JPH09310613A - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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JPH09310613A
JPH09310613A JP14870196A JP14870196A JPH09310613A JP H09310613 A JPH09310613 A JP H09310613A JP 14870196 A JP14870196 A JP 14870196A JP 14870196 A JP14870196 A JP 14870196A JP H09310613 A JPH09310613 A JP H09310613A
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lower shell
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JP14870196A
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Yasuo Fukae
康夫 深江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平形状に形成した触媒コンバータ1のディ
フューザ部11、12からの放射音の発生を防止する。 【解決手段】 上部シェル5および下部シェル6の上流
側ディフューザ部11および下流側ディフューザ部12
を形成する部分に、排気ガスの流れに対して直交する方
向に、それぞれビード22、23、24、25を形成す
る。そして、上部シェル5と下部シェル6との間に金属
製織布7c、鉱綿マット7dで覆った触媒4を挟み、上
部シェル5と下部シェル6とを一体的に溶接して偏平形
状の触媒コンバータ1を形成する。これにより、上流側
ディフューザ部11および下流側ディフューザ部12に
おいて、上部シェル5および下部シェル6の剛性が高め
られ、排気ガスの圧力が変動することによる上部シェル
5および下部シェル6の変形が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の排気系の途
中に設けられ、偏平形状に形成された触媒コンバータに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、触媒コンバータは、車両における
床下スペース等の関係から、偏平形状に形成されるよう
になっている。この場合、触媒コンバータは、上部シェ
ルおよび下部シェルがそれぞれプレス成形により形成さ
れ、その上部シェルと下部シェルとの間に触媒を挟んで
一体的に溶接されることにより形成される。ここで、触
媒コンバータは、中央部に横断面略楕円形状の触媒保持
部が、その触媒保持部の前後に、排気管に接続するため
のディフューザ部が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
触媒コンバータは、偏平形状であるため、ディフューザ
部において、排気ガス圧力の変動による影響を受けて上
部シェルおよび下部シェルが上下に変形して振動し、放
射音が発生するという問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
提案されたもので、偏平形状に形成した触媒コンバータ
のディフューザ部からの放射音の発生を防止することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る触媒コンバータは、上部シェルと下
部シェルとの間に触媒を挟み、重ね合わせたときに偏平
形状に形成された触媒コンバータにおけるディヒューザ
部に防振手段を設けたものとした。上記の防振手段は、
排気ガス流れと直交する方向に形成されたビードである
ことが好ましい。上記のビードは、上部シェルまたは下
部シェルの成形時に形成されたものであることが好まし
い。
【0006】
【作用】本発明に係る触媒コンバータは、偏平形状に形
成されたディヒューザ部に防振手段を設けたから、ディ
ヒューザ部の歪みに対する剛性が高められる。これによ
り、ディヒューザ部での排気ガスの圧力変動による上部
シェルおよび下部シェルの変形が防止される。そして、
上記の防振手段が、排気ガス流れと直交する方向に形成
されたビードであると、ディヒューザ部の剛性が容易に
向上される。また、上記のビードは、上部シェルまたは
下部シェルの成形時に形成することにより、成形工程を
増やすことなく形成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る触媒コンバー
タの一実施例を図面を参照して説明する。図1は車両の
排気系の途中に設けられる触媒コンバータ1の一部破断
平面図である。触媒コンバータ1が上流側排気管2と下
流側排気管3との間に設けられている。図2はその正面
図、図3は図2のA−A線断面図である。触媒コンバー
タ1は、上部シェル5および下部シェル6がそれぞれプ
レス成形により形成され、触媒4を間に挟んで上部シェ
ル5と下部シェル6とが溶接により一体的に形成されて
いる。この場合、触媒4は、セラミックにより一体に形
成され、その前後に金属製キャップ7a、7bが取り付
けられ、周囲がスチール細線による金属製織布7c、お
よび鉱綿マット7dからなる緩衝シール材により覆われ
た状態で、上部シェル5と下部シェル6との間に挿入さ
れている。
【0008】上部シェル5および下部シェル6は、重ね
合わせたとき、中央部に横断面楕円形状の触媒保持部1
0が形成され、また、その触媒保持部10の前後に平面
略三角形状の上流側ディフューザ部11、下流側ディフ
ューザ部12がそれぞれ形成されている。触媒保持部1
0を形成する上部シェル5および下部シェル6には、排
気ガスの流れに対して略直交する方向に、3本のビード
20、21が形成されて触媒保持部10が補強されてい
る。
【0009】また、上流側ディフューザ部11、触媒保
持部10および下流側ディフューザ部12に亘って、上
部シェル5および下部シェル6の両側に溶接用鍔13、
14が設けられている。その溶接用鍔13、14を合わ
せ面として溶接され、上部シェル5と下部シェル6とが
一体的に形成されている。ここで、上部シェル5と下部
シェル6とは、合わせ面を基準線として略面対象に形成
されている。また、上流側ディフューザ部11および下
流側ディフューザ部12の端部には、それぞれ上流側排
気管2および下流側排気管3に対する継手フランジ8、
9が溶接により固着されている。
【0010】そして、上部シェル5の上流側ディフュー
ザ部11および下流側ディフューザ部12を形成する部
分には、排気ガスの流れに対して略直交する方向に、そ
れぞれ防振手段としての各2本のビード22、23が、
上部シェル5のプレス成形時に同時に形成されている。
そのビード22、23は、上流側ディフューザ部11お
よび下流側ディフューザ部12の幅全長に亘って形成さ
れている。同様に、下部シェル6の上流側ディフューザ
部11および下流側ディフューザ部12を形成する部分
にも、各2本のビード24、25が形成されている。
【0011】上記のように、上部シェル5および下部シ
ェル6の上流側ディフューザ部11および下流側ディフ
ューザ部12に排気ガスの流れに対して直交する方向に
ビード22、23、24、25を形成したから、垂直方
向の歪みに対する剛性が高められる。したがって、排気
ガスの圧力が変動しても、上部シェル5および下部シェ
ル6の変形が防止でき、上流側ディフューザ部11およ
び下流側ディフューザ部12からの放射音の発生を防止
することができる。
【0012】なお、実施例においては、上部シェル5お
よび下部シェル6の上流側ディフューザ部11および下
流側ディフューザ部12に、それぞれ防振手段として2
本のビード22、23、24、25を形成したが、ビー
ドの本数はこれに限定されることはない。そして、ビー
ドを形成する部位も、上流側ディフューザ部11のみ、
あるいは下流側ディフューザ部12のみ、または上部シ
ェル5のみ、あるいは下部シェル6のみとすることもあ
る。さらに、他の手段、例えば丸棒を溶接することも可
能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る触媒
コンバータは、偏平形状に形成されたディヒューザ部に
防振手段を設けたものとしたから、ディヒューザ部の歪
みに対する剛性が高められる。そして、ディヒューザ部
での排気ガスの圧力変動による上部シェルおよび下部シ
ェルの変形が防止されるため、放射音の発生を防止する
ことができる。そして、上記の防振手段として、排気ガ
ス流れと直交する方向にビードを形成することにより、
ディヒューザ部の剛性が容易に向上されて放射音の発生
を防止することができる。また、上記のビードを、上部
シェルまたは下部シェルの成形時に形成することによ
り、成形工程を増やすことなく安価に形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における触媒コンバータを示す
一部破断平面図である。
【図2】実施例における触媒コンバータの一部破断正面
図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 触媒コンバータ 2 上流側排気管 3 下流側排気管 4 触媒 5 上部シェル 6 下部シェル 11 上流側ディフューザ部 12 下流側ディフューザ部 13、14 溶接用鍔 22、24 上流側ディフューザ部11のビード 23、25 下流側ディフューザ部12のビード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の排気系の途中に設けられ、上部シ
    ェル(5)および下部シェル(6)の間に触媒(4)を
    挟んで重ね合わせたときに偏平形状に形成され、前記触
    媒(4)の前後に形成されたディヒューザ部(11、1
    2)を介して排気管に接続された触媒コンバータ(1)
    において、 前記ディヒューザ部(11、12)に防振手段(22、
    23、24、25)を設けたことを特徴とする触媒コン
    バータ。
  2. 【請求項2】 前記防振手段は、排気流れと直交する方
    向に形成されたビード(22、23、24、25)であ
    ることを特徴とする請求項1記載の触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】 前記ビード(22、23、24、25)
    は、前記上部シェル(5)または下部シェル(6)の成
    形時に形成されたものであることを特徴とする請求項2
    記載の触媒コンバータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003531994A (ja) * 2000-04-26 2003-10-28 ヨット エーバーシュペッヘル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 排ガス設備の排ガス装置、特にモジュール構成形式の自動車触媒装置
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