JPH09312566A - クロック発生回路 - Google Patents

クロック発生回路

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JPH09312566A
JPH09312566A JP8125904A JP12590496A JPH09312566A JP H09312566 A JPH09312566 A JP H09312566A JP 8125904 A JP8125904 A JP 8125904A JP 12590496 A JP12590496 A JP 12590496A JP H09312566 A JPH09312566 A JP H09312566A
Authority
JP
Japan
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signal
circuit
clock signal
frequency
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP8125904A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yanagiuchi
弘 柳内
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デューティ比および位相ずれを任意に設定で
きるクロック信号を発生でき、かつ基準クロック信号に
対して追従性が良く、精度の高いクロック発生回路を実
現する。 【解決手段】 基準クロック信号をL×M逓倍したクロ
ック信号dloに基づき、遅延回路W2 ,W3 ,…,W
2k-2,W2k-1により、遅延信号S2 ,S3 ,…,
2k-2,S2k-1を発生し、ANDゲートAGT0 ,AG
1 ,AGT2 ,…,AGT2k-2,AGT2k-1により、
デューティ比1:(2M−1)、位相ずれ0〜(2M−
1)π/Mのクロック信号fO1〜fO2k-1 を生成して出
力するので、基準クロック信号に追従性が良く、精度が
高い、かつ、デューティ比および位相ずれを任意に設定
できるクロック信号を生成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号のデ
ューティ比および位相ずれを任意に設定可能なクロック
発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ある基準クロック信号に対して、所定の
デューティ比(Duty ratio)および位相差をもつクロッ
ク信号を生成する要求がしばしばある。なお、ここでデ
ューティ比はクロック信号におけるハイレベルの期間と
ローレベルの期間との比を意味する。一般的に、遅延回
路などを用いて、ハイレベルの期間と位相のずれを規定
することで所定のデューティ比および位相差をもつクロ
ック信号を発生する。例えば、デューティ比が1:3の
クロック信号は、ハイレベル期間がT/4、ローレベル
の期間が3T/4である。ここで、Tはクロック信号の
周期である。一般的に、デューティ比が1:3、T/4
づつ位相のずれたクロック信号を生成する場合、T/4
に相当する遅延時間TD を遅延回路で生成し、ハイレベ
ルの期間と位相のずれを規定することでクロック信号を
生成する方法が用いられている。
【0003】図5はこのように基準クロック信号に対し
て、デューティ比が1:3で、位相ずれが0,T/4,
T/2,3T/4のクロック信号を発生する場合の一例
を示す波形図である。図5に示すように、基準クロック
信号Sref に対して、T/4に相当する時間TD の遅延
を発生する遅延回路により、T/4の時間差を発生さ
せ、そして、基準クロック信号とT/4の時間差をもつ
遅延信号との論理演算により、デューティ比が1:3
で、位相ずれがT/4,T/2,3T/4のクロック信
号が発生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の生成方法では、その精度には限界がある。たとえ
ば、生成された位相ずれのクロック信号の精度は、遅延
回路の精度で決まり、遅延回路を多用することによりさ
らに精度が低下する。また、遅延回路による生成方法で
は、基準クロック信号の周波数変化に対する追従性が悪
い。追従性を向上しようとすれば、遅延時間TD を発生
するためのみにPLL(Phase Locked L
oop)回路などを必要とし、効率が悪い。さらに、遅
延時間TD の生成方法では、決まった範囲でのデューテ
ィ比および位相ずれクロック信号しか生成できないとい
う問題がある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、基準クロック信号に対して精度
の高いデューティ比および位相ずれをもつクロック信号
を発生でき、かつ基準クロック信号の周波数の変動に追
従性が良く、デューティ比および位相ずれを任意に設定
できるクロック発生回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力信号と基準クロック信号との位相を
比較し、比較結果に応じた制御信号を出力する位相比較
回路と、上記制御信号を受けて、実数Mで規定された逓
倍数をもって周波数逓倍した逓倍信号を出力する周波数
逓倍回路と、上記逓倍信号を受けて、当該逓倍信号をM
分周した分周信号を上記位相比較回路に出力し、かつ、
上記M分周した分周信号に同期し、予め設定したデュー
ティ比をもつ信号を生成する信号生成回路とを有する。
【0007】また、本発明では、好適には上記実数Mは
外部からの入力信号に応じて設定されている。さらに、
上記信号生成回路と上記位相比較回路との間に、上記信
号生成回路のM分周信号を実数Lで規定された分周比で
分周して、上記被比較信号として上記位相比較回路に入
力させる第2の分周回路が設けられている。
【0008】本発明によれば、位相比較回路により、基
準クロック信号とM分周回路からの分周信号との位相が
比較され、比較結果に応じて、周波数逓倍回路により基
準クロック信号の周波数がMで規定された逓倍率をもっ
て逓倍された逓倍信号が発生される。そして、信号生成
回路により、逓倍信号をM分周された分周信号が発生さ
れて位相比較回路に帰還される。これにより、基準クロ
ック信号に追従し、常にに基準クロック信号に位相同期
した逓倍信号が得られる。さらに、信号生成回路におい
て、遅延回路により逓倍信号が任意の周期分遅延した
後、例えば、出力レベルがハイレベルにセットされ、外
部信号により出力レベルがリセットされる遅延信号が発
生され、少なくとも一つ以上の遅延回路により発生され
た遅延信号により、デューティ比および位相ずれが任意
設定されるクロック信号が生成される。
【0009】この結果、基準信号に対して、デューティ
比および位相ずれが任意に設定されるクロック信号を発
生でき、かつ発生したクロック信号の精度が高く、基準
信号に対する追従性が良い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るクロック発生
回路の一実施形態を示す回路図である。図1において、
10は位相比較器、20はカウンタ、30は周波数逓倍
器、40はプログラマブルパルス生成回路、50はプロ
グラマブル分周器、Tfin は基準クロック信号finの
入力端子をそれぞれ示している。
【0011】位相比較器10は入力端子Tfin から入力
された基準クロック信号finとプログラマブル分周器
50からの分周信号S50との位相を比較し、比較結果
に応じたアップ/ダウン制御信号S10をカウンタ20
に出力する。例えば、基準クロック信号finに対して
分周信号S50の位相が進んでいる場合にはカウントダ
ウンを指示する制御信号S10をカウンタ20に出力
し、その逆の場合にはカウントアップを指示する制御信
号S10をカウンタ20に出力する。
【0012】カウンタ20は位相比較器10からのアッ
プ/ダウン制御信号S10に応じて、カウンタ値をカウ
ントアップまたはカウントダウンし、例えば、(l+
m)ビットのカウンタ値S20を設定し、周波数逓倍器
30に出力する。
【0013】周波数逓倍器30はカウンタ20からのカ
ウンタ値S20に基づき、発振周波数を決定し、入力さ
れた基準クロック信号finに対して、L×M(ただ
し、L,Mは実数)逓倍したクロック信号dloを発生
し、プログラマブルパルス生成回路40に出力する。な
お、ここで、実数Lはプログラマブル分周器50に入力
されたlビットの分周制御信号SLにより設定され、実
数Mはプログラマブルパルス生成回路40に入力された
mビットの分周制御信号SMにより設定されている。
【0014】プログラマブルパルス生成回路40は周波
数逓倍器30からのクロック信号dloを受けて、外部
から入力された分周制御信号SMに応じて、これをM分
周してクロック信号fO を生成し、プログラマブル分周
器50に出力するとともに、クロック信号fO に対し
て、デューティ比が1:2M−1、位相ずれが0〜(2
M−1)π/Mのクロック信号fO0〜fO2k-1 を発生し
て出力する。なお、ここで、kの値は分周制御信号SM
のビット数mに応じて設定され、(k=2m )である。
【0015】プログラマブル分周器50はプログラマブ
ルパルス生成回路40からのクロック信号fO を受け
て、外部からのlビットの分周制御信号SLに応じて、
プログラマブルパルス生成回路40からのクロック信号
O を分周制御信号SLにより設定された実数Lに基づ
いてL分周して、分周信号S50を発生し、位相比較器
10に出力する。
【0016】図示のように、位相比較器10、カウンタ
20、周波数逓倍器30、プログラマブルパルス生成回
路40およびプログラマブル分周器50により、PLL
回路が構成され、このPLL回路により、入力された基
準クロック信号に対して、デューティ比および位相ずれ
が任意に設定されるクロック信号が発生される。
【0017】図2はプログラマブルパルス生成回路40
の一構成例を示す回路図である。図示のように、プログ
ラマブルパルス生成回路40は2k個のANDゲートA
GT0 ,AGT1 ,AGT2 ,…,AGT2k-2,AGT
2k-1、(2k−2)個の遅延回路W2 ,W3 ,…,W
2k-2,W2k-1、(2k−2)個のインバータINV 2
INV3 ,…,INV2k-2,INV2k-1、ORゲートO
GT1 、NORゲートNRGT1 、RSフリップフロッ
プRSF1 、プログラマブル分周回路41、パルス選択
回路42とにより構成されている。
【0018】ANDゲートAGT0 ,AGT1 ,AGT
2 ,…,AGTk-2 ,AGT2k-1は三入力のANDゲー
トである。ANDゲートAGT0 の一つの入力端子が電
源電圧VCCの供給線1に接続され、一つの入力端子がク
ロック信号dloの入力端子Tdlo に接続され、もう一
つの入力端子がインバータINV2 の出力端子に接続さ
れている。偶数番目のANDゲートAGT2j(j=1,
2,…,k−2)においては、一つの入力端子が遅延回
路W2jにおける遅延信号S2jの出力端子selに接続さ
れ、一つの入力端子がクロック信号dloの入力端子T
dlo に接続され、もう一つの入力端子が遅延回路W2j+2
からの遅延信号S2j+2の反転信号を出力するインバータ
INV2j+2の出力端子に接続されている。そして、AN
DゲートAGT2k-2において、一つの入力端子が電源電
圧VCCの供給線1に接続され、一つの入力端子がクロッ
ク信号dloの入力端子Tdlo に接続され、もう一つの
入力端子が遅延回路W2k-2における遅延信号S2k-2の出
力端子selに接続されている。
【0019】NORゲートNRGT1 の一方の入力端子
がクロック信号dloの入力端子T dlo に接続され、他
方の入力端子がRSフリップフロップRSF1 の反転出
力端子に接続されている。RSフリップフロップRSF
1 のセット信号入力端子Sはクロック信号dloの入力
端子Tdlo に接続され、リセット信号入力端子Rはシス
テムリセット信号RSTの入力端子TRST に接続されて
いる。
【0020】ANDゲートAGT1 の一つの入力端子が
電源電圧VCCの供給線1に接続され、一つの入力端子が
NORゲートNRGT1 の出力端子に接続され、もう一
つの入力端子がインバータINV3 の出力端子に接続さ
れている。奇数番目のANDゲートAGT2j+1(j=
1,2,…,k−2)においては、一つの入力端子が遅
延回路W2j+1における遅延信号S2j+1の出力端子sel
に接続され、一つの入力端子がNORゲートNRGT1
の出力端子に接続され、もう一つの入力端子が遅延回路
2j+3からの遅延信号S2j+3の反転信号を出力するイン
バータINV2j+3の出力端子に接続されている。そし
て、ANDゲートAGT2k-1において、一つの入力端子
が電源電圧VCCの供給線1に接続され、一つの入力端子
がNORゲートNRGT1 の出力端子に接続され、もう
一つの入力端子が遅延回路W2k-1における遅延信号S
2k-1の出力端子selに接続されている。
【0021】ANDゲートAGT0 ,AGT1 ,…,A
GT2k-2,AGT2k-1の出力信号がクロック信号fO0
O1,…,fO2k-2 ,fO2k-1 として出力される。
【0022】プログラマブル分周回路41は外部から入
力された分周制御信号SMにより、分周比Mが設定され
る。なお、ここで、Mは実数とする。入力端子Tdlo
入力されたクロック信号dloがプログラマブル分周回
路41によりM分周され、分周信号fO が図1に示すプ
ログラマブル分周器50に出力される。
【0023】パルス選択回路42はANDゲートAGT
0 ,AGT1 ,…,AGT2k-2,AGT2k-1から出力さ
れたクロック信号fO0,fO1,…,fO2k-2 ,fO2k-1
を受けて、外部から入力された分周制御信号SMに応じ
て、これらのクロック信号の中から一つ選択して、それ
に応じて遅延回路リセット信号WRTを発生し、ORゲ
ートOGT1 に出力する。パルス選択回路42は外部か
ら入力された分周制御信号SMにより設定された実数M
の2倍の数字2Mにより、入力端子を選択する。選択さ
れた入力端子から入力されたクロック信号を受けて、遅
延回路W2 ,W3 ,…,W2k-2,W2k-1をリセットする
遅延回路リセット信号WRTを発生し、ORゲートOG
1 に出力する。たとえば、プログラマブル分周回路4
1に入力された分周制御信号SMにより、実数(M=
2)が設定された場合に、パルス選択回路42は4番目
の入力端子に入力されたクロック信号、すなわち、クロ
ック信号fO3を選択して、これに応じて遅延回路リセッ
ト信号WRTを発生し、ORゲートOGT1 に出力す
る。
【0024】遅延回路W2 ,W3 ,…,W2k-2,W2k-1
は図3に示す回路により構成されている。図3は遅延回
路Wi (i=2,3,…,2k−2,2k−1)の一構
成例を示す回路図である。図3に示すように、遅延回路
i はインバータINV1 、ANDゲートAGT W1,A
GTW2,RSフリップフロップRSFW1,RSFW2
よって構成されている。inはクロック信号の入力端
子、resetはリセット信号の入力端子、selは遅
延信号Si の出力端子、clkはクロック信号の入力端
子、outは遅延したクロック信号の出力端子をそれぞ
れ示している。
【0025】クロック信号の入力端子inはインバータ
INV1 の入力端子およびRSフリップフロップRSF
W1のセット信号入力端子Sに接続され、インバータIN
1の出力端子とRSフリップフロップRSFW1の出力
端子QはそれぞれANDゲートAGTW1の二つの入力端
子に接続され、ANDゲートAGTW1の出力端子はRS
フリップフロップRSFW2のセット信号入力端子Sに接
続されている。
【0026】RSフリップフロップRSFW1,RSFW2
のリセット信号入力端子Rはリセット信号入力端子re
setに共通に接続されている。また、RSフリップフ
ロップRSFW2の出力端子Qは遅延信号Si の出力端子
selに接続され、さらにANDゲートAGTW2の一方
の入力端子に接続されている。ANDゲートAGTW2
他方の入力端子はクロック信号入力端子clkに接続さ
れている。
【0027】以下、遅延回路Wi の動作を説明する。遅
延回路Wi が動作開始前に、リセット信号入力端子re
setに外部から、例えば、ハイレベルのリセット信号
が入力される。これに応じて、RSフリップフロップR
SFW1,RSFW2がリセットされ、出力端子Qにローレ
ベル、例えば、接地電位GNDレベルの信号が出力され
る。
【0028】そして、リセット信号がローレベルに切り
換わった後、遅延回路Wi は動作し始める。入力端子i
nに入力されたクロック信号の立ち上がりエッジにおい
て、RSフリップフロップRSFW1の出力端子Qの出力
信号がハイレベル、例えば、電源電圧VCCレベルに切り
換えられる。また、入力端子inに入力されたクロック
信号がインバータINV1 により反転され、ANDゲー
トAGTW1により、RSフリップフロップRSFW1の出
力端子Qに出力された信号との論理積が発生され、RS
フリップフロップRSFW2に出力される。すなわち、A
NDゲートAGTW1により、入力端子inに入力された
クロック信号より半周期遅れたクロック信号(入力信号
の反転信号)が出力される。
【0029】RSフリップフロップRSFW2において、
ANDゲートAGTW1からのクロック信号の立ち上がり
エッジから出力端子Qにハイレベルの信号が出力され
る。このため、入力端子inに入力されたクロック信号
よりクロック信号の半周期分遅延してハイレベルに切り
換わる遅延信号Si が出力端子selに出力される。さ
らに、ANDゲートAGTW2により、遅延信号とクロッ
ク信号入力端子clkからのクロック信号の論理積が発
生され、出力端子outに出力される。
【0030】図2に示すように、遅延回路W2 ,W4
…,W2k-2は直列に接続され、遅延回路W2 のクロック
信号入力端子inはクロック信号dloの入力端子T
dlo に接続されている。遅延回路W2jのクロック信号入
力端子が遅延回路W2j-2の出力端子outに接続されて
いる。なお、ここで、(j=2,3,…,k−1)。ま
た、遅延回路W2 ,W4 ,…,W2k-2のクロック信号入
力端子clkがすべてクロック信号dloの入力端子T
dlo に接続され、リセット信号入力端子resetはす
べてORゲートOGT1 の出力端子に接続されている。
【0031】同様に、遅延回路W3 ,W5 ,…,W2k-1
は直列に接続され、遅延回路W3 のクロック信号入力端
子inはNORゲートNRGT1 の出力端子に接続され
ている。遅延回路W2j+1のクロック信号入力端子が遅延
回路W2j-1の出力端子outに接続されている。なお、
ここで、(j=2,3,…,k−1)。また、遅延回路
3 ,W5 ,…,W2k-1のクロック信号入力端子clk
がすべてクロック信号dloの入力端子Tdlo に接続さ
れ、リセット信号入力端子resetはすべてORゲー
トOGT1 の出力端子に接続されている。
【0032】以下、このような構成を有するプログラマ
ブルパルス生成回路40の動作について、図4に示す波
形図を参照しながら説明する。なお、図4はプログラマ
ブルパルス生成回路40の一動作例、例えば、M=2,
N=2の場合の出力信号の波形を示している。この場
合、図1に示す周波数逓倍器30の逓倍倍数はM×N=
4である。
【0033】クロック発生回路が動作開始前に、例え
ば、ハイレベルのシステムリセット信号RSTが発生さ
れ、これに応じて、各遅延回路W2 ,W3 ,…,
2k-2,W2k -1がリセットされ、これらの遅延回路によ
り、ローレベル、例えば、接地電位GNDレベルの遅延
信号S2 ,S3 ,…,S2k-2,S2k-1が出力される。
【0034】システムリセット信号RSTが解除された
後、例えば、ローレベルに切り換わった後、入力端子T
dlo から入力されたクロック信号dloに応じてプログ
ラマブルマスク生成回路40が動作する。図4の波形図
に示すように、基準クロック信号finと位相同期し
て、4逓倍されたクロック信号dloが周波数逓倍器3
0により発生され、プログラマブルパルス生成回路40
に入力される。プログラマブルパルス生成回路40にお
いて、入力されたクロック信号dloがプログラマブル
分周回路41により2分周され、分周されたクロック信
号fOが出力される。なお、クロック信号fO が図1に
示すプログラマブル分周器50に出力される。
【0035】遅延回路W2 ,W4 ,…,W2k-2により、
それぞれのクロック信号入力端子inに入力されたクロ
ック信号に対して、最初のクロック信号の立ち下がりエ
ッジでハイレベルに切り換わる遅延信号S2 ,S4
…,S2k-2が出力される。これらの遅延信号がそれぞれ
ANDゲートAGT2 ,AGT4 ,…,AGT2k-2に入
力される。
【0036】ANDゲートAGT0 により、クロック信
号dloの最初の周期のハイレベル期間が出力され、こ
の信号がクロック信号fO0として出力される。ANDゲ
ートAGT2j(j=1,2,3,…,k−1)により、
クロック信号dloのj+1周期目のハイレベル期間が
出力される。
【0037】NORゲートNRGT1 およびRSフリッ
プフロップRSF1 により、システムリセット信号RS
Tが解除された後、例えば、ローレベルに切り換わった
後、入力端子Tdlo に入力されたクロック信号dloよ
り半周期遅れたクロック信号dlo’が発生され、NO
RゲートNRGT1 の出力端子に出力される。
【0038】ANDゲートAGT1 により、クロック信
号dlo’の最初の周期のハイレベル期間が出力され、
この信号がクロック信号fO1として出力される。AND
ゲートAGT2j+1(j=1,2,3,…,k−1)によ
り、クロック信号dlo’のj+1周期目のハイレベル
期間が出力される。
【0039】そして、パルス選択回路42により、入力
された分周制御信号SMに応じて、入力端子2Mに入力
されたクロック信号が選択され、これに応じて遅延回路
リセット信号WRTが発生され、ORゲートOGT1
出力される。ここで、入力端子4に入力されたクロック
信号fO3が選択され、これに応じて、例えば、クロック
信号fO3の立ち下がりエッジから、時間TR の間ハイレ
ベルに保持された遅延回路リセット信号WRTが発生さ
れ、ORゲートOGT1 に入力される。なお、遅延回路
リセット信号WRTがハイレベルに保持されている時間
幅TRは、遅延回路W2 ,W3 ,…,W2k-2,W2k-1
リセットできる程度で良い。
【0040】遅延回路リセット信号WRTがORゲート
OGT1 を介して、遅延回路W2 ,W3 ,…,W2k-2
2k-1のリセット信号resetに入力される。これに
応じて、例えば、クロック信号fO3の立ち下がりエッジ
により、各遅延回路W2 ,W 3 ,…,W2k-2,W2k-1
リセットされ、これらの遅延回路から出力された遅延信
号S2 ,S3 ,…,S2k-2,S2k-1のレベルがローレベ
ルに切り換えられる。このため、ANDゲートAG
0 ,AGT1 ,…,AGT2k-2,AGT2k-1から出力
されたクロック信号fO0,fO1,…,fO2k-2 ,f
O2k-1 はプログラマブル分周回路41から出力されたク
ロック信号fO に対して、デューティ比1:3、0〜3
/4周期分の位相ずれをもつ。
【0041】このように、プログラマブルパルス生成回
路40により、出力したクロック信号fO に対して、デ
ューティ比1:2N−1、位相ずれ0〜(2M−1)π
/Mのクロック信号が発生される。
【0042】以下、図1に示すクロック発生回路全体の
動作について説明する。前述したように、このクロック
発生回路はPLL回路により構成されている。クロック
信号発生回路において、動作開始前にシステムリセット
信号RSTが発生され、これにより回路全体がリセット
される。そして、プログラマブルパルス生成回路40に
mビットの分周制御信号SMが入力され、さらにプログ
ラマブル分周器50にlビットの分周制御信号SLが入
力される。
【0043】システムリセット信号RSTが解除された
後、クロック発生回路は動作し始める。位相比較器10
により、入力端子Tfin から入力された基準クロック信
号finとプログラマブル分周器50からの分周信号S
50の位相が比較され、比較結果に応じて、アップ/ダ
ウン制御信号S10がカウンタ20に出力される。そし
て、カウンタ20により、位相比較器10からのアップ
/ダウン制御信号S10に応じて、カウンタ値S20が
設定され、周波数逓倍器30に出力される。
【0044】周波数逓倍器30において、カウンタ20
からのカウンタ値S20に応じて、基準クロック信号f
inに対してL×M逓倍したクロック信号dloが発生
され、プログラマブルパルス生成回路40に出力され
る。プログラマブルパルス生成回路40において、クロ
ック信号dloに基づき、基準クロック信号finと位
相同期のクロック信号fO が発生され、プログラマブル
分周器50に出力される。また、クロック信号fO に対
して、デューティ比が1:(2M−1)、位相ずれが0
〜(2M−1)π/Mのクロック信号が発生され、出力
される。
【0045】そして、プログラマブルパルス生成回路4
0からのクロック信号fO に応じて、プログラマブル分
周器50により、L分周した分周信号S50が発生さ
れ、位相比較器10に出力される。このように、周波数
逓倍器30からのクロック信号dloが分周して、位相
比較器10に帰還することにより、周波数逓倍器30に
より出力されたクロック信号dloが基準クロック信号
finに追従し、常に位相同期が保持される。この結
果、プログラマブルパルス生成回路40により発生され
たクロック信号fO ,fO1〜fO2k-1 が基準クロック信
号finの周波数変動に追従する。
【0046】なお、本例においては、ディジタルPLL
回路によりクロック発生回路が構成されているが、これ
に限定されるものではなく、例えば、アナログPLL回
路によりクロック発生回路を構成することもできる。す
なわち、位相比較器10の代わりに、アナログ位相比較
器、カウンタ20の代わりにローパスフィルタ、周波数
逓倍器30の代わりにVCO(電圧制御発振)回路を用
いて、アナログ位相比較器により位相差信号を出力し、
ローパスフィルタにより低周波成分を取り出し、VCO
回路に出力し、VCO回路の発振周波数を制御する。V
CO回路によりクロック信号dloを発生し、これに応
じて本実施形態と同様なプログラマブルパルス生成回路
40を用いて、基準クロック信号finに対して、デュ
ーティ比および位相ずれが任意に設定できるクロック信
号が生成される。
【0047】また、本実施形態においては、プログラマ
ブルマスク生成回路40により、発生したクロック信号
O に対して、デューティ比が1:(2M−1)のクロ
ック信号fO1〜fO2k-1 が生成されるが、デューティ比
がこれに限定されるものではなく、他のデューティ比を
もつクロック信号を発生することもできる。例えば、図
2に示すプログラマブルマスク生成回路40において
は、遅延回路W2 ,W3 ,…,W2k-2,W2k-1により発
生された遅延信号S2 ,S3 ,…,S 2k-2,S2k-1の論
理演算により他のデューティ比をもつクロック信号を発
生することができる。
【0048】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、基準クロック信号をL×M逓倍したクロック信号d
loに基づき、遅延回路W2 ,W3 ,…,W2k-2,W
2k-1により、遅延信号S2 ,S3 ,…,S2k-2,S2k-1
を発生し、ANDゲートAGT0,AGT1 ,AG
2 ,…,AGT2k-2,AGT2k-1により、デューティ
比1:(2M−1)、位相ずれ0〜(2M−1)π/M
のクロック信号fO1〜fO2k-1を生成して出力するの
で、基準クロック信号に追従性が良く、精度が高い、か
つ、デューティ比および位相ずれが任意に設定できるク
ロック信号を得られる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロック
発生回路によれば、基準クロック信号に対して追従性が
良く、精度の高いクロック信号を発生でき、かつ生成し
たクロック信号のデューティ比および位相ずれを任意に
設定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロック発生回路の一実施形態を
示す回路図である。
【図2】プログラマブルパルス生成回路の構成を示す回
路図である。
【図3】遅延回路の構成を示す回路図である。
【図4】クロック発生回路の波形図である。
【図5】一般的な位相ずれのクロック発生回路の波形図
である。
【符号の説明】
10…位相比較器、20…カウンタ、30…周波数逓倍
器、40…プログラマブルパルス生成回路、50…プロ
グラマブル分周器、Tfin …基準クロック信号の入力端
子、AGT0 ,AGT1 ,AGT2 ,…,AGT2k-2
AGT2k-1…ANDゲート、W2 ,W3 ,…,W2k-2
2k-1…遅延回路、41…プログラマブル分周回路、4
2…パルス選択回路、VCC…電源電圧、1…電源電圧V
CCの供給線、GND…接地電位。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被比較信号と基準クロック信号との位相
    を比較し、比較結果に応じた制御信号を出力する位相比
    較回路と、 上記制御信号を受けて、実数Mで規定された逓倍数をも
    って周波数逓倍した逓倍信号を出力する周波数逓倍回路
    と、 上記逓倍信号を受けて、当該逓倍信号をM分周した分周
    信号を上記被比較信号として上記位相比較回路に出力
    し、かつ、上記M分周した分周信号に同期し、予め設定
    したデューティ比をもつ信号を生成する信号生成回路と
    を有するクロック発生回路。
  2. 【請求項2】 上記実数Mは外部からの入力信号に応じ
    て設定される請求項1記載のクロック発生回路。
  3. 【請求項3】 上記信号生成回路と上記位相比較回路と
    の間に、上記信号生成回路のM分周信号を実数Lで規定
    された分周比で分周して、上記被比較信号として上記位
    相比較回路に入力させる第2の分周回路が設けられてい
    る請求項1記載のクロック発生回路。
  4. 【請求項4】 上記実数Lは外部からの入力信号に応じ
    て設定される請求項3記載のクロック発生回路。
  5. 【請求項5】 上記信号生成回路は、入力信号を所定周
    期分遅延した後レベルがセットされ、外部信号によりレ
    ベルがリセットされる遅延信号を出力する遅延回路を少
    なくとも一段以上を有し、一段目の遅延回路には上記逓
    倍信号が入力され、2段目以降の遅延回路には前段の遅
    延信号に応じて発生されたクロック信号が入力される請
    求項1記載のクロック発生回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017108517A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 トヨタ自動車株式会社 電圧変換システム

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