JPH09312797A - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JPH09312797A
JPH09312797A JP8129756A JP12975696A JPH09312797A JP H09312797 A JPH09312797 A JP H09312797A JP 8129756 A JP8129756 A JP 8129756A JP 12975696 A JP12975696 A JP 12975696A JP H09312797 A JPH09312797 A JP H09312797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠い距離にある輝度の低い被写体やコントラ
ストの低い被写体に対しても正確な合焦動作を行うこと
ができる自動合焦装置。 【解決手段】 絞り及びシャッター102,フォーカス
レンズ105,フォーカスレンズ駆動回路108,撮像
素子109,補助光128を有し、システム制御用CP
U115は補助光128により被写体を照明した時の撮
像素子109出力からの輝度信号と、補助光128によ
り被写体を照明しない時の撮像素子109出力からの輝
度信号とを比較してフォーカスレンズ駆動回路108を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀塩フィルムカメ
ラや電子スチルカメラ,ビデオカメラなどに用いられる
自動合焦装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から電子スチルカメラやビデオカメ
ラなどではCCDなどの撮像素子から得られる輝度信号
の高域成分が最大になるレンズ位置を合焦位置とする、
いわゆる山登りAFを用いている。この方式では通常、
図8に示すように撮影画面に対して中央部分を測距エリ
アとし、この範囲内の被写体に対して輝度信号の高域成
分が最大になるレンズ位置を合焦位置としていた。
【0003】また一般に被写体輝度が低いときはLED
等の補助光を被写体に向けて投光することにより、被写
体輝度を高くして前記の合焦動作を行っていた。さらに
補助光源と投光用レンズとの間にスリット等を入れて、
このスリットのパターンが被写体に向けて投光されるよ
うになっており、被写体のコントラストを高めるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、補助光の到達
距離には限度があるので、遠い距離にある輝度の低い被
写体に向けて補助光を投光しても被写体が十分な明るさ
に照明されず、前記の山登り方式によって合焦動作を行
うことが困難になってしまう。
【0005】また遠くてコントラストの低い被写体を撮
影する場合にも、前記のスリットによる像が鮮明になら
ず、前記山登り方式によって合焦動作を行うことが困難
になってしまう。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解消するため
に成されたもので、遠い距離にある輝度の低い被写体や
コントラストの低い被写体に対しても正確な合焦動作を
行うことができる自動合焦装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動合焦装
置は、下記の構成によって前記の目的を達成するもので
ある。
【0008】(1)被写体像の焦点調節を行うフォーカ
スレンズと、該フォーカスレンズを駆動するフォーカス
レンズ駆動手段と、前記フォーカスレンズによって結像
された被写体像を電気信号に変換する光電変換手段と、
該光電変換手段の出力信号から被写体の輝度の高周波成
分を表わす信号を抽出する第1の抽出手段と、前記光電
変換手段の出力信号から被写体の輝度を表わす信号を抽
出する第2の抽出手段と、被写体を照明する照明手段
と、前記第1の抽出手段の出力に応じて前記フォーカス
レンズ駆動手段を制御するとともに、前記照明手段を制
御し、被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力
と、被写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力
との相関に対応して前記フォーカスレンズ駆動手段を制
御する制御手段とを備えた事を特徴とする自動合焦装
置。
【0009】(2)前記第2の抽出手段の出力の相関と
は、被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力
と、被写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力
との差である事を特徴とする前記(1)に記載の自動合
焦装置。
【0010】(3)前記第2の抽出手段の出力の相関と
は、被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力
と、被写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力
との比である事を特徴とする前記(1)に記載の自動合
焦装置。
【0011】(4)被写体像の焦点調節を行うフォーカ
スレンズと、該フォーカスレンズを駆動するフォーカス
レンズ駆動手段と、前記フォーカスレンズによって結像
された被写体像を電気信号に変換する光電変換手段と、
該光電変換手段の出力信号から被写体の輝度の高周波成
分を表わす信号を抽出する第1の抽出手段と、前記光電
変換手段の出力信号から被写体の輝度を表わす信号を抽
出する第2の抽出手段と、被写体を照明する照明手段
と、前記フォーカスレンズ駆動手段を制御し、前記第1
の抽出手段の出力に応じて前記照明手段を制御し、被写
体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力と、被写体
を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力との相関に
対応して前記フォーカスレンズ駆動手段を制御する制御
手段とを備えた事を特徴とする自動合焦装置。
【0012】(5)前記第2の抽出手段の出力の相関と
は、被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力
と、被写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力
との差である事を特徴とする前記(4)に記載の自動合
焦装置。
【0013】(6)前記第2の抽出手段の出力の相関と
は、被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力
と、被写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力
との比である事を特徴とする前記(4)に記載の自動合
焦装置。
【0014】
【発明の実施の形態】前記の問題点を解決するために本
発明は、被写体像の焦点調節を行うフォーカスレンズ
と、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカスレンズ
駆動手段と、光電変換手段と、光電変換手段からの出力
信号から被写体の輝度の高周波成分を表わす信号を抽出
する第1の抽出手段とを有し、全体の動作を制御する制
御手段は前記第1の抽出手段からの出力に応じて前記フ
ォーカスレンズ駆動手段を制御する自動合焦装置であっ
て、前記光電変換手段からの出力信号から被写体の輝度
を表わす信号を抽出する第2の抽出手段と、被写体を照
明する照明手段を有し、前記制御手段は、前記照明手段
を制御し、被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の
出力と、被写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の
出力との相関に応じて前記フォーカスレンズ駆動手段を
制御する実施形態である。
【0015】また、被写体像の焦点調節を行うフォーカ
スレンズと、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカ
スレンズ駆動手段と、光電変換手段と、光電変換手段か
らの出力信号から被写体の輝度の高周波成分を表わす信
号を抽出する第1の抽出手段とを有し、全体の動作を制
御する制御手段は前記第1の抽出手段からの出力に応じ
て前記フォーカスレンズ駆動手段を制御する自動合焦装
置であって、前記光電変換手段からの出力信号から被写
体の輝度を表わす信号を抽出する第2の抽出手段と、被
写体を照明する照明手段を有し、前記制御手段は前記フ
ォーカスレンズ駆動手段を制御し、前記第1の抽出手段
の出力に応じて前記照明手段を制御し、被写体を照明し
た時の前記第2の抽出手段の出力と、被写体を照明しな
い時の前記第2の抽出手段の出力との相関に応じて前記
フォーカスレンズ駆動手段を制御する実施形態である。
【0016】前記形態により、遠い距離にある輝度の低
い被写体やコントラストの低い被写体に対しても正確な
合焦動作を行うことができる。
【0017】詳細な形態を実施例により説明する。
【0018】
【実施例】本発明の自動合焦装置の複数の実施例を図面
を参照して説明する。
【0019】(第1の実施例)以下、図面を参照しなが
ら本発明の第1の実施例を説明する。図1は、本発明の
第1の実施例を使用した電子カメラのブロック図であ
る。
【0020】図示の101は固定レンズ、102は絞り
及びシャッターなどの光量制御部材、103は絞り及び
シャッター駆動モータ、104は絞りやシャッターなど
を駆動するメカ系駆動回路、105は後記する撮像素子
上に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ、106は
フォーカスレンズ105のリセット位置を検出するフォ
トインタラプタ、107はフォーカスレンズ駆動モー
タ、108はモータ107を駆動してフォーカスレンズ
を動かすフォーカスレンズ駆動回路である。
【0021】109は被写体からの反射光を電気信号に
変換する撮像素子、110は撮像素子109を動作させ
るために必要なタイミング信号を発生するタイミング信
号発生回路(以下、TGと記す)、111は撮像素子1
09の出力ノイズ除去のためのCDS回路やA/D変換
前に行う非線形増幅回路を備えた前置処理回路、112
はA/D変換器、113はバッファメモリ、114はメ
モリの読み書きやDRAMのリフレッシュ動作を制御す
るためのメモリコントローラである。
【0022】115は撮影シーケンスなどシステムを制
御するためのマイクロコントローラ、116は操作補助
のための表示やカメラの状態を表わす操作表示部、11
7はカメラを外部から操作するための操作部、118は
電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ、119は後記
する拡張ユニットとのインターフェース、120は電子
カメラ本体に接続して各種処理や操作を行うための着脱
自在な拡張ユニット、121は後記する記録媒体との接
続のためのインターフェース、122はメモリカードや
ハードディスクなどの記録媒体である。
【0023】123はシステムに電源を投入するための
メインスイッチ、124はAFやAE等の撮影スタンバ
イ動作を行うためのスイッチ(以下、SW1と記す)、
125は撮影スタンバイスイッチ124の操作後、撮影
を行う撮影スイッチ(以下、SW2と記す)、126は
撮影モードを設定するモードスイッチ、127はストロ
ボ、128はLED等を光源とする補助光である。
【0024】次に図2のフローチャートを参照して本発
明の自動合焦装置(以下、AF装置と記す)を用いた電
子カメラの動作について説明する。
【0025】ここではAF方式として撮像素子から得ら
れる輝度信号の高域成分が最大になるレンズ位置を合焦
位置とする方式を用いて説明する。まず、ステップS2
01ではメインスイッチ123の状態を検出し、ONで
あればS202へ進む。S202では記録媒体122の
残容量を調べ、残容量が0であればS203へ進み、そ
うでなければS204へ進む。S203では記録媒体1
22の残容量が0であることを警告してS201へ進
む。警告は操作表示部116に表示するか又は図示しな
い音声出力部から警告音を出すか、又はその両方を行っ
てもよい。S204ではフォーカスレンズ105をリセ
ットし初期位置へ移動する。S205ではSW1の状態
を調べ、ONであればS207へ進み、そうでなければ
S206へ進む。S206ではメインスイッチ123の
状態を調べ、ONであればS205へ、そうでなければ
S201へ進む。
【0026】S207では後記する図3に示すフローチ
ャートにしたがってフォーカスレンズ105を駆動す
る。S210ではSW2の状態を調べ、ONであればS
210へ、そうでなければS209へ進む。S209で
はSW1の状態を調べ、ONであればS208へ進み、
そうでなければS205へ進む。S210では図5に示
すフローチャートにしたがって撮影動作を行う。S21
1では記録媒体122の残容量を調べ、残容量が0であ
ればS203へ進み、そうでなければS212に進む。
S212ではSW2の状態を調べ、ONでなければS2
09へ進む。
【0027】図3は、図2のステップS207における
AF動作を示すフローチャートである。
【0028】まずステップS301では撮像素子109
の出力信号から被写体輝度を算出する。S302ではS
301で算出した被写体輝度が所定値以上かどうか比較
し、所定値以上であればS312へ進み、そうでなけれ
ばS303へ進む。S303ではフォーカスレンズ10
5を所定位置へ移動する。この時の所定位置は無限遠の
距離にある被写体に合焦するレンズ位置とする。
【0029】S304では撮像素子109の出力信号か
ら被写体輝度を算出する。この時の被写体輝度をYOFF
とする。S305ではS304で算出した被写体輝度Y
OFFをバッファメモリ113に記憶する。S306では
補助光128を点灯する。S307では撮像素子109
の出力信号から被写体輝度を算出する。この補助光点灯
時の被写体輝度をYONとする。S308ではS307で
算出した被写体輝度YONをバッファメモリ113に記憶
する。S309ではS305、S308でそれぞれ記憶
したYOFF 、YONの差ΔYを算出する。この時、 ΔY=YON−YOFF とする。
【0030】S310ではS309で算出したΔYを所
定値と比較し、所定値以上ならばS312へ進み、そう
でなければS311へ進む。S311では補助光128
を消灯する。S312では後記する図4のフローチャー
トにしたがって焦点評価値のピーク検出を行う。
【0031】S309において、YOFF 、YONの差を算
出したが、差の代わりに比を算出しても良い。その場
合、 Y′=YON/YOFF とし、Y′≧所定値 の時S312のピーク検出を行
う。
【0032】遠い距離にある輝度の低い被写体を撮影す
る場合、補助光の到達距離には限界があるのでその限界
距離よりも被写体距離の方が遠い場合には、被写体に向
けて補助光を投光しても十分に照明されず投光した時の
輝度と投光しない時の輝度はほとんど変わらない。本発
明ではこの点を利用してフォーカス制御を行っている。
即ち、補助光を投光した場合と投光しない場合の被写体
輝度の差が小さい時には被写体が遠くにあるために補助
光が届かないと判断し、フォーカスレンズ105を所定
位置(ここでは無限遠位置)に移動する。補助光を投光
した場合と投光しない場合の被写体輝度の差が大きい時
は被写体が近くにあるものと判断し、通常のピーク検出
による測距動作を行う。
【0033】図4は、図3のステップS312における
輝度信号の高域成分(以下、焦点評価値と記す)のピー
ク検出動作を示すフローチャートである。
【0034】まずステップS401ではフォーカスレン
ズ105をスキャン開始位置に移動する。ここではスキ
ャン開始位置を測距範囲における無限端に設定するもの
とする。S402では焦点評価値とフォーカスレンズ1
05の位置を記憶する。フォーカスレンズ105の位置
の検出はフォーカスレンズ駆動モータ107にステッピ
ングモータを用いている場合は、リセット位置検出用の
フォトインタラプタ106によって検出されるリセット
位置からの相対位置として検出される。
【0035】S403ではレンズ位置がスキャン終了位
置にあるかどうか調べ、終了位置であればS405へ、
なければS404へ進む。ここではスキャン終了位置を
測距範囲における至近端に設定するものとする。S40
4ではフォーカスレンズ105を駆動して至近方向へ所
定量動かす。
【0036】S405ではS402で記憶した焦点評価
値の中から最大値とその時のフォーカスレンズ105の
位置を抽出する。S406ではS405で記憶した、焦
点評価値が最大値を示す位置へフォーカスレンズ105
を移動する。
【0037】図5は、図2におけるステップS210の
撮影動作の内容を示すサブルーチンである。
【0038】まずステップS501で被写体輝度を測定
する。S502ではS501で測定した被写体輝度に応
じて撮像素子109への露光を行う。S503では撮像
素子109の出力ノイズ除去やA/D変換前に行う非線
形処理などを行う。S504では前置処理回路111か
らのアナログ信号をA/D変換器112を用いてデジタ
ル信号に変換する。S505ではA/D変換器112か
らの出力データをメモリコントローラ114を介してバ
ッファメモリ113へ一時的に格納する。S506では
バッファメモリ113内のデータをメモリコントローラ
114,記録媒体インターフェース121を介してカメ
ラ本体に装着されたメモリカードなどの記録媒体122
へ転送する。
【0039】以上説明したように制御を行うことによ
り、本実施例を使用したビデオカメラ等は遠い距離にあ
る輝度の低い被写体にも正確にピントを合わせることが
できる。
【0040】(第2の実施例)次に遠くてコントラスト
の低い被写体を撮影する場合の第2の実施例について説
明する。
【0041】第1の実施例と同様に電子カメラに用いた
場合について説明する。第1の実施例における図2のフ
ローチャートにしたがって制御を行い、ステップS20
7のAF動作において図6のサブルーチンへと進む。
【0042】図6は、図2におけるS207のAF動作
を示すサブルーチンである。まずS601ではフォーカ
スレンズ105をスキャン開始位置に移動する。ここで
はスキャン開始位置を測距範囲における無限端に設定す
るものとする。S602では焦点評価値とフォーカスレ
ンズ105の位置を記憶する。フォーカスレンズ105
の位置の検出はフォーカスレンズ駆動モータ107にス
テッピングモータを用いている場合は、リセット位置検
出用のフォトインタラプタ106によって検出されるリ
セット位置からの相対位置として検出される。S603
ではレンズ位置がスキャン終了位置にあるかどうか調
べ、終了位置にあればS605へ、なければS604へ
進む。ここではスキャン終了位置を測距範囲における至
近端に設定するものとする。S604ではフォーカスレ
ンズ105を駆動して至近方向へ所定量動かす。
【0043】S605ではS602で記憶した焦点評価
値の中の最大値TMAX を抽出する。S606ではS60
2で記憶した焦点評価値の中の最小値TMIN を抽出す
る。S607ではS605,S606で抽出した焦点評
価値の最大値TMAX と最小値TMIN との差ΔTを算出す
る。ここで、 ΔT=TMAX −TMIN とする。S608ではS607で算出したΔTと所定値
とを比較し、所定値以上ならS609へ、そうでなけれ
ばS611へ進む。S609ではS605で抽出した焦
点評価値の最大値TMAX に対応するフォーカスレンズ1
05の位置を抽出する。S610ではS609で抽出し
た位置へフォーカスレンズ105を移動する。S611
では後記する図7のフローチャートにしたがって補助光
128の反射光の検出を行う。
【0044】図7は、図6のステップS611における
補助光反射検出のサブルーチンである。
【0045】まずステップS701ではフォーカスレン
ズ105を所定位置へ移動する。この時の所定位置は無
限遠の距離にある被写体に合焦するレンズ位置とする。
S702では撮像素子109の出力信号から被写体輝度
を算出する。この時の被写体輝度をYOFF とする。S7
03ではS702で算出した被写体輝度YOFF をバッフ
ァメモリ113に記憶する。S704では補助光128
を点灯する。S705では撮像素子109の出力信号か
ら被写体輝度を算出する。この補助光点灯時の被写体輝
度をYONとする。S706ではS705で算出した被写
体輝度YONをバッファメモリ113に記憶する。S70
7ではS703,S706でそれぞれ記憶したYOFF
ONの差ΔYを算出する。この時、 ΔY=YON−YOFF とする。
【0046】S708ではS707で算出したΔYを所
定値と比較し、所定値以上ならばS710へ進み、そう
でなければS709へ進む。S709では補助光128
を消灯する。S710では前記の図4のフローチャート
にしたがって焦点評価値のピーク検出を行う。
【0047】S707において、YOFF 、YONの差を算
出したが、差の代わりに比を算出しても良い。その場
合、 Y′=YON/YOFF とし、Y′≧所定値 の時S710のピーク検出を行
う。
【0048】遠い距離にあるコントラストの低い被写体
を撮影する場合、まず通常のピーク検出による合焦動作
を行い、ピークが無い場合、言い換えればコントラスト
が低いと判定された場合に第1の実施例と同様の制御を
行う。この時第1の実施例で説明したように、補助光の
到達距離には限界があるのでその限界距離よりも被写体
距離の方が遠い場合には、被写体に向けて補助光を投光
しても十分に照明されず投光した時の輝度と投光しない
時の輝度はほとんど変わらない。また補助光のスリット
による像も被写体に照射されないので被写体のコントラ
ストを高めることができない。
【0049】本発明の第2の実施例では、この点を利用
してフォーカス制御を行っている。即ち補助光を投光し
た場合と投光しない場合の被写体輝度の差が小さい時に
は被写体が遠くにあるために補助光が届かないと判断
し、フォーカスレンズ105を所定位置(ここでは無限
遠位置)に移動する。補助光を投光した場合と投光しな
い場合の被写体輝度の差が大きい時は被写体が近くにあ
るものと判断し、通常のピーク検出による測距動作を行
う。
【0050】前記の図6及び図7のフローチャートにし
たがってAF動作を行うことにより、第1の実施例と同
様に距離が遠くてコントラストの低い被写体にも正確に
ピントを合わせることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遠い距離にある輝度の低い被写体にも正確にピントを合
わせることができる。また、距離が遠くてコントラスト
の低い被写体にも正確にピントを合わせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を使用した電子カメラ
のブロック図である。
【図2】 本発明の実施例を使用した電子カメラの基本
的な動作を示すフローチャートである。
【図3】 図2における電子カメラのAF動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】 図3におけるピーク検出を示すフローチャー
トである。
【図5】 図2における画像の記録動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】 本発明の第2の実施例を使用した電子カメラ
のAF動作を示すフローチャートである。
【図7】 図6における補助光反射検出を示すフローチ
ャートである。
【図8】 撮影画面内における測距エリアを説明する図
である。
【符号の説明】
101 固定レンズ 102 絞り及びシャッターなどの光量制御部材 103 絞り及びシャッター駆動モータ 104 絞りやシャッターなどを駆動するメカ系駆動回
路 105 撮像素子上に焦点を合わせるためのフォーカス
レンズ 106 フォーカスレンズ105のリセット位置を検出
するフォトインタラプタ 107 フォーカスレンズ駆動モータ 108 フォーカスレンズを動かすフォーカスレンズ駆
動回路 109 被写体からの反射光を電気信号に変換する撮像
素子 110 撮像素子109を動作させるために必要なタイ
ミング信号を発生するタイミング信号発生回路 111 CDS回路やA/D変換前に行う非線形増幅回
路を備えた前置処理回路 112 A/D変換器 113 バッファメモリ 114 メモリの読み書きやDRAMのリフレッシュ動
作を制御するメモリコントローラ 115 撮影シーケンスなどシステムを制御するための
マイクロコントローラ 116 操作補助のための表示やカメラの状態を表わす
操作表示部 117 カメラを外部から操作するための操作部 118 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ 119 拡張ユニットとのインターフェース 120 電子カメラ本体に接続して各種処理や操作を行
うための着脱自在な拡張ユニット 121 記録媒体との接続のためのインターフェース 122 メモリカードやハードディスクなどの記録媒体 123 システムに電源を投入するメインスイッチ 124 AFやAE等の撮影スタンバイ動作を行うスイ
ッチ 125 撮影スタンバイスイッチ124の操作後、撮影
を行う撮影スイッチ 126 撮影モードを設定するモードスイッチ 127 ストロボ 128 LED等を光源とする補助光

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像の焦点調節を行うフォーカスレ
    ンズと、該フォーカスレンズを駆動するフォーカスレン
    ズ駆動手段と、前記フォーカスレンズによって結像され
    た被写体像を電気信号に変換する光電変換手段と、該光
    電変換手段の出力信号から被写体の輝度の高周波成分を
    表わす信号を抽出する第1の抽出手段と、前記光電変換
    手段の出力信号から被写体の輝度を表わす信号を抽出す
    る第2の抽出手段と、被写体を照明する照明手段と、前
    記第1の抽出手段の出力に応じて前記フォーカスレンズ
    駆動手段を制御するとともに、前記照明手段を制御し、
    被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力と、被
    写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力との相
    関に対応して前記フォーカスレンズ駆動手段を制御する
    制御手段とを備えた事を特徴とする自動合焦装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の抽出手段の出力の相関とは、
    被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力と、被
    写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力との差
    である事を特徴とする請求項1に記載の自動合焦装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の抽出手段の出力の相関とは、
    被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力と、被
    写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力との比
    である事を特徴とする請求項1に記載の自動合焦装置。
  4. 【請求項4】 被写体像の焦点調節を行うフォーカスレ
    ンズと、該フォーカスレンズを駆動するフォーカスレン
    ズ駆動手段と、前記フォーカスレンズによって結像され
    た被写体像を電気信号に変換する光電変換手段と、該光
    電変換手段の出力信号から被写体の輝度の高周波成分を
    表わす信号を抽出する第1の抽出手段と、前記光電変換
    手段の出力信号から被写体の輝度を表わす信号を抽出す
    る第2の抽出手段と、被写体を照明する照明手段と、前
    記フォーカスレンズ駆動手段を制御し、前記第1の抽出
    手段の出力に応じて前記照明手段を制御し、被写体を照
    明した時の前記第2の抽出手段の出力と、被写体を照明
    しない時の前記第2の抽出手段の出力との相関に対応し
    て前記フォーカスレンズ駆動手段を制御する制御手段と
    を備えた事を特徴とする自動合焦装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の抽出手段の出力の相関とは、
    被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力と、被
    写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力との差
    である事を特徴とする請求項4に記載の自動合焦装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の抽出手段の出力の相関とは、
    被写体を照明した時の前記第2の抽出手段の出力と、被
    写体を照明しない時の前記第2の抽出手段の出力との比
    である事を特徴とする請求項4に記載の自動合焦装置。
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