JPH09312120A - 真空バルブ用接点材料 - Google Patents

真空バルブ用接点材料

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JPH09312120A
JPH09312120A JP12805396A JP12805396A JPH09312120A JP H09312120 A JPH09312120 A JP H09312120A JP 12805396 A JP12805396 A JP 12805396A JP 12805396 A JP12805396 A JP 12805396A JP H09312120 A JPH09312120 A JP H09312120A
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layer
vacuum valve
breaking
comparative example
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JP12805396A
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English (en)
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Isao Okutomi
功 奥富
Takashi Kusano
貴史 草野
Keisei Seki
経世 関
Atsushi Yamamoto
敦史 山本
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SHIBAFU ENG KK
Toshiba Corp
Original Assignee
SHIBAFU ENG KK
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮断後の接点表面組成の変化を抑制すること
により、遮断回数が増加しても大電流遮断特性を維持す
る。 【解決手段】 遮断室1内には接離可能な固定電極7と
可動電極8が設けられ、これらの対向表面には固定側接
点13bと可動側接点13bが固着される。これらの接
点の接点材料は、Ag及びCuのうちの少なくとも1種
を含む導電成分と、Cr、W、Nb、Ta、Ti及びM
o、又はこれらの炭化物のうちの少なくとも1種を含む
耐弧成分とを有し、接点表面から厚さ方向に存在する複
数の層中の耐弧成分の体積含有率が表面に近い層ほど大
きくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空バルブ用接点
材料に関する。
【0002】
【従来の技術】真空バルブ用接点材料に要求される特性
としては、耐溶着・耐電圧・遮断に対する各性能で示さ
れる基本三要件と、この他に温度上昇・接触抵抗が低く
安定していることが重要な要件となっている。しかしな
がら、これらの要件のなかには相反するものがある関係
上、単一の金属種によって全ての要件を満足させること
は不可能である。
【0003】このため、実用化されている多くの接点材
料においては、不足する性能を相互に補えるような2種
以上の元素を組合せ、且つ、大電流用または高電圧用等
のように特定の用途に合った接点材料の開発が行われ、
それなりに優れた特性を有するものが開発されている。
【0004】例えば、高耐圧特性及び大電流遮断特性を
有する真空バルブ用接点材料としては、真空耐電圧に優
れた金属(例えばCr)と電気伝導度に優れたCuとの
組合せから成るCu−Crがよく知られている。また、
Cu−Crの遮断性能には限界があるため、アークと平
行な磁界を発生させる、いわゆる縦磁界電極と組合せる
等して遮断性能の向上に努めていた。
【0005】しかし、高耐圧化、大電流化への要求は更
に厳しくなりつつあり、このような接点材料でも十分満
足させることが困難になってきている。こうした厳しい
要求に応じるため、例えば特開昭59−81816や特
開昭59−91617に開示されているように、Cu−
Cr−TaやCu−Cr−Nbを主成分とした真空バル
ブ用接点材料が開発されている。これは、これら成分の
含有量を特定した上で、各々単体金属、三者もしくは二
者の合金、三者もしくは二者の金属間化合物、又はそれ
らの複合体として分布させることにより遮断性能が向上
し、結果的により優れた高耐圧特性及び大電流遮断特性
が得られるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなCu−Cr−TaやCu−Cr−Nbを主成分
とした真空バルブ用接点材料では、全体が同一組成で構
成されているので、大電流遮断後における接点表面の耐
弧成分の組成が、製造時の組成に比べて増大する傾向に
あり、期待していた通りの遮断性能が得られない。すな
わち、遮断回数の増大に伴い、遮断性能が低下する傾向
にあった。本発明の目的は、遮断回数が増大しても遮断
性能の低下を防ぎ、優れた大電流遮断特性を維持できる
真空バルブ用接点材料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、Ag及びCuのうちの少なくとも1種を含
む導電成分と、Cr、W、Nb、Ta、Ti及びMo、
又はこれらの炭化物のうちの少なくとも1種を含む耐弧
成分とを有する真空バルブ用接点材料において、表面か
ら厚さ方向に複数の層が存在し、これらの層中の前記耐
弧成分の体積含有率が表面に近い層ほど大きくしたこと
を要旨とする。
【0008】ところで、真空バルブの遮断性能の信頼性
を向上させる為には、遮断後の接点表面組成の変化を抑
制することが望ましい。前述したように、本発明者らの
研究の結果、遮断後の表面組成は製造時の組成に比べて
耐弧成分が増大する傾向にあることが判明したので、組
成変化を抑制させるには接点表面の耐弧成分含有率より
も内部の耐弧成分含有率を低減させれば良いと考えられ
る。この組成分布により、遮断時に表面が溶融、蒸発し
ても接点内部から相対的に多くの導電成分が供給され
る。つまり、表面から厚さ方向に複数の層を存在させ、
遮断時に表面が溶融等し耐弧成分が増大しても、次の層
の導電成と耐弧成分の比を調整するようにしてその影響
を低減させている。従って、単一組成接点に比べて遮断
性能の向上が可能となった。
【0009】特に、多層構造の時、第1層(表面層)と
第2層の厚さや両者の耐弧成分含有率の差を規定するこ
とで、更に遮断性能及びその信頼性を向上できることを
見出した。
【0010】
【発明実施の形態】以下、本発明の一実施例を具体的実
施態様に基づいて説明するが、はじめに本発明の接点材
料が適用される真空バルブの構成について図1を参照し
て説明する。
【0011】同図に於いて、1は遮断室を示し、この遮
断室1は、絶縁材料によりほぼ円筒状に形成された絶縁
容器2と、この両端に封着金具3a,3bを介して設け
た金属性の蓋体4a,4bとで真空気密に構成されてい
る。しかして、上記遮断室1内には、導電棒5,6の対
向する端部に取り付けられた一対の電極7,8が配設さ
れ、上部の電極7を固定電極、下部の電極8を可動電極
としている。また、この可動電極8の電極棒6には、ベ
ローズ9が取り付けられ、遮断室1内を真空気密に保持
しながら電極8の軸方向の移動を可能にし、このベロー
ズ9上部には金属性のアークシールド10が設けられ、
ベローズ9がアーク蒸気で覆われることを防止してい
る。11は、上記電極7,8を覆うようにして遮断室1
内に設けられた金属性のアークシールドで、絶縁容器2
がアーク蒸気で覆われることを防止している。さらに、
電極8は導電棒6にロウ付けによって固定されるか、か
しめによって圧着接続されている。接点13aは、電極
8にロウ付けで固着されている。なお、図1における1
3bは固定側接点である。続いて、表1を参照しなが
ら、本実施例に係る真空バルブ用接点材料の製造方法及
び遮断性能の試験結果について述べる。
【0012】
【表1】
【0013】(比較例1,実施例1)比較例1では、単
一組成接点を使用した。Cu粉末とCr粉末を体積比で
1:1となるように、秤量、混合して、φ60mmの坩
堝に充填した後、10-3Paオーダーの真空中で、10
00℃×2時間の条件で焼結した。得られた焼結体をφ
60mmの金型で10t/cm2 で成形した後、再度同
一条件で焼結し、Cu−50vol%Cr(以下Cu−
xvol %CrをCu−xCrと表記する)を得た。この
Cu−50Crを所定の接点形惜(φ50mm,t5m
m)に加工した後、真空バルブに組み込んで、遮断試験
を実施した。5kAから徐々に電流値を上げていく方法
で、最大遮断電流を測定した。その後、20kAを50
回遮断した後に、同一の遮断試験を実施した結果、最大
遮断電流は0.7倍になっていた。比較例1の1回目の
測定結果を基準とし、実施例1〜10、比較例2〜6の
測定結果は相対値で示した。
【0014】実施例1では、接点表面からCr含有率が
50,30,10vol%と徐々に減少させた接点を使
用した。坩堝にCu−10Crの混合粉末を所定量充填
し、その上にCu−30Crの混合粉末を充填し、さら
にその上にCu−50Crの混合粉末を充填した。その
後、比較例1と同一条件で、真空中で焼結し、さらに加
圧成形、再焼結を行った。所定の形状に加工し、表面か
ら1mmまではCu−50Cr、表面から1〜3mmま
ではCu−30Cr、表面から3〜5mmまではCu−
10Crとなる多層構造を有する接点を得た。この接点
を組み込んだ真空バルブの遮断試験を実施した結果、初
期値は及び50回遮断後の値は、比較例1の初期値のそ
れぞれ1.2倍、1.2倍であった。
【0015】(実施例2〜3)実施例2では、φ60m
mの坩堝に、Cu−20Crの混合粉末を所定の高さ充
填した後、その上にCu−50Crの混合粉末を充填し
て、10-3Paオーダーの真空中で、1000℃×2時
間の条件で焼結した。さらに加圧、再焼結を実施した後
所定の形状に加工して、Crの含有率が表面から1mm
までは50vol%で、それより下では20vol%と
なる接点を得た。この接点を真空バルブに組み込み、最
大遮断電流を測定した結果、基準値(比較例1の初期
値)の、初期値で1.2倍、50回遮断後で1.1倍で
あった。
【0016】実施例3では、坩堝にCu−50Crの混
合粉末を所定の高さ充填した後、その上に無酸素銅の板
を配置し、さらにその上にCu−50Crの混合粉末を
充填した。次に焼結、加圧、再焼結、加工という工程に
より、表面から2mmまではCu−50Crで、次の1
mmは純Cuの層、それより下では再びCu−50Cr
となる3層構造を有する接点を得た。この接点の遮断試
験を実施した結果、初期値、50回遮断後で基準値の
1.2倍であった。
【0017】(比較例2〜3、実施例4〜5)坩堝に所
定の配合比を有するCuとCrの混合粉末を充填し、さ
らにCu−60Crの混合粉末を充填した後、焼結、加
圧、再焼結、加工という工程により、表面から2mmま
で(第1層)はCu−60Crでそれ以下の層(第2
層)では異なる組成を有する2層構造から成る接点を得
た。
【0018】第2層を、比較例2ではCu−55Crと
し、実施例4ではCu−40Crとし、実施例5ではC
u−20Crとし、比較例3ではCu−5Crとし、こ
れらの接点の遮断試験を実施した。初期値と50回遮断
後の値はそれぞれ、比較例2では1.0倍と0.7倍、
実施例4では1.2倍と1.1倍、実施例5では1.2
倍と1.2倍であった。比較例3では、初期値は1.2
倍であったが、50回の遮断中に組成比が大きいために
アークにより注入された熱エネルギーが引き金となり、
熱膨張差が原因と思われる割れが発生した為、試験を中
断した。
【0019】(比較例4〜5、実施例6〜8)比較例4
では、Cu−30Crの混合粉末を坩堝に充填した後、
比較例1と同様な工程、焼結条件で厚さ約5mmを有す
るCu−30Crを得た。次に減圧雰囲気下でCu−4
0Crの表面にCu−50Crを0.005mm(5μ
m)蒸着させて接点を得た。
【0020】実施例6では、上記比較例4と同様の工程
でCu−30Crを得た後、その表面にCu−50Cr
を0.02mm(20μm)蒸着させて接点を得た。実
施例6では、坩堝にCu−50Crの混合粉末を充填
し、さらにCu−30Crの混合粉末を充填した後、焼
結、加圧、再焼結、加工という工程により、表面から
1.5mmまでの第1層はCu−50Crで、それより
下の第2層はCu−30Crとなる2層構造から成る接
点を得た。
【0021】実施例7では、実施例6と同様の組成、工
程とし、第1層の厚さを1.5mmとした。実施例8で
は、実施例6と同様の組成、工程とし、第1層の厚さを
2.8mmとした。
【0022】比較例5では、実施例6と同様の組成、工
程とし、第1層の厚さを3.2mmとした。これらの接
点の遮断試験を実施した結果、初期値と50回遮断後の
値はそれぞれ、比較例4では1.0倍と0.7倍、実施
例6では1.2倍と1.1倍、実施例7では、1.2倍
と1.2倍、実施例8では1.2倍と1.1倍、比較例
5では1.1倍と0.9倍であった。
【0023】(比較例6、実施例9〜10)比較例6で
は、坩堝にCu−50Crの混合粉末を所定量充填し、
その上にCu−30Crの混合粉末を所定量充填し、さ
らにその上にCu−50Crの混合粉末を所定量充填し
た後、比較例1と同様な工程、熱処理条件で3層構造を
有する接点を得た。各層の厚さは第1層(表面層)が2
mm、第2層が0.05mmである。
【0024】実施例9〜10は比較例6と同様の工程と
し、第2層の厚さを比較例9では0.2mm、比較例1
0では2mmとした。これらの接点の遮断試験を実施し
た結果、初期値と50回遮断後の値はそれぞれ、比較例
6では1.1倍と0.9倍、実施例9では1.2倍と
1.1倍、実施例10では1.2倍と1.12倍であっ
た。
【0025】(比較例7、実施例11〜12)前記比較
例1〜6、実施例1〜10では、導電成分にCuを使用
した事例について述べたが、本発明の主旨はこれに限る
ものではない。
【0026】比較例7では導電成分をAgとした。Ag
粉末とCr粉末を体積比で1:1となるように、秤量、
混合して、φ60mmの坩堝に充填した後、10-3Pa
オーダーの真空中で、800℃×2時間の条件で焼結し
た。得られた焼結体をφ60mmの金型で10t/cm
2 で成形し、再度同一条件で焼結した後、加工してAg
−50Cr接点を得た。
【0027】実施例11では、φ60mmの坩堝に、A
g−20Crの混合粉末を所定の高さ充填した後、その
上にAg−50Crの混合粉末を充填した後、比較例7
と同様の工程で、Crの含有率が表面から1mmまでの
第1層は50vol%で、それより下の第2層では20
vol%となる接点を得た。
【0028】実施例12では、実施例11でAg粉末の
替わりにAgとCuの混合粉末(体積比で1:1)を使
用して、Crの含有率が表面から1mmまでは50vo
l%で、それより下では20vol%となる接点を得
た。
【0029】これらの接点を真空バルブに組み込み遮断
試験を行った結果、初期値と50回遮断後の値は、比較
例7で1と0.6、実施例11で1.2と1.2、実施
例12で1.3と1.2であった。なお各値は、比較例
7の初期値を基準として、相対値で示した。
【0030】(比較例8、実施例13〜17)前記比較
例1〜7、実施例1〜12では、耐弧成分にCrを使用
した事例について述べたが、本発明の主旨はこれに限る
ものではない。
【0031】比較例8では、耐弧成分をWとし、比較例
1と同様の工程でCu−50W接点を得た。この接点の
遮断性能を評価した結果、初期値を1(基準)として、
50回遮断後は0.8であった。以下この比較例8の初
期値を基準として、実施例13〜17の遮断試験結果を
相対値で示す。
【0032】実施例13では、耐弧成分にWを使用し、
実施例2と同様の工点で耐弧成分の含有率が表面から1
mmまでの第1層では50vol%で、それより下の第
2層では20vol%となる接点を得た。
【0033】実施例13の同様の工程で耐弧成分を、実
施例14ではNbとし、実施例15ではWCとし、実施
例16ではCr+W(体積比で1:1)として、耐弧成
分の含有率が表面から1mmまでの第1層では50vo
l%で、それより下の第2層では20vol%となる接
点を得た。
【0034】実施例17では、実施例13の同様の工程
で第1層がCu−20Cr、第2層がCu−50Wとな
る接点を得た。これらの接点の遮断試験の結果は、初期
値と50回遮断後で、実施例13では1.2倍と1.2
倍、実施例14では1.3倍と1.3倍、実施例15で
は1.3倍と1.2倍、実施例16では1.3倍と1.
3倍、実施例17では1.4倍と1.3倍であった。
【0035】(比較例9、実施例18〜22)前記比較
例1〜8、実施例1〜17では、導電成分と耐弧成分だ
けで作製した接点の事例について述べたが、本発明の主
旨はこれに限るものではない。
【0036】比較例9では補助成分としてBiを粉末混
合の段階で添加し、比較例1と同様の工程でCu−50
Cr−2Bi接点を得た。この接点の遮断性能を評価し
た結果、初期値を1(基準)として、50回遮断後は
0.7であった。以下この比較例9の初期値を基準とし
て、実施例18〜22の遮断試験結果を相対値で示す。
【0037】実施例18では、補助成分にBiを使用
し、実施例2と同様の工程で表面から1mmまでの第1
層ではCu−50Cr−2Bi、それより下の第2層で
はCu−20Cr−1Biとなる接点を得た。
【0038】実施例18の同様の工程で補助成分を、実
施例19ではTeとし、実施例20ではSeとし、実施
例21ではSbとし、実施例21ではTe+Se(体積
比で1:1)として、補助成分の含有率が表面から1m
mまでの第1層では2vol%で、それより下の第2層
では1vol%となる接点を得た。これらの接点の遮断
試験の結果は、実施例18〜22でほぼ同一の値を示
し、初期値と50回遮断後で、1.2倍と1.1倍であ
った。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Ag及び
Cuのうちの少なくとも1種を含む導電成分と、Cr、
W、Nb、Ta、Ti及びMo、又はこれらの炭化物の
うちの少なくとも1種を含む耐弧成分とを有する真空バ
ルブ用接点材料において、表面から厚さ方向に複数の層
が存在し、これらの層中の耐弧成分の体積含有率が表面
に近い層ほど大きくしたので、遮断回数が増加しても優
れた遮断性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空バルブ用接点材料が適用される真
空バルブの一例を示す断面図。
【符号の説明】
7…固定電極、8…可動電極、13a…可動側接点、1
3b…固定側接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 経世 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 山本 敦史 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ag及びCuのうちの少なくとも1種を
    含む導電成分と、Cr、W、Nb、Ta、Ti及びM
    o、又はこれらの炭化物のうちの少なくとも1種を含む
    耐弧成分とを有する真空バルブ用接点材料において、表
    面から厚さ方向に複数の層が存在し、これらの層中の前
    記耐弧成分の体積含有率が表面に近い層ほど大きくした
    ことを特徴とする真空バルブ用接点材料。
  2. 【請求項2】 前記複数の層のうち、隣接する層中の耐
    弧成分の体積含有率の差が10vol%〜50vol%
    であることを特徴とする請求項1記載の真空バルブ用接
    点材料。
  3. 【請求項3】 前記複数の層のうち、少なくとも表面に
    最も近い層の厚さを0.01〜3mmとし、次の層の厚
    さを0.1mm以上にしたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2のいずれかに記載の真空バルブ用接点材料。
  4. 【請求項4】 補助成分としてBi、Te、Se及びS
    bのうちの少なくとも1種を含有し、前記複数の層にお
    ける前記補助成分の含有量の合計が5vol%以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の真空バルブ用接点材料。
JP12805396A 1996-05-23 1996-05-23 真空バルブ用接点材料 Pending JPH09312120A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006100243A (ja) * 2004-03-22 2006-04-13 Shibafu Engineering Corp 複合接点、真空開閉器、及び複合接点の製造方法
JP2013179004A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Toshiba Corp 投入抵抗接点付きガス遮断器
CN104701068A (zh) * 2015-03-12 2015-06-10 西安交通大学 一种新型真空灭弧室横向磁场触头

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