JPH09312780A - 多機能印刷装置 - Google Patents

多機能印刷装置

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JPH09312780A
JPH09312780A JP8129655A JP12965596A JPH09312780A JP H09312780 A JPH09312780 A JP H09312780A JP 8129655 A JP8129655 A JP 8129655A JP 12965596 A JP12965596 A JP 12965596A JP H09312780 A JPH09312780 A JP H09312780A
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義則 和田
Hiroshi Ishikawa
宏 石川
Koji Adachi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム型の印刷装置にプリンタ制御装置を
実装してコンピュータからのデータを印刷できるように
した構成において、印刷時間差を補償するための回路を
削減する。 【解決手段】 コンピュータ1からプリンタ・コントロ
ーラ2にPDLファイルが送られ、中間フォーマット・
データ生成部21がPDLファイルから中間フォーマッ
ト・データを生成する。中間フォーマット・データは、
第2の記憶部23に記憶された後プリンタ出力制御部2
4に送られる。プリンタ出力制御部24は単一の制御部
44を用いて各色の画像データ合成部45を制御し各色
の画像データを同時に切り替え部13を介して、通常の
複写印字に用いる第1の記憶部14に入力する。各色の
画像データは記憶部14の読み出しタイミングにより色
合わせされて印刷ユニット15〜18に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いたタンデム型カラー印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、電子写真方式を用いたタンデム型
カラー印刷装置について説明しておく。電子写真方式を
用いたカラー複写機の第一世代と言うべきものは、面順
次印刷方式を用いている。これは1つのゼログラフィー
・エンジンを使用する方式であり、転写ドラムに紙を巻
付け、1回転ごとにブラック、イエロー、マジェンタ、
シアンの印刷を行い、フル・カラー・プリントを実現す
るものである。しかしながら、転写ドラムを4回転する
ことによって4色の印刷を行うために、高速処理には不
向きであった。
【0003】このため、富士ゼロックス社のDocuC
olor(商標)に代表されるように、高速化を目的と
したタンデム方式を用いたカラー複写機が最近市場に投
入されている。これは、ブラック、イエロー、マジェン
タ、シアンの各色を担当する4つのゼログラフィー・エ
ンジンを使用する方式である。そして、紙送りのための
転写ベルト上にこの4つのゼログラフィー・エンジンを
直列に配置し、紙送りに従って4色を順に印刷すること
によって高速印刷を実現している。このようなタンデム
方式を用いたカラー複写機では、4つのゼログラフィー
・エンジンがそれぞれの間隔に起因する一定の時間差を
もって印刷を開始する。このため、スキャンした画像デ
ータを保持し、各色の画像データを印刷の時間差を補償
してゼログラフィー・エンジンに転送するためのバッフ
ァ・メモリが画像処理部には設けられているのが普通で
ある。
【0004】ところで、近年、オフィスにおけるドキュ
メントのカラー化が進み、カラー複写機やカラー・プリ
ンタの使用が一般的になりつつある。中でも、スペース
の効率的な利用が望まれる比較的狭いオフィス環境では
複写機とプリンタの両方の機能を持つ多機能印刷装置の
需要が増大すると予想されている。そしてカラー複写機
に外部機器に対するインタフェース部を設け、プリンタ
としても使用可能な多機能印刷装置にするための方法が
研究され、提案されるようになってきている。
【0005】この一例が特開平5−153384号公報
に開示されている。これを以下に説明する。カラー複写
機の内部ではさまざまな画像処理が行われている。すな
わち、スキャナは原画像をRGBカラーシステムで読み
取り、それをL*a*b*カラー・システムに変換し圧
縮や色変換等を行った後一時記憶部に一時保持し、各色
のゼログラフィー・エンジンの要求するタイミングでL
*a*bデータからCMYKカラー・システムのCMY
Kのいずれかの色信号に変換し出力している。このと
き、この先行技術においては、プリンタ制御ユニットか
らの画像データの色信号をあらかじめ知ることにより、
色信号の種類に従って適切な位置で複写機の系に外部機
器からの画像データを入力させるようにしている。
【0006】また、コンピュータで生成された画像情報
を中間フォーマットのデータに変換し、その後プリンタ
出力制御ユニットにより画像データを生成する例が、特
開平6−86032号公報に開示されている。これを以
下に説明する。ユーザがプリントを依頼する文書や図表
は、中間フォーマット・データに展開され、中間フォー
マット・データ記憶部に蓄積される。中間フォーマット
・データは画像の種類別にエンコードされたカラー・デ
ータと、これら複数のカラー・データを統合して一ペー
ジの画像データにデコードするためのコマンド・データ
から成り立っている。プリンタ出力制御ユニットは、中
間フォーマット・データ記憶部から中間フォーマット・
データを転送し、コマンド・データを制御部によって解
析すると同時に、画像の種類別にエンコードされた複数
のカラー・データを制御部の出力に従って画像データ合
成部によって合成し、印字装置からの制御信号に従って
ある1色を出力する。面順次方式のカラー複写機を用い
てカラー・ドキュメントを印刷する場合は、このプロセ
スを4回繰り返して多色印刷を行う。タンデム方式のカ
ラー複写機を用いた場合は、このプリンタ出力制御ユニ
ットを4つ用いることになる。
【0007】しかしながら、特開平5−153384号
公報に開示された方法で多機能印刷装置を構成した場
合、プリンタ出力制御ユニットから出力される色信号は
CMYKであるから、画像データの入力は印刷の時間差
を補償するための一時記憶部の後に行われることにな
る。このため、プリンタ出力制御ユニット側でこの時間
差を補償する必要があり、それに関わる回路がプリンタ
出力制御ユニットで必要になるという問題がある。
【0008】また、特開平6−86032号公報に開示
されたプリンタ出力制御ユニットを4つ用いてタンデム
方式の多機能印刷装置を構成した場合、コマンド・デー
タは各色で同一のものを用いているにもかかわらず、各
々のプリンタ出力制御ユニットに制御部を持つ必要があ
るという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点を鑑みてなされたものであり、プリンタ出力
制御ユニットから出力される画像データを一時記憶部の
前段に入力することができるようにし、その結果、プリ
ンタ出力制御ユニット側で印刷時間差を補償するための
回路を不要とし、プリンタ出力制御ユニットの回路を簡
略化することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、このよ
うな目的を達成するために、複数の印字ユニットを具備
し、上記複数の印字ユニットにより異なる色を印刷する
ことで多色刷りを実現する印字手段と、画像データを一
時記憶したのち上記複数の印字ユニットへ異なるタイミ
ングで読み出す画像データ記憶手段とを有し、上記タイ
ミングに基づいて上記多色刷りの色合わせを行う多機能
印刷装置に、原画像を読み取って画像データとして入力
する手段と、コンピュータで作成された画像情報を、画
像の種類別にエンコードされたカラー・データと、これ
ら複数のカラー・データを統合してページ単位の画像デ
ータにデコードするためのコマンド・データとで構成さ
れる中間フォーマット・データとして展開する手段と、
上記中間フォーマット・データを画像データに変換する
手段と、上記原画像を読み取って得られた画像データ
と、上記中間フォーマット・データを変換して得た画像
データとを選択的に入力して上記画像データ記憶手段に
出力する画像データ切り替え手段とを設けるようにして
いる。
【0011】この構成においては、プリント用の中間フ
ォーマットデータから画像データを生成するときに、生
成した画像データを、原画像を読み出して得た画像デー
タと同様に、画像データ切り替え手段を介して画像デー
タ記憶手段に供給しているので、画像データ記憶手段か
らの画像データの読み出し時に各印字ユニットに対する
出力タイミングを実現することができる。すなわち、複
数(例えば4つ)の印字ユニットの印刷時間差を補償す
るためにプリンタ制御装置(あるいはプリンタ制御装置
の一部をなし、中間フォーマット・データから画像デー
タを生成する上述のプリンタ出力制御ユニット)に複数
の制御部を設けて複数色の画像データを色別に独立して
出力する必要がない。このため、プリンタ制御装置の回
路を簡略化することができる。
【0012】また、この構成において、上記画像データ
記憶手段が、少なくとも1ページ分の画像を格納できる
容量を持つようにしてもよい。
【0013】また、上記画像データ記憶手段が、最初に
印字を行う印字ユニットへのデータ出力時刻と、他の印
字ユニットの各々へのデータ出力時刻との間の時間差を
補償するのに必要な容量を上記他の印字ユニット各々に
ついて持つようにしてもよい。
【0014】また、上記中間フォーマット・データが圧
縮された形式とされ、上記中間フォーマット・データに
対して伸長処理を行った後で画像データに合成するよう
にしてもよい。この場合、上記中間フォーマット・デー
タは、画像の種類別に圧縮しエンコードされたカラー・
データと、これら複数のカラー・データを統合して一ペ
ージの画像データにデコードするためのコマンド・デー
タとすることができる。
【0015】また、本発明によれば、上述の目的を達成
するために、複数の印字ユニットを具備し、上記複数の
印字ユニットにより異なる色を印刷することで多色刷り
を実現する印字手段と、画像データを一時記憶したのち
上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出す
画像データ記憶手段と、原画像を読み取って画像データ
として入力する画像データ切り替え手段と、上記原画像
を読み取って得られた画像データと、他の画像データ源
からの画像データとを選択的に入力して上記画像データ
記憶手段に出力する手段とを有する印刷装置に用いられ
るプリンタ制御装置に、コンピュータで作成された画像
情報を、画像の種類別にエンコードされたカラー・デー
タと、これら複数のカラー・データを統合してページ単
位の画像データにデコードするためのコマンド・データ
とで構成される中間フォーマット・データとして展開す
る手段と、上記中間フォーマット・データを記憶する中
間フォーマット・データ記憶手段と、上記中間フォーマ
ット・データ記憶手段から上記中間フォーマット・デー
タを転送する転送部と、転送された上記中間フォーマッ
ト・データの中の上記コマンド・データを解析する単一
の制御部と、転送された上記中間フォーマット・データ
中の上記画像の種類別にエンコードされた複数のカラー
・データを、上記制御部の出力によって合成し複数色の
画像データを同時に上記画像データ切替え手段に出力す
る、複数の画像データ合成部とを設けるようにしてい
る。
【0016】この構成においては、プリンタ制御装置内
の1つの制御部を用いて複数(例えば4つ)の画像デー
タ合成部を制御することにより、プリンタ制御装置が画
像データを複数色(例えば4色)同時に送信することが
できる。従って、上述の印刷装置をカラープリンタとし
て利用する場合もカラー複写機として利用する場合と同
様に、画像データを一時記憶用の画像データ記憶手段の
前段に入力することができる。その結果として、複数の
印字ユニットの印刷時間差を補償するためにプリンタ制
御装置側に4つの制御部を持たせて複数色の画像データ
を色別に独立して出力する必要がなくなる。このため、
プリンタ制御装置の回路を簡略化することができる。
【0017】また、本発明によれば、上述の目的を達成
するために、複数の印字ユニットを具備し、上記複数の
印字ユニットにより異なる色を印刷することで多色刷り
を実現する印字手段と、画像データを一時記憶したのち
上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出す
画像データ記憶手段とを有し、上記タイミングに基づい
て上記多色刷りの色合わせを行う印刷装置に、原画像を
読み取って画像データとして入力する手段と、上記原画
像を読み取って得られた画像データと、他の画像データ
源からの画像データとを選択的に入力して上記画像デー
タ記憶手段に出力する手段とを設けるようにしている。
【0018】この構成においても、プリンタ制御装置を
用いて多機能化を図る場合には、複数(例えば4つ)の
印字ユニットの印刷時間差を補償するためにプリンタ制
御装置に複数の制御部を設けて複数色の画像データを色
別に独立して出力する必要がない。このため、プリンタ
制御装置の回路を簡略化することができる。
【0019】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。 [実施例1]図1は本発明の画像処理システムの実施例
1を示すブロック図である。同図において、1はポスト
スクリプト(米国アドビ・システムズ社の商標)などの
ページ記述言語で記述された文書や図表を作成するホス
ト・コンピュータ、2はページ記述言語を解釈し、画像
データを生成し印字装置に転送するプリンタ・コントロ
ーラ、3はホスト・コンピュータとプリンタ・コントロ
ーラを接続するイーサネット(商標)やFDDIなどの
ローカル・エリア・ネットワーク(以下LAN)、11
はこれから複写を行う画像データを入力するためのスキ
ャナ、12はスキャナで読み取られたRGBの画像をC
MYKに変換するRGB/CMYK変換部、13は画像
データの入力先として画像データ入力側(スキャナ11
側)とプリンタ・コントローラ2側とを切り替える画像
データ切替え手段、14は画像データを複数の印字装置
に転送する時間差を補償する第1の記憶手段、15から
18は各々YMCKの画像データを印刷する印字装置、
21はページ記述言語で書かれたドキュメントを中間フ
ォーマット・データ(後述)にエンコードする中間フォ
ーマット・データ生成手段、22はプリンタ・コントロ
ーラ2をLANに接続するためのネットワークI/F、
23は生成された中間フォーマット・データを一時記憶
する第2の記憶手段、24は第2の記憶手段23に記憶
された中間フォーマット・データを合成して画像データ
を生成し、画像データ切替え手段13に転送するプリン
タ出力制御手段、29は中間フォーマット・データ生成
手段21、第2の記憶手段23、プリンタ出力制御手段
24とを結ぶバスである。
【0020】本実施例の多機能印刷装置の動作の概要に
ついて、カラー複写機の場合とカラー・プリンタの場合
とに分けて説明する。
【0021】この多目的印刷装置をカラー複写機として
利用する場合は、画像データ切替え手段13は画像デー
タの入力先としてスキャナ11を指定している。スキャ
ナ11からRGBで読み込まれた画像データは、入力階
調のデバイスに依存した補正を行った後でL*a*b*
に変換される。そして墨生成を行い、最終的には印字装
置15〜18のデバイス特性に依存したCMYKに変換
される。これらはRGB/CMYK色変換部12で行わ
れる。そして、CMYKの画像データはパラレルに4色
同期を取りながら画像データ切替え手段13を経由して
第1の記憶手段14に転送される。これらの色変換と転
送はスキャナ11の動作に合わせてリアルタイムに行わ
れる。
【0022】複数の印字装置15〜18を用いたタンデ
ム型のカラー複写機では、前述のように各色の印刷開始
時間にずれが発生する。これを補償するのが第1の記憶
手段14である。本実施例では第1の記憶手段14は最
低1ページ分の画像データを格納できる容量を持つ。こ
のとき、第1の記憶手段14は1ページ分の画像データ
を一旦格納後、それぞれの印字装置15〜18からの画
像データ要求信号によって、画像データを印字装置15
〜18に転送する。そして、要求された枚数分の印刷を
終了すると、第1の記憶手段14に蓄積された画像デー
タを削除し、次の画像データ入力待ちの状態になる。以
上がこの多機能印刷装置をカラー複写機として利用した
場合の処理の流れである。
【0023】一方、この多機能印刷装置をプリンタとし
て利用する場合は、画像データ切替え手段13は画像デ
ータの入力先としてプリンタ出力制御手段24を指定し
ている。LAN3を介してプリンタ・コントローラ2に
接続されたホスト・コンピュータ1がページ記述言語で
書かれた文書や図表のプリント指示を出すと、このデー
タはLAN3を経由してプリンタ・コントローラ2の中
間フォーマット・データ生成手段21に転送される。中
間フォーマット・データ生成手段13はページ記述言語
の構文解析やベクトル・データの座標変換を行った後、
中間フォーマット・データにエンコードし、第2の記憶
手段23へ格納する。格納が終了すると、システム制御
部(図示せず)は4つの印字装置15〜18にプリント
開始指示を送信する。
【0024】そして、印字装置15〜18はレジ合わせ
やヒートアップ等の初期化を行う一方で、プリンタ出力
制御手段24は第2の記憶手段23からの中間フォーマ
ット・データの転送を開始する。
【0025】印字装置15〜18は印字準備が整うとプ
リンタ出力制御手段24にページ・シンク、ライン・シ
ンク、バイト・クロックといった制御信号を送信する。
プリンタ出力制御手段24はこの制御信号と中間フォー
マット・データに従って、4色の画像データをパラレル
に同時出力する。
【0026】プリンタ出力制御手段24から出力された
画像データは画像データ切替え手段13を経由した後、
第1の記憶手段14に一旦記憶され、各々の印字装置1
5〜18での印字開始時間差を補償した後で印字装置1
5〜18に転送される。画像データ切替え手段13から
後の動作は、本多機能印刷装置をカラー複写機として使
用した場合と同一であるので省略する。
【0027】実施例に対し、図2に示すような従来例の
場合、印字装置15〜18からプリンタ・コントローラ
2に送られるページ・シンク、ライン・シンク、バイト
・クロックといった制御信号は各印字装置15〜18か
ら各プリンタ出力制御手段25〜28に送る必要があ
る。なぜなら、各プリンタ出力制御手段25〜28は各
印字装置15〜18の印刷開始時間のずれを補償する必
要があるため、1つの制御部で4つの画像データ合成部
(後述)を制御することができないためである。図1に
示した実施例1では一番最初に印字を開始する印字装置
(この場合K)からのみプリンタ出力制御手段24に制
御信号を送信すればよい。それは、各印字装置15〜1
8の印刷開始時間のずれの補償は印字装置15〜18の
前段の第1の記憶手段14で行われるからである。この
ようにしてプリンタ出力制御手段24の回路を単純化す
ることができる。なお図2において図1と対応する箇所
には対応する符号を付して詳細な説明を省略した。
【0028】次に、本多機能印刷装置をプリンタとして
使用する場合における、ページ記述言語から中間フォー
マット・データに変換されるまでの処理について詳細を
説明する。
【0029】プリントを行うポストスクリプト(米アド
ビ・システムズ社の商標)やインタープレス(米ゼロッ
クス社の商標)といったページ記述言語はプリンタに依
存しないデバイス・インディペンデントな座標系を用い
ており、文字情報や図形情報は主にベクトルデータとし
て記述されている。印字装置はこれらのデータを直接解
釈することができないため、印字装置に転送する前に印
字装置が理解できる形式のラスター・データ(ビット・
マップ・データ)に変換する必要がある。
【0030】図3はページ記述言語で書かれたデータが
中間フォーマット・データに展開されるまでの処理を示
す図である。図1および図3において、ホスト・コンピ
ュータ1からプリンタ・コントローラ2に転送されたペ
ージ記述言語は、中間フォーマット・データ生成手段2
1に渡される。中間フォーマット・データ生成手段21
では、まずインタープリタ部(図示しない)によって字
句解析が行われ、イメージャー部(図示しない)に渡さ
れる。イメージャー部は文字データ、図形データ、イメ
ージ・データなどのオブジェクト別に適切な処理を行
う。すなわち、文字データであれば、ベクトル・フォン
トの各点の座標をデバイス・ディペンデントな座標系で
表現したり、図形データであれば、ベジエ曲線で表され
た曲線を直線で近似したり、回転を施したり、端点処理
を行ったり、また、サンプル・イメージであれば、色変
換や解像度変換を行ったりするのはどれもイメージャー
部の役割である。
【0031】イメージャー部で解釈された各オブジェク
トは、オブジェクト・リストと呼ばれるページ単位のリ
ストに挿入され保存される。オブジェクト・リストはペ
ージ記述言語に記述されたすべてのオブジェクトをリス
トにしたものである。しかしながら、オブジェクト間の
上下関係によっては、あるオブジェクトが完全に他のオ
ブジェクトの下になることがあり、すべてのオブジェク
トが紙の上に印字されるとは限らない。そこで、オブジ
ェクト・リストから紙の上に現れるオブジェクト(また
はその一部)のみを抜き出す必要がある。このための工
程は平滑化処理といわれている。平滑化処理では同一の
スキャン・ラインに属するすべてのオブジェクトを調
べ、各点における最上位のオブジェクトを集めてそれを
リストにする。このリストをラン・リストと呼ぶ。こう
して生成されたランリストをラスター・データに展開し
て印字装置15〜18に転送すれば、所望のデータを印
刷することができる。
【0032】しかしながら、印刷する文書をラスター・
データとして格納するには、印字装置の解像度に依存し
た膨大なサイズのメモリを必要とする。例えば、印字装
置の解像度が600dpi(ドット・パー・インチ:1
インチ当たりのドット数)の場合、A3の用紙サイズの
ラスター・データは約265メガ・バイトもの大量なメ
モリが必要である。このため、メモリに要するコストの
削減のためには、何らかの圧縮を行い、データ量を削減
することが重要である。
【0033】図4に特開平6−86032号公報に基づ
くオブジェクト別圧縮方法の概念を示す。ページ記述言
語で記述された文書や図表は、大別するとフォントから
構成される文字データ、図形・グラフ作成ソフトで作成
されたグラフィックス・データ、写真等をスキャナ等で
読み取ったスキャン・イメージ・データといった3つの
オブジェクトに分類することができる。この方法では、
イメージャーやその後の平滑化処理で得られたラン・リ
ストを各オブジェクトごとに最適な方法を用いてエンコ
ードして中間フォーマット・データを生成する。そし
て、印字装置15〜18側に転送する前にハードウェア
を用いてこの中間フォーマット・データをリアルタイム
にデコードして画像データに変換する。各オブジェクト
ごとのエンコード方法は以下の通りである。
【0034】文字データは使用する色数は少ないもの
の、解像度を要求するデータである。そのため、2値の
ビット・マップ・データ(これをマスク・データと呼
ぶ)を用いて輪郭情報を保存し、文字色/背景色の2色
の色情報(これをコンスタント・カラー・データと呼
ぶ)を用いて表現することが可能である。このとき、文
字データは各色8ビットのラスター画像データに展開す
るよりも約1/32に圧縮することができる。また、グ
ラフィックス・データは一定値のデータが数百〜数千画
素続くことが多いため、色情報(コンスタント・カラー
・データ)とその連続情報とを用いたランレングス圧縮
により高い圧縮率を得ることができる。スキャン・イメ
ージ・データの場合は200〜400dpiの解像度が
あり、かつ同じ画素値が連続することは少ないため、ス
キャン・イメージ・データは圧縮を行わずにエンコード
する。
【0035】こうしてオブジェクトごとにエンコードさ
れたデータに伸長のためのコマンド・データを付与して
中間フォーマット・データとすることにより、もとの画
像データへの伸長を可能とする。このとき、スキャン・
イメージ・データの少ない文書では、1/10〜1/3
0の高い圧縮率が得られ、第2の記憶手段23が1ペー
ジ分の画像データに相当するメモリを有しているときは
10〜30ページ分の中間フォーマット・データを一時
記憶できることになる。
【0036】図5にこのような中間フォーマット・デー
タの一例を示す。中間フォーマット・データはオブジェ
クトごとにエンコードされたデータを統合するためのコ
マンド・データ、文字データのビット・マップ情報を表
現するマスク・データ、ラン・レングス圧縮の際にイン
デックスとなるカラー・データを示すコンスタント・カ
ラー・データ、スキャン・イメージ・データをそのまま
点順次に配置したサンプル・カラー・データから構成さ
れている。
【0037】図6にコマンド・データの一例を示す。コ
マンド・データはAからEまで分けられた各々2バイト
のコードで構成される。Aはコンスタント・カラー・デ
ータを画像データ合成部45(図9)のどのカラー・レ
ジスタ(後述)にロードするかを示す。00のときはカ
ラー・レジスタ0にロード、01のときはカラー・レジ
スタ1にロード、10のときはカラー・レジスタ2にロ
ード、11のときは新しくコンスタント・カラーをロー
ドしない。Bは画像データ合成部45のマルチプレクサ
A(描画色、後述)によってどのカラー・レジスタを選
択するかを示す。00はカラー・レジスタ0を選択、0
1はカラー・レジスタ1を選択、10はカラー・レジス
タ2を選択、11はここでは未定義である。Cは画像デ
ータ合成部45のマルチプレクサB(背景色、後述)に
よってどのカラー・レジスタを選択するかを示す。00
はカラー・レジスタ0を選択、01はカラー・レジスタ
1を選択、10はカラー・レジスタ2を選択、11はサ
ンプルチャネルを選択することを示す。Dはマスクデー
タを用いるかどうかを示す。0はマスクデータを参照し
て出力に用いるマルチプレクサをAかBか選択、1はマ
スクデータを参照せず出力に用いるマルチプレクサはA
であることを示す。Eはカウントである。このコマンド
・データが何ピクセル分有効かを示す。
【0038】図7にマスク・データの一例を示す。0の
ときマルチプレクサA(描画色)を選択、1のときマル
チプレクサB(背景色)を選択することを示す。尚、マ
スク・データはコマンド・データがD=0のときのみ参
照される。従って、1ページの中間フォーマット・デー
タの中のマスク・データ長はD=0であるコマンド・デ
ータでのカウント(E)の合計に等しい。
【0039】図8にコンスタント・カラー/サンプル・
カラー・データの構成の一例を示す。コンスタント・カ
ラー、サンプル・カラー共に各々のデータは1バイト2
56階調で表されるKYMC成分を4色順次並べた形式
で表される。このように点順次でコンスタント・カラー
やサンプル・カラーを配置すれば、4バイトを一度に読
み込むことによって各々のカラーのKYMCの値が同時
に読み出すことができ、タンデム方式には都合がよい。
尚、コンスタント・カラー・データはコマンド・データ
がA≠11のときにカラー・レジスタにロードされるた
め、コンスタント・カラー・データ数はこれらのコマン
ド・データ数に等しい。また、サンプル・カラー・デー
タはコマンド・データがC=11のとき、Eのカウント
数分読み込まれる。そのため、サンプル・カラー・デー
タ数はC=11であるコマンド・データのカウント
(E)の合計に等しい。
【0040】次に図9以降の図を参照してプリンタ出力
制御手段24の動作、特に制御部44と画像データ合成
部45についての詳細を述べる。
【0041】図9にプリンタ出力制御手段24のハード
ウェア構成を示す。プリンタ出力制御手段24は、中間
フォーマット・データを第2の記憶手段23から取り込
み、コマンド・チャネル、マスク・チャネル、コンスタ
ント・カラー・チャネル、サンプル・カラー・チャネル
の中から適切なチャネルにデータを分配する転送部41
と、コマンド・データを解析し、画像データ合成部45
を制御する信号を送出する制御部44、コンスタント・
カラー、サンプル・カラーといったオブジェクト別に分
かれたデータを取り込み、前記制御部44からの情報に
より画像データの合成を行う画像データ合成部45とか
ら構成されている。
【0042】図10に制御部44のハードウェア構成を
示す。制御部44はコマンド・データをデータごとにA
からEに分配するコマンド分配部51、Aのデータをも
とにして、コンスタント・カラー転送要求信号を送出す
るロード情報監視部52、Cのデータをもとにして、サ
ンプル・カラー転送要求信号を送出するサンプル監視部
53、制御信号のバイト・クロックをコマンド・データ
のEの値になるまでカウントするカウンタ54、コマン
ド・データのB、C、Dの値を一時保持するレジスタ5
5から構成されている。
【0043】図11に画像データ合成部45のハードウ
ェア構成を示す。画像データ合成部45はコンスタント
・カラー・データを保持する3つのカラー・レジスタ6
1〜63、描画色と背景色のカラー・レジスタの選択を
する2つのマルチプレクサ(AとB)64,65、出力
する色としてどちらのマルチプレクサを用いるか選択す
るマルチプレクサ(C)66とから構成されている。
【0044】第2の記憶手段23に記憶されたコマンド
・データが転送部41によって制御部44に転送される
と、まず、コマンド分配部51によってAからEのデー
タに分解され、適切なチャネルに分配される。Aは新し
いサンプル・カラーをどのカラー・レジスタにロードす
るかを示すデータである。このデータはこのコマンド・
データが有効なカウントの中で、最初のバイト・クロッ
クのときにロード情報監視部52と画像データ合成部4
5に送信される。ロード情報監視部52では、Aで新し
いコンスタント・カラーのロードを要求しているか調
べ、要求のある場合は転送部41にコンスタント・カラ
ー転送要求信号を送出する。尚、Aはコマンド・データ
に付き1回実行すればよいので、レジスタを用いてAの
データを保持する必要はない。BとCはマルチプレクサ
AとBがそれぞれどのカラー・レジスタを選択するかを
示すデータである。このデータはバイト・クロックに同
期して、4つの画像データ合成部45に送信される。こ
のデータはコマンド・データのEで示すカウント数分有
効である必要があるため、レジスタ55を用いてこの情
報を保持している。Dはこのコマンド・データがマスク
・データを必要とするかを示すデータである。マスク・
データが必要である場合、制御部44はマスク・データ
転送要求信号を転送部41に送信する。マスク・データ
が不要の場合、なにもしない。このデータもコマンド・
データのEで示すカウント数分有効である必要があるた
め、レジスタを用いてこの情報を保持している。Eはコ
マンド・データが何カウント有効であるかを示すデータ
である。このカウント数分バイト・クロックをカウント
し、その値に達すると制御部44はコマンド・データ転
送要求信号を転送部41に送信する。
【0045】これらの制御部44からの信号を受けた各
々の画像データ合成部45の動作を次に説明する。ま
ず、制御部44から来るAの信号でコンスタント・カラ
ーのロードが示されている場合、制御部44は転送部4
1にコンスタント・カラー転送要求信号を送信してい
る。そのため、画像データ合成部45は転送部41から
送られてきたコンスタント・カラー・データをAの信号
で指定されたカラー・レジスタにロードすればよい。そ
して、Bの信号とCの信号で指定されたカラー・レジス
タをマルチプレクサAとBで指定する。そして、Fの信
号を調べ、マスク・データが有効なときは、Fの信号に
従ったマルチプレクサの指定を行う。マスク・データが
無効のときは、マルチプレクサAが指定される。そし
て、バイト・クロックに同期する形で画像データを送出
する。各々の画像データ合成部45は同一のバイト・ク
ロックに同期して出力されるため、4つの画像データ合
成部45が出力する画像データがパラレルに同期が取れ
ていることが保証されるのである。
【0046】[実施例2]つぎに本発明の実施例2につ
いて説明する。本実施例では、第1の記憶手段14が最
初に印字を行う印字装置と、各々の印字装置との出力す
る時間差を補償するのに必要な容量を各々の印字装置1
5〜18ごとに持つ場合である。
【0047】図12に本実施例2における第1の記憶手
段14を示す。ここで、KYMCそれぞれの色を担当す
る印字装置15〜18はそれぞれL1、L2、L3の間
隔で並んでいるとする。このとき、KとYの印字装置1
5、16の印刷開始時間のずれの間に存在する画像デー
タ・サイズはL1*l*Dバイトとなる。ここで、lは
スキャン方向の用紙の長さ、Dは印刷解像度を示す。同
様にKとMの印字装置15、17の印刷開始時間のずれ
の間に存在する画像データ・サイズは(L1+L2)*
l*Dバイト、KとCの印字装置15、18の印刷開始
時間のずれの間に存在する画像データ・サイズは(L1
+L2+L3)*l*Dバイトとなる。従って、印刷装
置15〜18の印刷開始時間のずれを補償するために
は、各々の印字装置16〜18の前にこれらの画像デー
タを格納できるサイズのバッファを配置し、画像データ
の転送を遅延させればよいことになる。
【0048】図12で示した第1の記憶手段14の場
合、第1の記憶手段は1ページ分の画像データを格納す
ることができないため、複数枚の印刷を行う場合は、ス
キャナ11が印刷枚数分だけ原稿をスキャンする必要が
ある。その代わり、第1の記憶手段14に1ページ分の
容量を持つ場合と比較して、第1の記憶手段14を小さ
くすることができるという利点がある。
【0049】尚、本実施例における多機能印刷装置の動
作は、第1の記憶手段14の構成とそれにかかわる動作
を除いては実施例1と同様である。
【0050】[実施例3]つぎに本発明の実施例2につ
いて説明する。本実施例では、中間フォーマット・デー
タが圧縮された形式でエンコードされており、プリンタ
出力制御手段24は圧縮された形でエンコードされた中
間フォーマット・データを伸長し、画像データに合成し
て印字装置15〜18側に転送するようになっている。
【0051】本実施例では、中間フォーマット・データ
生成時にサンプル・カラーは副走査方向のブロック・サ
イズに対応する副走査ラインごとに固定長ブロック圧縮
を行う。これは各色別に行われる。本実施例で使用した
固定長ブロック圧縮処理技術は、GBTC(Gener
alized Block TruncationCo
diing)型符号化方式と呼ばれるものである。詳細
については、例えば1990年電子情報通信学会秋季全
国大会、D−254(1990)に記載されている。同
技術の特徴は、画像をある大きさのブロックに分割し
て、画像データをブロックの平均レベル、ブロック内の
階調幅指標、画素ごとの量子化レベルの3成分について
符号化するものである。本実施例では、1ブロックを4
x4画素、圧縮率(固定)を3/8とした専用ハードウ
ェアを使用している。
【0052】図13にこの固定長ブロック圧縮処理技術
を用いた場合のサンプルデータの構成を示す。図中のs
ample0−2(K)はKの色の0ブロック目の2バ
イト目のデータである。固定長ブロック圧縮を用いれば
ブロック長が各色等しいことより、例えば1バイトごと
にCMYKの順に各色のデータをブロック順次で配置す
ることができる。このように配置すれば、CMYKのサ
ンプ・ルカラーのデータを同時に取り出す時に都合がよ
いのである。
【0053】図14にこの固定長ブロック圧縮処理技術
を用いた場合のプリンタ出力制御手段24を示す。同図
において、71は圧縮したサンプル・データを復号する
ためのデコード部である。転送部41は第2の記憶手段
23から4スキャン・ライン分に相当するブロック数の
サンプル・データを取り出し、デコード部71に転送す
る。デコード部71はこれを各々4x4のブロックに伸
長し、4スキャン・ライン分のバッファにいったん保持
する。そして、制御部から送られてくるサンプル・カラ
ー転送要求信号に従って、画像データ合成部45にサン
プル・カラー・データを転送する。尚、デコード部71
は画像データ合成部45が要求するデータのスループッ
トを得られるものとする。
【0054】尚、本実施例における多機能印刷装置の動
作は、サンプル・データに固定長の圧縮処理がかかって
いて、それをデコード部71で伸長することを除いて実
施例1や2と同一であるので、ここではその詳細につい
て省略する。
【0055】以上説明したように、以上の実施例におい
て説明した手法によれば、印字時間の違いを補償するの
に用いる第1の記憶手段14を多機能印刷装置で好適に
活用することにより、プリンタ出力制御手段24を簡略
化することができる。
【0056】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可
能である。例えば、本発明は電子写真プロセスを用いた
画像形成装置に限らず、ほかの記録装置、例えばインク
ジェット記録装置や熱転写記録装置にも適用することが
できる。
【0057】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、コン
ピュータで作成された画像情報に基づいてプリンタ出力
制御ユニットにおいて生成される画像データを一時記憶
用の画像データ記憶手段の前段に入力するようにしてい
るので、プリンタ出力制御ユニット側においては印刷時
間差を補償するための回路が不要となり、プリンタ出力
制御ユニットの回路を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の全体的な印刷システム構
成を説明するためのブロック図である。
【図2】 従来例の印刷システム構成を説明するための
ブロック図である。
【図3】 ページ記述言語から中間フォーマット・デー
タへの処理の流れを示した図である。
【図4】 本発明で用いる中間フォーマット・データの
概念図である。
【図5】 中間フォーマット・データの構成図である。
【図6】 コマンド・データの概念図である。
【図7】 マスク・データの構成図である。
【図8】 コンスタント・カラー/サンプル・カラー・
データの構成図である。
【図9】 プリンタ出力制御手段24の構成図である。
【図10】 制御部44の構成図である。
【図11】 画像データ合成部45の構成図である。
【図12】 本発明の実施例2で用いる第1の記憶手段
14の構成を説明する図である。
【図13】 本発明の実施例3で用いる固定長圧縮のサ
ンプル・データの構成図である。
【図14】 本発明の実施例3で用いるプリンタ出力制
御手段24の構成図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 プリンタコントローラ 11 スキャナ 13 画像データ切替え手段 14 第1の記憶手段 15〜18 印字装置 21 中間フォーマット・データ生成手段 23 第2の記憶手段 24 プリンタ出力制御手段 41 転送部 44 制御部 45 画像データ合成部 71 デコード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06T 1/60 G06F 15/64 450E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の印字ユニットを具備し、上記複数
    の印字ユニットにより異なる色を印刷することで多色刷
    りを実現する印字手段と、画像データを一時記憶したの
    ち上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出
    す画像データ記憶手段とを有し、上記タイミングに基づ
    いて上記多色刷りの色合わせを行う多機能印刷装置にお
    いて、 原画像を読み取って画像データとして入力する手段と、 コンピュータで作成された画像情報を、画像の種類別に
    エンコードされたカラー・データと、これら複数のカラ
    ー・データを統合してページ単位の画像データにデコー
    ドするためのコマンド・データとで構成される中間フォ
    ーマット・データとして展開する手段と、 上記中間フォーマット・データを画像データに変換する
    手段と、 上記原画像を読み取って得られた画像データと、上記中
    間フォーマット・データを変換して得た画像データとを
    選択的に入力して上記画像データ記憶手段に出力する手
    段とを有することを特徴とする多機能印刷装置。
  2. 【請求項2】 上記画像データ記憶手段は、少なくとも
    1ページ分の画像を格納できる容量を持つ請求項1記載
    の多機能印刷装置。
  3. 【請求項3】 上記画像データ記憶手段は、最初に印字
    を行う印字ユニットへのデータ出力時刻と、他の印字ユ
    ニットの各々へのデータ出力時刻との間の時間差を補償
    するのに必要な容量を上記他の印字ユニット各々につい
    て持つ請求項1または2記載の多機能印刷装置。
  4. 【請求項4】 上記中間フォーマット・データは圧縮さ
    れた形式とされ、上記中間フォーマット・データに対し
    て伸長処理を行った後で画像データに合成する請求項
    1、2または3記載の多機能印刷装置。
  5. 【請求項5】 上記中間フォーマット・データは、画像
    の種類別に圧縮しエンコードされたカラー・データと、
    これら複数のカラー・データを統合して一ページの画像
    データにデコードするためのコマンド・データとを有す
    る請求項4記載の多機能印刷装置。
  6. 【請求項6】 複数の印字ユニットを具備し、上記複数
    の印字ユニットにより異なる色を印刷することで多色刷
    りを実現する印字手段と、画像データを一時記憶したの
    ち上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出
    す画像データ記憶手段と、原画像を読み取って画像デー
    タとして入力する画像データ切り替え手段と、上記原画
    像を読み取って得られた画像データと、他の画像データ
    源からの画像データとを選択的に入力して上記画像デー
    タ記憶手段に出力する手段とを有する印刷装置に用いら
    れるプリンタ制御装置において、 コンピュータで作成された画像情報を、画像の種類別に
    エンコードされたカラー・データと、これら複数のカラ
    ー・データを統合してページ単位の画像データにデコー
    ドするためのコマンド・データとで構成される中間フォ
    ーマット・データとして展開する手段と、 上記中間フォーマット・データを記憶する中間フォーマ
    ット・データ記憶手段と、 上記中間フォーマット・データ記憶手段から上記中間フ
    ォーマット・データを転送する転送部と、 転送された上記中間フォーマット・データの中の上記コ
    マンド・データを解析する単一の制御部と、 転送された上記中間フォーマット・データ中の上記画像
    の種類別にエンコードされた複数のカラー・データを、
    上記制御部の出力によって合成し複数色の画像データを
    同時に上記画像データ切替え手段に出力する、複数の画
    像データ合成部とを有することを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  7. 【請求項7】 複数の印字ユニットを具備し、上記複数
    の印字ユニットにより異なる色を印刷することで多色刷
    りを実現する印字手段と、画像データを一時記憶したの
    ち上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出
    す画像データ記憶手段とを有し、上記タイミングに基づ
    いて上記多色刷りの色合わせを行う印刷装置において、 原画像を読み取って画像データとして入力する手段と、 上記原画像を読み取って得られた画像データと、他の画
    像データ源からの画像データとを選択的に入力して上記
    画像データ記憶手段に出力する手段とを有することを特
    徴とする印刷装置。
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