JPH09312714A - 画像情報送信装置と画像情報送信方法及び画像形成装置と画像形成装置のファクシミリ送信方法 - Google Patents

画像情報送信装置と画像情報送信方法及び画像形成装置と画像形成装置のファクシミリ送信方法

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JPH09312714A
JPH09312714A JP8127148A JP12714896A JPH09312714A JP H09312714 A JPH09312714 A JP H09312714A JP 8127148 A JP8127148 A JP 8127148A JP 12714896 A JP12714896 A JP 12714896A JP H09312714 A JPH09312714 A JP H09312714A
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JP8127148A
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English (en)
Inventor
Kenji Takano
健二 高野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/393Enlarging or reducing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/333Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor
    • H04N1/33307Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor prior to start of transmission, input or output of the picture signal only
    • H04N1/33315Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor prior to start of transmission, input or output of the picture signal only reading or reproducing mode only, e.g. sheet size, resolution

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】メインCPU100 は、操作パネル114 のメ
ッセージ表示器93で指定解像度等のファクシミリ通信
が設定された際、テンキー105 から宛先ダイヤル番号が
入力され、通信スタートキー120 が押下されて原稿台に
セットされた原稿をスキャナで読み取り、また、受信機
の解像度を確認して受信機が指定解像度を持たない低い
解像度の場合に読み取り画像情報を分割して送信し、指
定解像度を低下させないでファクシミリ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、スキ
ャナとプリンタに分離されたディジタル複写機などで、
ファクシミリ機能を搭載した複合機としてのディジタル
複写機等の画像情報送信装置と画像情報送信方法及び画
像形成装置と画像形成装置のファクシミリ送信方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置において、送信
時の解像度変換機能を有するものとして、送信原稿の読
み取り開始前に、通信プロトコル(T.30手順)によ
って、受信機能力を確認した後に読み取りの解像度を決
定するものがある。
【0003】この方式によると、ユーザが事前に指定し
た解像度に対して、受信機側で有する解像度を確認し、
受信機側で有する解像度が送信機側でユーザに指定され
た解像度より低い場合は、自動的に受信機側で有する解
像度で読み取りを行い送信を開始する。
【0004】上記ファクシミリ装置は、画像メモリを有
さないファクシミリ装置であるが、画像メモリを有する
装置としては、送信原稿の画像情報を予めユーザの指定
する解像度で装置の有する画像メモリに入力し、その後
に送信処理を行う機能を有するファクシミリ装置があ
る。
【0005】例えば、スキャナで読取った画像情報をメ
モリに記憶し、その後、必要に応じてメモリに記憶した
画像情報をプリンタにより用紙に記録出力する複写装
置、公衆回線に接続されて画像情報のファクシミリ送受
信を行うファクシミリ装置等からなる複合型のディジタ
ル複写機が開発されている。
【0006】このようなファクシミリ装置を有する複合
型のディジタル複写機では、複写原稿に細かい文字や図
形が有る場合、これを拡大処理して出力する機能があ
り、更に、拡大時に拡大処理後の画像が記録紙1頁に収
まらない場合には、複数ページに分割して出力する機能
がある。
【0007】送信原稿の読み取り開始前に通信プロトコ
ル(T.30手順)によって受信能力を確認した後に読
み取りの解像度を決定するファクシミリ装置では、ユー
ザが事前に指定した解像度に対して、受信機側で有する
解像度を確認し、受信機側で有する解像度が送信機側で
ユーザに指定された解像度より低い場合に自動的に受信
機側で有する解像度で読み取って送信を開始するように
している。従って、中間調処理などの画像処理は、受信
機能力が確認された後で受信機側の解像度によって行わ
れるため、処理パターンの崩れなどは発生しないという
利点がある。
【0008】しかしながら、送信原稿の画像情報を予
め、ファクシミリ装置の有する画像メモリに入力してお
くことが出来ないので、1通信が終了するまでは次の宛
先への送信指定ができないという不具合があった。
【0009】また、時刻指定送信や同報送信など、原稿
の画像情報を一旦、画像メモリに蓄積しなければならな
いような場合には使えないという制約があった。更に、
ユーザが指定した解像度で送信しないため、受信機側に
出力される受信画がユーザの意図した画像と異なつてし
まうため、細かい文字や図形などが判読しにくくなると
いう不具合があった。
【0010】この不都合を解消するために、送信原稿の
画像情報を予め、ユーザの指定する解像度でファクシミ
リ装置の有する画像メモリに入力し、その後に送信処理
を行う機能を有するファクシミリ装置がある。
【0011】しかしながら、このファクシミリ装置で
は、画像読み取りを通信開始前に行つてしまうため、読
み取り時に受信機側の解像度を確認することができな
い。送信開始後に、受信機側解像度が確認されると、画
像メモリ内に2値化処理された画像情報をユーザの指定
した解像度から、受信機側で有する解像度に変換する。
この時、中間調処理された画像は2値間引きが行われる
ためにパターン崩れを発生して画質劣化する。
【0012】また、この方式も、ユーザが指定した解像
度で送信しないため、受信機側に出力される受信画がユ
ーザの意図した画像と異なってしまうため、細かい文字
や図形などが判読しにくくなるという不具合があった。
【0013】ディジタル複写機では、複写原稿に細かい
文字や図形が有る場合、これを拡大処理して出力する機
能があり、拡大時に拡大処理後の画像が記録紙1頁に収
まらない場合には、複数ページに分割して出力する機能
があるが、この時の複数ページへの拡大印刷処理として
は、拡大後に作成される2値化情報量は、等倍複写時の
生成情報量にくらべて拡大処理時に補間される情報量の
分だけ増加するため、この情報量の増加分により、出力
するページ数を決定し分割して出力している。
【0014】この機能は、等倍画像の記録解像度と拡大
画像の記録解像度が同じであるため、複数ページに拡大
出力する際、画像情報を拡大倍率分だけ増加させる必要
がある。この機能をファクシミリ送信時に使用すると、
ユーザは予め、拡大指定を行わなければならない。
【0015】また、拡大後の解像度は、ユーザ指定の解
像度のままであるため、受信機側の解像度が低い場合に
は、2値化後の画像情報を間引きするため、中間調処理
された画像はパターン崩れを発生し、画質劣化するとい
う不具合がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、送信
原稿の画像情報を予め、ユーザの指定する解像度でファ
クシミリ装置の有する画像メモリに入力し、その後に送
信処理を行う機能を有するファクシミリ装置では、画像
読み取りを通信開始前に行つてしまうため、読み取り時
に受信機側の解像度を確認することができず、送信開始
後に受信機側解像度が確認されると、画像メモリ内に2
値化処理された画像情報をユーザの指定した解像度から
受信機側で有する解像度に変換するので、中間調処理さ
れた画像が2値間引きが行われるためにパターン崩れを
発生して画質劣化するという問題があった。
【0017】そこで、この発明は、送信画像情報を受信
機側解像度に合わせて縮小せず、細かい文字原稿中問調
処理された原稿などの画像情報を間引かずパターン崩れ
を防いで画質劣化を起さずに受信機側に送信することの
できる画像情報送信装置と画像情報送信方法及び画像形
成装置と画像形成装置のファクシミリ送信方法を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の画像情報送信
装置は、原稿の画像を読み取る読取手段と、この読取手
段で読み取った画像情報を送信する指定解像度を含む設
定を行う設定手段と、この設定手段の設定後、上記画像
情報を送信する送信先に発呼する発呼手段と、この発呼
手段の発呼に応じて送信先から返送される送信先の解像
度を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段
で受信された応答信号に含まれる送信先の解像度が上記
設定手段で設定された指定解像度より低い場合に上記画
像情報を分割する分割手段と、この分割手段で分割され
た画像情報を送信する送信手段とから構成されている。
【0019】この発明の画像情報送信装置は、原稿の画
像を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った画
像情報を送信する指定解像度を含む設定を行う設定手段
と、この設定手段の設定後、上記画像情報を送信する送
信先に発呼する発呼手段と、この発呼手段の発呼に応じ
て送信先から返送される送信先の解像度を含む応答信号
を受信する受信手段と、この受信手段で受信された応答
信号に含まれる送信先の解像度と上記設定手段で設定さ
れた指定解像度とを比較する比較手段と、この比較手段
で比較して上記送信先の解像度が上記指定解像度より低
い場合に解像度変換比率を算出する算出手段と、この算
出手段で算出された解像度変換比率に応じて上記画像情
報を分割する分割手段と、この分割手段で分割された画
像情報を送信する送信手段とから構成されている。
【0020】この発明の画像情報送信装置は、原稿を走
査して画像を読み取る読取手段と、この読取手段で読み
取った画像情報を送信する指定解像度を含む設定を行う
設定手段と、この設定手段の設定後、上記画像情報を送
信する送信先に発呼する発呼手段と、この発呼手段の発
呼に応じて送信先から返送される送信先の解像度を含む
応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信さ
れた応答信号に含まれる送信先の解像度と上記設定手段
で設定された指定解像度とを比較する比較手段と、この
比較手段で比較して上記送信先の解像度が上記指定解像
度より低い場合に解像度変換比率を算出する算出手段
と、この算出手段で算出された解像度変換比率に応じて
上記画像情報の分割数を決定する決定手段と、この決定
手段で決定された分割数が主走査方向と副走査方向とで
異なる場合に分割数の小さい方の画像情報を拡大して大
きい方の分割数と一致させる制御を行う制御手段と、こ
の制御手段に制御されて上記決定手段で決定された大き
い方の分割数で上記画像情報を分割する分割手段と、こ
の分割手段で分割された画像情報を送信する送信手段と
から構成されている。
【0021】この発明の画像情報送信装置は、原稿の画
像を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った画
像情報を送信する指定解像度を含む設定を行う設定手段
と、この設定手段の設定後、上記画像情報を送信する送
信先に発呼する発呼手段と、この発呼手段の発呼に応じ
て送信先から返送される送信先の解像度を含む応答信号
を受信する受信手段と、この受信手段で受信された応答
信号に含まれる送信先の解像度が上記設定手段で設定さ
れた指定解像度より低い場合に上記画像情報を隣接する
境界部分を重ねて分割する分割手段と、この分割手段で
隣接する境界部分が重ねて分割された画像情報を送信す
る送信手段と、この送信手段で送信される分割された画
像情報に、分割しない上記画像情報を付加して送信する
制御を行う制御手段とから構成されている。
【0022】この発明の画像情報送信方法は、原稿の画
像を読み取り、読み取った画像情報を送信する解像度を
指定し、上記画像情報を送信する送信先に発呼し、この
発呼に応じて送信先から返送される送信先の解像度を含
む応答信号を受信し、受信された応答信号に含まれる送
信先の解像度が上記指定した解像度より低い場合に上記
画像情報を分割して送信するようにしたことを特徴とす
る。
【0023】この発明の画像形成装置は、ファクシミリ
通信機能と複写機能とを有する画像形成装置において、
原稿の画像を読み取る読取手段と、この読取手段で読み
取った画像情報をファクシミリ送信する指定解像度を含
む設定を行う設定手段と、この設定手段の設定後、上記
画像情報をファクシミリ送信する送信先に発呼する発呼
手段と、この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送さ
れる送信先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段
と、この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信
先の解像度が上記設定手段で設定された指定解像度より
低い場合に上記画像情報を分割する分割手段と、この分
割手段で分割された画像情報をファクシミリ送信する送
信手段とから構成されている。
【0024】この発明の画像形成装置は、ファクシミリ
通信機能と複写機能とを有する画像形成装置において、
原稿の画像を読み取る読取手段と、この読取手段で読み
取った画像情報をファクシミリ送信する指定解像度を含
む設定を行う設定手段と、この設定手段の設定後、上記
画像情報をファクシミリ送信する送信先に発呼する発呼
手段と、この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送さ
れる送信先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段
と、この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信
先の解像度と上記設定手段で設定された指定解像度とを
比較する比較手段と、この比較手段で比較して上記送信
先の解像度が上記指定解像度より低い場合に解像度変換
比率を算出する算出手段と、この算出手段で算出された
解像度変換比率に応じて上記画像情報を分割する分割手
段と、この分割手段で分割された画像情報をファクシミ
リ送信する送信手段とから構成されている。
【0025】この発明の画像形成装置は、ファクシミリ
通信機能と複写機能とを有する画像形成装置において、
原稿を走査して画像を読み取る読取手段と、この読取手
段で読み取った画像情報をファクシミリ送信する指定解
像度を含む設定を行う設定手段と、この設定手段の設定
後、上記画像情報をファクシミリ送信する送信先に発呼
する発呼手段と、この発呼手段の発呼に応じて送信先か
ら返送される送信先の解像度を含む応答信号を受信する
受信手段と、この受信手段で受信された応答信号に含ま
れる送信先の解像度と上記設定手段で設定された指定解
像度とを比較する比較手段と、この比較手段で比較して
上記送信先の解像度が上記指定解像度より低い場合に解
像度変換比率を算出する算出手段と、この算出手段で算
出された解像度変換比率に応じて上記画像情報の分割数
を決定する決定手段と、この決定手段で決定された分割
数が主走査方向と副走査方向とで異なる場合に分割数の
小さい方の画像情報を拡大して大きい方の分割数と一致
させる制御を行う制御手段と、この制御手段に制御され
て上記決定手段で決定された大きい方の分割数で上記画
像情報を分割する分割手段と、この分割手段で分割され
た画像情報をファクシミリ送信する送信手段とから構成
されている。
【0026】この発明の画像形成装置は、ファクシミリ
通信機能と複写機能とを有する画像形成装置において、
原稿の画像を読み取る読取手段と、この読取手段で読み
取った画像情報をファクシミリ送信する指定解像度を含
む設定を行う設定手段と、この設定手段の設定後、上記
画像情報をファクシミリ送信する送信先に発呼する発呼
手段と、この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送さ
れる送信先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段
と、この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信
先の解像度が上記設定手段で設定された指定解像度より
低い場合に上記画像情報を隣接する境界部分を重ねて分
割する分割手段と、この分割手段で隣接する境界部分が
重ねて分割された画像情報をファクシミリ送信する送信
手段と、この送信手段でファクシミリ送信される分割さ
れた画像情報に、分割しない上記画像情報を付加してフ
ァクシミリ送信する制御を行う制御手段とから構成され
ている。
【0027】この発明のファクシミリ送信方法は、ファ
クシミリ通信機能と複写機能とを有する画像形成装置の
ファクシミリ送信方法であって、原稿の画像を読み取
り、読み取った画像情報を送信する解像度を指定し、上
記画像情報を送信する送信先に発呼し、この発呼に応じ
て送信先から返送される送信先の解像度を含む応答信号
を受信し、受信された応答信号に含まれる送信先の解像
度が上記指定した解像度より低い場合に上記画像情報を
分割して送信するようにしたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は、この発明に係
る画像形成装置としてのディジタル複写機の全体構成を
概略的に示すものである。このディジタル複写機はスキ
ャナ2及びプリンタ3を備え、上部に自動原稿送り装置
(ADF)4を装着している。
【0029】自動原稿送り装置4は、筐体としてのカバ
ー本体21の後端縁部が、装置本体の上面後端縁部に図
示しないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられてお
り、必要に応じて自動原稿送り装置4全体を回動変位さ
せて原稿台5上を開放し得る構成となっている。カバー
本体21の上面やや右方向部位には、複数枚の原稿を一
括保持し得る原稿給紙台22が設けられている。装置の
一端側には、原稿を順次一枚ずつ取出し原稿台5の一端
側(図中左端側)に供給する給送手段23が設けられて
いる。給送手段23は、原稿を取出すためのピックアッ
プローラ27、原稿をピックアップローラ27に押付け
るウエイト板28、原稿給紙台22への原稿のセット状
態を検知する原稿検知センサとしてのエンプティセンサ
29等が配設されている。さらに、ピックアップローラ
27の原稿取出し方向には、給紙ローラ32が配置さ
れ、確実に原稿が一枚ずつ給送されるようになってい
る。原稿台5の上面には、これを覆う原稿搬送ベルト3
7が張設されている。原稿搬送ベルト37は、一対のベ
ルトローラ40、40に掛渡された外表面が白色の幅広
無端ベルトからなり、ベルト駆動機構(図示しない)に
よって正逆両方向に走行し得る構成となっている。ま
た、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、ベルト
面を原稿台5上に押さえ付けるための複数のベルト押え
ローラ41…および自動原稿送り装置の開閉状態を検知
するセットスイッチ(図示せず)が設けられている。そ
して、前記給送手段23によって給送された原稿を、原
稿台5の一端側(左端側)から他端側(右端側)に搬送
する。装置の右側部位に排紙手段38が設けられ、排紙
手段38は、搬送ローラ44と、この搬送ローラ44に
原稿を押付けるピンチローラ45と、排紙方向に送られ
る原稿の後端を検出する原稿検出手段としての排紙セン
サ46等が設けられている。原稿排出路の下流側には、
排紙ローラ48が配設されている。また、原稿排出路に
は、原稿を表裏逆にして原稿台5に導くためにゲート8
2が設けられ、原稿を両面複写可能としている。
【0030】スキャナ2は、光源としての露光ランプ
6、ミラー15を設置した第1キャリッジ7、光路を折
曲げるミラー8a,8bを設置した第2キャリッジ9、
レンズ10、反射光を受光するCCDセンサ11、これ
らを各部の位置を変更する駆動系(図示しない)、およ
びCCDセンサ11の出力つまり画像データ(情報)を
アナログデータからディジタルデータに変換するA/D
変換部(図示せず)により構成されている。上記第1、
第2キャリッジ7、9は、互いにタイミングベルト(図
示しない)で結ばれており、第2キャリッジ9は第1キ
ャリッジ7の1/2の速さで同じ方向に移動するように
なっている。これにより、レンズ10までの光路長が一
定になるように走査できるようになっている。上記レン
ズ10は、焦点距離固定で、変倍時に光軸方向へ移動さ
れるようになっている。CCDセンサ11は、原稿の1
画素がCCDセンサの1つの素子に対応している。CC
Dセンサ11の出力はA/D変換部へ出力されるように
なっている。第1、第2キャリッジ7、9、ミラー12
a、12bの移動は、それぞれステッピングモータ(図
示しない)により行われるようになっている。上記第
1、第2キャリッジ7、9は、上記ステッピングモータ
の回転軸に連結されたドライブプーリ(図示しない)と
アイドルプーリ(図示しない)間に掛渡されたタイミン
グベルト(図示しない)の動作に応じて移動されるよう
になっている。上記レンズ10は、対応するステッピン
グモータ(図示しない)によりスパイラルシャフト(図
示しない)が回転し、このスパイラルの動きによって光
軸方向へ移動されるようになっている。
【0031】60はレーザダイオードで、このレーザダ
イオード60に対応してコリメートレンズ62、ポリゴ
ンミラー(多面反射鏡)64、レンズ66、反射鏡6
8,70、レンズ72が配置され、露光装置52からレ
ーザ光を感光体ドラム50に照射するようになってい
る。
【0032】プリンタ3は、たとえばレーザ光学系と転
写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せてい
る。すなわち、プリンタ3は、装置内のほぼ中央部に回
転自在に軸支された像担持体としての感光体ドラム50
を有し、この感光体ドラム50の周囲には、露光装置5
2、現像装置54、転写チャージャ55、剥離チャージ
ャ56、PCCチャージャ57、除電ランプ58及び帯
電チャージャ59が順に配置されている。感光体ドラム
50は、帯電チャージャ59によって一様に帯電される
ようになっているとともに、スキャナ2からレーザ光を
出力して前記感光体ドラム50上に原稿の画像を結像
し、静電潜像が形成されるようになっている。
【0033】そして、前記感光体ドラム50上に形成さ
れた静電潜像は、現像装置54により現像され、後述す
る給紙手段としての給紙カセット30から給紙ローラ2
0、アライニングローラ25を介して送紙されるコピ−
用紙P上に現像画像を転写チャージャ55により転写さ
れる。この転写チャージャ55による転写後のコピ−用
紙Pは、ACコロナ放電による剥離チャージャ56によ
り剥離されて、搬送ベルトを介して定着器71に搬送さ
れ、この定着器71によって現像画像が溶融定着された
コピ−用紙Pは、排紙ロ−ラ対73により排紙トレイ7
4aを有するユニット74に排出される。ユニット74
は排紙ローラ対73から排出されるコピー用紙Pをフェ
イスダウンするローラ対74bを有し、さらユニット7
4の上部にステープルソートモードの際に1部毎にステ
ープルするステープラ74cを有している。
【0034】一方、前記コピ−用紙Pへの現像画像の転
写・剥離後の感光体ドラム50上に残留した現像剤は、
PCCチャージャ57により清掃され、除電チャージャ
58により感光体ドラム50上の電位を一定のレベル以
下にして、次のコピ−動作を可能にしている。
【0035】なお、コピ−用紙Pの両面に印刷する両面
コピ−の場合には、前述した定着器71によって現像画
像が溶融定着されたコピ−用紙Pは搬送路75aを介し
て搬送された後、トレイ75bに蓄積される。このトレ
イ75bに蓄積された片面印刷済みの用紙Pは搬送路7
5cを介して前述した転写チャ−ジャ55に搬送され、
印刷されていない他方の面に現像画像が転写される。ま
た、トレイ75bの下部には、光反射型の紙センサ75
dが設けられ、トレイ75b上にスタックされる用紙の
有無が検知される。
【0036】また、搬送路75a、トレイ75b、搬送
路75c、および紙センサ75dとから自動両面反転機
構としての自動両面装置(ADD)75が構成されてい
る。また、図中30は前記装置本体1のフロント側より
着脱自在に上下複数段に装着された給紙手段としての給
紙カセットである。この給紙カセット30は、コピー用
紙Pが収納された筐体であるカセットケース31からな
り、このカセットケース31の取出し端部は、用紙取出
し方向に向け傾斜させてなる構成を有する。そして、前
記給紙カセット30のカセットケース31内に収納され
たコピー用紙Pは、ピックアップローラ81にて最上層
からピックアップされて取り出されるようになってい
る。このピックアップローラ81にて取り出されて前記
カセットケース31の取出し端部側に送り込まれたコピ
ー用紙Pは、前記カセットケース31の取出し端部の内
側上方に設置された給紙ローラ84と分離ローラ(また
は分離パッド)85とからなる用紙分離部にて一枚ずつ
分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになって
いるものである。
【0037】次に、図2乃至図6を参照してディジタル
複写機の制御系について説明する。図2はディジタル複
写機の制御系の全体構成を、図3はスキャナ部を、図4
は制御手段(SMCPU)を、図5はプリンタ部を、図
6はファクシミリ部を示す。
【0038】上記ディジタル複写機の制御系は、全体は
大きく2つのブロックより成り、スキャナ部313 、プリ
ンタ部315 との間を画像処理部314 で繋ぎ、ファクシミ
リ機能としてのファクシミリ(FAX)部312 を有する
ディジタル複写機を構成する基本部301 と、この基本部
301 からの画像データを受け取り記憶し、その記憶した
画像データを再び基本部301 に転送することでメモリコ
ピーを実現するページメモリ部302 とから構成される。
【0039】基本部301 とページメモリ部302 は制御デ
ータをやりとりする基本部システムインタフェース316
、画像データをやりとりする基本部画像インタフェー
ス317とで接続されている。また、ページメモリ部302
には、インタフェース318 を介してハードディスク319
が接続されている。
【0040】次に、基本部301 は入力手段(スキャナ)
313 、出力手段(プリンタ)315 、画像処理手段(画像
処理部)314 、ファクシミリ部312 、およびこれらを制
御する制御手段(SMCPU)311 から構成される。
【0041】図4に示すように制御手段(基本部CP
U)311 のメインCPU100 には、ROM102 、RAM
104 、画像メモリ106 、タイマメモリ108 、暗証コード
メモリ110 、タイマ112 、内部インタフェース122 、外
部インターフェース124 を接続している。内部インタフ
ェース122 には操作パネル114 が接続され、操作パネル
114 にはメッセージ表示器93、テンキー105 、コピー
キー101 、通信スタートキー120 等が配置されている。
外部インターフェース124 は、ユニット74と外部装置
138 とに接続されている。
【0042】ここで、画像情報の記憶・呼び出し等はメ
インCPU100 によって行われる。例えば、暗証コ―ド
と画像情報を記憶する場合、スキャナCPU160 の制御
でスキャナ2によって読み込まれた画像情報はメインC
PU100 の指示により画像メモリ106 に記憶される。メ
インCPU100 の指示は、操作パネル114 からの入力
(キ―入力)によってモ―ドが決定され行われる。
【0043】次に、図3を参照してスキャナ部313 の詳
細な構成について説明する。スキャナ部313 のスキャナ
CPU160 には、露光ランプ6を制御するランプ制御部
164、走査モータ166 を制御するモータドライバ168 、
原稿サイズ検知センサ169 を含むセンサ、スイッチ、ソ
レノイド類170 を駆動制御する駆動部172 に接続してこ
れらを制御し、また、光電素子としてのCCDセンサ1
1からの画像情報について画像処理するためのA/D変
換回路176 、解像度変換回路178 、シェーディング補正
回路179 、画質改善回路180 、2値化回路182 に接続し
て、これらを制御する。
【0044】次に、図5を参照してプリンタ部315 につ
いて詳細に説明する。プリンタ部315 において、プリン
タCPU190 には、メインモータ192 を駆動するメイン
モータドライバ194 、紙サイズ検知センサ195 を含むセ
ンサ、スイッチ、ソレノイド類196 を駆動制御する駆動
部198 、定着器71の定着ランプ200 を制御する定着ラ
ンプ制御部202 、帯電チャ−ジャ59、転写チャージャ
55、剥離チャージャ56、PCCチャージャ57を制
御する高圧出力制御部212 、除電ランプ58を制御する
除電ランプ制御部216 、給紙ローラ20、ピックアップ
ローラ81用の給紙モータ222 を制御する給紙制御部22
4 、レーザダイオード60、及びポリゴンモータ228 用
のレーザ駆動回路230 を制御する変調回路232 が接続さ
れている。プリンタCPU190 は、それぞれ接続されて
いる各部を制御する。高圧出力制御部212 と帯電チャ−
ジャ59、転写チャージャ55、剥離チャージャ56、
PCCチャージャ57との間には、それぞれ高圧トラン
ス59a,55a,56a,57aが設けられている。
【0045】次に、ペ−ジメモリ部302 について図2を
参照して説明する。ページメモリ部302 は、画像データ
を一時的に記憶しておく記憶手段(PM:ページメモ
リ)323 、ページメモリ323 のアドレスを生成するアド
レス制御部306 、ページメモリ部302 内の各デバイス間
のデータ転送を行う画像バス320 、画像バス320 を介し
てページメモリ323 と他のデバイスとのデータ転送を行
うときのデータ転送を制御するデータ制御手段307 、基
本部画像インタフェース317 を介して基本部301と画像
データを転送するときに画像データをインタフェースす
る画像データI/F手段308 、解像度の異なる機器に画
像データを送信するときに画像データを他の機器の解像
度に変換したり、解像度の異なる機器から受信した画像
データを基本部301 のプリンタ部315 の解像度に変換し
たり、2値画像データの90度回転処理を実行する解像
度変換/2値回転手段325 、ファクシミリ送信や光ディ
スク記憶のように画像データを圧縮して送信したり、記
憶したりするデバイスのために入力した画像データを圧
縮したり、圧縮された形態の画像データをプリンタ部31
5 を介して可視化するために伸長する圧縮/伸長手段32
4 、画像データI/F手段308 に接続され、プリンタ部
315 から画像データを出力するときに画像データを90
度あるいは−90度回転して出力するときに使用する多
値回転メモリ309 で構成される。
【0046】次に、ファクシミリ部312 について図6を
参照して説明する。ファクシミリ部312 は、公衆回線に
接続され、アナログ回線接続のための変復調装置である
モデム242 、2値画像データの符号化/復号化装置であ
るCODEC244 ,246 、通信制御プログラム用のEP
ROM248 、画像データの記憶手段であってバッテリ25
0 にバックアップされた疑似SRAM252 、画像データ
の各種処理を行う際に用いられるワークRAM254 、増
設メモリ256 、及びファクシミリ受信データを画像処理
部314 に出力するインタフェース用のASIC258 とか
ら構成されている。
【0047】図7は、操作パネル114 の構成を示すもの
である。すなわち、操作パネル114は、フィニッシャー
キー82、表示パネル83、給紙カセット30の選択手
段としてのカセット選択キー86、操作ガイドキー8
7、自動用紙選択キー88、自動倍率選択キー89、ズ
ーム/100%キー90、原稿サイズキー91、用紙サ
イズキー92、メッセージ表示部93、自動濃度キー9
4、マニュアル濃度キー95、予熱キー96、割り込み
キー97、オールクリアキー98、クリア/ストップキ
ー99、コピーキー101 、タイマキー103 、テンキー10
5 、及び通信スタートキー120 とから構成されている。
【0048】フィニッシャーキー82は、ソートモー
ド、グループモード、ステイプルモードを選ぶときに使
用する。表示パネル83は、各種の絵文字が点滅・表示
され、複写機の状態を表わす。
【0049】カセット選択キー86は、選択されている
カセットが希望のサイズでないとき、このキーを押して
別のカセットを選ぶことができる。操作ガイドキー87
は、「HELP」キーを押すと、操作手順を示すメッセ
ージが表示され、機能設定後に押すと設定内容を確認す
ることができる。
【0050】自動用紙選択キー88は、通常自動用紙選
択モードになっている。原稿台(ガラス)5上にセット
した原稿のサイズを自動的に検出し、それと同じサイズ
の用紙を自動的に選択する(等倍コピーのみ)。
【0051】自動倍率選択キー89は、このキーを押し
て自動倍率選択モードを選び希望する用紙サイズを指定
すると、原稿台(ガラス)5上にセットした原稿のサイ
ズを検出し、自動的にコピー倍率を計算する。
【0052】ズーム/100%キー90は、「25%
<」キーを押すと、コピー倍率は1%きざみで25%ま
で小さくなる。「>800%」キーを押すと、コピー倍
率は1%きざみで800%まで大きくなる。「100
%」キーを押すと等倍(100%)に戻る。
【0053】原稿サイズキー91は、原稿サイズをセッ
トするときに使用する。用紙サイズを選択して原稿サイ
ズを指定すると、コピー倍率が自動的にセットされる。
用紙サイズキー92は、用紙サイズを選択するときに使
用する。
【0054】メッセージ表示部93は、電子複写機の状
態、操作手順およびユーザに対する各種の指示を文字と
絵で表示する。表示手段としてのメッセージ表示部93
は、タッチパネルを内蔵し、機能の設定も行うことがで
きる。また、メッセージ表示部93は、後述するファク
シミリ通信における強制海外モード、自動海外モード等
の各種機能を設定する場合にも使用される。
【0055】自動濃度キー94は、自動濃度を選択する
と、電子複写機が自動的に原稿の濃淡を検出して最適コ
ピー濃度を選択する。マニュアル濃度キー95は、マニ
ュアル濃度では希望するコピー濃度を選ぶことができ
る。「うすく」キーを押して濃度を5段階でうすくで
き、「こく」キーを押して5段階でこくできる。
【0056】予熱キー96は、このキーを押すと、予熱
(節電)状態に入りすべての表示ランプが消える。再び
コピーをとるときは、もう一度このボタンを押す。割り
込みキー97は、連続コピーの途中で、割り込みコピー
をとりたいときに使用する。
【0057】オールクリアキー98は、このキーを押す
と、選択したモードがすべてクリアされ、標準状態に戻
る。クリア/ストップキー99は、コピー枚数を訂正す
るとき、またはコピー動作を停止させるときに使用す
る。
【0058】コピーキー101 は、コピーを開始するとき
に押す。タイマキー103 は、このキーを押すと、何時に
電子複写機の電源がオン、オフするか表示される(ウイ
ークリータイマが設定されている場合)。
【0059】テンキー105 は、コピーしたい枚数をセッ
トするときに使用する。コピー枚数は1〜999枚まで
セットできる。また、ファクシミリ通信における宛先ダ
イヤルを入力する際にも使用される。
【0060】通信スタートキー120 は、ファクシミリ通
信における送信を開始するときに押す。図8は、ファク
シミリ通信のG3モード(T.30)送受信制御を示す
ものである。この図は、1頁の原稿を正常に送信した場
合について記されているもので、ダイレクト送信の場合
を例にして説明する。
【0061】まず、送信側ではオペレータが原稿台に送
信原稿をセットし、宛先入力を行う。この後、送信開始
ボタン押下にて送信側は、公衆回線を捕捉してダイヤル
情報を公衆回線に送出する。その後、送信側は、ファク
シミリ端末からの発信であることを示すトーナル信号
(CNG)を送出し、受信側の応答信号を待つ。
【0062】受信側では、交換機からの呼び出し信号を
監視していて呼び出し信号を検知すると公衆回線を捕捉
し、応答信号としてトーナル被呼局識別信号(CE
D)、ディジタル非標準機能指令信号(NSF)、ディ
ジタル被呼局識別信号(CSI)、ディジタル識別信号
(DIS)を送出する。
【0063】これらの信号は、DISにより、受信側の
記録解像度記録ライン処理速度、最大記録サイズ、符合
化方式などを標準機能として確認することが出来る。ま
た、非標準機能としては、NSFとCSIにより受信側
IDや非標準機能を確認することが出来る。
【0064】送信側では、受信側からのCED、NS
F、CSl、DIS信号を検出すると、その能力を確認
し、送信すべきデータの送信サイズ、解像度、符合化方
式などを決定し、標準機能としてディジタル命令信号
(DCS)を送信する。
【0065】送信側の非標準機能としては、非標準機能
指令信号(NSS)、送信局識別(TSI)によりNS
FとCSIに応答した機能の提示や送信側IDの送出が
行われる。その後、送信側では、公衆回線の品質を確認
するために、高速信号としてトレ−ニング・TCF信号
を送信する。
【0066】このトレ−ニング信号は一定期間のオール
ゼロ信号であり、受信側ではそのオールゼロ信号を受信
し、全て正常にゼロであることを確認する。受信側で、
トレーニングが正常に行われたことが確認された後、そ
の完了通知として、受信準備確認信号(CFR)を送出
する。
【0067】ここまでの手順で、受信側のNSF/CS
I/DIS送出から受信側のCFR信号の送出完了まで
をフェーズB(通信前手順)と呼ぶ。フェーズBで通信
前手順が終了すると、送信側から画信号(画像情報)が
送出される。この部分をフェーズC(通信中)と呼ぶ。
送信画信号が、正常に送出されると送信側から、手順終
了信号(EOP)が送出される。
【0068】受信側では、画信号が正常に受信できたこ
とを確認した後、EOPの応答として、メッセージ確認
信号(MCF)を送出する。送信側では、通信を完了さ
せる手順として切断命令(DCN)を送出し、公衆回線
を開放する。
【0069】受信側では、DCNを受信後に公衆回線を
開放する。この画信号送出終了後から受信側のDCN受
信までをフェーズDと呼ぶ。トーナル信号(CNG)
は、送信側からの非音声端末を表わす信号である。
【0070】トーナル被呼局識別信号(CED)は、受
信側が公衆回線に接続されてから送出する信号である。
ディジタル非標準機能指令信号(NSF)は、Tシリー
ズ勧告の範囲外にある特定の利用者の要求を識別するた
めの信号である。
【0071】ディジタル被呼局識別信号(CSI)は、
端末機能を表わす情報が用意されており、国際電話番号
によって受信側を表示する信号である。ディジタル識別
信号(DIS)は、受信側がCCITT標準の受信機能
を有することを示す信号である。
【0072】非標準機能指令信号(NSS)は、NSC
またはNSFで表示される非標準機能の中から設定され
る機能を示す命令信号である。送信局識別(TSI)
は、端末機能を表わす情報が用意されており、国際電話
番号によって送信側を表示する信号である。
【0073】ディジタル命令信号(DCS)は、DIS
で表示される標準機能の中から設定される機能を示す命
令信号である。トレ−ニング・TCF信号は、画信号を
受信するモデムのトレーニングを確かめ、この伝送速度
でチャネルが使用できるかどうかチェックする。
【0074】受信準備確認信号(CFR)は、画信号を
送る前の手順が完了し、画信号送出を開始してよいこと
を示す応答信号である。手順終了信号(EOP)は、画
信号伝送の完了を示す信号である。
【0075】メッセージ確認信号(MCF)は、EOP
の肯定応答で、画信号が完全に受信されたことを示す確
認信号である。切断命令(DCN)は、回線切断の開始
を示す信号で、応答を必要としない。
【0076】次に、このような構成においてディジタル
複写機のファクシミリ通信におけるダイレクト送信時の
ファクシミリ動作を図9、図10のフローチャートを参
照して説明する。
【0077】オペレータが送信原稿を原稿台5にセット
し、送信操作を開始する。まず、操作パネル114 のメッ
セージ表示部93に表示される各種モードからファクシ
ミリ送信モードを選択し、続いて表示される送信原稿濃
度を選択し(S1)、続けて送信原稿解像度選択を行い
(S2)、テンキー105 から宛先ダイヤル番号を入力す
る(S3)。
【0078】その後、メインCPU100 は、操作パネル
114 の通信スタートキー120 の押下により送信開始し
(S4)、フェーズBを開始する(S5)。このフェー
ズB中に、送信側は、受信機側のDIS信号を受信し、
受信機能力(解像度を含む)を確認をする(S6)。確
認した受信機能力の中の解像度について送信側で指定さ
れた解像度を受信機が持っているか否かを判定する(S
7)。
【0079】指定された解像度を受信機が持っていた場
合は、読み取り解像度=送信指定解像度とし(S8)、
スキャナ部313 で読み取り処理を開始する(S9)。読
み取り処理により、2値化(中間調処理)データを画像
処理部314 から出力し(S10)、そのデータをCOD
EC244 で符合化し(S11)、符合化データをモデム
242 を介して送信し(S12)、送信完了により(S1
3)、処理を終了する。
【0080】ステップS7でメインCPU100 は、指定
された解像度を受信機が持っていない場合、分割送信処
理が許可されているかを判定する(S14)。本実施例
では、分割送信を行うかどうかをオペレータが操作パネ
ル114 のメッセージ表示部93からの入力によって予め
行うものとする。
【0081】この時の入力の組み合わせは、3通りとし
ている。その内容は、分割許可・禁止指定、分割時重ね
書き許可禁止指定、分割時のオリジナル原稿イメージ確
認用に分割しないで解像度変化処理を行ったものを付加
して送信することを許可するか禁止するかの指定であ
る。
【0082】以降のフローは、分割時のオペレータ指定
の判別フローを含んでいる。ステップS14で分割処理
が禁止されている場合は、読み取り解像度=受信機側最
高解像度とし(S15)、読み取り処理を開始する(S
9)。
【0083】ステップS14で分割送信が許可されてい
る場合は、読み取り解像度=送信側指定解像度とし(S
16)、スキャナ部313 で読み取り処理を開始する(S
17)。この場合は、分割送信のフローになる。読み取
り開始後、画像処理部314 からの2値化処理(中間調処
理)出力をページメモリ323 に入力する。
【0084】続いて分割するページ数を決定するためメ
インCPU100 は、受信機解像度と送信側指定解像度の
比率を計算する(S19)。ステップS19の計算結果
から、主走査分割数を算出する(S20)。続いて、副
走査分割数を算出する(S21)。分割数が決定した
ら、分割数からページメモリ323 の読み出し開始アドレ
スと読み出し終了アドレスをアドレス制御部306 に設定
する(S22)。
【0085】この時、メインCPU100 は重ね書き設定
を確認し(S27)、許可ならば主走査画素数および副
走査ライン数を分割数で区切る(S23)。続いてメイ
ンCPU100 は、区切られた分割頁の開始アドレスと終
了アドレスを重ね書き分差し引く(S24)。
【0086】この時の分割処理のイメージとアドレス制
御部306 に対してのアドレス設定については、図11に
示されている。図11の(a)は、ページメモリ323 に
格納する画情報で、A4,解像度16dot ×15.4l
/mmの場合を示している。A4の1頁は、主走査画素
数が3456ドットで副走査ライン数が4572ライン
である。この場合のページメモリ323 のアドレスは、入
力主走査開始アドレス:00、入力走査終了アドレス:
3455、入力副走査開始アドレス:00、入力副走査
終了アドレス:4571となる。
【0087】図11の(b)に示すページメモリ323 に
格納されている画情報を、受信機の解像度が8dot ×
7.7l/mmのために4分割とすると、図11の
(c)に示すように行われる。
【0088】図11の(c)において、ページメモリ32
3 からの出力アドレス(重ね書き10dot あり)は次の
ようになる。すなわち、1頁目は、出力主走査開始アド
レス:00、出力主走査終了アドレス:1727、出力
副走査開始アドレス:00、出力副走査終了アドレス:
2285となる。2頁目は、出力主走査開始アドレス:
1718、出力主走査終了アドレス:3457、出力副
走査開始アドレス:00、出力副走査終了アドレス:2
285となる。3頁目は、出力主走査開始アドレス:0
0、出力主走査終了アドレス:1727、出力副走査開
始アドレス:2276、出力副走査終了アドレス:45
61となる。4頁目は、出力主走査開始アドレス:17
18、出力主走査終了アドレス:3447、出力副走査
開始アドレス:2276、出力副走査終了アドレス:4
561となる。
【0089】ステップS27で重ね書き禁止ならばメイ
ンCPU100 は、主走査画素数および副走査ライン数を
分割数で区切り、分割頁の開始/終了アドレスを計算す
る(S28)。
【0090】この時の分割処埋のイメージとアドレス制
御部306 に対してのアドレス設定については、図12に
示されている。図12の(a)は、ページメモリ323 に
格納する画情報で、A4,解像度16dot ×15.4l
/mmの場合を示している。A4の1頁は、主走査画素
数が3456ドットで副走査ライン数が4572ライン
である。この場合のページメモリ323 のアドレスは、入
力主走査開始アドレス:00、入力走査終了アドレス:
3455、入力副走査開始アドレス:00、入力副走査
終了アドレス:4571となる。
【0091】図12の(b)に示すページメモリ323 に
格納されている画情報を、受信機の解像度が8dot ×
7.7l/mmのために4分割とすると、図12の
(c)に示すように行われる。
【0092】図12の(c)において、ページメモリ32
3 からの出力アドレス(重ね書きなし)は次のようにな
る。すなわち、1頁目は、出力主走査開始アドレス:0
0、出力主走査終了アドレス:1727、出力副走査開
始アドレス:00、出力副走査終了アドレス:2285
となる。2頁目は、出力主走査開始アドレス:172
8、出力主走査終了アドレス:3457、出力副走査開
始アドレス:00、出力副走査終了アドレス:2285
となる。3頁目は、出力主走査開始アドレス:00、出
力主走査終了アドレス:1727、出力副走査開始アド
レス:2286、出力副走査終了アドレス:4571と
なる。4頁目は、出力主走査開始アドレス:1728、
出力主走査終了アドレス:3457、出力副走査開始ア
ドレス:2286、出力副走査終了アドレス:4571
となる。
【0093】続いてメインCPU100 は、主走査分割数
と副走査分割数が等しいかどうかを判別し(S29)、
等しい場合はステップ24またはステップ28で算出し
たアドレスをアドレス制御部306 に設定し、分割出力を
行う(S26)。
【0094】また、この時の分割時のオリジナル原稿イ
メージ確認用に分割しないで解像度変化処理を行ったも
のを付加して送信することが、オぺレータ指定によって
許可されていた場合は、分割送信された最終ページに続
けて、ページメモリ323 に格納されている画情報を、解
像度変換/2値回転手段325 を使用して受信機側の解像
度に変換し、分割前のイメージとして付加する。
【0095】ステップS29で、主走査分割数と副走査
分割数が等しくない場合は、分割数を大きい方に合わせ
て、分割後の画情報を相似形に保つ処理を行う。つま
り、分割数の小さい方を拡大して分割処理する(S2
5)。その場合の拡大倍率=大きい方の分割数/小さい
方の分割数とする。
【0096】この時の分割処理のイメージとメモリ管理
アドレス設定および分割数の小さい方向の拡大倍率設定
については、図13に示されている。図13の(a)
は、ページメモリ323 に格納する画情報で、A4,解像
度16dot ×15.4l/mmの場合を示している。A
4の1頁は、主走査画素数が3456ドットで副走査ラ
イン数が4572ラインである。この場合のページメモ
リ323 のアドレスは、入力主走査開始アドレス:00、
入力走査終了アドレス:3455、入力副走査開始アド
レス:00、入力副走査終了アドレス:4571とな
る。
【0097】図13の(b)に示すページメモリ323 に
格納されている画情報を、受信機の解像度が8dot ×1
5.4l/mmのために4分割とすると、図12の
(c)に示すように行われる。
【0098】図13の(c)において、ページメモリ32
3 からの出力アドレス(重ね書きなし)は次のようにな
る。すなわち、1頁目は、出力主走査開始アドレス:0
0、出力主走査終了アドレス:1727、出力副走査開
始アドレス:00、出力副走査終了アドレス:2285
で、副走査拡大倍率:2倍とする。2頁目は、出力主走
査開始アドレス:1728、出力主走査終了アドレス:
3457、出力副走査開始アドレス:00、出力副走査
終了アドレス:2285で、副走査拡大倍率:2倍とす
る。3頁目は、出力主走査開始アドレス:00、出力主
走査終了アドレス:1727、出力副走査開始アドレ
ス:2286、出力副走査終了アドレス:4571で、
副走査拡大倍率:2倍とする。4頁目は、出力主走査開
始アドレス:1728、出力主走査終了アドレス:34
57、出力副走査開始アドレス:2286、出力副走査
終了アドレス:4571で、副走査拡大倍率:2倍とす
る。
【0099】メインCPU100 は、ステップS25で分
割処理されたページメモリ323 内の画情報を分割出力し
(S26)、分割ページに加えて通常の解像度変換画像
を付加するか否かを判断し(S27)、付加する場合は
1ページ目に通常画像を付加し(S28)、付加しない
場合は分割したページのみとする(S29)。
【0100】メインCPU100 は、そのデータをCOD
EC244 にて符合化し(Sll)、符合化データをモデ
ム242 を介して送信し(S12)、送信完了(S13)
により処理を終了する。
【0101】次に、ディジタル複写機のファクシミリ通
信におけるメモリ送信時のファクシミリ動作を図14、
図15のフローチャートを参照して説明する。オペレー
タが送信原稿を原稿台5にセットし、送信操作を開始す
る。まず、操作パネル114 のメッセージ表示部93に表
示される各種モードからファクシミリ送信モードを選択
し、続いて表示される送信原稿濃度選択し(S31)、
続けて送信原稿解像度選択を行い(S32)、テンキー
105 から宛先ダイヤル番号を入力する(S33)。
【0102】その後、メインCPU100 は、操作パネル
114 の通信スタートキー120 の押下により読み取りを開
始する(S34)。スキャナ部313 での読み取り処理に
より、2値化(中間調処理)データを画像処理部314 か
ら出力し(S35)、そのデータをCODEC244 で符
号化し(S36)、符号化データを画像メモリ106 に格
納する(S37)。
【0103】その後、メインCPU100 は、フェーズB
を開始する(S38)。このフェーズB中に、送信側
は、受信機側のDIS信号を受信し、受信機能力(解像
度を含む)を確認する(S39)。
【0104】確認した受信機能力の中の解像度について
送信側で指定された解像度を受信機で持っているか否か
を判定する(S4O)。指定された解像度を受信機が持
っていた場合、メインCPU100 は、送信解像度=送信
指定解像度とし(S4l)、画像メモリ106 に格納した
符号化データをそのまま送信もしくは受信機の符号化方
式が異なる場合は、符号変換して送信する(S42)。
このとき更に、受信機記録サイズ等も確認し、必要に応
じて、縮小送信を行っても良い。送信完了(S43)に
より処理を終了する。
【0105】ステップS40でメインCPU100 は、指
定された解像度を受信機が持っていない場合、分割送信
処理が許可されているかを判定し(S44)、禁止され
ている場合は送信解像度=受信機側最高解像度とし(S
45)、画像メモリ106 に格納しているデータをCOD
EC246 で復号化し(S46)、画像処理部314 を介し
てページメモリ323 ヘ転送し、解像度変換2値回転手段
325 を使用して解像度変換を行う(S47)。その後、
解像度変換2値回転手段325 で解像度変換されたデータ
は、CODEC244 へ入力されて符号化され(S4
8)、送信される。
【0106】ステップS44で、分割送信が許可されて
いる場合は、読み取り解像度=送信側指定解像度とし
(S49)、画像メモリ106 に格納しているデータをC
ODEC246 で復号化し(S50)、画像処理部314 を
介してページメモリ323 ヘ転送し、メモリ管理編集機能
を使用して分割送信を行う。
【0107】この場合は、分割送信のフローになる。次
に、分割するページ数を決定するためメインCPU100
は、受信機解像度と送信側指定解像度の比率を計算する
(S52)。ステップS52の計算結果から、主走査分
割数を算出する(S53)。続いて、副走査分割数を算
出する(S54)。分割数が決定したら、分割数からペ
ージメモリ323 の読み出し開始アドレスと読み出し終了
アドレスをアドレス制御306 に設定する(S55)。
【0108】この時、メインCPU100 は重ね書き設定
を確認し(S56)、許可ならば主走査画素数およぴ副
走査ライン数を分割数で区切る(S59)。続いて、区
切られた分割頁の開始アドレスと終了アドレスを重ね書
き分差し引く(S60)。この時の分割処理のイメージ
とアドレス制御306 に対してのアドレス設定について
は、上記図11に示されている。
【0109】ステップS56で重ね書き禁止ならばメイ
ンCPU100 は、主走査画素数およぴ副走査ライン数を
分割数で区切り、分割頁の開始/終了アドレス計算する
(S57)。この時の分割処理のイメージとメモリ管理
ヘアドレス設定については、上記図12に示されてい
る。
【0110】続いてメインCPU100 は、主走査分割数
と副走査分割数が等しいかどうかを判別し(S58)、
等しい場合はステップS57またはステップS60で算
出したアドレスをアドレス制御306 に設定し、分割出力
を行う(S62)。
【0111】ステップS58で、主走査分割数と副走査
分割数が等しくない場合は、分割数を大きい方に合わせ
て、分割後の画情報を相似形に保つ処理を行う。つま
り、分割数の小さい方を拡大し、分割処埋する(S6
1)。その場合の拡大倍率=大きい方の分割数/小さい
方の分割数とする。この時の分割処理のイメージとメモ
リ管理アドレス設定および分割数の小さい方向の拡大倍
率設定については、上記図13に示されている。
【0112】ステップS61で分割処理されたページメ
モリ323 内の画情報を、分割出力する(S62)。メイ
ンCPU100 は、CODEC244 にて符合化し(S6
3)、送信する。
【0113】次に、ファクシミリ装置について説明す
る。図16は、本発明に係るファクシミリ装置400 の概
略構成を示すものである。すなわち、主制御部401 はマ
イクロコンピュータ等により構成されていて、ファクシ
ミリ装置400 全体を統括制御するものである。操作部40
2 は、装置外部から操作を行い、装置の動作状態を表示
する等の表示部が設けられている。記録部403 は、受信
データや通信レポートなどを出力する。通信制御部404
は、発呼時のダイヤル送出制御や着信検出制御および送
受信データの通信手順を制御し、通信データの送受信を
行う。
【0114】モデム405 は、送受信データの変調・復調
を行う。NCU406 は、公衆回線の捕捉・開放を行うた
めの網終端回路である。読み取り部409 は、送信原稿を
読み取るための光源、光電変換素子および光電変換索子
からのビデオ信号レベルを調整するためのゲイン調整回
路、A/D変換素子等からなる。
【0115】画像処理部410 は、読み取り部409 からの
A/D変換された多値ディジタル信号をファクシミリ送
受信のための2値ディジタル信号に変換するための処理
部である。
【0116】画像処理部410 は、前処理部411 、ライン
メモリ412 、2値化部413 、中間調処理部414 、ライン
メモリ415 、メモリ管理部416 、画像編集メモリ417 、
拡大縮小部418 、ラインメモリ419 、入出力IF420 と
から構成される。
【0117】前処理部411 は、シェーディング補正や原
稿下地除去、解像度補償(細線強調)、階調補正(γ補
正)等を行う。ラインメモリ412 は、シェーディング補
正処理時の基準データやフィルタ処理時の前ラインデー
タを格納するための読み書き可能メモリである。
【0118】2値化部413 は、前処理部411 で処理され
た多値データを任意の閾値で白黒の2値データに変換す
る。中間調処理部414 は、前処理部411 で処理された多
値データを疑似中間調パターン処理して2値化する。ラ
インメモリ415 は、中間調パターン処理時、前ラインを
並列処理するために使用する読み書き可能メモリであ
る。
【0119】画像編集メモリ417 は、2値化部413 また
は中間調処理部414 で2値化されたデータを格納してお
くための読み書き可能な頁メモリである。メモリ管理部
416は、前記画像編集メモリ417 への入出力開始・終了
アドレスを管理する。本構成では、主走査開始アドレ
ス、副走査開始アドレス、主走査終了アドレス、副走査
終了アドレスをメモリ管理部416 に設定し、入出力を行
うようにしている。
【0120】拡大・縮小部418 は、画像編集メモリ417
から読み出される2値化データもしくは2値化部413 、
中間調処理部414 から出力される2値データを主走査方
向、副走査方向それぞれ独立して拡大・縮小倍率を設定
し、拡大時はデータ補完、縮小時は間引き処理を行う。
【0121】ラインメモリ419 は、拡大縮小部418 で行
う補完処理や縮小処理時に使用する前ライン情報を格納
するための読み書き可能メモリである。入出力IF420
は、画像処理部410 で処理された2値データを装置の他
のデバイスと送受するためのインターフェース部であ
り、また、画処理内部で画素単位で処理された2値デー
タを8/16ビット単位のパラレルデータに変換するた
めのシリアル/パラレル変換処理も有する。
【0122】符合化/復号化部421 は、画像処理部410
から出力される2値データの符合化や受信符号データの
復号化を行う。画像メモリ422 は、符合化/復号化部42
1 で符合化処理されたデータもしくは受信データを蓄え
ておくためのものである。
【0123】このように構成されたファクシミリ装置40
0 は、上述したデジタル複写機のファクシミリ通信と同
様に図9、図10、図14、図15のフローチャートで
示したファクシミリ動作を実行することが可能である。
【0124】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、ファクシミリ送信時に、受信機側解像度が送
信側で指定された解像度より低い場合に、送信画像情報
を受信機側解像度に合わせて縮小せずに、送信画像情報
を分割して送信することができることで、細かい文字原
稿や中問調処理された原稿などの画像情報を間引かずに
受信機側に送信することが出来る。
【0125】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
送信画像情報を受信機側解像度に合わせて縮小せず、細
かい文字原稿中問調処理された原稿などの画像情報を間
引かずパターン崩れを防いで画質劣化を起さずに受信機
側に送信することのできる画像情報送信装置と画像情報
送信方法及び画像形成装置と画像形成装置のファクシミ
リ送信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係るデジタル複写機
の断面図。
【図2】画像形成装置のシステム構成図。
【図3】スキャナ部の構成を示すブロック図。
【図4】SMCPUの構成を示すブロック図。
【図5】プリンタ部の構成を示すブロック図。
【図6】ファクシミリ部の構成を示すブロック図。
【図7】操作パネルの構成を示す図。
【図8】ファクシミリ通信のG3モード送受信制御を示
す図。
【図9】ダイレクト送信時のファクシミリ動作を説明す
るためのフローチャート。
【図10】ダイレクト送信時のファクシミリ動作を説明
するためのフローチャート。
【図11】分割処理のイメージとアドレス制御部に対し
てのアドレス設定を説明するための図。
【図12】分割処理のイメージとアドレス制御部に対し
てのアドレス設定を説明するための図。
【図13】分割処理のイメージとメモリ管理アドレス設
定および分割数の小さい方向の拡大倍率設定を説明する
ための図。
【図14】メモリ送信時のファクシミリ動作を説明する
ためのフローチャート。
【図15】メモリ送信時のファクシミリ動作を説明する
ためのフローチャート。
【図16】本発明に係るファクシミリ装置の概略構成を
示す図。
【符号の説明】
2…スキャナ 3…プリンタ 93…メッセージ表示部 100 …メインCPU 106 …画像メモリ 114 …操作パネル 242 …モデム 244,246 …CODEC 301 …基本部 306 …アドレス制御部 311 …制御手段(SMCPU) 312 …ファクシミリ部 313 …スキャナ部 314 …画像処理部 315 …プリンタ部 323 …ページメモリ 325 …解像度変換/2値回転手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取った画像情報を送信する指定解像
    度を含む設定を行う設定手段と、 この設定手段の設定後、上記画像情報を送信する送信先
    に発呼する発呼手段と、 この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送される送信
    先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信先の
    解像度が上記設定手段で設定された指定解像度より低い
    場合に上記画像情報を分割する分割手段と、 この分割手段で分割された画像情報を送信する送信手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像情報送信装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取った画像情報を送信する指定解像
    度を含む設定を行う設定手段と、 この設定手段の設定後、上記画像情報を送信する送信先
    に発呼する発呼手段と、 この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送される送信
    先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信先の
    解像度と上記設定手段で設定された指定解像度とを比較
    する比較手段と、 この比較手段で比較して上記送信先の解像度が上記指定
    解像度より低い場合に解像度変換比率を算出する算出手
    段と、 この算出手段で算出された解像度変換比率に応じて上記
    画像情報を分割する分割手段と、 この分割手段で分割された画像情報を送信する送信手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像情報送信装置。
  3. 【請求項3】 原稿を走査して画像を読み取る読取手段
    と、 この読取手段で読み取った画像情報を送信する指定解像
    度を含む設定を行う設定手段と、 この設定手段の設定後、上記画像情報を送信する送信先
    に発呼する発呼手段と、 この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送される送信
    先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信先の
    解像度と上記設定手段で設定された指定解像度とを比較
    する比較手段と、 この比較手段で比較して上記送信先の解像度が上記指定
    解像度より低い場合に解像度変換比率を算出する算出手
    段と、 この算出手段で算出された解像度変換比率に応じて上記
    画像情報の分割数を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された分割数が主走査方向と副走査
    方向とで異なる場合に分割数の小さい方の画像情報を拡
    大して大きい方の分割数と一致させる制御を行う制御手
    段と、 この制御手段に制御されて上記決定手段で決定された大
    きい方の分割数で上記画像情報を分割する分割手段と、 この分割手段で分割された画像情報を送信する送信手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像情報送信装置。
  4. 【請求項4】 原稿の画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取った画像情報を送信する指定解像
    度を含む設定を行う設定手段と、 この設定手段の設定後、上記画像情報を送信する送信先
    に発呼する発呼手段と、 この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送される送信
    先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信先の
    解像度が上記設定手段で設定された指定解像度より低い
    場合に上記画像情報を隣接する境界部分を重ねて分割す
    る分割手段と、 この分割手段で隣接する境界部分が重ねて分割された画
    像情報を送信する送信手段と、 この送信手段で送信される分割された画像情報に、分割
    しない上記画像情報を付加して送信する制御を行う制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像情報送信装置。
  5. 【請求項5】 原稿の画像を読み取り、読み取った画像
    情報を送信する解像度を指定し、上記画像情報を送信す
    る送信先に発呼し、この発呼に応じて送信先から返送さ
    れる送信先の解像度を含む応答信号を受信し、受信され
    た応答信号に含まれる送信先の解像度が上記指定した解
    像度より低い場合に上記画像情報を分割して送信するよ
    うにしたことを特徴とする画像情報送信方法。
  6. 【請求項6】 ファクシミリ通信機能と複写機能とを有
    する画像形成装置において、 原稿の画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取った画像情報をファクシミリ送信
    する指定解像度を含む設定を行う設定手段と、 この設定手段の設定後、上記画像情報をファクシミリ送
    信する送信先に発呼する発呼手段と、 この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送される送信
    先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信先の
    解像度が上記設定手段で設定された指定解像度より低い
    場合に上記画像情報を分割する分割手段と、 この分割手段で分割された画像情報をファクシミリ送信
    する送信手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ファクシミリ通信機能と複写機能とを有
    する画像形成装置において、 原稿の画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取った画像情報をファクシミリ送信
    する指定解像度を含む設定を行う設定手段と、 この設定手段の設定後、上記画像情報をファクシミリ送
    信する送信先に発呼する発呼手段と、 この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送される送信
    先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信先の
    解像度と上記設定手段で設定された指定解像度とを比較
    する比較手段と、 この比較手段で比較して上記送信先の解像度が上記指定
    解像度より低い場合に解像度変換比率を算出する算出手
    段と、 この算出手段で算出された解像度変換比率に応じて上記
    画像情報を分割する分割手段と、 この分割手段で分割された画像情報をファクシミリ送信
    する送信手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 ファクシミリ通信機能と複写機能とを有
    する画像形成装置において、 原稿を走査して画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取った画像情報をファクシミリ送信
    する指定解像度を含む設定を行う設定手段と、 この設定手段の設定後、上記画像情報をファクシミリ送
    信する送信先に発呼する発呼手段と、 この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送される送信
    先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信先の
    解像度と上記設定手段で設定された指定解像度とを比較
    する比較手段と、 この比較手段で比較して上記送信先の解像度が上記指定
    解像度より低い場合に解像度変換比率を算出する算出手
    段と、 この算出手段で算出された解像度変換比率に応じて上記
    画像情報の分割数を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された分割数が主走査方向と副走査
    方向とで異なる場合に分割数の小さい方の画像情報を拡
    大して大きい方の分割数と一致させる制御を行う制御手
    段と、 この制御手段に制御されて上記決定手段で決定された大
    きい方の分割数で上記画像情報を分割する分割手段と、 この分割手段で分割された画像情報をファクシミリ送信
    する送信手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 ファクシミリ通信機能と複写機能とを有
    する画像形成装置において、 原稿の画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取った画像情報をファクシミリ送信
    する指定解像度を含む設定を行う設定手段と、 この設定手段の設定後、上記画像情報をファクシミリ送
    信する送信先に発呼する発呼手段と、 この発呼手段の発呼に応じて送信先から返送される送信
    先の解像度を含む応答信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された応答信号に含まれる送信先の
    解像度が上記設定手段で設定された指定解像度より低い
    場合に上記画像情報を隣接する境界部分を重ねて分割す
    る分割手段と、 この分割手段で隣接する境界部分が重ねて分割された画
    像情報をファクシミリ送信する送信手段と、 この送信手段でファクシミリ送信される分割された画像
    情報に、分割しない上記画像情報を付加してファクシミ
    リ送信する制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 ファクシミリ通信機能と複写機能とを
    有する画像形成装置のファクシミリ送信方法であって、 原稿の画像を読み取り、読み取った画像情報を送信する
    解像度を指定し、上記画像情報を送信する送信先に発呼
    し、この発呼に応じて送信先から返送される送信先の解
    像度を含む応答信号を受信し、受信された応答信号に含
    まれる送信先の解像度が上記指定した解像度より低い場
    合に上記画像情報を分割して送信するようにしたことを
    特徴とする画像形成装置のファクシミリ送信方法。
JP8127148A 1996-05-22 1996-05-22 画像情報送信装置と画像情報送信方法及び画像形成装置と画像形成装置のファクシミリ送信方法 Pending JPH09312714A (ja)

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JP8127148A JPH09312714A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 画像情報送信装置と画像情報送信方法及び画像形成装置と画像形成装置のファクシミリ送信方法
CN 97111293 CN1172279A (zh) 1996-05-22 1997-05-22 图象信息发送、图象形成设备及其发送和传真发送方法
EP97303492A EP0809390A2 (en) 1996-05-22 1997-05-22 Image information transmitting apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182568A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Brother Ind Ltd ファックス送信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182568A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Brother Ind Ltd ファックス送信システム
JP4725584B2 (ja) * 2008-01-30 2011-07-13 ブラザー工業株式会社 ファックス送信システム

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CN1172279A (zh) 1998-02-04

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