JPH0931264A - ポリプロピレン系樹脂組成物およびその組成物からなる容器 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂組成物およびその組成物からなる容器

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JPH0931264A
JPH0931264A JP7210916A JP21091695A JPH0931264A JP H0931264 A JPH0931264 A JP H0931264A JP 7210916 A JP7210916 A JP 7210916A JP 21091695 A JP21091695 A JP 21091695A JP H0931264 A JPH0931264 A JP H0931264A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明性と耐衝撃性に優れ容器に適するポリプ
ロピレン系樹脂組成物を提供する。 【構成】 (A)プロピレン系重合体98〜50重量% (B)下記(a)〜(d)を満足するエチレン(共)重
合体2〜50重量%、 (a)密度 0.86〜0.
97g/cm (b)メルトフローレート(MFR) 0.01〜50
g/10min (c)分子量分布(Mw/Mn) 1.5〜4.5 (d)組成分布パラメーターCb 2.00以下 (C)他のエチレン系重合体0〜48重量% からなるポリプロピレン系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性と耐衝撃性
の優れるポリプロピレン系樹脂組成物およびその組成物
を用いた透明性と耐衝撃性の優れる食料品、日用雑貨品
用および医療用等の容器に適した高透明性容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】梅干し、漬物などの食料品や種々の日用
雑貨品用の容器または医療用輸液容器などにおいては、
内容物が良く見えるように透明性が高く、耐衝撃性に優
れ、しかも調理、殺菌等が可能なように耐熱性をもつこ
とが要求されている。従来、このような用途には透明性
の良いランダム共重合ポリプロピレン樹脂が用いられる
ことが多いが衝撃強度が十分ではないという問題を有し
ている。このような欠点を改良するために、該ランダム
共重合ポリプロピレン樹脂にエチレン−プロピレン共重
合ゴム(EPR)や低密度ポリエチレン(LDPE)な
どを混合する方法(例えば特開昭58−11536号、
特開昭52−72744号、特開昭52−95759
号)が行われている。しかし、このような組成物では透
明性や耐熱性が低下してしまうなどの欠点があった。こ
れらを解決するためチグラー触媒による超低密度の線状
ポリエチレンを混合することも行われているが、透明性
の低下を抑え衝撃強度の改良を行うためには密度の低い
線状ポリエチレンを混合する必要がある。密度の低い線
状ポリエチレンでは融点が低く耐熱性が低下したり高分
岐度低分子量成分が多く内容物への溶出が多くなり、ま
た全体的に柔らかくなる等、これらの組成物は必ずしも
十分満足のいく改良がなされていなかった。また、耐熱
性、溶出成分の低下を抑えるために線状低密度ポリエチ
レンを混合する方法もあるが、透明性が低下してしまう
欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの要求を満たすことにあり、特に透明性と耐衝撃性に
優れるポリプロピレン系樹脂組成物を提供することにあ
る。他の目的は、前記の組成物を用い、衛生上等の点か
ら内容物が確認できるように透明性が良く、樹脂成分が
内容物に移行しないように樹脂の溶出成分が少なく、殺
菌、調理のための煮沸に耐える程度の耐熱性を有し、か
つ耐衝撃性の優れた容器を提供することにあり、該容器
は食料品、日用雑貨品、医療用などの容器として活用さ
れる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
に沿って鋭意検討した結果、プロピレン系重合体に、狭
い分子量分布と適度の広さの組成分布を有し、一般のメ
タロセン触媒により重合された極めて狭い組成分布を有
するものとは異なるエチレン・α−オレフィン共重合体
と、さらに必要により他のエチレン系重合体および造核
剤を配合することにより透明性、耐熱性を保ちつつ耐衝
撃性の優れたポリプロピレン樹脂組成物が得られ、この
組成物を用いることにより食料品、日用雑貨品、医療用
などの容器として好適な容器が得られることを見出し本
発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明は、第1に、(A)プロ
ピレン系重合体98〜50重量%、(a)密度0.86
〜0.97g/cm、(b)メルトフローレート(M
FR)0.01〜50g/10min、(c)分子量分
布(Mw/Mn)1.5〜4.5、(d)組成分布パラ
メーターCb2.00以下であるエチレン(共)重合体
(B)2〜50重量%、および(C)他のエチレン系重
合体0〜48重量%からなることを特徴とするポリプロ
ピレン系樹脂組成物である。
【0006】本発明は、第2に、上記のポリプロピレン
系樹脂組成物からなる容器である。
【0007】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明の(A)プロピレン系重合体とは、ポリプロピレン
単独重合体、プロピレンとα−オレフィンのブロック共
重合体、プロピレンとα−オレフィンのランダム共重合
体等であり、プロピレンと炭素数2〜8(但し炭素数3
を除く)のα−オレフィンの1種または2種以上との共
重合体であり、中でも特にプロピレン・エチレンランダ
ム共重合体、プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダ
ム共重合体、プロピレン・ブテン−1ランダム共重合体
が透明性と耐衝撃強度を要求される用途には好ましいも
のである。該プロピレン系重合体は、公知技術によりチ
グラー・ナッタ型触媒を用いて重合される。
【0008】上記共重合体中のうちプロピレン・エチレ
ンランダム共重合体のα−オレフィンとして用いられる
エチレンやブテン−1の含量はそれぞれ1〜15重量%
が好ましい。α−オレフィンの含量が1重量%未満の場
合は衝撃強度が十分ではない。また、α−オレフィンの
含量が15重量%を超える場合は剛性が低く容器等とし
て適さなくなる虞が生じる。
【0009】プロピレン・エチレンブロック共重合体の
エチレン含有量は0.5〜15重量%が好ましく、曲げ
弾性率と衝撃強度のバランスを要求される場合に用いら
れる。
【0010】プロピレン単独重合体は高い弾性率と耐熱
性を特に重視する用途の場合に用いられる。
【0011】前記(A)プロピレン系重合体のメルトフ
ローレート(MFR)は0.1〜70g/10min、
さらに好ましくは0.5〜60g/10minのものが
用いられる。MFRが0.1g/10min未満の場合
は流動性が悪く成形が難しくなる。また70g/10m
inを超える場合は衝撃強度が弱く容器として不適当で
ある。これらのMFRは重合された重合体を有機過酸化
物とともに加熱分解し調製したものであっても差し支え
ない。
【0012】本発明の(B)エチレン(共)重合体はエ
チレン単独重合体、あるいはエチレンと炭素数3〜20
のα−オレフィンより選ばれた一種以上との共重合体を
含むものである。この炭素数3〜20のα−オレフィン
としては、好ましくは3〜12のものであり、具体的に
はプロピレン、ブテン−1、4−メチル−ペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1、ドテセ
ン−1、などが挙げられる。また、これらのα−オレフ
ィンの含有量は、合計で通常30モル%以下、好ましく
は20モル%以下の範囲で選択されることが望ましい。
【0013】本発明の(B)エチレン(共)重合体の密
度(a)は、0.86〜0.97g/cm、好ましく
は0.88〜0.945g/cm、より好ましくは
0.895〜0.93g/cmの範囲である。密度が
0.86g/cm未満では剛性、耐熱性が劣り、0.
97g/cm以上では耐衝撃性、耐環境応力劣化(E
SCR)が十分でない。
【0014】本発明の(B)エチレン(共)重合体のM
FR(b)は0.01〜50g/10min、好ましく
は0.1〜20g/10min、さらに好ましくは0.
5〜10g/10minの範囲にあることが望ましい。
なおMFRが0.1g/10min未満では成形加工性
が劣り、50g/10minを超えると耐衝撃性、耐環
境応力劣化などの機械的強度が低下する。
【0015】該エチレン(共)重合体の分子量分布Mw
/Mn(c)の算出方法は、ゲルパーミエイションクロ
マトグラフィー(GPC)により重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)を求め、この比Mw/Mn
を求めるものである。本発明のエチレン(共)重合体の
Mw/Mnは1.5〜4.5であり、好ましくは2.0
〜3.0、さらに好ましくは2.2〜2.9の範囲にあ
ることが望ましい。Mw/Mnが1.5未満では成形加
工性が劣り、4.5以上では耐衝撃性が劣ったり、透明
性が不十分となる。
【0016】本発明のエチレン(共)重合体の組成分布
パラメーターCb(d)は2.00以下であり、共重合
体の場合には1.08〜2.00の範囲、好ましくは
1.10〜1.80、さらに好ましくは1.12〜1.
70の範囲にあることが望ましい。Cb値が2.00以
上では、透明性、耐衝撃性、耐環境応力劣化性の悪化
や、成形品のべたつき、熱収縮が大きくなる恐れがあ
る。また共重合体においてはCb値が1.08未満では
耐熱性が低下する恐れがある。
【0017】前記、該エチレン(共)重合体の組成分布
パラメーターCbの測定法は下記の通りである。
【0018】試料に耐熱安定剤を加え、ODCBに試料
濃度が0.2重量%となるように135℃で加熱溶解す
る。この加熱溶液を、けい藻土(セライト545)を充
填したカラムに移送し充満後0.1℃/minで25℃
まで冷却し、試料をセライト表面に析出沈着する。次
に、このカラムにODCBを一定流量で流しながら、カ
ラム温度を5℃きざみに120℃まで段階的に昇温しな
がら、各温度において、試料を溶解した溶液を採取す
る。この溶液を冷却後メタノールで試料を再沈後、濾
過、乾燥し、各溶出温度における試料を得る。この分別
された試料の重量分率および分岐度(炭素数1000個
あたりの分岐数)を測定する。分岐度の測定は13C−
NMRにより求める。
【0019】このような方法で30℃から90℃で採取
した各フラクションについては次のような、分岐度の補
正を行う。すなわち、溶出温度に対して測定した分岐度
をプロットし、相関関係を最小自乗法で直線に近似し、
検量線を作成する。この近似の相関係数は十分大きい。
この検量線により求めた値を各フラクションの分岐度と
する。なお、溶出温度95℃以上で採取したフラクショ
ンについては溶出温度と分岐度に必ずしも直線関係が成
立しないのでこの補正は行わない。
【0020】次にそれぞれのフラクションの重量分率w
iを、溶出温度5℃当たりの分岐度bの変化量(b
−bi−1)で割って相対濃度cを求め、分岐度に対
して相対濃度をプロットし、組成分布曲線を得る。この
組成分布曲線を一定の輻で分割し、次式より組成分布パ
ラメーターCbを算出する。
【0021】
【式1】
【0022】ここでcとbはそれぞれj番目の区分
の相対濃度と分岐度である。組成分布パラメーターCb
は試料の組成が均一である場合に1.0となり、組成分
布が広がるに従って値が大きくなる。
【0023】なお、エチレン・α−オレフィン共重合体
の組成分布を記述する方法は多くの提案がなされてい
る。例えば特開昭60−88016号では、試料を溶剤
分別して得た各分別試料の分岐数に対して、累積重量分
率が特定の分布(対数正規分布)をすると仮定して数値
処理を行い、重量平均分岐度(Cw)と数平均分岐度
(Cn)の比を求めている。この近似計算は、試料の分
岐数と累積重量分率が対数正規分布からずれると精度が
下がり、市販のLLDPEについて測定を行うと相関係
数Rはかなり低く、値の精度は充分でない。このCw
/Cnと本発明のCbとは、定義および測定方法が異な
る。
【0024】本発明の(B)エチレン(共)重合体は、
25℃におけるODCB可溶分量X(e)は、エチレン
(共)重合体に含まれる高分岐度成分および低分子量成
分の割合を示すものであり、耐熱性の低下や成形品表面
のベタツキの原因をなるため少ないことが望ましい。O
DCB可溶分の量は、共重合体全体のα−オレフィンの
含有量および平均分子量、すなわち密度とMFRに影響
される。従って、前記ODCB可溶分の量X(重量%)
は密度dとMFRの関係が、d−0.008×logM
FR≧0.93を満たす場合は2重量%未満、好ましく
は1重量%未満、さらに好ましくは0.5重量%未満で
あることが望ましい。
【0025】また、dとMFRの関係が、d−0.00
8×logMFR<0.93を満たす場合はX<9.8
×10×(0.9300−d+0.008×logM
FR)+2.0の関係を満足し、好ましくはX<7.
4×10×(0.9300−d+0.008×log
MFR)+1.0、さらに好ましくはX<5.6×1
×(0.9300−d+0.008×logMF
R)+0.5の範囲であることが望ましい。密度、M
FRとODCB可溶分の量が上記の関係を満たすこと
は、共重合体全体に含まれているα−オレフィンが遍在
していないことを示している。
【0026】なお、前記の25℃におけるODCB可溶
分量Xは、下記の方法により測定する。
【0027】すなわち試料0.5gを20mlのODC
Bに加え135℃で2時間加熱し、試料を完全に溶解し
た後、25℃まで冷却する。この溶液を25℃で一晩放
置後、テフロン製フィルターで濾過して濾液を採取す
る。試料溶液である濾液を赤外分光器によりメチレンの
非対称伸縮振動の波数2925cm−1付近の吸収ピー
ク強度を測定し、あらかじめ作成した検量線により濾液
中の試料濃度を算出する。この値より、25℃における
ODCB可溶分を求める。
【0028】本発明のエチレン(共)重合体が、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体の場合は連続昇温溶出分別
法(TREF)により求めた溶出温度−溶出量曲線にお
いて、ピークが複数個ある(f)ことが好ましく、さら
にその高温側のピークが85℃から100℃の間に存在
することが特に好ましい。このピークが存在することに
より、融点が高くなりまた結晶化度が上昇し成形体の耐
熱性および剛性が向上する。図1に本発明の共重合体の
溶出温度一溶出量曲線を示した。図2にはいわゆるメタ
ロセン触媒による共重合体の溶出温度−溶出量曲線であ
り両者は顕著に異なる。
【0029】本発明にかかわるTREFの測定方法は下
記の通りである。試料に耐熱安定剤を加え、ODCBに
試料濃度0.05重量%となるように135℃で加熱溶
解する。この加熱溶液5mlを、ガラスビーズを充填し
たカラムに注入した後、0.1℃/minの冷却速度で
25℃まで冷却し、試料をガラスビーズ表面に沈着す
る。次に、このカラムにODCBを一定流量で流しなが
ら、カラム温度を50℃/hrの一定速度で昇温し、各
温度において溶液に溶解可能な試料を順次溶出させる。
この際、溶剤中の試料濃度はメチレンの非対称伸縮振動
の波数2925cm−1に対する吸収を赤外検出器で連
続的に検出される。この濃度から、溶出温度−溶出量曲
線を得ることができる。
【0030】TREF分析は極少量の試料で、温度変化
に対する溶出速度の変化を連続的に分析出来るため、分
別法では検出出来ない比較的細かいピークの検出が可能
である。
【0031】本発明の前記(B)エチレン(共)重合体
の製造は、好ましくは以下のE1〜E5からなる触媒で
重合することが望ましい。
【0032】すなわち、E1:一般式Me (O
4−p−qで表される化合物(式中Me
はジルコニウム、チタン、ハフニウムを示し、Rおよ
びRは各々炭素数1〜24の炭化水素基、Xはハロ
ゲン原子を示し、pおよびqは各々0≦p<4、0≦p
+q≦4の範囲を満たす整数である)、E2:一般式M
(OR z−m−nで表される化合
物(式中Meは周期律表第I〜III族元素、R
よびRは各々炭素数1〜24の炭化水素基、Xはハ
ロゲン原子または水素原子(ただし、Xが水素原子の
場合はMeは周期律表第III族元素の場合に限る)
を示し、zはMeの価数を示し、mおよびnは各々0
≦m≦z、0≦n≦zの範囲を満たす整数であり、か
つ、0≦m+n≦zである)、E3:共役二重結合を持
つ有機環状化合物、およびE4:有機アルミニウム化合
物と水との反応によって得られるAl−O−Al結合を
含む変性有機アルミニウム化合物、E5:無機担体およ
び/または粒子状ポリマー担体を相互に接触させて得ら
れる触媒である。
【0033】上記触媒成分(E1)の一般式Me
(OR 4−p−qで表される化合物の式中
Meはジルコニウム、チタン、ハフニウムを示す。こ
れらの遷移金属の種類は限定されるものではなく、複数
を用いることもできるが、共重合体の耐候性の優れるジ
ルコニウムが含まれることが特に好ましい。Rおよび
は各々炭素数1〜24の炭化水素基で、好ましくは
炭素数1〜12、さらに好ましくは1〜8であり、具体
的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基な
どのアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル
基、メシチル基、インデニル基、ナフチル基などのアリ
ール基;ベンジル基、トリチル基、フェネチル基、スチ
リル基、ベンズヒドリル基、フェニルブチル基、ネオフ
イル基などのアラルキル基などが挙げられる。これらは
分岐があってもよい。Xはフッ素、ヨウ素、塩素およ
び臭素などのハロゲン原子を示し、pおよびqはそれぞ
れ0≦p<4、0≦q<4、0≦p+q≦4の範囲を満
たし、好ましくは0≦p+q≦4の範囲である。
【0034】上記触媒成分(E1)一般式で示される化
合物の例としては、テトラメチルジルコニウム、テトラ
エチルジルコニウム、テトラベンジルジルコニウム、テ
トラプロポキシジルコニウム、トリプロポキシモノクロ
ロジルコニウム、ジプロポキシジクロロジルコニウム、
テトラブトキシジルコニウム、トリブトキシモノクロロ
ジルコニウム、ジブトキシジクロロジルコニウム、テト
ラブトキシチタン、テトラブトキシハフニウムなどが挙
げられ、これらを2種以上混合して用いても差し支えな
い。
【0035】上記触媒成分(E2)の一般式Me
(OR z−m−nで表される化合物の式中
Meは周期律表第I〜III族元素を示し、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、亜鉛、ホウ素、アルミニウムなどである。Rおよ
びRは各々炭素数1〜24の炭化水素基、好ましくは
炭素数1〜12、さらに好ましくは1〜8であり、具体
的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基な
どのアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル
基、メシチル基、インデニル基、ナフチル基などのアリ
ール基;ベンジル基、トリチル基、フェネチル基、スチ
リル基、ベンズヒドリル基、フェニルブチル基、ネオフ
ィル基などのアラルキル基などが挙げられる。これらは
分岐があってもよい。Xはフッ素、ヨウ素、塩素およ
び臭素などのハロゲン原子または水素原子を示すもので
ある。ただし、Xが水素原子の場合はMeはホウ
素、アルミニウムなどに例示される周期律表第III族
元素の場合に限るものである。また、zはMeの価数
を示し、mおよびnは各々0≦m≦z、0≦n≦zの範
囲を満たす整数であり、かつ、0≦m+n≦zである。
【0036】上記触媒成分(E2)の一般式で示される
化合物の例としては、メチルリチウム、エチルリチウム
などの有機リチウム化合物;ジメチルマグネシウム、ジ
エチルマグネシウム、メチルマグネシウムクロライド、
エチルマグネシウムクロライドなどの有機マグネシウム
化合物;ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛などの有機亜鉛化
合物;トリメチルボロン、トリエチルボロンなどの有機
ボロン化合物;トリメチルアルミニウム、トリエチルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシ
ルアルミニウム、トリデシルアルミニウム、ジエチルア
ルミニウムクロライド、エチルアルミニウムジクロライ
ド、エチルアルミニウムセスキクロライド、ジエチルア
ルミニウムエトキサイド、ジエチルアルミニウムハイド
ライドなどの有機アルミニウム化合物等の誘導体が挙げ
られる。
【0037】上記触媒成分(E3)の共役二重結合を持
つ有機環状化合物とは、環状で共役二重結合を2個以
上、好ましくは2〜4個、さらに好ましくは2〜3個有
する環を1個または2個以上もち、全炭素数が4〜2
4、好ましくは4〜12である環状炭化水素化合物;前
記環状炭化水素化合物が部分的に1〜6個の炭化水素残
基(典型的には、炭素数1〜12のアルキル基またはア
ラルキル基)で置換された環状炭化水素化合物;共役二
重結合を2個以上、好ましくは2〜4個、さらに好まし
くは2〜3個有する環を1個または2個以上もち、全炭
素数が4〜24、好ましくは4〜12である環状炭化水
素基を有する有機ケイ素化合物;前記環状炭化水素基が
部分的に1〜6個の炭化水素残基またはアルカリ金属塩
(ナトリウムまたはリチウム塩)で置換された有機ケイ
素化合物が含まれる。特に好ましくは分子中のいずれか
にシクロペンタジエン構造をもつものが望ましい。
【0038】上記の好適な化合物としては、シクロペン
タジエン、インデン、アズレンまたはこれらのアルキ
ル、アリール、アラルキル、アルコキシまたはアリール
オキシ誘導体などが挙げられる。また、これらの化合物
がアルキレン基(その炭素数は通常2〜8、好ましくは
2〜3)を介して結合(架橋)した化合物も好適に用い
られる。
【0039】環状炭化水素基を有する有機ケイ素化合物
は、下記一般式で表示することができる。
【0040】ASiR4−L
【0041】ここで、Aはシクロペンタジエニル基、置
換シクロペンタジエニル基、インデニル基、置換インデ
ニル基で例示される前記環状水素基を示し、Rはメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基
などのアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基などのアルコキシ基;フェニル基など
のアリール基;フェノキシ基などのアリールオキシ基;
ベンジル基などのアラルキル基で示され、炭素数1〜2
4、好ましくは1〜12の炭化水素残基または水素を示
し、Lは1≦L≦4、好ましくは1≦L≦3である。
【0042】上記成分(E3)の有機環状炭化水素化合
物の具体例は、シクロペンタジエン、メチルシクロペン
タジエン、エチルシクロペンタジエン、1,3−ジメチ
ルシクロペンタジエン、インデン、4−メチル−1−イ
ンデン、4,7−ジメチルインデン、シクロヘプタトリ
エン、メチルシクロヘプタトリエン、シクロオクタテト
ラエン、アズレン、フルオレン、メチルフルオレンのよ
うな炭素数7〜24のシクロポリエンまたは置換シクロ
ポリエン、モノシクロペンタジエニルシラン、ビスシク
ロペンタジエニルシラン、トリスシクロペンタジエニル
シラン、モノインデニルシラン、ビスインデニルシラ
ン、トリスインデニルシラン等が挙げられる。
【0043】触媒成分(E4)の有機アルミニウム化合
物と水との反応によって得られるAl−O−Al結合を
含む変性有機アルミニウム化合物とは、アルキルアルミ
ニウム化合物と水とを反応させることにより、通常アル
ミノキサンと称される変性有機アルミニウムが得られ、
分子中に通常1〜100個、好ましくは1〜50個のA
l−O−Al結合を含有する。また、変性有機アルミニ
ウム化合物は線状でも環状でもいずれでもよい。
【0044】有機アルミニウムと水との反応は通常不活
性炭化水素中で行われる。該不活性炭化水素としては、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の脂肪族、脂環族、芳香族
炭化水素が好ましい。
【0045】水と有機アルミニウム化合物との反応比
(水/Alモル比)は通常0.25/1〜1.2/1、
好ましくは0.5/1〜1/1であることが望ましい。
【0046】触媒成分(E5)の無機物担体および/ま
たは粒子状ポリマー担体とは、炭素質物、金属、金属酸
化物、金属塩化物、金属炭酸塩またはこれらの混合物あ
るいは熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等が挙げられる。該
無機物担体に用いることができる好適な金属としては、
鉄、アルミニウム、ニッケルなどが挙げられる。
【0047】具体的にはSiO、Al、Mg
O、ZrO、TiO、B、CaO、ZnO、
BaO、ThO等またはこれらの混合物が挙げられ、
SiO−Al、SiO−V、SiO
−TiO、SiO−V、SiO−MgO、
SiO−Cr等が挙げられる。これらの中でも
SiOおよびAlからなる群から選択された少
なくとも1種の成分を主成分とするものが好ましい。
【0048】また、有機化合物としては、熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂のいずれも使用でき、具体的には、粒
子状のポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリス
チレン、ポリノルボルネン、各種天然高分子およびこれ
らの混合物等が挙げられる。
【0049】上記無機物担体および/または粒子状ポリ
マー担体は、このまま使用することもできるが、好まし
くは予備処理としてこれらの担体を有機アルミニウム化
合物やAl−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
化合物などに接触処理させた後に成分(E5)として用
いることもできる。
【0050】本発明の(B)エチレン(共)重合体の製
造方法は、気相法、スラリー法、溶液法等で製造され、
一段重合法、多段重合法など特に限定されるものではな
い。
【0051】本発明の(C)他のエチレン系重合体は、
(B)成分とともに(A)成分の衝撃強度を改良するも
ので(A)+(B)+(C)を100重量%とした場
合、これら全樹脂成分の48重量%以下の量で必要に応
じて混合されるものである。なお成分(B)は2重量%
未満であるとポリプロピレンの改質効果がなく、機械的
特性が不良であり、50重量%を超えると剛性が低くな
りすぎる。また(C)成分が48重量%を超えるとポリ
プロピレンの特性が薄れ剛性が低くなりすぎる。
【0052】前記(C)成分の一つである(C1)密度
0.86〜0.97g/cmのチグラー触媒によるエ
チレン重合体およびエチレン・α−オレフィン共重合体
は従来のイオン重合法により重合されるものでありいわ
ゆるチグラー型触媒の他にフイリップス触媒により重合
される共重合体も含むものであり、具体的には高密度ポ
リエチレン(HDPE)、線状中密度ポリエチレン(M
DPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超
低密度ポリエチレン(VLDPE)等挙げられる。
【0053】本発明の高密度ポリエチレン(HDPE)
とは密度が0.95〜0.97g/cm、線状中・低
密度ポリエチレン(MDPE、LLDPE)とは、密度
が0.91〜0.95g/cmであり、本発明では好
ましくは0.91〜0.94g/cm(LLDPE)
の範囲である。またMFRは0.1〜20g/10mi
n、好ましくは0.5〜15g/10min、さらに好
ましくは0.7〜10g/10minの範囲で選択され
る。溶融張力は0.3〜12.0g、好ましくは0.4
〜10.0g、さらに好ましくは0.5〜7.5gであ
る。Mw/Mnは2.5〜5、好ましくは3〜4.5で
ある。
【0054】本発明の超低密度ポリエチレン(VLDP
E)とは、密度が0.86〜0.91g/cm未満、
好ましくは0.88〜0.905g/cm、MFRは
0.1〜20g/10min、好ましくは0.5〜10
g/10minの範囲で選択される。該超低密度ポリエ
チレン(VLDPE)は、直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)とエチレン・α−オレフィン共重合体ゴ
ム(EPR、EPDM)との中間の性状を示すポリエチ
レンを有しており、示差走査熱量測定法(DSC)によ
る最大ピーク温度(T)60℃以上、かつ沸騰n−ヘ
キサン不溶分10重量%以上の性状を有する特定のエチ
レン・α−オレフィン共重合体であり、少なくともチタ
ンおよび/またはバナジウムを含有する固体触媒成分と
有機アルミニウム化合物とからなる触媒を用いて重合さ
れ、直鎖状低密度ポリエチレンが示す高結晶部分とエチ
レン・α−オレフィン共重合体ゴムが示す非晶部分とを
合わせ持つ樹脂であって、前者の特徴である機械的強
度、耐熱性などと、後者の特徴であるゴム状弾性、耐低
温衝撃性などがバランスよく共存している。
【0055】上記(C1)のエチレン・α−オレフィン
共重合体のα−オレフィンとしては、炭素数3〜12、
好ましくは3〜10の範囲であって、具体的にはプロピ
レン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン
−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等を挙
げることができる。
【0056】これらα−オレフィンの含有量は40モル
%以下の範囲で選択されることが好ましい。
【0057】本発明の第2のC成分は、(C2)高圧ラ
ジカル重合による低密度ポリエチレン、エチレン・ビニ
ルエステル共重合体、エチレン・α、β−不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体との共重合体である。
【0058】上記低密度ポリエチレン(LDPE)は、
MFR(メルトフローレート)は0.1〜20g/10
min、好ましくは0.5〜15g/10min、さら
に好ましくは1.0〜10g/10minである。この
範囲内であれば組成物の溶融張力が適切な範囲となりフ
ィルムやシートの場合では成形がし易い。また密度は
0.91〜0.94g/cm、好ましくは0.912
〜0.935g/cm、さらに好ましくは0.912
〜0.930g/cmであり、溶融張力は1.5〜2
5gは、好ましくは3〜20g、さらに好ましくは3〜
15gである。また、Mw/Mnは3.0〜10、好ま
しくは4.0〜8.0である。
【0059】前記のエチレン・ビニルエステル共重合体
とは、高圧ラジカル重合法で製造されるエチレンを主成
分とするプロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、カプロン酸
ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステア
リン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビニルなどのビニルエ
ステル単量体との共重合体である。これらの中でも特に
好ましいものとしては、酢酸ビニルを挙げることができ
る。すなわち、エチレン50〜99.5重量%、ビニル
エステル0.5〜50重量%、他の共重合可能な不飽和
単量体0〜49.5重量%からなる共重合体が好まし
い。特にビニルエステル含有量は3〜20重量%、好ま
しくは5〜15重量%の範囲である。
【0060】これら共重合体のMFRは、0.1〜20
g/10min、好ましくは0.3〜10g/10mi
nであり、溶融張力は2.0〜25g、好ましくは3〜
20gである。
【0061】前記のエチレン・α、β−不飽和カルボン
酸またはその誘導体との共重合体の代表的な共重合体と
しては、エチレン・(メタ)アクリル酸またはそのアル
キルエステル共重合体が挙げられ、これらのコモノマー
としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピ
ル、アクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロピ
ル、アクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸−n−ブチ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘ
キシル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、
アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、アク
リル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等を挙げる
ことができる。この中でも特に好ましいものとして(メ
タ)アクリル酸のメチル、エチル等のアルキルエステル
を挙げることができる。特に(メタ)アクリル酸エステ
ル含有量は3〜20重量%、好ましくは5〜15重量%
の範囲である。
【0062】これら共重合体のMFRは、0.1〜20
g/10min、好ましくは0.3〜10g/10mi
nであり、溶融張力は2.0〜25g、好ましくは3〜
20gである。
【0063】本発明においては樹脂成分100重量部に
対して(D)造核剤を0.01〜2重量部添加すると透
明性が改良され特に望ましい。造核剤(D)はポリオレ
フィン用の造核剤として透明性、剛性等を改良するため
に用いられるものでありソルビトール化合物、カルボン
酸の金属塩、芳香族リン酸エステル系化合物、無機化合
物のシリカ、タルクなどが挙げられる。
【0064】ソルビトール化合物としては例えばジベン
ジリデンソルビトール、1,3,2,4−ジー(メチル
ベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−(エチ
ルベンジリテン)ソルビトール、1,3,2,4−(メ
トキシベンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−
(エトキシベンジリデン)ソルビトールなどを挙げられ
る。
【0065】カルボン酸の金属塩としては例えばアジピ
ン酸ナトリウム、アジピン酸カリウム、アジピン酸アル
ミニウム、セバシン酸ナトリウム、セバシン酸カリウ
ム、セバシン酸アルミニウム、安息香酸ナトリウム、安
息香酸アルミニウム、ジ−パラ−t−ブチル安息香酸ア
ルミニウム、ジ−パラ−t−ブチル安息香酸チタン、ジ
−パラ−t−ブチル安息香酸クロム、ヒドロキシ−ジ−
t−ブチル安息香酸アルミニウムなどを挙げることがで
きる。
【0066】本発明における造核剤は前記のソルビトー
ル化合物、カルボン酸の金属塩、無機化合物も使用され
るが、中でも芳香族リン酸エステル系化合物が臭気も少
なく最も好ましく用いられる。
【0067】芳香族リン酸エステル系化合物としては具
体的には以下の式2〜8の一般式で表される構造を有す
るものである。
【0068】
【化1】
【0069】(式中、R、Rは水素原子あるいは炭
素数1〜9のアルキル基を示し、Mは周期律表第I族
の金属原子を示す。)
【0070】
【化2】
【0071】(式中、R、Rは水素原子または炭素
数1〜9のアルキル基を示しRは水素原子あるいは炭
素数1〜4のアルキル基を示す。また、Mは周期律表
第I族、第II族、第III族の金属原子を示し、aは
の原子価を示す。
【0072】
【化3】
【0073】(式中、Rは水素原子または炭素原子数
1〜4のアルキル基を示し、R、Rはそれぞれ水素
原子あるいは炭素数1〜12のアルキル基、シクロアル
キル基、アリール基またはアラルキル基を示す。
【0074】
【化4】
【0075】
【化5】
【0076】(式中、Xは直接結合、アルキレン基また
はアルキリデン基を示し、R、R10、R11、R
12、R13はそれぞれ水素原子あるいは炭素数1〜1
2のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基または
アラルキル基を示す。またAはアンモニウムイオンまた
は有機アンモニウムイオンを示し、mおよびnはそれぞ
れ1〜6を示す。)
【0077】
【化6】
【0078】(式中、R14はそれぞれ水素原子あるい
は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R15、R16
水素原子あるいは炭素数1〜12のアルキル基を示し、
は周期律表第III族、第IV族の金属原子を示
し、YはMが周期律表第III族の時−OH基を、M
が周期律表第IV族の時=OH基および−(OH)
基を示す。)
【0079】
【化7】
【0080】(式中、R17はそれぞれ水素原子あるい
は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R18、R19
水素原子あるいは炭素数1〜12のアルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、アラルキル基を示し、Zは−
OH基あるいは−ONH 基を示す。)
【0081】上記式2〜8で表される芳香族リン酸エス
テル系化合物の代表例としては、旭電化工業札の商品名
MARK NA−10、MARK NA−11、MAR
KNA−21等の市販品が挙げられ、これらは単独ある
いは2種類以上混合して用いられる。
【0082】これら造核剤の添加量は樹脂混合物100
重量部に対して0.01〜2重量部、好ましくは0.0
3〜1重量部である。0.01重量部未満では透明性の
改良が十分でなく、2重量部を超えると添加量を増やし
た割に効果が変わらず不経済であるのみならず臭いが強
くなるなどの弊害が生じる。
【0083】本発明における容器とは、上記組成物から
成形されるものであって、透明性、耐衝撃性等に優れる
ことから例えば梅干し、漬物、菓子などの食料品などの
食品容器、衣料、事務用品などの日用雑貨品容器、輸
血、輸液用容器や注射筒など医療用容器等に利用され
る。また、該容器の成形方法は、射出成形法、押出成形
法、中空成形法、シート成形法など、特に制限はないが
中でも射出成形法が最も望ましいものである。
【0084】本発明においては、発明の特性を本質的に
損なわない範囲において、必要に応じて酸化防止剤は勿
論のこと滑剤、帯電防止剤、防曇剤、顔料、紫外線吸収
剤、分散剤などの公知の添加剤を添加することができ
る。
【0085】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。なお本実施例に用いた試験法は以下の通りである。 (物性試験方法) ポリプロピレンおよび組成物 MFR :JIS K6758に準拠し
た。 曲げ弾性率 :ASTM D790に準拠し
た。 アイゾット衝撃試験 :JIS K6758に準拠し
た。 デュポン衝撃試験 :厚さ2mm直径50mmの試験
片を射出成形し東洋精機(株)製デュポン衝撃試験機に
て測定した。 ヘイズ :厚さ2mm直径50mmの試験
片を射出成形しJIS K7105の規定による直読ヘ
イズコンピューター(商品名:HGH−2DP、スガ試
験機(株)製)で測定した曇り度を示す。 耐熱性(熱変形温度):JIS K7207に準拠し
た。 臭気 :組成物の臭いを嗅いで調べた。 ○:臭気なし △:臭気ややあり エチレン・α−オレフィン共重合体 密度 :JIS K6760に準拠し
た。 MFR :JIS K6760に準拠し
た。 Mw/Mn :GPC ウォータース150型 溶媒:ODCB 135℃ カラム:東ソー(株)製GMM HR−H(S) 検量線:PS標準試料による
【0086】(射出成形機による成形条件) 射出成形機 :(株)日本製鋼所 JSW10
0 型締力100TON 成形樹脂温度 :220℃ クッション成形 金型温度 :50℃
【0087】(添加剤成分) (ア)造核剤 ソルビトール系化合物 (DBS)新日本理化(株) ゲルオールMD 芳香族リン酸エステル化合物 (NA−10)旭電化(株) MARK NA−10 (NA−21)旭電化(株) MARK NA−21
【0088】(エチレン・α−オレフィン共重合体の重
合) 固体触媒の調製 窒素下で電磁誘導攪拌機付き触媒調製器(No.1)に
精製トルエンを加え、ついでジプロポキシジクロロジル
コニウム(Zr(OPr)Cl)28gおよびメチ
ルシクロペンタジエン48gを加え、0℃に系を保持し
ながらトリデシルアルミニウムを45gを滴下し、滴下
終了後、反応系を50℃に保持して16時間攪拌した。
この溶液をA液とする。次に窒素下で別の攪拌器付き触
媒調製器(No.2)に精製トルエンを加え、前記A溶
液と、ついでメチルアルミノキサン6.4molのトル
エン溶液を添加し反応させた。これをB液とする。
【0089】次に窒素下で攪拌器付き調製器(No.
1)に精製トルエンを加え、ついであらかじめ400℃
で所定時間焼成処理したシリカ(富士デビヒン社製、グ
レード#952、表面積300m/g)1400gを
加えた後、前記B溶液の全量を添加し、室温で攪拌し
た。ついで窒素ブローにて溶媒を除去して流動性の良い
固体触媒粉末を得た。これを触媒Cとする。
【0090】試料B1、B2の重合 連続時の流動床気相法重合装置を用い、重合温度70
℃、全圧20kgf/cmGでエチレンとブテン−1
の共重合を行った。前記触媒Cを連続的に供給して重合
を行い、系内のガス組成を一定に保つため、各ガスを連
続的に供給しながら重合を行った。なお、試料量が足り
ない場合はこれらの操作を繰り返して必要量を得た。
【0091】また、生成した共重合体の物姓は以下の通
りである。
【0092】試料B3の重合 コモノマーとしてオクテン−1を用いてB1の重合と全
く同様にして重合し試料B3を得た。なお、生成した共
重合体の物性は以下の通りである。
【0093】使用した樹脂は以下の通り (A)ポリプロピレン (A1)プロピレン・エチレンランダム共重合体(RP
Pと称す) MFR:32g/10min.、エチレン含有量:4.
3重量% (A2)プロピレン・単独重合体(HPPと称す) MFR:30g/10min.を同じくMFR:42g
/10min.に調製 (A3)プロピレン・エチレンブロック共重合体(BP
Pと称す) MFR:45g/10min.、エチレン含有量:7.
7重量% (B)エチレン・α−オレフィン共重合体 (B1〜B3)前記の方法で重合した。 (C)他のエチレン系共重合体 (C1)低密度線状ポリエチレン(LLDPEと称す) 四塩化チタン、トリエチルアルミニウム触媒を用い気相
法にてエチレンと1−ブテンを共重合して得た。(MF
R:2.0g/10min.、密度:0.920g/c
) (C2)超低密度線状ポリエチレン(VLDPEと称
す) 四塩化チタン、トリエチルアルミニウム触媒を用い気相
法にてエチレンと1−ブテンを共重合して得た。(MF
R:1.0g/10min.、密度:0.900g/c
) (C3)低密度ポリエチレン(HPLDPEと称す) 日石レクスロンF31(日本石油化学(株)製)MF
R:2.0g/10min.、密度:0.924g/c
【0094】(実施例1) (A)プロピレン・エチレンランダム共重合体(RP
P)80重量%、(B)エチレン・α−オレフィン共重
合体として(B1)20重量%に酸化防止剤としてチバ
ガイギー(株)製イルガフォス 168を0.05重量
%、帯電防止剤として理研ビタミン(株)製リケマール
S−100A0.15重量%と花王石鹸(株)製カル
コール80を0.1重量%、酸吸収剤としてステアリン
酸カルシウム0.08重量%、離型剤であるオレイン酸
アミド0.13重量%を加えをヘンシェルミキサーで約
30秒間均一になるよう混合した後射出成形をおこなっ
た。曲げ弾性率:9,200kgf/cm、アイゾッ
ト衝撃強度:5.8kgf・cm/cm、デュポン衝
撃強度:270kgf・cm、熱変形温度:84℃であ
った。
【0095】(実施例2〜8)表1に示したように
(A)プロピレン・エチレンランダム共重合体に、上記
重合例に示した(B)エチレン・α−オレフィン共重合
体あるいは、(C)他のエチレン系重合体および酸化防
止剤としてチバガイギー(株)製イルガフォス 168
を0.05重量%、帯電防止剤として理研ビタミン
(株)製リケマール S−100A0.15重量%と花
王石鹸(株)製カルコール80を0.1重量%、酸吸収
剤としてステアリン酸カルシウム0.08重量%、離型
剤であるオレイン酸アミド0.13重量%と(D)造核
剤を0.3%重量部を加えヘンシェルミキサーで約30
秒間均一になるよう混合した後射出成形を行った。結果
を表−1に示す。
【0096】(実施例9)A成分として(A1)(RP
P)を60重量%、B成分として(B1)40重量%、
D成分として(NA−21)を0.3重量部加え、実施
例1と全く同様の操作を行った。組成物はMFR:22
g/10min.、曲げ弾性率:7,000kgf/c
、アイゾット衝撃強度:18kgf・cm/c
、デュポン衝撃強度:300kgf・cm以上、:
熱変形温度:73℃、臭気:良好、であり全体的に衝撃
強度が優れた組成物である。
【0097】(実施例10)A成分として(A3)(B
PP)を80重量%、B成分として(B1)20重量
%、D成分として(NA−21)を0.3重量部加え、
実施例1と全く同様の操作を行った。組成物はMFR:
38g/10min.、曲げ弾性率:12,500kg
f/cm、アイゾット衝撃強度:11kgf・cm/
cm、デュポン衝撃強度:300kgf・cm以上:
熱変形温度:105℃、臭気:良好、であり曲げ弾性率
と衝撃強度のバランスが良い組成物である。
【0098】(実施例11)A成分として(A2)(H
PP)を80重量%、B成分として(B1)20重量
%、D成分として(NA−21)を0.3重量部加え、
実施例1と全く同様の操作を行った。組成物はMFR:
26g/10min.、曲げ弾性率:15,400kg
f/cm、熱変形温度:114℃、臭気:良好、であ
り曲げ弾性率が大きく耐熱性の優れた組成物である。
【0099】(比較例1)樹脂成分としてプロピレン・
エチレンランダム共重合体(A1)(RPP)のみを用
い実施例1と同様の試験を行った。結果を表2に示し
た。衝撃強度が不良である。
【0100】(比較例2)(B)成分としてチグラー触
媒によるLLDPE(C1)を用い、その他は実施例1
と同様の試験を行った。結果を表2に示す。透明性が不
良である。
【0101】(比較例3)(B)成分としてチグラー触
媒によるVLDPE(C2)を用い、その他は実施例1
と同様の試験を行った。結果を表2に示す。曲げ弾性
率、耐熱性が低めであるという割には透明性、アイゾッ
ト衝撃値が不十分である。
【0102】(比較例4)(B)成分として高圧ラジカ
ル重合によるHPLDPE(C3)を用い、その他は実
施例1と同様の試験を行った。結果を表2に示す。特に
デュポン衝撃強度が悪く、透明性も不十分である。
【0103】
【発明の効果】プロピレン系重合体に分子量分布が狭
く、組成分布が適度な広さを有する特定のエチレン・α
−オレフィン共重合体またはエチレン重合体および造核
剤を配合することによりプロピレン系重合体の透明性、
耐熱性と衝撃強度のバランスの良い組成物を提供するこ
とが可能となる。また該組成物を用いた容器は透明性、
耐熱性、耐衝撃性に優れまた樹脂成分の溶出も少ないも
のである。
【0104】
【表1】
【0105】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共重合体の溶出温度−溶出量曲線を示
す。
【図2】代表的なメタロセン触媒による共重合体の溶出
温度一溶出量曲線を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)プロピレン系重合体98〜50重
    量% (B)下記(a)〜(d)を満足するエチレン(共)重合体2〜50重量%、 (a)密度 0.86〜0.97g/cm (b)メルトフローレート(MFR) 0.01〜50g/10min (c)分子量分布(Mw/Mn) 1.5〜4.5 (d)組成分布パラメーターCb 2.00以下 (C)他のエチレン系重合体0〜48重量% からなることを特徴とするポリプロピレン系樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記(B)エチレン(共)重合体が、 (e)25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODC
    B)可溶分の量X(重量%)と密度dおよびMFRが イ)d−0.008×logMFR≧0.93の場合 X < 2.0 ロ)d−0.008×logMFR<0.93の場合 X<9.8×10×(0.9300−d+0.008
    ×logMFR)+2.0 (式1) を満足することを特徴とする請求項1に記載のポリプロ
    ピレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記(B)エチレン(共)重合体が、 (f)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
    −溶出量曲線のピークが複数であることを特徴とする請
    求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記(C)他のエチレン系重合体が、下
    記の重合体から選択された少なくとも1種であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のポリプロピレン系
    樹脂組成物。 〔エチレン系重合体〕 (C1)密度0.86〜0.97g/cmのチグラー
    触媒によるエチレン重合体およびエチレン・α−オレフ
    ィン共重合体 (C2)高圧ラジカル重合による低密度ポリエチレン、
    エチレン・ビニルエステル共重合体、エチレン・α、β
    −不飽和カルボン酸またはその誘導体との共重合体
  5. 【請求項5】 樹脂成分100重量部に対し、 (D)造核剤0.01〜2重量部 を配合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のポ
    リプロピレン系樹脂組成物からなる容器。
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