JP2001116978A - 撮像装置、撮像方法、及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像方法、及び記憶媒体

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JP2001116978A
JP2001116978A JP29356199A JP29356199A JP2001116978A JP 2001116978 A JP2001116978 A JP 2001116978A JP 29356199 A JP29356199 A JP 29356199A JP 29356199 A JP29356199 A JP 29356199A JP 2001116978 A JP2001116978 A JP 2001116978A
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photoelectric conversion
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range
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JP29356199A
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English (en)
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Hiroyuki Ogino
宏幸 荻野
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ズームの変倍率に応じて適切に撮影準備
処理を行えるようにする。 【解決手段】 電子ズームの倍率に応じて、測距エリア
・測光エリア・測色エリアの大きさ、及び測距・測光・
測色処理時の光電変換手段からの画像データの高速転送
(読出し)範囲を設定することによって、撮像面の中で
必要な領域の画像データのみを用いて測距・測光・測色
処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スチルカメラ
などの画像記録装置に関し、特に撮影動作開始前に行う
自動合焦点、自動露光等の撮影準備処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子スチルカメラやビデオカメラ
などにおいて、AF(自動合焦)方式として、CCDな
どの撮像素子から得られる画像データ(輝度信号)の高
域成分が最大になるレンズ位置を合焦位置とする方式が
知られている。
【0003】この種のAFでは、一般に、測距範囲の全
域に亙ってレンズを駆動し、このレンズ駆動時に撮像素
子から得られる輝度信号の高域成分(以下、焦点評価値
と言う)を記憶していき、記憶した焦点評価値の最大値
に相当するレンズ位置を合焦位置としている。すなわ
ち、この方式では、通常、図10に示したように、撮像
素子の撮影面に対して中央部分を測距エリアとし、この
測距エリア内の被写体に対して焦点評価値が最大になる
レンズ位置を合焦位置としている。このようにして得ら
れたレンズ位置と焦点評価値の関係は、図11のような
山の形になる。
【0004】図10に示したように、撮影面の中央部分
を測距エリアとした場合、測距エリア外のデータは焦点
検出には必要ない。そこで、図12に示したように、焦
点検出に必要のない測距エリアの上下の部分に蓄積され
た画像データの読出しを高速で行うことによって、1画
面(1V)の時間を短縮し、ひいては焦点検出に要する
時間を短縮するようにしている。
【0005】同様に、撮像素子から得られる輝度信号が
適正な値になるように絞りやシャッタスピードなどを制
御するAE(自動露光)を行う場合、撮像面の中央付近
を測光エリアとし、この測光エリア内の被写体に対して
輝度信号が適正になるようにしている。
【0006】さらに、光源の色温度によらず撮影された
画像の色のバランスが最適になるようにホワイトバラン
スを自動的に調整するオートホワイトバランス(AW
B)を行う場合、撮像面の中央または撮像面全体から得
られたデータを用いて制御を行っている。
【0007】一方、撮像素子から読み出した画像データ
を電子的に拡大するいわゆる電子ズームが知られてい
る。この電子ズームは、変倍光学系を持たないカメラで
もズーム効果が得られ、また変倍光学系を持つカメラの
場合には、光学的なズーム倍率以上の倍率の画像が得ら
れるといった特徴がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の電子ズームを行
う場合、ズーム倍率を上げるに従って、撮像面の中で実
際の記録に使用される画像の領域は小さくなる。従っ
て、ズーム倍率を上げるほど記録されない画像領域が大
きくなるが、従来は、高速で読出す画像領域はズーム倍
率によらず一定であった。
【0009】また、上記の記載内容から推測できるよう
に、電子ズーム時には、実際に記録される画像の大きさ
は撮像面に対して通常よりも小さくなるが、従来は、測
距エリアの大きさが電子ズームの倍率によらず一定であ
った。このため、電子ズーム時には、記録される画像に
対する測距エリアは相対的に大きくなり、主被写体以外
の物が測距エリアに入る可能性が高くなり、その結果、
遠近競合などによって主被写体にピントを合わせること
ができなくなるといった不具合が生じていた。
【0010】同様に、従来は、測光エリアも電子ズーム
の倍率によらず一定であったので、電子ズーム時におい
て、撮像面において実際には記録されない部分の輝度ま
で考慮されてしまい、記録された画像が露出オーバーに
なったりアンダーになるといった不具合が生じていた。
【0011】さらに、従来は、測色エリアについても電
子ズームの倍率によらず一定であったので、電子ズーム
時には、撮像面において実際には記録されない領域のデ
ータまで用いて色バランスの調整をしてしまうので、実
際に記録される画像の色バランスが狂うという不具合が
生じていた。
【0012】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その課題は、電子ズームの変倍率に応じて適切
に撮影準備処理を行えるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、被写体光を光電変換する光電変換素子
と、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
それぞれ合焦制御を行う合焦制御手段、及び変倍制御を
行う電子ズーム手段を備えた画像記録装置において、前
記合焦制御手段は、前記電子ズーム手段における変倍率
に応じて合焦制御に用いる前記光電変換素子上の前記画
像データの範囲を設定している。
【0014】また、本発明は、被写体光を光電変換する
光電変換素子と、前記光電変換素子から得られる画像デ
ータを用いてそれぞれ露光制御を行う露光制御手段、及
び変倍制御を行う電子ズーム手段を備えた画像記録装置
において、前記露光制御手段は、前記電子ズーム手段に
おける変倍率に応じて露光制御に用いる前記光電変換素
子上の前記画像データの範囲を設定している。
【0015】また、本発明は、被写体光を光電変換する
光電変換素子と、前記光電変換素子から得られる画像デ
ータを用いてそれぞれ色バランス制御を行う色バランス
制御手段、変倍制御を行う電子ズーム手段を備えた画像
記録装置において、前記色バランス制御手段は、前記電
子ズーム手段における変倍率に応じて色バランス制御に
用いる前記光電変換素子上の前記画像データの範囲を設
定している。
【0016】また、本発明は、被写体光を光電変換する
光電変換素子と、前記光電変換素子から得られる画像デ
ータを用いてそれぞれ合焦制御を行う合焦制御工程、及
び変倍制御を行う電子ズーム工程を備えた画像記録方法
において、前記合焦制御工程は、前記電子ズーム工程に
おける変倍率に応じて合焦制御に用いる前記光電変換素
子上の前記画像データの範囲を設定している。
【0017】また、本発明は、被写体光を光電変換する
光電変換素子と、前記光電変換素子から得られる画像デ
ータを用いてそれぞれ露光制御を行う露光制御工程、及
び変倍制御を行う電子ズーム工程を備えた画像記録方法
において、前記露光制御工程は、前記電子ズーム工程に
おける変倍率に応じて露光制御に用いる前記光電変換素
子上の前記画像データの範囲を設定している。
【0018】また、本発明は、被写体光を光電変換する
光電変換素子と、前記光電変換素子から得られる画像デ
ータを用いてそれぞれ色バランス制御を行う色バランス
制御工程、変倍制御を行う電子ズーム工程を備えた画像
記録方法において、前記色バランス制御工程は、前記電
子ズーム工程における変倍率に応じて色バランス制御に
用いる前記光電変換素子上の前記画像データの範囲を設
定している。
【0019】また、本発明は、被写体光を光電変換する
光電変換素子を備えた画像記録装置にて実行されるプロ
グラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラム
は、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
それぞれ合焦制御を行う合焦制御ルーチン、及び変倍制
御を行う電子ズームルーチンを含み、前記合焦制御ルー
チンは、前記電子ズームルーチンにおける変倍率に応じ
て合焦制御に用いる前記光電変換素子上の前記画像デー
タの範囲を設定している。
【0020】また、本発明は、被写体光を光電変換する
光電変換素子を備えた画像記録装置にて実行されるプロ
グラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラム
は、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
それぞれ露光制御を行う露光制御ルーチン、及び変倍制
御を行う電子ズームルーチンを含み、前記露光制御ルー
チンは、前記電子ズームルーチンにおける変倍率に応じ
て露光制御に用いる前記光電変換素子上の前記画像デー
タの範囲を設定している。
【0021】また、本発明は、被写体光を光電変換する
光電変換素子を備えた画像記録装置にて実行されるプロ
グラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラム
は、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
それぞれ色バランス制御を行う色バランス制御ルーチ
ン、変倍制御を行う電子ズームルーチンを含み、前記色
バランス制御ルーチンは、前記電子ズームルーチンにお
ける変倍率に応じて色バランス制御に用いる前記光電変
換素子上の前記画像データの範囲を設定している。
【0022】また、本発明では、前記合焦制御手段・工
程・ルーチンは、前記電子ズーム手段・工程・ルーチン
における変倍率に反比例する形で合焦制御に用いる前記
光電変換素子上の前記画像データの範囲を設定してい
る。
【0023】また、本発明では、前記合焦制御手段・工
程・ルーチンにより設定された前記画像データの範囲に
応じて前記光電変換素子から高速で前記画像データを読
出す高速読出範囲を設定する設定手段・工程・ルーチン
を備えている。
【0024】また、本発明では、前記電子ズーム手段・
工程・ルーチンと共に変倍レンズの移動制御により変倍
制御を行う光学ズーム手段・工程・ルーチンを併有し、
前記合焦制御手段・工程・ルーチンは、測距範囲の全領
域に亙って得られた前記画像データに基づいて合焦位置
を判定した結果、複数の合焦位置が得られた場合は、至
近端に近い方の測距領域に対応する画像データを用いて
再度合焦位置を判定している。
【0025】また、本発明では、前記合焦制御手段・工
程・ルーチンは、至近端に近い方の測距領域に対応する
画像データを用いて再度合焦位置を判定する場合に、該
再度の合焦位置の判定に用いる前記画像データの個数を
前記光学ズーム手段・工程・ルーチンの変倍率に応じて
変えている。
【0026】また、本発明では、前記露光制御手段・工
程・ルーチンは、前記電子ズーム手段・工程・ルーチン
における変倍率に反比例する形で、露光制御に用いる前
記光電変換素子上の前記画像データの範囲を設定してい
る。
【0027】また、本発明では、前記露光制御手段・工
程・ルーチンにより設定された前記画像データの範囲に
応じて、前記光電変換素子から高速で前記画像データを
読出す高速読出範囲を設定する設定手段・工程・ルーチ
ンを備えている。
【0028】また、本発明では、被写体光を光電変換す
る光電変換素子と、前記光電変換素子から得られる画像
データを用いてそれぞれ色バランス制御を行う色バラン
ス制御手段・工程・ルーチン、変倍制御を行う電子ズー
ム手段・工程・ルーチンを備えた画像記録装置におい
て、前記色バランス制御手段・工程・ルーチンは、前記
電子ズーム手段・工程・ルーチンにおける変倍率に応じ
て色バランス制御に用いる前記光電変換素子上の前記画
像データの範囲を設定している。
【0029】また、本発明では、前記色バランス制御手
段・工程・ルーチンは、前記電子ズーム手段・工程・ル
ーチンにおける変倍率に反比例する形で、色バランス制
御に用いる前記光電変換素子上の前記画像データの範囲
を設定している。
【0030】また、本発明では、前記色バランス制御手
段・工程・ルーチンにより設定された前記画像データの
範囲に応じて、前記光電変換素子から高速で前記画像デ
ータを読出す高速読出範囲を設定する設定手段・工程・
ルーチンを備えている。
【0031】また、本発明では、前記電子ズーム手段・
工程・ルーチンと共に変倍レンズの移動制御により変倍
制御を行う光学ズーム手段・工程・ルーチンを有してい
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0033】図1は本発明を適用した電子カメラのブロ
ック図である。図1において、101は後述する撮像素
子上に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ、102
はフォーカスレンズ101の初期位置を検出するフォト
インタラプタ、103はフォーカスレンズ101を駆動
するモータ、104はモータ103に駆動信号を入力し
てフォーカスレンズ101を動かすフォーカスレンズ駆
動回路である。
【0034】105は絞り及びシャッタなどの光量制御
部材、106は絞り・シャッタ105を駆動するモー
タ、107はモータ106に駆動信号を入力して絞り・
シャッタ105を動かす絞り・シャッタ駆動回路、10
8は撮影レンズの焦点距離を変更するズームレンズ、1
09はズームレンズ108の初期位置を検出するフォト
インタラプタ、110はズームレンズ108を駆動する
モータ、111はモータ110に駆動信号を入力してズ
ームレンズ108を動かすズームレンズ駆動回路であ
る。
【0035】112は光学ズームファインダ、113は
ファインダ112の初期位置を検出するフォトインタラ
プタ、114はファインダ112を駆動するモータ、1
15はモータ114に駆動信号を入力してファインダ1
12を動かすファインダ駆動回路である。
【0036】116は被写体からの反射光を電気信号に
変換する撮像素子、117は撮像素子116を動作させ
るために必要なタイミング信号を発生するタイミング信
号発生回路、118は撮像素子116の出力ノイズ除去
のためのCDS回路やA/D変換前に行う非線形増幅回
路を備えた前置処理回路、119はA/D変換器、12
0はA/D変換器119から入力された画像データに所
定の処理を施す画像処理プロセッサ、121はバッファ
メモリ、122は後述する記録媒体との接続のためのイ
ンターフェース、123はメモリカードやハードディス
クなどの記録媒体である。
【0037】124は撮影シーケンスなどシステムを制
御するためのマイクロプロセッサであり、CPU124
a、ROM124b、RAM124c等により構成され
ている。ROM124bには、図2,3,6,7,8の
フローチャートに対応するプログラムがプリセットさ
れ、CPU124aは、RAM124cをワークエリア
等として利用しながら、ROM124b内のプログラム
に従って撮影シーケンスなどを制御する。
【0038】125はズーム動作の開始および停止を指
示する信号をCPU124に入力するズームスイッチ、
126はAF(自動合焦)やAE(自動露光)等の撮影
スタンバイ動作を行うためのスイッチ(以下、スイッチ
SW1ともいう)、127は撮影スタンバイスイッチ1
26がONされた後にONされて撮影を行う撮影スイッ
チ(以下、スイッチSW2ともいう)、128はシステ
ムに電源を投入するためのメインスイッチ、129はカ
メラの動作状態や各種警告表示を行う操作表示部、13
0はカメラの動作モードを設定するモードスイッチであ
る。
【0039】次に、図2のフローチャートを用いて本発
明の画像記録処理について説明する。
【0040】マイクロプロセッサ124は、まず、スイ
ッチSW1の状態を判定し(ステップS201)、スイ
ッチSW1がONであれば、ステップS202へ進む。
ステップS202では、後述する手順に従ってAF動作
を行う。ステップS203では、後述する手順に従って
AE動作を行う。ステップS204では、後述する手順
に従ってAWB動作を行う。ステップS205では、ス
イッチSW2の状態を判定し、スイッチSW2がONで
あれば、ステップS207へ進み、OFFであればステ
ップS206へ進む。
【0041】ステップS206では、スイッチSW1の
状態を判定し、スイッチSW1がONであればステップ
S205へ進み、OFFであればステップS201へ進
む。
【0042】ステップS207では撮像素子116への
露光を行う。ステップS208では、撮像素子116に
蓄積されたデータを読出す。ステップS209では、撮
像素子116の出力ノイズ除去やA/D変換前に行う非
線形処理などを行う。ステップS210では、前置処理
回路118からのアナログ信号をデジタル信号に変換す
る。ステップS211では、画像処理プロセッサ120
を使ってガンマ変換処理、色変換処理を含む各種画像処
理を行う。ステップS212では、ステップS211で
処理した画像をJPEGなどのフォーマットにしたがっ
て圧縮する。ステップS213では、ステップS212
で圧縮したデータを記録媒体インターフェース122を
介してカメラ本体に装着されたメモリカードなどの記録
媒体123へ転送する。
【0043】図3は前述の図2のフローチャートのステ
ップS202におけるAF動作の詳細を示すフローチャ
ートである。まず、ステップS301では、フォーカス
レンズ101をスキャン開始位置へ移動する動作を開始
する。このスキャン開始位置はズームレンズ108の倍
率に応じた位置となるが、ここでは、スキャン開始位置
は無限端とし、至近端に向かってフォーカスレンズ10
1を駆動しながらデータを取得していくものとする。
【0044】ステップS302では、現在の電子ズーム
の倍率を取得する。なお、電子ズーム機能は、次のよう
にして起動される。すなわち、モードスイッチ130に
よって電子ズームモードが設定された状態で、ズームス
イッチ125を操作すると、まず、ズームレンズ108
が光学的なテレ端の方向へ移動する。そして、ズームレ
ンズ108が光学的なテレ端に達してもズームスイッチ
125が操作されたままであれば、自動的に光学的なズ
ームから電子ズームに切替わる。
【0045】ステップS303では、ステップS302
で取得した電子ズームの倍率に応じて測距エリアの大き
さを設定する。この場合、電子ズームの倍率が例えば2
倍に設定されていたときは、記録画面は1/2になるの
で図4のように測距エリアの大きさも非電子ズーム時の
1/2に設定する。ステップS304では、ステップS
303で設定した測距エリアの大きさに応じて、撮像素
子116からデータを高速で転送する範囲を設定する。
例えば、図4のように、電子ズームの倍率が2倍であっ
たので、測距エリアを非電子ズーム時の1/2に設定し
た場合は、高速転送範囲は、図5のように非電子ズーム
時よりも広くなる。なお、転送範囲の切替えは、タイミ
ング信号発生回路117から撮像素子116へ供給する
タイミング信号を切替えることによって行う。
【0046】ステップS305では、フォーカスレンズ
101の位置がスキャン開始位置に達したか否かを調
べ、スキャン開始位置に達していればステップS306
に進む。ステップS306では、撮像素子116の中で
ステップS303で設定した測距エリアから得られる輝
度信号の高域成分、つまり測距データ(焦点評価値)及
びその時のフォーカスレンズ101の位置を取得する。
フォーカスレンズ101の位置は、フォーカスレンズ駆
動モータ103としてステッピングモータを使用してい
る場合、フォトインタラプタ102を検出することによ
って得られる初期位置に対する相対位置として記録され
る。
【0047】ステップS307では、フォーカスレンズ
駆動回路104を制御することによって、フォーカスレ
ンズ101を所定量移動する。ステップS308では、
フォーカスレンズ101の位置がスキャン終了位置(こ
こでは至近端)に達したか否かを調べ、達していればス
テップS309へ進む。一方、スキャン終了位置に達し
ていなければ、ステップS306へ戻ることにより、ス
キャン開始位置からスキャン終了位置までの被写体距離
の範囲(測距領域)での測距データの取得処理等を継続
する。
【0048】ステップS309では、ステップS306
で取得した測距データの中のピークと、その時のフォー
カスレンズ101の位置を計算する。ステップS310
では、フォーカスレンズ101をステップS309で計
算したピーク位置に移動する。
【0049】このように、電子ズームの倍率に応じて測
距エリアの大きさ及び高速転送範囲を適切に設定するこ
とによって、撮像面の中で必要な部分のデータのみを用
いて測距することができるので、換言すれば、意図した
被写体以外の被写体が測距エリアに入ることを回避でき
るので、意図した被写体に正確にピントを合わせること
が可能となる。また、不必要な部分のデータは高速で転
送するので、測距時間を短縮することが可能となる。
【0050】図6は、前述の図2のフローチャートのス
テップS203におけるAE動作の詳細を示すフローチ
ャートである。
【0051】まず、ステップS601では、図3のステ
ップS302と同様に、現在の電子ズームの倍率を取得
する。ステップS602では、ステップS601で取得
した電子ズームの倍率に応じて測光エリアの大きさを設
定する。すなわち、図3のステップS303の項で説明
したのと同様に、例えば、電子ズームの倍率が2倍に設
定されていれば測光エリアの大きさを1/2に設定す
る。
【0052】ステップS603では、ステップS602
で設定した測光エリアの大きさに応じて撮像素子116
からデータを高速で転送する範囲を設定する。この高速
転送範囲の設定も、図3のステップS304の項で説明
したのと同様である。
【0053】ステップS604では、撮像素子116か
ら得られる画像データのうち、ステップS602で設定
した測光エリアから得られる画像データから輝度信号を
抽出する。つまり測光データを取得する。ステップS6
05では、ステップS604で取得した測光データから
被写体輝度を計算する。ステップS606では、ステッ
プS605で計算した被写体輝度に応じて絞り・シャッ
タ105の絞り値を設定する。ステップS607では、
ステップS605で計算した被写体輝度に応じて、シャ
ッタスピードを設定する。ステップS608ではステッ
プS605で計算した被写体輝度に応じて撮像素子11
6のゲイン(感度)を設定する。
【0054】このように、電子ズームの倍率に応じて測
光エリアの大きさ及び高速転送範囲を適切に設定するこ
とによって、撮像面の中で必要な部分の画像データのみ
を用いて測光することができるので、意図した被写体に
正確に露出を合わせることが可能となる。また、不必要
な部分の画像データは高速で転送するので、測光時間を
短縮することが可能となる。
【0055】図7は、前述の図2のフローチャートのス
テップS204におけるAWB動作の詳細を示すフロー
チャートである。
【0056】まず、ステップS701では図3のステッ
プS302と同様に、現在の電子ズームの倍率を取得す
る。ステップS702では、ステップS701で取得し
た電子ズームの倍率に応じて測色エリアの大きさを設定
する。この設定は、図3のステップS303の項で説明
したのと同様に、例えば電子ズームの倍率が2倍に設定
されていれば測色エリアの大きさを1/2に設定する。
【0057】ステップS703では、ステップS702
で設定した測色エリアの大きさに応じて、撮像素子11
6から画像データを高速で転送する範囲を設定する。こ
の高速転送範囲の設定も、図3のステップS304の項
で説明したのと同様である。
【0058】ステップS704では、撮像素子116か
ら得られる画像データのうち、ステップS702で設定
した測色エリアから得られる画像データを取得する。ス
テップS705では、ステップS704で取得した画像
データに色処理を施し、図2のステップS211での画
像処理に必要なパラメータを算出する。
【0059】このように、電子ズームの倍率に応じて測
色エリアの大きさ及び高速転送範囲を設定することによ
って、撮像面の中で必要な部分の画像データのみを用い
て測色することができるので、意図した被写体の色バラ
ンスを正確に合わせることが可能となる。また、不必要
な部分の画像データは高速で転送するので、測色時間を
短縮することが可能となる。
【0060】図3のステップS309でピークを計算し
ているが、この計算の結果、ピークが複数算出された場
合の制御について図8を用いて説明する。
【0061】まず、ステップS801では、取得した焦
点評価値の中からピークと、その時のフォーカスレンズ
101の位置を計算する。ステップS802では、ステ
ップS801にて計算した結果、ピーク位置(合焦位
置)が複数あるか否かを調べ、ピーク位置が複数ある場
合、すなわち、遠近競合していると推測される場合に
は、ステップS803へ進む。一方、ピーク位置が1個
であれば、ステップS806へ進む。
【0062】ステップS803では、現在のズームレン
ズ108の位置を取得する。ステップS804では、ス
テップS803で取得したズームレンズ108の位置に
応じて、全ての焦点評価値の中から不要なデータを、無
限端に相当するものから至近側に向かって所定の個数だ
け除外する。
【0063】この場合、除外する焦点評価値の個数は、
ズームレンズ108の位置によって異なる。すなわち、
ズームレンズ108の位置がテレ側にある時は、フォー
カスレンズ101の移動量に対するピント位置の変化が
小さくなるので、同一の距離範囲をスキャンした場合の
フォーカスレンズ101の移動量は、ズームレンズ10
8がワイド側にある時に比べて大きくなる。
【0064】従って、ズームレンズ108がテレ側に位
置している場合もワイド側に位置している場合でも同一
の距離から至近側だけを使うようにすると、図9のよう
に、テレ側に位置している場合の方が、ワイド側に位置
している場合よりも、取得する焦点評価値の個数が多く
なる。
【0065】ステップS805では、ステップS804
で除外した後に残った焦点評価値を用いてピークを再計
算し、そのピーク時のフォーカスレンズ101の位置を
求める。ステップS806では、ステップS805で求
めたピーク位置に、フォーカスレンズ101を移動す
る。
【0066】このように、測距した結果、ピークが複数
ある、つまり遠近競合している場合に、ズームレンズ1
08の位置に応じて合焦位置算出に用いる焦点評価値か
ら除外する焦点評価値の個数を変えることにより、ズー
ムレンズ108の位置によらず同一の距離範囲の被写体
にピントを合わせることができる。
【0067】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れることなく、例えば、光学的な変倍機能を持たず、電
子的な変倍機能のみを持った画像記録装置にも適用する
ことができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子ズームの倍率に応じて測距エリアの大きさ及び高速
転送範囲を設定することによって、撮像面の中で必要な
部分のデータのみを用いて測距するので、意図した被写
体に正確にピントを合わせることができ、さらに不必要
な部分は高速で転送するので測距時間を短縮することが
できる。
【0069】また、電子ズームの倍率に応じて測光エリ
アの大きさ及び高速転送範囲を設定することによって、
撮像面の中で必要な部分のデータのみを用いて測光する
ので、意図した被写体に正確に露出を合わせることがで
き、さらに不必要な部分は高速で転送するので測光時間
を短縮することができる。
【0070】また、電子ズームの倍率に応じて測色エリ
アの大きさ及び高速転送範囲を設定することによって、
撮像面の中で必要な部分のデータのみを用いて測色する
ので、意図した被写体の色バランスを正確に合わせるこ
とができ、さらに不必要な部分は高速で転送するので測
色時間を短縮することができる。
【0071】また、測距した結果、ピークが複数あり、
遠近競合している場合は、ズームレンズの位置に応じて
合焦位置算出に用いる焦点評価値から除外する焦点評価
値の個数を変えることにより、ズームレンズの位置によ
らず同一の距離範囲の被写体にピントを合わせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の電子カメラの基本的な動作を示すフロー
チャートである。
【図3】図1の電子カメラのAF動作の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図1の電子カメラの電子ズーム時の測距エリア
の変化を示す図である。
【図5】図1の電子カメラの電子ズーム時の高速転送範
囲の変化を表す図である。
【図6】図1の電子カメラのAE動作の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図1の電子カメラのAWB動作の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図8】図1の電子カメラのピーク位置計算動作の詳細
を示す図である。
【図9】図1の電子カメラにおいてテレ時とワイド時と
の測距データの個数の違いを示す図である。
【図10】従来の撮影画面中の固定的な測距エリアを示
す図である。
【図11】AF動作を行った場合のレンズ位置に対する
焦点評価値の通常の関係を示す図である。
【図12】従来の固定的な高速転送範囲を示す図であ
る。
【符号の説明】
101…フォーカスレンズ 103…フォーカスレンズ駆動用モータ 104…フォーカスレンズ駆動回路 105…絞り・シャッタ(光量制御部材) 108…ズームレンズ 110…ズームレンズ駆動用モータ 111…ズームレンズ駆動回路 116…撮像素子 117…タイミング信号発生回路 124…マイクロプロセッサ 124a…CPU 124b…ROM 124c…RAM 125…ズームスイッチ 126…撮影スタンバイ動作を行うためのスイッチ(ス
イッチSW1) 127…撮影を行うための撮影スイッチ(スイッチSW
2) 130…モードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 DB02 DB17 DB28 GA54 GA55 JA07 2H011 AA03 BA31 BB02 BB04 CA01 CA24 DA01 2H051 AA00 BA47 CD23 CE14 DA03 DA04 DA17 EB02 EB04 EB13 EB20

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    と、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
    それぞれ合焦制御を行う合焦制御手段、及び変倍制御を
    行う電子ズーム手段を備えた画像記録装置において、 前記合焦制御手段は、前記電子ズーム手段における変倍
    率に応じて合焦制御に用いる前記光電変換素子上の前記
    画像データの範囲を設定することを特徴とする画像記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記合焦制御手段は、前記電子ズーム手
    段における変倍率に反比例する形で合焦制御に用いる前
    記光電変換素子上の前記画像データの範囲を設定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記合焦制御手段により設定された前記
    画像データの範囲に応じて前記光電変換素子から高速で
    前記画像データを読出す高速読出範囲を設定する設定手
    段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像
    記録装置。
  4. 【請求項4】 前記電子ズーム手段と共に変倍レンズの
    移動制御により変倍制御を行う光学ズーム手段を併有
    し、前記合焦制御手段は、測距範囲の全領域に亙って得
    られた前記画像データに基づいて合焦位置を判定した結
    果、複数の合焦位置が得られた場合は、至近端に近い方
    の測距領域に対応する画像データを用いて再度合焦位置
    を判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記合焦制御手段は、至近端に近い方の
    測距領域に対応する画像データを用いて再度合焦位置を
    判定する場合に、該再度の合焦位置の判定に用いる前記
    画像データの個数を前記光学ズーム手段の変倍率に応じ
    て変えることを特徴とする請求項4記載の画像記録装
    置。
  6. 【請求項6】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    と、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
    それぞれ露光制御を行う露光制御手段、及び変倍制御を
    行う電子ズーム手段を備えた画像記録装置において、 前記露光制御手段は、前記電子ズーム手段における変倍
    率に応じて露光制御に用いる前記光電変換素子上の前記
    画像データの範囲を設定することを特徴とする画像記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記露光制御手段は、前記電子ズーム手
    段における変倍率に反比例する形で、露光制御に用いる
    前記光電変換素子上の前記画像データの範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記露光制御手段により設定された前記
    画像データの範囲に応じて、前記光電変換素子から高速
    で前記画像データを読出す高速読出範囲を設定する設定
    手段を備えたことを特徴とする請求項6又は7記載の画
    像記録装置。
  9. 【請求項9】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    と、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
    それぞれ色バランス制御を行う色バランス制御手段、変
    倍制御を行う電子ズーム手段を備えた画像記録装置にお
    いて、 前記色バランス制御手段は、前記電子ズーム手段におけ
    る変倍率に応じて色バランス制御に用いる前記光電変換
    素子上の前記画像データの範囲を設定することを特徴と
    する画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記色バランス制御手段は、前記電子
    ズーム手段における変倍率に反比例する形で、色バラン
    ス制御に用いる前記光電変換素子上の前記画像データの
    範囲を設定することを特徴とする請求項9記載の画像記
    録装置。
  11. 【請求項11】 前記色バランス制御手段により設定さ
    れた前記画像データの範囲に応じて、前記光電変換素子
    から高速で前記画像データを読出す高速読出範囲を設定
    する設定手段を備えたことを特徴とする請求項9又は1
    0記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記電子ズーム手段と共に変倍レンズ
    の移動制御により変倍制御を行う光学ズーム手段を有す
    ることを特徴とする請求項1〜3、6〜11のいずれか
    に記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    と、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
    それぞれ合焦制御を行う合焦制御工程、及び変倍制御を
    行う電子ズーム工程を備えた画像記録方法において、 前記合焦制御工程は、前記電子ズーム工程における変倍
    率に応じて合焦制御に用いる前記光電変換素子上の前記
    画像データの範囲を設定することを特徴とする画像記録
    方法。
  14. 【請求項14】 前記合焦制御工程は、前記電子ズーム
    工程における変倍率に反比例する形で合焦制御に用いる
    前記光電変換素子上の前記画像データの範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項13記載の画像記録方法。
  15. 【請求項15】 前記合焦制御工程により設定された前
    記画像データの範囲に応じて前記光電変換素子から高速
    で前記画像データを読出す高速読出範囲を設定する設定
    工程を備えたことを特徴とする請求項13又は14記載
    の画像記録方法。
  16. 【請求項16】 前記電子ズーム工程と共に変倍レンズ
    の移動制御により変倍制御を行う光学ズーム工程を併有
    し、前記合焦制御工程は、測距範囲の全領域に亙って得
    られた前記画像データに基づいて合焦位置を判定した結
    果、複数の合焦位置が得られた場合は、至近端に近い方
    の測距領域に対応する画像データを用いて再度合焦位置
    を判定することを特徴とする請求項13〜15のいずれ
    かに記載の画像記録方法。
  17. 【請求項17】 前記合焦制御工程は、至近端に近い方
    の測距領域に対応する画像データを用いて再度合焦位置
    を判定する場合に、該再度の合焦位置の判定に用いる前
    記画像データの個数を前記光学ズーム工程の変倍率に応
    じて変えることを特徴とする請求項16記載の画像記録
    方法。
  18. 【請求項18】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    と、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
    それぞれ露光制御を行う露光制御工程、及び変倍制御を
    行う電子ズーム工程を備えた画像記録方法において、 前記露光制御工程は、前記電子ズーム工程における変倍
    率に応じて露光制御に用いる前記光電変換素子上の前記
    画像データの範囲を設定することを特徴とする画像記録
    方法。
  19. 【請求項19】 前記露光制御工程は、前記電子ズーム
    工程における変倍率に反比例する形で、露光制御に用い
    る前記光電変換素子上の前記画像データの範囲を設定す
    ることを特徴とする請求項18記載の画像記録方法。
  20. 【請求項20】 前記露光制御工程により設定された前
    記画像データの範囲に応じて、前記光電変換素子から高
    速で前記画像データを読出す高速読出範囲を設定する設
    定工程を備えたことを特徴とする請求項18又は19記
    載の画像記録方法。
  21. 【請求項21】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    と、前記光電変換素子から得られる画像データを用いて
    それぞれ色バランス制御を行う色バランス制御工程、変
    倍制御を行う電子ズーム工程を備えた画像記録方法にお
    いて、 前記色バランス制御工程は、前記電子ズーム工程におけ
    る変倍率に応じて色バランス制御に用いる前記光電変換
    素子上の前記画像データの範囲を設定することを特徴と
    する画像記録方法。
  22. 【請求項22】 前記色バランス制御工程は、前記電子
    ズーム工程における変倍率に反比例する形で、色バラン
    ス制御に用いる前記光電変換素子上の前記画像データの
    範囲を設定することを特徴とする請求項21記載の画像
    記録方法。
  23. 【請求項23】 前記色バランス制御工程により設定さ
    れた前記画像データの範囲に応じて、前記光電変換素子
    から高速で前記画像データを読出す高速読出範囲を設定
    する設定工程を備えたことを特徴とする請求項21又は
    22記載の画像記録方法。
  24. 【請求項24】 前記電子ズーム工程と共に変倍レンズ
    の移動制御により変倍制御を行う光学ズーム工程を有す
    ることを特徴とする請求項13〜15、18〜23のい
    ずれかに記載の画像記録方法。
  25. 【請求項25】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    を備えた画像記録装置にて実行されるプログラムを記憶
    する記憶媒体であって、前記プログラムは、 前記光電変換素子から得られる画像データを用いてそれ
    ぞれ合焦制御を行う合焦制御ルーチン、及び変倍制御を
    行う電子ズームルーチンを含み、 前記合焦制御ルーチンは、前記電子ズームルーチンにお
    ける変倍率に応じて合焦制御に用いる前記光電変換素子
    上の前記画像データの範囲を設定することを特徴とする
    記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記合焦制御ルーチンは、前記電子ズ
    ームルーチンにおける変倍率に反比例する形で合焦制御
    に用いる前記光電変換素子上の前記画像データの範囲を
    設定することを特徴とする請求項23記載の記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記合焦制御ルーチンにより設定され
    た前記画像データの範囲に応じて前記光電変換素子から
    高速で前記画像データを読出す高速読出範囲を設定する
    設定ルーチンを含むことを特徴とする請求項23又は2
    4記載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 前記電子ズームルーチンと共に変倍レ
    ンズの移動制御により変倍制御を行う光学ズームルーチ
    ンを併有し、前記合焦制御ルーチンは、測距範囲の全領
    域に亙って得られた前記画像データに基づいて合焦位置
    を判定した結果、複数の合焦位置が得られた場合は、至
    近端に近い方の測距領域に対応する画像データを用いて
    再度合焦位置を判定することを特徴とする請求項25〜
    27のいずれかに記載の記憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記合焦制御ルーチンは、至近端に近
    い方の測距領域に対応する画像データを用いて再度合焦
    位置を判定する場合に、該再度の合焦位置の判定に用い
    る前記画像データの個数を前記光学ズームルーチンの変
    倍率に応じて変えることを特徴とする請求項28記載の
    記憶媒体。
  30. 【請求項30】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    を備えた画像記録装置にて実行されるプログラムを記憶
    する記憶媒体であって、前記プログラムは、 前記光電変換素子から得られる画像データを用いてそれ
    ぞれ露光制御を行う露光制御ルーチン、及び変倍制御を
    行う電子ズームルーチンを含み、 前記露光制御ルーチンは、前記電子ズームルーチンにお
    ける変倍率に応じて露光制御に用いる前記光電変換素子
    上の前記画像データの範囲を設定することを特徴とする
    記憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記露光制御ルーチンは、前記電子ズ
    ームルーチンにおける変倍率に反比例する形で、露光制
    御に用いる前記光電変換素子上の前記画像データの範囲
    を設定することを特徴とする請求項30記載の記憶媒
    体。
  32. 【請求項32】 前記露光制御ルーチンにより設定され
    た前記画像データの範囲に応じて、前記光電変換素子か
    ら高速で前記画像データを読出す高速読出範囲を設定す
    る設定ルーチンを含むことを特徴とする請求項30又は
    31記載の記憶媒体。
  33. 【請求項33】 被写体光を光電変換する光電変換素子
    を備えた画像記録装置にて実行されるプログラムを記憶
    する記憶媒体であって、前記プログラムは、 前記光電変換素子から得られる画像データを用いてそれ
    ぞれ色バランス制御を行う色バランス制御ルーチン、変
    倍制御を行う電子ズームルーチンを含み、 前記色バランス制御ルーチンは、前記電子ズームルーチ
    ンにおける変倍率に応じて色バランス制御に用いる前記
    光電変換素子上の前記画像データの範囲を設定すること
    を特徴とする記憶媒体。
  34. 【請求項34】 前記色バランス制御ルーチンは、前記
    電子ズームルーチンにおける変倍率に反比例する形で、
    色バランス制御に用いる前記光電変換素子上の前記画像
    データの範囲を設定することを特徴とする請求項8記載
    の記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記色バランス制御ルーチンにより設
    定された前記画像データの範囲に応じて、前記光電変換
    素子から高速で前記画像データを読出す高速読出範囲を
    設定する設定ルーチンを含むことを特徴とする請求項3
    3又は34記載の記憶媒体。
  36. 【請求項36】 前記電子ズームルーチンと共に変倍レ
    ンズの移動制御により変倍制御を行う光学ズームルーチ
    ンを有することを特徴とする請求項25〜27、30〜
    35のいずれかに記載の記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005026803A1 (ja) * 2003-09-10 2005-03-24 Sharp Kabushiki Kaisha 撮影レンズ位置制御装置
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JP2009163691A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
JP2015133689A (ja) * 2013-12-11 2015-07-23 株式会社リコー 撮像装置、画像形成装置および二次元イメージセンサの駆動制御方法

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