JPH09309819A - 日焼け肌用化粧料 - Google Patents

日焼け肌用化粧料

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JPH09309819A
JPH09309819A JP14997596A JP14997596A JPH09309819A JP H09309819 A JPH09309819 A JP H09309819A JP 14997596 A JP14997596 A JP 14997596A JP 14997596 A JP14997596 A JP 14997596A JP H09309819 A JPH09309819 A JP H09309819A
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light
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red
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Katsumoto Ogawa
克基 小川
Eiko Kinoshita
栄子 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、濃色の日焼け用化粧料に適切なつ
やと透明感を与えることを目的とする。 【解決手段】 赤色干渉光を有する干渉性物質を含むこ
とを特徴とする日焼け肌用化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は日焼け肌用化粧料、
特にブロンズ色又は小麦色をした日焼け肌用化粧料の改
良に関する。
【従来の技術】
【0002】従来よりブロンズ色又は小麦色をした日焼
け肌に対応した比較的濃色の日焼け肌用化粧料が周知で
ある。通常、この濃色の日焼け肌用化粧料には、該化粧
料自体をブロンズ色又は小麦色とするため顔料として酸
化鉄を大量に用いている。この結果、該化粧料を肌に適
用した場合、つやがなく日焼けした肌がくすんだ状態の
仕上がりとなってしまう。一方、肌につやを与えるた
め、一般的な処方として白色パール剤を配合することも
考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように濃色の日焼け肌用化粧料に白色パール剤を添加
した場合には、化粧肌が銀白色のつやとなり、ブロンズ
色あるいは小麦色の外観色とは異質な質感を生じ、不健
康なイメージの仕上がりとなってしまう。本発明は前記
従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は
濃色の日焼け肌用化粧料に適切なつやと透明感を与える
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、濃色日焼け肌用
化粧料に赤色干渉光を有する物質を加えることにより、
化粧肌に不自然な質感を与えることなくつや及び透明感
の付与が可能となることを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明にかかる日焼け肌用化粧料
は、赤色干渉光を有する干渉性物質を含むことを特徴と
する。また、本発明において、その外観色の色相がYR
領域で、明度が6.0以下、彩度が3.0以上であるこ
とが好適である。
【0005】また、本発明おいて、赤色干渉光を有する
干渉性物質が二酸化チタン被覆雲母であることが好適で
ある。また、本発明において、赤色干渉光を有する干渉
性物質の配合量は化粧料中0.5〜20重量%であるこ
とをが好適である。さらに本発明において、赤色干渉光
を有する干渉性物質の配合量は2.0〜10.0重量%
であることが好適である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。本発明の対象とする日焼け肌用化粧料
は、ブロンズ色又は小麦色を呈するものであり、特にそ
の外観色の色相がマンセルマップにおいてYR領域で、
明度が6.0以下、彩度が3.0以上の化粧料であるこ
とが好適である。前記ブロンズ色又は小麦色を呈しない
化粧料に関して、赤色干渉光を有する干渉性物質を配合
したとしても、本発明における特有な効果である自然な
つや及び透明感は得られず、特に白色系化粧料にあって
はむしろ一般的な白色雲母チタンを用いる方が自然な仕
上がりとなる。
【0007】また、本発明において特徴的な赤色干渉光
を有する干渉性物質としては、赤い干渉光を有する二酸
化チタン被覆雲母が好適である。そして、赤色干渉光を
有する雲母チタンの配合量は化粧料全量中に0.5〜2
0.0重量%、好ましくは3.0〜10.0重量%の範
囲である。0.5重量%未満では十分なつや及び透明感
を得ることはできず、また20.0重量%を越えて配合
するとつやが強調されすぎ不自然な感じとなる。また、
本発明に係る化粧料の剤型としては、特に限定はされな
いが固形ファンデーション状、パウダー状、油性スティ
ック状、W/O又はO/Wエマルジョン状等が一般的で
ある。
【0008】本発明に係る化粧料には、前記赤色干渉光
を有する干渉性物質の作用に影響を与えない限り、一般
の化粧料の成分をそのまま使用できる。この様な成分と
しては、例えば高級アルコール、ラノリン誘導体、蛋白
誘導体、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル系オ
イル、シリコーン系オイル、フッ素系オイル等の油分、
プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリ
コール等の保湿剤成分、油溶性高分子物質、イオン交換
水、アルコール、タルク、マイカ、カオリン、酸化鉄、
酸化チタン、酸化亜鉛、球状樹脂粉末等の粉末、防腐
剤、殺菌剤、pH調整剤、酸化防止剤、色素及び香料等
が挙げられる。
【0009】次に、以上のように構成された日焼け肌用
化粧料の作用機作について説明する。まず、本発明者ら
はブロンズ色の日焼け肌についてその光学特性を調べ
た。すなわち、図1には皮膚における光の透過と波長依
存性の関係が示されており、一般に光は長波長になるほ
ど真皮深く到達するといわれている。例えば700nm
の赤色光は皮下組織にまで到達する。一方、300nm
〜400nmの青色光は表皮ないし真皮層にまでしか到
達せず、これら各層からの反射光が皮膚の色を規定す
る。図2にはこの状態がより模式的詳細に示されてい
る。同図(A)は日焼け直後の透明感のある肌を示して
おり、同図より明らかなように照射される光のうち赤色
光は角層、表皮及び真皮を透過して皮下組織中の血管に
反射される。
【0010】これに対して青色光はほとんどが表皮層に
より反射され、前記赤色光及び青色光の影響により健康
的で且つ透明感のある肌色が得られる。これに対し、同
図(B)に示すように日焼け後長時間経過すると、表皮
中にメラニン色素が大量に発現する。そして、角層ない
し表皮で反射される青色光については前記(A)と略近
似するが、赤色光に関しては表皮中に生成したメラニン
色素により吸収され、前記(A)のように皮下組織中の
血管に迄は至らなくなる。この結果、前記(A)のよう
に皮膚の表層から深部に至る各層から反射光が帰還する
場合と比較し、同図(A)に示す場合には表層のみから
青色光が帰還するため透明感に乏しくしかも赤色光が相
対的に不足し一層くすんだ肌色を呈してしまうのであ
る。
【0011】この点について本発明者らはさらに第3図
に示すような装置を用いその検討を行った。同図に示す
測定装置10は光ファイバー等からなる導光部12と、
該導光部12の外周に配置された光検知部14と、光源
16からの光を分光し所定波長の光のみを前記導光部1
2に供給する分光器18と、を含む。そして、前記導光
部12の先端及び光検知部14は略面一に構成されてお
り、該先端部分を肌に押し当てることにより、導光部1
2を介した光は肌20の表面反射光を除外した状態で肌
20の内部からの反射光のみを検知することが可能とな
る。
【0012】図4は、前記測定装置10を用いて透明感
のある肌と透明感のない肌について内部反射率を測定し
た結果を示している。同図より明らかなように、600
nm以下の波長域においては透明感があると看取される
肌も透明感がないと看取される肌も大きな相違は認めら
れないが、60nm以上の赤色反射光領域において透明
感のある肌は透明感のない肌に比較して内部反射率が大
きく増大する。以上の結果、透明感のある肌を得るため
には、単に化粧料自体を赤くする。すなわち青色光を吸
収するのではなく、赤色光領域の反射光を増大させるこ
とが必要であることが理解される。そこで、本発明者ら
は、赤色干渉光を有する干渉性物質に着目したのであ
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。但し、本発明はこれにより限定されものではない。
また、配合量は特に指定がない限り重量%である。実施例1、比較例1,2 次の表1に記載の配合組成よりなる固形パウダー化粧料
を下記する方法によって調製した。 (製法)(1)から(10)までの粉末部を均一にヘンシ
ェルミキサーで混合した後、(11)から(12)までの油
分部を滴下し、ヘンシェルミキサーで混合する。パルペ
ライザーで粉砕した後、金属または樹脂の中皿にのせて
圧縮成型し、固形パウダーとする。
【0014】
【表1】 ──────────────────────────────────── 実施例1 比較例1 比較例2 ──────────────────────────────────── (1)カルシュウムステアレート処理 タルク 53.0 53.0 59.0 (2)マイカ 11.0 11.0 11.0 (3)球状樹脂粉末 8.0 8.0 8.0 (4)シリコーン処理酸化チタン 1.5 1.5 1.5 (5)シリコーン処理ベンガラ 6.0 6.0 6.0 (6)シリコーン処理黄酸化鉄 8.0 8.0 8.0 (7)シリコーン処理黒酸化鉄 1.0 1.0 1.0 (8)白色雲母チタン − 6.0 − (9)赤色干渉光雲母チタン 6.0 − − (10)パラベン 適 量 適 量 適 量 (11)ジイソステアリムマレート 3.0 3.0 3.0 (12)スクワラン 2.0 2.0 2.0 (13)ソルビタンセスキイソステアレート 0.5 0.5 0.5 (14)酸化防止剤 適 量 適 量 適 量 ──────────────────────────────────── (色調) 色相(H) 5.2YR 明度(V) 5.5 彩度(C) 4.9 ────────────────────────────────────
【0015】実施例1と比較例2(コントロール)のそ
れぞれを肌に塗布した後の分光反射率を図5に示す。図
5からわかるように、コントロールに比して実施例1は
600〜800nmの赤色光の反射率が高いことが分
る。これによって、化粧肌に血色に由来する健康的なイ
メージを与えることが可能となる。化粧肌の仕上がり効
果をブロンズ色に日焼けをした専門パネル10名を使っ
て、Half Face法(半顔比較法)にて比較判定
した。すなわち顔の半分に本発明の化粧料を適量塗布
し、他の半分にはコントロール(比較例2)を同量塗布
した。
【0016】このときの化粧肌の仕上がり効果を、「自
然な仕上がり」「健康的な仕上がり」「透明感のある仕
上がり」、「均一な仕上がり」の4項目について官能評
価した。官能評価は、コントロールを基準として一対比
較によって下記評価点を付して行った(10人の専門パ
ネルの平均評価点で示す)。 A.自然な仕上がり 評価点 評 価 +2 コントロールに比してかなり自然である +1 コントロールに比してやや自然である 0 コントロールと同等 −1 コントロールに比してやや不自然である −2 コントロールに比してかなり不自然である
【0017】 B.健康的な仕上がり 評価点 評 価 +2 コントロールに比してかなり健康的である +1 コントロールに比してやや健康的である 0 コントロールと同等 −1 コントロールに比してやや不健康である −2 コントロールに比してかなり不健康である
【0018】 C.透明感のある仕上がり 評価点 評 価 +2 コントロールに比してかなり透明感のある仕上がり +1 コントロールに比してやや透明感のある仕上がり 0 コントロールと同等 −1 コントロールに比してやや透明感のない仕上がり −2 コントロールに比してかなり透明感のない仕上がり
【0019】 D.均一な仕上がり 評価点 評 価 +2 コントロールに比してかなり均一な仕上がり +1 コントロールに比してやや均一な仕上がり 0 コントロールと同等 −1 コントロールに比してやや不均一な仕上がり −2 コントロールに比してかなり不均一な仕上がり
【0020】結果を表2に示す。
【表2】 ──────────────────────────────────── 評価項目 実施例1 比較例1 ──────────────────────────────────── 自然な仕上がり +1.2 +0.4 健康的な仕上がり +1.7 −0.8 透明感のある仕上がり +1.0 +0.6 均一な仕上がり +1.0 +0.8 ────────────────────────────────────
【0021】表2から分かるように本発明の化粧料は、
白色雲母チタン(パール剤)配合の化粧料(比較例1)
よりも自然で健康的なイメージの仕上がりが得られてい
る。次に前記実施例1の赤色干渉光雲母チタンの配合量
を変化させ、その効果について検証を行った。なお、赤
色干渉光雲母チタンの増減の補完はカルシウムステアレ
ート処理タルクにより行った。また、評価は、前記同様
コントロール(比較例2)を基準とした一体比較により
行った。
【0022】結果を次の表3に示す。
【表3】 ──────────────────────────────────── 赤色干渉光雲母チタン 0.1 0.5 1.0 3.0 5.0 10.0 15.0 20.0 ──────────────────────────────────── 自然な仕上がり +0.2 +0.3 +0.5 +0.8 +1.2 +1.4 +0.6 +0.3 健康的な仕上がり -0.1 +0.2 +0.6 +1.4 +1.6 +1.8 +1.0 +0.6 透明感のある仕上がり ±0 +0.1 +0.6 +0.9 +1.2 +1.4 +1.0 +0.4 均一な仕上がり +0.1 +0.1 +0.2 +0.8 +1.0 +1.2 +0.6 +0.2 ──────────────────────────────────── 総合評価 △ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ────────────────────────────────────
【0023】上記表3より明らかなように、赤色干渉光
雲母チタンの配合量は0.5〜20重量%が好ましく、
さらに好ましくは3.0〜10.0重量%である。ま
た、本発明者らは、固形パウダーの色調を変化させ、そ
の効果を検証した。なお、評価は前記比較例2をコント
ロールとして一対比較により行った。実施例1及び比較
例3,4の配合を下記表4に、また評価を表5に示す。
【0024】
【表4】 ──────────────────────────────────── 実施例1 比較例3 比較例4 ──────────────────────────────────── (1)カルシュウムステアレート処理 タルク 53.0 58.0 58.0 (2)マイカ 11.0 17.0 17.0 (3)球状樹脂粉末 8.0 8.0 8.0 (4)シリコーン処理酸化チタン 1.5 6.5 6.5 (5)シリコーン処理ベンガラ 6.0 − − (6)シリコーン処理黄酸化鉄 8.0 − − (7)シリコーン処理黒酸化鉄 1.0 − − (8)白色雲母チタン − − 6.0 (9)赤色干渉光雲母チタン 6.0 6.0 − (10)パラベン 適 量 適 量 適 量 (11)ジイソステアリムマレート 3.0 3.0 3.0 (12)スクワラン 2.0 2.0 2.0 (13)ソルビタンセスキイソステアレート 0.5 0.5 0.5 (14)酸化防止剤 適 量 適 量 適 量 ──────────────────────────────────── (色調) 色相(H) 5.2YR 7.6RP 0 明度(V) 5.5 8.8 9.3 彩度(C) 4.9 0.5 0 ────────────────────────────────────
【0025】
【表5】 ──────────────────────────────────── 評価項目 実施例1 比較例3 比較例4 ──────────────────────────────────── 自然な仕上がり +1.2 +0.2 +0.2 健康的な仕上がり +1.7 −0.8 −1.0 透明感のある仕上がり +1.0 +0.1 +1.1 均一な仕上がり +1.0 +0.8 +0.9 ────────────────────────────────────
【0026】前記表4及び5らかなように、固形パウダ
ーの色調がブロンズ色(実施例1)の場合には赤色干渉
光雲母チタンの配合により優れた仕上がりを得ることが
できるが、固形パウダーの色調が白色(比較例3)の場
合には赤色干渉光雲母チタンの配合によりむしろ仕上が
り具合が悪化し、また、比較例3、4を参照すると、固
形パウダーの色調が白色の場合には白色干渉光雲母チタ
ンを用いた方(比較例4)が、仕上がり具合が向上す
る。この結果、本発明のように赤色干渉光雲母チタンを
用いて仕上がり具合を改善するには、化粧料の色調自体
がブロンズ色であることが要求され、化粧料の色調が白
色などである場合には赤色干渉光雲母チタンの配合によ
る仕上がり具合の改善効果は得られないことが理解され
る。
【0027】実施例2、比較例5,6 次の表6に記載の配合組成よりなる油性化粧料を後記す
る方法によって調整し、実施例1と同様にして仕上がり
の官能評価を比較例6(コントロール)との比較により
行った。その結果を表7に示す。表7から分かるよう
に、本発明の化粧料は黄色の干渉光を有する雲母チタン
(パール剤)を配合した化粧料よりも、自然で健康的な
仕上がりが得られている。 (製法)(1)から(6)までを85℃で加熱溶解し、
これに十分に混合粉砕された(7)から(14)までを撹
拌しながら添加、混合する。次にコロイトミルで磨砕、
粉砕する。脱気後、70℃で容器に流し込み冷却する。
【0028】
【表6】 ──────────────────────────────────── 実施例2 比較例5 比較例6 ──────────────────────────────────── (1)カルナバロウ 0.5 0.5 0.5 (2)アリストワックス 4.0 4.0 4.0 (3)スクワラン 25.4 25.4 25.4 (4)流動パラフィン 14.0 14.0 14.0 (5)ジメチルポリシロキサン 4.0 4.0 4.0 (6)ソルビタンセスキステアレート 1.5 1.5 1.5 (7)カオリン 15.0 15.0 20.0 (8)セリサイト 9.0 9.0 9.0 (9)ベンガラ 5.0 5.0 5.0 (10)黄酸化鉄 6.0 6.0 6.0 (11)黒酸化鉄 0.6 0.6 0.6 (12)球状樹脂粉末 10.0 10.0 10.0 (13)黄色干渉光雲母チタン(パール)) − 5.0 − (14)赤色干渉光雲母チタン(パール剤) 5.0 − − ──────────────────────────────────── (色調) 色相(H) 4.2YR 明度(V) 5.3 彩度(C) 4.8 ────────────────────────────────────
【0029】
【表7】 ──────────────────────────────────── 評価項目 実施例2 比較例5 ──────────────────────────────────── 自然な仕上がり +1.2 +0.6 健康的な仕上がり +1.4 −0.6 透明感のある仕上がり +1.0 +0.6 均一な仕上がり +1.0 +0.8 ────────────────────────────────────
【0030】実施例3、比較例7,8 次の表8に記載の配合組成によるなるW/O型乳化型化
粧料を後記する方法によって調整し、実施例1と同様に
して官能評価を比較例8をコントロールとして1対比較
により行った。その結果を表9に示す。表9からわかる
ように、本発明の化粧料は青色干渉光を有する雲母チタ
ン(パール剤)を配合した化粧料よりも、自然で健康的
な仕上がりが得られている。 (製法)(1)〜(7)までの油相部を70℃で加熱撹
拌し、(8)〜(17)の粉末部を分散混合する、その中
に(18)(19)の水相部を添加しながらホモミキサーで
乳化し、熱交換器で30℃まで冷却した後、容器に充填
する。
【0031】
【表8】 ──────────────────────────────────── 実施例3 比較例7 比較例8 ──────────────────────────────────── (1)ジメチルポリシロキサン 7.0 7.0 7.0 (2)メチルフェニルポリシロキサン 5.0 5.0 5.0 (3)デカメチルペンタシクロシロキサン 20.0 20.0 20.0 (4)スクワラン 2.0 2.0 2.0 (5)トリメチルシロキシケイ酸 3.0 3.0 3.0 (6)ポリオキシエチレンゾルビタン 脂肪酸エステル 3.0 3.0 3.0 (7)ポリエーテル変性シリコーン 4.0 4.0 4.0 (8)パラベン 0.1 0.1 0.1 (9)球状樹脂粉末 3.0 3.0 3.0 (10)デキストリン脂肪酸エステル処理 タルク 1.5 1.5 1.5 (11)デキストリン脂肪酸エステル処理 ベンガラ 6.0 6.0 6.0 (12)デキストリン脂肪酸エステル処理 黄酸化鉄 9.0 9.0 9.0 (13)デキストリン脂肪酸エステル処理 黒酸化鉄 2.0 2.0 2.0 (14)デキストリン脂肪酸エステル処理 酸化チタン 0.5 0.5 0.5 (15)デキストリン脂肪酸エステル処理 青色干渉光雲母チタン − 4.0 − (16)デキストリン脂肪酸エステル処理 赤色干渉光雲母チタン 4.0 − − (17)デキストリン脂肪酸エステル処理 セリサイト 1.0 1.0 1.0 (18)ブチレングリコール 5.0 5.0 5.0 (19)イオン交換水 23.9 23.9 23.9 ──────────────────────────────────── (色調) 色相(H) 5.6YR 明度(V) 4.6 彩度(C) 4.3 ────────────────────────────────────
【0032】
【表9】 ──────────────────────────────────── 評価項目 実施例3 比較例7 ──────────────────────────────────── 自然な仕上がり +1.4 +0.8 健康的な仕上がり +1.8 −0.2 透明感な仕上がり +1.2 +1.0 均一な仕上がり +0.8 +0.6 ────────────────────────────────────
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明い係る日焼
け肌用化粧料は、赤色干渉光雲母チタンを配合したこと
により、自然で健康的なイメージの仕上がりを付与する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光の波長とその皮膚内への透過具合を示す説明
図である。
【図2】日焼け直後の健康的な肌色と、日焼け後相当期
間を経過した透明感のない肌色の概念図である。
【図3】皮膚の内部反射率測定装置の説明図である。
【図4】透明感のある肌と透明感のない肌の内部反射率
の相違を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施例に係る日焼け肌用化粧料の分
光反射率を素肌及び比較例と対比した説明図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色干渉光を有する干渉性物質を含むこ
    とを特徴とする日焼け肌用化粧料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化粧料において、その外
    観色の色相がYR領域で、明度が6.0以下、彩度が
    3.0以上であることを特徴とする日焼け肌用化粧料。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の化粧料において、
    赤色干渉光を有する干渉性物質が二酸化チタン被覆雲母
    であることを特徴とする日焼け肌用化粧料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料
    において、赤色干渉光を有する干渉性物質の配合量は化
    粧料中0.5〜20重量%であることを特徴とする日焼
    け肌用化粧料。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の化粧料において、赤色干
    渉光を有する干渉性物質の配合量は2.0〜10.0重
    量%であることを特徴とする日焼け肌用化粧料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014077739A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Shiseido Co Ltd 透明度測定装置
WO2023118924A1 (en) * 2021-12-23 2023-06-29 Lvmh Recherche Water-in-oil emulsified cosmetic composition

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