JPH09311552A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09311552A
JPH09311552A JP8122961A JP12296196A JPH09311552A JP H09311552 A JPH09311552 A JP H09311552A JP 8122961 A JP8122961 A JP 8122961A JP 12296196 A JP12296196 A JP 12296196A JP H09311552 A JPH09311552 A JP H09311552A
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JP
Japan
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gear
developing roller
image forming
forming apparatus
shaft
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Application number
JP8122961A
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English (en)
Inventor
Kazunori Kanekura
和紀 金倉
Yuzo Kawano
裕三 川野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体の回転速度の変動を抑制し、高品質
の画像を形成することが可能な画像形成装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 現像ローラ11は、感光体7に取り付け
られた歯車27に係合する歯車36を介して回転駆動力
が与えられる。歯車36は、オルダム継手37を介して
現像ローラ11のシャフト11aに連結される。現像ロ
ーラ11のシャフト11aは軸受28を介してスライド
受部29に沿って移動可能に取り付けられかつコイルス
プリング30によって常時感光体7側へ付勢されてい
る。オルダム継手37は、現像ローラ11のシャフト1
1aの移動による偏心を吸収し、感光体7の駆動部側へ
の負荷変動を吸収し、感光体7の回転速度を一定に保持
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子複写機、レー
ザビームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像形成装置
を用いたプリンタ、ファクシミリ、複写機等における高
画質化および低ランニングコスト化を目指した技術開発
には目ざましいものがある。また、交換の必要な部材を
カートリッジ化してメンテナンス性を向上させた画像形
成装置も開発されている。
【0003】図3は、従来の画像形成装置の概略断面
図、図4は従来の画像形成装置の要部断面図、図5は従
来の画像形成装置の要部斜視図である。図3〜図5は、
画像形成装置の一例としてプリンタの構造を示してい
る。
【0004】図3において、プリンタ1の底部には給紙
カセット2が挿入されている。給紙カセット2はその内
部に出力用紙3を収納しており、給紙カセット2の一方
側端部上方には出力用紙3を1枚ずつ給紙カセット2か
ら送り出す給紙ローラが配置されている。給紙カセット
2の出口側には一対の搬送ローラ5が出力用紙3の搬送
方向に沿って2箇所設けられている。
【0005】搬送ローラ5の下流側には、プロセスユニ
ット6が配置されている。プロセスユニット6は、画像
形成に必要な主要部品をケースの内部に収納してカート
リッジ化し、プリンタ1の本体から着脱可能に構成され
ている。
【0006】プロセスユニット6の内部には、感光体7
がプロセスユニット6の側壁に回転自在に軸支されてい
る。図4において、感光体7はアルミニウム製の円筒状
基材7a上に厚さ数μmから数十μmのセレン(Se)
あるいは有機光伝導体(OPC)等からなる感光層7b
が塗布されている。
【0007】この感光体7の周囲には画像を形成して出
力用紙3表面に転写するための種々の部材が配置されて
いる。以下、これらの部材について説明する。
【0008】まず、帯電器9は、高圧電源(図示せず)
から印加された高電圧を用いて感光体7表面を一様に帯
電させる。
【0009】また、図3において、プロセスユニット6
の上方にはレーザ走査ユニット10が設けられている。
レーザ走査ユニット10は、感光体7の上方のプロセス
ユニット6の壁面に設けられた照射窓を通して画像デー
タに応じたレーザビームの露光光線を照射し、これによ
って感光体7表面に静電潜像を形成する。
【0010】さらに、図4において現像ローラ11は、
プロセスユニット6の側壁に回転自在に軸支されてお
り、現像剤を感光体7表面に供給する。感光体7表面で
は、静電潜像部分にのみトナー13が付着し、トナー像
が形成されるネガポジプロセス現像が行われる。
【0011】また、クリーニングブレード17は、感光
体7表面から出力用紙3に転写しきれずに感光体7表面
に残ったトナー13を除去する。
【0012】さらに、現像ローラ11には、トナー13
を供給するための補給ローラ12、現像ブレード15、
ブレード取り付け板14、トナー貯蔵室18およびアジ
テータ19の各部材が連設されている。トナー貯蔵室1
8に貯蔵されたトナー13は、アジテータ19により補
給ローラ12側に撹拌される。補給ローラ12はトナー
13を現像ローラ11の表面へ導く。ブレード取り付け
板14に固定された現像ブレード15は、現像ローラ1
1の表面に一定の押圧力をもって接触し、トナー13を
均一な薄層状態に摩擦帯電し、さらに負電位を印加して
現像ローラ11の表面のトナー13に予め負電荷を与え
ている。
【0013】図3において、感光体7は、プロセスユニ
ット6の容器壁面の下方からその表面が露出している。
そして、感光体7表面に当接する位置に転写ローラ16
が回転自在に取り付けられている。感光体7と転写ロー
ラ16とはその間に出力用紙3を挟持し、転写ローラ1
6が出力用紙3を感光体7表面に押圧することにより、
感光体7表面のトナー画像を出力用紙3表面に転写す
る。
【0014】さらに、出力用紙3の搬送方向下流側には
定着器20が設けられている。定着器20は、内部に熱
源を有するヒートローラ21と、加圧ローラ22とを有
している。トナー像が転写された出力用紙3は、ヒート
ローラ21と加圧ローラ22とによって加熱および加圧
されることによりトナー像が出力用紙3表面に定着され
る。
【0015】定着器20の下流側には定着処理済の出力
用紙3を排出するための一対の排紙ローラ23が設けら
れている。排紙ローラ23により排出された印字済用紙
24は排紙トレイ25に送り出される。
【0016】また、プリンタ1本体の側面にはプリンタ
1の処理情報を表示するための表示部26が設けられて
いる。
【0017】ここで、図4および図5を参照してプロセ
スユニット6の構造について詳細に説明する。
【0018】図4において、プロセスユニット6の内部
には、感光体7、現像ローラ11および補給ローラ12
の3つの回転体が設けられている。
【0019】現像ローラ11は、金属製のシャフト11
a上にシリコン、ウレタン等の硬度40〜80度のゴム
層11bが形成されている。
【0020】また、補給ローラ12は、金属製のシャフ
ト12a上にシリコン、ウレタン等のスポンジからなる
スポンジ層12bが形成されている。
【0021】図5において、感光体7はプロセスユニッ
ト6を構成するシャーシ6aに設けられた固定軸8に軸
支されている。また、感光体7の端部には、感光体7と
一体的に回転する歯車27が取り付けられている。
【0022】また、現像ローラ11は、シャフト11a
が軸受28を介してシャーシ6aのスライド受部29に
スライド移動可能に取り付けられている。さらに、軸受
28はコイルスプリング30によって常時感光体7側へ
付勢されている。また、シャフト11aの先端には、感
光体7の歯車27に係合する歯車31が取り付けられて
いる。
【0023】さらに、補給ローラ12のシャフト12a
はシャーシ6aに軸受32を介して固定されている。シ
ャフト12aの先端には歯車33が取り付けられてい
る。また、補給ローラ12の歯車33と現像ローラ11
の歯車31との間には、アイドル歯車34が設けられて
いる。
【0024】プロセスユニット6のカバー6bの内壁面
には、現像ローラ11のシャフト11aの端面に当接
し、高圧電源(図示せず)により与えられる高電圧を現
像ローラ11に供給する板ばね35が取り付けられてい
る。
【0025】上記のような構造を有する従来の画像形成
装置において、プロセスユニット6における感光体7表
面への画像形成工程について以下に説明する。
【0026】図5に示すように、感光体7はプリンタ1
の本体側に設けられた駆動モータ(図示せず)により図
中矢印方向に回転する。感光体7が回転すると、感光体
7の歯車27および現像ローラ11の歯車31を介して
回転駆動力が現像ローラ11に伝達される。これによ
り、現像ローラ11は感光体7の表面に接触しながら感
光体7の反対方向に回転する。そして、現像ローラ11
と感光体7との接触面において、現像ローラ11表面の
トナー13が感光体7表面に形成された静電潜像部分に
付着する。これにより、静電潜像部分にトナー13が付
着して現像処理がなされ、感光体7表面にトナー画像が
形成される。
【0027】トナー画像は、プリンタ1本体側に設けら
れた転写ローラ16によって感光体7表面に押圧された
出力用紙3表面に転写される。
【0028】この感光体7の表面にトナー13を供給す
る動作においては、次の2つの条件を満たす必要があ
る。
【0029】まず、現像ローラ11が感光体7表面に一
定圧力で十分に接触する必要がある。このために、従来
の画像形成装置では、現像ローラ11の軸受28をスラ
イド移動可能に形成し、かつコイルスプリング30によ
り現像ローラ11を感光体7表面に押圧している。
【0030】次に、補給ローラ12から現像ローラ11
の表面にトナー13が連続的に供給されなければならな
い。このために、補給ローラ12は硬度が低く弾性に富
むスポンジ材により構成されている。したがって、現像
ローラ11が感光体7側に多少移動して現像ローラ11
のシャフト11aと補給ローラ12のシャフト12aと
の軸間距離が拡大した場合でも、補給ローラ12の表面
の弾性復元力により補給ローラ12の表面と現像ローラ
11の表面とが十分に接触しうるように構成されてい
る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の画像形成装置では、感光体7あるいは現像ローラ
11の真円度、固定軸8あるいはシャフト11aの偏
心、コイルスプリング30の押圧力の変動、あるいは現
像ローラ11のゴム層11bのゴム硬度の変動等によ
り、感光体7の歯車27と現像ローラ11の歯車31と
の中心間距離が変動する。この場合、互いに噛み合う感
光体7の歯車27と現像ローラ11の歯車31との歯面
の噛み合い状態が変動し、これによって従動側である歯
車31および現像ローラ11の回転負荷が変動する。こ
のため、駆動側である感光体7に回転速度むらが生じ
る。
【0032】感光体7に回転速度むらが生じると、レー
ザビーム走査ユニット10によるレーザビームの副走査
方向(感光体7の回転方向)への走査速度が変動し、静
電潜像を構成する各ラインの間隔に微妙なずれが生じて
画像品質が著しく低下するという問題が生じた。
【0033】本発明は、像担持体の回転速度の変動を抑
制し、高品質の画像を形成することが可能な画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、回転体表面に静電潜像が形成される像担持体と、
像担持体の回転軸上に取り付けられた第1の歯車と、像
担持体に圧接して回転することによって像担持体の表面
に現像剤を供給して静電潜像を現像する現像ローラと、
第1の歯車に係合して第1の歯車から回転力を受け取
り、現像ローラに伝達する第2の歯車とを備えた画像形
成装置において、回転中心軸が互いに偏心しうる現像ロ
ーラと第2の歯車とを連結して第2の歯車が受け取った
回転力を電像ローラに伝達する軸継手を設けたものであ
る。
【0035】本発明に係る画像形成装置においては、現
像ローラは像担持体側から第1の歯車および第2の歯車
を介して回転力が与えられる従動部材である。そして、
現像ローラと第2の歯車との間に軸継手を設けている。
軸継手は、像担持体側から第1の歯車および第2の歯車
を介して伝達された回転力を現像ローラに伝達する働き
をなす。さらに、軸継手は、現像ローラの回転中心軸と
第2の歯車の回転中心軸とが偏心した場合でも第1の歯
車に伝達された回転力を現像ローラ側に伝達することが
できる。しかも、現像ローラの回転軸と第2の歯車の回
転軸とが偏心した場合であっても、軸継手の内部で偏心
による変位を吸収する。これにより、現像ローラ側の負
荷変動が駆動側の像担持体に伝達されることが防止され
る。それゆえ、像担持体の回転速度むらの発生による画
像品質の劣化を防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】請求項1に係る画像形成装置は、
回転体表面に静電潜像が形成される像担持体と、像担持
体の回転軸上に取り付けられた第1の歯車と、像担持体
に圧接して回転することによって像担持体の表面に現像
剤を供給して静電潜像を現像する現像ローラと、第1の
歯車に係合して第1の歯車から回転力を受け取り、現像
ローラに伝達する第2の歯車とを備えており、回転中心
軸が互いに偏心しうる現像ローラと第2の歯車とを連結
して第2の歯車が受け取った回転力を電像ローラに伝達
する軸継手を設けたものである。
【0037】このように、現像ローラと第2の歯車との
間に軸継手を用いたことによって、現像ローラ側の負荷
変動が像担持体側に伝達されるのを防止することがで
き、これによって像担持体の回転速度を一定に保持し、
像担持体に形成される画像の品質を高く維持することが
できる。
【0038】請求項2に係る画像形成装置は、請求項1
に係る画像形成装置の構成において、現像ローラが像担
持体を押圧する方向に現像ローラを常時付勢する付勢手
段をさらに備えたものである。
【0039】これにより、現像ローラ表面を像担持体に
十分に接触させることができ、像担持体へのトナーの供
給を確実に行うことができる。
【0040】請求項3に係る画像形成装置は、請求項1
または請求項2に係る画像形成装置の構成において、少
なくとも現像ローラ、軸継手および第2の歯車を含む部
分が、像担持体が取り付けられた画像形成装置の本体部
から着脱自在に構成されているものである。
【0041】それにより、交換を必要とする部分の着脱
が容易となり、メンテナンス性が向上する。
【0042】請求項4に係る画像形成装置は、請求項1
〜請求項3のいずれかに係る画像形成装置の構成におい
て、軸継手がオルダム継手からなるものである。
【0043】それにより、像担持体の回転軸と現像ロー
ラの回転軸間の軸間距離の変動に起因する回転負荷変動
がオルダム継手により吸収され、像担持体の回転速度む
らの発生を防止することができる。
【0044】請求項5に係る画像形成装置は、請求項4
に係る画像形成装置の構成において、オルダム継手が、
第2の歯車に伝達される電流を現像ローラに伝達する導
電手段を備えたものである。
【0045】それにより、導電手段と軸継手の構成を共
有化して省スペース化を図ることができる。
【0046】請求項6に係る画像形成装置は、請求項5
に係る画像形成装置の構成において、導電手段が金属製
コイルスプリングからなるものである。
【0047】それにより、安価なコイルスプリングを使
用することによって画像形成装置の低価格化を図ること
ができる。
【0048】以下、本発明の一実施の形態について図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形
態による画像形成装置の要部斜視図、図2は、本発明の
一実施の形態による画像形成装置の軸継手部の分解斜視
図である。なお、本発明による画像形成装置は、図3〜
図5に示す従来の画像形成装置の構成に比べ、プロセス
ユニット6の感光体7および現像ローラ11周辺の構成
のみが相違している。したがって、図1および図2に示
す構成を除く他の部分については図3〜図5に示す構成
と同様であるため、同様の構成部分の説明は省略する。
また、図1および図2において、図3〜図5と同一また
は相当部分には同一符号を付している。
【0049】図1において、感光体7は、プロセスユニ
ット6のシャーシ6aに取り付けられた固定軸8に回転
自在に軸支されている。また、感光体7の端部には歯車
(第1の歯車)27が感光体7と一体となって回転する
ように取り付けられている。
【0050】感光体7に接触して回転する現像ローラ1
1においては、シャフト11aが軸受28を介してシャ
ーシ6aに形成されたスライド受部29によって移動自
在に取り付けられている。すなわち、シャフト11aは
スライド受部29に沿って感光体7側へ移動可能に案内
されている。また、シャフト11aの軸受28はコイル
スプリング30によって常時感光体7側へ付勢されてい
る。このコイルスプリング30の付勢力により、現像ロ
ーラ11の表面は常に感光体7の表面に圧接している。
【0051】現像ローラ11のシャフト11aの先端に
はオルダム継手37が接続されており、さらにオルダム
継手37には歯車(第2の歯車)36が連結されてい
る。
【0052】図2に示すように、オルダム継手37は第
1および第2のカップリング部材37a,37bから構
成されている。第1のカップリング部材37aの一方端
面には現像ローラ11シャフト11aが固定されてい
る。他方の端面には、凸部が形成されている。この凸部
は、第1のカップリング部材37aの直径方向に延びて
形成されている。
【0053】また、同様に第2のカップリング部材37
bの歯車36に対向する面側には、直径方向に延びる凹
溝が形成されており、歯車36には、この凹溝に嵌まり
込む凸部が形成されている。
【0054】また、第2のカップリング部材37bの他
方面側には、第1のカップリング部材37aの凸部が嵌
まり込む凹溝が形成されている。さらに、第2のカップ
リング部材37bの両面に形成された凹溝は互いに直交
する方向に形成されている。
【0055】また、第1および第2のカップリング部材
37a,37bの中心部には貫通孔が形成されている。
そして、この貫通孔の内部に金属製のコイルスプリング
39が挿入されている。コイルスプリング39は、歯車
36の凸部と、現像ローラ11のシャフト11aの端面
とにそれぞれ接触し、プリンタ本体の高圧電源(図示せ
ず)より供給される高電圧を現像ローラ11に供給する
導電手段として作用する。
【0056】再度図1を参照して、オルダム継手37の
組み立て状態においては、第1のカップリング部材37
aに現像ローラ11のシャフト11aが接続され、他方
のカップリング部材37bには歯車36が取り付けられ
ている。さらに、歯車36は、その回転中心を通る支持
シャフト38がプロセスユニット6のカバー6bに固定
されている。
【0057】以上のように構成された画像形成装置につ
いて、感光体7の現像処理について説明する。図1にお
いて、感光体7の現像処理では、感光体7の表面に形成
された静電潜像に補給ローラ12および現像ローラ11
を介してトナーを均一に供給する必要がある。このため
に、まず補給ローラ12は、弾性に富むシリコンやウレ
タン等のスポンジ材から形成されている。これにより、
補給ローラ12のシャフト12aと現像ローラ11のシ
ャフト11aとの軸間距離が変動した場合でも、補給ロ
ーラ12と現像ローラ11の接触を維持することができ
る。
【0058】また、現像ローラ11のシャフト11aを
コイルスプリング30により常時感光体7側へ押圧して
いる。これにより、現像ローラ11表面を感光体7の表
面に一定の押圧力で接触させることができる。
【0059】また、オルダム継手37は、現像ローラ1
1のシャフト11aがスライド移動した際のシャフト1
1aと歯車36の支持シャフト38の偏心による変位を
吸収し、回転負荷の増大を吸収する。すなわち、感光体
7および現像ローラ11の回転動作時には、種々の要因
によって感光体7の中心軸(固定軸8)と現像ローラ1
1のシャフト11aの軸間距離が変動する。例えば、感
光体7が固定軸8に対して偏心している場合、あるいは
現像ローラ11がシャフト11aに対して偏心している
場合、感光体7あるいは現像ローラ11の真円度が低い
場合、コイルスプリング30の押圧力の経時変化、さら
には現像ローラ11のゴム層11bのゴム硬度の経時変
化等がある。このような場合において、感光体7の固定
軸8はシャーシ8に固定されているため、感光体7の中
心軸は移動しない。したがって、現像ローラ11のシャ
フト11aがスライド受部29に沿って水平方向に移動
する。一方、現像ローラ11のシャフト11aの延長線
上にある歯車36はカバー6bにその支持シャフト38
が固定されている。したがって、歯車36の回転中心位
置も移動しない。そこで、オルダム継手37の第1およ
び第2のカップリング部材37a,37bの内部に形成
された凹溝および凸部に沿って相対的に移動し、歯車3
6の支持シャフト38と現像ローラ11のシャフト11
aの中心位置のずれを吸収する。しかも、オルダム継手
37は、歯車36の支持シャフト38と現像ローラ11
のシャフト11aとが偏心した状態であっても回転力を
伝達することができる。
【0060】このようなオルダム継手37の作用によ
り、現像ローラ11のシャフト11aが偏心移動したと
しても、偏心移動によって生じる回転に対する抵抗力は
歯車36および歯車27を介して感光体7の回転駆動系
に伝達されることがない。したがって、感光体7の回転
駆動系に加わる負荷は常にほぼ一定に保たれる。そし
て、感光体7の回転速度は均一に保たれる。これによっ
て、レーザ走査ユニット10によるレーザ走査時の副走
査方向(感光体7の回転方向)における位置ずれが生じ
ることを防止できる。したがって、高品質の画像を形成
することができる。
【0061】また、オルダム継手37を用いることによ
り、感光体7あるいは現像ローラ11の真円度や偏心誤
差を高精度に制御する必要が緩和され、製造コストの増
大を防止することができる。
【0062】また、オルダム継手37の内部に導電性の
コイルスプリング39を間挿させることにより、簡便な
構成で、現像ローラ11への高電圧の導電手段を構成す
ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸継手を
用いて現像ローラの回転軸と第2の歯車とを連結したこ
とによって、現像ローラの偏心移動を吸収し、像担持体
の回転駆動力への負荷変動を抑制することにより、高品
質の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像形成装置の要
部斜視図
【図2】本発明の一実施の形態による画像形成装置の軸
継手部の分解斜視図
【図3】従来の画像形成装置の概略断面図
【図4】従来の画像形成装置の要部断面図
【図5】従来の画像形成装置の要部斜視図
【符号の説明】
1 プリンタ 6 プロセスユニット 6a シャーシ 6b カバー 7 感光体 8 固定軸 11 現像ローラ 11a 現像ローラのシャフト 12 補給ローラ 27 歯車(第1の歯車) 28 軸受 29 スライド受部 30 コイルスプリング 36 歯車(第2の歯車) 37 オルダム継手 38 支持シャフト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体表面に静電潜像が形成される像担持
    体と、前記像担持体の回転軸上に取り付けられた第1の
    歯車と、前記像担持体に圧接して回転することによって
    前記像担持体の表面に現像剤を供給して前記静電潜像を
    現像する現像ローラと、前記第1の歯車に係合して前記
    第1の歯車から回転力を受け取り、前記現像ローラに伝
    達する第2の歯車とを備えた画像形成装置において、回
    転中心軸が互いに偏心しうる前記現像ローラと前記第2
    の歯車とを連結して前記第2の歯車が受け取った回転力
    を前記現像ローラに伝達する軸継手を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記現像ローラが前記像担持体を押圧する
    方向に前記現像ローラを常時付勢する付勢手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】少なくとも前記現像ローラ、前記軸継手お
    よび前記第2の歯車を含む部分が、前記像担持体および
    第1の歯車が取り付けられた前記画像形成装置の本体部
    から着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記軸継手はオルダム継手からなることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】前記オルダム継手は、前記第2の歯車に伝
    達される電流を前記現像ローラに伝達する導電手段を備
    えたことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記導電手段は、前記オルダム継手の内部
    に挿入された金属製コイルスプリングからなることを特
    徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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