 軸 4 軸受 5 回転子 6 固定子 7 ねじ 8 冷却フィン 11 開口部 12 内径溝 22 外径溝 41 ブラケッ
ト 42 分離端 43 リブ 43a 外径部 44 金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のフレームの一部に、軸方向に延び内
    径側に開口部を持つ板状の内径溝を設けることを特徴と
    する回転電機のフレーム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転電機のフレームにおい
    て、隣接する内径溝の間に軸方向に延び外径側に開口部
    を持つ外径溝を設けることを特徴とする回転電機のフレ
    ーム。
  3. 【請求項3】筒状のフレームの一部を円周方向に分離
    し、隣接する分離端に軸方向に延びるリブを設け、リブ
    の外径部を軸方向に延び円周方向に波打つ金具で連結す
    ることを特徴とする回転電機のフレーム。
JP12888596A 1996-05-24 1996-05-24 回転電機のフレーム Pending JPH09312949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12888596A JPH09312949A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 回転電機のフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12888596A JPH09312949A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 回転電機のフレーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09312949A true JPH09312949A (ja) 1997-12-02

Family

ID=14995768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12888596A Pending JPH09312949A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 回転電機のフレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09312949A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019140707A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 株式会社日立製作所 巻上機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019140707A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 株式会社日立製作所 巻上機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4108482B2 (ja) 交流発電機
EP1099069B1 (en) Unitized oil seal and method of manufacture
GB2358742A (en) Starter-alternator installation
JP2018518137A (ja) 中空シャフト配置
JP6293189B2 (ja) 回転電機の固定子
EP1875111A2 (en) Shaft seal having integrated removal feature
JPH10210702A (ja) 冷媒冷却回転電機
JPH08111966A (ja) 液冷式回転機の冷却装置
JPH09182359A (ja) 回転機
JPH09312949A (ja) 回転電機のフレーム
CN108292876B (zh) 由传热流体冷却的旋转式电气机器
JP4746910B2 (ja) 電動アクチュエータ
JP5824019B2 (ja) 回転電機
JPS60261341A (ja) 電動機用フレ−ムの製造方法
JPH08233009A (ja) インシュレーターの取付構造
US5801468A (en) Rear bearing creep prevention apparatus for vehicle AC generator
JP6698791B1 (ja) 回転電機
JP2020078099A (ja) 回転電機
JPH0515647U (ja) 電動機
US20020047476A1 (en) Rotary electric machine having stator rotation-restricting bolt
JP2000201452A (ja) 伝動装置付きモ―タ
JP3293075B2 (ja) リップ型シール
JPH07213019A (ja) 電動機の液冷却構造
FR2793083A1 (fr) Alternateur pour vehicule automobile refroidi par un fluide interne
JP7433078B2 (ja) 液冷装置及び液冷装置を備えた回転電機