JPH09310075A - ゴム・プラスチック廃棄物の処理方法および処理装置 - Google Patents

ゴム・プラスチック廃棄物の処理方法および処理装置

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JPH09310075A
JPH09310075A JP12694996A JP12694996A JPH09310075A JP H09310075 A JPH09310075 A JP H09310075A JP 12694996 A JP12694996 A JP 12694996A JP 12694996 A JP12694996 A JP 12694996A JP H09310075 A JPH09310075 A JP H09310075A
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rubber
plastic waste
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decomposition tank
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Susumu Hirai
進 平井
Haruhiko Matsuo
治彦 松尾
Tetsurou Oigo
哲朗 老後
Masami Tanmachi
正美 反町
Toshio Shiina
利雄 椎名
Etsuo Fukuchi
悦夫 福地
Hiromi Tsuda
弘実 津田
Ryoichi Ito
亮一 伊東
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DENSEN SOGO GIJUTSU CENTER
Furukawa Electric Co Ltd
Fujikura Ltd
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Hitachi Cable Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
SWCC Corp
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DENSEN SOGO GIJUTSU CENTER
Furukawa Electric Co Ltd
Fujikura Ltd
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Hitachi Cable Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒を繰り返し使用することができ、処理コ
ストの低減、大量の使い捨て触媒の発生を防止したゴム
・プラスチック廃棄物の処理方法およびこれに用いる処
理装置を提供する。 【解決手段】 熱分解槽6へゴム・プラスチック廃棄物
および触媒を供給してゴム・プラスチック廃棄物を触媒
の存在下で熱分解させるとともに、熱分解槽6内で劣化
した触媒を含む残渣を残渣排出装置12により槽外へ排
出し、触媒再生装置13により再生させた後、この再生
した触媒を配管14を通して熱分解槽6に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線・ケーブルの
製造時や使用した後などに生じるゴム・プラスチック廃
棄物を熱分解して処理する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電線・ケーブルの製造時や使用した後な
どに生じるゴム・プラスチック廃棄物は、従来、埋立て
による処理が主であったが、近年、プラスチック廃棄物
を熱分解して油化する方法が開発され、資源の再利用が
可能で、また環境汚染のおそれもないことから、その適
用が検討されている。
【0003】すなわち、プラスチック廃棄物の油化方法
として、(イ)プラスチック廃棄物と触媒とを予熱した
熱分解槽に投入して熱分解し油化するバッチ投入方式、
(ロ)予め粉砕したプラスチック廃棄物を触媒とともに
スクリューフィ−ダなどの移送手段により混合しつつ熱
分解槽に供給し、そこで高温で加熱して熱分解し油化す
る方法、(ハ)予備反応槽内で触媒とともに 360℃程度
の温度で熱処理したプラスチック廃棄物を、スクリュー
フィ−ダなどで熱分解槽に移送し、ここで触媒の存在
下、高温( 400〜470 ℃)で加熱して熱分解させ、さら
に、この熱分解で生じたガス状熱分解物を 350〜470 ℃
に加熱した触媒を充填した槽に通過させることにより改
質(低分子化、または環化、芳香族化)させて炭化水素
油として回収する方法(特開昭 59-174690号公報)など
が提案されている。
【0004】ところで、このような処理方法において
は、熱分解槽内でプラスチック廃棄物の熱分解に寄与し
た触媒が、表面にカーボンなどが付着して徐々に劣化
し、かつ、重くなって熱分解槽の底部に他の残渣(プラ
スチック廃棄物の未反応物など)とともに移行すること
から、底部に開閉弁を介挿した排出管を取り付けたり、
スクリューフィーダを配設するなどして、溜まった残渣
を適宜外部に排出するようにしている。
【0005】しかしながら、このような方法では、常に
新しい触媒を使用することになるため、処理コストが高
くなるだけでなく、大量の使い捨て触媒が生ずるという
問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、近年、プ
ラスチック廃棄物を熱分解して油化する方法が開発さ
れ、資源の再利用が可能で、また環境汚染のおそれもな
いことから注目されている。しかしながら、従来の方法
では、劣化した触媒をそのまま使用済み触媒として外部
に排出するようにしているので、極めて非経済的で、処
理コストが高くなる、大量の使い捨て触媒が生ずるなど
の問題がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、触媒を繰り返し使用することができ、
処理コストを低減するとともに、大量の使い捨て触媒の
発生を防止することができる経済性に優れたゴム・プラ
スチック廃棄物の処理方法およびこれに用いる処理装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のゴム・プラスチ
ック廃棄物の処理方法は、熱分解槽へゴム・プラスチッ
ク廃棄物および触媒を供給して前記ゴム・プラスチック
廃棄物を触媒の存在下で熱分解させるゴム・プラスチッ
ク廃棄物の処理方法において、前記熱分解槽内で劣化し
た触媒を含む残渣を槽外へ排出し、これに再生処理を施
して前記劣化触媒を再生させた後、この再生した触媒を
熱分解槽へ供給するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0009】また、本発明のゴム・プラスチック廃棄物
の処理装置は、ゴム・プラスチック廃棄物を触媒の存在
下で熱分解させる熱分解槽と、処理すべきゴム・プラス
チック廃棄物と触媒とを前記熱分解槽へ供給する被処理
物供給装置と、前記熱分解槽の下方に設けられた劣化触
媒を含む残渣を排出する残渣排出装置と、この残渣排出
装置により排出された残渣中の劣化触媒を再生させる触
媒再生装置と、この触媒再生装置により再生された触媒
を前記熱分解槽もしくは前記被処理物供給装置へ導く配
管とを備えてなることを特徴とするものである。
【0010】本発明のゴム・プラスチック廃棄物の処理
方法および処理装置によれば、劣化した触媒を再生さ
せ、繰り返し触媒として使用することができるので、触
媒の使用量を減らすことができ、処理コストを低減する
ことができるとともに、使い捨て触媒の発生を防止する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態の一例の
ゴム・プラスチック廃棄物の連続油化処理装置を模式的
に示す構成図である。図1において、1は、一軸押出機
もしくは二軸押出機などの加熱混練機構を有する押出機
を示し、この押出機1の後端寄りには、ゴム・プラスチ
ック廃棄物を収容したゴム・プラスチック廃棄物収容槽
(図示なし)より、ゴム・プラスチック廃棄物を定量供
給するためのゴム・プラスチック廃棄物供給管2が、ま
た、中間部のやや前方寄りには、触媒を収容した触媒収
容槽3から触媒を定量供給するための触媒供給管4がそ
れぞれ接続されている。
【0012】また、押出機1の先端部近傍の下部には、
押出機1により加熱混練されて溶融ないし半溶融状態と
されたゴム・プラスチック廃棄物と触媒の混合物を排出
する排出管5が接続され、この排出管5は、押出機1の
下方に配設された、外周に加熱手段を備えた熱分解槽6
の上部開口に接続されている。すなわち、排出管5より
排出されたゴム・プラスチック廃棄物と分解促進剤であ
る触媒の混合物は、熱分解槽6内にその上部に設けた開
口より導入されるようになっている。
【0013】さらに、熱分解槽6の上部には、排気口が
開口しており、この排気口には、熱分解槽6内で生じた
ガス状熱分解物を、触媒層を設けた触媒槽7に導き、さ
らに油回収装置8へと導く配管9が接続されている。な
お、油回収装置8は、たとえば、ガス状熱分解物を冷却
する冷却手段と、冷却によって生じた油を水やガスから
分離する油分離装置と、分離された油を軽質油および重
質油に分留する分留装置から構成される。図中、10お
よび11は、分留装置により分留された軽質油および重
質油をそれぞれ貯留する軽質油貯留槽および重質油貯留
槽である。
【0014】一方、熱分解槽6の底部には、たとえばス
クリューの回転によって熱分解槽6内に生じた劣化触媒
を含む残渣を適宜外部に排出させる残渣排出装置12が
配設されており、また、この残渣排出装置12には、排
出された残渣を大気雰囲気中で熱処理することにより、
残渣中に含まれる劣化触媒を再生して排出する触媒再生
装置13が接続されている。そして、この触媒再生装置
13には、さらに、再生した触媒を触媒収容槽3に導く
配管14が接続されており、また、触媒収容槽3には、
未使用触媒を適宜加えることができる投入口15が設け
られてもよい。なお、本発明において、ゴム・プラスチ
ック廃棄物供給管2より供給されるゴム・プラスチック
廃棄物としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン・プロピレンコポリマー、エチレン・酢酸ビニルコ
ポリマー、エチレン・エチルアクリレートコポリマー、
エチレン・プロピレン・ジエンターポリマーなどの各種
オレフィン系ポリマー、ポリスチレン、ブチルゴム、天
然ゴム、スチレンブタジエンゴムなどがあげられるほ
か、架橋ポリエチレンや架橋したゴムなどの高温で加熱
しても半溶融化(脆化)するだけで液状化しないものも
使用することができる。これらは単独であっても混合さ
れていてもよい。
【0015】また、これらのゴム・プラスチック廃棄物
とともに熱分解槽6に供給される触媒、および触媒槽7
の触媒層を構成する触媒には、シリカ・アルミナ系、ア
ルミナ・酸化鉄系、ゼオライトなどの粉末あるいはペレ
ット状の触媒があげられる。さらに、上記触媒再生装置
13には、回転する管状の加熱炉を備え、この加熱炉内
に処理物を供給することにより、処理物を大気雰囲気中
で効率良くかつ連続的に熱処理して排出することができ
る、いわゆるロータリー・キルン方式の熱処理装置、た
とえば広築社製のロータリーチューブファーネス(商品
名)などが好適に使用される。
【0016】このように構成される装置では、ゴム・プ
ラスチック廃棄物は、ゴム・プラスチック廃棄物供給管
2から押出機1内へ単位時間あたり一定量ずつ送り込ま
れ、加熱混練されつつ先端側へと送られる。この間、触
媒供給管4から、ゴム・プラスチック廃棄物の供給量に
対して所要量の触媒が送り込まれ、加熱混練によって溶
融ないし半溶融状態とされたゴム・プラスチック廃棄物
と均一かつ十分に混合されて排出管5から排出される。
【0017】排出管5から排出されたゴム・プラスチッ
ク廃棄物と触媒の混合物は熱分解槽6に導入される。熱
分解槽6は、加熱手段によって、たとえば上部 500℃、
中間部 550℃、下部 600℃の温度勾配が形成されるよう
に予め加熱されており、ゴム・プラスチック廃棄物は、
触媒の作用により熱分解し、ガス状分解物が上部の排気
口から排出される。
【0018】排気口から排出されたガス状分解物は、触
媒槽7を通過する間に、二次熱分解を受けて改質され、
油回収装置8で油化され、軽質油貯留槽10および重質
油貯留槽11に捕集される。
【0019】一方、熱分解層6において、ゴム・プラス
チック廃棄物の熱分解に寄与した触媒は、熱分解によっ
て生じたカーボンなどが表面に付着して劣化し、かつ、
重くなって、ゴム・プラスチック廃棄物の未反応物など
ともに、残渣として底部に移行するので、適宜残渣排出
装置12を駆動させ、外部に排出させる。排出された劣
化触媒を含む残渣は、残渣排出装置12に接続された触
媒再生装置13により加熱され、劣化触媒に付着したカ
ーボンやゴム・プラスチック廃棄物の未反応物などが炭
酸ガスなどになって揮散除去されるとともに、触媒が再
生される。再生された触媒は、配管14によって触媒収
容槽3に送られ、再び触媒として利用される。
【0020】このような装置においては、触媒は廃棄さ
れることなく繰り返し使用されるため、触媒の使用量を
大幅に減らすことができ、処理コストを低減することが
できるとともに、使い捨て触媒の発生も防止される。ま
た、触媒以外の残渣成分は気体となって除去されるた
め、実質的に残渣が生じないことになり、困難な残渣処
理作業が不要となる。
【0021】なお、以上説明した例は、ゴム・プラスチ
ック廃棄物および触媒をそれぞれ独立に押出機に連続的
に供給し、加熱混練させて溶融ないし半溶融状態として
熱分解槽へ供給するようにした装置の例であるが、本発
明は、このような例に限定されるものではなく、ゴム・
プラスチック廃棄物および触媒を混合し、共通の供給管
から押出機に連続的にまたは間欠的に供給するものであ
ってもよい。また、処理効率、熱分解効率は大きく低下
するものの、押出機を用いずスクリューフィーダなどの
移送手段により熱分解槽へ供給する、あるいは、ゴム・
プラスチック廃棄物および触媒を混合することなく直接
熱分解槽に供給するものであってもよい。 ところで、
触媒を再生する際の熱処理条件は、本発明の効果に大き
く影響するものであり、その条件の設定が不適切である
と、場合によって、十分な効果が得られなくなるおそれ
がある。
【0022】すなわち、たとえば、シリカ・アルミナ系
触媒(アルミナ含有量約10〜15重量%)は、その触媒活
性が結晶骨格中に存在するアルミニウムの濃度に大きく
依存し、SiとAlの原子比 Si/Alが変化すると触媒活性も
変化する。したがって、再生処理にあたっては、 Si/Al
の変化を極力抑える必要がある。具体的には、このシリ
カ・アルミナ系触媒の場合、熱処理温度は 600〜750 ℃
の範囲とすることが望ましく、 600℃未満では、表面に
付着したカーボンなどが燃焼せず、また、750℃を越え
ると Si/Al比が大きく変化して触媒活性が低下するよう
になる。より望ましくは、700 〜750 ℃の温度範囲であ
り、温度が700 ℃より低いと燃焼に時間がかかり、触媒
の再生利用に不都合が生ずるおそれがある。特に、前述
したロータリー・キルン方式の加熱装置のような触媒を
連続的に再生する装置を用いた場合には、熱処理温度を
700 〜750 ℃の範囲とすることが望ましく、この範囲で
熱処理した場合に、カーボンなどを十分に燃焼除去でき
るとともに、 Si/Al比の変化を防止し、高い触媒活性を
有する再生触媒を得ることができる。
【0023】ちなみに、カーボンを付着させたシリカ・
アルミナ系触媒を 800℃の温度で 3時間加熱した後に元
素分析を行ったところ、AlおよびTiが検出されなかった
が、700℃の温度で 3時間加熱した後では加熱前と大き
な差はなかった。また、熱処理温度条件のみを 650、70
0 、775 、800 ℃と変えてロータリーチューブファーネ
スにより再生させた各触媒の活性を、架橋ポリエチレン
の分解促進効果により簡易的に比較評価したところ、熱
処理温度が700 ℃のときに、未使用の触媒に最も近い触
媒活性を示すことが確認された。
【0024】なお、再生処理にあたっては、その効率を
よくするために、再生処理促進剤(たとえばカーボンな
ど)を加えることもできる。また、空気を流すことによ
っても効率を上げることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
触媒を再生して繰り返し使用することができるため、処
理コストを低減し、また、大量の使い捨て触媒の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるゴム・プラス
チック廃棄物の連続油化処理装置を模式的に示す構成
図。
【符号の説明】
1………押出機 2………ゴム・プラスチック廃棄物供給管 3………触媒収容槽 4………触媒供給管 5………排出管 6………熱分解槽 8………油回収装置 12………残渣排出装置 13………触媒再生装置 14………配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10B 53/00 B09B 3/00 302A 302B (71)出願人 000005290 古河電気工業株式会社 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 (71)出願人 000002130 住友電気工業株式会社 大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号 (71)出願人 000005186 株式会社フジクラ 東京都江東区木場1丁目5番1号 (71)出願人 000003263 三菱電線工業株式会社 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 (72)発明者 平井 進 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 松尾 治彦 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 老後 哲朗 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 反町 正美 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 椎名 利雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 福地 悦夫 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 津田 弘実 静岡県浜松市新都田1丁目4番4号 社団 法人電線総合技術センター内 (72)発明者 伊東 亮一 静岡県浜松市新都田1丁目4番4号 社団 法人電線総合技術センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱分解槽へゴム・プラスチック廃棄物お
    よび触媒を供給して前記ゴム・プラスチック廃棄物を触
    媒の存在下で熱分解させるゴム・プラスチック廃棄物の
    処理方法において、 前記熱分解槽内で劣化した触媒を含む残渣を槽外へ排出
    し、これに再生処理を施して前記劣化触媒を再生させた
    後、この再生した触媒を熱分解槽へ供給するようにした
    ことを特徴とするゴム・プラスチック廃棄物の処理方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゴム・プラスチック廃棄
    物の処理方法において、 ゴム・プラスチック廃棄物および触媒は押出機により加
    熱混練され、溶融ないし半溶融状態とされて前記熱分解
    槽へ供給されることを特徴とするゴム・プラスチック廃
    棄物の処理方法。
  3. 【請求項3】 ゴム・プラスチック廃棄物を触媒の存在
    下で熱分解させる熱分解槽と、処理すべきゴム・プラス
    チック廃棄物と触媒とを前記熱分解槽へ供給する被処理
    物供給装置と、前記熱分解槽の下方に設けられた劣化触
    媒を含む残渣を排出する残渣排出装置と、この残渣排出
    装置により排出された残渣中の劣化触媒を再生させる触
    媒再生装置と、この触媒再生装置により再生された触媒
    を前記熱分解槽もしくは前記被処理物供給装置へ導く配
    管とを備えてなることを特徴とするゴム・プラスチック
    廃棄物の処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のゴム・プラスチック廃棄
    物の処理装置において、 被処理物供給装置は、ゴム・プラスチック廃棄物と触媒
    とを加熱混練し、溶融ないし半溶融状態として前記熱分
    解槽へ供給する押出機を具備することを特徴とするゴム
    ・プラスチック廃棄物の処理装置。
JP12694996A 1996-05-22 1996-05-22 ゴム・プラスチック廃棄物の処理方法および処理装置 Withdrawn JPH09310075A (ja)

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