JPH09310890A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents
空気調和装置の室外機Info
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- JPH09310890A JPH09310890A JP12485196A JP12485196A JPH09310890A JP H09310890 A JPH09310890 A JP H09310890A JP 12485196 A JP12485196 A JP 12485196A JP 12485196 A JP12485196 A JP 12485196A JP H09310890 A JPH09310890 A JP H09310890A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファンガードの高さを低くして小型化するこ
とができて、その製造コストを低減するとともにトラッ
クへの積載効率を向上することが可能で、かつ、組立作
業性の向上を図ることもできる、空気調和装置の室外機
を提供する。 【解決手段】 略円筒状のベルマウス４の上端近傍の外
周面に複数の突起15を設け、この突起15にファンガード
５を固定する。なお、各突起15の外端面はファンガード
５の側面部５ｂと同じ傾きを有する傾斜面とするのが好
ましい。
とができて、その製造コストを低減するとともにトラッ
クへの積載効率を向上することが可能で、かつ、組立作
業性の向上を図ることもできる、空気調和装置の室外機
を提供する。 【解決手段】 略円筒状のベルマウス４の上端近傍の外
周面に複数の突起15を設け、この突起15にファンガード
５を固定する。なお、各突起15の外端面はファンガード
５の側面部５ｂと同じ傾きを有する傾斜面とするのが好
ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和装置の
室外機に係り、特に、上向きに送風する軸流ファンの周
囲を覆うベルマウスと、このベルマウスの上方を覆うフ
ァンガードとを備えた空気調和装置の室外機に関するも
のである。
室外機に係り、特に、上向きに送風する軸流ファンの周
囲を覆うベルマウスと、このベルマウスの上方を覆うフ
ァンガードとを備えた空気調和装置の室外機に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】図８は、従来の空気調和装置の室外機を
示しており、図中、１は室外機本体、２は軸流ファン、
３は軸流ファン２駆動用のモータ、４はベルマウス、５
はファンガードである。
示しており、図中、１は室外機本体、２は軸流ファン、
３は軸流ファン２駆動用のモータ、４はベルマウス、５
はファンガードである。
【０００３】室外機本体１は、側面に空気取入口１ａを
備えた、略直方体の箱状に形成されている。軸流ファン
２は、一部が室外機本体１の上面から突出した状態に、
モータ３の垂直な回転軸の上端部に取り付けて設けら
れ、モータ３が回転すると上向きに送風するように構成
されている。ベルマウス４は、下端部が下方に向かって
洋鐘開口状に拡開した略円筒状に形成され、室外機本体
１の上面に取り付けられて、軸流ファン２の室外機本体
１の上面から突出した部分の周囲を覆っている。ファン
ガード５は、金属線材を用いた通気構造によって一体形
成された円板状の上面部５ａ及び円錐台筒状の側面部５
ｂからなり、ベルマウス４の全体を覆う状態に、室外機
本体１の上面にネジ（不図示）によって固定されてい
る。
備えた、略直方体の箱状に形成されている。軸流ファン
２は、一部が室外機本体１の上面から突出した状態に、
モータ３の垂直な回転軸の上端部に取り付けて設けら
れ、モータ３が回転すると上向きに送風するように構成
されている。ベルマウス４は、下端部が下方に向かって
洋鐘開口状に拡開した略円筒状に形成され、室外機本体
１の上面に取り付けられて、軸流ファン２の室外機本体
１の上面から突出した部分の周囲を覆っている。ファン
ガード５は、金属線材を用いた通気構造によって一体形
成された円板状の上面部５ａ及び円錐台筒状の側面部５
ｂからなり、ベルマウス４の全体を覆う状態に、室外機
本体１の上面にネジ（不図示）によって固定されてい
る。
【０００４】図９は、図８の室外機を備えた空気調和装
置の概略構成図であり、図中、６は圧縮機、７は吐出配
管、８は室外側熱交換器、９は冷媒配管、10は室内側熱
交換器、11は冷媒配管、12は室内側ファン、13は室内側
ファン12駆動用のモータ、14は室内機本体である。
置の概略構成図であり、図中、６は圧縮機、７は吐出配
管、８は室外側熱交換器、９は冷媒配管、10は室内側熱
交換器、11は冷媒配管、12は室内側ファン、13は室内側
ファン12駆動用のモータ、14は室内機本体である。
【０００５】圧縮機６及び室外側熱交換器８は、室外機
本体１に収容されている。また、室内側熱交換器10、室
内側ファン12、及びモータ13は、室内機本体14に収容さ
れている。そして、圧縮機６、室外側熱交換器８、及び
室内側熱交換器10等の冷媒機器は、吐出配管７、冷媒配
管９及び11によって順次接続されて、冷媒回路を形成し
ている。なお、室外側熱交換器８及び室内側熱交換器10
は、等間隔に配置された多数のアルミ薄板製放熱フィン
に多数の銅パイプを貫通して設け、この銅パイプの内部
に冷媒を流すようにしたものである。
本体１に収容されている。また、室内側熱交換器10、室
内側ファン12、及びモータ13は、室内機本体14に収容さ
れている。そして、圧縮機６、室外側熱交換器８、及び
室内側熱交換器10等の冷媒機器は、吐出配管７、冷媒配
管９及び11によって順次接続されて、冷媒回路を形成し
ている。なお、室外側熱交換器８及び室内側熱交換器10
は、等間隔に配置された多数のアルミ薄板製放熱フィン
に多数の銅パイプを貫通して設け、この銅パイプの内部
に冷媒を流すようにしたものである。
【０００６】次いで、動作を説明する。例えば冷房運転
時には、圧縮機６から吐出された高温高圧の冷媒ガスは
吐出配管７を通って室外側熱交換器８に流入する。室外
側熱交換器８では、高温高圧の冷媒ガスが銅パイプ内を
通過する間に、その熱が銅パイプの周壁から放熱フィン
に伝わり、さらに各放熱フィン相互の隙間を流通する外
気に伝わる。外気に熱を奪われ冷却された冷媒ガスは冷
媒凝縮液となって室外機本体１から流出し、冷媒配管９
を通って被冷房空間に配置された室内機本体14に流入
し、室内側熱交換器10において、その周囲の空気から熱
を吸収し、被冷房空間を冷却する。熱を吸収した冷媒凝
縮液は再び冷媒ガスとなって室内機本体14から流出し、
冷媒配管11を通って室外機本体１の圧縮機６に戻る。
時には、圧縮機６から吐出された高温高圧の冷媒ガスは
吐出配管７を通って室外側熱交換器８に流入する。室外
側熱交換器８では、高温高圧の冷媒ガスが銅パイプ内を
通過する間に、その熱が銅パイプの周壁から放熱フィン
に伝わり、さらに各放熱フィン相互の隙間を流通する外
気に伝わる。外気に熱を奪われ冷却された冷媒ガスは冷
媒凝縮液となって室外機本体１から流出し、冷媒配管９
を通って被冷房空間に配置された室内機本体14に流入
し、室内側熱交換器10において、その周囲の空気から熱
を吸収し、被冷房空間を冷却する。熱を吸収した冷媒凝
縮液は再び冷媒ガスとなって室内機本体14から流出し、
冷媒配管11を通って室外機本体１の圧縮機６に戻る。
【０００７】なお、軸流ファン２は、室外側熱交換器８
に外気を常時通過させるために設けられている。すなわ
ち、軸流ファン２が回転すると、外気は空気取入口１ａ
から室外機本体１内に取り入れられ、室外側熱交換器８
を通過し、さらにベルマウス４を通じて室外機本体１の
外部に上向きに吐出される。ファンガード５は、ベルマ
ウス４の上端開口をカバーし、軸流ファン２の回転範囲
もしくは室外機本体１の内部に異物が入ることを防止し
ている。なお、風がファンガード５を通過する際の風切
り音を抑制するために、ベルマウス４の上端とファンガ
ード５の上面部５ａとの間には、ある程度以上の距離が
確保されている。
に外気を常時通過させるために設けられている。すなわ
ち、軸流ファン２が回転すると、外気は空気取入口１ａ
から室外機本体１内に取り入れられ、室外側熱交換器８
を通過し、さらにベルマウス４を通じて室外機本体１の
外部に上向きに吐出される。ファンガード５は、ベルマ
ウス４の上端開口をカバーし、軸流ファン２の回転範囲
もしくは室外機本体１の内部に異物が入ることを防止し
ている。なお、風がファンガード５を通過する際の風切
り音を抑制するために、ベルマウス４の上端とファンガ
ード５の上面部５ａとの間には、ある程度以上の距離が
確保されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の空
気調和装置の室外機では、ファンガード５がベルマウス
４全体を覆っているので、ベルマウス４の上端とファン
ガード５の上面部５ａとの間にある程度以上の距離を確
保するためには、ファンガード５の高さを高くしなけれ
ばならず、ファンガード５を大型にせざるを得なかっ
た。
気調和装置の室外機では、ファンガード５がベルマウス
４全体を覆っているので、ベルマウス４の上端とファン
ガード５の上面部５ａとの間にある程度以上の距離を確
保するためには、ファンガード５の高さを高くしなけれ
ばならず、ファンガード５を大型にせざるを得なかっ
た。
【０００９】したがって、ファンガード５の製造コスト
が高くついていた。また、トラックによる輸送時には、
ファンガード５のトラックへの積載効率が低くなってい
た。さらに、大型で重いファンガード５は取り扱いが容
易ではなく、しかも、ファンガード５を室外機本体１の
上面に固定するための例えばネジ止めなどの作業は、背
が高い室外機本体１の上方から行なわなければならなか
ったので、室外機の組立作業性も悪かった。
が高くついていた。また、トラックによる輸送時には、
ファンガード５のトラックへの積載効率が低くなってい
た。さらに、大型で重いファンガード５は取り扱いが容
易ではなく、しかも、ファンガード５を室外機本体１の
上面に固定するための例えばネジ止めなどの作業は、背
が高い室外機本体１の上方から行なわなければならなか
ったので、室外機の組立作業性も悪かった。
【００１０】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであって、ファンガードの高さを
低くして小型化することができて、その製造コストを低
減するとともにトラックへの積載効率を向上することが
可能で、かつ、組立作業性の向上を図ることもできる、
空気調和装置の室外機を提供することを目的とするもの
である。
るためになされたものであって、ファンガードの高さを
低くして小型化することができて、その製造コストを低
減するとともにトラックへの積載効率を向上することが
可能で、かつ、組立作業性の向上を図ることもできる、
空気調和装置の室外機を提供することを目的とするもの
である。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、室外側熱交換器を収容した室外機本体
と、少なくとも一部が室外機本体の上面から突出した状
態に設けられ上向きに送風する軸流ファンと、室外機本
体の上面に設けられ軸流ファンの周囲を覆う略円筒状の
ベルマウスと、通気構造からなる円板状の上面部及び円
錐台筒状の側面部を有しベルマウスの上方を覆うファン
ガードとを備えた空気調和装置の室外機において、ベル
マウスの上端近傍の外周面に複数の突起を設け、この突
起にファンガードを固定するようにしたものである。
め、この発明は、室外側熱交換器を収容した室外機本体
と、少なくとも一部が室外機本体の上面から突出した状
態に設けられ上向きに送風する軸流ファンと、室外機本
体の上面に設けられ軸流ファンの周囲を覆う略円筒状の
ベルマウスと、通気構造からなる円板状の上面部及び円
錐台筒状の側面部を有しベルマウスの上方を覆うファン
ガードとを備えた空気調和装置の室外機において、ベル
マウスの上端近傍の外周面に複数の突起を設け、この突
起にファンガードを固定するようにしたものである。
【００１２】また、ファンガードに側面部の外周縁から
外方に突き出した位置で下向きに折れ曲がった取り付け
部を形成し、このファンガードをベルマウスの上端面に
載置するとともに、取り付け部をベルマウスの外周面に
固定するようにしたものである。
外方に突き出した位置で下向きに折れ曲がった取り付け
部を形成し、このファンガードをベルマウスの上端面に
載置するとともに、取り付け部をベルマウスの外周面に
固定するようにしたものである。
【００１３】さらに、上記構成において、ファンガード
の通気構造が上面部の中心近傍から側面部の外周近傍に
至る渦巻状の金属線材を有してなるとともに、側面部の
外周縁に渦巻状の金属線材よりも太い金属線材からなる
環状部材が設けられている構成としたものである。
の通気構造が上面部の中心近傍から側面部の外周近傍に
至る渦巻状の金属線材を有してなるとともに、側面部の
外周縁に渦巻状の金属線材よりも太い金属線材からなる
環状部材が設けられている構成としたものである。
【００１４】
実施の形態１．図１〜図４は、この発明の実施の形態１
を示している。なお、従来技術に係る図８と同様の構成
要素には同一符号を付して、説明を省略する。また、こ
の実施の形態１に係る室外機が用いられる空気調和装置
の概略構成は従来技術に係る図９と同様であるので、説
明を省略する。
を示している。なお、従来技術に係る図８と同様の構成
要素には同一符号を付して、説明を省略する。また、こ
の実施の形態１に係る室外機が用いられる空気調和装置
の概略構成は従来技術に係る図９と同様であるので、説
明を省略する。
【００１５】この実施の形態１のベルマウス４は、図３
及び図４に示すように、下端部が下方に向かって洋鐘開
口状に拡開した略円筒状に形成されるとともに、その拡
開した下端部の外周に平面視正方形の台板４ａが設けら
れている。また、ベルマウス４の上端近傍の外周面に合
計４個の突起15が周方向に等間隔に配設されている。な
お、このようなベルマウス４，台板４ａ，及び突起15は
合成樹脂により一体成形されている。ファンガード５
は、図１に示すように、円板状の上面部５ａと、下方に
向かって拡開する円錐台筒状の側面部５ｂとを備え、こ
れら上面部５ａと側面部５ｂとが、金属線材を用いた通
気構造によって一体形成されている。
及び図４に示すように、下端部が下方に向かって洋鐘開
口状に拡開した略円筒状に形成されるとともに、その拡
開した下端部の外周に平面視正方形の台板４ａが設けら
れている。また、ベルマウス４の上端近傍の外周面に合
計４個の突起15が周方向に等間隔に配設されている。な
お、このようなベルマウス４，台板４ａ，及び突起15は
合成樹脂により一体成形されている。ファンガード５
は、図１に示すように、円板状の上面部５ａと、下方に
向かって拡開する円錐台筒状の側面部５ｂとを備え、こ
れら上面部５ａと側面部５ｂとが、金属線材を用いた通
気構造によって一体形成されている。
【００１６】図２は、図１に符号Ａで示した円内の拡大
図である。この図に示すように、突起15の外端面は、フ
ァンガード５の側面部５ｂと同じ傾きを有する傾斜面に
形成されている。また、この突起15に対応させて、ファ
ンガード５の側面部５ｂの下端には、側面部５ｂと同じ
傾きのまま斜め下方に延びる延長部５ｃが一体形成され
ている。そして、この延長部５ｃと突起15との位置を合
わせて、図２のようにネジ１６で止めることにより、突
起15にファンガード５が固定されている。
図である。この図に示すように、突起15の外端面は、フ
ァンガード５の側面部５ｂと同じ傾きを有する傾斜面に
形成されている。また、この突起15に対応させて、ファ
ンガード５の側面部５ｂの下端には、側面部５ｂと同じ
傾きのまま斜め下方に延びる延長部５ｃが一体形成され
ている。そして、この延長部５ｃと突起15との位置を合
わせて、図２のようにネジ１６で止めることにより、突
起15にファンガード５が固定されている。
【００１７】以上のように構成されているので、ベルマ
ウス４の上端とファンガード５の上面部５ａとの距離を
従来と同等に確保して、軸流ファン２による風がファン
ガード５を通過する際の風切り音を抑制しつつ、ファン
ガード５自体の高さは従来よりも低くなっている。
ウス４の上端とファンガード５の上面部５ａとの距離を
従来と同等に確保して、軸流ファン２による風がファン
ガード５を通過する際の風切り音を抑制しつつ、ファン
ガード５自体の高さは従来よりも低くなっている。
【００１８】このようにファンガード５が小型化されて
いるので、ファンガード５製造時の曲げ加工数が削減さ
れ、その製造コストが低減されるとともに、輸送時のト
ラックへの積載効率が向上する。また、ファンガード５
を固定するためのネジ16がほぼ横向きに設けられている
ので、そのネジ止め作業が室外機本体１の側方から行な
えることになって、室外機の組立作業性が向上する。
いるので、ファンガード５製造時の曲げ加工数が削減さ
れ、その製造コストが低減されるとともに、輸送時のト
ラックへの積載効率が向上する。また、ファンガード５
を固定するためのネジ16がほぼ横向きに設けられている
ので、そのネジ止め作業が室外機本体１の側方から行な
えることになって、室外機の組立作業性が向上する。
【００１９】さらに、この実施の形態１では、上記のよ
うに突起15の外端面がファンガード５の側面部５ｂと同
じ傾きを有する傾斜面になっているので、突起15外端面
でファンガード５を支持した状態でネジ止め作業を行な
えることになって、例えば突起15の外端面が垂直になっ
ているような場合に比べて、作業性がより一層向上する
ことになっている。
うに突起15の外端面がファンガード５の側面部５ｂと同
じ傾きを有する傾斜面になっているので、突起15外端面
でファンガード５を支持した状態でネジ止め作業を行な
えることになって、例えば突起15の外端面が垂直になっ
ているような場合に比べて、作業性がより一層向上する
ことになっている。
【００２０】実施の形態２．図５〜図７は、この発明の
実施の形態２を示している。この実施の形態２のファン
ガード５は、図６及び図７に示すように、円板状の上面
部５ａと、下方に向かって拡開する円錐台筒状の側面部
５ｂとを備えている。これら上面部５ａと側面部５ｂと
は、上面部５ａの中心近傍から側面部５ｂの外周近傍に
至る１本の渦巻状の金属線材（鋼線）17と、上面部５ａ
の中心を通過する放射状の金属線材（鋼線）18とを用い
た通気構造から一体形成されている。
実施の形態２を示している。この実施の形態２のファン
ガード５は、図６及び図７に示すように、円板状の上面
部５ａと、下方に向かって拡開する円錐台筒状の側面部
５ｂとを備えている。これら上面部５ａと側面部５ｂと
は、上面部５ａの中心近傍から側面部５ｂの外周近傍に
至る１本の渦巻状の金属線材（鋼線）17と、上面部５ａ
の中心を通過する放射状の金属線材（鋼線）18とを用い
た通気構造から一体形成されている。
【００２１】また、ファンガード５の、側面部５ｂの外
周縁（すなわち下端縁）には、渦巻状の金属線材17より
も１ランク太い金属線材（鋼線）を円形に形成してなる
環状部材19が取り付けられている。さらに、金属線材18
の両端にはそれぞれ、取り付け部５ｄが一体形成されて
いる。図５に示すように、取り付け部５ｄは、側面部５
ｂの外周縁から外方に突き出した水平部分と、この水平
部分の先端から下向きに折れ曲がった垂直部分とを有し
ている。なお、ネジ挿通用の孔を形成するために、取り
付け部５ｄの上記垂直部分は、図７に示すように、正面
から見ると丸く曲げられている。
周縁（すなわち下端縁）には、渦巻状の金属線材17より
も１ランク太い金属線材（鋼線）を円形に形成してなる
環状部材19が取り付けられている。さらに、金属線材18
の両端にはそれぞれ、取り付け部５ｄが一体形成されて
いる。図５に示すように、取り付け部５ｄは、側面部５
ｂの外周縁から外方に突き出した水平部分と、この水平
部分の先端から下向きに折れ曲がった垂直部分とを有し
ている。なお、ネジ挿通用の孔を形成するために、取り
付け部５ｄの上記垂直部分は、図７に示すように、正面
から見ると丸く曲げられている。
【００２２】そして、図５に示すように、取り付け部５
ｄの水平部分を円筒状のベルマウス４の上端面に載置し
た状態で、垂直部分の上記ネジ挿通用の孔に挿通したネ
ジ16によって、取り付け部５ｄがベルマウス４の外周面
に固定されている。
ｄの水平部分を円筒状のベルマウス４の上端面に載置し
た状態で、垂直部分の上記ネジ挿通用の孔に挿通したネ
ジ16によって、取り付け部５ｄがベルマウス４の外周面
に固定されている。
【００２３】以上のように構成されているので、ファン
ガード５が従来よりも小型化され、その製造コストが低
減されるとともに、輸送時のトラックへの積載効率が向
上すること、及び、ファンガード５固定のためのネジ止
め作業が室外機本体１の側方から行なえて、室外機の組
立作業性が従来よりも向上することは、上記実施の形態
１と同様である。
ガード５が従来よりも小型化され、その製造コストが低
減されるとともに、輸送時のトラックへの積載効率が向
上すること、及び、ファンガード５固定のためのネジ止
め作業が室外機本体１の側方から行なえて、室外機の組
立作業性が従来よりも向上することは、上記実施の形態
１と同様である。
【００２４】また、この実施の形態２では、上記のよう
に取り付け部５ｄの水平部分をベルマウス４の上端面に
載置しているので、ファンガード５の重量はべルマウス
４の上端面で受けることになって、ネジ16には荷重がか
からないために、ネジ16の破損を防止できる。
に取り付け部５ｄの水平部分をベルマウス４の上端面に
載置しているので、ファンガード５の重量はべルマウス
４の上端面で受けることになって、ネジ16には荷重がか
からないために、ネジ16の破損を防止できる。
【００２５】また、ファンガード５の取り付け部５ｄの
位置をべルマウス４に予め形成されたネジ孔（不図示）
に合わせるための位置決め作業は、取り付け部５ｄの水
平部分をベルマウス４の上端面に載せたままファンガー
ド５を周方向に回転摺動させることにより行なえるの
で、その位置決め作業が上記実施の形態１よりも容易に
行なえることになって、室外機の組立作業性がより一層
向上する。
位置をべルマウス４に予め形成されたネジ孔（不図示）
に合わせるための位置決め作業は、取り付け部５ｄの水
平部分をベルマウス４の上端面に載せたままファンガー
ド５を周方向に回転摺動させることにより行なえるの
で、その位置決め作業が上記実施の形態１よりも容易に
行なえることになって、室外機の組立作業性がより一層
向上する。
【００２６】さらに、ファンガード５の通気構造は、図
６に示したように、中心から外周に向かう渦巻状の金属
線材17を有したものであるため、外周に近付くほど真円
度が確保されにくいことになるが、この実施の形態２で
は側面部５ｂの外周縁に取り付けられた、渦巻状の金属
線材17よりも太い金属線材からなる環状部材19によって
ファンガード５仕上り時の真円度が確保されるため、見
栄えが良くなり、ファンガード５の強度も向上する。ま
た、真円度が高いので、円筒状のべルマウス４に取り付
けるのも容易になる。
６に示したように、中心から外周に向かう渦巻状の金属
線材17を有したものであるため、外周に近付くほど真円
度が確保されにくいことになるが、この実施の形態２で
は側面部５ｂの外周縁に取り付けられた、渦巻状の金属
線材17よりも太い金属線材からなる環状部材19によって
ファンガード５仕上り時の真円度が確保されるため、見
栄えが良くなり、ファンガード５の強度も向上する。ま
た、真円度が高いので、円筒状のべルマウス４に取り付
けるのも容易になる。
【００２７】因みに、図５に示すように、この実施の形
態２では、ネジ16がベルマウス４の周壁部の肉厚とファ
ンガード５の取り付け部５ｄの厚みとの和よりも長いの
で、ネジ16の先端部がベルマウス４の周壁部を突き抜け
て軸流ファン２の風路内に突出しているが、この程度の
突出量ではネジ16先端部に起因する風切り音が発生しな
いことは確認済みである。
態２では、ネジ16がベルマウス４の周壁部の肉厚とファ
ンガード５の取り付け部５ｄの厚みとの和よりも長いの
で、ネジ16の先端部がベルマウス４の周壁部を突き抜け
て軸流ファン２の風路内に突出しているが、この程度の
突出量ではネジ16先端部に起因する風切り音が発生しな
いことは確認済みである。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る空
気調和装置の室外機にあっては、ファンガードをベルマ
ウスの上端近傍の外周面に設けられた突起に固定するよ
うにしたので、ファンガードを固定するための例えばネ
ジ止めなどの作業が室外機本体の側方から行なえること
になって、室外機の組立作業性が向上する。また、ファ
ンガードの高さを低くして小型化できるので、その製造
コストを低減できるとともに、輸送時のトラックへの積
載効率も向上できる。
気調和装置の室外機にあっては、ファンガードをベルマ
ウスの上端近傍の外周面に設けられた突起に固定するよ
うにしたので、ファンガードを固定するための例えばネ
ジ止めなどの作業が室外機本体の側方から行なえること
になって、室外機の組立作業性が向上する。また、ファ
ンガードの高さを低くして小型化できるので、その製造
コストを低減できるとともに、輸送時のトラックへの積
載効率も向上できる。
【００２９】また、ファンガードをベルマウスの上端面
に載置するとともにファンガードに形成された取り付け
部をベルマウスの外周面に固定するようにしたので、フ
ァンガードを固定するための例えばネジ止めなどの作業
が室外機本体の側方から行なえるとともに、ファンガー
ドの周方向の位置決め作業が容易に行なえることになっ
て、室外機の組立作業性がより一層向上する。また、フ
ァンガードの重量をベルマウスの上端面で受け、ファン
ガードを固定している例えばネジなどの部材には荷重が
かからないようにできて、その破損を防止できる。さら
に、ファンガードの高さを低くして小型化できるので、
その製造コストを低減できるとともに、輸送時のトラッ
クへの積載効率も向上できる。
に載置するとともにファンガードに形成された取り付け
部をベルマウスの外周面に固定するようにしたので、フ
ァンガードを固定するための例えばネジ止めなどの作業
が室外機本体の側方から行なえるとともに、ファンガー
ドの周方向の位置決め作業が容易に行なえることになっ
て、室外機の組立作業性がより一層向上する。また、フ
ァンガードの重量をベルマウスの上端面で受け、ファン
ガードを固定している例えばネジなどの部材には荷重が
かからないようにできて、その破損を防止できる。さら
に、ファンガードの高さを低くして小型化できるので、
その製造コストを低減できるとともに、輸送時のトラッ
クへの積載効率も向上できる。
【００３０】また、ファンガードの側面部の外周縁に渦
巻状の金属線材よりも太い金属線材からなる環状部材を
設けることにより、ファンガードの平面形状をより真円
に近付けてファンガードの見栄えを良くすることができ
るとともに、ファンガードの強度も向上できる。
巻状の金属線材よりも太い金属線材からなる環状部材を
設けることにより、ファンガードの平面形状をより真円
に近付けてファンガードの見栄えを良くすることができ
るとともに、ファンガードの強度も向上できる。
【図１】 この発明の実施の形態１に係る室外機の一部
を破断して示した要部側面図である。
を破断して示した要部側面図である。
【図２】 図１に符号Ａで示した円内の拡大図である。
【図３】 この発明の実施の形態１におけるベルマウス
の平面図である。
の平面図である。
【図４】 図３のベルマウスの側面図である。
【図５】 この発明の実施の形態２に係る室外機の要部
拡大側面図である。
拡大側面図である。
【図６】 この発明の実施の形態２におけるファンガー
ドの平面図である。
ドの平面図である。
【図７】 図６のファンガードの一部を断面で示した側
面図である。
面図である。
【図８】 従来の室外機の一部を破断して示した側面図
である。
である。
【図９】 図８の室外機を備えた空気調和装置の概略構
成図である。
成図である。
１ 室外機本体 ２ 軸流ファン ４ ベルマウス ５ ファンガード ５ａ 上面部 ５ｂ 側面部 ５ｄ 取り付け部 ８ 室外側熱交換器 15 突起 17 渦巻状の金属線材 19 環状部材
Claims (3)
- 【請求項１】 室外側熱交換器を収容した室外機本体
と、少なくとも一部が上記室外機本体の上面から突出し
た状態に設けられ上向きに送風する軸流ファンと、上記
室外機本体の上面に設けられ上記軸流ファンの周囲を覆
う略円筒状のベルマウスと、通気構造からなる円板状の
上面部及び円錐台筒状の側面部を有し上記ベルマウスの
上方を覆うファンガードとを備えた空気調和装置の室外
機において、 上記ベルマウスの上端近傍の外周面に複数の突起を設
け、この突起に上記ファンガードを固定するようにした
ことを特徴とする空気調和装置の室外機。 - 【請求項２】 室外側熱交換器を収容した室外機本体
と、少なくとも一部が上記室外機本体の上面から突出し
た状態に設けられ上向きに送風する軸流ファンと、上記
室外機本体の上面に設けられ上記軸流ファンの周囲を覆
う略円筒状のベルマウスと、通気構造からなる円板状の
上面部及び円錐台筒状の側面部を有し上記ベルマウスの
上方を覆うファンガードとを備えた空気調和装置の室外
機において、 上記ファンガードに側面部の外周縁から外方に突き出し
た位置で下向きに折れ曲がった取り付け部を形成し、こ
のファンガードを上記ベルマウスの上端面に載置すると
ともに上記取り付け部を上記ベルマウスの外周面に固定
するようにしたことを特徴とする空気調和装置の室外
機。 - 【請求項３】 ファンガードの通気構造が上面部の中心
近傍から側面部の外周近傍に至る渦巻状の金属線材を有
してなるとともに、上記側面部の外周縁に上記渦巻状の
金属線材よりも太い金属線材からなる環状部材が設けら
れている請求項第１項又は第２項に記載の空気調和装置
の室外機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12485196A JPH09310890A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 空気調和装置の室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12485196A JPH09310890A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 空気調和装置の室外機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09310890A true JPH09310890A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14895671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12485196A Pending JPH09310890A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 空気調和装置の室外機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09310890A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004042288A1 (ja) * | 2002-11-08 | 2004-05-21 | Daikin Industries, Ltd. | 送風ユニットのファンガード |
| US8092156B2 (en) | 2007-10-31 | 2012-01-10 | Lg Electronics Inc. | Outdoor unit of air conditioner |
| KR101426047B1 (ko) * | 2008-01-30 | 2014-07-31 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기용 실외기 |
| CN106225204A (zh) * | 2016-08-12 | 2016-12-14 | 成都毅诚机电工程有限公司 | 一种便于维修调试的中央空调 |
| EP3527901A4 (en) * | 2016-10-11 | 2019-09-25 | Mitsubishi Electric Corporation | HEAT EXCHANGE VENTILATION DEVICE |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP12485196A patent/JPH09310890A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004042288A1 (ja) * | 2002-11-08 | 2004-05-21 | Daikin Industries, Ltd. | 送風ユニットのファンガード |
| AU2003277623B2 (en) * | 2002-11-08 | 2006-09-07 | Daikin Industries, Ltd. | Fan guard for blower unit |
| US7172387B2 (en) | 2002-11-08 | 2007-02-06 | Daikin Industries, Ltd. | Fan guard for blower unit |
| CN1333207C (zh) * | 2002-11-08 | 2007-08-22 | 大金工业株式会社 | 送风装置的风扇防护体 |
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