JPH09311317A - 液晶表示制御装置 - Google Patents

液晶表示制御装置

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Publication number
JPH09311317A
JPH09311317A JP8127442A JP12744296A JPH09311317A JP H09311317 A JPH09311317 A JP H09311317A JP 8127442 A JP8127442 A JP 8127442A JP 12744296 A JP12744296 A JP 12744296A JP H09311317 A JPH09311317 A JP H09311317A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
contrast
backlight
unit
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Application number
JP8127442A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ishikawa
博章 石川
Yoshinori Mizutani
良則 水谷
Masahito Sato
雅人 佐藤
Hidenobu Fukushima
秀信 福島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部照度の変化によりバックライト輝度を変
化させて最適な液晶輝度を保つことができると共に、外
部照度と液晶表示面の温度の変化に対応して最適な液晶
のコントラストを得られるように制御することにより、
使用者に、使用環境の光量の変化及び温度の変化に対応
して最適な液晶画面の表示を提供することができる液晶
表示制御装置を得る。 【解決手段】 照度検出部3からの照度データに基づき
バックライト輝度調整部11に制御出力を送出すると共
に、照度検出部3により検出された照度及び温度検出部
5により検出された温度データに基づいてコントラスト
調整手段12に制御出力を送出してバックライト輝度及
びコントラストを制御するマイクロコンピュータ8を備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半透過型液晶デ
バイスを制御する液晶表示制御装置に関し、特に、使用
環境の変化による外部光の変化及び温度の変化に対応し
て最適なバックライト輝度及びコントラストに制御する
ことで使用者に最適な液晶表示状態を提供するための液
晶表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平6−18880号公
報に示された従来例を示す構成図である。図8におい
て、1は半透過型液晶デバイスからなる液晶表示部、2
は液晶表示部1を後面から照明するバックライト部、3
は液晶表示部1に外部から照射される外光の光量を検出
するフォトダイオードを用いた照度検出部、4は照度検
出部3の検出結果に応じてバックライト部2の照明輝度
を制御するバックライト輝度制御部である。
【0003】次に動作について説明する。液晶表示部1
の液晶は半透過型デバイスでなり、外光と液晶後面のバ
ックライト部2からの照明により表示が行なわれる。こ
の液晶表示部1では、周囲の明るさが十分明るい場合
は、液晶表示部1に外部からの光が十分に入射するた
め、バックライト輝度制御部4は、バックライト部2を
制御してバックライト部2を消灯する。このとき、バッ
クライト輝度制御部4は、照度検出部3からの情報をも
とにバックライト部2を制御する。
【0004】次に、周囲の明るさが上記より落ちてき
て、照度検出部3からの検出結果が一定値を下回ったこ
とをバックライト輝度制御部4が検知したとき、バック
ライト輝度制御部4はバックライト部2を点灯させる。
周囲の明るさがさらに低くなってきたとき、バックライ
ト輝度制御部4は、照度検出部3からの検出結果に応じ
てバックライト部2の輝度を小さく絞っていく。外光量
が上記よりもさらに少なくなったとき、バックライト輝
度制御部4は、照度検出部3からの検出結果に応じてバ
ックライト部2の輝度を一定の最小輝度に固定する。こ
のように、周囲の明るさに応じて液晶表示部1の照明を
行うことにより、最適な輝度による表示を使用者に提供
することを可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半透過型液晶表
示デバイスを制御する液晶表示制御装置は以上のように
構成されているので、その機器の使用環境が事務所内か
ら屋外というように変化した場合、外部光量の変化に従
いバックライト輝度を最適な状態に制御する。しかし、
この結果、半透過液晶に外部から照射される光量と液晶
後面から照射するバックライトの光量の比が変化する状
態が発生することと、液晶表示面の温度が変化すること
により、液晶のコントラストが最適値からずれてしまう
という問題が発生する。このため、機器の使用者は機器
の使用環境が変化する度ごとに、液晶表示を最適な状態
に保つために手動でコントラストを調整し直さなければ
ならないという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、外部照度の変化によりバックラ
イト輝度を変化させて最適な液晶輝度を保つことができ
ると共に、外部照度と液晶表示面の温度の変化に対応し
て最適な液晶のコントラストを得られるように制御する
ことにより、使用者に、使用環境の光量の変化及び温度
の変化に対応して最適な液晶画面の表示を提供すること
ができる液晶表示制御装置を得ることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液晶表示
制御装置は、半透過型液晶デバイスでなる液晶表示部の
コントラスト/輝度を制御する液晶表示制御装置におい
て、上記液晶表示部を後面から照射するバックライト手
段と、上記液晶表示部に外部から照射される外光の光量
を検出する照度検出手段と、上記液晶表示部の温度を検
出する温度検出手段と、上記液晶表示部のバックライト
輝度を調整するバックライト輝度調整手段と、上記液晶
表示部のコントラストを調整するコントラスト調整手段
と、上記照度検出手段により検出された照度データに基
づいて上記バックライト輝度調整手段に制御出力を送出
すると共に、上記照度検出手段により検出された照度及
び上記温度検出手段により検出された温度データに基づ
いて上記コントラスト調整手段に制御出力を送出して、
バックライト輝度/コントラストを制御する制御手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、上記制御手段は、照度データに応じ
た最適なバックライト輝度データを記憶してなるバック
ライト調整データテーブルと、照度データに応じた最適
なコントラストデータを記憶してなるコントラスト調整
データテーブルと、温度データに応じたコントラストの
補正データを記憶してなる補正データテーブルとを格納
してなる記憶部を備え、これらテーブルを参照して上記
バックライト輝度調整手段及び上記コントラスト調整手
段にバックライト輝度及びコントラストを制御する制御
出力を送出することを特徴とするものである。
【0009】また、上記バックライト輝度調整手段は、
上記制御手段からの制御出力に基づいて抵抗値が変化す
ることで調整端子間電圧を変化させる可変抵抗手段と、
該調整端子間電圧が変化することで上記バックライト手
段に出力される電流を変化させるインバータとを備え、
バックライト手段への電流変化により輝度を調整するこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、上記コントラスト調整手段は、上記
制御手段からの制御出力に基づいて抵抗値が変化するこ
とで調整端子間電圧を変化させる可変抵抗手段と、該調
整端子間電圧が変化することで上記液晶表示部に印加す
るバイアス電圧を変化させるコンバータとを備え、液晶
表示部に印加するバイアス電圧の変化によりコントラス
トを調整することを特徴とするものである。
【0011】また、上記可変抵抗手段は、電子ボリュー
ムでなることを特徴とするものである。
【0012】さらに、上記可変抵抗手段は、制御電極に
上記制御手段の制御出力端子が接続されると共に一対の
被制御電極間にラダー抵抗がそれぞれ接続された直列接
続してなる複数のスイッチング素子を備えたことを特徴
とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施形態1を図につい
て説明する。図1は実施の形態1に係る液晶表示制御装
置を示す構成図である。図1において、1は半透過型液
晶デバイスからなる液晶表示部、2は液晶表示部1を後
面から照明する蛍光管でなるバックライト部、3は液晶
表示部1に外部から照射される外光の光量を検出するフ
ォトダイオードを用いた照度検出部、5は液晶表示部1
の温度を検出するサーミスタを用いた温度検出部、6は
照度検出部3に接続されたA/D変換部、7は温度検出
部4に接続されたA/D変換部である。
【0014】また、8はA/D変換部6及び7を介して
入力される照度検出部3及び温度検出部5で検出された
データに基づきバックライト部2の輝度調整及び液晶表
示部1のコントラスト調整に対する制御命令を出力する
マイクロコンピュータ部、9はこのマイクロコンピュー
タ部8の動作プログラム及び各種データテーブルを格納
するROM、10は照度検出部3及び温度検出部4で検
出されたデータや処理されたデータを格納するRAM、
11はマイクロコンピュータ1からの制御出力に基づい
てバックライト部2の照明輝度を調整するバックライト
輝度調整部、12は同様にマイクロコンピュータ1から
の制御出力に基づいて液晶表示部1のコントラストを調
整するコントラスト調整部である。
【0015】ここで、上記ROM9に格納されているデ
ータテーブルとしては、図2に示す特性図の如く、照度
(周囲の明るさ)に応じたバックライト部2の輝度をあ
らかじめ記憶してなるバックライト調整データテーブル
と、図3(a)に示す特性図の如く、照度(周囲の明る
さ)に応じた液晶表示部1の最適なコントラストをあら
かじめ記憶してなるコントラスト調整データテーブル
と、図3(b)に示す特性図の如く、液晶表示部1の温
度に応じたコントラストの補正データをあらかじめ記憶
してなる補正データテーブルとが格納されている。
【0016】また、上記バックライト輝度調整部11と
コントラスト調整部12は、図4に示す如く構成要素を
備えている。すなわち、バックライト輝度調整部11と
しては、バックライト部2の管電流を発生させるインバ
ータ11aと、このインバータの調整端子間に設けられ
た抵抗11b及び電子ボリューム11cからなり、マイ
クロコンピュータ部8から出力される制御出力としての
UP信号またはDOWN信号に基づいて電子ボリューム
11cの抵抗値を変化させることで調整端子間の電圧を
変化させることにより、インバータ11aからバックラ
イト部2に出力される管電流を変化させて輝度を調整す
るようになされている。
【0017】同様に、コントラスト調整部12として
は、液晶表示部1のバイアス電圧を発生させるDC/D
Cコンバータ12aと、このコンバータの調整端子間に
設けられた抵抗12b及び電子ボリューム12cからな
り、マイクロコンピュータ部8から出力される制御出力
としてのUP信号またはDOWN信号に基づいて電子ボ
リューム12cの抵抗値を変化させることで調整端子間
の電圧を変化させることにより、コンバータ12aから
液晶表示部1に印加されるバイアス電圧を変化させてコ
ントラストを調整するようになされている。
【0018】次に、上記構成に係る動作について、上記
ROM9に格納されて上記マイクロコンピュータ部8に
よって制御される図5に示すフローチャートを参照して
説明する。液晶表示部1は、液晶デバイスに半透過型液
晶を使用しており、周囲の外光及び液晶後面に位置する
バックライト部2からの光源により照明されることによ
り表示を行う。この液晶表示部1は、周囲の明るさが十
分である場合、外光による照明のみで表示が可能であ
り、バックライト部2による照明は必要無いため、バッ
クライト部2を消灯し、外光のみで表示させる。このと
きの照度データを図2のaとする。
【0019】照度検出部3は、現在の周囲の照度を示す
データを出力し、このデータはA/D変換部6でディジ
タルデータに変換されてマイクロコンピュータ部8へ出
力される。また、同様に、温度検出部5は、液晶表示部
1の温度を検出し、A/D変換部7でディジタルデータ
に変換された後、マイクロコンピュータ部8へ出力され
る。このとき、マイクロコンピュータ部8は、照度検出
部3より出力されたデータを取り込み(ステップS
1)、この照度データが図2に示す値b以上、つまりa
の範囲であれば、周囲照度が十分であると判断し(ステ
ップS2)、バックライト部2を消灯するため、バック
ライト輝度調整部11に制御出力としてバックライトオ
フ信号を出力する(ステップS3)。バックライト輝度
調整部11は、マイクロコンピュータ部8より出力され
たバックライトオフ信号により電子スイッチ11cをオ
フし、バックライト部2を消灯する。
【0020】マイクロコンピュータ部8は、バックライ
ト輝度調整部11にバックライトオフ信号を出力した後
(この場合バックライトは消灯)、温度検出部5より出
力された温度データを取り込み(ステップS4)、照度
検出部3より出力された照度データ及び温度検出部5よ
り出力された温度データに基づいてROM9より図3
(a)及び(b)に示す内容の如くコントラスト調整デ
ータテーブル及び補正データテーブルを呼び出して最適
なコントラスト設定値を求め、コントラスト調整部12
に制御出力を出力する(ステップS5)。ここで、マイ
クロコンピュータ部8は、図3(a)に示す内容のコン
トラスト調整データテーブルから照度データに応じたコ
ントラストデータを求めると共に、図3(b)に示す内
容のコントラスト調整データテーブルから温度データに
応じた補正データを求め、上記コントラストデータに補
正データを加えて補正したコントラストデータを得て、
その補正したコントラストデータに応じた制御出力をコ
ントラスト調整部12に送出する。
【0021】コントラスト調整部12は、マイクロコン
ピュータ部9より出力された制御出力に基づき電子ボリ
ューム12cの値を変更しコントラストを調整する。上
記の制御が行われた結果、周囲の明るさ(この場合、周
囲は十分明るい)及び温度に対して外部輝度のみにより
照明され、このときの外部輝度に対する最適コントラス
トに調整される。
【0022】次に、周囲の明るさが上記より落ちてき
て、外光のみによる照明だけでは液晶を最適に表示させ
られなくなり、バックライト部2を点灯させる場合につ
いて説明する。このときの照度データを図2のbとす
る。上記と同様に、照度検出部3及び温度検出部5は、
現在の周囲の照度、液晶表示部1の温度のデータをマイ
クロコンピュータ部8に出力する。マイクロコンピュー
タ部8は、照度検出部3より出力された照度データbを
取り込み(ステップS1)、周囲の明るさが落ちてき
て、外光のみによる照明だけでは液晶を最適に表示させ
られない状態であると判断し(ステップS2、S6)、
バックライト輝度調整部11にバックライトオン信号を
出力すると共に(ステップS7)、現在の周囲照度bに
適したバックライト輝度データをROM9内に格納され
た図2に示す如くバックライト調整データテーブルより
取り出し、これに応じた制御出力をバックライト輝度調
整部11に出力する(ステップS8)。
【0023】バックライト輝度調整部11は、マイクロ
コンピュータ部8より出力されたバックライトオン信号
により電子スイッチ11cをオンし、バックライト部2
を点灯させ、さらに、マイクロコンピュータ部8より出
力された輝度データに応じた制御出力に従い電子ボリュ
ーム11cの値を変更し、バックライト輝度を調整す
る。マイクロコンピュータ部8は、バックライト輝度調
整部11にバックライト輝度の制御データを出力した
後、温度検出部5より出力された温度データを取り込み
(ステップS4)、照度検出部3より出力された照度デ
ータ及び温度検出部5より出力された温度データに基づ
いてROM9より図3(a)及び(b)に示す内容の如
くコントラスト調整データテーブル及び補正データテー
ブルを呼び出して最適なコントラスト設定値を求め、コ
ントラスト調整部12に制御出力を出力する(ステップ
S5)。コントラスト調整部12は、マイクロコンピュ
ータ部8より出力されたデータに基づき電子ボリューム
12cの値を変更し、コントラストを調整する。
【0024】さらに、周囲の明るさが低下して照度デー
タが図2のcとなったときは、マイクロコンピュータ部
8は、照度検出部3から得た(ステップS9)現在の周
囲照度データcに応じたバックライト輝度データを図2
に示すバックライト調整データテーブルから求め、バッ
クライト輝度調整部11に出力する(ステップS1
0)。バックライト輝度調整部11は、マイクロコンピ
ュータ部8より出力された輝度データに従いバックライ
ト輝度を大きくする。バックライト輝度調整部11にバ
ックライト輝度の制御出力を送出した後、マイクロコン
ピュータ部8は、上記と同様に、照度検出部3より出力
された照度データと温度検出部5より出力された温度デ
ータ(ステップS4)をもとに、図3(a)及び(b)
に示すROM9内に格納されたコントラスト調整データ
テーブル及び補正データテーブルより最適なコントラス
ト設定値を求め、コントラスト調整部12に制御出力を
出力する(ステップS5)。コントラスト調整部12
は、マイクロコンピュータ部8より出力されたデータに
もとづきコントラストを調整する。
【0025】周囲の明るさが上記よりもさらに低下した
とき(照度データが図2のdとなったとき)は、マイク
ロコンピュータ部8は、照度検出部3から得た(ステッ
プS11)照度データに対して、バックライト輝度の最
大値のデータをバックライト輝度調整部11に出力する
(ステップS12)。バックライト輝度調整部11は、
マイクロコンピュータ部8より出力された輝度データに
従いバックライト輝度を最大とする。バックライト輝度
調整部11にバックライト輝度の制御出力を送出した
後、マイクロコンピュータ部8は、上記と同様に、照度
検出部3より出力された照度データと温度検出部5より
出力された温度データ(ステップS4)をもとに、コン
トラスト調整部12にデータを出力する(ステップS
5)。コントラスト調整部12はマイクロコンピュータ
部8より出力されたデータにもとづきコントラストを調
整する。
【0026】以下、さらに周囲の明るさが低下する場合
(照度データが図2のeとなったとき)には、バックラ
イト輝度はすでに最大となっているため、マイクロコン
ピュータ部8は、照度検出部3より出力された照度デー
タと温度検出部5より出力された温度データ(ステップ
S4)をもとにコントラスト調整部12のみにデータを
出力する(ステップS5)。コントラスト調整部12
は、マイクロコンピュータ部8より出力されたデータに
もとづきコントラストを調整する。
【0027】上述したように、実施の形態1によれば、
外部照度の変化によりバックライト輝度を変化させて最
適な液晶輝度を保つことができると共に、外部照度と液
晶表示面の温度の変化に対応して最適な液晶のコントラ
ストを得られるように制御することにより、使用者に、
使用環境の光量の変化及び温度の変化に対応して最適な
液晶画面の表示を提供することができる。
【0028】特に、ROM9に、照度データに応じた最
適なバックライト輝度データを記憶してなるバックライ
ト調整データテーブルと、照度データに応じた最適なコ
ントラストデータを記憶してなるコントラスト調整デー
タテーブルと、温度データに応じたコントラストの補正
データを記憶してなる補正データテーブルとを格納し
て、マイクロコンピュータ8により、これらテーブルを
参照してバックライト輝度調整部11及びコントラスト
調整部12にバックライト輝度及びコントラストを制御
する制御出力を送出するようにしたので、ソフト処理に
より、使用者に、使用環境の光量の変化及び温度の変化
に対応した最適な液晶画面の表示を簡単に得ることがで
きる。
【0029】さらに、上記バックライト輝度調整部11
及びコントラスト調整部12に、上記マイクロコンピュ
ータ8からの制御出力に基づいて抵抗値が変化すること
で調整端子間電圧が変化する電子ボリューム11c及び
12cをそれぞれ備え、該調整端子間電圧が変化するこ
とによりバックライト部2に出力される管電流を変化さ
せて輝度を調整し、該調整端子間電圧が変化することに
より液晶表示部1に印加されるバイアス電圧を変化させ
てコントラストを調整するようにしたので、電子ボリュ
ーム11c及び12cを用いることにより、マイクロコ
ンピュータ8からの信号線及び端子数が少なくて済み、
部品選択範囲が広くなり、部品点数及び部品面積の削減
を図ることができ、輝度及びコントラストを調整するこ
とができる。
【0030】実施の形態2.上述した実施形態1では、
バックライト輝度調整部11及びコントラスト調整部1
2の調整の手段として、電子ボリューム11c及び12
cを用いてそれぞれの制御電圧を調整していたが、電子
ボリュームを用いず、電界効果トランジスタのオン/オ
フにより抵抗の定数を切り替えて必要な制御電圧を得る
方法を用いても同様の効果を得ることができる。
【0031】すなわち、図6は実施の形態2に係るバッ
クライト輝度調整部11を示す構成図である。図6にお
いて、新たな符号として、11c’はゲートにマイクロ
コンピュータ8の制御出力端子が接続されると共にドレ
インとソース間に抵抗(R1〜R4)がそれぞれ接続さ
れて直列接続してなる複数の電界効果トランジスタFE
T1〜FET4であり、実施の形態1に示す電子ボリュ
ーム11cと同様に、ドレインとソース間に接続された
抵抗を短絡することで調整端子間電圧が変化することに
よりバックライト部2に出力される管電流を変化させて
輝度を調整するようになされている。
【0032】なお、図6に示すバックライト輝度調整部
11の構成は、コントラスト調整部12にも同一構成で
適用でき、ドレインとソース間に接続された抵抗を短絡
することで調整端子間電圧が変化することにより液晶表
示部1に印加されるバイアス電圧を変化させてコントラ
ストを調整することができる。
【0033】したがって、実施の形態2によれば、バッ
クライト輝度やコントラストの変化の段数が少なくてよ
い場合に、部品コスト的に電子ボリュームを用いて構成
するよりも有利となり、コストが安く、入手性がよくか
つ部品の選択範囲の広い汎用性のある部品を用いて輝度
及びコントラストを調整することができる。
【0034】実施の形態3.また、上述した実施の形態
1では、構成の一部として、各検出部3及び5からのデ
ータをディジタルデータに変換してマイクロコンピュー
タ部8に出力するためのA/D変換部6及び7、マイク
ロコンピュータ部8の動作プログラムやデータテーブル
を格納するためのROM9、A/D変換部6及び7から
の入力データを格納するためのRAM10を用いていた
が、これらの各部をワンチップマイコン13に内蔵させ
た場合にも、同じ方法で液晶表示デバイスを制御するこ
とができる。このときの構成の概略を図7に示す。ワン
チップマイコン13を使用することで、上記の構成より
も、構成する部品の点数を減らすことができ、部品面積
の削減に効果がある。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る液晶表示
制御装置によれば、半透過型液晶デバイスでなる液晶表
示部のコントラスト/輝度を制御する液晶表示制御装置
において、上記液晶表示部を後面から照射するバックラ
イト手段と、上記液晶表示部に外部から照射される外光
の光量を検出する照度検出手段と、上記液晶表示部の温
度を検出する温度検出手段と、上記液晶表示部のバック
ライト輝度を調整するバックライト輝度調整手段と、上
記液晶表示部のコントラストを調整するコントラスト調
整手段と、上記照度検出手段により検出された照度デー
タに基づいて上記バックライト輝度調整手段に制御出力
を送出すると共に、上記照度検出手段により検出された
照度及び上記温度検出手段により検出された温度データ
に基づいて上記コントラスト調整手段に制御出力を送出
して、バックライト輝度/コントラストを制御する制御
手段とを備えたので、外部照度の変化によりバックライ
ト輝度を変化させて最適な液晶輝度を保つことができる
と共に、外部照度と液晶表示面の温度の変化に対応して
最適な液晶のコントラストを得られるように制御するこ
とにより、使用者に、使用環境の光量の変化及び温度の
変化に対応して最適な液晶画面の表示を提供することが
できる。
【0036】また、上記制御手段は、照度データに応じ
た最適なバックライト輝度データを記憶してなるバック
ライト調整データテーブルと、照度データに応じた最適
なコントラストデータを記憶してなるコントラスト調整
データテーブルと、温度データに応じたコントラストの
補正データを記憶してなる補正データテーブルとを格納
してなる記憶部を備え、これらテーブルを参照して上記
バックライト輝度調整手段及び上記コントラスト調整手
段にバックライト輝度及びコントラストを制御する制御
出力を送出するようにしたので、ソフト処理により、使
用者に、使用環境の光量の変化及び温度の変化に対応し
た最適な液晶画面の表示を簡単に得ることができる。
【0037】また、上記バックライト輝度調整手段は、
上記制御手段からの制御出力に基づいて抵抗値が変化す
ることで調整端子間電圧を変化させる可変抵抗手段と、
該調整端子間電圧が変化することで上記バックライト手
段に出力される電流を変化させるインバータとを備えた
ので、バックライト手段への電流変化により輝度を調整
することができる。
【0038】また、上記コントラスト調整手段は、上記
制御手段からの制御出力に基づいて抵抗値が変化するこ
とで調整端子間電圧を変化させる可変抵抗手段と、該調
整端子間電圧が変化することで上記液晶表示部に印加す
るバイアス電圧を変化させるコンバータとを備えたの
で、液晶表示部に印加するバイアス電圧の変化によりコ
ントラストを調整することができる。
【0039】また、上記可変抵抗手段は、電子ボリュー
ムで構成したので、制御手段からの信号線及び端子数が
少なくて済み、部品選択範囲が広くなり、部品点数及び
部品面積の削減を図ることができ、輝度及びコントラス
トを調整することができる。
【0040】さらに、上記可変抵抗手段は、制御電極に
上記制御手段の制御出力端子が接続されると共に一対の
被制御電極間にラダー抵抗がそれぞれ接続された直列接
続してなる複数のスイッチング素子を備えたので、バッ
クライト輝度やコントラストの変化の段数が少なくてよ
い場合に、部品コスト的に電子ボリュームを用いて構成
するよりも有利となり、コストが安く、入手性がよくか
つ部品の選択範囲の広い汎用性のある部品を用いて輝度
及びコントラストを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る液晶表示制御
装置を示す概略構成図である。
【図2】 図1のROM9内に格納されるバックライト
調整データテーブルの内容を示す輝度制御特性図であ
る。
【図3】 図1のROM9内に格納されるコントラスト
調整データテーブル及び補正データテーブルの内容を示
すコントラスト制御特性図及び補正データ特性図であ
る。
【図4】 図1のバックライト調整部11及びコントラ
スト調整部12の内部構成図である。
【図5】 図1のROM9内に格納されてマイクロコン
ピュータ8により制御されるフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る構成を示す概
略図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る構成を示す概
略図である。
【図8】 従来のバックライト輝度調整機能を装備した
機器の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 液晶表示部、2 バックライト部、3 照度検出
部、5 温度検出部、6、7 A/D変換部、8 マイ
クロコンピュータ部、9 ROM、10 RAM、11
バックライト輝度調整部、11c、12c 電子ボリ
ューム、11c’ 電界効果トランジスタの直列接続
体、12 コントラスト調整部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 秀信 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半透過型液晶デバイスでなる液晶表示部
    のコントラスト/輝度を制御する液晶表示制御装置にお
    いて、 上記液晶表示部を後面から照射するバックライト手段
    と、 上記液晶表示部に外部から照射される外光の光量を検出
    する照度検出手段と、 上記液晶表示部の温度を検出する温度検出手段と、 上記液晶表示部のバックライト輝度を調整するバックラ
    イト輝度調整手段と、 上記液晶表示部のコントラストを調整するコントラスト
    調整手段と、 上記照度検出手段により検出された照度データに基づい
    て上記バックライト輝度調整手段に制御出力を送出する
    と共に、上記照度検出手段により検出された照度及び上
    記温度検出手段により検出された温度データに基づいて
    上記コントラスト調整手段に制御出力を送出して、バッ
    クライト輝度/コントラストを制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする液晶表示制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、照度データに応じた最
    適なバックライト輝度データを記憶してなるバックライ
    ト調整データテーブルと、照度データに応じた最適なコ
    ントラストデータを記憶してなるコントラスト調整デー
    タテーブルと、温度データに応じたコントラストの補正
    データを記憶してなる補正データテーブルとを格納して
    なる記憶部を備え、これらテーブルを参照して上記バッ
    クライト輝度調整手段及び上記コントラスト調整手段に
    バックライト輝度及びコントラストを制御する制御出力
    を送出することを特徴とする請求項1記載の液晶表示制
    御装置。
  3. 【請求項3】 上記バックライト輝度調整手段は、上記
    制御手段からの制御出力に基づいて抵抗値が変化するこ
    とで調整端子間電圧を変化させる可変抵抗手段と、該調
    整端子間電圧が変化することで上記バックライト手段に
    出力される電流を変化させるインバータとを備え、バッ
    クライト手段への電流変化により輝度を調整することを
    特徴とする請求項1または2記載の液晶表示制御装置。
  4. 【請求項4】 上記コントラスト調整手段は、上記制御
    手段からの制御出力に基づいて抵抗値が変化することで
    調整端子間電圧を変化させる可変抵抗手段と、該調整端
    子間電圧が変化することで上記液晶表示部に印加するバ
    イアス電圧を変化させるコンバータとを備え、液晶表示
    部に印加するバイアス電圧の変化によりコントラストを
    調整することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の液晶表示制御装置。
  5. 【請求項5】 上記可変抵抗手段は、電子ボリュームで
    なることを特徴とする請求項3または4記載の液晶表示
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記可変抵抗手段は、制御電極に上記制
    御手段の制御出力端子が接続されると共に一対の被制御
    電極間にラダー抵抗がそれぞれ接続された直列接続して
    なる複数のスイッチング素子を備えたことを特徴とする
    請求項3または4記載の液晶表示制御装置。
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